JP6384388B2 - 搬送装置及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
複合機10(インクジェット記録装置の一例)は、図1に示されるように、概ね直方体に形成されている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。複合機10は、下部にインクジェット記録方式で用紙12(図2参照)の片面に画像を記録するプリンタ部11を有している。なお、プリンタ部11は、用紙12の両面に画像を記録するものであってもよい。
給送トレイ20は、図1及び図2に示されるように、プリンタ部11の正面に形成された開口13を通じて前後方向8に挿抜される。給送トレイ20は、積層された複数の用紙12を支持する。排出トレイ21は、給送トレイ20の上側に配置されている。排出トレイ21は、開口13を通じて排出ローラ部55によって排出された用紙12を支持する。MPトレイ31は、プリンタ部11の背面から後方へ向かって斜め上方に傾斜するように構成されている。MPトレイ31は、積層された複数の用紙12を支持する。
第1給送部15は、図2に示されるように、第1給送ローラ25(ローラ及び給送ローラの一例)と、給送アーム26と、軸27とを備えている。第1給送ローラ25は、給送アーム26の先端側に回転可能に支持されている。第1給送ローラ25は、給送モータ101(図4及び図9参照)の逆回転によって、給送トレイ20に支持された用紙12を後述する搬送路65へ向けて搬送向き16に搬送する向き(すなわち、正回転)に回転する。給送モータ101から第1給送ローラ25への駆動力の伝達については、後に詳細に説明される。給送アーム26は、プリンタ部11のフレームに支持された軸27に回動可能に支持されている。
プリンタ部11の内部には、図2に示されるように、用紙12が通過する搬送路65が形成されている。搬送路65は、プリンタ部11の内部において所定間隔を隔てて対向するガイド部材18、19によって画定される空間を指す。搬送路65内における用紙12の搬送向き16は、図2に一点鎖線の矢印で示されている。
搬送ローラ部54は、図2に示されるように、記録部24よりも搬送向き16の上流側に配置されている。搬送ローラ部54は、互いに対向する搬送ローラ60(ローラの一例)及びピンチローラ61を備える。搬送ローラ60は、搬送モータ102(図4及び図8参照)によって駆動される。ピンチローラ61は、搬送ローラ60の回転に伴って連れ回る。搬送ローラ部54は、搬送モータ102の正転駆動力が伝達されることによって正回転する。正回転は、挟持した用紙12を搬送向き16に搬送する向きの回転である。つまり、搬送ローラ60は、搬送路65上の用紙12に当接した状態で回転することによって当該用紙12を搬送する。また、搬送ローラ部54は、搬送モータ102の逆転駆動力が伝達されることによって、正回転と逆向きの逆回転が可能である。
排出ローラ部55は、図2に示されるように、記録部24よりも搬送向き16の下流側に配置されている。排出ローラ部55は、互いに対向する排出ローラ62及び拍車63を備える。排出ローラ62は、搬送モータ102(図4及び図8参照)によって駆動される。拍車63は、排出ローラ62の回転に伴って連れ回る。排出ローラ部55は、搬送モータ102の正転駆動力が伝達されることによって、挟持した用紙12を搬送向き16に搬送する正回転が可能である。また、排出ローラ部55は、搬送モータ102の逆転駆動力が伝達されることによって、正回転と逆向きの逆回転が可能である。
記録部24は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。記録部24は、上下方向7においてプラテン42に対向するようにして配置されている。記録部24は、キャリッジ23と、記録ヘッド39とを備えている。キャリッジ23からは、図3に示されるように、インクチューブ32及びフレキシブルフラットケーブル33が延出されている。インクチューブ32は、インクカートリッジのインクを記録ヘッド39に供給する。フレキシブルフラットケーブル33は、制御部130が実装された制御基板と記録ヘッド39とを電気的に接続する。
