JP6384031B2 - 液体収容体及び液体噴射システム - Google Patents

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Description

本発明は、液体収容体に関する。
液体収容体としては、プリンター(印刷装置)へ供給するためのインク(印刷材)を収容するカートリッジが知られている。このようなカートリッジには、袋状の可撓性部材にインクを収容したカートリッジがある(例えば、特許文献1を参照)。また、印刷に用いられるインクとしては、紫外線(UV光)の照射によって硬化する紫外線硬化型インク(UVインク)が知られている(例えば、特許文献2を参照)。
UVインクは、水性インクと比較して、速乾性に優れるとともに、基材を選択する際の自由度に優れる。UVインクを収容するカートリッジにおいては、UVインクの硬化を防止するために、カートリッジにUVインクが充填されてから、流通過程を経てプリンターに装着された後、他のカートリッジに交換されるまで、太陽光および照明機器などからの光(紫外線に加え、波長300〜500nm(ナノメートル)程度の可視光線を含む電磁波)が、UVインクに届かないように遮光する必要がある。UVインクは、皮膚刺激性を有するため取り扱いに注意を要する。
特開2008−273173号公報 特開2013−18823号公報
特許文献1のカートリッジでは、UVインクを収容することが想定されておらず、カートリッジ内でUVインクが硬化してしまう虞があるという課題があった。また、特許文献1のカートリッジでは、利用者とUVインクとの接触を防止することについて十分に配慮されていないという課題があった。そのほか、カートリッジにおいては、その小型化や、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上などが望まれていた。なお、上述の課題は、UVインクを収容するカートリッジに限らず、紫外線の照射によって硬化する他の液体を収容する液体収容体にも共通する。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
[形態1]
液体収容体であって、
紫外線の照射によって硬化する液体を収容するための可撓性部材と、
前記可撓性部材に接続され、前記可撓性部材からの前記液体を液体噴射装置へと供給するための供給口が形成された供給部材と、
前記可撓性部材および前記供給部材を収容し、透明または半透明であり、紫外線を透過させる第1の収容体と、
前記第1の収容体を収容し、紫外線および可視光線を遮光する第2の収容体と、
前記第1の収容体に収容され、前記可撓性部材および前記供給部材を収容し、紫外線および可視光線を遮光する筐体と、を備え、
前記可撓性部材は、紫外線および可視光線を透過させ、
前記供給部材は、前記液体を流通可能に前記可撓性部材の内側から前記供給口へと連なって通じる連通室を形成し、
前記液体収容体は、さらに、
前記供給部材に設けられ、前記供給部材と共に前記連通室を形成し、前記連通室の内圧に応じて撓む壁部材と、
前記供給部材に設けられ、前記壁部材に接触し、前記壁部材の撓みに応じて前記壁部材の撓み量より大きく移動する梃子部材と、を備え、
前記供給部材、前記壁部材および前記梃子部材は、紫外線および可視光線を遮光する、
液体収容体。
形態1によれば、第2の収容体によって遮光性を確保できるため、可撓性部材および供給部材の材質および形状の設計自由度を向上させることができる。また、第2の収容体から第1の収容体が取り出された状態において、利用者が第1の収容体の外側から液体の漏れを確認できるため、利用者が液体に接触することを防止できる。第2の収容体が取り外された状態で筐体によって遮光性を確保できるため、遮光性の確保に制限されることなく可撓性部材の設計自由度をさらに向上させることができる。第2の収容体が取り外された状態において、供給部材、壁部材および梃子部材を透過した紫外線および可視光線によって液体が硬化することを防止できる。
[形態2]
紫外線の照射によって硬化する液体を収容するための可撓性部材と、
前記可撓性部材に接続され、前記可撓性部材からの前記液体を液体噴射装置へと供給するための供給口が形成された供給部材と、
前記可撓性部材および前記供給部材を収容し、透明または半透明であり、紫外線を透過させる第1の収容体と、
前記第1の収容体を収容し、少なくとも一部が前記第1の収容体と離間した第2の収容体であって、紫外線および可視光線を遮光する第2の収容体と
を備える液体収容体。
形態2によれば、第2の収容体によって遮光性を確保できるため、可撓性部材および供給部材の材質および形状の設計自由度を向上させることができる。また、第2の収容体から第1の収容体が取り出された状態において、利用者が第1の収容体の外側から液体の漏れを確認できるため、利用者が液体に接触することを防止できる。
(1)本発明の一形態によれば、液体収容体が提供される。この液体収容体は、紫外線の照射によって硬化する液体を収容するための可撓性部材と;前記可撓性部材に接続され、前記可撓性部材からの前記液体を液体噴射装置へと供給するための供給口が形成された供給部材と;前記可撓性部材および前記供給部材を収容し、透明または半透明であり、紫外線を透過させる第1の収容体と;前記第1の収容体を収容し、紫外線および可視光線を遮光する第2の収容体とを備える。この形態によれば、第2の収容体によって遮光性を確保できるため、可撓性部材および供給部材の材質および形状の設計自由度を向上させることができる。また、第2の収容体から第1の収容体が取り出された状態において、利用者が第1の収容体の外側から液体の漏れを確認できるため、利用者が液体に接触することを防止できる。
