JP6384798B2 - 対リスク準備装置、対リスク準備方法、及び、対リスク準備システム - Google Patents

対リスク準備装置、対リスク準備方法、及び、対リスク準備システム Download PDF

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Description

本発明は、リスクに対して準備を行う対リスク準備装置、及び、対リスク準備方法に関する。
主電源の停止が予想される災害の発生予報を取得すると、給電のバックアップを行うために設けた二次電池に蓄電された電荷量を定常時よりも増加させる技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1には、二次電池を給電のバックアップに用いること、災害の発生予報を取得した後に二次電池に蓄電された電荷量を定常時より増加させることが記載されている。
特開2009−148070号公報
しかしながら、特許文献1は、災害の発生予報に対して、二次電池のみを制御の対象にしており、また、二次電池に貯える電荷量に着目しているに過ぎない。
本発明は、リスクの影響の低減あるいは回避が可能になるように準備を行う対リスク準備装置、対リスク準備方法、及び、対リスク準備システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る対リスク準備装置は、リスクの発生を予測する予測情報を受け取る情報取得部と、前記予測情報に含まれる前記リスクの種類およびレベルに対して、建物に設けられた設備の準備作業の内容を対応付けて記憶した記憶部と、前記予測情報に基づいて前記リスクが生じる前までに前記準備作業の内容を実現するように前記設備の動作計画を生成する計画生成部と、前記動作計画を出力する出力部とを備える。
本発明の一態様に係る対リスク準備方法は、リスクの発生を予測する予測情報を受け取り、前記予測情報の内容に対して、建物に設けられた設備の準備作業の内容を対応付けて記憶し、前記予測情報に基づいて前記リスクが生じる前までに前記準備作業の内容を実現するように前記設備の動作計画を生成し、前記動作計画を出力する。
本発明の一態様に係る対リスク準備システムは、リスクの発生を予測する予測情報を受け取る情報取得部と、前記予測情報に含まれる前記リスクの種類およびレベルに対して、建物に設けられた設備の準備作業の内容を対応付けて記憶した記憶部と、前記予測情報に基づいて前記リスクが生じる前までに前記準備作業の内容を実現するように前記設備の動作計画を生成する計画生成部と、前記動作計画を出力する出力部とを備える。
本発明の構成によれば、リスクの影響の低減あるいは回避が可能になるように準備作業の内容が定められ、この準備作業の内容を実現するように設備の動作計画が生成される。すなわち、災害あるいは大気汚染のようなリスクに対して、リスクの影響を低減あるいは回避できるように定められた目標としての準備作業の内容に応じて、準備作業の内容に相当する状態が得られるように、設備を制御するための動作計画を生成している。このように、目標の状態と、目標の状態を達成するための制御の内容とが分かれていることによって、目標の状態を達成しながらも、利便性あるいは経済性を大きく損なわないような動作計画を生成することが可能になる。
図1は、実施形態1を示すブロック図である。 図2は、実施形態1の動作説明図である。 図3は、実施形態1における設備の動作例を示す図である。 図4は、実施形態2を示すブロック図である。 図5は、実施形態3を示すブロック図である。
以下では、災害のようなリスクの低減ないし回避を目的として構成された対リスク準備装置について説明する。対リスク準備装置は建物に設けられる。以下に説明する実施形態において、対象とするリスクは、比較的高い信頼度で発生時点を事前に予測可能であることが一つの条件である。また、リスクの予測時点から発生時点までの期間が、リスクの影響を低減ないし回避のための準備を可能にする程度の期間であることも、対象とするリスクの条件に含まれる。
たとえば、電気、ガス、水道のような公共公益設備に障害をもたらす可能性があるリスクの種類には、台風、雷雨、竜巻、遠方で生じた地震に伴う津波などが含まれる。また、人の健康に障害をもたらす可能性があるリスクの種類には大気汚染物質などがある。この種の大気汚染物質は、窒素酸化物、硫黄酸化物、黄砂、微粒子状物質などがある。これらのリスクは、種類によって異なるが、1時間前〜数日前に発生時点を比較的高い信頼度で予測することが可能である。
