JP6384221B2 - 電動車両の変速制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、駆動モータと、駆動輪と、駆動モータと駆動輪との間の動力伝達経路に設けられた変速機を備えた電動車両の変速制御装置に関する。
従来、エンジンと回転電機との間の動力伝達経路に設けられて、動力伝達を制御する噛合クラッチを備えたハイブリッド車両の駆動装置が知られている。特許文献1に開示された技術では、噛合クラッチの入力側と出力側の回転数が同期した後に、ECUが噛合クラッチの接続要求をクラッチアクチュエータへ送信している。
特開2003−237383
しかしながら、上記特許文献1の技術では、噛合クラッチの入力側と出力側の回転数が同期した後に噛合クラッチの接続要求を送信しているが、噛合クラッチの動作速度を規定していないため、ドライバの加速要求に素早く応答できないといった問題が生じる。
本発明は、駆動輪に伝達する駆動トルクを発生する駆動モータと、アクセル開度を検出するアクセル開度センサとを備えている。また、本発明は、入力側と出力側とが係合した時に駆動トルクを伝達する係合クラッチを設けた低速段と、高速段とを有して、駆動モータと駆動輪との間に設けた変速機を備えている。さらに、本発明は、クラッチ制御手段を備えて、クラッチ制御手段が係合クラッチの入力側と出力側との回転数が同期した後に係合クラッチを締結する。本発明は、上記の構成を備えたものであって、クラッチ制御手段が、係合クラッチを締結する場合において、アクセル開度が大きいほど係合クラッチの動作速度を大きくするとともに、アクセル開度が大きいほど係合クラッチのオーバーシュート量を大きくすることを特徴とするものである。
本発明の変速制御手段は、アクセル開度が大きいほど係合クラッチの動作速度を速めるため、ドライバの加速要求が大きい時に、変速に要する時間が短くなる。したがって、ドライバの加速要求に素早く応答することができる。
そして、アクセル開度が大きいほど動作速度が大きくなるため、動作速度が大きいほど係合クラッチの減速に要するオーバーシュート量を大きくする。これにより、動作速度に基づいて確実に締結を完了させることができる。
図1は、ハイブリッド車両の駆動装置を示したものである。 図2は、クラッチ及びモータを制御する構成を示したものである。 図3は、本実施形態における係合クラッチの動作に関するタイムチャートである。 図4は、本実施形態におけるアクセル開度に応じた動作速度とオーバーシュート量を示したものである。 図5は、クラッチ制御手段が有する走行モード毎の動作速度マップである。 図6は、アクセル開度とオーバーシュート量との関係を示したものである。 図7は、本実施形態の変速制御手段の動作例を示したフローチャートである。
以下、本発明の電動車両の変速制御装置に係る本実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態におけるハイブリッド車両の駆動装置を示している。本実施形態のハイブリッド車両の駆動装置は、エンジン1と、動力分配装置2と、変速機3と、摩擦クラッチ3aと、係合クラッチ3bと、減速ギア8と、ディフェレンシャルギア9と、駆動輪10とを備えている。
本実施形態の車両は、内燃機関であるエンジン1と、2つのモータジェネレータMG1、MG2で駆動するハイブリッド車両である。エンジン1は、第一出力軸4を介して遊星歯車機構からなる動力分配装置2のピニオンキャリアPCと接続する。発電モータMG1は、第二出力軸5を介して動力分配装置2のサンギアSGと接続する。動力分配装置2は、リングギアRGを介して第1軸6と接続する。エンジン1と、動力分配装置2と、発電モータMG1とは同軸上に配置する。尚、発電モータMG1は、主に発電用モータとして使用されるが、走行状態によっては、駆動用モータとして使用されてもよい。
駆動モータMG2は、駆動モータMG2の出力軸を介して第1軸6と平行に配置した第2軸7と接続する。第2軸7は、変速機3を介して第1軸6と接続する。第1軸6は、減速ギア8とディファレンシャルギア9を介して駆動輪10と接続する。
変速機3は、減速比の小さな高速段と減速比の大きな低速段とを有する2段変速である。高速段はギア3a1とギア3a2とからなり、低速段はギア3b1とギア3b2とからなる。これら変速比の異なる2つのギア対のいずれかで、駆動モータMG2の駆動トルクを伝達する。
