JP6384950B2 - 布団清掃用吸込具及び、布団用清掃機 - Google Patents

布団清掃用吸込具及び、布団用清掃機 Download PDF

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本発明は、送風機により発生させた空気流により、塵埃捕集する布団用清掃機の吸込具に関し、特に布団等の寝具の比較的柔らかい被清掃面を効率よく清掃することができる、回転衝撃体と回転清掃体を備えた布団清掃用吸込具に関するものである。
一般的に寝具、特に布団等の被清掃面には、皮脂やフケ等が付着し、カビやダニ等が発生しやすく、衛生的な面からも清掃等の対応が重要視されており、特に布団用の吸込具が、求められている。しかしながら、布団等の被清掃面は柔らかい素材で構成されているために、清掃時において、被清掃面は、吸込具の吸込口に吸着してしまい、その清掃性や操作性、更には、被清掃面の内部の塵埃が吸引しにくい等の各種課題が生じていた。これらを解決するために、多数のスリット状の開口を有する断面略円弧状の滑り台を吸い込み具の開口をおおうよう取り付けることで、前記開口が完全に塞がれることなく、かつ、円弧状の滑り台のためにスムースに被清掃面上を滑らすもの(例えば、特許文献1参照)、吸込具に2つの回転体を設け、この回転体により、直接被清掃面を叩いたりして、塵埃を浮かせて吸引するもの(例えば、特許文献2参照)、ブラシ体を設けた回転ブラシと吸込口に設けられた仕切壁により、柔らかい被清掃面が吸込口に吸い付くことを抑制すると共に、回転ブラシで清掃も可能としているもの(例えば、特許文献3参照)、等が提案されていた。
実開昭55−159044号公報 特許第4670633号公報 特開2005−177124号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の電気掃除機用の吸込口は、清掃や叩き機能が形成されていないために、被清掃面にこびり付いた塵埃清掃や、布団内部の塵埃を叩き浮き上がらせての清掃に難点が生じ易い。また、上記特許文献2に記載の電気掃除機は、吸込具に叩き用の回転体が並列に複数設けられているだけなので、布団の表面の生地が、回転体に絡みつき、その回転が阻害されたり、多数の細径ブラシ毛による回転清掃に比べ、被清掃面に汗等によりこびり付いた細塵やカビ等の除去清掃に難点が生じ易い。さらに上記特許文献3に記載のふとん用吸込具は、回転ブラシの外周部が、仕切壁より外方に突出してない為に、布団内部に衝撃が伝わりにくく、布団内部の塵埃を叩き浮き上がらせての清掃に難点が生じ易い。
上記従来の課題を解決する為に、請求項1の発明は、前方下面に横幅広の吸込口を有する吸塵室に叩打部を有する回転衝撃体と多数の小径ブラシ片から成るブラシ体を有する回転清掃体とをそれぞれ回転自在に並列収納し、さらに、前記回転衝撃体と前記回転清掃体を、連結体を介して回転させる駆動体とを内装した吸込具ケースと、該吸込具ケースに、一端が前記吸塵室に連通し他端側が前記吸込具ケースの後方側に突出する接続管とを設けた布団清掃用吸込具において、前記吸込口を横方向に複数に分割する縦状のリブより成る布団吸着規制片を前記吸込口に設け、前記回転衝撃体の叩打部前記布団吸着規制片より外方に突出するように、前記布団吸着規制片を前記吸塵室の内方に湾曲させて形成すると共に、前記回転衝撃体は、前記布団吸着規制片との接触を回避するための切り欠き溝を有することを特徴としている。