一方、リスクに備える技術には以下のような例がある。たとえば、蓄電池を利用可能な利用者であれば、リスクの発生時点までに蓄電池の電池残量を増やすように準備をしておくと、電気設備に障害が生じている期間に蓄電池の電力を利用してリスクを低減させることが可能である。また、貯湯式の給湯器あるいは自動湯張り機能を有する風呂を利用する利用者であれば、リスクの発生時点までに貯湯タンクあるいは浴槽の貯水量を増やすように準備をしておく。この準備により、水道設備に障害が生じている期間に貯湯タンクあるいは浴槽の水を利用してリスクを低減させることが可能である。換気装置としての窓あるいは換気口が電動式である場合、リスクの発生時点までに窓あるいは換気口を閉じるように準備をしておくと、黄砂、微粒子状物質、大気汚染物質などの室内への侵入量を抑制できる。
リスクが予測可能であって、かつ該当するリスクの影響を低減あるいは回避する準備が可能であれば、リスクの種類と準備の種類とは、上述した例のほかにも様々に組み合わせることが可能である。また、これらの準備は、手作業で行うことが可能であるが、以下の説明では、準備作業が自動的に行われる場合を想定する。
なお、準備作業は、比較的長い準備期間を必要とする場合と、比較的短い準備期間しか必要としない場合とがある。たとえば、蓄電池の充電には数時間程度の比較的長い時間を要し、貯湯タンクあるいは浴槽への貯水には数十分程度の中程度の時間を要し、窓あるいは換気口を閉じることは数分以内の比較的短い時間で行うことが可能である。したがって、予測時点からリスクの発生時点までの期間に応じて、準備作業に要する時間を勘案して準備作業の種類を選択することが必要である。
以下に説明する対リスク準備装置は、プログラムに従って動作するプロセッサおよびインターフェイスを主なハードウェア構成として備える。この種のプロセッサを備えるデバイスは、メモリを別途に必要とする構成のほか、メモリを一体に備えるマイコン(Microcontroller)であってもよい。これらのプロセッサに準じたデバイスであって、プログラムを実行することによって、以下に説明する対リスク準備装置を実現することができれば、デバイスの種類は問わない。
プログラムは、ROM(Read Only Memory)を用いて提供されるか、コンピュータで読み取り可能な記録媒体により提供される。また、プログラムは、インターネットあるいは移動体電話網のような電気通信回線を通して提供されてもよい。
(実施形態1)
本実施形態の対リスク準備装置10は、図1に示すように、リスクに関する予測情報D11を取得する情報取得部11を備える。情報取得部11は、インターネットのような電気通信回線30を通して予測情報D11を取得する構成を想定しているが、緊急警報放送を受信する構成を含んでいてもよい。本実施形態において、リスクの種類は、上述したような種々の災害、大気汚染物質などを想定している。
これらのリスクを予測した予測情報D11は、省庁、地方自治体、予報業務許可事業者などが発行している。情報取得部11は、電気通信回線30、放送などを通して予測情報D11を取得する。雷雨、竜巻のように、発生地域が限定されるリスクに対しては、予測情報D11に含まれるパラメータは、種類、レベル、地域、期間などを含む。一方、台風のように進路と速度とが予測されるリスクに対しては、予測情報D11に含まれるパラメータは、地域および期間に代えて、進路および速度を含んでいてもよい。
なお、リスクのレベルは、予想される影響の大きさを意味する。リスクのレベルは、複数段階に分類されており、予想される影響の程度が、生命に危険が及ばない程度の許容範囲内であって、電気、ガス、水道などの公共公益設備に障害が生じる可能性、あるいは人の健康に障害をもたらす可能性がある程度であるか否かが判断される。言い換えると、これらの条件を満たさないレベルであって、より高いレベルのリスクに対しては、準備を行わずに避難することが必要になる。一方、これらの条件を満たさないレベルであって、より低いレベルのリスクに対しては、準備を行う必要がない。言い換えると、リスクに対して準備を行うか否かは、リスクのレベルによって判断される。
リスクの種類が台風である場合、レベルは、たとえば台風の中心気圧が用いられる。一例であるが、中心気圧について、930hPa以下、930〜960hPa、960〜980hPa、980hPa以上などの分類を行う。台風については、最大風速、大きさ(風速15m/s以上の強風域の半径)、予想雨量などを用いてレベルを区分することも可能である。