プラテン42は、図2に示されるように、搬送向き16における搬送ローラ部54及び排出ローラ部55の間に配置されている。プラテン42は、上下方向7において記録部24に対向するようにして配置されており、搬送ローラ部54によって搬送される用紙12を下側から支持する。
図5に示されるメンテナンス機構110(駆動部及び第1駆動部の一例)は、記録ヘッド39のメンテナンスを行うものである。本実施形態において、メンテナンス機構110は、記録ヘッド39のノズル40からインクを吸引して、吸引したインクをチューブ121を通じて廃インクタンク120に送り出すものである。
駆動力伝達機構70は、ギヤ、プーリ、及び無端環状のベルト等の全部又は一部を組み合わせて構成される。駆動力伝達機構70は、図6〜図9に示されるように、第1伝達部181、第2伝達部182、第3伝達部183、第4伝達部184、第5伝達部185、第6伝達部186、第7伝達部187、及び切替機構170を備えている。なお、駆動力伝達機構70の具体的構成(例えば、ギヤの数など)は、以下に説明するものに限らない。
第1伝達部181は、図6及び図8に示されるように、搬送モータ102の軸と一体回転するプーリ71と、搬送ローラ60の軸60A(ローラ軸の一例)と一体回転するプーリ72と、プーリ71、72に架け渡された無端環状のベルト73とを備える。これにより、搬送ローラ60は、搬送モータ102の正転駆動力が伝達されて正回転し、搬送モータ102の逆転駆動力が伝達されて逆回転する。搬送ローラ60が回転することによって、搬送ローラ60の軸60Aと一体回転する切替機構170のローラギヤ180が回転する。以上より、第1伝達部181は、搬送モータ102の駆動力を搬送ローラ60及び切替機構170に伝達する。
第2伝達部182は、図7及び図9に示されるように、給送モータ101の軸と一体回転するプーリ79と、プーリ80と、プーリ79、80に架け渡された無端環状のベルト82と、プーリ80の軸と一体回転するギヤ83と、ギヤ83と噛合するギヤ84とを備える。ギヤ84は、切替機構170の第2クラッチギヤ192の第2ギヤ192Bと噛合する。これにより、給送モータ101は、第2クラッチギヤ192へ駆動力を付与する。詳細には、第2クラッチギヤ192は、給送モータ101の正転駆動力が伝達されて正回転し、給送モータ101の逆転駆動力が伝達されて逆回転する。以上より、第2伝達部182は、給送モータ101の駆動力を切替機構170に伝達する。
第3伝達部183は、図6に示されるように、互いに噛合するギヤ75、76と、プーリ77、78と、無端環状のベルト81とを備える。ギヤ75は、ギヤ76と噛合し且つ搬送ローラ60の軸60Aと一体回転する。ギヤ76及びプーリ77は、同軸で一体回転する。プーリ78は、排出ローラ62の軸62Aに取り付けられている。ベルト81は、プーリ77、78に架け渡されている。これにより、排出ローラ62は、搬送モータ102の正転駆動力が伝達されて正回転し、搬送モータ102の逆転駆動力が伝達されて逆回転する。以上より、第3伝達部183は、搬送モータ102の駆動力を搬送ローラ60から排出ローラ62に伝達する。
第4伝達部184は、図6に示されるように、切替機構170の第1クラッチギヤ191の第2ギヤ191Bと噛合するギヤ85と、ギヤ85と噛合しており且つポンプ113の転動ローラの軸と一体回転するギヤ86とを備えている。これにより、ポンプ113は、第1クラッチギヤ191の第2ギヤ191Bから駆動力が伝達されることによって駆動する。また、第2ギヤ191Bは、搬送モータ102からローラギヤ180、第1スライドギヤ160A、及び第1クラッチギヤ191の第1ギヤ191Aを介して駆動力を伝達される。詳述すると、ローラギヤ180は、第1スライドギヤ160Aと噛合する。第1スライドギヤ160Aは、第1ギヤ191Aと噛合可能である。第2ギヤ191Bは、第1ギヤ191Aと一体に回転可能である。なお、第1スライドギヤ160A及び第1クラッチギヤ191の詳細については、後述する。以上より、第4伝達部184は、搬送モータ102の駆動力(本実施形態では逆転駆動力)を切替機構170からポンプ113に伝達する。
