JP6950296B2 - 制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6950296B2
JP6950296B2 JP2017121941A JP2017121941A JP6950296B2 JP 6950296 B2 JP6950296 B2 JP 6950296B2 JP 2017121941 A JP2017121941 A JP 2017121941A JP 2017121941 A JP2017121941 A JP 2017121941A JP 6950296 B2 JP6950296 B2 JP 6950296B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
control plan
plan
electric power
power equipment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017121941A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019009868A (ja
Inventor
誉実 横瀬
誉実 横瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2017121941A priority Critical patent/JP6950296B2/ja
Publication of JP2019009868A publication Critical patent/JP2019009868A/ja
Priority to JP2021151684A priority patent/JP2021192586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6950296B2 publication Critical patent/JP6950296B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/30Systems integrating technologies related to power network operation and communication or information technologies for improving the carbon footprint of the management of residential or tertiary loads, i.e. smart grids as climate change mitigation technology in the buildings sector, including also the last stages of power distribution and the control, monitoring or operating management systems at local level
    • Y02B70/3225Demand response systems, e.g. load shedding, peak shaving
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/50Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S20/00Management or operation of end-user stationary applications or the last stages of power distribution; Controlling, monitoring or operating thereof
    • Y04S20/20End-user application control systems
    • Y04S20/222Demand response systems, e.g. load shedding, peak shaving

Landscapes

  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、電力設備の制御計画を作成する制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラムに関する。
需要家への発電機又は蓄電池などの分散型電源の導入が進む中、導入された分散型電源を高効率で利用することが求められている。このような背景の元、近年、EMS(Energy Management System)が普及している。
EMSは、需要家における負荷需要や再生可能エネルギー発電装置の発電量などを予測し、予測結果と、分散型電源を運用する上での制約とに基づいて、分散型電源の制御計画を作成し、作成した制御計画に基づいて分散型電源を制御する。
例えば、分散型電源の制御計画の作成方法として、特許文献1および2に記載の方法が提案されている。
特許文献1には、制御対象の電力設備をキャンセルすることのできる、電力設備の制御計画の作成方法について開示されている。
特許文献2には、季節、天気または曜日などの計画パターン指標ごとの計画パターンを作成し、複数の計画パターンの中からいずれかをユーザに選択させることが示されている。
特開2013−191182号公報 特開2016−100985号公報
しかしながら、従来の制御計画に従って、電力設備を制御したとしても、負荷需要や発電量などの予測値が実績値と大きく乖離し、これらの計画が破綻する場合がある。このような誤った予測値に基づいて作成された制御計画に従い電力設備の運用を行った場合には、電力会社との間の契約電力以上の電力を受電しなければならない状況や、デマンドレスポンス(以下、「DR」という。)で要請された系統電力からの受電電力の削減を実現できない状況などが発生する場合がある。また、負荷需要や発電量などの予測が外れた場合には、そもそも制御計画が作成されない場合もある。
このような場合であっても、電力設備の制御方針を変更することにより、受電契約を守ることができたり、DRで要請された電力系統からの受電電力の削減を実現できたりする場合がある。例えば、コスト最小化の制御方針に従うと、DR実施中に発電機を使用しない制御計画が作成され、DRに失敗したとする。しかしながら、制御計画の成功率最大化の制御方針に従えば、DR実施中に発電機を使用する制御計画が作成され、DRに成功できる場合がある。
