JP6384041B2 - ダンパ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両のバックドアバランサーとして用いられるダンパ構造に関するものである。
車両のバックドアと車体との間には、バックドアの開状態を保持するバックドアバランサーとしてのダンパ構造が設けられている。このダンパ構造は、丸棒状の金属ロッドと、金属ロッドの先端に設けられ、荷重吸収や形状自由度に優れる弾性体のソケットとを備えているのが一般的である。
特許文献1には、ボールジョイントまたはL型ブラケットからなるブラケットを備えたステイダンパが記載されている。このブラケットは、本体と、本体の端部に設けた筒体部と、筒体部内に形成した中空部と、中空部の内周に形成した環状溝と、この環状溝内に嵌合したスナップリングとを備えている。上記のステイダンパは、さらにピストンロッドの端部またはシリンダチューブの端部にインロー部を有し、このインロー部の端部に、上記中空部内に嵌合して上記スナップリングで係止される球体が設けられている。インロー部の外面には軸方向に沿う工具挿入用の溝またはフライス面が形成されている。
特開平10−299817号公報
しかし特許文献1のステイダンパでは、ピストンロッドがブラケットに対し、軸方向に移動可能なスナップリングによって着脱可能に係止されるため、ガタつきを生じやすく固定状態が安定しない。その一方、ピストンロッドの着脱の際には、工具挿入用の溝に対応する工具を必要とするため、手間がかかる。
また、雨などの水滴が当たり、ブラケットとピストンロッドの固定部分に水分が浸入すると、その水分がピストンロッドの差込口側から排出されずに蓄積する。通常、ピストンロッドは金属製であるため、その水分によって錆が発生し、その錆が外部から見えやすい差込口付近にまで進行し、外観不良となってしまう虞がある。
本発明は、このような課題に鑑み、ソケットと金属ロッドの固定状態を安定させ、金属ロッドに発生する錆を抑制することができ、組付性および外観性に優れたダンパ構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるダンパ構造の代表的な構成は、丸棒状の長手の本体部および該本体部より径が小さくネジ溝が形成された先端部を有する金属ロッドと、金属ロッドの先端部を収容する内部空間を有する樹脂製のソケットとを備えたダンパ構造において、ソケットの内部空間は、最奥に形成され金属ロッドの先端部とネジ固定される第1室と、第1室の手前側の端部から拡径したソケット環状面、および、ソケット環状面の周縁から手前側にわたって金属ロッドの本体部の側面を覆う内周面で形成された第2室とを含み、ソケット環状面の少なくとも一部は、金属ロッドの本体部と先端部との段差を形成するロッド環状面に当接していて、内周面は、金属ロッドの本体部の側面に当接する当接部位と、該側面との間に隙間を介している離間部位とを含むことを特徴とする。
上記構成によれば、金属ロッドのロッド環状面がソケットのソケット環状面と長手方向に力を及ぼし合うように当接することにより、金属ロッドの長手方向の位置が規制される。また、金属ロッドの本体部の側面がソケットの内周面に径方向に力を及ぼし合うように当接することにより、金属ロッドの径方向の位置が規制される。したがって、金属ロッドの固定状態を安定させることができる。
内周面と金属ロッドの本体部の側面との間には隙間があるため、隙間からソケット内の水分が抜けやすくなる。したがって、金属ロッドに発生する錆を抑制することが出来る。
第1室の手前側の径方向に拡径するソケット環状面は、金属ロッドのソケットへの組み付け時に広げやすい一方、第1室は狭い範囲でおさまる。したがって、金属ロッドとソケットの組付性に優れる。
第1室の手前側に、径方向に拡径するソケット環状面および内周面があるため、ソケットにかかる金属ロッドからの抜け荷重、または成形誤差による位置ずれが見えにくくなる。したがって、外観不良の抑制につながる。
上記ソケットの内部空間は、第2室の手前側の端部からさらに拡径した第3室を含むように構成するとよい。かかる構成によれば、ソケットの内部空間が手前側に行くほど拡径した3つの室を有するため、金属ロッドとソケットとの間の水抜けおよび風通しが良くなり、金属ロッドが錆びにくくなる。また、ソケットの手前側すなわち金属ロッドの差し込み口が最も広く開口していて変形しやすいため、金属ロッドの組付性が向上する。さらに、ソケットの内径および金属ロッドの外径が手前側に行くほど大きくなる形状となるため、例えば外側からプレス加工するなどによって、ソケットおよび金属ロッドを容易に成形可能である。