リスク種類およびレベルに応じてリスクに対応する準備の内容は異なり、また対リスク準備装置10が設けられた建物40に設けられている設備50によっても準備の内容は異なる。本実施形態では、建物40に設けられた設備50のうち、リスクの影響を低減ないし回避することを可能にする設備50が、蓄電池、貯湯式の給湯器、自動湯張り機能を有する風呂、換気口の4種類である場合を想定している。ただし、これらの設備50は、設備50の種類を限定する趣旨ではなく、典型例として示しているだけであって、いずれか1種類の設備50のみを用いてもよく、また他の設備50を用いることも可能である。
いま、台風に備える設備50が蓄電池であって、レベルが中心気圧で区分されている場合を想定する。この場合、準備の内容は、たとえば、930hPa以下ならば満充電まで充電することであり、930〜950hPaならば満充電より小さく設定された電池残量(図3の上限Ls2)まで充電することとする。蓄電池がリチウムイオン電池であれば、この上限Ls2は、電池寿命を考慮して設定された電池残量(図3の上限Ls1)よりは大きく満充電よりは小さく設定される。さらに、たとえば、960〜980hPaであれば、電池寿命を考慮して設定された電池残量まで充電するという準備を行い、980hPa以上ならば台風に備えた準備は行わないというようにしてもよい。
情報取得部11が取得した予測情報D11に対して、リスクを低減あるいは回避するための準備を行うか否かは、計画生成部12が、記憶部13の内容と時計部14が計時している日時とを参照して決定する。時計部14は、たとえばリアルタイムクロックで実現される。
記憶部13は、予測情報D11に含まれるパラメータ(種類、レベル、地域、期間)のうちの種類およびレベルに、準備作業の内容(準備に用いる設備50および設備50の状態)を対応付けたルールを記憶している。このルールはプロダクションルールであり、予測情報D11を条件として、準備作業の内容を結論とするルールが記憶部13にあらかじめ格納されている。ルールの結論である準備作業の内容は、レベルが許容範囲の上限を超えている場合には避難することであり、レベルが許容範囲の下限未満である場合には準備を行わないことである。
予測情報D11が発行されてから予測されたリスクが生じるまでの時間差は、リスクの種類に応じて範囲がほぼ決まっているから、上述したルールは、リスクの種類およびレベルを条件として、利用可能な準備作業の種類を対応付けるように設定されている。
ただし、予測情報D11に含まれる期間の開始時点と、時計部14が計時している時間との時間差を条件に含めるようにルールを設定してもよい。この時間差は、リスクが予測された時点からリスクが発生する時点までの時間に相当する。リスクに備える準備作業に要する時間は、準備作業の種類によって異なっている。したがって、上述した時間差が条件に含まれたルールを用いることにより、準備作業の種類を適切に決定することが可能になる。
計画生成部12は、情報取得部11から予測情報D11を受け取ると、予測情報D11を記憶部13に照合する。建物40の所在地域が予測情報D11に含まれている場合、計画生成部12は、予測情報D11に含まれるリスクの種類およびレベルを、記憶部13に格納されたルールに照合し、準備作業の内容を抽出する。
なお、準備作業の種類によっては長時間を要する場合があるから、計画生成部12は、時計部14が計時している予測時点の日時と、予測情報D11に含まれる期間の開始時点との時間差を求め、求めた時間差を記憶部13のルールに照合してもよい。もちろん、この場合は、ルールの条件に時間差が設定される。
計画生成部12には、建物40の所在地域に関する情報が設定されており、予測情報D11に含まれる地域が建物40の所在地域を含んでいる場合には、予測情報D11に含まれる期間に基づいて、リスクが生じる期間を判断する。なお、台風のようなリスクであって、予測情報D11が進路と速度とを含む場合には、進路と速度とに基づいて、建物40の所在地域においてリスクが生じる期間を判断する。
さらに、計画生成部12は、予測情報D11に含まれるリスクの種類およびレベルを記憶部13のルールと照合し、リスクの種類およびレベルに対応した準備作業の内容を抽出する。準備作業の内容は、リスクに対する準備を行う設備50の種類と、リスクが生じる時点までに到達すべき当該設備50の状態とを含んでいる。そこで、計画生成部12は、リスクが生じる時点までに、準備作業の内容として抽出された設備50が到達すべき状態になるように、設備50の動作計画を生成する。ここに、動作計画は、設備50の動作に関するシミュレーションを行うことによって生成される。設備50の動作計画の具体例は後述する。