第5伝達部185は、図7(A)に示されるように、切替機構170の受けギヤ165と噛合するギヤ87と、カム機構112に設けられておりギヤ87と噛合するギヤ88とを備えている。なお、受けギヤ165は、第2クラッチギヤ192及び第2スライドギヤ160Bを介して給送モータ101から駆動力を伝達される。詳述すると、第2クラッチギヤ192の第1ギヤ192Aは、第2伝達部182によって給送モータ101の駆動力を伝達される第2ギヤ192Bと一体に回転可能である。第1ギヤ192Aは、第2スライドギヤ160Bと噛合する。第2スライドギヤ160Bは、受けギヤ165と噛合可能である。なお、第2スライドギヤ160B及び第2クラッチギヤ192の詳細については、後述する。ギヤ88が回転することによって、カム機構112が駆動する。カム機構112が駆動することによって、キャップ114を備えた可動部111が上下動する。以上より、第5伝達部185は、給送モータ101の駆動力(本実施形態では逆転駆動力)を切替機構170からカム機構112に伝達する。
第6伝達部186は、図7(B)に示されるように、ギヤ89乃至91と、プーリ94、95と、無端環状のベルト97と、太陽ギヤ98と、振子ギヤ99と、アーム100とで構成されている。
第7伝達部187は、図7(C)に示されるように、ギヤ156及びギヤ列157で構成されている。ギヤ列157は、隣接するギヤ同士が互いに噛合する複数のギヤ157A〜157Cを備える。
切替機構170は、搬送モータ102及び給送モータ101の駆動力の伝達状態を、第1状態、第2状態、及び第3状態に切替可能である。第1状態は、搬送モータ102の駆動力がポンプ113に伝達され、且つ給送モータ101の駆動力がカム機構112に伝達される状態である。第2状態は、搬送モータ102の駆動力がポンプ113に伝達されず、且つ給送モータ101の駆動力が第2給送ローラ35及びリフタ38に伝達される状態である。第3状態は、搬送モータ102の駆動力がポンプ113に伝達されず、且つ給送モータ101の駆動力が第1給送ローラ25に伝達される状態である。
スライドギヤ160は、図8及び図10〜図12に示されるように、左右方向9に延びた支軸174に支持されている。スライドギヤ160は、支軸174を中心として回転可能である。また、スライドギヤ160は、支軸174の軸方向である左右方向9に沿って、図12に示される右位置RP(第1位置の一例)、右位置RPよりも左方であり図11に示される中央位置MP(第2位置の一例)、中央位置MPよりも左方であり図10に示される左位置LP(第2位置の一例)に移動可能(スライド可能)である。
スライド機構150は、スライドギヤ160を左右方向9に移動させる機構である。スライド機構150は、キャリッジ23(図2参照)と、レバー部材175(図8参照)と、第1コイルバネ168(第1付勢部材の一例、図10参照)と、第2コイルバネ169(第2付勢部材の一例、図10参照)と、保持部173(図13参照)とを備えている。なお、図8において、第1コイルバネ168及び第2コイルバネ169の図示は省略されている。
図8及び図10に示されるように、クラッチギヤ190は、第1クラッチギヤ191と第2クラッチギヤ192とを備えている。第1クラッチギヤ191は、第1ギヤ191Aと第2ギヤ191Bとを備えている。第2クラッチギヤ192は、第1ギヤ192Aと第2ギヤ191Bとを備えている。
制御部130は、図4に示されるように、CPU131、ROM132、RAM133、EEPROM134、及びASIC135を備えており、これらは内部バス137によって接続されている。ROM132には、CPU131が各種動作を制御するためのプログラムなどが格納されている。RAM133は、CPU131が上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号等を一時的に記録する記憶領域、或いはデータ処理の作業領域として使用される。EEPROM134には、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等が格納される。
以下、図15を参照して、スライドギヤ160が第1ギヤ191A、192Aと噛合している状態において、スライドギヤ160を左右方向9に移動させる際に実施される処理が説明される。各処理は、制御部130のCPU131によって実行される。なお、以下の各処理は、ROM132に記憶されているプログラムをCPU131が読み出して実行してもよいし、制御部130に搭載されたハードウェア回路によって実現されてもよい。
