JP7415907B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Description

本開示は、貯湯式給湯装置に関する。
下記特許文献1には、災害検知手段にて災害の発生を検知した場合には、貯湯タンクの沸き上げ温度を低温に設定して沸き上げを行う給湯システムが開示されている。
特開2007-255753号公報
特許文献1の技術では、感震器が地震を検知した際に自動で貯湯タンクの沸き上げ運転を開始及び終了するので、ユーザーの意向に沿わない沸き上げ運転が実行される可能性がある。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、災害の発生に備えた沸き上げ運転を、ユーザーの意向に沿うように実行する上で有利になる貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本開示に係る貯湯式給湯装置は、貯湯タンクと、電力を消費して水を加熱する加熱手段と、加熱手段により加熱された湯を貯湯タンクに蓄える運転である沸き上げ運転を実行可能な制御手段と、災害の発生を予報する災害予報に関する情報を受信する受信手段と、を備え、災害予報が発令されたときに実行するモードとして第一モード及び第二モードのいずれかを災害予報の内容に応じて制御手段が選択して実行可能であり、第一モードにおいて、災害予報が発令されたときに、制御手段は、ユーザーインターフェースにより、ユーザーに、沸き上げ運転の実施の承認を要求し、ユーザーが沸き上げ運転の実施を承認すると沸き上げ運転を実施し、第二モードにおいて、災害予報が発令されたときに、制御手段は、事前に設定された実行条件が満たされている場合には沸き上げ運転を実施するものである。
また、本開示に係る貯湯式給湯装置は、貯湯タンクと、電力を消費して水を加熱する加熱手段と、加熱手段により加熱された湯を貯湯タンクに蓄える運転である沸き上げ運転を実行可能な制御手段と、災害の発生を予報する災害予報に関する情報を受信する受信手段と、を備え、災害予報が発令されたときに実行するモードとして第一モード及び第二モードのいずれかをユーザーが事前に選択可能であるか、災害予報の内容に応じて制御手段が第一モード及び第二モードのいずれかを選択して実行可能であり、第一モードにおいて、災害予報が発令されたときに、制御手段は、ユーザーインターフェースにより、ユーザーに、沸き上げ運転の実施の承認を要求し、ユーザーが沸き上げ運転の実施を承認すると沸き上げ運転を実施し、第二モードにおいて、災害予報が発令されたときに、制御手段は、事前に設定された実行条件が満たされている場合には沸き上げ運転を実施し、沸き上げ運転を休止することがユーザーにより設定されている期間中に災害予報が発令されたと仮定した場合に沸き上げ運転の休止を継続するか、沸き上げ運転の休止を解除して第一モードまたは第二モードを実行するかを、ユーザーが事前に設定可能であるものである。
また、本開示に係る貯湯式給湯装置は、貯湯タンクと、電力を消費して水を加熱する加熱手段と、加熱手段により加熱された湯を貯湯タンクに蓄える運転である沸き上げ運転を実行可能な制御手段と、災害の発生を予報する災害予報に関する情報を受信する受信手段と、を備え、災害予報が発令されたときに実行するモードとして第一モード及び第二モードのいずれかをユーザーが事前に選択可能であるか、災害予報の内容に応じて制御手段が第一モード及び第二モードのいずれかを選択して実行可能であり、第一モードにおいて、災害予報が発令されたときに、制御手段は、ユーザーインターフェースにより、ユーザーに、沸き上げ運転の実施の承認を要求し、ユーザーが沸き上げ運転の実施を承認すると沸き上げ運転を実施し、第二モードにおいて、災害予報が発令されたときに、制御手段は、事前に設定された実行条件が満たされている場合には沸き上げ運転を実施し、沸き上げ運転を休止することがユーザーにより設定されている期間中に災害予報が発令されたときに、制御手段は、沸き上げ運転の休止を継続するか、沸き上げ運転の休止を解除して第一モードまたは第二モードを実行するかをユーザーに問い合わせる通知を、ユーザーが所持する携帯端末へ送信可能であるものである。
本開示によれば、災害の発生に備えた沸き上げ運転を、ユーザーの意向に沿うように実行する上で有利になる貯湯式給湯装置を提供することが可能となる。
実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。 実施の形態1による貯湯式給湯装置のユーザーインターフェースに相当するリモコン及び携帯端末を示す図である。 実施の形態1による貯湯式給湯装置のユーザーインターフェースに相当するリモコン及び携帯端末を示す図である。 実施の形態1による貯湯式給湯装置のユーザーインターフェースに相当するリモコン及び携帯端末を示す図である。 災害予報が発令された際に制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 災害予報が解除された際に制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下の説明において、「湯」、「水」、あるいは「湯水」との記載は、原則として、液体の水を意味し、低温の水から高温の湯までが含まれうるものとする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置35を示す図である。図2から図4は、実施の形態1による貯湯式給湯装置35のユーザーインターフェースに相当するリモコン44及び携帯端末49を示す図である。
図1に示すように、実施の形態1による貯湯式給湯装置35は、ヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、貯湯タンク8を有するタンクユニット33とを備える。HPユニット7は、電力を消費して水を加熱する加熱手段に相当する。貯湯式給湯装置35は、住宅で利用される家庭用のものでもよいし、店舗、オフィス、施設などで利用される業務用のものでもよい。なお、本開示における貯湯式給湯装置は、HPユニット7を加熱手段として用いるものに限定されない。例えば、本開示における貯湯式給湯装置は、タンクユニット33の内部に設けられた電熱ヒータを加熱手段として用いるものでもよい。
貯湯式給湯装置35における沸き上げ運転は、HPユニット7により加熱された湯を貯湯タンク8に蓄える運転である。制御部36は、沸き上げ運転を実行可能な制御手段に相当する。以下では、本開示における制御手段として、制御部36を例に説明する。ただし、本開示における制御手段の構成は、これに限定されるものではない。例えば、本開示における制御手段は、異なる場所に設置された複数の制御部が連携して沸き上げ運転を実行するように構成されたものでもよい。