しかし、特許文献1に記載の方法では、そもそもユーザに対して制御計画が1種類しか提示されない。このため、電力設備の制御方針に対するユーザの意思を、制御計画に反映させることができない。
また、特許文献2に記載の方法では、ユーザに対して複数の計画パターンが提示されるものの、これらの計画パターンは、季節、天気または曜日などの計画パターン指標に応じて作成されたものであり、電力設備の制御方針はいずれも同じである。このため、電力設備の制御方針に対するユーザの意思を、制御計画に反映させることができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、電力設備の制御方針に対するユーザの意思を、電力設備の制御計画に反映させることのできる制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
(1)上記目的を達成するために、本発明の一実施態様に係る制御計画作成装置は、電力設備の制御計画を作成する制御計画作成装置であって、予め定められた複数の制御方針のそれぞれに従って、前記電力設備の制御計画を作成する作成部と、前記作成部が作成した複数の前記制御計画を画面に表示する表示制御部と、複数の前記制御計画のうちの、ユーザによるいずれかの選択入力を受け付ける受付部とを備え、前記作成部は、前記ユーザが選択した前記制御計画に対応する前記制御方針に従い、前記制御計画を更新する。
(5)本発明の他の実施態様に係る制御計画作成方法は、電力設備の制御計画を作成する制御計画作成方法であって、予め定められた複数の制御方針のそれぞれに従って、前記電力設備の制御計画を作成するステップと、作成された複数の前記制御計画を画面に表示するステップと、複数の前記制御計画のうちの、ユーザによるいずれかの選択入力を受け付けるステップと、前記ユーザが選択した前記制御計画に対応する前記制御方針に従い、前記制御計画を更新するステップとを含む。
(6)本発明の他の実施態様に係るコンピュータプログラムは、電力設備の制御計画を作成する制御計画作成装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、予め定められた複数の制御方針のそれぞれに従って、前記電力設備の制御計画を作成する作成部と、前記作成部が作成した複数の前記制御計画を画面に表示する表示制御部と、複数の前記制御計画のうちの、ユーザによるいずれかの選択入力を受け付ける受付部として機能させ、前記作成部は、前記ユーザが選択した前記制御計画に対応する前記制御方針に従い、前記制御計画を更新する。
なお、本発明は、制御計画作成装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現したり、制御計画作成装置を含む電力システムとして実現したりすることもできる。
本発明によると、電力設備の制御方針に対するユーザの意思を、電力設備の制御計画に反映させることができる。
本発明の実施の形態にかかる電力システムの全体構成を示すブロック図である。 表示装置の制御計画の表示例を示す図である。 DR実施時の電力推移の一例を示す図である。 制御計画作成装置の実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。 制御計画と、各電力機器の現在の出力との表示例を示す図である。 制御計画と、各電力機器の現在の出力との表示例を示す図である。 制御計画と、各電力機器の現在の出力との表示例を示す図である。
[本願発明の実施形態の概要]
最初に本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1)本発明の一実施形態に係る制御計画作成装置は、電力設備の制御計画を作成する制御計画作成装置であって、予め定められた複数の制御方針のそれぞれに従って、前記電力設備の制御計画を作成する作成部と、前記作成部が作成した複数の前記制御計画を画面に表示する表示制御部と、複数の前記制御計画のうちの、ユーザによるいずれかの選択入力を受け付ける受付部とを備え、前記作成部は、前記ユーザが選択した前記制御計画に対応する前記制御方針に従い、前記制御計画を更新する。
この構成によると、複数の制御方針に従い作成された複数の制御計画の中からいずれかをユーザが選択すると、選択した制御計画の作成の元となった制御方針に従い、制御計画が更新される。このため、電力設備の制御方針に対するユーザの意思を、電力設備の制御計画に反映させることができる。
(2)好ましくは、前記複数の制御方針は、前記制御計画の成功率最大化の制御方針、前記電力設備の運用時の予想コスト最小化の制御方針、および前記ユーザの前記電力設備の操作回数最小化の制御方針のうち、少なくとも2つ以上の制御方針を含む。
この構成によると、制御計画の成功率最大化の制御方針、電力設備の運用時の予想コスト最小化の制御方針、およびユーザの電力設備の操作回数最小化の制御方針の中から、いずれかの制御方針を、ユーザの意思として制御計画に反映させることができる。
(3)また、前記作成部は、デマンドレスポンスの要請があった場合に、前記複数の制御方針のそれぞれに従った前記制御計画を作成し、前記表示制御部は、前記要請があった場合に、複数の前記制御計画を画面に表示し、前記受付部は、前記要請があった場合に、前記選択入力を受け付け、前記作成部は、当該デマンドレスポンスが終了するまでの間、前記ユーザが選択した前記制御計画に対応する前記制御方針に従い、前記制御計画を更新してもよい。
この構成によると、デマンドレスポンス時の電力設備の制御方針をユーザが決定することができ、ユーザが決定した制御方針の制御計画に従いデマンドレスポンスの間、電力設備が制御される。
(4)また、前記表示制御部は、さらに、前記作成部が更新する前記制御計画とともに、当該制御計画の制御方針に関連する情報を前記画面に表示してもよい。
この構成によると、制御計画とともに、制御方針に関連する情報が画面に表示される。このため、ユーザは、どのような制御方針で制御計画が作成されているかを知ることができる。
(5)本発明の他の実施形態に係る制御計画作成方法は、電力設備の制御計画を作成する制御計画作成方法であって、予め定められた複数の制御方針のそれぞれに従って、前記電力設備の制御計画を作成するステップと、作成された複数の前記制御計画を画面に表示するステップと、複数の前記制御計画のうちの、ユーザによるいずれかの選択入力を受け付けるステップと、前記ユーザが選択した前記制御計画に対応する前記制御方針に従い、前記制御計画を更新するステップとを含む。
