JP6386310B2 - Al−Cu接合体のめっき前処理方法 - Google Patents

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本発明は、アルミニウム部材に銅部材が接合したAl−Cu接合体のめっき前処理方法に関し、特に、Al−Cu接合体のアルミニウム部材と銅部材の表面にめっきを施す際の前処理方法に関する。
従来、電子機器などの発熱部からの放熱装置として、熱伝導性に優れた銅からなる放熱板(ベース板)に、熱伝導性が多少劣るが軽量なアルミニウムからなるフィンを接合したフィン付放熱板(放熱装置)が知られており、このようなフィン付放熱板のベース板にろう付けや半田付けによりフィンを接合する際のベース板とフィンの接合性を改善するために、ベース板のフィンとの接合面側がフィンと同じ系統のアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるように、銅部材とアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる部材を合わせた部材をベース板として使用することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、セラミックス基板の一方の面にアルミニウム合金箔からなるアルミニウム回路が形成され、他方の面にアルミニウム合金箔を介して銅ヒートシンクが接合された銅ヒートシンク一体型アルミニウム回路基板のアルミニウム回路の表面に無電解Ni−Pめっきを施す際の前処理として、銅ヒートシンク一体型アルミニウム回路基板の表面をアルカリ脱脂した後、フッ硝酸溶液に浸漬し、その後、塩化パラジウムと塩化第一スズと塩酸からなるキャタリスト液に浸漬した後、硫酸に浸漬することが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−204968号公報(段落番号0002−0006) 特開平2002−9212号公報(段落番号0035−0038)
しかし、特許文献1の合わせ部材のようなアルミニウム部材に銅部材が接合したAl−Cu接合体の腐食を防止するために、Al−Cu接合体の全面をめっきした場合には、このめっきした銅部材上に(セラミックス基板の少なくとも一方の面に銅板が接合した)銅−セラミックス接合基板の銅板などを半田付けする際のめっきの前処理方法として、特許文献2の前処理方法を適用すると、Al−Cu接合体の銅部材の表面のめっきの表面粗さが大きくなって表面積が増大することにより、銅部材上に銅−セラミックス接合基板の銅板などを半田付けした際に、界面張力の増大により半田ボイドや半田はじきが生じ、半田付け性が低下するという問題がある。
したがって、本発明は、このような従来の問題点に鑑み、Al−Cu接合体のアルミニウム部材と銅部材の表面に密着性が高く且つ半田付け性が良好なめっき皮膜を形成することができる、Al−Cu接合体のめっき前処理方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、アルミニウム部材と銅部材が接合したAl−Cu接合体の表面を硫酸系薬液で酸処理した後にアルカリ性の亜鉛置換液でジンケート処理することにより、アルミニウム部材と銅部材の表面に密着性が高く半田付け性が良好なめっき皮膜を形成することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によるAl−Cu接合体のめっき前処理方法は、アルミニウム部材と銅部材が接合したAl−Cu接合体の表面を硫酸系薬液で酸処理した後にアルカリ性の亜鉛置換液でジンケート処理することを特徴とする。
このAl−Cu接合体のめっき前処理方法において、硫酸系薬液が過硫酸ナトリウムを含む硫酸溶液であるのが好ましく、酸処理とジンケート処理を再度繰り返すのが好ましい。また、酸処理前にAl−Cu接合体の表面をエッチング処理するのが好ましく、エッチング処理前にAl−Cu接合体の表面を脱脂処理するのが好ましい。エッチング処理は、フッ酸を含有するエッチング液で行うのが好ましい。また、アルミニウム部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるのが好ましく、銅部材が銅または銅合金からなるのが好ましい。
また、本発明によるAl−Cu接合体は、アルミニウム部材と銅部材が接合したAl−Cu接合体において、アルミニウム部材と銅部材の表面にめっき皮膜が形成され、銅部材上のめっき皮膜の表面粗さRaが0.3μm以下であり、JIS H8504に準じたクロスカットテープピーリング試験においてめっき皮膜の剥離がないことを特徴とする。