(2)上記形態の液体収容体において、前記可撓性部材および前記供給部材は、前記第1の収容体に密封されており、前記第1の収容体は、前記第2の収容体が部分的に閉じられることによって、前記第2の収容体に封止されていてもよい。この形態によれば、第2の収容体が密封されている場合と比較して、利用者が第2の収容体を容易に開封できるため、第2の収容体を開封する際に誤って第1の収容体が損傷することを防止できる。その結果、第1の収容体の内側に液体が漏れている状況で、第2の収容体の開封に伴う第1の収容体の損傷によって利用者が液体に接触することを防止できる。
(3)上記形態の液体収容体は、さらに、前記供給部材が前記液体噴射装置の装着部に装着された状態で前記装着部から突出する突出部と;前記突出部に設けられ、前記液体に関する情報が記載された媒体とを備えてもよい。この形態によれば、液体噴射装置において利用者によって確認可能な位置に、液体に関する情報を提示できる。
(4)上記形態の液体収容体において、前記供給部材は、紫外線および可視光線を遮光してもよい。この形態によれば、第2の収容体が取り外された状態において、供給部材を透過した紫外線および可視光線によって液体が硬化することを防止できる。
(5)上記形態の液体収容体は、さらに、前記第1の収容体に収容され、前記可撓性部材および前記供給部材を収容し、紫外線および可視光線を遮光する筐体を備え、前記可撓性部材は、紫外線および可視光線を透過させてもよい。この形態によれば、第2の収容体が取り外された状態で筐体によって遮光性を確保できるため、遮光性の確保に制限されることなく可撓性部材の設計自由度をさらに向上させることができる。
(6)上記形態の液体収容体において、前記供給部材は、前記液体を流通可能に前記可撓性部材の内側から前記供給口へと連なって通じる連通室を形成し、前記液体収容体は、さらに、前記供給部材に設けられ、前記供給部材と共に前記連通室を形成し、前記連通室の内圧に応じて撓む壁部材と;前記供給部材に設けられ、前記壁部材に接触し、前記壁部材の撓みに応じて前記壁部材の撓み量より大きく移動する梃子部材とを備え、前記供給部材、前記壁部材および前記梃子部材は、紫外線および可視光線を遮光してもよい。この形態によれば、第2の収容体が取り外された状態において、供給部材、壁部材および梃子部材を透過した紫外線および可視光線によって液体が硬化することを防止できる。
(7)上記形態の液体収容体において、前記液体収容体における前記第2の収容体の外側から前記可撓性部材の内側に至る範囲の吸光度は、波長200nm以上500nm以下に対して0.0001%以下であってもよい。この形態によれば、波長200nm以上500nm以下によって硬化する液体の硬化を防止するための遮光性を十分に確保できる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素は全てが必須のものではなく、上述の課題の一部または全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部または全部を達成するために、適宜、これら複数の構成要素の一部について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部または全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部または全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部または全部を、上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部または全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
例えば、本発明の一形態は、可撓性部材と、供給部材と、第1の収容体と、第2の収容体との4つの要素のうちの1つ以上の要素を備える装置として実現可能である。すなわち、本発明の装置は、可撓性部材を有していてもよく、有していなくてもよい。また、本発明の装置は、供給部材を有していてもよく、有していなくてもよい。また、本発明の装置は、第1の収容体を有していてもよく、有していなくてもよい。また、本発明の装置は、第2の収容体を有していてもよく、有していなくてもよい。
可撓性部材は、例えば、紫外線の照射によって硬化する液体を収容するための可撓性部材、として構成されてもよい。供給部材は、例えば、可撓性部材に接続され、可撓性部材からの液体を液体噴射装置へと供給するための供給口が形成された供給部材、として構成されてもよい。第1の収容体は、例えば、可撓性部材および供給部材を収容し、透明または半透明であり、紫外線を透過させる第1の収容体、として構成されてもよい。第2の収容体は、例えば、第1の収容体を収容し、紫外線および可視光線を遮光する第2の収容体、として構成されてもよい。
こうした装置は、例えば、液体収容体として実現できるが、液体収容体以外の他の装置としても実現可能である。このような形態によれば、装置の小型化や、低コスト化、省資源化、製造の容易化、使い勝手の向上などの種々の課題の少なくとも1つを解決することができる。前述した液体収容体の各形態の技術的特徴の一部または全部は、いずれも、こうした装置に適用することが可能である。
本発明は、液体収容体以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、液体収容体の少なくとも一部が装着された液体噴射装置、液体収容体の製造方法などの形態で実現することができる。
液体噴射システムを示す斜視図である。 各種の液体収容体を示す説明図である。 カートリッジの詳細構成を示す分解斜視図である。 カートリッジの詳細構成を示す斜視図である。 カートリッジの内部構成を示す部分断面図である。 第2実施形態におけるカートリッジの詳細構成を示す斜視図である。 第2実施形態におけるカートリッジの詳細構成を示す斜視図である。 第3実施形態におけるカートリッジの詳細構成を示す斜視図である。 第3実施形態におけるカートリッジの詳細構成を示す斜視図である。