この構成は、上述の制御計画作成装置が備える処理部をステップとして含む。このため、上述の制御計画装置と同様の作用および効果を奏することができる。
(6)本発明の他の実施形態に係るコンピュータプログラムは、電力設備の制御計画を作成する制御計画作成装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、前記コンピュータを、予め定められた複数の制御方針のそれぞれに従って、前記電力設備の制御計画を作成する作成部と、前記作成部が作成した複数の前記制御計画を画面に表示する表示制御部と、複数の前記制御計画のうちの、ユーザによるいずれかの選択入力を受け付ける受付部として機能させ、前記作成部は、前記ユーザが選択した前記制御計画に対応する前記制御方針に従い、前記制御計画を更新する。
この構成によると、コンピュータを上述の制御計画作成装置として機能させることができる。このため、上述の制御計画装置と同様の作用および効果を奏することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。本発明は、特許請求の範囲によって特定される。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
[電力システムの全体構成]
図1は、本発明の実施の形態にかかる電力システムの全体構成を示すブロック図である。
本実施の形態に係る電力システム1は、例えば、工場に設置される電力設備30と、電力設備30に含まれる電力機器の制御計画を作成する制御計画作成装置10とを備える。つまり、電力システム1は、工場内に配設された交流配電線80よりなる配電網と、交流配電線80にそれぞれ接続された電力設備30としての内燃力発電機40、電力貯蔵装置50、太陽光発電機60および負荷装置70と、電力設備30(電力機器40〜70)と通信ネットワーク22を介して接続された制御計画作成装置10とを備える。
制御計画作成装置10は、負荷装置70による電力需要を満たすために、内燃力発電機40、電力貯蔵装置50および太陽光発電機60の制御計画を作成する。また、制御計画作成装置10は、作成した制御計画に基づく指令を、通信ネットワーク22を介して各電力機器40〜60に送信することにより、各電力機器40〜60の運転を制御する。制御計画作成装置10は、例えば、FEMS(Factory Energy Management System)サーバにより構成される。
なお、制御計画作成装置10は、自身が作成した制御計画を表示装置21に表示させることができる。制御計画作成装置10と表示装置21とは一体に構成されていても良いし、表示装置21が、ネットワークを介して制御計画作成装置10と接続され、制御計画作成装置10と離れた場所に設置されていても良い。また、制御計画作成装置10は、通信ネットワーク22を介して他のサーバに制御計画を送信してもよい。
通信ネットワーク22は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)またはインターネットなどである。
内燃力発電機40は、例えば、ガスやディーゼル油などの燃焼エネルギーを電気エネルギーに変換する発電装置を含む。
ただし、電力システム1は、内燃力発電機40の代わりに、または内燃力発電機40とともに、燃料電池などの、化学変化によってエネルギーを電気エネルギーに変換する発電装置を含んでいてもよい。
電力貯蔵装置50は、例えば、レドックスフロー(RF)電池、リチウムイオン電池、溶融塩電池、鉛蓄電池などの二次電池を含む。電力貯蔵装置50は、双方向のDC(直流)/AC(交流)変換器を介して交流配電線80に接続される。なお、これらの二次電池に代えてフライホイールバッテリーや揚水発電機などが用いられてもよい。
太陽光発電機60は、太陽電池を含んで構成され、太陽光を、太陽電池を用いて電力に変換する。太陽光発電機60は、単方向のDC/AC変換器を介して交流配電線80に接続される。なお、本実施の形態では、再生可能エネルギーを利用した発電装置の例として、太陽光発電機60を用いて説明する。ただし、再生可能エネルギーを利用した発電装置は、太陽光発電機60に限定されるものではなく、例えば、風力、波力、潮力、地熱、バイオマス等を利用して発電を行う発電装置であっても良い。
負荷装置70は、例えば、生産機械などの電力調整が不可能あるいは可能であっても実際上調整が許されない非調整型の負荷装置を含む。また、負荷装置70は、照明、エアコンなどの、消費電力の調整が可能な調整型の負荷装置を含んでいてもよい。負荷装置70は、スマートタップやスマート分電盤などの、制御と電力情報の計測とが可能な機器を介して交流配電線80に接続される。
電力システム1は、電力系統90に系統連系が可能となっており、電力システム1における不足電力は電力系統90から取得可能である。
[制御計画作成装置10の構成]
図1を参照して、制御計画作成装置10の構成について説明する。
制御計画作成装置10は、通信I/F部11と、データ収集部12と、DR要請受付部13と、入力受付部14と、需要予測部15と、制御計画作成部16と、電力機器制御部17と、表示制御部18とを備える。
通信I/F(インタフェース)部11は、通信ネットワーク22を介して、各電力機器40〜70と通信を行うための通信インタフェースである。通信I/F部11は、有線LANアダプタや無線LANアダプタなどにより構成される。
データ収集部12は、通信I/F部11を介して、各電力機器40〜70から、電力の入出力に関する実績値を収集する。つまり、データ収集部12は、内燃力発電機40から、発電電力の実績値を収集する。また、データ収集部12は、電力貯蔵装置50から、充放電電力の実績値を収集する。さらに、データ収集部12は、太陽光発電機60から、発電電力の実績値を収集する。また、データ収集部12は、負荷装置70から、需要電力の実績値、および電力系統90からの買電電力の実績値を収集する。データ収集部12は収集した実績値を、記憶装置19に記憶させる。
記憶装置19は、HDD(Hard Disk Drive)、不揮発性メモリまたは揮発性メモリなどから構成され、各種情報を記憶する。
DR要請受付部13は、アグリゲータを介して電力会社からのデマンドレスポンス(DR)の要請を受け付ける。