図示の構成では、制御部36がタンクユニット33に内蔵されている。制御部36は、少なくとも一つのプロセッサと、少なくとも一つのメモリとを備える。また、制御部36は、年月日と、時刻とを管理するタイマー機能を有している。
貯湯式給湯装置35が利用される建物の内部に、リモコン44が設置されている。リモコン44は、制御部36に対し、双方向にデータ通信可能に接続されている。制御部36とリモコン44との間の通信は、有線通信でも無線通信でもよい。リモコン44は、浴室に設置されてもよい。リモコン44は、台所に設置されてもよい。異なる場所に複数のリモコン44が設置されてもよい。
リモコン44は、表示部44aと、スピーカ44bと、操作部44cとを備える。表示部44aは、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイでもよい。表示部44aは、例えば、貯湯式給湯装置35の状態に関する情報、貯湯式給湯装置35の設定内容に関する情報などを表示できる。リモコン44は、スピーカ44bから音声を出力することでユーザーに情報を報知できる。操作部44cは、ユーザーが操作するためのボタン、ダイヤル、キーなどを含んでもよい。表示部44aは、操作部の機能を兼ね備えるタッチスクリーンでもよい。リモコン44の表示部44a及びスピーカ44bは、情報を報知する報知手段としての機能を有する。
HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き管14とHP戻り管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える弁類、ポンプ類のような各種のアクチュエータの作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。
HPユニット7は、圧縮機2、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒管5にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、圧縮機2により圧縮された冷媒と、タンクユニット33から循環する水との間で熱を交換する。HPユニット7が単位時間当たりに水に与える熱量を「加熱能力」と称する。加熱能力の単位は、例えばkW(キロワット)である。貯湯式給湯装置35は、HPユニット7の加熱能力の値を変更可能に構成されていてもよい。例えば、圧縮機2の回転数を調整することで、HPユニット7の加熱能力の値を変更してもよい。
タンクユニット33には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。貯湯タンク8内には、温度による水の密度の違いにより、上側が高温で下側が低温の温度成層が形成される。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第三給水管9cが接続されている。上水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第三給水管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、給湯管21と、送湯管13とが接続されている。沸き上げ運転において、HPユニット7を用いて加熱された高温湯が温水導入出口8dから貯湯タンク8内に流入し、貯湯タンク8内で上から下に向かって徐々に高温湯が蓄積されていく。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42,43が高さを変えて取り付けられている。制御部36は、これら貯湯温度センサ42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の貯湯量及び蓄熱量を検出できる。制御部36は、検出された貯湯タンク8内の貯湯量または蓄熱量に応じて、沸き上げ運転の開始及び停止などを制御する。図示の例では、2個の貯湯温度センサ42,43を設けているが、3個以上の貯湯温度センサを設けてもよい。
タンクユニット33内には、循環ポンプ12及び風呂用熱交換器20が内蔵されている。循環ポンプ12は、HP往き管14上に設けられている。風呂用熱交換器20は、風呂往き管27及び風呂戻り管28を介して、浴槽30に接続されている。浴槽30の浴水を風呂用熱交換器20へ循環させるための風呂循環ポンプ29が風呂戻り管28に設置されている。
三方弁11は、湯水が流入するaポート及びbポートと、湯水が流出するcポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、湯水が流入するbポート及びcポートと、湯水が流出するaポート及びdポートとを有する流路切替手段であり、4つの経路、a-b、a-c、b-d、c-dの間で流路切替可能に構成されている。水導出口管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続する。HP往き管14は、三方弁11のcポートとHPユニット7の入口側とを接続する。HP戻り管15は、HPユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続する。送湯管13は、四方弁18のdポートと、温水導入出口8dとを接続する。第一バイパス管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の中間高さ部分から下部の間に設けられた温水導入口8cとを接続する。温水導入管20aは、送湯管13の途中から分岐し、風呂用熱交換器20の一次側入口に接続される。温水導出管20bは、風呂用熱交換器20の一次側出口と三方弁11のbポートとを接続する。第二バイパス管17は、HP往き管14における循環ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、四方弁18のbポートに接続される。
第一給水管9aの一端は、上水道等の水源に接続される。第一給水管9aの他端には、減圧弁31を介して第二給水管9b及び第三給水管9cが接続されている。第二給水管9bは、途中から分岐して給湯用混合弁22と風呂用混合弁23とに接続されている。給湯管21は、途中から分岐して給湯用混合弁22と風呂用混合弁23とに接続されている。第二給湯管25の途中には、第二給湯管25を開閉する風呂用電磁弁26と、第二給湯管25を通る湯の流量を検出する風呂用流量センサ45とが設けられている。