A.第1実施形態
A−1.液体噴射システムの構成
図1は、液体噴射システム10を示す斜視図である。図1には、互いに直交するXYZ軸が図示されている。図1のXYZ軸は、他の図のXYZ軸に対応する。本実施形態では、液体噴射システム10の使用状態において、XYZ軸におけるZ軸は、重力に沿った軸である。+Z軸方向は、重力方向とは逆の上方向であり、−Z軸方向は、重力方向すなわち下方向である。液体噴射システム10の使用状態とは、水平面に設置された液体噴射システム10の状態であり、本実施形態では、XY平面は水平面である。
液体噴射システム10は、液体収容体であるカートリッジ20と、液体噴射装置であるプリンター80とを備える。本実施形態では、カートリッジ20は、いわゆるインクカートリッジであり、プリンター80は、いわゆるインクジェットプリンターである。プリンター80は、カートリッジ20を保持するホルダー70を備える。ホルダー70には、カートリッジ20を受け入れる空間であるスロットSLが形成されている。カートリッジ20は、ホルダー70に対して着脱可能に構成されている。カートリッジ20は、紫外線の照射によって硬化する液体の印刷材であるUVインクを、プリンター80に対して供給する。プリンター80は、紙やラベルなどの印刷媒体90に対して、カートリッジ20からのUVインクを液滴として噴射し、印刷媒体90に噴射されたUVインクに紫外線を照射することによって、文字、図形および画像などの情報を印刷媒体90に印刷する。
本実施形態では、ホルダー70は、複数のカートリッジ20を装着可能に構成されている。本実施形態では、4色(ブラック、イエロー、マゼンタおよびシアン)のUVインクに対応して、4種類のカートリッジ20が1つずつ、すなわち、合計4つのカートリッジ20がホルダー70に装着される。ホルダー70に装着可能なカートリッジ20の数は、4つに限らず、任意の個数に変更可能であり、4つより少なくてもよいし、4つより多くてもよい。カートリッジ20に収容されるUVインクの種類は、4種類に限らず、4種類より少なくてもよいし、4種類より多くてもよい。
液体噴射システム10のプリンター80は、ホルダー70の他、制御部810と、キャリッジ870と、印刷ヘッド880とを備える。制御部810は、プリンター80の各部を制御する。キャリッジ870は、印刷ヘッド880を印刷媒体90に対して相対的に移動可能に構成されている。印刷ヘッド880は、制御部810からの制御信号に基づいて、カートリッジ20からのUVインクを印刷媒体90に対して噴射する。
本実施形態では、カートリッジ20を保持するホルダー70は、キャリッジ870とは異なる部位に配置される。このようなプリンターは、オフキャリッジタイプとも呼ばれ、カートリッジ20のUVインクは、フレキシブルチューブ850を介してキャリッジ870の印刷ヘッド880へと供給される。他の実施形態では、カートリッジ20を保持するホルダー70は、印刷ヘッド880と共にキャリッジ870に配置されてもよい。このようなプリンターは、オンキャリッジタイプとも呼ばれる。
本実施形態では、プリンター80は、キャリッジ870と印刷媒体90とを相対的に移動させて印刷を実現するために、主走査送り機構および副走査送り機構を備える。プリンター80の主走査送り機構は、制御部810からの制御信号に基づいて、キャリッジ870を主走査方向Dmsに往復移動させる。プリンター80の副走査送り機構は、制御部810からの制御信号に基づいて、主走査方向Dmsに交差する副走査方向Dssに印刷媒体90を搬送する。
本実施形態では、液体噴射システム10の使用状態において、XYZ軸におけるX軸は、主走査方向に沿った軸であり、XYZ軸におけるY軸は、副走査方向に沿った軸である。印刷時に印刷媒体90が排出される側を液体噴射システム10の前方とした場合、+Y軸方向は、液体噴射システム10の後方から前方に向かう前方向であり、−Y軸方向は、液体噴射システム10の前方から後方に向かう後方向である。この場合、+X軸方向は、液体噴射システム10の左側に向かう左方向であり、−X軸方向は、液体噴射システム10の右側に向かう右方向である。カートリッジ20の説明では、ホルダー70に装着された状態にあるカートリッジ20に対するXYZ軸を、カートリッジ20上の軸とする。
本実施形態では、カートリッジ20は、ホルダー70に装着された状態で、装着部であるホルダー70から突出する突出部280を備える。カートリッジ20の突出部280は、カートリッジ20における+Y軸方向側の部位である。突出部280には、面部282と凹部286とが設けられている。面部282は、+Y軸方向を向いた面を構成する。凹部286は、カートリッジ20の外表面を部分的に陥没させた形状を成し、本実施形態では、−X軸方向側かつ+Z軸方向側に位置するY軸に沿ったカートリッジ20の稜角を部分的に陥没させた形状を成す。
本実施形態では、液体噴射システム10の利用者は、ホルダー70に対してカートリッジ20を−Y軸方向に移動させることによって、ホルダー70に対してカートリッジ20を装着する。本実施形態では、液体噴射システム10の利用者は、カートリッジ20の面部282を−Y軸方向に押すことによって、ホルダー70に対してカートリッジ20を容易に装着できる。本実施形態では、ホルダー70には、ホルダー70に装着されたカートリッジ20の凹部286に係り合うストッパー790が設けられている。これによって、カートリッジ20がホルダー70から不用意に外れることを防止できる。
本実施形態では、液体噴射システム10の利用者は、ホルダー70に装着されたカートリッジ50を+Y軸方向に移動させることによって、ホルダー70からカートリッジ20を取り外す。本実施形態では、液体噴射システム10の利用者は、凹部286に指をかけることによって、ホルダー70からカートリッジ20を容易に取り外しできる。
A−2.液体収容体の詳細構成