ここで、DRについて説明する。電力会社は、アグリゲータに対してDRを発行することにより、電力の削減要請を行う。DRでは、DRの実施時間と、要請する削減電力とがアグリゲータに通知される。アグリゲータは、電力会社が発行したDRに応答して、アグリゲータが管理する需要家に対して、DRを発行する。つまり、アグリゲータは、電力会社が要請する削減電力を複数の需要家に分配して、需要家ごとにDRを発行する。なお、需要家がDRに参加する際の削減電力は契約で予め定められていることもあるし、DR実施毎に需要家に通知されることもある。この契約は、需要家とアグリゲータとの間、または需要家と電力会社との間で結ばれる。以下では、契約で定められた削減電力のことを「契約削減電力」という。契約削減電力は、契約により、DR実施時間にベースライン電力を基準として削減を要請される電力のことである。
需要家は、アグリゲータが発行したDRに応答して、DRの実施時間において、エアコンなどの電力を消費する機器を停止させたり、ガス発電機により発電を行ったりすることにより、電力系統からの受電電力の削減を行う。需要家は、削減した受電電力をネガワットとしてアグリゲータに通知する。
アグリゲータは、複数の需要家のネガワットを集計し、ネガワットの合計値を電力会社に通知する。
電力会社は、アグリゲータからネガワットの合計値の通知を受け、通知されたネガワットの合計値と要請した削減電力とに基づいて報酬を決定し、決定した報酬をアグリゲータに支払う。例えば、電力会社は、ネガワットの合計値が要請した削減電力を上回っている場合に、基本報酬と、ネガワットの合計値に比例した従量報酬とをアグリゲータに支払うようにしてもよい。
アグリゲータは、電力会社から支払われた報酬の一部をアグリゲータの報酬として受け取り、残りの報酬を需要家に分配する。
需要予測部15は、記憶装置19に記憶されているデータ収集部12が収集した電力機器40〜70の実績値に基づいて、電力設備30における電力需要の予測値である需要予測値を算出する。需要予測値の算出方法は、本願の主眼ではなく、公知の技術を用いることができる。このため、その詳細な説明は省略する。例えば、過去の曜日ごとの電力需要の実績値を天候データなどに基づいて補正することにより、需要予測値を算出してもよい。需要予測部15は、算出した需要予測値を記憶装置19に記憶させる。
なお、需要予測値が予め記憶装置19に記憶されている場合には、需要予測部15は、記憶装置19から需要予測値を読み出すことにより、需要予測値を取得してもよい。
制御計画作成部16は、作成部として機能し、需要予測部15が算出または取得した需要予測値に基づいて、所定の制約条件(各電力機器40〜60の入出力に関する制約条件、燃費に関する制約条件、需給バランスに関する制約条件、電気料金やガス料金に関する制約条件など)の下で予め定められた目的関数を最適化することにより、時間ステップ(t)ごとの制御計画を作成する。その際、制御計画作成部16は、予め定められた複数の制御方針のそれぞれに従って、電力設備30の制御計画を作成する。つまり、制御計画作成部16は、制御計画の成功率を最大化する制御方針と、電力設備30の運用時の予想コストを最小化する制御方針と、ユーザによる電力設備30の操作回数を最小化する制御方針のそれぞれについて制御計画を作成する。
制御計画作成部16は、制御計画の成功率を最大化する制御方針に従って制御計画を作成する場合には、以下の式1に示す成功率の関数を最大化するように電力設備30の制御計画を作成する。ここで、時間Tにおける電力設備Eの出力をW(k,i)とし、時間Tにおける目標受電電力をPとする。また、時間Tにおける需要予測をA´とし、時間Tにおける需要実績Aが需要予測A´の±wに含まれる確率をR(w,i)とする。式1を最大化する制御計画を作成することにより、全時間において、需要予測A´が、目標受電電力P+発電電力以下に収まる平均確率を最大化するような制御計画が作成される。
Figure 0006950296
制御計画作成部16は、電力設備30の運用時の予想コストを最小化する制御方針に従って制御計画を作成する場合には、以下の式2に示すコストの関数を最小化するように電力設備30の制御計画を作成する。ここで、電力設備Eの出力xにおけるコスト特性をC(k,x)とする。式2を最小化することにより、全時間における全電力設備の発電コストの合計を最小化するような制御計画が作成される。
Figure 0006950296
制御計画作成部16は、ユーザによる電力設備30の操作回数を最小化する制御方針に従って制御計画を作成する場合は、以下の式3に示す操作回数の関数を最小化するように電力設備30の制御計画を作成する。なお、時間Tにおける電力設備Eへの制御指令の有無をD(k,i)とおく。ここで、ユーザに対する制御指令がある場合は、D(k,i)=1であり、ユーザに対する制御指令がない場合は、D(k,i)=0である。式3を最小化することにより、全時間における全電力設備の操作回数の合計を最小化するような制御計画が作成される。
Figure 0006950296
電力機器制御部17は、制御計画作成部16が作成した制御計画に基づいて、通信I/F部11を介して各電力機器40〜60に指示を送信することにより、各電力機器40〜60を制御する。ただし、各電力機器40〜60の制御の一部(例えば、電源のON、OFF等)は、ユーザが操作するものとする。この操作回数が、式3に示す操作回数である。
表示制御部18は、制御計画作成部16が作成した制御計画を表示装置21に表示するための制御を行う。
図2は、表示装置21の制御計画の表示例を示す図である。
表示装置21には、制御案1から制御案3までの3つの制御計画が表示される。制御案1は、制御計画の成功率を最大化する制御方針に従い作成された制御計画を示す。制御案2は、電力設備30の運用時の予想コストを最小化する制御方針に従い作成された制御計画を示す。制御案3は、ユーザによる電力設備30の操作回数を最小化する制御方針に従い作成された制御計画を示す。いずれの制御案においても、左側に制御計画を示すグラフが示されている。当該グラフの横軸は時間を示し、縦軸は、各電力機器40〜60の出力(電力量)を示している。ここでは、模式的に2つの電力機器の出力をグラフで示している。右側には、制御計画の成功率と、電力設備30の運用時の予想コストと、ユーザによる電力設備30の操作回数とが示されている。制御案1における成功率は95%、予想コストは12万円、操作回数は5回である。制御案2における成功率は80%、予想コストは6万円、操作回数は12回である。制御案3における成功率は85%、予想コストは10万円、操作回数は2回である。つまり、制御案1〜3のうち、制御案1が最も成功率が高く、制御案2が最も予想コストが小さく、制御案3が最も操作回数が小さい。