上記の実施形態によれば、制御部130が回転処理を実行すると、凸部194が側面198A、198Bのいずれとも当接していない状態となる。これにより、第1クラッチギヤ191の第1ギヤ191Aは、凸部194と側面198A、198Bとの間の隙間の分だけ回転自在となる。また、凸部144が側面148A、148Bのいずれとも当接していない状態となる。これにより、第2クラッチギヤ192の第1ギヤ192Aは、凸部144と側面148A、148Bとの間の隙間の分だけ回転自在となる。その結果、スライドギヤ160をスライドさせて第1ギヤ191Aと噛合させる動作、第1ギヤ191Aと噛合しているスライドギヤ160をスライドさせて第1ギヤ191Aから離間させる動作、及び第1ギヤ192Aと噛合している状態でスライドギヤ160をスライドさせる動作を円滑に実行することができる。
上記の実施形態では、搬送モータ102からポンプ113への駆動力の伝達と、給送モータ101からカム機構112、第1給送ローラ25、及び第2給送ローラ35への駆動力の伝達は、いずれも駆動力伝達機構70を介して行われていた。駆動力伝達機構70では、第1スライドギヤ160Aと第2スライドギヤ160Bとは互いに当接しており、両ギヤ160A、160Bの移動は、互いに関連していた。つまり、搬送モータ102からポンプ113への駆動力の伝達と、給送モータ101からカム機構112、第1給送ローラ25、及び第2給送ローラ35への駆動力の伝達は、互いに関連していた。
25・・・第1給送ローラ
35・・・第2給送ローラ
60・・・搬送ローラ
101・・・給送モータ
102・・・搬送モータ
104・・・周方向
130・・・制御部
160・・・スライドギヤ
170・・・スライド機構
174・・・支軸
190・・・クラッチギヤ
191A・・・第1ギヤ
191B・・・第2ギヤ
192A・・・第1ギヤ
192B・・・第2ギヤ
194・・・凸部
198A・・・側面(第1面)
198B・・・側面(第2面)
Claims (13)
- 軸方向に沿った支軸にスライド可能に支持されたスライドギヤと、
上記スライドギヤと噛合可能な第1ギヤ及び当該第1ギヤと同軸で回転する第2ギヤを有するクラッチギヤと、
上記第2ギヤまたは上記スライドギヤの一方へ駆動力を付与するモータと、
上記第2ギヤまたは上記スライドギヤの他方から駆動力が伝達されて駆動する駆動部と、
上記スライドギヤをスライドさせるスライド機構と、
上記モータから駆動力を付与されることによって回転してシートを搬送するローラと、
上記モータ及び上記スライド機構を制御する制御部と、を備え、
上記クラッチギヤは、
上記第1ギヤまたは上記第2ギヤの一方に、周方向に沿って間隔を空けて設けられた第1面及び第2面と、
上記第1ギヤまたは上記第2ギヤの他方に設けられ、上記周方向において上記第1面及び上記第2面の間に位置する凸部と、を有し、
上記凸部の上記周方向の長さは、上記第1面及び上記第2面の間の上記周方向の長さよりも短いものであり、
上記制御部は、
上記スライドギヤと上記第1ギヤとが噛合している状態において、上記モータを制御して、上記凸部が上記第1面及び上記第2面のいずれとも当接していない状態となるように上記クラッチギヤを回転させる回転処理と、
上記回転処理の実行後に、上記スライド機構を制御して上記スライドギヤをスライドさせるスライド処理と、を実行する搬送装置。 - 請求項1に記載の搬送装置と、
上記ローラによって搬送されるシートに向けてノズルからインクを吐出する記録ヘッドを有しており、上記記録ヘッドがシートに向けてインクを吐出可能な印刷領域、及び当該印刷領域外の基本位置に移動可能なキャリッジと、を備え、
上記スライドギヤは、上記第1ギヤと噛合した第1位置、及び上記第1ギヤから離間しており、当該第1位置に対して上記軸方向のうちの一方である第1向き側の第2位置にスライド可能であり、
上記スライド機構は、
上記キャリッジと、
上記スライドギヤを上記第1向きへ付勢する付勢部材と、
上記キャリッジの移動領域に突出した突出部を有し、上記支軸にスライド可能に支持されており、当該突出部に上記基本位置の上記キャリッジが当接することによって上記スライドギヤを上記付勢部材の付勢力に抗って上記第1位置に保持するレバー部材と、を備え、