請求項2の発明は、前方下面に横幅広の吸込口を有する吸塵室に叩打部を有する回転衝撃体と多数の小径ブラシ片から成るブラシ体を有する回転清掃体とをそれぞれ回転自在に並列収納し、さらに、前記回転衝撃体と前記回転清掃体を、連結体を介して回転させる駆動体とを内装した吸込具ケースと、該吸込具ケースに、一端が前記吸塵室に連通し他端側が前記吸込具ケースの後方側に突出する接続管とを設けた布団清掃用吸込具において、前記吸込口を横方向に複数に分割する縦状のリブより成る布団吸着規制片を前記吸込口に設け、前記回転衝撃体の叩打部は、前記布団吸着規制片より外方に突出するよう前記吸塵室に収納したものであって、前記回転衝撃体と前記回転清掃体は、前方に前記回転衝撃体が、後方に前記回転清掃体が前記接続管に近接するよう配置され、前記回転清掃体の回転直径は、前記回転衝撃体の回転直径より小径とし、前記吸塵室の上面と前記回転清掃体の上面との間に塵埃通路を形成し、該塵埃通路と前記接続管とを連通したことを特徴としている。
請求項3の発明は、前記回転清掃体及び前記回転衝撃体の回転方向は同一方向とし、前記回転清掃体の回転数は、前記回転衝撃体の回転数より小としたことを特徴としている。請求項4の発明は、吸込具ケースの底面で、吸込口の両側には、布団清掃用吸込具の進行方向において、吸込具ケースの前部から後部に渡り、下方に向け前記吸込口の両側部が最突出距離となるような、所定幅を有する半円状で下方に突出した滑り脚部が設けられていることを特徴としている。請求項5の発明は、塵埃捕集室と電動送風機を内蔵した布団用清掃機本体に、操作用取手を有する接続具と、該接続具に固着された屈曲自在のホースとから成るホース体を介して、着脱自在に連通接続された請求項1〜4のいずれかに記載の布団清掃用吸込具を、布団用清掃機に備えたことを特徴としている。
請求項6の発明は、請求項5記載の布団用清掃機において、接続具は、略Y字状に直線部と屈曲部に二股に形成され、操作用取手は前記直線部に、ホースは前記屈曲部に、それぞれ接続され、前記接続具は、接続管に回転乃至嵌合自在に接続され、操作用取手は接続具に回転乃至嵌合自在に接続されたことを特徴としている。請求項7の発明は、布団用清掃機において、布団用清掃機本体を床面に載置した状態で、布団用清掃機本体が床面に平行に回転する回転台を布団用清掃機本体に設けたことを特徴としている。
請求項1の発明では、回転衝撃体の叩打部は、前記布団吸着規制片より外方に突出すなわち、被清掃面により接触しやすく形成してあるので、被清掃面が布団の場合、回転衝撃体は、布団の表面は基より、内部まで回転衝撃を与え、各塵埃を浮き上がらせることができる。勿論、布団の表面は、吸込口まで吸引されているので、表面に付着されている塵埃は、回転清掃体により掃き上げることができる。このように、被清掃面に対し、叩きとブラッシングを専用に行うそれぞれの回転体が設けられているので、被清掃面の表面は基より、その内部まで確実に清掃することができるものである。また、回転衝撃体にて、布団の表面及び内部まで回転衝撃を与えて各塵埃を浮き上がらせ、回転清掃体にて、浮き上がらせた各塵埃を掃き上げ、吸引除去できる為、確実かつ迅速な塵埃除去が可能になる。
請求項2の発明では、回転衝撃体の回転直径より、小径の回転清掃体を、回転衝撃体より後方に配置し、回転清掃体の上部空間を塵埃通路とすることで、清掃時に布団清掃用吸込具を前進させると、前方に配置されている回転衝撃体が、被清掃面に回転衝撃を与え塵埃を衝撃により浮き上がらせ、この塵埃を、後方に配置された回転清掃体が掃き上げ、塵埃通路に送り込むことができるので、回転清掃体の掃き上げ力は小さく、すなわち回転直径が小さくできる。これにより、あえて塵埃通路を設け、布団清掃用吸込具の全高さを大きくする必要がなく、小型化に貢献できる。
