JP6383969B2 - エンジン発電機 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン発電機に関する。
特許文献1には、エンジンとエンジンによって駆動される発電機と、エンジン及び発電機を覆う筐体を備えるエンジン発電機が開示されている。筐体の前側部には、外気を冷却風として筐体内部に取込可能な冷却風導入口が設けられている。冷却風導入口から取り込まれた冷却風は、冷却風通路の上流にある発電機に向かって流れ、ついでエンジン等の周辺を経由して排出口から外部に排出されるように構成される。
特開2010−106697号公報
しかし、外部からケーシング(筐体)内に取り込まれる空気は発電機やエンジン等に向けて案内されるダクトが形成されていないため、ケーシング内に取り込まれた空気が効率的に循環せずにケーシング内に滞留することで、ケーシング内の発電機などを効率的に冷却することができない場合があった。そこで、本発明は、ケーシング内部を効率的に冷却するエンジン発電機を提供する。
本発明のエンジン発電機は、ケーシングに、発電機と、前記発電機を駆動するエンジンと、前記発電機及び前記エンジンを制御する制御装置と、を収容したエンジン発電機であって、前記ケーシングには外部から前記ケーシングの内部に空気を取り入れる吸気口が設けられ、前記ケーシングの内部には前記エンジンに空気を取り込む吸気路が形成されるとともに、前記吸気路を流れる空気を用いて前記発電機及び前記制御装置を冷却する構成とされ、前記吸気路は、その中途部に前記発電機が設けられ、前記発電機は、冷却ファンと、前記冷却ファンを収容するハウジングとを備え、前記ハウジングには、空気を取り入れる取入口と、前記取入口を介して供給される空気を放出する放出口とを備え、前記吸気路の中途部に、前記取入口が設けられるとともに、前記放出口から放出される空気を前記ケーシングに設けられる排出口へ向けて案内する排気路が形成され、前記吸気路は、前記吸気口と前記発電機との間に設けられる吸気ボックスと、前記吸気ボックスから前記エンジンに向けて延出される吸気管とによって構成され、前記吸気ボックスは、前記吸気口から下方に向けて空気が流れる第一吸気ボックスと、下方から上方に向けて空気が流れる第二吸気ボックスと、前記吸気管に空気を供給する第三吸気ボックスとによって構成され、前記吸気路を構成する壁面である前記第二吸気ボックスに、前記制御装置を構成する制御ボックスが配置されているものである。
本発明によれば、ケーシング内部に収容される発電機と制御装置などを冷却することができる。
ケーシングの前方斜視図である。 ケーシングの後方斜視図である。 ケーシングの前面図である。 ケーシングの後面図である。 ケーシングの平面図である。 ケーシングの底面図である。 ケーシングの右側面図である。 ケーシングの左側面図である。 ケーシングの上面の開口を示す図である。 ケーシングの前面図における部分拡大図である。 吸気路の内部構造を示す部分斜視図である。 エンジン発電機の内部構造を示す概略右側面図である。 エンジン発電機の内部構造を示す概略左側面図である。 エンジン発電機の内部構造を示す概略平面図である。 発電機から排出される空気の流れを示す図14のA−A線断面図である。 操作パネルを示す図である。 エンジン発電機の別実施形態を示す前方斜視図である。 エンジン発電機の別実施形態を示す後方斜視図である。
添付の図面を参照して、エンジン発電機1について説明する。本実施形態のエンジン発電機1は、エンジンによって発電機を駆動するタイプの発電装置であり、主にヨットやパワーボート等の船舶に搭載される。エンジン発電機1は、ケーシング2に、発電機3、発電機3を駆動するエンジン4、発電機3及びエンジン4を制御する制御装置5等を収容した構成となっている。以下の説明では、エンジン発電機1において、エンジン4が設けられる側を前側、発電機3や後述する吸気口18が設けられる側を後側と定義する。