計画生成部12が生成した設備50の動作計画は出力部としての計画実行部15に引き渡される。計画実行部15は、動作計画に従って、リスクが生じる時点までに設備50が到達すべき状態になるように設備50の動作を制御する。つまり、計画実行部15は、対リスク準備装置10から設備50に対して指示を与える出力部であって、指示の内容は、動作計画の内容に従って出力される。
以上の動作をまとめると図2のようになる。すなわち、情報取得部11が予測情報D11を受信すると、予測情報D11は計画生成部12に引き渡される。計画生成部12は記憶部13に対して予測情報D11を照会し、記憶部13は、予測情報D11に対応するルールに基づいて、準備作業の内容を計画生成部12に返す。計画生成部12は、記憶部13から得られた準備作業の内容に応じて動作計画を生成し、計画実行部15に動作計画を引き渡す。計画実行部15は、動作計画に応じて設備50の制御を指示する。
動作計画に従って制御される設備50に蓄電池が含まれている場合、動作計画では、蓄電池の電池残量をできるだけ大きくすることが望ましい。蓄電池にリチウムイオン電池を用いている場合、蓄電池の劣化を抑制するために、充電率(公称容量に対する電池残量)が、たとえば40〜80%の間に維持されるように、充電および放電の制御を行うことが考えられている。たとえば、図3に示すように、通常時には、電池残量の上限がLs1、電池残量の下限がLi1に維持されているとする。
一方、リスクが生じる期間には、蓄電池に貯える電力をできるだけ多く利用可能にすることが望まれる。そのため、準備作業における動作計画では、電池残量の上限Ls2を通常の上限Ls1よりも高く設定し(Ls1<Ls2)、また、リスクに対して蓄電池を放電する期間には、電池残量の下限Li2を通常の下限Li1よりも低く設定する(Li1>Li2)。このような動作によって、蓄電池において利用可能な電力を通常よりも増やすことが可能なる。なお、上述のように、リスクのレベルが高い場合には、満充電まで許容される場合もある。
動作計画に従って制御される設備50に貯湯式の給湯器が含まれている場合、動作計画では、貯湯タンクに貯える水の残量をできるだけ多くすることが望ましい。貯湯タンクの場合には、リチウムイオン電池などとは異なり、貯湯タンクを満水状態にすることが望ましい。動作計画に従って制御される設備50が、自動湯張り機能を有する風呂である場合、貯湯タンクと同様に、浴槽内を満水状態にすることが望ましい。
動作計画に従って制御される設備50に、開閉が電動で行われる窓あるいは換気口のような換気装置が含まれている場合、動作計画は、窓あるいは換気口を閉じるように生成される。
上述した設備50の例では、動作計画に従って、リスクが生じるまでに上述した動作を行うことにより、リスクに備えることが可能になる。
いま、リスクが台風であって、進路および速度の情報を含む予測情報D11を情報取得部11が取得した場合を想定する。また、リスクの種類が台風である場合に、設備50としての蓄電池および貯湯式給湯器に関して準備作業を行うように、記憶部13にルールが定められていると仮定する。さらに、蓄電池の到達すべき状態は満充電状態であり、貯湯式給湯器の到達すべき状態は貯湯タンクの満水状態であると仮定する。
計画生成部12は、情報取得部11から予測情報D11を受け取ると、予測情報D11に含まれる進路および速度の情報に基づいて、建物40の所在地域に台風の影響が生じる時期を求める。また、計画生成部12は、記憶部13に格納されたルールを参照して、台風の影響が生じるまでに、蓄電池を満充電状態にし、かつ貯湯タンクを満水状態にするように、蓄電池と貯湯式給湯器との動作計画を生成する。なお、満充電状態は、電池残量が図3を用いて説明した第2上限値に達する状態を含む。
計画生成部12が生成する動作計画は、予測情報D11を受け取ってから台風の影響が生じる前までの期間について生成される。したがって、予測情報D11を受け取った時点での蓄電池の電池残量および貯湯タンクの水量と、予測情報D11を受け取ってから台風の影響が生じるまで時間とを勘案して、動作計画が生成される。
ここでは、台風の影響が生じる前までに、蓄電池が満充電状態になり、貯湯タンクが満水状態になっていればよいから、台風の影響が生じるまでの時間が比較的長ければ、蓄電池の電力および貯湯タンクの湯を利用に供することが可能である。また、建物40に太陽光発電装置が設置され、太陽光発電装置の発電電力が蓄電池の充電と売電とに用いられるとすれば、台風の影響が懸念される場合には、太陽光発電装置の発電電力をもっぱら充電に用いるように動作計画を生成すればよい。このように、動作計画は、経済性と利便性とを考慮して生成される。