図2は、各種の液体収容体を示す説明図である。図2(A)は、カートリッジ20を示す斜視図である。図2(B)は、液体収容体30を示す斜視図である。図2(C)は、液体収容体40を示す斜視図である。
図2(A)に示すように、カートリッジ20は、可撓性部材210と、供給部材230と、筐体270とを備える。
カートリッジ20の可撓性部材210は、紫外線の照射によって硬化する液体の一例としてUVインクを収容する。可撓性部材210は、可撓性を有する薄板(フィルム)を袋状に成形した部材であり、可撓性部材210の内側には、UVインクが収容されている。本実施形態では、可撓性部材210は、透明なフィルムを袋状に成形した部材であり、紫外線および可視光線を透過させる。本実施形態では、可撓性部材210に用いられるフィルムは、ポリエチレン(PE)層、エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)層、ナイロン層、ポリエチレンテレフタレート(PET)層などを積層した積層フィルムである。他の実施形態では、可撓性部材210は、着色されたフィルム(例えば、黒色の印刷層を有する積層フィルム)を用いて紫外線および可視光線を遮光する部材であってもよいし、アルミニウム層を有する積層フィルムを用いて紫外線および可視光線を遮光する部材であってもよい。
カートリッジ20の供給部材230は、可撓性部材210に接続され、可撓性部材210からのUVインクをプリンター80へと供給可能に構成された部材である。本実施形態では、供給部材230は、可撓性部材210に溶着されている。本実施形態では、供給部材230は、黒色に着色された合成樹脂を成形した部材であり、紫外線および可視光線を遮光する。本実施形態では、供給部材230に用いられる合成樹脂は、4質量%の黒色マスターバッチ(トーヨーカラー株式会社製「TET OCA041 Black」)を練り込んだポリエチレン(PE)である。本実施形態では、供給部材230の吸光度は、波長200nm以上500nm以下に対して0.0001%以下(日本工業規格JIS K 0115:2004に準拠した測定方法による値)である。他の実施形態では、供給部材230は、紫外線および可視光線を透過させる部材であってもよい。
カートリッジ20の筐体270は、可撓性部材210および供給部材230を収容する部材である。本実施形態では、筐体270は、可撓性部材210より大きな容積を有する容器部271と、容器部271に嵌まり合う蓋部272とを備える。容器部271の内側には、可撓性部材210が収容される。容器部271の−Y軸方向側には、供給部材230が保持される。蓋部272は、容器部271の−Y軸方向側に嵌まり合う。蓋部272の内側には、供給部材230が収容される。本実施形態では、筐体270は、黒色に着色された合成樹脂を成形した部材であり、紫外線および可視光線を遮光する。本実施形態では、筐体270に用いられる合成樹脂は、4質量%の黒色マスターバッチ(トーヨーカラー株式会社製「TPP OSD041 Black」)を練り込んだポリプロピレン(PP)である。本実施形態では、筐体270の吸光度は、波長200nm以上500nm以下に対して0.0001%以下(日本工業規格JIS K 0115:2004に準拠した測定方法による値)である。他の実施形態では、筐体270は、紫外線および可視光線を透過させる部材であってもよい。
図2(B)に示すように、液体収容体30は、カートリッジ20を収容する袋体310を備える。袋体310は、可撓性部材210および供給部材230を収容する第1の収容体である。本実施形態では、袋体310は、可撓性部材210および供給部材230を収容する筐体270を収容する。袋体310は、透明なフィルムを袋状に成形した部材であり、紫外線および可視光線を透過させる。本実施形態では、袋体310に用いられるフィルムは、合成樹脂製(例えば、ポリエチレン(PE))である。他の実施形態では、袋体310は、半透明であってもよい。
液体収容体30において、カートリッジ20は、袋体310の中に密封されている。本実施形態では、袋体310が溶着されることによって、カートリッジ20は、袋体310の中に密封されている。他の実施形態では、袋体310が粘着材料(例えば、粘着テープ、接着剤など)を用いて接着されることによって、カートリッジ20は、袋体310の中に密封されてもよい。
本実施形態では、袋体310は、2枚のフィルムの間にカートリッジ20を挟んだ状態で、これら2枚のフィルムの全周を溶着することによって作製される。そのため、袋体310には、全周にわたって溶着部312が形成されている。他の実施形態では、袋体310は、1枚のフィルムを半分に折り曲げて溶着することによって作製されてもよいし、3枚以上のフィルムを溶着することによって作製されてもよい。
図2(C)に示すように、液体収容体40は、袋体310を収容する袋体410を備える。袋体410は、袋体310を収容する第2の収容体である。袋体410は、袋体310の中に収容されたカートリッジ20を含めて、袋体310を収容する。袋体410は、紫外線および可視光線を遮光する。本実施形態では、袋体410は、着色されたフィルム層(例えば、黒色の印刷層)を有する積層フィルムを袋状に成形した部材である。他の実施形態では、袋体410は、アルミニウム層を有する積層フィルムを袋状に成形した部材であってもよい。本実施形態では、袋体410の吸光度は、波長200nm以上500nm以下に対して0.0001%以下(日本工業規格JIS K 0115:2004に準拠した測定方法による値)である。