なお、表示装置21に表示される制御計画は、上記した3つに限定されるものではなく、このうち2つの制御計画が表示されていればよい。また、制御計画作成部16が他の制御方針に従い制御計画を作成し、表示装置21に表示される制御計画が、当該他の制御方針に従い作成された制御計画を含んでいてもよい。
入力受付部14は、受付部として機能し、制御計画作成部16が作成した複数の制御方針に従った制御計画の中から、ユーザによるいずれかの選択入力を受け付ける。例えば、表示装置21に表示された複数の制御方針に従った制御計画の中から、ユーザがキーボード20等を操作して制御計画を選択すると、入力受付部14は、ユーザが選択した制御計画を選択入力として受け付ける。
制御計画作成部16は、ユーザが選択した制御計画に対応する制御方針に従い、制御計画を更新する。例えば、制御計画は10分単位または30分単位で更新される。
次に、DR実施時の電力の推移の一例について説明する。
図3は、DR実施時の電力推移の一例を示す図であり、横軸は時間を示し、縦軸は電力を示す。図3は、例えば、ある需要家の電力推移の一例を示す。
13時30分にDRがアグリゲータから需要家の制御計画作成装置10に対して要請され、その10分後の13時40分にDRが開始される。DRの実施時間は1時間であり、14時40分にDRが終了する。
需要家には、DR実施時間中にベースライン電力32を基準として契約削減電力の受電電力削減が要求される。つまり、ベースライン電力32とDR目標電力33との差が契約削減電力となる。ここで、ベースライン電力32は、電力削減量を計算する際の基準となる電力のことであり、アグリゲータと需要家との間のDR契約時に取り決められる。
制御計画作成装置10は、DR実施時間中に契約削減電力の受電電力34を削減するように、つまり、受電電力34がDR目標電力33以下となるように各電力機器40〜70の入出力の計画を作成し、当該電力機器の入出力を制御する。ただし、電力機器の操作の一部はユーザが行うものとする。なお、需要家には、2台の内燃力発電機40が設置されているものとする。つまり、需要家は、受電電力34がDR目標電力33以下となるように、内燃力発電機40に発電させる。内燃力発電機40が発電する電力の推移は、発電機発電電力37および38で示される。電力貯蔵装置50が充放電する電力の推移は蓄電池充放電電力39で示される。また、太陽光発電機60が発電する電力の推移はPV発電電力36で示される。
図3の例では、DR実施時間前に比べ、発電機発電電力37および38が増加していることより、発電機による発電電力の増量が行われていることが分かる。これにより、DR実施時間における受電電力34の平均値とベースライン電力32との差が、契約削減電力の99.7%となっており、受電電力34の削減達成率が99.7%であることが示されている。なお、図3では、需要家の需要電力31も合わせて示している。
[制御計画作成装置10の処理フロー]
次に、DR実施時に制御計画を作成する処理を例に、制御計画作成装置10が実行する処理を説明する。図4は、制御計画作成装置10の実行する処理手順の一例を示すフローチャートである。
DR要請受付部13は、アグリゲータよりDR要請を受け付けるまで待機する(S1)。DR要請を受け付けた場合には、制御計画作成部16は、複数の制御方針に従って、複数の制御計画を作成する(S2)。具体的には、制御計画作成部16は、制御計画の成功率を最大化する制御方針に従い制御計画を作成する。また、制御計画作成部16は、電力設備30の運用時の予想コストを最小化する制御方針に従い制御計画を作成する。さらに、制御計画作成部16は、ユーザによる電力設備30の操作回数を最小化する制御方針に従い制御計画を作成する。
表示制御部18は、DR要請受付部13が作成した複数の制御計画を表示装置21に表示する(S3)。これにより、例えば、図2に示したように、複数の制御計画が表示装置21に表示される。
入力受付部14は、ユーザによる複数の制御計画のうちのいずれかの制御計画の選択入力を受け付けるまで待機する(S4)。ユーザがいずれかの制御計画の選択入力を行った場合には(S4でYES)、電力機器制御部17は、DR実施時間が終了しているか否かを判断する(S5)。DR実施時間は、DR要請受付部13が受け付けたDR要請に示されている。
DR実施時間が終了していれば(S5でYES)、制御計画作成装置10は、処理を終了する。
DR実施時間が終了していなければ(S5でNO)、電力機器制御部17は、ユーザが選択した制御計画に従い、電力機器40〜60を制御する(S6)。その際、表示制御部18は、制御計画と、各電力機器40〜60の現在の出力とを、表示装置21に表示する。
例えば、ユーザが、図2に示す3つの制御計画のうち、制御案1の制御計画を選択したとする。図5は、制御計画と、各電力機器40〜60の現在の出力との表示例を示す図である。図5の欄101には、DR対応中であることが示されている。欄102の上段には、現在の受電電力を示すグラフが示されている。当該グラフの横軸は時間を示し、縦軸は電力を示す。DR実施時間は17:15から18:15の間であり、17:15の直前から受電電力が低下し、現在、受電電力がDR目標電力を下回っていることが分かる。欄102の下段には、電力貯蔵装置50および内燃力発電機40の制御計画を示すグラフが示されている。各グラフの横軸は時間を示し、縦軸は運転または停止を示している。ユーザは、例えば、当該グラフを見ることにより、電力貯蔵装置50や内燃力発電機40の電源のONまたはOFFの操作を行う。
欄103には、各電力機器40〜60、負荷装置70および電力系統90の状態が示されている。例えば、電力貯蔵装置50の現在状態は「運転中」であり、制御モードは「ローカル」であり、充放電電力は「512.0kW」であり、充電率は「81.0%」であることが示されている。なお、欄103には、風力発電機の状態も示されているが、電力システム1に風力発電機が備えられていない場合には、このような表示がされなくてもよい。
また、欄104には、現在の制御計画の成功率「90%」が示されている。欄104には、制御計画の制御方針に関連する情報が表示される。つまり、欄104には、制御計画の成功率が示されていることより、図5に示す制御計画の制御方針は、制御計画の成功率を最大化する制御方針であることが分かる。
ステップS4においてユーザが他の制御計画を選択した場合にも、図5と同様の表示が行われる。図6は、制御計画と、各電力機器40〜60の現在の出力との表示例を示す図である。図6の欄104には、現在の予想コスト「5万円」が示されている。このことより、図6に示す制御計画の制御方針は、電力設備30の運用時の予想コストを最小化する制御方針であることが分かる。