本実施形態では、変速段を切り替えるクラッチとして、油圧式の摩擦クラッチ3aをギア3a1とギア3a2との間に設け、係合クラッチ3bをギア3b1とギア3b2との間に設けている。摩擦クラッチ3aには、締結状態と、スリップ状態と、解放状態とがあり、摩擦クラッチアクチュエータ21により摩擦クラッチの状態を切り替える。摩擦クラッチ3aが締結状態にある時は、ギア3a1とギア3a2とを連結して駆動モータMG2の駆動トルクが高速段を介して駆動輪に伝達する。摩擦クラッチ3aがスリップ状態にある時は、駆動モータMG2の駆動トルクを摩擦クラッチのトルク容量分だけ伝達して、残りのトルクはスリップによる運動エネルギーや熱エネルギーに変わる。摩擦クラッチ3aが解放状態にある時は、駆動モータMG2が発生した駆動トルクを駆動輪に伝達しない。また、摩擦クラッチアクチュエータ21は、摩擦クラッチ3aのトルク容量を操作して、摩擦クラッチ3aの締結状態におけるトルク容量を変更して、スリップの発生しやすさを変更する。
係合クラッチ3bには、締結状態と、解放状態とがあり、係合クラッチアクチュエータ22により係合クラッチ3bの状態を切り替える。係合クラッチ3bが締結状態にある時は、ギア3b1とギア3b2とを連結して駆動モータMG2の駆動トルクが低速段を介して駆動輪に伝達する。摩擦クラッチ3bが解放状態にある時は、駆動モータMG2が発生した駆動トルクを駆動輪に伝達しない。
摩擦クラッチ3aが締結状態にある時は、駆動モータMG2の回転が高速段を介してさほど減速されずに第1軸6に伝達される。係合クラッチ3bが締結状態にある時は、駆動モータMG2の回転が低速段を介して減速されて第1軸6に伝達される。
次に、図2に基づいてクラッチ及びモータを制御する構成を説明する。本実施形態の変速制御装置は、統合コントローラ100と、車速センサ11と、アクセル開度センサ12
と、走行モード選択手段13と、摩擦クラッチアクチュエータ21と、係合クラッチアクチュエータ22と、スリップ検出器23と、インバータ31とを備えている。さらに、統合コントローラ100は、クラッチを制御するクラッチ制御手段20と、駆動モータMG2を制御するモータ制御手段30とを備える。
車速センサ11は、駆動輪の回転速度に基づいて電動車両の車速を検出する。アクセル開度センサ12は、ドライバによるアクセル開度を検出する。車速センサ11及びアクセル開度センサ12が検出した車速とアクセル開度は、統合コントローラ100に送られる。走行モード選択手段13は、ドライバが選択したパーキング(P)、ニュートラル(N)、バックギア(B)、ドライブギア(D)の何れかを受付ける。また、走行モード選択手段13は、ドライブギア(D)が選択された場合、スポーツ走行を重視したスポーツモード、通常の走行におけるノーマルモード、燃費及び電費を重視したエコモードの何れかの指定をユーザから受付ける。摩擦クラッチアクチュエータ21は、クラッチ制御手段20からの指令により摩擦クラッチ3aを駆動する。クラッチ制御手段20は摩擦クラッチ3aの操作量を摩擦クラッチアクチュエータ21に指令し、摩擦クラッチアクチュエータ21は操作量に応じて摩擦クラッチ3aを駆動する。同様に、係合クラッチアクチュエータ22は、クラッチ制御手段20からの指令により係合クラッチ3bを駆動する。スリップ検出器23は、摩擦クラッチ3aのスリップを検出し、スリップ検出信号を統合コントローラ100に送る。回転数センサ24は、係合クラッチ3bの入力側と出力側の回転数を検出する。検出した回転数は統合コントローラ100に送られる。モータ制御手段30は、駆動モータMG2の回転数及び駆動トルクを制御する。モータ制御手段30は、車速センサ11及びアクセル開度センサ12から車速とアクセル開度を取得して、インバータ30に送る指令値を算出する。そして、インバータ30は、モータ制御手段30からの指令値に基づいて駆動モータMG2を制御する。
次いで、図3に基づいて本実施形態におけるクラッチ制御手段20を説明する。図3のタイムチャートは、高速段から低速段へのダウン変速中における係合クラッチ3bの位置及び動作速度を示している。一般的に、高速段から低速段へのダウン変速は、車両の減速する時と、アクセルを踏み込んで加速する時に行われる。