給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23は、給湯管21から供給される高温湯と、第二給水管9bから供給される低温水との流量比を調整することにより、ユーザーが設定した温度の湯を生成し、第一給湯管24及び第二給湯管25にそれぞれ流入させる。給湯用混合弁22からの湯は、第一給湯管24及び給湯栓34を経由して、シャワー及びカラン等の蛇口(図示省略)に供給される。風呂用混合弁23からの湯は、第二給湯管25、風呂用電磁弁26、風呂往き管27、風呂戻り管28を経て浴槽30に供給される。
本実施の形態の貯湯式給湯装置35は、非常用取水栓50を備える。災害などにより断水が発生した際には、ユーザーは、非常用取水栓50を開けることで、貯湯タンク8内の湯水を非常用取水栓50から取り出して利用することができる。図示の例では、タンクユニット33内におけるHP往き管14上に非常用取水栓50が設けられている。
制御部36と通信装置46とは、有線通信あるいは無線通信により、双方向に通信可能に接続されている。通信装置46は、有線通信あるいは無線通信により、インターネット47に接続可能である。制御部36は、サーバ48が発信した情報を、インターネット47及び通信装置46を経由して、受信可能である。サーバ48は、複数のサーバからなるクラウドサーバでもよい。
外出先にいるユーザーが所持する携帯端末49は、インターネット47及び通信装置46を経由して、制御部36と双方向に通信可能である。携帯端末49は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末でもよい。専用のアプリケーションを携帯端末49にインストールすることで、携帯端末49を貯湯式給湯装置35のユーザーインターフェースとして利用できるように構成してもよい。その場合、貯湯式給湯装置35の状態などの情報を携帯端末49の表示部49aに表示したり、ユーザーが携帯端末49から貯湯式給湯装置35を遠隔操作して各種の設定などを行うことができる。
貯湯式給湯装置35が利用される建物の内部に配置された他の電気機器(図示省略)と、制御部36とが、通信装置46を介して通信してもよい。当該電気機器は、例えば、テレビあるいはスマートスピーカのような、ネットワーク接続可能な機器でもよい。当該電気機器を貯湯式給湯装置35のユーザーインターフェースとして利用できるように構成してもよい。
サーバ48は、災害の発生を予報する災害予報に関する情報を配信する。本開示において、災害とは、例えば、地震、台風、大雨、洪水、暴風、暴風雪、大雪、高潮、雷、竜巻のうちの少なくとも一つが原因となって発生する災害でもよい。災害予報は、例えば、気象注意報、気象警報、特別警報、緊急地震速報、またはこれらに準じた情報でもよい。災害予報は、気象庁または気象台から出される情報でもよい。
貯湯式給湯装置35は、災害予報に関する情報を受信する受信手段を備える。本実施の形態では、制御部36及び通信装置46が受信手段に相当する。
以下の説明では、貯湯式給湯装置35の所在地が含まれる地域を「所在地域」と称する。所在地域は、例えば、都道府県の単位でもよいし、市区町村の単位でもよい。制御部36は、サーバ48から配信された、災害予報に関する情報を受信することで、所在地域に対して災害予報が発令されたことを検知したり、所在地域に対する災害予報が解除されたことを検知することができる。
本実施の形態における制御部36は、災害予報が発令されたことを受けて沸き上げ運転を実施する機能を有している。以下の説明では、当該沸き上げ運転を「エマージェンシー沸き上げ運転」と呼ぶ場合がある。エマージェンシー沸き上げ運転を行うことで、平常時よりも多量の湯を貯湯タンク8内に確保することができる。このため、災害予報の後に、所在地域に実際に災害が発生して、断水あるいは停電が起こった際でも、貯湯タンク8内に貯えられた多量の湯を、生活用水として利用することができる。エマージェンシー沸き上げ運転の実施に際しては、制御部36は、貯湯タンク8内に湯が満量になるまでエマージェンシー沸き上げ運転を継続することが望ましい。
貯湯式給湯装置35には、エマージェンシー沸き上げ運転のための制御モードとして、第一モードと第二モードとが設けられている。第一モードは、災害予報が発令されたときに、制御部36が、リモコン44あるいは携帯端末49などのユーザーインターフェースにより、ユーザーに、エマージェンシー沸き上げ運転の実施の承認を要求し、その要求に対して、ユーザーがエマージェンシー沸き上げ運転の実施を承認すれば、制御部36がエマージェンシー沸き上げ運転を実施するモードである。第一モードであれば、ユーザーがエマージェンシー沸き上げ運転の実施を承認しなかった場合には制御部36がエマージェンシー沸き上げ運転を実施しない。このため、ユーザーの意向に沿わないエマージェンシー沸き上げ運転が実行されることがなく、ユーザーの意向を確実に尊重できる。なお、本開示において、上記承認の要求などの通知を携帯端末49に送信する場合には、プッシュ通知としてもよい。
第二モードは、災害予報が発令されたときに、事前に設定された実行条件が満たされている場合には、制御部36がエマージェンシー沸き上げ運転を実施するモードである。ユーザーは、エマージェンシー沸き上げ運転の実行条件をどのような条件にするかを、リモコン44あるいは携帯端末49などのユーザーインターフェースを用いて、事前に設定しておくことができる。第二モードであれば、事前に設定された実行条件が満たされている場合には、エマージェンシー沸き上げ運転の実施の承認をユーザーに要求することなく、制御部36がエマージェンシー沸き上げ運転を実施する。このため、ユーザーの手を煩わせることがないという利点がある。また、災害予報が発令されたときにユーザーがリモコン44あるいは携帯端末49などのユーザーインターフェースを操作できない状況だったときでも、必要とされる場合にはエマージェンシー沸き上げ運転を確実に実行できる。また、上記実行条件が満たされていない場合には制御部36がエマージェンシー沸き上げ運転を実施しないので、必要性が低いときにはエマージェンシー沸き上げ運転の実施を回避できる。
災害予報が発令されたときに第一モード及び第二モードのいずれを実行するかを、リモコン44あるいは携帯端末49などのユーザーインターフェースを用いて、ユーザーが事前に設定しておくことができるようにしてもよい。これにより、ユーザーの意向をより確実に尊重できる。
また、災害予報の内容に応じて、制御部36が第一モード及び第二モードのいずれかを選択して実行してもよい。例えば、制御部36は、災害予報の内容に応じて、より緊急性が高い場合にはユーザーの承認を必要としない第二モードを実行し、そうでない場合には第一モードを実行してもよい。そのようにすることで、ユーザーの意向を尊重することと、より緊急性が高い場合にエマージェンシー沸き上げ運転を確実に実行することとを両立できる。