図1から図8を用いて、ケーシング2について説明する。ケーシング2は、主に、板金加工されたアルミ等の金属材を接合して固定することで略箱形に形成される。ケーシング2は、その底面を形成する底板11と、ケーシング2の前面及び前側面を形成する前板12と、ケーシング2の後面及び後側面を形成する後板13と、ケーシング2の右側面を形成する右側板14と、ケーシング2の左側面を形成する左側板15と、ケーシング2の上面を形成する天板16と、を備える。
底板11は、樹脂、プラスチック等によって略矩形状に形成され、エンジン発電機1を載置する。底板11は、エンジンルーム等の床面に固定されている支持シャーシ等に取り付けられる。
前板12は、板金加工されたアルミ等の金属材によって形成される。前板12は、底板11にピン等を介して立設され、ケーシング2の前面及び前側面を形成する。前板12は、前板12aと、前板12aに着脱可能に設けられる前板12bと、によって構成される。
前板12aは、一枚の板金を二回曲折することで、上面視において略コの字状に形成される。前板12aは、その前面に開口部が形成される。前板12bは、その上部中央に取付具17が設けられる。前板12bは、取付具17を介して前板12aに設けられる開口部に前板12aに着脱可能に取り付けられる。
後板13は、板金加工されたアルミ等の金属材によって形成される。後板13は、底板11にピン等を介して立設され、ケーシング2の後面及び後側面を形成する。後板13は、後板13aと、後板13aに着脱可能に設けられる後板13bと、によって構成される。
後板13aは、一枚の板金を二回曲折することで、上面視において略コの字状に形成される。後板13aは、その後面に開口部が形成される。後板13bは、その上部中央に取付具17が設けられる。後板13bは、取付具17を介して後板13aに設けられる開口部に後板13aに着脱可能に取り付けられる。
後板13bにおける取付具17の下方には、外部からケーシング2内部に空気を取り入れる吸気口18が設けられる。吸気口18は、左右方向を長手方向とする長穴状に形成される連通孔が上下に4つ並べて配置されることで構成される。後板13aの下部には、エンジン4からの空気等が排出される排出口19や、燃料入口や、燃料戻り口等の各種の接続口が設けられる。後板13aの右側面上部には、制御装置5を介して発電機3及びエンジン4を操作する操作手段として操作パネル20が着脱可能に設けられる。
右側板14は、板金加工されたアルミ等の金属材によって形成される。右側板14は、ピン等を介して底板11に立設され、前板12の右側面と後板13の右側面との間を埋めるように設けられる。右側板14は、その上部中央に取付具17が設けられる。右側板14は、前板12の右側面の上端と、後板13の右側面の上端と、をつなぐように設けられる上部フレーム21(図14参照)に取付具17を介して着脱可能に取り付けられる。
左側板15は、板金加工されたアルミ等の金属材によって形成される。左側板15は、ピン等を介して底板11に立設され、前板12の左側面と後板13の左側面との間を埋めるように設けられる。左側板15は、上部中央に取付具17が設けられる。左側板15は、前板12の左側面の上端と、後板13の左側面の上端と、をつなぐように設けられる上部フレーム22(図14参照)に取付具17を介して着脱可能に取り付けられる。左側板15の外周面の前上部には、ケーシング2内部の空気を排出する排気口23が設けられる。排気口23は、前後方向を長手方向とする長穴状に形成される連通孔が上下に三つ並べて配置されることで構成される。
天板16は、前板12及び後板13及び左側板15及び右側板14の上端に支持される。天板16の一端側(右側)には、所定の間隔を空けて取付具17が二つ設けられる。天板16の内周面の他端側(左側)は、前板12及び後板13の内周面の他端側(左側)にピン24(図14参照)を介して支持される。天板16の他端側を支持した状態において、天板16の一端側を前板12及び後板13の一端側(右側)に設けられる上部フレーム21に取付具17を介して取り付けることで、天板16は前板12及び後板13及び左側板15及び右側板14の上端に固定される。図9に示すように、取付具17を介して天板16の一端側(右側)を、上部フレーム21から取り外すことで、ケーシング2の上面を開口することができる。