上記ソケット環状面は、第1室から径方向に最も離れた位置でロッド環状面と当接し、内周面は、第1室から長手方向に最も離れた位置で金属ロッドの本体部の側面と当接するように構成するとよい。これにより、第1室から径方向および長手方向に距離を持たせた2つの位置で金属ロッドがソケットの内面(ソケット環状面または内周面)と当接することにより、金属ロッドとソケットの内面とが及ぼし合う力が大きくなり、金属ロッドの固定状態が安定する。また、第1室から長手方向に最も離れた位置で金属ロッドとソケットとが当接することにより、ソケットの第2室のうち、当接部位より奥側にある隙間が外部から視認できなくなり、外観が良くなる。
上記ソケットの手前側の端部から長手方向に、内部空間を外部に開口させるスリットが形成されているとよい。これにより、金属ロッドの差込口だけでなくスリットからもソケット内の水分が抜けるため、さらに水抜けが良くなり、金属ロッドが錆びにくくなる。また、スリット形状が変形することでソケットが変形しやすくなるため、組付性も向上する。
本発明によれば、ソケットと金属ロッドの固定状態を安定させ、金属ロッドに発生する錆を抑制することができ、組付性および外観性に優れたダンパ構造を提供することができる。
本実施形態にかかるダンパ構造を車両後方側から観察した図である。 図1のダンパ構造の斜視図である。 図2のダンパ構造の先端部分を側面から見た断面図である。 図3のダンパ構造の第1の変形例を示す断面図である。 図3のダンパ構造の第2の変形例を示す断面図である。 図3のダンパ構造の第3の変形例を示す断面図である。 図3のソケットの変形例を示す斜視図である。 比較例のダンパ構造を示す断面図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は本実施形態にかかるダンパ構造を車両後方側から観察した図である。図1に示すように、本実施形態にかかるダンパ構造100は、バックドア102の開状態を保持するために車両のバックドア102と車体104の間に設けられ、バックドアバランサーとして用いられる。
図2は図1のダンパ構造の斜視図であり、図3は図2のダンパ構造の先端部分を側面から見た断面図である。図2および図3に示すように、本実施形態にかかるダンパ構造100は、金属ロッド106と、樹脂製のソケット108とを備えている。金属ロッド106は、丸棒状の長手の本体部110および本体部110より径が小さくネジ溝が形成された先端部112を有していて、金属ロッド106の先端部112はソケット108の内部空間200に収容される。
なお、本実施形態の要部ではないが、ダンパ構造100は、図2のように伸縮可能なピストン部130を備えていて、ソケット108には図示しない開口部または外装部品が設けられ、ピストン部130の基端側に固定用部品140が設けられている。これらの開口部または外装部品を介してソケット108がバックドア102側に取り付けられ、固定用部品140を介して車体104側に取り付けられる。
ソケット108の内部空間200は、最奥に形成され金属ロッド106の先端部112とネジ固定される第1室202と、第1室202の手前側の端部から拡径したソケット環状面114、および、ソケット環状面114の周縁116から手前側にわたって金属ロッド106の本体部110の側面を覆う内周面118で形成された第2室204と、第2室204の手前側の端部からさらに拡径した第3室206とを含んでいる。
ソケット環状面114の少なくとも一部は、金属ロッド106の本体部110と先端部112との段差を形成するロッド環状面120に当接している。内周面118は、金属ロッド106の本体部110の側面に当接する当接部位122と、該側面との間に隙間を介している離間部位124とを含んでいる。
図8は比較例のダンパ構造を示す断面図である。以下、図8を参照して比較例のダンパ構造600について説明する。このダンパ構造600は、丸棒状の長手の本体部610および本体部610より径が小さくネジ溝が形成された先端部612を有する金属ロッド606と、金属ロッド606の先端部612を収容する内部空間614を有する樹脂製のソケット608とを備えている。
また、ソケット608の内部空間614は、最奥に形成され金属ロッド606の先端部612とネジ固定される第1室622と、第2室628とを含んでいる。第2室628は、第1室622の手前側の端部から拡径したソケット環状面624と、内周面618とで形成されている。内周面618は、ソケット環状面624の周縁626から手前側にわたって金属ロッド606の本体部610の側面を覆う面である。