上述した構成例では、記憶部13に格納されたルールの結論としての準備作業の内容が、準備に用いる設備50と、当該設備50の状態とを含んでいる。これらの内容に加えて、ルールの結論は、該当する状態に到達させるタイミングを含んでいてもよい。すなわち、リスクの影響が生じると予想される時点より前の時点であって、該当する状態に到達させようとする時点の情報を含んでいてもよい。要するに、リスクの影響が生じる時点のどれだけ前に該当する状態に到達していればよいかという情報がルールの結論に含まれていてもよい。この種の情報は、設備50を到達させる状態と同様に、設備50ごとに設定される。この種の情報がルールに含まれている場合、計画生成部12は、該当する状態に到達させるタイミングに応じた動作計画を設備50ごとに生成する。
以上説明した本実施形態の対リスク準備装置10は、情報取得部11と計画生成部12と記憶部13と出力部(計画実行部15、提示制御部16)とを備える。提示制御部16は実施形態2で説明する。情報取得部11は、リスクの発生を予測する予測情報D11を受け取る。記憶部13は、予測情報D11の内容に対して、建物40に設けられた設備50の準備作業の内容を対応付けて記憶している。計画生成部12は、予測情報D11に基づいてリスクが生じる前までに準備作業の内容を実現するように設備50の動作計画を生成する。出力部は、動作計画を出力する。
この構成によれば、リスクを予測する予測情報D11を受け取ると、リスクに備えて設備50が準備作業の内容を実現できるように制御されるから、リスクに備えた準備が行われることによって、リスクの影響の低減あるいは回避が可能になる。また、予測情報D11の発行からリスクが生じるまでの期間に余裕があれば、設備50の制御を計画的に行うことが可能であり、設備50の利用に関する利便性、経済性の損失を抑制するように動作計画を生成することが可能である。
また、記憶部13は、リスクの種類およびレベルを予測情報の内容として、準備作業の内容に対応付けて記憶していることが望ましい。
この構成によれば、リスクの種類だけでなくレベルも考慮して準備作業の内容を定めることにより、リスクに対する適切な対応が可能になる。
本実施形態において、出力部は、動作計画に従って設備50に制御を指示する計画実行部15を備える。したがって、動作計画に応じた設備50の制御が可能である。
設備50は、蓄電池を含んでいてもよい。この場合、準備作業は、蓄電池の通常時における電池残量の上限値よりも電池残量を多くすることである。また、設備50は、貯湯タンクを備える貯湯式の給湯器を含んでいてもよい。この場合、準備作業は、貯湯タンクを満水にすることである。さらに、設備50は、自動湯張り機能を有する風呂を含んでいてもよい。この場合、準備作業は、浴槽を満水にすることである。あるいは、設備は、窓または換気口を含んでいてもよい。この場合、準備作業は、窓または換気口が閉じることである。
いずれの場合も、リスクの発生に備えた準備が可能になり、リスクの影響の低減あるいは回避が可能になる。
(実施形態2)
実施形態1の対リスク準備装置10は、予測情報D11に基づいて生成した動作計画に従って設備50を制御するように構成されている。これに対して、本実施形態の対リスク準備装置10は、図4に示すように、予測情報D11に基づいて生成した動作計画の内容を、提示装置20に提示するように構成されている。
提示装置20は、対リスク準備装置10に専用に設けられるか、汎用の端末装置で代用される。対リスク準備装置10に提示装置20が専用に設けられる場合、対リスク準備装置10の器体に一体化されるか、対リスク準備装置10の器体とは別体に設けられる。また、汎用の端末装置は、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなどから選択される。汎用の端末装置が提示装置20として用いられる場合、対リスク準備装置10には汎用の端末装置との間でデータを授受するためのインターフェイス部(図示せず)が設けられる。
対リスク準備装置10は、計画生成部12が生成した動作計画に応じて提示装置20に提示する提示情報を生成するために出力部としての提示制御部16を備える。提示制御部16は、対リスク準備装置10が予測情報D11を受けてからリスクが発生することが予測されている時点までの期間における設備50の動作を使用者に提示するために、計画生成部12が生成した動作計画に基づいて提示情報を生成する。すなわち、提示制御部16は、対リスク準備装置10から提示装置20に対して提示情報を出力する出力部であり、提示情報は動作計画に従って出力される。図4に示す構成例は、対リスク準備装置10に一部の設備50が接続されていないから、提示装置20を通して利用者に動作計画の内容を通知し、動作計画に沿って利用者に設備50を操作させることになる。