図7は、制御計画と、各電力機器40〜60の現在の出力との表示例を示す図である。図7の欄104には、ユーザに対する操作指示情報として「17:15 内燃力発電機をON、17:15 電力貯蔵装置をON」等が記載されている。このことより、図7に示す制御計画の制御方針は、ユーザによる電力設備30の操作回数を最小化する制御方針であることが分かる。
電力機器制御部17は、制御計画の更新タイミングであるか否かを判断する(S7)。例えば、制御計画が10分ごとに更新される場合には、電力機器制御部17は、制御計画を作成してから10分経過していれば、制御計画の更新タイミングであると判断する。また、電力機器制御部17は、制御計画を作成してから10分経過していなければ、制御計画の更新タイミングでないと判断する。
電力機器制御部17が制御計画の更新タイミングでないと判断した場合には(S7でNO)、ステップS5に戻る。
電力機器制御部17が制御計画の更新タイミングであると判断した場合には(S7でYES)、電力機器制御部17は、ユーザが選択した制御方針に従い、制御計画を更新する(S8)。つまり、電力機器制御部17は、ステップS4の処理において、ユーザが選択した制御計画に対応する制御方針に従い、制御計画を更新する。例えば、ユーザが、図2に示す3つの制御計画のうち、制御案1の制御計画を選択した場合には、制御計画作成部16は、制御計画の成功率を最大化する制御方針に従い制御計画を更新する。その後、ステップS5に戻る。
[実施の形態の効果]
以上説明したように、本発明の実施の形態によると、複数の制御方針に従い作成された複数の制御計画の中からいずれかをユーザが選択すると、選択した制御計画の作成の元となった制御方針に従い、制御計画が更新される。このため、電力設備の制御方針に対するユーザの意思を、電力設備の制御計画に反映させることができる。
具体的には、制御計画の成功率最大化の制御方針、電力設備の運用時の予想コスト最小化の制御方針、およびユーザの電力設備の操作回数最小化の制御方針の中から、いずれか制御方針を、ユーザの意思として制御計画に反映させることができる。
また、DR時の電力設備の制御方針をユーザが決定することができ、ユーザが決定した制御方針の制御計画に従いDRの間、電力設備が制御される。
また、図5〜図7の欄104に示したように、制御計画とともに、制御方針に関連する情報が画面に表示される。このため、ユーザは、どのような制御方針で制御計画が作成されているかを知ることができる。
[付記]
上記の制御計画作成装置10は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、ディスプレイユニット、キーボード、マウスなどから構成されるコンピュータシステムとして構成されてもよい。RAMまたはHDDには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、各装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
さらに、上記の各装置を構成する構成要素の一部または全部は、1個のシステムLSIから構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAMなどを含んで構成されるコンピュータシステムである。RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムに従って動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
さらに、本発明は、上記コンピュータプログラムをコンピュータ読取可能な非一時的な記録媒体、例えば、HDD、CD−ROM、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。なお、コンピュータプログラムを、電気通信回線、無線または有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、制御計画作成装置10は、複数のコンピュータにより実現されてもよい。
また、制御計画作成装置10の一部または全部の機能がクラウドコンピューティングによって提供されてもよい。つまり、制御計画作成装置10の一部または全部の機能がクラウドサーバにより実現されていてもよい。例えば、制御計画作成装置10において、需要予測部15および制御計画作成部16の機能がクラウドサーバにより実現され、制御計画作成装置10は、クラウドサーバに対して制御計画の選択情報を送信し、クラウドサーバから制御計画を受信し、受信した制御計画を表示装置21に表示したり、当該制御計画に基づいて電力機器40〜60を制御する構成であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 電力システム
10 制御計画作成装置
11 通信I/F部
12 データ収集部
13 DR要請受付部
14 入力受付部
15 需要予測部
16 制御計画作成部
17 電力機器制御部
18 表示制御部
19 記憶装置
20 キーボード
21 表示装置
22 通信ネットワーク
30 電力設備
40 内燃力発電機
50 電力貯蔵装置
60 太陽光発電機
70 負荷装置
80 交流配電線
90 電力系統

Claims (6)

  1. 電力設備の制御計画を作成する制御計画作成装置であって、
    予め定められた複数の制御方針のそれぞれに従って、前記電力設備の制御計画を作成する作成部と、
    前記作成部が作成した複数の前記制御計画を画面に表示する表示制御部と、
    複数の前記制御計画のうちの、ユーザによるいずれかの選択入力を受け付ける受付部とを備え、
    前記作成部は、前記ユーザが選択した前記制御計画に対応する前記制御方針に従い、前記制御計画を更新し、
    前記複数の制御方針は、前記電力設備の運用時の予想コスト最小化の制御方針、および前記ユーザの前記電力設備の操作回数最小化の制御方針のうちの少なくとも1つの制御方針と、前記制御計画の成功率最大化の制御方針とを含み、
    前記制御計画の成功率は、前記電力設備における電力需要が所定電力以下に収まる確率を示す
    制御計画作成装置。
  2. 前記所定電力は、目標受電電力と発電電力との和である
    請求項1に記載の制御計画作成装置。
