JP6384322B2

JP6384322B2 - 車両用表示装置

Info

Publication number: JP6384322B2
Application number: JP2014266327A
Authority: JP
Inventors: 茂人村松
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 2014-12-26
Filing date: 2014-12-26
Publication date: 2018-09-05
Anticipated expiration: 2034-12-26
Also published as: JP2016124393A

Description

本発明は、車両用表示装置に関する。

車両の後方等を撮像した画像を車室内に表示する車両用表示装置が知られている。この車両用表示装置では、運転席乗員の顔の位置に対応して画像の一部を切り出して表示している（例えば、特許文献１参照）。

特開２０１２−１７９９５８号公報

しかしながら、上記の車両用表示装置では、車室内に車両の後方等を確認するためのディスプレイがあっても、運転席乗員のみがディスプレイを利用でき、助手席乗員はディスプレイを利用することができなかった。

本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、運転席乗員に加えて助手席乗員も同一のディスプレイを利用できる車両用表示装置を提供することを課題とする。

本車両用表示装置は、車両後方を撮像する助手席側の撮像手段と、前記助手席側の撮像手段が撮像した画像を表示する助手席側の表示手段、を含む複数の表示手段と、前記助手席側の表示手段を、前記車両の走行中は運転席乗員が視認できる位置に調整し、前記車両の停車後は助手席乗員の降車動作に基づいて前記助手席乗員が視認できる位置に調整する、調整手段と、を有することを要件とする。

開示の技術によれば、運転席乗員に加えて助手席乗員も同一のディスプレイを利用できる車両用表示装置を提供できる。

本実施の形態に係る車両用表示装置を例示する模式図（その１）である。本実施の形態に係る車両用表示装置を例示する模式図（その２）である。

以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。なお、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。

図１は、本実施の形態に係る車両用表示装置を例示する模式図（その１）であり、車両用表示装置１を天井側から視た状態（平面視）を模式的に示している。又、図２は、本実施の形態に係る車両用表示装置を例示する模式図（その２）であり、車両用表示装置１の一部を後部座席側から視た状態（背面視）を模式的に示している。

図１及び図２を参照するに、車両用表示装置１は、運転席側カメラ１０と、助手席側カメラ１５と、運転席側ディスプレイ２０と、助手席側ディスプレイ３０と、可動機構４０と、ドアハンドルセンサ５０と、シートセンサ６０と、制御部７０とを有する。

運転席側カメラ１０は、例えば、車両１００の外部の運転席側の側方に、光軸を後方に向けて設置されており、車両１００の運転席側の後方を撮像することができる。助手席側カメラ１５は、例えば、車両１００の外部の助手席側の側方に、光軸を後方に向けて設置されており、車両１００の助手席側の後方を撮像することができる。なお、助手席側カメラ１５は、本発明に係る助手席側の撮像手段の代表的な一例である。

運転席側ディスプレイ２０は、車両１００の車室内前方の運転席乗員２００側の所定位置に設置されており、運転席側カメラ１０で撮像した映像を表示することができる。助手席側ディスプレイ３０は、車両１００の車室内前方の助手席乗員３００側の所定位置に設置されており、助手席側カメラ１５で撮像した映像を表示することができる。

運転席側ディスプレイ２０や助手席側ディスプレイ３０の位置（画面の角度）は、車両１００の走行中は、運転席乗員２００が視認しやすい位置に調整されている。運転席側ディスプレイ２０及び助手席側ディスプレイ３０としては、例えば、液晶表示装置を用いることができる。なお、運転席側ディスプレイ２０及び助手席側ディスプレイ３０は、本発明に係る複数の表示手段の代表的な一例である。又、助手席側ディスプレイ３０は、本発明に係る助手席側の表示手段の代表的な一例である。

可動機構４０は、助手席側ディスプレイ３０の近傍に設けられている。可動機構４０は、例えばモータや駆動回路を備えており、駆動回路でモータを駆動して助手席側ディスプレイ３０を例えば左右に回動させ、助手席乗員３００に対する助手席側ディスプレイ３０の位置を調整することができる。なお、運転席側ディスプレイ２０は、運転席乗員２００が視認しやすい位置に固定されていて構わない。