また、実施形態1と同様に、計画実行部15を通して設備50に動作計画を実行させる構成と組み合わせる場合、提示装置20には計画生成部12が生成した動作計画の内容を提示させることが望ましい。
提示情報は、設備50がリスクに備えて準備作業を行っていることを示す内容であればよい。また、提示情報が準備作業の進行状況を含んでいればなお望ましい。提示装置20を通してリスクに備えた準備作業を行っていることを利用者に示すと、利用者に対してリスクに備えた準備が進んでいることを知らせて安心感を与えることができる。また、提示装置20を通して準備作業の進行状況を利用者に示すと、準備作業の進行の程度を利用者に知らせて、利用者により高い安心感を与えることが可能になる。本実施形態の他の構成および動作は実施形態1と同様である。
本実施形態の対リスク準備装置10において、出力部は、提示制御部16を備える。また、出力部は、計画実行部15と提示制御部16とを備える。計画実行部15は、動作計画に従って設備50に制御を指示する。また、提示制御部16は、動作計画に関する情報を提示装置20に提示する。出力部が計画実行部15と提示制御部16とを備える場合、提示制御部16は、計画実行部15が制御を指示した設備50に関して準備作業の進行状況を提示装置20に提示することが望ましい。
この構成によれば、提示装置20に、準備作業を行っていること、あるいは準備作業の進行状態が提示されるから、利用者に安心感を与えることができる。
(実施形態3)
リスクに備える準備作業が、蓄電池の充電、貯湯タンクあるいは浴槽への給水などであると、準備作業のために、電気、ガス、水道のように事業者から供給される資源を消費する。すなわち、この種の準備作業は、貯えることが可能な資源を、リスクが生じる前にあらかじめ貯えることによって、リスクの低減あるいは回避を図っている。したがって、複数の建物40においてこの種の準備作業を行うと、準備作業に伴う資源の需要量が資源の供給量を超過する可能性がある。
たとえば、動作計画の内容によっては、通常は買電を行っていない時間帯に買電を行う状態、あるいは、通常は売電を行っている電力を蓄電池の充電に利用し売電を行わない状態が生じる。つまり、電力の需要量が増加する状態と、電力供給量が減少する状態との少なくとも一方が生じる。したがって、複数の建物40でこのような状態が生じると、電力の供給量が需要量に対して不足する可能性が生じる。
本実施形態は、建物40においてリスクに備える準備作業を行う場合に、資源の需給に影響する動作計画が生成されると、該当する動作計画を、資源の需給に関係する他者に通知し、資源の需要量が資源の供給量を超過する可能性を低減させている。ここで、資源の需給に関係する他者は、具体的には、資源の供給を行う供給者と、資源を消費する需要者との少なくとも一方を意味する。資源の供給者は通常は資源を供給する事業者などが相当する。また、資源の需要者は、対リスク準備装置10を備える他の建物40の利用者などが相当する。ただし、実際の通知は、事業者が管理する端末装置、利用者が管理する端末装置または対リスク準備装置10のような他装置に対して行われる。
資源の供給者に対して動作計画を通知すれば、資源の供給側において資源の供給量を把握できるから、需要に見合うように資源の供給量を調節することが可能になる。また、資源の需要者に対して動作計画を通知すれば、資源の需要者が資源を消費する期間を互いに調節することにより、資源の需要量を平準化することが可能になる。すなわち、資源の需要者が、資源の供給量の不足を緩和するように、動作計画を互いに調節することが可能になる。
上述の動作を行うために、本実施形態の対リスク準備装置10は、図5に示すように、他装置と通信する通信部17を備える。通信部17は、計画生成部12が生成した動作計画を、資源の需給に影響する他装置に通知する機能を有している。また、通信部17は、他装置が生成した動作計画を受け取る機能も有している。
なお、本実施形態において、計画生成部12は、動作計画を生成するだけではなく、通信部17を通して他装置から受け取った動作計画を参照して、資源の需要量を平準化するように動作計画を調節する機能を有する。ここで、予測情報D11を受け取ってからリスクが生じるまでの期間が十分に長ければ、近隣の建物40の間で資源の需要量を平準化することが可能である。一方、予測情報D11を受け取ってからリスクが生じるまでの期間が比較的短ければ、近隣の建物40の間で動作計画を調節することは困難になる。このような場合には、リスクが生じる確率の高い地域の建物40と低い地域の建物40との間であれば、資源の需要量を平準化するように動作計画を調節することが可能である。