「災害予報の内容」とは、例えば、災害の種類についての内容でもよい。「災害の種類」とは、例えば、地震、台風、大雨、洪水、暴風、暴風雪、大雪、高潮、雷、竜巻のような分類によるものでもよい。例えば、制御部36は、災害の種類が、断水あるいは停電が発生する可能性が高いものとされた特定の種類に該当する場合には第二モードを実行し、そうでない場合には第一モードを実行してもよい。これにより、断水あるいは停電が発生する可能性が比較的高い緊急時には、第二モードを選択することで、エマージェンシー沸き上げ運転をより確実に実行できる。
また、「災害予報の内容」とは、例えば、災害予報の重要度についての内容でもよい。制御部36は、例えば、災害予報が、特別警報のときには最も重要度が高く、警報のときには二番目に重要度が高く、注意報のときには三番目に重要度が高い、と判断してもよい。そして、制御部36は、災害予報の重要度が基準以上のときには第二モードを選択して実行し、災害予報の重要度が当該基準に満たないときには第一モードを実行してもよい。これにより、災害予報の重要度が高い緊急時には、第二モードを選択することで、エマージェンシー沸き上げ運転をより確実に実行できる。
制御部36は、所在地域についての災害予報を受信した場合に、第一モードあるいは第二モードを実行してもよい。また、制御部36は、所在地域に隣接する地域についての災害予報を受信した場合に、第一モードあるいは第二モードを実行してもよい。また、制御部36は、所在地域よりも先に災害が発生する地域についての災害予報を受信した場合に、第一モードあるいは第二モードを実行してもよい。「所在地域よりも先に災害が発生する地域」としては、例えば、台風の予想進路において所在地域よりも上流側に位置する地域、雨雲の予想進路において所在地域よりも上流側に位置する地域、所在地域を流れる河川の氾濫のおそれがある場合の当該河川の上流の地域などが挙げられる。
図2は、災害予報が発令されたときに制御部36がエマージェンシー沸き上げ運転の実施の承認をユーザーに要求するときの、リモコン44の表示部44aの表示例と、携帯端末49の表示部49aの表示例とを示す。図2の例において、ユーザーは、エマージェンシー沸き上げ運転の実施を承認する場合には、リモコン44の「ボタンA」を押下するか、携帯端末49の表示部49aの「はい」をタッチし、エマージェンシー沸き上げ運転の実施を否認する場合には、リモコン44の「ボタンB」を押下するか、携帯端末49の表示部49aの「いいえ」をタッチする。
第一モードにおいて、災害予報が発令されたときに沸き上げ運転が実行中であった場合には、制御部36は、リモコン44あるいは携帯端末49などのユーザーインターフェースを用いて、沸き上げ運転を継続するか中止するかの選択をユーザーに要求してもよい。また、第一モードにおいて、エマージェンシー沸き上げ運転の実施をユーザーが否認したときに、沸き上げ運転が実行中であった場合には、制御部36は、その沸き上げ運転を中止してもよい。上記のようにすることで、ユーザーは、断水あるいは停電に備えて生活用水として貯湯タンク8内の湯水の沸き上げ運転が必要と判断した際には、沸き上げ運転を開始あるいは継続させることができる。その反対に、生活用水として貯湯タンク8内の湯水の沸き上げ運転が必要ないとユーザーが判断した際には、実行中の沸き上げ運転を中止させることができる。
第二モードでのエマージェンシー沸き上げ運転の実行条件として、災害予報の災害の種類に関する条件と、災害予報の重要度に関する条件との少なくとも一方の条件をユーザーが設定可能としてもよい。例えば、災害の種類が、断水あるいは停電が発生する可能性が高い特定の種類に該当することを、実行条件としてユーザーが設定可能としてもよい。また、災害予報の重要度が基準以上であることを、実行条件としてユーザーが設定可能としてもよい。
第二モードでのエマージェンシー沸き上げ運転の実行条件として、災害予報が発令された月日が一年のうちで所定の期間内にあることの条件をユーザーが設定可能としてもよい。この「所定の期間」とは、例えば、一年のうちで、夏季のように暑い時期を除いた期間でもよい。夏季のように暑い時期には生活用水として湯を使用しなくてもよいと考えるユーザーは、このような実行条件を設定することで、必要性が低いときのエマージェンシー沸き上げ運転の実施を回避できる。
第二モードでのエマージェンシー沸き上げ運転の実行条件として、災害予報が発令された日の気温が所定の範囲にあることの条件をユーザーが設定可能としてもよい。この「所定の範囲」とは、例えば、35℃以下の範囲でもよいし、30℃以下の範囲でもよいし、25℃以下の範囲でもよい。「災害予報が発令された日の気温」とは、その日の、最高気温、最低気温、平均気温のいずれかでもよい。気温が高い時期には生活用水として湯を使用しなくてもよいと考えるユーザーは、このような実行条件を設定することで、必要性が低いときのエマージェンシー沸き上げ運転の実施を回避できる。
第一モードにおいて、災害予報が解除されたときに、制御部36は、リモコン44あるいは携帯端末49などのユーザーインターフェースにより、ユーザーに、実行中のエマージェンシー沸き上げ運転の終了の承認を要求し、ユーザーがエマージェンシー沸き上げ運転の終了を承認するとエマージェンシー沸き上げ運転を途中で終了し、ユーザーがエマージェンシー沸き上げ運転の終了を否認するとエマージェンシー沸き上げ運転を完了まで継続するようにしてもよい。これにより、災害予報が解除されたときに、実行中のエマージェンシー沸き上げ運転を中止するか継続するかについて、ユーザーの意向をより確実に尊重できる。例えば、断水あるいは停電が発生する可能性がなくなったとユーザーが判断した場合にはエマージェンシー沸き上げ運転を中止し、断水あるいは停電が発生する可能性がまだなくなっていないとユーザーが判断した場合にはエマージェンシー沸き上げ運転を継続することができる。
図3は、災害予報が解除されたときに、制御部36が、実行中のエマージェンシー沸き上げ運転の終了の承認をユーザーに要求するときの、リモコン44の表示部44aの表示例と、携帯端末49の表示部49aの表示例とを示す。図3の例において、ユーザーは、エマージェンシー沸き上げ運転の終了を承認する場合には、リモコン44の「ボタンA」を押下するか、携帯端末49の表示部49aの「はい」をタッチし、エマージェンシー沸き上げ運転の終了を否認する場合には、リモコン44の「ボタンB」を押下するか、携帯端末49の表示部49aの「いいえ」をタッチする。