液体収容体40において、袋体410が部分的に閉じられることによって、袋体310は、袋体410の中に封止されている。本実施形態では、袋体410は、2枚の矩形状フィルムを重ねて3辺を溶着した後、その中に袋体310を入れた状態で、溶着されていない辺を折り曲げてステープラー416を用いて部分的に閉じることによって作製される。そのため、袋体410には、3辺にわたって溶着部412が形成され、溶着されていない辺を折り曲げた折り曲げ部414がステープラー416によって部分的に閉じられている。他の実施形態では、袋体410は、溶着によって部分的に閉じられてもよいし、粘着材料(例えば、粘着テープ、接着剤など)によって部分的に閉じられてもよいし、留め具(クリップ)によって部分的に閉じられてもよい。また、袋体410は、ステープラー416などによって部分的に閉じられていなくてもよく、単に、折り曲げ部414において折り曲げられているだけでもよい。
カートリッジ20の製造者は、図2(A)に示す状態にまでカートリッジ20を製造した後、そのカートリッジ20を袋体310に収容する。これによって、カートリッジ20は、図2(B)に示す状態、すなわち液体収容体30になる。その後、製造者は、液体収容体30を袋体410に収容する。これによって、液体収容体30は、図2(C)に示す状態、すなわち液体収容体40になる。その後、液体収容体40は、工場から出荷され、市場に流通する。
液体噴射システム10の利用者は、図2(C)に示す状態にある液体収容体40を入手した後、袋体410を開封し、袋体410の中から袋体310を取り出す。これによって、液体収容体40は、図2(B)に示す状態、すなわち液体収容体30になる。その後、利用者は、袋体310を開封し、袋体310の中からカートリッジ20を取り出す。これによって、液体収容体30は、図2(A)に示す状態、すなわちカートリッジ20になる。その後、利用者は、カートリッジ20をプリンター80のホルダー70に装着する。
図3は、カートリッジ20の詳細構成を示す分解斜視図である。図4は、カートリッジ20の詳細構成を示す斜視図である。図5は、カートリッジ20の内部構成を示す部分断面図である。
カートリッジ20の可撓性部材210は、UVインクを収容する空間である液体収容部202を形成する。カートリッジ20の供給部材230は、液体収容部202に通じる注入口232を備える。カートリッジ20の製造者は、可撓性部材210と供給部材230とを接続した後、注入口232を介して液体収容部202にUVインクを充填する。その後、製造者は、UVインクが漏れないように注入口232を密閉する。
カートリッジ20の供給部材230は、液体収容部202からのUVインクをプリンター80へと供給する供給口234を備える。本実施形態では、供給口234は、プリンター80のホルダー70に設けられた供給針730の挿入を受け入れ、供給針730を通じてUVインクをプリンター80へと供給する。
供給部材230は、液体収容部202から供給口234へとUVインクを流す流路として、流路204と、連通室206と、流路208とを形成する。流路204の一端は、液体収容部202に通じ、流路204の他端は、連通室206に通じる。連通室206には、連通室206から流路204へのUVインクの逆流を防止する逆止弁222が設けられている。流路208の一端は、連通室206に通じ、流路208の他端は、供給口234に通じる。連通室206は、流路204および流路208よりも十分に大きな流路断面積を有する。連通室206は、流路204および流路208を介して、UVインクを流通可能に液体収容部202から供給口234へと連なって通じる。
供給部材230には、壁部材224と、板部材226と、弾性部材227と、梃子部材228とが設けられている。壁部材224は、連通室206を画定する壁の一部を構成し、供給部材230と共に連通室206を形成する。本実施形態では、壁部材224は、合成樹脂製フィルムであり、供給部材230に溶着されている。壁部材224は、板部材226を介して弾性部材227によって連通室206の内側から外側へと押圧されており、連通室206の内圧に応じて撓む。梃子部材228は、連通室206の外側において、壁部材224に接触し、壁部材224の撓みに応じて壁部材224の撓み量より大きく移動する。
本実施形態では、壁部材224は、紫外線および可視光線を遮光する。本実施形態では、壁部材224は、着色されたフィルム(例えば、黒色の印刷層を有する積層フィルム)である。他の実施形態では、壁部材224は、アルミニウム層を有する積層フィルムであってもよい。本実施形態では、壁部材224の吸光度は、波長200nm以上500nm以下に対して0.0001%以下(日本工業規格JIS K 0115:2004に準拠した測定方法による値)である。他の実施形態では、壁部材224は、紫外線および可視光線を透過させる部材であってもよい。
本実施形態では、梃子部材228は、紫外線および可視光線を遮光する。本実施形態では、梃子部材228は、供給部材230と同様の合成樹脂を成形した部材である。他の実施形態では、梃子部材228は、供給部材230と異なる合成樹脂を成形した部材であってもよい。
カートリッジ20の梃子部材228は、プリンター80のホルダー70に設けられた棒状部材772に接触する。棒状部材772は、弾性部材773によって梃子部材228に向けて押圧されており、梃子部材228の移動に応じて移動可能に構成されている。ホルダー70には、棒状部材772の位置を検知するセンサー776が設けられている。本実施形態では、センサー776は、棒状部材772に設けられた凸部774を光学的に検出することによって、棒状部材772の位置を検知する。
図5(A)に示すように、カートリッジ20がホルダー70に装着された状態において、プリンター80側からUVインクが吸引されていない状況では、カートリッジ20の壁部材224は、弾性部材227からの押圧によって、連通室206の容積を増加させるように連通室206の外側へと撓む。連通室206の容積の増加にともなって、液体収容部202から流路204を通じて連通室206へとUVインクが流入する。