まず、統合コントローラ100は、高速段から低速段へのダウン変速が必要か否かを、アクセル開度及び車速より判定する。統合コントローラ100が、ダウン変速を必要と判定した時(t1)、モータ制御手段30は、駆動モータMG2に対して回転数制御を実行する。係合クラッチ3bの入力側と出力側の回転数が同期した後、クラッチ制御手段20が係合クラッチアクチュエータ22に、係合クラッチ3bの締結開始指令を送信する。係合クラッチ3bは、係合クラッチアクチュエータ22の駆動により、締結を開始する。
次に、係合クラッチ3bが締結に向けて動作して、係合クラッチ3bの入力側と出力側とが接触した時(t2)、モータ制御手段30は、駆動モータMG2の回転数制御をトルク制御に切り替える。接触した後においても、クラッチ制御手段20は、係合クラッチ3bの締結動作を進める。
次いで、係合クラッチ3bが、所定位置(Py)まで動作した時(t3)、クラッチ制御手段20は、係合クラッチ3bの動作速度を減速させる。そして、係合クラッチ3bは、t4にて締結動作を完了する。以上のt1からt4までの動作により、係合クラッチ3bは締結する。
次に、図4に基づいて、アクセル開度と動作速度及びオーバーシュート量の関係を説明する。ここでの動作速度は係合クラッチ3bのPxからPyへの移動に要する時間により決められるものである。また、オーバーシュート量は、係合クラッチ3bが締結する時で
あって、所定位置(Py)から奥への移動量のことであり、オーバーシュート量が大きいほど、入力側と出力側が深く係合している。本実施形態の係合クラッチ3bは、係合クラッチ3bの入力側と出力側とが接触した時に入力側の駆動トルクが出力側に伝達するが、締結動作を完了する位置は所定位置(Py)を超えた位置としている。
次に、図5に基づいてクラッチ制御手段20による動作速度及びオーバーシュート量の算出方法を説明する。本実施形態におけるクラッチ制御手段20は、ドライバが選択した走行モードを走行モード選択手段13から取得して、走行モードに応じた動作速度マップを用いて係合クラッチ3bの動作速度を求める。これらの動作速度マップにおいては、走行モード毎に動作速度が最大になるアクセル開度Axが異なっており、アクセル開度0%〜Axでアクセル開度と動作速度が比例関係となり、アクセル開度Ax以上で動作速度が最大になる。そして、図6に示すように、クラッチ制御手段20は、動作速度からオーバーシュート量を求めて、求めた動作速度及びオーバーシュート量に基づいて係合クラッチ3bを制御する。
例えば、ドライバがスポーツモードを選択した時、クラッチ制御手段20はスポーツモード用の動作速度マップを選択する。このスポーツモード用の動作速度マップは、Axが30%になる。クラッチ制御手段20は、アクセル開度センサ12よりアクセル開度を取得して、スポーツモード用の動作速度マップからアクセル開度に応じた動作速度を求める。そして、クラッチ制御手段20は、動作速度に対応するオーバーシュート量を求めて、求めた動作速度とオーバーシュート量に基づいて係合クラッチ3bを制御する。同様にして、ドライバがノーマルモードを選択した時はAxが50%となり、エコモードを選択した時はAxが70%になる。ドライバがバックギアを選択した時はAxが100%になる。
尚、本実施形態における動作速度マップにおいて、アクセル開度0%〜Axではアクセル開度と動作速度が比例関係にあるが、それに限らず、アクセル開度に対して二次関数的に動作速度が上昇するような動作速度マップでも良いし、アクセル開度が大きいほど動作速度が大きくなる動作速度マップであればよい。さらに、アクセル開度Axにおいては、走行モードに応じて変更できれば良くて、必ずしも以上に示した具体的な数字に拘る必要はない。
次に、本実施形態の変速制御手段の動作例を説明する。車両が高速段を用いて走行している時であって、ドライバがアクセルペダルを踏み込んで高速段から低速段へのダウン変速を行うシーンを、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。