このソケット608の内部空間614は、内周面618が金属ロッド606の本体部610の側面に対し、隙間なく当接させることを目的として構成されている。しかしながら、隙間なく当接するように製造しても、実際には、不均一な隙間が生じる。
この不均一な隙間では、水抜けや風通しは悪いものの、水分の浸入は生じるため、金属ロッド606に錆付きが生じやすい。また、錆付きの位置は、ソケット608と金属ロッド606の結合部分であるため、外部からも見えやすく外観不良となる。
図8の比較例に対し、次に図3を参照して本実施形態について説明する。まず、ソケット108の内部空間200が、最奥に形成され金属ロッド106の先端部112とネジ固定される第1室202と、第2室204とを含んでいる。第2室204は、第1室202の手前側の端部から拡径したソケット環状面114と、内周面118とで形成されている。内周面118は、ソケット環状面114の周縁116から手前側にわたって金属ロッド106の本体部110の側面を覆う面である。ソケット環状面114の少なくとも一部が、金属ロッド106の本体部110と先端部112との段差を形成するロッド環状面120に当接している。一方、内周面118が、金属ロッド106の本体部110の側面に当接する当接部位122と、該側面との間に隙間を介している離間部位124とを含んでいる。
ここで、当接部位122と離間部位124との関係について説明する。図3では、破線両矢印210、212の位置が当接部位122であり、この部分には隙間がないように見える。しかし、この当接部位122は、金属ロッド106の本体部110の側面に対して全周にわたって当接しているわけではない。すなわち、図3とは異なる角度の側面から見た断面図では、破線両矢印210、212の部分も、金属ロッド106の側面との間に隙間を介している離間部位124となっている。
本実施形態の上記構成によれば、以下の作用効果が得られる。すなわち、金属ロッド106のロッド環状面120はソケット108のソケット環状面114と破線両矢印207、209で示すように長手方向に力を及ぼし合うように当接することにより、金属ロッド106の長手方向の位置が規制される。また、金属ロッド106の本体部の側面がソケットの内周面118に、破線両矢印210、212で示すように径方向に力を及ぼし合うように当接することにより、金属ロッド106の径方向の位置が規制される。したがって、金属ロッド106の固定状態を安定させることができる。
内周面118と金属ロッド106の本体部110の側面との間には隙間があるため、隙間からソケット108内の水分が抜けやすくなる。したがって、金属ロッド106に発生する錆を抑制することが出来る。
第1室202の手前側の径方向に拡径するソケット環状面114は、金属ロッド106のソケットへの組み付け時に広げやすい一方、第1室202は狭い範囲でおさまる。したがって、金属ロッド106とソケット108の組付性に優れる。
第1室202の手前側に、径方向に拡径するソケット環状面114および内周面118があるため、ソケット108にかかる金属ロッド106からの抜け荷重、または成形誤差による位置ずれが見えにくくなる。したがって、外観不良の抑制につながる。
なお、上記作用効果は、内部空間200に第3室206が含まれていない場合であっても奏することができる。
図4は図3のダンパ構造の第1の変形例を示す断面図である。図4に示す変形例のダンパ構造360のソケット308では、内部空間300が第1室302と第2室304のみからなる。一方、金属ロッド306の本体部310の側面上には、径方向に膨出する突起320を設けている。
この突起320がソケット308の第2室304の内周面318に当接し、破線両矢印322、324で示すように内周面318と径方向に力を及ぼし合い、当接部位330および離間部位340が形成される。また、金属ロッド306のロッド環状面352はソケット308のソケット環状面354と破線両矢印326、328で示すように長手方向に力を及ぼし合うように当接する。
そのため、上記のように内部空間300が第1室302と第2室304のみからなる場合であっても、上記作用効果を奏することができる。
突起320は、金属ロッド306の本体部310の円形断面を見たときに全周にわたるビード形状であってもよいし、イボ形状のものを複数個設けて、円形断面で見たときに全周の一部だけ突出するようなものであってもよい。イボ形状のものであれば、円形断面で見たときに金属ロッド306とソケット308との間に当接部と隙間が混在するため、ソケット308内の水抜けや風通しが良くなる。