このAl−Cu接合体において、めっき皮膜がニッケルまたはニッケル合金からなるのが好ましい。また、アルミニウム部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるのが好ましく、銅部材が銅または銅合金からなるのが好ましい。
本発明によれば、Al−Cu接合体のアルミニウム部材と銅部材の表面に密着性が高く且つ半田付け性が良好なめっき皮膜を形成することができる、Al−Cu接合体のめっき前処理方法を提供することができる。
本発明によるAl−Cu接合体のめっき前処理方法の実施の形態では、アルミニウム部材と銅部材が接合したAl−Cu接合体の表面を硫酸系薬液で酸処理した後にアルカリ性の亜鉛置換液でジンケート処理する。
このAl−Cu接合体のめっき前処理方法において、酸処理は、過硫酸ナトリウムを含む硫酸溶液などの硫酸系薬液で行う。硝酸で酸処理すると、Cuとの反応が激しく、銅部材の表面粗さが大きくなり、銅部材上のめっき皮膜の表面に銅−セラミックス接合基板の銅板や半導体チップなどを半田付けした際に半田ボイドや半田はじきが発生して半田付け性が低下する。一方、硫酸系薬液で酸処理すると、酸処理とジンケート処理を行った後の銅部材の表面粗さが大きくなるのを抑制し、銅部材上のめっき皮膜の表面に銅−セラミックス接合基板の銅板や半導体チップなどを半田付けした際に半田ボイドや半田はじきの発生を防止して半田付け性が良好になる。この酸処理では、過硫酸ナトリウムを含む硫酸溶液として、50〜150g/Lの過硫酸ナトリウムと10〜30g/Lの硫酸を含む水溶液を使用するのが好ましい。
また、ジンケート処理は、アルカリ性の亜鉛置換液で行う。酸性の亜鉛置換液でジンケート処理すると、アルミニウム部材と銅部材の表面のいずれにも、めっき皮膜の密着性が悪くなり、半田付け性も低下する。
また、1回目の亜鉛置換で表面の亜鉛置換膜が粗くて不均一になる場合には、酸処理とジンケート処理を再度繰り返すのが好ましい。すなわち、1回目のジンケート処理の後に再びジンケート処理を行うダブルジンケート処理(2回亜鉛置換)を行うのが好ましい。
また、酸処理前にAl−Cu接合体の表面をエッチング処理するのが好ましく、エッチング処理前にAl−Cu接合体の表面を脱脂処理するのが好ましい。エッチング処理は、フッ酸を含有するエッチング液で行うのが好ましい。
さらに、アルミニウム部材が、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるのが好ましく、銅部材が、銅または銅合金からなるのが好ましい。
なお、このAl−Cu接合体のめっき前処理方法によって前処理した後、無電解ニッケル−リンにより銅部材上にニッケルめっき皮膜を形成するのが好ましい。
また、本発明によるAl−Cu接合体の実施の形態は、アルミニウム部材と銅部材が接合したAl−Cu接合体において、アルミニウム部材と銅部材の表面にめっき皮膜が形成され、銅部材上の表面粗さRaが0.3μm以下、好ましくは0.2μm以下であり、JIS H8504に準じたクロスカットテープピーリング試験においてめっき皮膜の剥離がない。
このAl−Cu接合体において、めっき皮膜がニッケルまたはニッケル合金からなるのが好ましい。また、アルミニウム部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなるのが好ましく、銅部材が銅または銅合金からなるのが好ましい。
以下、本発明によるAl−Cu接合体のめっき前処理方法の実施例について詳細に説明する。
[実施例1]
まず、アルミニウム部材として94mm×26mm×3mmの大きさのアルミニウム板(日本軽金属株式会社製のA1050)、銅部材として108mm×67mm×4mmの大きさの銅合金板(DOWAメタルテック株式会社製のDSC−3N、表面粗さRa=0.18μm)を用意するとともに、Al(75質量%)−Si(5質量%)−Cu(20質量%)粉末からなるろう材とフラックス(CF−15(CsF系とノコロックの混合物)とを5:1の比率で含むろう材ペーストを用意した。
次に、銅合金板上に20mg/cmの量で塗布したろう材ペースト上にアルミニウム板を載せて窒素(100%)雰囲気の炉内に入れ、ろう付温度540℃で2分間保持した後、約150℃まで冷却し、炉内から取り出して、ろう接によりアルミニウム板と銅合金板を接合したAl−Cu接合体(Al−Cu複合部材)を得た。
次に、苛性ソーダを含む脱脂液(100mL/Lのギルライト650(上村工業株式会社製)を含む水溶液)を50℃に保持し、この脱脂液にAl−Cu接合体を10分間浸漬することにより、Al−Cu接合体の表面の脱脂処理を行った後、Al−Cu接合体を水洗して脱脂液を洗い流した。