ドアハンドルセンサ５０は、助手席側ドアの開閉操作を検知するセンサである。ドアハンドルセンサ５０は、例えば、助手席側のインサイドドアハンドルに設置され、インサイドドアハンドルの静電容量の変化で、助手席乗員３００がインサイドドアハンドルに接触して助手席側ドアを開閉操作しようとしていることを検知できる。

シートセンサ６０は、助手席乗員３００の乗降を検知するセンサである。シートセンサ６０は、例えば、助手席シート上に配置され、助手席シートに着座する助手席乗員３００の荷重によって２つの電極がオン／オフされることで、助手席乗員３００の乗降を検知できる。

制御部７０は、車両用表示装置１の制御を司る部分である。制御部７０は、例えば、ＣＰＵ（Central Processing Unit）、ＲＯＭ（Read Only Memory）、ＲＡＭ（Random Access Memory）、メインメモリ等を含む構成とすることができる。この場合、制御部７０の各種機能は、ＲＯＭ等に記録されたプログラムがメインメモリに読み出されてＣＰＵにより実行されることによって実現できる。但し、制御部７０の一部又は全部は、ハードウェアのみにより実現されてもよい。又、制御部７０は、物理的に複数の装置等により構成されてもよい。

制御部７０は、可動機構４０、ドアハンドルセンサ５０、シートセンサ６０等との間で電気信号を入出力可能に構成することができる。制御部７０は、ドアハンドルセンサ５０及びシートセンサ６０から入力される情報に基づいて可動機構４０の駆動回路を制御し、助手席側ディスプレイ３０の位置を調整することができる。

具体的には、制御部７０は、車両１００が停車したときに、ドアハンドルセンサ５０及びシートセンサ６０から入力される信号に基づいて、助手席乗員３００の降車動作を検知する。助手席乗員３００の降車動作を検知すると、制御部７０は、可動機構４０の駆動回路を制御し、助手席側ディスプレイ３０の画面の角度を助手席乗員３００から最も視認しやすい位置に調整する。なお、可動機構４０、ドアハンドルセンサ５０、シートセンサ６０及び制御部７０は、本発明に係る調整手段の代表的な一例である。

このように、助手席側ディスプレイ３０を、助手席乗員３００の降車動作に基づいて、助手席乗員３００が視認できる位置に調整することにより、車両１００が停車したときに、助手席側ディスプレイ３０の助手席乗員３００からの視認性が向上する。その結果、助手席乗員３００は車両１００の後方を容易に確認することが可能となり、助手席乗員３００の助手席側ディスプレイ３０に対する利便性を向上できる。

すなわち、車両１００の走行中は、助手席側ディスプレイ３０を運転席乗員２００が視認しやすい位置に調整するため、運転席乗員２００は車両１００の走行に必要な情報を瞬時に視認することができる。それに加えて、車両１００の停車後は、助手席側ディスプレイ３０を助手席乗員３００が視認しやすい位置に調整するため、助手席乗員３００は助手席側ディスプレイ３０に表示された車両１００の後方の画像を自然な角度で視認しながら降車することができる。つまり、運転席乗員２００に加えて助手席乗員３００も同一のディスプレイ（助手席側ディスプレイ３０）を利用できる。

以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。

例えば、制御部７０は、ドアハンドルセンサ５０及びシートセンサ６０の何れか一方から入力される信号のみに基づいて、助手席乗員３００の降車動作を検知してもよい。又、助手席乗員３００の降車動作を検知するために、ドアハンドルセンサ５０及びシートセンサ６０以外のセンサやスイッチを用いてもよい。例えば、助手席乗員３００用のシートベルトのバックルにバックルスイッチを設け、バックルスイッチの出力がシートベルト着用からシートベルト非着用に切り替わったことで、助手席乗員３００の降車動作を検知することができる。

１車両用表示装置
１０運転席側カメラ
１５助手席側カメラ
２０運転席側ディスプレイ
３０助手席側ディスプレイ
４０可動機構
５０ドアハンドルセンサ
６０シートセンサ
７０制御部

Claims

車両後方を撮像する助手席側の撮像手段と、
前記助手席側の撮像手段が撮像した画像を表示する助手席側の表示手段、を含む複数の表示手段と、
前記助手席側の表示手段を、前記車両の走行中は運転席乗員が視認できる位置に調整し、前記車両の停車後は助手席乗員の降車動作に基づいて前記助手席乗員が視認できる位置に調整する、調整手段と、を有する車両用表示装置。