請求項3の発明では、被清掃面が布団の場合において、回転衝撃体の回転数を多くすることで、布団内部の綿屑やカビ等の塵埃に対し、より多くの衝撃を与え、これらの塵埃を表面に効率よく浮き上がらせることができる。さらに、回転衝撃体の回転方向は、被清掃面が吸引されないような働きを行うことができる。請求項4の発明では、半円状で、下方に突出した形状の滑り足部が、設けられていることで、被清掃面との接触面積が小さくなり、操作性が向上すると共に、布団等の場合において、表面の布地が、吸込口の両側に設けられている滑り脚部により押さえ込まれ吸込口への吸着防止に役立つ。さらに、滑り脚部の内部空間に、連結体の一部を収納できるので省スペース化に役立つ。請求項5の発明は、布団清掃用吸込具と、塵埃捕集室と電動送風機を内蔵した布団用清掃機本体とを、操作用取手を有するホースで接続することで、使用者は、比較的重量のある布団用清掃機本体を持つことなく、操作性が容易である。
請求項6の発明は、ホースを操作用取手より外側に設けることで、使用時において、使用者にホースが接触しにくく、操作性を向上させることができる。また、使用者が、右手あるいは左手で操作用取手を持つ場合に対応すべく、ホース位置を自在に可動できるので、便利である。請求項7の発明は、布団用清掃機本体を、床面に載置して、被清掃面を広範囲に清掃しても、布団用清掃機本体が回転することで、倒れにくく、安全である。
本発明に関わる布団清掃用吸込具の斜視図である。 本発明に関わる布団清掃用吸込具の正面図ある。 本発明に関わる布団清掃用吸込具の底面図である。 本発明に関わる布団清掃用吸込具の上ケースを取り除いた平面図である。 図3における断面AAである。 本発明に関わる布団清掃用吸込具を、被清掃面に載置した状態の図4における一部切り欠き断面BBである。 本発明に関わる布団清掃用吸込具を、被清掃面に載置した状態での布団吸着規制片間を示す一部切り欠き断面図である。 本発明に関わる回転衝撃体の要部拡大斜視図である。 本発明に関わる布団清掃用吸込具を、ホース体を介して布団用清掃機本体に接続した状態を示す布団用清掃機の側面図である。 本発明に関わる他の実施例を示す、布団清掃用吸込具とホース体の接続を示す平面図である。
以下に、本発明の一実施例の形態の布団清掃用吸込具と、該布団清掃用吸込具がホース体を介して布団用清掃機本体に接続した状態を示す布団用清掃機の構成を図1乃至図9を用いて説明する。なお、図において、Xは床面、矢印は回転方向を示すものである。
布団清掃用吸込具1は、上ケース2と前方底面に横広の吸込口3を有する下ケース4から成る横幅が広い直方体状に形成された吸込具ケース5と、一端が後述する塵埃通路24に連通し他端が吸込具ケース5の後方に突出するよう吸込具ケース5に可動自在に保持された接続管6と、吸込具ケース5の下面後方に保持された一対の走行車輪7と、電動機より成る駆動体8と、該駆動体8の回転力を、所定の回転数及び所定の回転方向にて後述する回転衝撃体14と回転清掃体20にそれぞれ伝達するギアやベルト等から成る連結体9より構成されている。αは接続管6の可動範囲である。10は、吸込具ケース5の底面で、吸込口3の両側部に、それぞれ所定幅Hを有して、吸込具ケース5の前部から後部に渡って、吸込口3の両側部が最大突出距離になるよう下方に向けて突出し、その断面形状が半円状の滑り脚部である。滑り脚部10の内面側の空間には、連結体9の一部が、収納されており、吸込具ケース5に新たに連結体9の収納室の確保を不要としており、小型化に役立っている。滑り脚部10の外側部には、複数の外気取入口11が設けられており、吸込口3が寝具F等で塞がれたとき、外気(図3における点線矢印)が吸込口3に入り込み、後述する送風機26の加熱等を防止して安全性を確保するためのものである。また、滑り脚部10の内側部には、溝部34、35が形成されてあり、吸込口3が寝具F等で塞がれたとき、外気(図3における細線矢印)が通路36から吸込口3に入り込み、上記の効果及び、寝具F等の張り付きを防止し、操作性をより向上させるものである。