上記制御部は、上記スライド処理において、上記キャリッジを上記基本位置から上記印刷領域に向けて移動させるインクジェット記録装置。 - 上記ローラのローラ軸に設けられており、上記ローラと一体に回転し、上記スライドギヤと噛合したローラギヤを備え、
上記モータは、上記ローラギヤを介して上記スライドギヤへ駆動力を付与するものであり、
上記ローラギヤは、上記スライドギヤが上記第1位置及び上記第2位置の何れの状態であっても上記スライドギヤと噛合している請求項2に記載のインクジェット記録装置。 - 上記駆動部は、上記第2ギヤから駆動力が伝達されることによって駆動し、上記記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス機構である請求項2または3に記載のインクジェット記録装置。
- 請求項1に記載の搬送装置と、
上記軸方向に沿って互いに間隔を空けて配置されており、それぞれが上記スライドギヤと噛合可能な複数の伝達ギヤと、
上記ローラによって搬送されるシートに向けてノズルからインクを吐出する記録ヘッドを有しており、上記記録ヘッドがシートに向けてインクを吐出可能な印刷領域、及び当該印刷領域外の基本位置に移動するキャリッジと、を備え、
上記複数の伝達ギヤは、少なくとも、上記駆動部へ上記モータの駆動力を伝達する第1伝達ギヤと、当該第1伝達ギヤに対して上記軸方向のうちの一方である第1向き側に配置されており、上記ローラへ上記モータの駆動力を伝達する第2伝達ギヤと、を備え、
上記スライドギヤは、少なくとも、上記第1伝達ギヤと噛合した第1位置、及び上記第2伝達ギヤと噛合した第2位置にスライド可能であり、
上記スライド機構は、
上記キャリッジと、
上記スライドギヤを上記第1向きへ付勢する付勢部材と、
上記キャリッジの移動領域に突出した突出部を有し、上記支軸にスライド可能に支持されており、当該突出部に上記基本位置の上記キャリッジが当接することによって上記スライドギヤを上記付勢部材の付勢力に抗って上記第1位置に保持するレバー部材と、を備え、
上記制御部は、上記スライド処理において、上記キャリッジを上記基本位置から上記印刷領域に向けて移動させるインクジェット記録装置。 - 上記モータは、上記第2ギヤへ駆動力を付与するものであり、
上記第1ギヤは、上記スライドギヤが何れの位置であっても上記スライドギヤと噛合している請求項5に記載のインクジェット記録装置。 - 上記ローラは、トレイに支持されたシートを当該装置内に形成された搬送路へ向けて搬送する給送ローラである請求項5または6に記載のインクジェット記録装置。
- 上記駆動部は、上記モータから駆動力を伝達されることによって、上記キャリッジが上記基本位置において上記ノズルを覆う被覆位置と上記ノズルから離れる離隔位置との間を移動するキャップである請求項5から7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 請求項1に記載の搬送装置と、
上記軸方向に沿って互いに間隔を空けて配置された複数の伝達ギヤと、
上記ローラによって搬送されるシートに向けてノズルからインクを吐出する記録ヘッドを有しており、上記記録ヘッドがシートに向けてインクを吐出可能な印刷領域、及び当該印刷領域外の基本位置に移動するキャリッジと、を備え、
上記スライドギヤは、第1スライドギヤと、当該第1スライドギヤに対して上記軸方向のうちの一方である第1向き側に当該第1スライドギヤと当接して配置されており、上記複数の伝達ギヤと噛合可能な第2スライドギヤとで構成されており、
上記ローラは、
トレイに支持されたシートを当該装置内に形成された搬送路へ向けて搬送する給送ローラと、
上記搬送路上のシートに当接した状態で回転することによって当該シートを搬送する搬送ローラとで構成されており、
上記搬送ローラのローラ軸に設けられ、上記搬送ローラと一体に回転し、上記第1スライドギヤと噛合するローラギヤを備え、
上記クラッチギヤは、上記第1スライドギヤと噛合する第1クラッチギヤと、上記第2スライドギヤと噛合する第2クラッチギヤとで構成されており、
上記モータは、上記ローラギヤを介して上記第1スライドギヤへ駆動力を付与する第1モータと、上記第2クラッチギヤの第2ギヤへ駆動力を付与する第2モータとで構成されており、
上記駆動部は、