図5(A)の状態において、プリンター80側からUVインクが吸引された場合、供給口234を通じて供給針730へとUVインクが供給され、連通室206から流路208へのUVインクの流出量に対して、流路204から連通室206へのUVインクの流入量が追い付かず、連通室206の内圧は、大気圧よりも低い負圧となる。これによって、カートリッジ20の壁部材224は、図5(B)に示すように、連通室206の内側へと撓む。
カートリッジ20の液体収容部202にUVインクが十分に収容されている場合、連通室206に発生した負圧は、液体収容部202のUVインクが流路204を通じて連通室206に流入することによって徐々に解消される。連通室206における負圧の解消にともなって、カートリッジ20の壁部材224は、図5(A)に示すように、連通室206の外側へと撓む。
カートリッジ20の液体収容部202にUVインクが十分に収容されていない場合、液体収容部202から連通室206へとUVインクが補充されないため、連通室206に発生した負圧は解消されない。したがって、カートリッジ20の壁部材224は、図5(B)に示すように、連通室206の内側に撓んだ状態を維持する。本実施形態では、プリンター80は、図5(B)の状態をセンサー776を用いて検知し、図5(B)の状態が所定の時間を経過して継続する場合、カートリッジ20を交換すべき旨を報知する。
カートリッジ20の筐体270における容器部271は、可撓性部材210を受け入れる開口273を備える。開口273は、供給部材230と係り合うことによって、供給部材230を保持可能に構成されている。本実施形態では、容器部271は、直方体状を成し、その直方体の1つの面に対応する位置に開口273を有する。本実施形態では、容器部271は、−Y軸方向側に開口273を有し、+Y軸方向側に突出部280を有する。本実施形態では、容器部271は、突出部280として、面部282および凹部286に加え、凹部288と、凹部289とを備える。凹部288は、容器部271の+X軸方向側の外表面を部分的に陥没させた形状を成す。凹部289は、容器部271の−X軸方向側の外表面を部分的に陥没させた形状を成す。
カートリッジ20の筐体270における蓋部272は、貫通孔274と、貫通孔276と、基板取付部275とを備える。貫通孔274は、供給針730を供給口234へと挿入可能な位置に設けられ、カートリッジ20がプリンター80に装着された状態において、供給針730を供給口234へと貫通させる。貫通孔276は、棒状部材772を梃子部材228に当てることが可能な位置に設けられ、カートリッジ20がプリンター80に装着された状態において、棒状部材772を梃子部材228へと貫通させる。基板取付部275には、液体収容部202に収容されているUVインクに関する情報を記憶する回路基板250が取り付けられている。カートリッジ20がプリンター80に装着された状態において、回路基板250は、ホルダー70と電気的に接続され、プリンター80は、回路基板250に対してアクセス可能になる。
A−3.効果
以上説明した第1実施形態によれば、液体収容体40(図2(C))において袋体410によって遮光性を確保できるため、可撓性部材210および供給部材230の材質および形状の設計自由度を向上させることができる。また、袋体410から袋体310が取り出された液体収容体30(図2(B))において、利用者が袋体310の外側からUVインクの漏れを確認できるため、利用者がUVインクに接触することを防止できる。
また、可撓性部材210および供給部材230は、袋体310に密封されており、袋体410に収容されている。そのため、袋体410が密封されている場合と比較して、利用者が袋体410を容易に開封できるため、袋体410を開封する際に誤って袋体310が損傷することを防止できる。その結果、袋体310の内側にUVインクが漏れている状況で、袋体410の開封に伴う袋体310の損傷によって利用者がUVインクに接触することを防止できる。
また、遮光性を有する袋体410が折り曲げられた状態、または、部分的に閉じられた状態で、袋体310が袋体410に収容されていることから、袋体410が密封されている場合と比較して、利用者が袋体410を容易に開封できる。そのため、利用者が袋体410を開封する際に誤って袋体310を損傷させることを防止しつつ、UVインクに対する遮光性を向上させることができる。その結果、袋体310の内側にUVインクが漏れている状況で、袋体410の開封に伴う袋体310の損傷によって、利用者がUVインクに接触することを防止しつつ、UVインクが硬化することを抑制できる。
また、供給部材230が紫外線および可視光線を遮光するため、袋体410が取り外された状態において、供給部材230を透過した紫外線および可視光線によってUVインクが硬化することを防止できる。
また、袋体410が取り外された状態で筐体270によって遮光性を確保できるため、遮光性の確保に制限されることなく可撓性部材210の設計自由度をさらに向上させることができる。
また、供給部材230、壁部材224および梃子部材228が、紫外線および可視光線を遮光するため、袋体410が取り外された状態において、供給部材230、壁部材224および梃子部材228を透過した紫外線および可視光線によってUVインクが硬化することを防止できる。
また、液体収容体40における袋体410の外側から可撓性部材210の内側に至る範囲の吸光度は、波長200nm以上500nm以下に対して0.0001%以下である。そのため、UVインクの硬化を防止するための遮光性を十分に確保できる。
B.第2実施形態
第2実施形態の液体噴射システムは、カートリッジの構成が異なる点を除き、第1実施形態と同様である。
図6および図7は、第2実施形態におけるカートリッジ20Bの詳細構成を示す斜視図である。第2実施形態のカートリッジ20Bは、UVインクに関する情報が記載された媒体292を備える点を除き、第1実施形態のカートリッジ20と同様である。カートリッジ20Bにおいて、媒体292は、突出部280に設けられている。本実施形態では、媒体292は、液体収容部202に収容されているUVインクに関する情報(例えば、成分、色、取扱説明など)が印刷された紙である。