12は、吸込口3と接続管6に連通する幅広の吸塵室である。13は、吸込口3を横方向に複数分割(図においては、4分割)する、リブ状の布団吸着規制片で有り、寝具F(例として布団とし、内部に綿F1と外装生地F2より構成する)の清掃時において、特に、外装生地F2の吸込口3から吸塵室12への後述する送風機26の吸引力等による吸引侵入を防止する為のものである。なお、布団吸着規制片13で、中央部の布団吸着規制部13A及び中央部以外の布団吸着規制片13Bは、回転衝撃体14の叩打部16が、布団吸着規制片13A、13Bより外方に突出するよう、吸塵室12の内方に湾曲して形成されてある。
回転衝撃体14は、長軸の芯部A15の外周に複数列形成された叩打部16を有する軟質材からなる衝撃体17と、芯部A15の両端を回転自在に支持する軸受A18から成り、吸塵室12の前側に位置し、回転時において、叩打部16は吸込口3から外方に突出するよう収納されている。19は、回転衝撃体14の回転時において、布団吸着規制片13に衝撃体17が接触しないよう切り欠かれた切り欠き溝である。軸受A18は、滑り脚部10内に保持され、芯部A15の一端部にはギア(図示せず)が設けられ、連結体9と連結され、駆動体8により、回転衝撃体14を吸込具ケース5の前側に向けて回転させている。すなわち、この回転方向により寝具Fは、吸込口3の前壁に侵入を阻害され、吸塵室12に入り込み、回転衝撃体14の回転を阻害することがない。なお、叩打部16には、必要に応じて、比重のある例えば金属材を用いることで、衝撃力を高めても良い。
回転清掃体20は、長軸の芯部B21の外周に、回転衝撃体14より少ない複数列形成された多数の小径ブラシ片からなるブラシ体22と、芯部B21の両端を回転自在に支持する軸受B23から成り、吸塵室12の後側で、回転衝撃体14と並列に吸塵室12に収納されている。なお、ブラシ体22の回転直径は、回転衝撃体14の回転直径より、小径に形成され、ブラシ体22の外径部の上方と吸塵室12の上部の内壁間に生じる空間は、回転清掃体20が、掃き上げる塵埃が、接続管6に吸引されていく塵埃通路24と成るので、新たに塵埃通路24を設けることはなく、布団清掃用吸込具1のコンパクト化に寄与している。また、ブラシ体22の外径部の下方は、布団吸着規制片13に近接するように、軸受B23に保持されている。なお、軸受B23は滑り脚部10内に保持され、芯部B22の一端部にはギア(図示せず)が設けられ、連結体9と連結され、駆動体8により、回転清掃体20を、回転衝撃体14より少ない回転数で吸込具ケース5の前側に向けて回転させている。ブラシ体22は、寝具Fの表面が布団吸着規制片13に吸引規制されているので、寝具Fの表面とは軽く接触することで、その回転負荷は少なくして、この表面の塵埃を掃き上げ、素早く塵埃通路24に送り込むことができる。
なお、万一、寝具Fが軟質素材の場合で、回転清掃体20の回転力で、吸塵室12に巻き上げられても、回転数が多くかつ多数列形成された叩打部16を有する回転衝撃体14が、強力な回転力で、素早く引き下げることができる。また、寝具Fの形態等にもよるが、回転清掃体20の外周部を、布団吸着規制片13より下方に突出させて、より強力に塵埃の掃き上げを行うようにしても良い。勿論、その時は、ブラシ体22の一部は、布団吸着規制片13に接触しないように、切り欠き部(図示せず)も設けると良い。25は、送風機26、塵埃捕集室27が内蔵された布団用清掃機本体、28は、操作用取手を有する接続具29と屈曲自在のホース30より構成されたホース体で、操作用取手を有する接続具29が接続管6に、他端は布団用清掃機本体25にそれぞれ接続されている。32は、操作用取手を有する接続具29に取り付けられた電源スイッチで、送風機26と駆動体8の運転を電気的にON、OFF制御する。布団用清掃機31は、布団清掃用吸込具1と、ホース体28と布団用清掃機本体25より、構成されている。33は、布団用清掃機本体25を、床面Xに載置し状態で、床面に平行に回転させる回転台であり、布団用清掃機本体25が、ホース体28のねじれ等により転倒するのを防止する。