初めに、ステップS1で、統合コントローラ100は、車速センサ11から車速と、アクセル開度センサ12からアクセル開度とを取得する。統合コントローラ100は、取得した車速とアクセル開度とに基づいて、高速段から低速段へのダウン変速が必要か否かを判定する。高速段から低速段へのダウン変速が必要であると判定した時、フローはステップS2に進む。それに対して、高速段から低速段への変速は必要ないと判定した時、フローはステップS1に留まる。
次に、ステップS2で、クラッチ制御手段20は、摩擦クラッチ3aのトルク容量を減少する。そして、ステップS3で、統合コントローラ100は、摩擦クラッチ3aのスリップを検出したか否かを判定する。摩擦クラッチ3aのスリップを検出した時、フローはステップS4に進む。それに対して、摩擦クラッチ3aのスリップを検出しない時、フローはステップS2に戻る。
次いで、ステップS4で、モータ制御手段30は、駆動モータMGの制御方式をトルク
制御から回転数制御に切り替える。
次に、ステップS5で、統合コントローラ100は、回転数センサ24から、係合クラッチ3bの入力側と出力側の回転数を取得する。そして、統合コントローラ100は、係合クラッチ3bの入力側と出力側の回転数の差が所定値未満であるか否かを判定する。係合クラッチ3bの入力側と出力側の回転数の差が所定値未満の時、フローはステップS6に進む。それに対して、回転数の差が所定値以上の時、フローはステップS5に留まる。
次いで、ステップS6で、クラッチ制御手段20は、図5に示すようにアクセル開度に基づいて係合クラッチの動作速度及びオーバーシュート量を算出する。そして、クラッチ制御装置20は、係合クラッチアクチュエータ23に、図5に基づいて算出した動作速度及びオーバーシュート量に従って係合クラッチ3bが動作するように指令する。
次に、ステップS7で、統合コントローラ100は、係合クラッチ3bの入力側と出力側とが接触したか否かを判定する。係合クラッチ3bの入力側と出力側とが接触した時、フローはステップS8に進む。それに対して、係合クラッチ3bの入力側と出力側とが接触していない時、フローはステップS7に留まる。
次いで、ステップS8で、モータ制御手段30は、駆動モータMG2の制御方式を回転数制御からトルク制御に切り替える。
次に、ステップS9で、統合コントローラ100は、係合クラッチ3bの締結が完了したか否かを判定する。係合クラッチ3bがオーバーシュート量に従って締結を完了した時、フローはステップS10に進む。それに対して、係合クラッチ3bが締結を完了いていない時、フローはステップS9に留まる。
次いで、ステップS10で、クラッチ制御装置20は、摩擦クラッチ3aのトルク容量を減少する。
そして、ステップS11で、統合コントローラ100は、摩擦クラッチ3aの解放が完了いたか否かを判定する。摩擦クラッチ3aの解放が完了した時、フローはENDに進み、フローが終了する。それに対して、摩擦クラッチ3aの解放が完了していない時、フローはステップS10に戻る。
本発明に係る第一実施形態の変速制御装置においては、以下に列挙した効果を得ることができる。
(1)
駆動輪に伝達する駆動トルクを発生する駆動モータMG2と、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ12と、所定位置(Px)に移動した時に入力側から出力側に前記駆動トルクを伝達する係合クラッチ3bと、高速段と係合クラッチ3bを設けた低速段を有して、駆動モータMG2と駆動輪10との間に設けた変速機3と、係合クラッチ3bの入力側と出力側の回転数が同期した(図7のステップS5)後に係合クラッチ3bを締結する(図7のステップS6)クラッチ制御手段20とを備えた電動車両の変速制御装置において、クラッチ制御手段20は、係合クラッチ3bを締結する場合において、アクセル開度が大きいほど係合クラッチの動作速度を大きくすることを特徴とする電動車両の変速制御装置(図4)。
本実施形態における変速制御手段は、アクセル開度が大きいほど係合クラッチの動作速度を速めるため、ドライバの加速要求が大きい時に、変速に要する時間が短くなる。した
がって、ドライバの加速要求に素早く応答することができる。
(2)
クラッチ制御手段20は、アクセル開度が大きいほど係合クラッチ3bのオーバーシュート量を大きくすることを特徴とする電動車両の変速制御装置(図6)。
本実施形態においては、アクセル開度が大きいほど動作速度が大きくなるため、動作速度が大きいほど係合クラッチ3bの減速に要するオーバーシュート量を大きくする。これにより、動作速度に基づいて確実に締結を完了させることができる。