一方、図3に示す実施形態では、上記ソケット108の内部空間200は、第2室204の手前側の端部からさらに拡径した第3室206を含むように構成されている。かかる構成によれば、ソケット108の内部空間200が手前側に行くほど拡径した3つの室を有するため、金属ロッド106とソケット108との間の水抜けおよび風通しが良くなり、金属ロッド106が錆びにくくなる。また、ソケット108の手前側すなわち金属ロッド106の差し込み口が最も広く開口していて変形しやすいため、金属ロッド106の組付性が向上する。さらに、ソケット108の内径および金属ロッド106の外径が手前側に行くほど大きくなる形状となるため、ソケット108および金属ロッド106の成形性に優れる。例えば、外側からのプレス加工で容易に成形することができる。
図3に示す実施形態のソケット環状面114は、第1室202から径方向に最も離れた位置でロッド環状面120と当接する。一方、内周面118は、第1室202から長手方向に最も離れた位置で金属ロッド106の本体部110の側面と当接する。このように、第1室202から径方向および長手方向に距離を持たせた2つの位置で金属ロッド106がソケット108の内面(ソケット環状面114または内周面118)と当接する。
その結果、金属ロッド106とソケット108の内面とが及ぼし合う力が大きくなり、金属ロッド106の固定状態が安定する。また、第1室202から長手方向に最も離れた位置で金属ロッド106とソケット108とが当接することにより、ソケット108の第2室204のうち、当接部位122より奥側にある隙間が外部から視認できなくなり、外観が良くなる。
なお、図3に示す実施形態では、金属ロッド106が本体部110と先端部112で外径が異なる2段形状となっているが、金属ロッド106の形状はこれに限定されるものではない。金属ロッド106が多段形状であっても、ソケット環状面114の少なくとも一部が、金属ロッド106の本体部110と先端部112との段差を形成するロッド環状面120に当接していて、内周面118が金属ロッド106の本体部110の側面に当接する当接部位122と、金属ロッド106の本体部110の側面との間に隙間を介している離間部位124と有する構成であれば、上記作用効果を奏することができる。
また、図3に示す実施形態では説明を省略しているが、金属ロッド106の先端部112をネジ固定しやすいように、ソケット108の第1室202の内面に金属ロッド106の先端部112のネジ溝に対応するネジ溝を設けてもよい。しかし、ソケット108が弾性変形しやすい樹脂材料からなる場合には、第1室202の内面にネジ溝を設けず単純穴としても、金属ロッド106の先端部112をネジ切ってネジ固定することも可能である。したがって、第1室202の内面にネジ溝を設けるかどうかは特に限定されない。
図5は図3のダンパ構造の第2の変形例を示す断面図である。図3の実施形態では、第2室204の内周面118が略一定の内径を有するが、図5に示す変形例のダンパ構造370のソケット250の第2室254のように内周面258の内径をテーパー状に変化するものとしてもよい。
この図5の変形例でも、図4の変形例と同様に、金属ロッド306の本体部310の側面上に突起320が設けられていて、破線両矢印323、325で示すように内周面258に対して径方向に力を及ぼし合う。また、図面は省略するが、突起320を設けない場合であっても、金属ロッド306の外径を3段階変化する形状にし、最も大きい外径に変化する段差部がテーパー状に変化する内周面258に当接するようにしてもよい。いずれの場合も金属ロッド306の径方向の位置規制を安定させる当接部位330と水抜けする離間部位340が形成されるからである。また、他の構成については図3の実施形態と同様であるため、図3の実施形態と同様に上記作用効果を奏する。
図6は図3のダンパ構造の第3の変形例を示す断面図である。図6に示す変形例のダンパ構造380では、金属ロッド406の本体部410の側面と、金属ロッド406の本体部410と先端部412との段差を形成するロッド環状面420とに、それぞれ突起430、440が設けられている。
突起430は、ソケット108の内周面118の最も手前側に対して、破線両矢印390、392で示すように径方向に力を及ぼし合うように当接するよう、配置されている。突起440は、ロッド環状面420の最も径方向外側(すなわち、金属ロッド406の外周近傍)に配置され、ソケット環状面114に対して、破線両矢印407、409で示すように金属ロッド406の長手方向に力を及ぼし合うように配置されている。