この発明は、以上のように構成されており、布団清掃用吸込具1を寝具F上に置き、電源スイッチ32をONすることで、送風機26と駆動体8は、それぞれ運転を開始して、送風機26は、吸込口3から外気を吸引し、駆動体8は、回転衝撃体14と回転清掃体20を回転させる。この状態で、布団清掃用吸込具1を前方に移動させると、布団清掃用吸込具1の重量や、送風機26の吸引力で寝具Fと吸込口3は密着し始めるが、回転衝撃体14は、吸着規制片13より下方に突出しているので、寝具Fに確実に回転衝撃を与え、表面の塵埃は基よりその内部の塵埃をも、浮き上がらせると共に、その回転が寝具Fと吸込口3の密着を阻害するので、滑り脚部10は、寝具Fの表面をスムースに移動できる。また、回転清掃体20の外周先端は、吸着規制片13より内側に位置しているので、寝具Fの表面とは、軽く接触することで、回転負荷を軽減できるが、塵埃は確実に掃き上げ、外気と共に、塵埃通路24に送り込むことができる。
図10は、他の実施例であり、接続具291は、略Y字状に直線部292と屈曲部293に二股に形成されており、一端が接続管6に嵌合自在に接続されている。操作用取手294は直線部292に嵌合自在に、ホース30は屈曲部293に固着されている。このように形成されているので、ホース30が体から離れるよう片手で操作用取手294を持ち自在に操作しても、ホース30は、使用者に接触しにくくすることができるので、操作性の向上に寄与できる。なお、持ち手が反対の場合は、図10に示す点線のように、接続具291を180度回転して、接続管6に嵌合させれば良いものであり、操作用取手294も、必要に応じて、180度回転して直線部292に嵌合させれば良いものである。
なお、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、さまざまな実施の形態をとることができるものである。例えば、布団吸着規制片13は、リブ状に形成されてあり、布団吸着規制片13には塵埃等のごみが付着しやすい為、下ケース4を上ケース2にたいして着脱自在に形成したり、下ケース4の一端を支持して開閉自在に形成することにより、付着した塵埃等のごみの清掃を容易にすると共に、回転衝撃体14と回転清掃体20の着脱を容易にして、メンテナンス性を向上できる形態を採用できる。また、走行車輪7の代わりに、例えば、下ケース4の下面に、滑り脚部10の如くの概そり状の凸部を形成する形態も採用できる。また、布団用清掃機本体25において、送風機26の排気を、塵埃捕集室27内に循環させることにより塵埃捕集室27内を加熱したり、塵埃捕集室27内をヒーター等の加熱手段で加熱したり、紫外線等の各種光線を塵埃捕集室27内に照射する事により、寝具F等から除去したダニやカビ等を確実に死滅させることができる形態を採用できる。塵埃捕集室27内の加熱温度を、60度程度で所定時間維持させることにより、ダニやカビ等を死滅させることができる。
本発明は、回転衝撃体と回転清掃体を並列に回転自在に設けることで、布団等の寝具の表面は基より内部の塵埃まで捕集できる布団清掃用吸込具として、広く好適に活用することができる。
1 布団清掃用吸込具
2 上ケース
3 吸込口
4 下ケース
5 吸込具ケース
6 接続管
7 走行車輪
8 駆動体
9 連結体
10 滑り脚部
11 外気取入口
12 吸塵室
13、13A、13B 布団吸着規制片
14 回転衝撃体
15 芯部A
16 叩打部
17 衝撃体
18 軸受A
19 切り欠き溝
20 回転清掃体
21 芯部B
22 ブラシ体
23 軸受B
24 塵埃通路