本実施形態では、カートリッジ20Bは、連結具294と、袋体296とを備える。連結具294は、媒体292と袋体296とを連結する。本実施形態では、連結具294は、合成樹脂製の紐である。袋体296は、折り畳まれた媒体292を収容可能な袋状を成し、突出部280に接着されている。本実施形態では、袋体296は、両面テープを用いて面部282に接着されている。本実施形態では、袋体296は、透明な合成樹脂から成る。
図6に示すカートリッジ20Bは、折り畳まれた媒体292が袋体296に収納されている状態である。図7に示すカートリッジ20Bは、媒体292が袋体296から取り出され広げられた状態である。
以上説明した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に、液体収容体40(図2(C))において袋体410によって遮光性を確保できるため、可撓性部材210および供給部材230の材質および形状の設計自由度を向上させることができる。また、袋体410から袋体310が取り出された液体収容体30(図2(B))において、利用者が袋体310の外側からUVインクの漏れを確認できるため、利用者がUVインクに接触することを防止できる。また、カートリッジ20Bにおいて、突出部280に媒体292が設けられているため、プリンター80において利用者によって確認可能な位置に、UVインクに関する情報を提示できる。
C.第3実施形態
第3実施形態の液体噴射システムは、カートリッジの構成が異なる点を除き、第1実施形態と同様である。
図8および図9は、第3実施形態におけるカートリッジ20Cの詳細構成を示す斜視図である。第3実施形態のカートリッジ20Cは、UVインクに関する情報が記載された媒体292Cを備える点を除き、第1実施形態のカートリッジ20と同様である。カートリッジ20Cにおいて、媒体292Cは、突出部280に設けられている。本実施形態では、媒体292Cは、液体収容部202に収容されているUVインクに関する情報(例えば、成分、色、取扱説明など)が印刷された紙である。
本実施形態では、カートリッジ20Cは、収納部284と、連結具294Cとを備える。収納部284は、折り畳まれた媒体292を収容可能に、突出部280の外表面を部分的に陥没させた形状を成す。本実施形態では、収納部284は、容器部271に形成されている。連結具294Cは、媒体292Cと収納部284とを連結する。本実施形態では、連結具294Cは、合成樹脂製の紐である。
図8に示すカートリッジ20Cは、折り畳まれた媒体292Cが収納部284に収納されている状態である。図9に示すカートリッジ20Cは、媒体292Cが収納部284から取り出され広げられた状態である。
以上説明した第3実施形態によれば、第1実施形態と同様に、液体収容体40(図2(C))において袋体410によって遮光性を確保できるため、可撓性部材210および供給部材230の材質および形状の設計自由度を向上させることができる。また、袋体410から袋体310が取り出された液体収容体30(図2(B))において、利用者が袋体310の外側からUVインクの漏れを確認できるため、利用者がUVインクに接触することを防止できる。また、カートリッジ20Cにおいて、突出部280に媒体292Cが設けられているため、プリンター80において利用者によって確認可能な位置に、UVインクに関する情報を提示できる。
D.他の実施形態:
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部または全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
本発明は、UVインクを収容するインクカートリッジに限らない。また、紫外線とは異なる波長の光による照射によって硬化する他の液体を噴射する液体噴射装置およびその液体収容容器にも適用できる。例えば、以下のような各種の液体噴射装置およびその液体収容容器に適用可能である。
・ファクシミリ装置などの画像記録装置
・液晶ディスプレイなどの画像表示装置用のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射装置
・有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイおよび面発光ディスプレイ (Field Emission Display、FED)などの電極形成に用いられる電極材噴射装置
・バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体噴射装置
・精密ピペットとしての試料噴射装置
・潤滑油の噴射装置
・樹脂液の噴射装置
・時計およびカメラなどの精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置
・光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液などの透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置
・基板などをエッチングするために酸性またはアルカリ性のエッチング液を噴射する液体噴射装置
・他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置
なお、「液滴」とは、液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状の液体、涙状の液体の他、糸状に尾を引く液体も含む。また、「液体」とは、液体噴射装置によって噴射可能な材料であればよい。例えば、「液体」は、物質が液相の状態にある材料であればよく、ゾル、ゲル水、無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。液体の代表的な例としては、インクや液晶などが挙げられる。ここで、「インク」とは、一般的な水性インクおよび油性インク、ならびにジェルインク、ホットメルトインクなどの各種の液体状組成物を包含する。