天板16の内周面の他端側(左側)は、前板12及び後板13の内周面の一端側(右側)にもピンを介して支持可能に構成されている。そのため、天板16を水平方向に180度回転させた状態で、前板12及び後板13及び左側板15及び右側板14の上端に着脱可能に固定することができる。以上の構成において、エンジン発電機1を収容するスペースが狭く、ケーシング2の左右方向における一方側からしかアクセスできない場合であっても、天板16の取付具17側(開口側)を左右方向における所望の側にくるように天板16の向きを変更することで、左右方向における所望の向きからケーシング2の上面を開口することができ、該開口部からメンテナンスを行うことができる。
図10に示すように、前後方向からみて天板16の下縁角部及び天板16を支持する前板12及び後板13及び左側板15及び右側板14の上縁角部は傾斜して設けられる。前後方向からみて天板16の下縁角部及び前板12及び後板13及び左側板15及び右側板14の上縁角部は傾斜して設けられることで、前後方向における天板16の下縁角部と前板12及び後板13及び左側板15及び右側板14の上縁角部との間にそれぞれスペースが形成される。該スペースにオペレータの手を引っ掛けることが可能となるため、ケーシング2から天板16を容易に取り外すことができる。
また、前後方向からみて(前面視又は後面視において)、天板16の上縁角部は湾曲して形成される。前後方向からみて天板16の上縁角部は湾曲して形成されることで、上記スペースに手を引っ掛けて天板16を持ち上げるときに、天板16の上縁角部がオペレータの手にとって障害とならない。そのため、さらに、ケーシング2から天板16を容易に取り外すことが可能となる。
図11から図15を用いて、エンジン発電機1の内部構造について説明する。ケーシング2内の前部にはエンジン4が設けられ、ケーシング2内の後部には発電機3が設けられる。ケーシング2の内部には、吸気口18からエンジン4に空気を吸入する吸気路31が設けられる。吸気路31は、吸気口18と発電機3との間に設けられる吸気ボックス32と、吸気ボックス32からエンジン4に向けて前方に延出される吸気管33と、によって構成される。
吸気ボックス32は、吸気口18から発電機3及びエンジン4に空気を供給する通路として形成される。吸気ボックス32は、吸気口18から下方に向けて空気が流れる第一吸気ボックスである吸気ボックス32aと、該吸気ボックス32の前部に形成され、下方から上方に向けて空気が流れる第二吸気ボックスである吸気ボックス32bと、吸気ボックス32bの上部に設けられる第三吸気ボックスである吸気ボックス32cと、によって構成される。
吸気ボックス32aは、板状部材によって略箱状に形成される。吸気ボックス32aは、ケーシング2の後板13bと密着するように固定され、後板13bに設けられる吸気口18を介して吸気ボックス32aとケーシング2の外部が連通されている。
吸気ボックス32bは、板状部材によって略箱状に形成される。吸気ボックス32bの後面は、吸気ボックス32aの前面に密着して設けられるとともに、該密着面の下部には吸気ボックス32aと吸気ボックス32bとを連通する連通孔が設けられる。吸気ボックス32bは、発電機3と略同じ高さに設けられる。
吸気ボックス32bの内上部には、吸気ボックス32aから吸入される空気を吸気ボックス32cに導入する導入室37が形成される。導入室37は、吸気ボックス32bの内上部が仕切り板によって仕切られることで構成される。導入室37は、吸気ボックス32bの内上部の右端寄りに形成される。導入室37の左側面には、吸気ボックス32aから吸入される空気を導入室37に吸入する開口部38が形成される。
吸気ボックス32cは、板状部材によって略箱状に形成される。吸気ボックス32cの底面は、吸気ボックス32bの上面の右端寄りに密着して設けられる。該密着面には、吸気ボックス32b(導入室37)と吸気ボックス32cとを連通する連通孔が設けられる。吸気ボックス32cの前面には、エンジン4の吸気マニホールドに向けて延出される吸気管33が設けられる。