(3)
ユーザからの走行モードの指定を受付ける走行モード選択手段13をさらに備え、クラッチ制御手段20は、アクセル開度から動作速度を求める動作速度マップを走行モード毎に有しており、動作速度マップを用いて求めた動作速度に基づいて係合クラッチ3bを制御することを特徴とする電動車両の変速制御装置。
本実施形態は、走行モードに基づいて動作速度が最大になるアクセル開度を設定することで、アクセル開度が一定であってもダウン変速に要する時間を走行モードに応じて可変にすることができるようになる。したがって、本実施形態は、ドライバが要求する走行モードに応じて変速時間を変更できるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、これらの実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物を含む趣旨である。
例えば、図2において、クラッチコントローラ20と、モータコントローラ30とを統合コントローラ100内に配置するように示したが、必ずしもこれに限らず、クラッチコントローラ20と、モータコントローラ30と、統合コントローラ100とを個別の筐体内に配置するようにしてもよい。
さらに、図3のステップ1において、統合コントローラ100は、車速に応じて高速段から低速段への変速は可能か否かを判定したが、必ずしもこれに限る必要はなく、モータジェネレータMG2の回転速度や、駆動輪の回転速度などを用いて判定するようにしてもよい。
また、図3のステップS2、S10で、摩擦クラッチのトルク容量を変更する時、好適には、トルク容量の変化勾配を大きく(トルク容量の変化を開始してから目標値になるまでの時間を短く)することで、変速に要する時間を短くすることができる。
さらに加えて、本実施形態においては、ドライバの加速要求が小さい時には動作速度を小さくすることができるため、アクセル開度が小さい時には係合クラッチの入力側と出力側の接触速度を小さくして、係合クラッチの故障を防止することができる。
また、本実施形態では、係合クラッチ3aの解放状態から締結状態への動作に着眼したものであったが、本実施形態を応用することで、低速段から高速段への変速における締結状態から解放状態への動作へも適用可能である。
MG1…発電モータ
MG2…駆動モータ
1…エンジン
2…動力分配装置
3…変速機
3a…摩擦クラッチ
3b…係合クラッチ
6…第一軸
7…第二軸
10…駆動輪
11…車速センサ
12…アクセル開度センサ
13…走行モード選択手段
20…クラッチ制御手段
21…摩擦クラッチアクチュエータ
22…係合クラッチアクチュエータ
23…スリップ検出器
24…回転数センサ
30…モータ制御手段
31…インバータ
100…統合コントローラ

Claims (2)

  1. 駆動輪に伝達する駆動トルクを発生する駆動モータと、
    アクセル開度を検出するアクセル開度センサと、
    入力側と出力側とが係合した時に前記駆動トルクを伝達する係合クラッチと
    高速段と前記係合クラッチを設けた低速段とを有して、前記駆動モータと前記駆動輪との間に設けた変速機と、
    前記係合クラッチの入力側と出力側との回転数が同期した後に前記係合クラッチを締結するクラッチ制御手段と、
    を備えた電動車両の変速制御装置において、
    前記クラッチ制御手段は、前記係合クラッチを締結する場合において、前記アクセル開度が大きいほど前記係合クラッチの動作速度を大きくするとともに、前記アクセル開度が大きいほど前記係合クラッチのオーバーシュート量を大きくする
    ことを特徴とする電動車両の変速制御装置。
  2. 請求項1に記載の電動車両の変速制御装置において、
    ユーザからの走行モードの指定を受付ける走行モード選択手段をさらに備え、
    前記クラッチ制御手段は、前記アクセル開度から前記動作速度を求める動作速度マップを前記走行モード毎に有しており、前記動作速度マップを用いて求めた前記動作速度に基づいて係合クラッチを制御する
    ことを特徴とする電動車両の変速制御装置。
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