これらの突起430、440により、金属ロッド406の当接位置を第1室202から径方向および長手方向に最も離れた位置にすることがより確実となり、上記作用効果を奏することができる。
図7は、図3のソケット108の変形例を示す斜視図である。この変形例では、ソケット508の手前側の端部510から長手方向に、内部空間500を外部に開口させるスリット512が形成されている。
かかる構成では、金属ロッド(図示しない)の差込口だけでなくスリット512からもソケット508内の水分が抜けるため、さらに水抜けが良くなり、金属ロッド(図示しない)が錆びにくくなる。また、スリット512の形状が変形することでソケット508が変形しやすくなるため、組付性も向上する。
なお、この変形例のソケット508の構成は、他の変形例と組み合わせた構成にすることも可能である。また、スリット512の形状、長さ、および幅については、特に限定しないが、スリット512の長さを、上述した当接部位122よりも長手方向の先端側まで達する長さに構成すれば、当接部位122より先端側の水分であっても当接部位に阻害されることなく水抜けさせることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両のバックドアバランサーとして用いられるダンパ構造に利用することができる。
100…ダンパ構造、102…バックドア、104…車体ボディ、106…金属ロッド、108…ソケット、110…本体部、112…先端部、114…ソケット環状面、116…周縁、118…内周面、120…ロッド環状面、122…当接部位、124…離間部位、130…ピストン部、140…固定用部品、200…内部空間、202…第1室、204…第2室、206…第3室、207,209,210,212…破線両矢印、250…ソケット、254…第2室、258…内周面、300…内部空間、302…第1室、304…第2室、306…金属ロッド、308…ソケット、310…本体部、318…内周面、320…突起、322,323,324,325,326,328…破線両矢印、330…当接部位、340…離間部位、352…ロッド環状面、354…ソケット環状面、360…ダンパ構造、370…ダンパ構造、380…ダンパ構造、390,392…破線両矢印、406…金属ロッド、410…本体部、412…先端部、420…ロッド環状面、430…突起、440…突起、500…内部空間、508…ソケット、510…端部、512…スリット、606…金属ロッド、608…ソケット、612…先端部、614…内部空間、618…内周面、622…第1室、624…ソケット環状面、626…周縁、628…第2室

Claims (3)

  1. 丸棒状の長手の本体部と、該本体部より径が小さくネジ溝が形成された先端部と、前記本体部と前記先端部との段差を形成するロッド環状面とを有する金属ロッドと、
    前記金属ロッドの先端部を収容する内部空間を有する樹脂製のソケットとを備えたダンパ構造において、
    前記ソケットの内部空間は、
    最奥に形成され前記金属ロッドの先端部とネジ固定される第1室と、
    前記第1室の手前側の端部から拡径したソケット環状面、および、該ソケット環状面の周縁から手前側にわたって前記金属ロッドの本体部の側面を覆う内周面で形成された第2室とを含み、
    前記ソケット環状面は、前記ロッド環状面上の第1室から径方向に最も離れた位置前記ロッド環状面に対して全周にわたって当接する第1当接部位を有し、
    前記内周面は、
    前記第1室から長手方向に離れた位置に形成され前記ソケットの周方向に断続的に配置されていて前記金属ロッドの本体部の側面に断続的に当接する第2当接部位と、
    前記第1当接部位と前記第2当接部位との間に位置し前記側面との間に隙間を介している離間部位とを含み、
    前記内周面の離間部位と前記本体部の側面との間の隙間は、前記第2当接部位を介してソケット外部と断続的につながっていることを特徴とするダンパ構造。
  2. 前記ソケットの内部空間は、第2室の手前側の端部からさらに拡径した第3室を含むことを特徴とする請求項1に記載のダンパ構造。
  3. 前記ソケットの手前側の端部から長手方向に、前記内部空間を外部に開口させるスリットが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のダンパ構造。
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