また、計画生成部12は、動作計画を調節する対象の建物40が多数になると、処理負荷が大きくなるから、動作計画を相互に調節する範囲は、あらかじめ所定の規則で定められていることが望ましい。この規則は、予測情報D11の発行からリスクが生じるまでの期間、準備作業の内容、リスクが生じる確率などを条件にして定められる。
ところで、資源が電力であって、電力会社あるいはサービス提供者のような事業者から節電の要請を受ける場合を想定する。この種の要請は、デマンドレスポンス情報(以下、DR情報という)として事業者から送信される。対リスク準備装置10は、通信部17を通してDR情報を受信する。ここに、計画生成部12が生成した動作計画を他装置に通知する機能を有する通信部(第1の通信部)と、DR情報を受け取る機能を有する通信部(第2の通信部)とは、それぞれ別に設けられていてもよい。ただし、本実施形態では、両機能を有する通信部17を設けている。
DR情報は、電力の需要量を抑制するために、建物40で受電する電力を低減させる期間を含む情報である。すなわち、DR情報は、節電を要請する期間を含んでいる。事業者は、該当する期間に、電気料金の単価を高額に設定するか、協力者にインセンティブを与えることによって、需要量の低減を図る。また、DR情報は、削減する電力の目標値を含む場合もある。
DR情報に含まれる節電の期間は、電力の供給量が逼迫すると予測される期間であり、本実施形態では、リスクに対する予測情報D11が発行された時点からリスクが生じるまでの期間を、電力の供給量が逼迫する期間とみなしている。そのため、電力の供給側である事業者は、対リスク準備装置10と同様に、予測情報D11を受け取り、予測情報D11に基づいてDR情報を発行する。
本実施形態の対リスク準備装置10において、計画生成部12は、予測情報D11に基づいて設備50に関する動作計画を生成するが、DR情報を受信すると、生成した動作計画に対する再検討を行う。すなわち、計画生成部12は、DR情報に指定された期間において、電力の供給量を増加させ需要量を低減させるように動作計画を調節する。動作計画の調節は、ひとつの建物40における対リスク準備装置10が単独で行うことが可能であるが、複数の建物40における対リスク準備装置10が連携して行うことが望ましい。本実施形態の他の構成および動作は実施形態1または実施形態2と同様である。
対リスク準備装置10は、他装置に動作計画を通知する第1の通信部(通信部17)を備えることが望ましい。
この構成によれば、動作計画を他装置に通知するから、リスクに対する準備作業が資源の需給に影響するような場合には、資源の需要量と供給量とが見合うように、資源の需要量と供給量との少なくとも一方を調節することが可能になる。
また、対リスク準備装置10は、動作計画の調節を要請する情報を他装置から受信する第2の通信部(通信部17)を備えていてもよい。この場合、計画生成部12は、第2の通信部(通信部17)が動作計画の調節を要請する情報を受信した場合に、動作計画を調節する。
この構成によれば、リスクに対する準備作業のために資源の需要量が増加する可能性があり、資源の供給側から動作計画の調節が要請された場合に、資源の需要量と供給量とが見合うように、資源の需要量を調節することが可能になる。
なお、上述した実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんのことである。
なお、本発明の包括的または具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
例えば、本発明は、コンピュータを対リスク準備装置10として機能させるためのプログラムとして実現されてもよい。
また、本発明は、対リスク準備装置10が備える構成要素が複数の装置に振り分けられた対リスク準備システムとして実現されてもよい。このような対リスク準備システムは、例えば、計画生成部及び出力部(提示制御部)を備える端末装置と、情報取得部及び記憶部を備えるサーバとを備えるが、対リスク準備装置10が備える構成要素の複数の装置への振り分け方は特に限定されない。
10 対リスク準備装置
11 情報取得部
12 計画生成部
13 記憶部
14 時計部
15 計画実行部
16 提示制御部
17 通信部
20 提示装置
30 電気通信回線
40 建物
50 設備

Claims (13)