第二モードにおいて、災害予報が解除されたときに、制御部36は、事前に設定された終了条件が満たされている場合には、実行中のエマージェンシー沸き上げ運転を途中で終了し、当該終了条件が満たされていない場合には、エマージェンシー沸き上げ運転を完了まで継続してもよい。これにより、災害予報が解除されたときに、ユーザーの手を煩わせることなく、エマージェンシー沸き上げ運転を中止するか継続するかを、当該終了条件に応じて、自動で適切に決定できる。
第二モードでのエマージェンシー沸き上げ運転の終了条件として、災害予報の災害の種類に関する条件と、災害予報の重要度に関する条件との少なくとも一方の条件をユーザーが設定可能としてもよい。例えば、災害の種類が、断水あるいは停電が発生する可能性が高い特定の種類に該当しないことを、終了条件としてユーザーが設定可能としてもよい。また、災害予報の重要度が基準未満であることを、終了条件としてユーザーが設定可能としてもよい。これにより、断水あるいは停電が発生する可能性が高い種類の災害だった場合、あるいは、災害予報の重要度が高かった場合には、災害予報が解除されたときでもエマージェンシー沸き上げ運転が完了まで継続されるので、念のために、貯湯タンク8内に多量の湯を溜めることができる。
第二モードでのエマージェンシー沸き上げ運転の終了条件として、災害予報が解除された月日が一年のうちで所定の期間内にあることの条件をユーザーが設定可能としてもよい。この「所定の期間」とは、例えば、一年のうちで、冬季のように寒い時期を除いた期間でもよい。これにより、冬季のように、給湯使用量が多くなりがちな寒い時期には、災害予報が解除されたときでもエマージェンシー沸き上げ運転が完了まで継続されるので、念のために、貯湯タンク8内に多量の湯を溜めることができる。
第二モードでのエマージェンシー沸き上げ運転の終了条件として、災害予報が解除された日の気温が所定の範囲にあることの条件をユーザーが設定可能としてもよい。この「所定の範囲」とは、例えば、35℃以上の範囲でもよいし、30℃以上の範囲でもよいし、25℃以上の範囲でもよい。「災害予報が解除された日の気温」とは、その日の、最高気温、最低気温、平均気温のいずれかでもよい。これにより、気温が比較的低く、給湯使用量が多くなりがちな時期には、災害予報が解除されたときでもエマージェンシー沸き上げ運転が完了まで継続されるので、念のために、貯湯タンク8内に多量の湯を溜めることができる。
災害予報に関する情報を受信した際に承認をユーザーに要求するときに用いるユーザーインターフェース、あるいは、当該要求に対するユーザーの回答を得るときに用いるユーザーインターフェースとして、リモコン44と、携帯端末49とのいずれを優先するかをユーザーが事前に設定可能としてもよい。例えば、リモコン44を優先することが事前に設定されたときには、リモコン44からのユーザーの回答と、携帯端末49からのユーザーの回答とが食い違う場合に、リモコン44からの回答に基づく制御を制御部36が実行してもよい。または、制御部36は、図2あるいは図3のような通知を携帯端末49に送信することなくリモコン44だけに送信してもよい。反対に、携帯端末49を優先することが事前に設定されたときには、リモコン44からのユーザーの回答と、携帯端末49からのユーザーの回答とが食い違う場合に、携帯端末49からの回答に基づく制御を制御部36が実行してもよい。または、制御部36は、図2あるいは図3のような通知をリモコン44に送信することなく携帯端末49だけに送信してもよい。
所在地域よりも先に災害が発生する地域についての災害予報を受信した場合に、制御部36は、所在地域に災害の影響が及ぶ日時を予測し、当該日時までにエマージェンシー沸き上げ運転が完了するように、第一モードまたは第二モードによるエマージェンシー沸き上げ運転を実施してもよい。例えば、制御部36は、台風の予想進路及び移動速度の情報、雨雲の予想進路及び移動速度の情報、所在地域を流れる河川の水位上昇の予測情報のうちの少なくとも一つの情報を、サーバ48からインターネット47及び通信装置46を経由して受信し、その受信した情報に基づいて、所在地域に災害の影響が及ぶ日時を予測してもよい。この「所在地域に災害の影響が及ぶ日時」とは、例えば、所在地域に対する災害予報が発令されると予想される日時でもよいし、台風あるいは雨雲が所在地域に到達すると予想される日時でもよいし、所在地域を流れる河川の水位が警戒水位に到達すると予想される日時でもよい。
制御部36は、エマージェンシー沸き上げ運転を開始する前に、エマージェンシー沸き上げ運転の完了までの所要時間を計算できる。例えば、制御部36は、現在の貯湯タンク8の貯湯量または蓄熱量と、目標貯湯量または目標蓄熱量と、HPユニット7の加熱能力と、循環ポンプ12による循環流量とを用いて、当該所要時間を計算してもよい。制御部36は、所在地域に災害の影響が及ぶと予測した日時よりも、当該所要時間だけ前の日時になったときにエマージェンシー沸き上げ運転を開始してもよい。これにより、所在地域に災害の影響が及ぶと予測した日時までにエマージェンシー沸き上げ運転を完了させることができる。このように、所在地域よりも先に災害が発生する地域についての災害予報が出された場合に、所在地域に災害の影響が及ぶ日時を予測してエマージェンシー沸き上げ運転を開始することで、所在地域に停電あるいは断水などが実際に発生する前に、貯湯タンク8内に多量の湯を確実に溜めることができる。
制御部36は、第一モードまたは第二モードによりエマージェンシー沸き上げ運転を実行しているときに、その旨を、ユーザーインターフェースの表示部に表示させてもよい。例えば、制御部36は、図4のようにして、リモコン44の表示部44aあるいは携帯端末49の表示部49aに、エマージェンシー沸き上げ運転を実行していることを表示してもよい。このようにしてエマージェンシー沸き上げ運転の実行をユーザーに知らせることで、誤作動ではないことをユーザーに伝えて安心させることができる。
制御部36は、第一モードまたは第二モードによりエマージェンシー沸き上げ運転を実行しているときに、その旨を、リモコン44のスピーカ44bあるいは携帯端末49のスピーカ49bから音声を出力してユーザーに報知してもよい。これにより、リモコン44あるいは携帯端末49をユーザーが見ていなくても、エマージェンシー沸き上げ運転の実行をユーザーに知らせることができる。
エマージェンシー沸き上げ運転の実行時にその旨をユーザーインターフェースの表示部44a,49aに表示することと、ユーザーインターフェースのスピーカ44b,49bから音声を出力して報知することのそれぞれを実施するかどうかをユーザーが事前に設定しておくことができるようにしてもよい。これにより、例えば、音声での報知を煩わしいと感じるユーザーは、エマージェンシー沸き上げ運転を実行しているときに、その旨を、ユーザーインターフェースの表示部44a,49aに表示して報知し、かつ、音声では報知しないことを事前に設定することにより、音声による報知のみ、事前に停止させておくことができる。