以上の構成において、エンジン4の燃焼室内に生じる負圧によって、吸気口18から取り込まれる空気は吸気ボックス32a・32b・32c及び吸気管33を介してエンジン4に供給される。エンジン4からの空気等は、エンジン4の後部から排出口19に向けて延出される排気管34を介して外部に排出される。
図11に示すように、吸気路31の中途部には、発電機3が設けられる。発電機3は、主に、ロータ等で構成される本体と、本体を冷却する冷却ファン41(図14参照)と、本体及び冷却ファン41を収容するハウジング42と、によって構成される。ハウジング42は、略円筒形状に形成され、その長手方向を前後方向として配置される。ハウジング42の前面は、フライホイールハウジング36の後面とボルト等の締結具によって固定される。ハウジング42の後面は、吸気路31の空気を取り入れる取入口35として形成される。吸気路31を構成する吸気路32bの前面には、発電機3の取入口35が設けられる。吸気路32bの前面には、発電機3の取入口35(後面)の形状に応じた開口部が設けられ、該開口部に発電機3の取入口35が固定される。
図15に示すように、ハウジング42内には、その前部に発電機3を冷却する冷却ファン41が設けられる。冷却ファン41の後部には発電機本体が設けられる。冷却ファン41は、発電機3を構成するロータを回転可能に支持するロータ駆動軸43に固定される。ロータ駆動軸43は、エンジン4の駆動によって回転可能に構成される。
図12から図14に示すように、発電機3を構成するハウジング42は、その前部の外周面に、取入口35を介して供給される空気を放出する放出口42aを備える。放出口42aは、冷却ファン41の外方に位置するハウジング42の外周面に全周に亘って所定の間隔をあけて複数設けられる。
以上の構成において、エンジン4の駆動によって吸気口18を介してケーシング2内に取り込まれる空気は、吸気ボックス32を介してエンジン4へ吸気される。吸気ボックス32に流れる空気の一部は、冷却ファン41の回転によって、取入口35を介して発電機3を構成するハウジング42に取り入れられる。ハウジング42に取り入れられる空気は、発電機本体を冷却したのち、放出口42aを介してハウジング42の外部に放出される。
吸気路31には、エンジン4に向けて空気が吸入されている。吸気路31の中途部(吸気ボックス32bの前面)に発電機3に空気を供給する取入口35が設けられることで、エンジン4に向けて吸入される空気の一部を発電機3に取り入れることができ、発電機3を効率的に冷却することができる。つまり、吸気路31を流れる空気を用いて発電機3を冷却している。
吸気ボックス32を蛇行状に構成することで、エンジン4の吸気によって発生する音が外部に漏れることを低減できる。なお、吸気ボックス32a・32b・32cは、それぞれ別体として構成されているが一体的に構成してもよい。吸気ボックス32を板状部材によって略箱状に形成したうえで、吸気ボックス32の内部に仕切り板を複数設けることで、吸気ボックス32は吸気口18から取り込まれる空気が蛇行状に流れるように構成される。
図15に示すように、ケーシング2の内周面には、放出口42aから放出される空気をケーシング2の外周面に設けられる排気口23へ向けて案内する排気路51が形成される。放出口42aから放出される空気は、冷却ファン41の回転によって、ロータ駆動軸43の回転中心に対して旋回流として放出される。
図15を用いて、放出口42aから放出される空気の流れについて説明する。後面視においてロータ駆動軸43は反時計回りに回転する。ハウジング42の全周に亘って設けられる放出口42aから放出される空気は、旋回流により、左側板15の下部側に位置する箇所に形成される排気路51の排気取込口51aに導入され、空気がケーシング2の内部に滞留することを低減できる。そのため、ケーシング2の内部を効率的に冷却することができ、エンジン発電機1を良好な状態で稼働することができる。