  1. リスクの発生を予測する予測情報を受け取る情報取得部と、
    前記予測情報の内容に対して、建物に設けられた設備の準備作業の内容を対応付けて記憶した記憶部と、
    前記予測情報に基づいて前記リスクが生じる前までに前記準備作業の内容を実現するように前記設備の動作計画を生成する計画生成部と、
    前記動作計画を出力する出力部と
    前記動作計画の調節を要請する情報を他装置から受信する通信部とを備え、
    前記計画生成部は、前記リスクが予測された時点から前記リスクが発生する時点までの時間に応じて異なる種類の準備作業が選択された前記設備の動作計画を生成し、前記通信部が前記動作計画の調節を要請する前記情報として節電を要請するデマンドレスポンス情報を受信した場合に、前記動作計画を調節する
    対リスク準備装置。
  2. 前記記憶部は、前記リスクの種類およびレベルを前記予測情報の内容として、前記準備作業の内容に対応付けて記憶している
    請求項1記載の対リスク準備装置。
  3. 前記出力部は、前記動作計画に従って前記設備に制御を指示する計画実行部を備える
    請求項1又は2記載の対リスク準備装置。
  4. 前記出力部は、前記動作計画に関する情報を提示装置に提示する提示制御部を備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の対リスク準備装置。
  5. 前記出力部は、
    前記動作計画に従って前記設備に制御を指示する計画実行部と、
    前記動作計画に関する情報を提示装置に提示する提示制御部とを備え、
    前記提示制御部は、前記計画実行部が制御を指示した前記設備に関して前記準備作業の進行状況を前記提示装置に提示する
    請求項1又は2記載の対リスク準備装置。
  6. 前記通信部は、他装置に前記動作計画を通知する
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の対リスク準備装置。
  7. 前記設備は、蓄電池を含み、
    前記準備作業は、前記蓄電池の通常時における電池残量の上限値よりも電池残量を多くすることである
    請求項1〜のいずれか1項に記載の対リスク準備装置。
  8. 前記設備は、貯湯タンクを備える貯湯式の給湯器を含み、
    前記準備作業は、前記貯湯タンクを満水にすることである
    請求項1〜のいずれか1項に記載の対リスク準備装置。
  9. 前記設備は、自動湯張り機能を有する風呂を含み、
    前記準備作業は、浴槽を満水にすることである
    請求項1〜のいずれか1項に記載の対リスク準備装置。
  10. 前記設備は、窓または換気口を含み、
    前記準備作業は、窓または換気口が閉じることである
    請求項1〜のいずれか1項に記載の対リスク準備装置。
  11. コンピュータによって実行される対リスク準備方法であって、
    リスクの発生を予測する予測情報を受け取り、
    前記予測情報の内容に対して、建物に設けられた設備の準備作業の内容を対応付けて記憶し、
    前記予測情報に基づいて前記リスクが生じる前までに前記準備作業の内容を実現するように前記設備の動作計画を生成し、
    前記動作計画を出力し、
    前記設備の動作計画の生成において、前記リスクが予測された時点から前記リスクが発生する時点までの時間に応じて異なる種類の準備作業が選択された前記設備の動作計画を生成し、節電を要請するデマンドレスポンス情報が受信された場合に、前記動作計画を調節する
    対リスク準備方法。
  12. リスクの発生を予測する予測情報を受け取る情報取得部と、
    前記予測情報の内容に対して、建物に設けられた設備の準備作業の内容を対応付けて記憶した記憶部と、
    前記予測情報に基づいて前記リスクが生じる前までに前記準備作業の内容を実現するように前記設備の動作計画を生成する計画生成部と、
    前記動作計画を出力する出力部とを備え
    前記計画生成部は、前記リスクが予測された時点から前記リスクが発生する時点までの時間に応じて異なる種類の準備作業が選択された前記設備の動作計画を生成し、節電を要請するデマンドレスポンス情報が受信された場合に、前記動作計画を調節する
    対リスク準備システム。
  13. 前記情報取得部と、前記記憶部とを備えるサーバと、
    前記計画生成部と、前記出力部とを備える端末装置とを備える
    請求項12に記載の対リスク準備システム。
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