第一モード及び第二モードのいずれかをユーザーが事前に設定していない場合において、災害予報が発令されたときに、制御部36は、第一モード及び第二モードのいずれかを設定するかどうかを、リモコン44あるいは携帯端末49などのユーザーインターフェースにより、ユーザーに問い合わせるようにしてもよい。そして、第一モード及び第二モードのいずれかを設定するとのユーザーの回答を当該ユーザーインターフェースが受信した場合に、制御部36は、第一モード及び第二モードのうちの設定された方のモードを実行してもよい。これにより、災害予報が発令される前にユーザーが第一モードあるいは第二モードを設定できていなかった場合でも、第一モードあるいは第二モードを実行することができる。
同居するユーザー全員が例えば旅行によって不在になるなど、何らかの理由で給湯が不要になる期間が発生する場合がある。貯湯式給湯装置35は、給湯が不要になる期間の沸き上げ運転を休止することを、リモコン44あるいは携帯端末49などのユーザーインターフェースを用いて、ユーザーが設定できるように構成されている。沸き上げ運転を休止することがユーザーにより設定されている期間中に災害予報が発令されたと仮定した場合に沸き上げ運転の休止を継続するか、沸き上げ運転の休止を解除して第一モードまたは第二モードを実行するかを、ユーザーが事前に設定可能であるようにしてもよい。これにより、沸き上げ運転の休止期間中に災害予報が発令された場合でも、事前にユーザーが必要と判断していれば、エマージェンシー沸き上げ運転を実行することが可能となる。
上記の設定を事前にユーザーがしていない場合において、沸き上げ運転を休止することがユーザーにより設定されている期間中に災害予報が発令されたときに、制御部36は、沸き上げ運転の休止を継続するか、沸き上げ運転の休止を解除して第一モードまたは第二モードを実行するかをユーザーに問い合わせる通知を、ユーザーが所持する携帯端末49へ送信してもよい。これにより、沸き上げ運転の休止期間中のエマージェンシー沸き上げ運転についてユーザーが事前に設定していなかった場合でも、その時点でユーザーが必要と判断すれば、エマージェンシー沸き上げ運転を実行することが可能となる。
図5は、災害予報が発令された際に制御部36が実行する処理の一例を示すフローチャートである。以下、図5を参照して説明する。ステップS1で、発令された災害予報の情報をサーバ48からインターネット47及び通信装置46を介して制御部36が受信すると、処理がステップS2に進む。ステップS2で、ユーザーが事前に第二モードを設定していた場合にはステップS3へ進み、第二モードが設定されていない場合にはステップS8へ進む。
ステップS3では、ユーザーが事前に設定したエマージェンシー沸き上げ運転の実行条件を満たしていればステップS4へ進み、実行条件を満たしていなければステップS6へ進む。ステップS4では、現在において沸き上げ運転が実行中かどうかを判断し、沸き上げ運転が実行中であれば、フローチャートの処理を終了する。沸き上げ運転が実行中でない場合には、ステップS5へ進む。ステップS5では、エマージェンシー沸き上げ運転を開始し、エマージェンシー沸き上げ運転を開始したことをリモコン44あるいは携帯端末49により報知し、フローチャートの処理を終了する。ステップS6では、現在において沸き上げ運転が実行中かどうかを判断し、沸き上げ運転が実行中であればステップS7へ進み、沸き上げ運転が実行中でない場合には、フローチャートの処理を終了する。ステップS7では、沸き上げ運転を終了し、沸き上げ運転を終了したことをリモコン44あるいは携帯端末49に報知し、フローチャートの処理を終了する。
ステップS8では、ユーザーが事前に第一モードを設定していた場合にはステップS9へ進み、第一モードが設定されていない場合にはステップS13へ進む。ステップS9では、現在において沸き上げ運転が実行中かどうかを判断し、沸き上げ運転が実行中であればステップS14へ進み、沸き上げ運転が実行中でない場合には、ステップS10へ進む。ステップS10では、エマージェンシー沸き上げ運転の開始についての承認の要求をリモコン44あるいは携帯端末49により報知し、ステップS11へ進む。ステップS11では、ユーザーが、リモコン44あるいは携帯端末49で、エマージェンシー沸き上げ運転の開始を承認した場合には、ステップS5へ進み、エマージェンシー沸き上げ運転を開始する。これに対し、ユーザーがエマージェンシー沸き上げ運転の開始を承認していない場合には、ステップS12へ進む。ステップS12では、ユーザーが、リモコン44あるいは携帯端末49で、エマージェンシー沸き上げ運転の開始を否認した場合にはフローチャートの処理を終了し、エマージェンシー沸き上げ運転の開始をユーザーが否認していない場合には、ステップS10に戻る。
ステップS14では、実行中の沸き上げ運転をそのまま継続することへの承認をユーザーに要求する通知を、リモコン44あるいは携帯端末49により報知し、ステップS15へ進む。ステップS15では、ユーザーが、リモコン44あるいは携帯端末49で、沸き上げ運転の継続を承認した場合にはフローチャートの処理を終了し、沸き上げ運転の継続をユーザーが承認していない場合には、ステップS16へ進む。ステップS16では、ユーザーが、リモコン44あるいは携帯端末49で、沸き上げ運転の継続を否認した場合にはステップS17へ進み、沸き上げ運転の継続をユーザーが否認していない場合にはステップS14に戻る。ステップS17では、前述したステップS7の処理、すなわち沸き上げ運転を終了する処理を実行し、その後、フローチャートの処理を終了する。
ステップS13では、第一モードあるいは第二モードを設定するか否かの問い合わせを、リモコン44あるいは携帯端末49によりユーザーに報知し、ステップS18へ進む。ステップS18では、ユーザーがリモコン44あるいは携帯端末49で第一モードを設定した場合にはステップS21へ進み、第一モードを設定していない場合にはステップS19へ進む。ステップS21では、前述したステップS9以降の処理を実行する。ステップS19では、ユーザーがリモコン44あるいは携帯端末49で第二モードを設定した場合にはステップS22へ進み、第二モードを設定していない場合にはステップS20へ進む。ステップS22では、前述したステップS3以降の処理を実行する。ステップS20では、ユーザーが、リモコン44あるいは携帯端末49で、第一モード及び第二モードのいずれも設定しないことを設定した場合にはフローチャートの処理を終了し、そうでない場合にはステップS13に戻る。