  3. 前記作成部は、デマンドレスポンスの要請があった場合に、前記複数の制御方針のそれぞれに従った前記制御計画を作成し、
    前記表示制御部は、前記要請があった場合に、複数の前記制御計画を画面に表示し、
    前記受付部は、前記要請があった場合に、前記選択入力を受け付け、
    前記作成部は、当該デマンドレスポンスが終了するまでの間、前記ユーザが選択した前記制御計画に対応する前記制御方針に従い、前記制御計画を更新する
    請求項1または請求項2に記載の制御計画作成装置。
  4. 前記表示制御部は、さらに、前記作成部が更新する前記制御計画とともに、当該制御計画の制御方針に関連する情報を前記画面に表示する
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の制御計画作成装置。
  5. 電力設備の制御計画を作成する制御計画作成方法であって、
    予め定められた複数の制御方針のそれぞれに従って、前記電力設備の制御計画を作成するステップと、
    作成された複数の前記制御計画を画面に表示するステップと、
    複数の前記制御計画のうちの、ユーザによるいずれかの選択入力を受け付けるステップと、
    前記ユーザが選択した前記制御計画に対応する前記制御方針に従い、前記制御計画を更新するステップと
    を含み、
    前記複数の制御方針は、前記電力設備の運用時の予想コスト最小化の制御方針、および前記ユーザの前記電力設備の操作回数最小化の制御方針のうちの少なくとも1つの制御方針と、前記制御計画の成功率最大化の制御方針とを含み、
    前記制御計画の成功率は、前記電力設備における電力需要が所定電力以下に収まる確率を示す
    制御計画作成方法。
  6. 電力設備の制御計画を作成する制御計画作成装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    予め定められた複数の制御方針のそれぞれに従って、前記電力設備の制御計画を作成する作成部と、
    前記作成部が作成した複数の前記制御計画を画面に表示する表示制御部と、
    複数の前記制御計画のうちの、ユーザによるいずれかの選択入力を受け付ける受付部として機能させ、
    前記作成部は、前記ユーザが選択した前記制御計画に対応する前記制御方針に従い、前記制御計画を更新し、
    前記複数の制御方針は、前記電力設備の運用時の予想コスト最小化の制御方針、および前記ユーザの前記電力設備の操作回数最小化の制御方針のうちの少なくとも1つの制御方針と、前記制御計画の成功率最大化の制御方針とを含み、
    前記制御計画の成功率は、前記電力設備における電力需要が所定電力以下に収まる確率を示す
    コンピュータプログラム。
JP2017121941A 2017-06-22 2017-06-22 制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラム Active JP6950296B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017121941A JP6950296B2 (ja) 2017-06-22 2017-06-22 制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラム
JP2021151684A JP2021192586A (ja) 2017-06-22 2021-09-17 制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017121941A JP6950296B2 (ja) 2017-06-22 2017-06-22 制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021151684A Division JP2021192586A (ja) 2017-06-22 2021-09-17 制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019009868A JP2019009868A (ja) 2019-01-17
JP6950296B2 true JP6950296B2 (ja) 2021-10-13

Family

ID=65029850

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017121941A Active JP6950296B2 (ja) 2017-06-22 2017-06-22 制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラム
JP2021151684A Pending JP2021192586A (ja) 2017-06-22 2021-09-17 制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラム

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021151684A Pending JP2021192586A (ja) 2017-06-22 2021-09-17 制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP6950296B2 (ja)

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005151717A (ja) * 2003-11-17 2005-06-09 Nishishiba Electric Co Ltd 自家用発電設備の発電電力制御装置
JP2007280650A (ja) * 2006-04-03 2007-10-25 Ebara Ballard Corp 燃料電池システムの運転方法及び燃料電池システム
JP4864809B2 (ja) * 2007-05-17 2012-02-01 日本電信電話株式会社 機器制御装置、機器制御システムおよび機器制御方法
JP4823322B2 (ja) * 2009-01-28 2011-11-24 株式会社東芝 分散協調型需給制御ノード、ローカル電力系統の分散協調型需給制御システム及びその分散協調型需給制御方法
JP6402550B2 (ja) * 2014-09-10 2018-10-10 オムロン株式会社 電力制御装置、電力制御方法、プログラム、および電力制御システム