次に、フッ酸を含有するエッチング液(100mL/LのAD−101F(上村工業株式会社製)を含む水溶液)を65℃に保持し、このエッチング液にAl−Cu接合体を4分間浸漬してエッチング処理を行った後、Al−Cu接合体を水洗してエッチング液を洗い流した。
次に、100g/Lの過硫酸ナトリウムと18g/Lの硫酸を含む水溶液を25℃に保持し、この過硫酸ナトリウム水溶液にAl−Cu接合体を30秒間浸漬して、1回目の酸処理を行った。
次に、アルカリ性の亜鉛置換液(250mL/LのMCT−17(上村工業株式会社製)を含む水溶液)を20℃に保持し、この亜鉛置換液にAl−Cu接合体を20秒間浸漬して、1回目のジンケート処理を行った後、Al−Cu接合体を水洗した。
次に、1回目の酸処理と同じ(25℃に保持した)過硫酸ナトリウム水溶液にAl−Cu接合体を1分間浸漬して、2回目の酸処理を行った。
次に、1回目のジンケート処理と同じ(20℃に保持した)亜鉛置換液にAl−Cu接合体を40秒間浸漬して、2回目のジンケート処理を行った後、Al−Cu接合体を水洗した。
次に、無電解ニッケル−リンめっき液(150mL/LのニムデンKLP−1−MM(上村工業株式会社製)と60mL/LのニムデンKLP−1−MA(上村工業株式会社製)含む水溶液)を90℃に保持し、この無電解ニッケルめっき液に前処理後のAl−Cu接合体を20分間浸漬して、Al−Cu接合体の表面にニッケル−リン合金めっき皮膜を形成した。
このようにしてニッケル−リン合金めっきを施したAl−Cu接合体の銅板上のめっき皮膜の表面粗さ(ISO 4287−1997)で規定される算術平均粗さ)Raを求めたところ、0.16μmであった。この表面粗さは、表面粗さ測定機(株式会社小坂研究所製のサーフコーダSE4000)を用いて、測定長さ2.5mm、送り速さ0.1mm/s、カットオフ値0.8mmで測定した。
また、Al−Cu接合体の表面に形成しためっき皮膜の密着性について、JIS H8504に準じてクロスカットテープピーリング試験を行って、めっき皮膜の剥離の有無を目視によって評価したところ、Al−Cu接合体のアルミニウム部材と銅部材の表面のいずれも、めっき皮膜の剥離はなく、めっき皮膜の密着性が良好であった。
また、Al−Cu接合体の銅板上のニッケル−リン合金めっき皮膜上に(厚さ0.6mmのアルミナからなるセラミックス基板の両面に厚さ0.3mmのタフピッチ銅板が直接接合した)銅−セラミックス接合基板の一方の銅板を半田付けしたところ、半田ボイドや半田はじきの発生はなかった。
[実施例2]
2回目の酸処理と2回目のジンケート処理を行わなかった以外は、実施例1と同様の方法によりニッケル−リン合金めっきを施したAl−Cu接合体について、実施例1と同様の方法により、Al−Cu接合体の銅板上の表面粗さRaを求めるとともに、めっき皮膜の密着性を評価し、半田ボイドと半田はじきの有無を確認した。その結果、銅板上のめっき皮膜の表面粗さRaは0.18μmであり、Al−Cu接合体のアルミニウム部材と銅部材の表面のいずれも、めっき皮膜の剥離はなく、めっき皮膜の密着性が良好であり、半田ボイドや半田はじきの発生もなかった。
[比較例1]
実施例1と同様の方法によりAl−Cu接合体を得た後、銅部材について一般的に行われている前処理(電解脱脂および活性化処理)と無電解ニッケルめっきを行った。すなわち、70℃に保持したアルカリ性の脱脂液にAl−Cu接合体とSUS板を入れ、Al−Cu接合体を陽極、SUS板を陰極として、電圧5Vで30秒間電解脱脂し、水洗した後、フッ化物を含む硫酸溶液に室温で30秒間浸漬する活性化処理を行い、その後、実施例1と同様の方法により、Al−Cu接合体の表面にニッケル−リン合金めっき皮膜を形成した。
このようにしてニッケル−リン合金めっきを施したAl−Cu接合体について、実施例1と同様の方法により、Al−Cu接合体の銅板上のめっき皮膜の表面粗さRaを求めるとともに、めっき皮膜の密着性を評価し、半田ボイドと半田はじきの有無を確認した。その結果、銅板上のめっき皮膜の表面粗さRaは0.16μmであり、半田ボイドや半田はじきの発生もなかったが、Al−Cu接合体のアルミニウム部材と銅部材の表面のいずれも、めっき皮膜の剥離があり、めっき皮膜の密着性が良好でなかった。
[比較例2]
実施例1と同様の方法により、Al−Cu接合体の表面の脱脂処理とエッチング処理を行った後、Al−Cu接合体を、硝酸溶液(500mL/Lの硝酸を含む水溶液)に室温で30秒間浸漬して、1回目の酸処理を行った。
次に、1回目の酸処理後のAl−Cu接合体を、実施例1と同様の方法により、亜鉛置換液に浸漬して、1回目のジンケート処理を行った後、Al−Cu接合体を水洗した。