25 布団用清掃機本体
26 送風機
27 塵埃捕集室
28 ホース体
29、291 接続具
30 ホース
31 布団用清掃機
32 電源スイッチ
33 回転台
34、35 溝部
36 通路
292 直線部
293 屈曲部
294 操作用取手
α 可動範囲
F 布団
F1 綿
F2 外装生地
H 所定幅
X 床面

Claims (7)

  1. 前方下面に横幅広の吸込口を有する吸塵室に叩打部を有する回転衝撃体と多数の小径ブラシ片から成るブラシ体を有する回転清掃体とをそれぞれ回転自在に並列収納し、さらに、前記回転衝撃体と前記回転清掃体を、連結体を介して回転させる駆動体とを内装した吸込具ケースと、該吸込具ケースに、一端が前記吸塵室に連通し他端側が前記吸込具ケースの後方側に突出する接続管とを設けた布団清掃用吸込具において、前記吸込口を横方向に複数に分割する縦状のリブより成る布団吸着規制片を前記吸込口に設け、前記回転衝撃体の叩打部前記布団吸着規制片より外方に突出するように、前記布団吸着規制片を前記吸塵室の内方に湾曲させて形成すると共に、前記回転衝撃体は、前記布団吸着規制片との接触を回避するための切り欠き溝を有することを特徴とする布団清掃用吸込具。
  2. 前方下面に横幅広の吸込口を有する吸塵室に叩打部を有する回転衝撃体と多数の小径ブラシ片から成るブラシ体を有する回転清掃体とをそれぞれ回転自在に並列収納し、さらに、前記回転衝撃体と前記回転清掃体を、連結体を介して回転させる駆動体とを内装した吸込具ケースと、該吸込具ケースに、一端が前記吸塵室に連通し他端側が前記吸込具ケースの後方側に突出する接続管とを設けた布団清掃用吸込具において、前記吸込口を横方向に複数に分割する縦状のリブより成る布団吸着規制片を前記吸込口に設け、前記回転衝撃体の叩打部は、前記布団吸着規制片より外方に突出するよう前記吸塵室に収納したものであって、
    前記回転衝撃体と前記回転清掃体は、前方に前記回転衝撃体が、後方に前記回転清掃体が前記接続管に近接するよう配置され、前記回転清掃体の回転直径は、前記回転衝撃体の回転直径より小径とし、前記吸塵室の上面と前記回転清掃体の上面との間に塵埃通路を形成し、該塵埃通路と前記接続管とを連通したことを特徴とする布団清掃用吸込具。
  3. 前記回転清掃体及び前記回転衝撃体の回転方向は同一方向とし、前記回転清掃体の回転数は、前記回転衝撃体の回転数より小としたことを特徴とする請求項1又は2記載の布団清掃用吸込具。
  4. 吸込具ケースの底面で、吸込口の両側には、布団清掃用吸込具の進行方向において、吸込具ケースの前部から後部に渡り、下方に向け前記吸込口の両側部が最突出距離となるような、所定幅を有する半円状で下方に突出した滑り脚部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の布団清掃用吸込具。
  5. 塵埃捕集室と電動送風機を内蔵した布団用清掃機本体に、操作用取手を有する接続具と、該接続具に固着された屈曲自在のホースとから成るホース体を介して、着脱自在に連通接続された請求項1〜4のいずれか1項に記載の布団清掃用吸込具を、備えたことを特徴とすると布団用清掃機。
  6. 接続具は、略Y字状に直線部と屈曲部に二股に形成され、操作用取手は前記直線部に、ホースは前記屈曲部に、それぞれ接続され、前記接続具は、接続管に回転乃至嵌合自在に接続され、操作用取手は接続具に回転乃至嵌合自在に接続されていることを特徴とする請求項5記載の布団用清掃機。
  7. 布団用清掃機本体を床面に載置した状態で、布団用清掃機本体が床面に平行に回転する回転台を布団用清掃機本体に設けたことを特徴とする請求項5又は6記載の布団用清掃機。
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