図6は、災害予報が解除された際に制御部36が実行する処理の一例を示すフローチャートである。以下、図6を参照して説明する。解除された災害予報の情報をサーバ48からインターネット47及び通信装置46を介して制御部36が受信すると、処理がステップS102に進む。ステップS102で、ユーザーが事前に第二モードを設定していた場合にはステップS103へ進み、第二モードが設定されていない場合にはステップS106へ進む。ステップS103では、ユーザーが事前に設定したエマージェンシー沸き上げ運転の終了条件を満たしていればステップS104へ進み、終了条件を満たしていなければフローチャートの処理を終了する。
ステップS104では、現在において沸き上げ運転が実行中かどうかを判断し、沸き上げ運転が実行中であればステップS105へ進み、沸き上げ運転が実行中でない場合には、フローチャートの処理を終了する。ステップS105では、沸き上げ運転を終了し、沸き上げ運転を終了したことをリモコン44あるいは携帯端末49により報知し、フローチャートの処理を終了する。
ステップS106では、ユーザーが第一モードを設定している場合にはステップS107へ進み、第一モードを設定していない場合にはフローチャートの処理を終了する。ステップS107では、現在において沸き上げ運転が実行中かどうかを判断し、沸き上げ運転が実行中であればステップS112へ進み、沸き上げ運転が実行中でなければステップS108へ進む。ステップS108では、エマージェンシー沸き上げ運転の開始についての承認の要求をリモコン44あるいは携帯端末49により報知し、ステップS109へ進む。ステップS109では、ユーザーが、リモコン44あるいは携帯端末49で、エマージェンシー沸き上げ運転の開始を承認した場合、ステップS110へ進み、エマージェンシー沸き上げ運転の開始をユーザーが承認していない場合にはステップS111へ進む。ステップS110では、エマージェンシー沸き上げ運転を開始し、フローチャートの処理を終了する。ステップS111では、ユーザーがリモコン44あるいは携帯端末49でエマージェンシー沸き上げ運転の開始を否認した場合にはフローチャートの処理を終了し、エマージェンシー沸き上げ運転の開始をユーザーが否認していない場合にはステップS108に戻る。
ステップS112では、エマージェンシー沸き上げ運転の終了についての承認の要求をリモコン44あるいは携帯端末49により報知し、ステップS113へ進む。ステップS113では、ユーザーがリモコン44あるいは携帯端末49でエマージェンシー沸き上げ運転の終了を承認した場合にはステップS115へ進み、エマージェンシー沸き上げ運転の終了をユーザーが承認していない場合にはステップS114へ進む。ステップS115では、前述したステップS104以降の処理を実行する。ステップS114では、ユーザーがリモコン44あるいは携帯端末49でエマージェンシー沸き上げ運転の終了を否認した場合にはフローチャートの処理を終了し、エマージェンシー沸き上げ運転の終了をユーザーが否認していない場合にはステップS112に戻る。
2 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒管、 6 空気熱交換器、 7 HPユニット、 8 貯湯タンク、 8a 水導入口、 8b 水導出口、 8c 温水導入口、 8d 温水導入出口、 9a 第一給水管、 9b 第二給水管、 9c 第三給水管、 10 水導出口管、 11 三方弁、 12 循環ポンプ、 13 送湯管、 14 HP往き管、 15 HP戻り管、 16 第一バイパス管、 17 第二バイパス管、 18 四方弁、 20 風呂用熱交換器、 20a 温水導入管、 20b 温水導出管、 21 給湯管、 22 給湯用混合弁、 23 風呂用混合弁、 24 第一給湯管、 25 第二給湯管、 26 風呂用電磁弁、 27 風呂往き管、 28 風呂戻り管、 29 風呂循環ポンプ、 30 浴槽、 31 減圧弁、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 貯湯式給湯装置、 36 制御部、 42,43 貯湯温度センサ、 44 リモコン、 44a 表示部、 44b スピーカ、 44c 操作部、 45 風呂用流量センサ、 46 通信装置、 47 インターネット、 48 サーバ、 49 携帯端末、 49a 表示部、 49b スピーカ、 50 非常用取水栓

Claims (17)

  1. 貯湯タンクと、
    電力を消費して水を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段により加熱された湯を前記貯湯タンクに蓄える運転である沸き上げ運転を実行可能な制御手段と、
    災害の発生を予報する災害予報に関する情報を受信する受信手段と、
    を備え、
    前記災害予報が発令されたときに実行するモードとして第一モード及び第二モードのいずれかを前記災害予報の内容に応じて前記制御手段が選択して実行可能であり、
    前記第一モードにおいて、前記災害予報が発令されたときに、前記制御手段は、ユーザーインターフェースにより、ユーザーに、前記沸き上げ運転の実施の承認を要求し、ユーザーが前記沸き上げ運転の実施を承認すると前記沸き上げ運転を実施し、
    前記第二モードにおいて、前記災害予報が発令されたときに、前記制御手段は、事前に設定された実行条件が満たされている場合には前記沸き上げ運転を実施する貯湯式給湯装置。
  2. 貯湯タンクと、
    電力を消費して水を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段により加熱された湯を前記貯湯タンクに蓄える運転である沸き上げ運転を実行可能な制御手段と、
    災害の発生を予報する災害予報に関する情報を受信する受信手段と、
    を備え、
    前記災害予報が発令されたときに実行するモードとして第一モード及び第二モードのいずれかをユーザーが事前に選択可能であるか、前記災害予報の内容に応じて前記制御手段が前記第一モード及び前記第二モードのいずれかを選択して実行可能であり、
    前記第一モードにおいて、前記災害予報が発令されたときに、前記制御手段は、ユーザーインターフェースにより、ユーザーに、前記沸き上げ運転の実施の承認を要求し、ユーザーが前記沸き上げ運転の実施を承認すると前記沸き上げ運転を実施し、
    前記第二モードにおいて、前記災害予報が発令されたときに、前記制御手段は、事前に設定された実行条件が満たされている場合には前記沸き上げ運転を実施し、