排気路51は、板状部材によって構成され、排気取込口51aから排気口23に向けて側面視において略L字状に形成される通路である(図8参照)。排気路51は、排気取込口51aから取り込まれた空気が前方に流れたのち、上方に向けて流れて排気口23を介してケーシング2の外部に排出されるように構成される。排気路51内には、その通路を蛇行状に構成する仕切り板52が複数設けられる。図3及び図5及び図8に示すように、排気取込口51aから前方に形成される通路には、その左側面から右側面に向けて仕切り板52は立設され、上方に向けて形成される通路には、その右側面から左側面に向けて仕切り板52は立設される。また、排気取込口51aが排気口23よりも下方側に設けられる、つまり、排気路51は空気が上方に流れるように構成されることで、排気取込口51aに取り込んだ空気を排気口23に向けて流れやすくしており、スムーズに排気を行うことができる。そのため、ケーシング2の内部に空気が滞留することを低減できる。仕切り板52によって排気路51内の流路が蛇行状に構成されることで、ケーシング2の内部に発生する音が外部に漏れることを低減することができる。
図11から図14に示すように、吸気路31を構成する壁面に制御装置5が配置される。制御装置5は、発電機3及びエンジン4を制御する制御装置と、操作パネル20を遠隔制御する制御装置と、以上の制御装置を発電機3及びエンジン4等に接続するための端子台と、それらを収容する制御ボックス5aを備える。
制御装置5を構成する制御ボックス5aは、円弧上に形成されるハウジング42の上面から上方に向けて延出される。つまり、制御ボックス5aは、底面が略円弧上に形成されるボックスとして構成される。制御ボックス5aは、その上面は吸気管33の底部と接触するように配置される。制御ボックス5aは、その後面が吸気ボックス32bの前面と密着するように配置される。
以上の構成において、吸気口18から取り入れられる空気は、吸気ボックス32aから吸気ボックス32bに取り込まれたのち、その一部が発電機3に取り込まれる。その他の空気は、吸気ボックス32bに沿って、上方に向けて流れたのち、吸気ボックス32bの前面上部に配置される制御装置5を冷却しながら、吸気管33を介してエンジン4に吸入される。
以上のように、吸気ボックス32bの前面(吸気路31を構成する壁面)に制御ボックス5aが配置されることで、吸気ボックス32bを流れる空気によって制御装置5を冷却することができる。また、同様に、吸気管33の底部(吸気路31を構成する壁面)に制御ボックス5aが配置されることで、吸気管33を流れる空気によって制御装置5を冷却することができる。以上のように、エンジン発電機1は、吸気路31を流れる空気を用いて制御装置5を冷却することができる。制御装置5を冷却することによって、制御装置5を構成する回路等の熱による機能の低下を防ぐことができ、発電機3及びエンジン4を良好な状態で稼働することができる。
制御装置5を構成する制御ボックス5aは、その上面を吸気管33よりも高い位置に設定することで、制御ボックス5aの内部に吸気管33を貫通するように構成してもよい。この場合、制御ボックス5a内部に直接吸気管33の一部が配置されるため、制御装置5のさらなる冷却効果が期待できる。
制御装置5は、発電機3の上面から上方に延出されるように構成されているが、これに限定されない。制御装置5は、例えば、吸気ボックス32の上面や側面(吸気路31を構成する壁面)に密着するように設けることもできる。また、制御装置5は、吸気ボックス32に内部(吸気路31の内部)に配置することもできる。上記の場合と同様に、吸気路31を流れる空気によって制御装置5を冷却することができる。そのため、制御装置5を構成する回路等の熱による機能の低下を防ぐことができ、エンジン4及び発電機3を良好な状態で稼働することができる。
図16を用いて、操作パネル20について説明する。操作パネル20は、制御装置5を介してエンジン発電機1の起動等の操作や運転状態を表示するものであり、無線を介して制御装置5と接続されることでエンジン発電機1の操作や運転状況の表示を可能としている。