JP2016082617A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 富士通株式会社 需要調整計画生成装置、需要調整計画生成方法、及び需要調整計画生成プログラム
BR112018008377A2 (ja) * 2015-12-10 2018-10-23 Mitsubishi Electric Corporation A power control unit, an operation planning method, and a program

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021192586A (ja) 2021-12-16
JP2019009868A (ja) 2019-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Zhai et al. Modeling and analysis of lithium battery operations in spot and frequency regulation service markets in Australia electricity market
US11061424B2 (en) Building energy storage system with peak load contribution and stochastic cost optimization
Sachs et al. A two-stage model predictive control strategy for economic diesel-PV-battery island microgrid operation in rural areas
JP2019054718A (ja) 確率論的モデル予測制御及び需要電力料金が組み込まれた建物エネルギーシステム
EP3455913B1 (en) Systems and methods for regulating a microgrid
KR20200100626A (ko) 에너지 저장 시스템의 최적의 제어를 위한 시스템 및 방법
US11288754B2 (en) Cost optimization of a central energy facility with block-and-index rate structure
US11663541B2 (en) Building energy system with load-following-block resource allocation
Rodríguez-Gallegos et al. A diesel replacement strategy for off-grid systems based on progressive introduction of PV and batteries: An Indonesian case study
JP6592454B2 (ja) 電力制御システム、電力制御方法及びプログラム
JP4203602B2 (ja) 電力供給設備の運用支援方法および装置
US20200193345A1 (en) Cost optimization of a central energy facility with load-following-block rate structure
JP6129768B2 (ja) 需要家機器運用管理システムおよび方法
Singh et al. Lagrangian relaxation based heuristics for a chance-constrained optimization model of a hybrid solar-battery storage system
JP2021141778A (ja) 計画作成装置、計画作成方法およびコンピュータプログラム
Zhang et al. A review on capacity sizing and operation strategy of grid-connected photovoltaic battery systems
JP6903531B2 (ja) 分散型電源制御装置、分散型電源制御システム及び分散型電源制御方法
He et al. Battery storage optimization in wind energy microgrids based on contracted fitness-dependent optimization algorithm
JP6977631B2 (ja) 制御装置、制御方法およびコンピュータプログラム
JP6950296B2 (ja) 制御計画作成装置、制御計画作成方法およびコンピュータプログラム
US11283264B2 (en) Short-term reserve product for implementation on an electric power grid, and associated method
Backe Impacts of Neighbourhood Energy Systems on European Decarbonization Pathways
JP7099018B2 (ja) 達成率表示制御装置、達成率表示制御方法およびコンピュータプログラム
Thomas Energy Management in Smart Grids and Markets Optimization: Energy Scheduling, Power Quality Improvement and Local Market Design Focusing on Physical Storage Rights
JP2022019763A (ja) 制御装置、制御方法およびコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20210322

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210322

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210906

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6950296

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150