    前記沸き上げ運転を休止することがユーザーにより設定されている期間中に前記災害予報が発令されたと仮定した場合に前記沸き上げ運転の休止を継続するか、前記沸き上げ運転の休止を解除して前記第一モードまたは前記第二モードを実行するかを、ユーザーが事前に設定可能である貯湯式給湯装置。
  3. 貯湯タンクと、
    電力を消費して水を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段により加熱された湯を前記貯湯タンクに蓄える運転である沸き上げ運転を実行可能な制御手段と、
    災害の発生を予報する災害予報に関する情報を受信する受信手段と、
    を備え、
    前記災害予報が発令されたときに実行するモードとして第一モード及び第二モードのいずれかをユーザーが事前に選択可能であるか、前記災害予報の内容に応じて前記制御手段が前記第一モード及び前記第二モードのいずれかを選択して実行可能であり、
    前記第一モードにおいて、前記災害予報が発令されたときに、前記制御手段は、ユーザーインターフェースにより、ユーザーに、前記沸き上げ運転の実施の承認を要求し、ユーザーが前記沸き上げ運転の実施を承認すると前記沸き上げ運転を実施し、
    前記第二モードにおいて、前記災害予報が発令されたときに、前記制御手段は、事前に設定された実行条件が満たされている場合には前記沸き上げ運転を実施し、
    前記沸き上げ運転を休止することがユーザーにより設定されている期間中に前記災害予報が発令されたときに、前記制御手段は、前記沸き上げ運転の休止を継続するか、前記沸き上げ運転の休止を解除して前記第一モードまたは前記第二モードを実行するかをユーザーに問い合わせる通知を、ユーザーが所持する携帯端末へ送信可能である貯湯式給湯装置。
  4. 前記制御手段は、前記災害予報の災害の種類と、前記災害予報の重要度との少なくとも一方に応じて、前記第一モード及び前記第二モードのいずれかを選択して実行可能である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記実行条件として、前記災害予報の災害の種類に関する条件と、前記災害予報の重要度に関する条件との少なくとも一方の条件をユーザーが設定可能である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記実行条件として、前記災害予報が発令された月日が一年のうちで所定の期間内にあることの条件をユーザーが設定可能である請求項1から請求項のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記実行条件として、前記災害予報が発令された日の気温が所定の範囲にあることの条件をユーザーが設定可能である請求項1から請求項のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 前記第一モードにおいて、前記災害予報が解除されたときに、前記制御手段は、前記ユーザーインターフェースにより、ユーザーに、実行中の前記沸き上げ運転の終了の承認を要求し、ユーザーが前記沸き上げ運転の終了を承認すると前記沸き上げ運転を終了し、
    前記第二モードにおいて、前記災害予報が解除されたときに、前記制御手段は、事前に設定された終了条件が満たされている場合には前記沸き上げ運転を終了する請求項1から請求項のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  9. 前記終了条件として、前記災害予報の災害の種類に関する条件と、前記災害予報の重要度に関する条件との少なくとも一方の条件をユーザーが設定可能である請求項に記載の貯湯式給湯装置。
  10. 前記終了条件として、前記災害予報が解除された月日が一年のうちで所定の期間内にあることの条件をユーザーが設定可能である請求項または請求項に記載の貯湯式給湯装置。
  11. 前記終了条件として、前記災害予報が解除された日の気温が所定の範囲にあることの条件をユーザーが設定可能である請求項から請求項10のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  12. 前記貯湯式給湯装置の所在地が含まれる所在地域よりも先に災害が発生する地域についての前記災害予報を受信した場合に、前記制御手段は、前記所在地域に災害の影響が及ぶ日時を予測し、当該日時までに前記沸き上げ運転が完了するように、前記第一モードまたは第二モードによる前記沸き上げ運転を実施可能である請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  13. 前記災害予報に関する情報を受信した際に前記承認をユーザーに要求するときに用いる前記ユーザーインターフェース、あるいは、当該要求に対するユーザーの回答を得るときに用いる前記ユーザーインターフェースとして、前記貯湯式給湯装置が利用される建物の内部に設置されたリモコンと、ユーザーが所持する携帯端末とのいずれを優先するかをユーザーが事前に設定可能である請求項1から請求項1のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  14. 前記第一モードまたは前記第二モードにより前記沸き上げ運転を実行しているときに、その旨を、前記ユーザーインターフェースの表示部に表示可能である請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  15. 前記第一モードまたは前記第二モードにより前記沸き上げ運転を実行しているときに、その旨を、前記ユーザーインターフェースから音声を出力して報知可能である請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  16. 前記第一モードまたは前記第二モードにより前記沸き上げ運転を実行しているときに、その旨を、前記ユーザーインターフェースの表示部に表示して報知し、かつ、音声では報知しないことをユーザーが事前に設定可能である請求項1から請求項15のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  17. 前記第一モード及び前記第二モードのいずれかをユーザーが事前に設定していない場合において、前記災害予報が発令されたときに、前記第一モード及び前記第二モードのいずれかを設定するかどうかを、前記ユーザーインターフェースにより、ユーザーに問い合わせる請求項1から請求項16のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
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