図16(a)に示すように、操作パネル20の上部には、エンジン発電機1にエラーが発生したときに、オペレータに警告を促す警告LED61が複数設けられる。警告LED61は、エンジン発電機1の様々なエラーを警告するLEDであり、操作パネル20の上部に設けられる12種類のエラーに対応するマークを点灯又は点滅させることで、オペレータにエンジン発電機1に発生するエラーを警告する構成となっている。
警告LED61の下方左部には、エンジン発電機1を起動する起動ボタン62と、エンジン発電機1を停止する停止ボタン63と、が左右方向に並べて配置される。警告LED61の下方右部、つまり、起動ボタン62と停止ボタン63の右方には、警告LEDの点灯又は点滅を確認するテストボタン64と、エンジン発電機1にエラーが発生したときのブザーを停止するリセットボタン65が上下方向に並べて配置される。
操作パネル20における右側上部には、エンジン発電機1にエラーが発生したときに、該エラーの発生を表示するアイコン66が設けられる。操作パネル20の左側下部には、制御装置5との接続の有無を表示する操作パネル20の状態表示ランプ67が設けられる。
図16(b)に示す別実施形態では、操作パネル20の上部左側には、運転状況を表示する表示装置として液晶モニタ71が設けられる。液晶モニタ71の下方には、エンジン発電機1を起動する起動ボタン62と、エンジン発電機1を停止する停止ボタン63と、が左右方向に並べて配置される。
液晶モニタ71及び起動ボタン62及び停止ボタン63の右方、つまり、操作パネル20の右部には、液晶モニタ71に複数表示されるメニューの中から所望のメニューを選択する選択ボタン72・73と、選択ボタン72・73によって選択されたメニューを行うことを決定する決定ボタン74及び選択ボタン72・73によって選択されたメニューを行うことを取り消す取消ボタン75と、は上下方向に並べて配置される。
操作パネル20における選択ボタン72・73の上方には、エンジン発電機1のエラーが発生した際に、該エラーの発生を表示するアイコン66が設けられる。操作パネル20の左側下部には、制御装置5との接続の有無を表示する操作パネル20の状態表示ランプ67が設けられる。また、停止ボタン63には、その中央下部寄りにポッチが設けられている。暗所などであってもポッチを確認することで、起動ボタン62か停止ボタン63かを判別することができるため、暗所等での操作性が向上される。同様に、選択ボタン72及び決定ボタン74には、その中央にポッチが設けれており、ポッチを確認することで、選択ボタン72か選択ボタン73かの判別や決定ボタン74か取消ボタン75かの判別を行うことができるため、暗所等での操作性が向上される。また、停止ボタン63には、バックライトが設けられることで、停止ボタン63の外縁部及び停止ボタン63の中央に設けられる文字列を点灯することができる。そのため、視認性が向上され、暗所等での操作性が向上される。
操作パネル20は、制御装置5とは別体として設けられるとともに、前記前記ケーシング2の任意の面に着脱可能に設けられる。操作パネル20は、制御装置5によって遠隔からエンジン発電機1を操作可能に構成される。ケーシング2の任意の面に操作パネル20を嵌め込む開口部が設けられることで、操作パネル20は、ケーシング2に着脱可能に設けられる。本実施形態では、前板12の右側面の上部に操作パネル20は取り付けられる。前板12の右側面の上部には、操作パネル20を嵌め込む開口部が設けられる。エンジン発電機1に操作パネル20を取付ける場合には、開口部に操作パネル20を嵌め込んでボルトなどの締結具によって固定する。エンジン発電機1に操作パネル20を取付けない場合には、開口部はその外形に応じた蓋が設けられ、該蓋を開口部に嵌め込んでボルトなどの締結具によって固定する。
また、操作パネル20は、制御装置5によって遠隔からエンジン発電機1を操作可能に構成されることで、操作パネル20は制御装置5とは別体として設けることができる。そのため、操作パネル20を具備するエンジン発電機と操作パネル20を具備しないエンジン発電機とを、選択可能にオペレータに提供することができる。そのため、各々のオペレータの使用法に適した構成のエンジン発電機をオペレータに提供することができる。