上記第1クラッチギヤの第2ギヤから駆動力が伝達されることによって駆動する第1駆動部と、
上記第2モータから駆動力を伝達されることによって駆動する第2駆動部と、を備え、
上記複数の伝達ギヤは、少なくとも、上記第2駆動部へ上記第2モータの駆動力を伝達する第1伝達ギヤと、当該第1伝達ギヤに対して上記第1向き側に配置されており、上記給送ローラへ上記第2モータの駆動力を伝達する第2伝達ギヤとを備え、
上記スライドギヤは、少なくとも、上記第1スライドギヤが上記第1クラッチギヤの第1ギヤと噛合し且つ上記第2スライドギヤが上記第1伝達ギヤと噛合した第1位置、及び上記第1スライドギヤが上記第1クラッチギヤの第1ギヤから離間し且つ上記第2スライドギヤが上記第2伝達ギヤと噛合した第2位置にスライド可能であり、
上記ローラギヤは、上記スライドギヤが何れの位置であっても上記第1スライドギヤと噛合しており、
上記第2クラッチギヤの第1ギヤは、上記スライドギヤが何れの位置であっても上記第2スライドギヤと噛合しており、
上記スライド機構は、
上記キャリッジと、
上記キャリッジの移動領域に突出した突出部を有し、上記支軸にスライド可能に支持されており、上記第1スライドギヤに対して上記第1向きと反対向きの第2向き側に上記第1スライドギヤと当接して配置されたレバー部材と、
上記レバー部材を上記第1向きへ付勢する第1付勢部材と、
上記第2スライドギヤを上記第1付勢部材よりも小さい付勢力で上記第2向きへ付勢する第2付勢部材と、を備え、
上記第1スライドギヤは、上記突出部に上記基本位置の上記キャリッジが当接することによって上記第1付勢部材の付勢力に抗って上記第1位置に保持され、上記突出部から上記キャリッジが離間することによって上記第1付勢部材の付勢力によって上記第2位置に移動され、
上記制御部は、上記スライド処理において、上記キャリッジを上記基本位置から上記印刷領域に向けて移動させるインクジェット記録装置。 - 上記第1駆動部は、上記第1クラッチギヤの第2ギヤから駆動力が伝達されることによって駆動し、上記記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス機構であり、
上記第2駆動部は、上記第2モータから駆動力を伝達されることによって、上記キャリッジが上記基本位置において上記ノズルを覆う被覆位置と上記ノズルから離れる離隔位置との間を移動するキャップである請求項9に記載のインクジェット記録装置。 - 上記制御部は、
上記キャリッジが上記基本位置であり且つ上記キャップが上記被覆位置である状態において、上記モータを制御して上記キャップを上記被覆位置から上記離隔位置に移動させるキャップ移動処理を実行し、
上記キャップ移動処理の実行中に上記回転処理を実行し、
上記キャップ移動処理及び上記回転処理の実行後に上記スライド処理を実行する請求項8に記載のインクジェット記録装置。 - 上記制御部は、
上記第1スライドギヤと上記第1クラッチギヤの第1ギヤとが噛合している状態において、上記第1モータを制御して、上記凸部が上記第1面及び上記第2面のいずれとも当接していない状態となるように上記第1クラッチギヤを回転させる第1回転処理と、
上記第2スライドギヤと上記第2クラッチギヤの第1ギヤとが噛合している状態において、上記第2モータを制御して、上記凸部が上記第1面及び上記第2面のいずれとも当接していない状態となるように上記第2クラッチギヤを回転させる第2回転処理と、
上記キャリッジが上記基本位置であり且つ上記キャップが上記被覆位置である状態において、上記第2モータを制御して上記キャップを上記被覆位置から上記離隔位置に移動させるキャップ移動処理と、を実行し、
上記キャップ移動処理の実行中に上記第1回転処理を実行し、
上記キャップ移動処理の実行後に上記第2回転処理を実行し、
上記第2回転処理の実行後に上記スライド処理を実行する請求項10に記載のインクジェット記録装置。 - 上記伝達ギヤのそれぞれの上記軸方向における間隔は、上記スライドギヤの上記軸方向における長さより長い請求項5から12のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
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