次に、1回目のジンケート処理後のAl−Cu接合体を1回目の酸処理と同じ硝酸溶液に室温で30秒間浸漬して、2回目の酸処理を行った。
次に、2回目の酸処理後のAl−Cu接合体を、実施例1と同様の方法により、亜鉛置換液に浸漬して、2回目のジンケート処理を行った後、Al−Cu接合体を水洗した。
次に、実施例1と同様の方法により、Al−Cu接合体の表面にニッケル−リン合金めっき皮膜を形成した。
このようにしてニッケル−リン合金めっきを施したAl−Cu接合体について、実施例1と同様の方法により、Al−Cu接合体の銅板上のめっき皮膜の表面粗さRaを求めるとともに、めっき皮膜の密着性を評価し、半田ボイドと半田はじきの有無を確認した。その結果、Al−Cu接合体のアルミニウム部材と銅部材の表面のいずれも、めっき皮膜の剥離はなく、めっき皮膜の密着性は良好であったが、銅板上のめっき皮膜の表面粗さRaが0.32μmと大きく、半田ボイドや半田はじきの発生があった。
[比較例3]
実施例1と同様の方法により、Al−Cu接合体の表面の脱脂処理とエッチング処理を行った後、酸性の亜鉛置換液(500mL/LのAZ−501(上村工業株式会社製)を含む水溶液)にAl−Cu接合体を室温で2分間浸漬して、ジンケート処理を行い、その後、Al−Cu接合体を水洗した後、実施例1と同様の方法により、Al−Cu接合体の表面にニッケル−リン合金めっき皮膜を形成した。
このようにしてニッケル−リン合金めっきを施したAl−Cu接合体について、実施例1と同様の方法により、Al−Cu接合体の銅板上のめっき皮膜の表面粗さRaを求めるとともに、めっき皮膜の密着性を評価し、半田ボイドの有無を確認した。その結果、銅板上のめっき皮膜の表面粗さRaは0.15μmと小さかったが、Al−Cu接合体のアルミニウム部材と銅部材の表面のいずれも、めっき皮膜の剥離があり、めっき皮膜の密着性が良好でなく、半田ボイドと半田はじきの発生の有無を評価することができなかった。

Claims (12)

  1. ろう接によりアルミニウム部材と銅部材が接合したAl−Cu接合体のアルミニウム部材 と銅部材の表面を硫酸系薬液で酸処理した後にアルカリ性の亜鉛置換液でジンケート処理することを特徴とする、Al−Cu接合体のめっき前処理方法。
  2. 前記硫酸系薬液が過硫酸ナトリウムを含む硫酸溶液であることを特徴とする、請求項1に記載のAl−Cu接合体のめっき前処理方法。
  3. 前記酸処理と前記ジンケート処理を再度繰り返すことを特徴とする、請求項1または2に記載のAl−Cu接合体のめっき前処理方法。
  4. 前記酸処理前に前記Al−Cu接合体のアルミニウム部材と銅部材の表面をエッチング処理することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のAl−Cu接合体のめっき前処理方法。
  5. 前記エッチング処理前に前記Al−Cu接合体のアルミニウム部材と銅部材の表面を脱脂処理することを特徴とする、請求項4に記載のAl−Cu接合体のめっき前処理方法。
  6. 前記エッチング処理を、フッ酸を含有するエッチング液で行うことを特徴とする、請求項4または5に記載のAl−Cu接合体のめっき前処理方法。
  7. 前記アルミニウム部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載のAl−Cu接合体のめっき前処理方法。
  8. 前記銅部材が銅または銅合金からなることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載のAl−Cu接合体のめっき前処理方法。
  9. ろう接によりアルミニウム部材と銅部材が接合したAl−Cu接合体において、アルミニウム部材と銅部材の表面にめっき皮膜が形成され、銅部材上のめっき皮膜の表面粗さRaが0.3μm以下であり、JIS H8504に準じたクロスカットテープピーリング試験においてアルミニウム部材と銅部材の表面のめっき皮膜の剥離がないことを特徴とする、Al−Cu接合体。
  10. 前記めっき皮膜がニッケルまたはニッケル合金からなることを特徴とする、請求項9に記載のAl−Cu接合体。
  11. 前記アルミニウム部材がアルミニウムまたはアルミニウム合金からなることを特徴とする、請求項9または10に記載のAl−Cu接合体。
  12. 前記銅部材が銅または銅合金からなることを特徴とする、請求項9乃至11のいずれかに記載のAl−Cu接合体。
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