また、「遮光」および「遮光性を確保する」とは、光を遮る性質を有することをいい、本実施形態においては、インクに対して照射した場合にそのインクが硬化する波長の光を遮る性質を有していればよい。
10…液体噴射システム
20,20B,20C…カートリッジ
30,40…液体収容体
50…カートリッジ
70…ホルダー
80…プリンター
90…印刷媒体
202…液体収容部
204…流路
206…連通室
208…流路
210…可撓性部材
222…逆止弁
224…壁部材
226…板部材
227…弾性部材
228…梃子部材
230…供給部材
232…注入口
234…供給口
250…回路基板
270…筐体
271…容器部
272…蓋部
273…開口
274…貫通孔
275…基板取付部
276…貫通孔
280…突出部
282…面部
284…収納部
286…凹部
288…凹部
289…凹部
292,292C…媒体
294,294C…連結具
296…袋体
310…袋体
312…溶着部
410…袋体
412…溶着部
414…折り曲げ部
416…ステープラー
730…供給針
772…棒状部材
773…弾性部材
774…凸部
776…センサー
790…ストッパー
810…制御部
850…フレキシブルチューブ
870…キャリッジ
880…印刷ヘッド
SL…スロット
Dms…主走査方向
Dss…副走査方向

Claims (10)

  1. 紫外線の照射によって硬化する液体を収容するための可撓性部材と、
    前記可撓性部材に接続され、前記可撓性部材からの前記液体を液体噴射装置へと供給するための供給口が形成された供給部材と、
    前記可撓性部材および前記供給部材を収容し、透明または半透明であり、紫外線を透過させる第1の収容体と、
    前記第1の収容体を収容し、少なくとも一部が前記第1の収容体と離間した第2の収容体であって、紫外線および可視光線を遮光する第2の収容体と
    を備える液体収容体。
  2. 請求項1に記載の液体収容体であって、
    前記第2の収容体は、フィルムによって構成された部材である、液体収容体。
  3. 請求項1または請求項2に記載の液体収容体であって、
    前記可撓性部材および前記供給部材は、前記第1の収容体に密封されており、
    前記第1の収容体は、前記第2の収容体が部分的に閉じられることによって、前記第2の収容体に封止されている、液体収容体。
  4. 前記供給部材は、紫外線および可視光線を遮光する、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の液体収容体。
  5. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の液体収容体であって、
    さらに、前記第1の収容体に収容され、前記可撓性部材および前記供給部材を収容し、紫外線および可視光線を遮光する筐体を備え、
    前記可撓性部材は、紫外線および可視光線を透過させる、液体収容体。
  6. 液体収容体であって、
    紫外線の照射によって硬化する液体を収容するための可撓性部材と、
    前記可撓性部材に接続され、前記可撓性部材からの前記液体を液体噴射装置へと供給するための供給口が形成された供給部材と、
    前記可撓性部材および前記供給部材を収容し、透明または半透明であり、紫外線を透過させる第1の収容体と、
    前記第1の収容体を収容し、紫外線および可視光線を遮光する第2の収容体と、
    前記第1の収容体に収容され、前記可撓性部材および前記供給部材を収容し、紫外線および可視光線を遮光する筐体と、を備え、
    前記可撓性部材は、紫外線および可視光線を透過させ、
    前記供給部材は、前記液体を流通可能に前記可撓性部材の内側から前記供給口へと連なって通じる連通室を形成し、
    前記液体収容体は、さらに、
    前記供給部材に設けられ、前記供給部材と共に前記連通室を形成し、前記連通室の内圧に応じて撓む壁部材と、
    前記供給部材に設けられ、前記壁部材に接触し、前記壁部材の撓みに応じて前記壁部材の撓み量より大きく移動する梃子部材と、を備え、
    前記供給部材、前記壁部材および前記梃子部材は、紫外線および可視光線を遮光する、
    液体収容体。
  7. 前記液体収容体における前記第2の収容体の外側から前記可撓性部材の内側に至る範囲の吸光度は、波長200nm以上500nm以下に対して0.0001%以下である、請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の液体収容体。
  8. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の液体収容体と、
    前記液体収容体を装着可能な液体噴射装置と、を備える液体噴射システムであって、
    前記液体収容体は、さらに、前記供給部材が前記液体噴射装置の装着部に装着された状態で前記装着部から突出する突出部と、
    前記突出部に設けられ、前記液体に関する情報が記載された媒体と
    を備える液体噴射システム
  9. 請求項に記載の液体噴射システムであって、
    前記媒体は、紙によって構成されている、液体噴射システム
  10. 請求項または請求項に記載の液体噴射システムであって、
    前記突出部は、前記供給部材が前記装着部に装着された状態で前記液体噴射装置の外側に突出する、液体噴射システム
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