以上の構成において、操作パネル20は、エンジン発電機1が搭載される船舶の任意の位置に設けることができる。つまり、エンジン発電機1のケーシング2だけでなく、例えば、キャビン内やデッキなど船舶の任意の位置に操作パネル20を設けることができる。そのため、例えば、エンジン発電機が搭載される船舶において、操作パネル20が船舶の任意の位置及びエンジン発電機1に設けられる構成としたり、操作パネル20が船舶の任意の位置にのみ設けられる構成としたり、操作パネル20がエンジン発電機1のみに設けられる構成としたりすることができる。
以上のように、操作パネル20を船舶の所望の位置に設けられることで、各々のオペレータのエンジン発電機1の使用に適した位置に操作パネル20を設けることができる。そのため、エンジン発電機1の利便性の向上を図ることができる。
図17及び図18を用いて、エンジン発電機101について説明する。図17に示すように、左側板15の外周面の前下部には、ケーシング2内部の空気を排出する排気口81が設けられる。排気路は、排気取込口から取り込まれた空気が前方に流れたのち、排気口81を介して排出されるように構成される。つまり排気取込口は、左側板15の下部側に位置する箇所に、形成される。以上の構成において、上記の実施形態と同様に、発電機3から放出される空気は排出口81に導入され、空気がケーシング2の内部に滞留することを低減できる。そのため、ケーシング2の内部を効率的に冷却することができ、エンジン発電機1を良好な状態で稼働することができる。
図18に示すように、後板13bにおける取付具17の下方には、外部からケーシング2内部に空気を取り入れる吸気口82が設けられる。吸気口82は、左右方向を長手方向とする長穴状に形成される連通孔が左右対称に二つ並べて配置されるとともに、上下に三つ並べて配置されることで構成される。以上のように、上記の実施形態と比べて連通孔の数を増やすように構成してもよく、上記の実施形態と同様の効果を有する。
1:エンジン発電機、2:ケーシング、3:発電機、4:エンジン、5:制御装置、18:吸気口、20:操作パネル、23:排気口、31:吸気路、32a:第一吸気ボックス、32b:第二吸気ボックス、32c:第三吸気ボックス、33:吸気管、34:排気管、35:取入口、37:導入室、38:開口部、41:冷却ファン、42:ハウジング、42a:放出口、51:排気路、51a:排気取込口

Claims (1)

  1. ケーシングに、発電機と、前記発電機を駆動するエンジンと、前記発電機及び前記エンジンを制御する制御装置と、を収容したエンジン発電機であって、
    前記ケーシングには外部から前記ケーシングの内部に空気を取り入れる吸気口が設けられ、
    前記ケーシングの内部には前記エンジンに空気を取り込む吸気路が形成されるとともに、前記吸気路を流れる空気を用いて前記発電機及び前記制御装置を冷却する構成とされ、
    前記吸気路は、その中途部に前記発電機が設けられ、
    前記発電機は、冷却ファンと、前記冷却ファンを収容するハウジングとを備え、
    前記ハウジングには、空気を取り入れる取入口と、前記取入口を介して供給される空気を放出する放出口とを備え、
    前記吸気路の中途部に、前記取入口が設けられるとともに、前記放出口から放出される空気を前記ケーシングに設けられる排出口へ向けて案内する排気路が形成され、
    前記吸気路は、前記吸気口と前記発電機との間に設けられる吸気ボックスと、前記吸気ボックスから前記エンジンに向けて延出される吸気管とによって構成され、
    前記吸気ボックスは、前記吸気口から下方に向けて空気が流れる第一吸気ボックスと、下方から上方に向けて空気が流れる第二吸気ボックスと、前記吸気管に空気を供給する第三吸気ボックスとによって構成され、
    前記吸気路を構成する壁面である前記第二吸気ボックスに、前記制御装置を構成する制御ボックスが配置されてい
    ことを特徴とするエンジン発電機。
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