JP6383555B2 - ゴルフクラブ - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフクラブに関する。
ゴルフクラブの重要な評価項目として、飛距離が挙げられる。
飛距離の観点から、シャフトの曲げ剛性が考慮されたゴルフクラブが提案されている。
特開2001−46563号公報は、シャフトの各区間における曲げ剛性が規定されたゴルフクラブを開示している。この文献では、200〜260cpmのクラブ振動数が開示されている。
特開2003−210630号公報は、所定の条件に基づく撓み量が12〜27mmであるゴルフクラブを開示する。
特開2005−34614号公報では、スイング中における第1の時間T1と第2の時間T2とが検出され、T1のT2に対する比率である係数Rが算出されている。この係数Rを用いて、シャフトの最適振動数が決定されている。
特開2005−312948号公報は、ヘッドスピードとダウンスイング時間とを用いて、シャフトの硬さを算出するステップを含むシャフトの選定方法が開示されている。
特開2000−189548号公報は、グリップエンドまわりの慣性モーメントMと、曲げ振動の周期Tとが、所定の範囲に設定されたゴルフクラブを開示する。
特開2001−149510号公報は、リアルロフトが11°以下であり、振動数が4.00Hz(240cpm)以下であり、更に、リアルロフトと振動数とが所定の関係式を満たすゴルフクラブを開示する。振動数は、200cpm以上240cpm以下とされている。
特開2001−46563号公報 特開2003−210630号公報 特開2005−34614号公報 特開2005−312948号公報 特開2000−189548号公報 特開2001−149510号公報
従来は、当業者の技術水準に基づいてシャフトの硬さの範囲が設定され、この硬さの範囲において、ヘッドスピードが増大する条件が探索されていた。
当業者の常識を排除し、スイング中のシャフトのしなりに関する力学的理論が検討された。この結果、ヘッドスピードを増大させうる新たな条件が明らかとなった。
本発明の目的は、ヘッドスピードを増大させうるゴルフクラブの提供にある。
本発明に係る好ましいゴルフクラブは、ヘッド、シャフト及びグリップを備えている。このクラブのクラブ振動数Fは、60(cpm)以上130(cpm)以下である。このクラブは、次の(a)及び/又は(b)を満たす。
(a)上記シャフトの先調子率R1が48.0%以上である。
(b)上記ヘッドの重心深さD1が20mm以上である。
好ましくは、上記クラブ振動数Fが、80(cpm)以上110(cpm)以下である。上記クラブ振動数Fは、60(cpm)以上90(cpm)未満であってもよい。
好ましくは、上記クラブは、ウッド型、ユーティリティ型、ハイブリッド型又はアイアン型である。
好ましくは、上記クラブのクラブ長さL1は、43インチ以上である。
ヘッドスピードを増大させうるゴルフクラブが得られうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブを示す。 図2は、クラブ振動数の測定方法を示す図である。 図3(a)は、順式フレックスの測定方法を示す図であり、図3(b)は、逆式フレックスの測定方法を示す図である。 図4(a)、図4(b)及び図4(c)は、力学的理論を説明するための図である。 図5は、質点−バネ系モデルの概念図であり、土台が加振される場合を示す。 図6は、質点−バネ系モデルの概念図であり、質点が加振される場合を示す。 図7は、ゴルフクラブのしなり挙動を説明するための概念図である。 図8は、半周期正弦波形を示すグラフである。 図9は、強制加振力が半周期正弦波形であるときの過渡応答を示すグラフである。 図10は、慣性力成分fpの時系列データを示すグラフである。 図11は、プレーン座標系におけるヘッドの変位の時系列データを示すグラフである。 図12は、重心深さ及び先調子率の効果を説明するための図である。 図13は、実施例1に係るクラブを示す。 図14は、図13のクラブの断面図である。 図15は、実施例4の評価結果の一例を示すグラフである。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
なお、本願において、「軸方向」とは、シャフト軸方向を意味する。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフクラブ2を示す。ゴルフクラブ2は、ヘッド4と、シャフト6と、グリップ8とを備えている。シャフト6の先端部に、ヘッド4が取り付けられている。シャフト6の後端部に、グリップ8が取り付けられている。ヘッド4は中空構造を有する。ヘッド4は、ウッド型である。本実施形態において、ゴルフクラブ2は、ドライバー(1番ウッド)である。
ゴルフクラブ2として、ウッド型、ユーティリティ型、ハイブリッド型、アイアン型及びパター型が例示される。飛距離性能の重要性の観点から、ゴルフクラブ2は、パター型以外であるのが好ましい。好ましいクラブとして、ウッド型、ユーティリティ型、ハイブリッド型及びアイアン型が例示される。パター型以外のクラブでは、通常、クラブ長さが35インチ以上48インチ以下であり、リアルロフト角が7度以上70度以下である。
飛距離性能の重要性の観点から、より好ましくは、ゴルフクラブ2は、ウッド型である。ウッド型ゴルフクラブとして、ドライバー(1番ウッド)及びフェアウエイウッドが挙げられる。
ヘッド4の製法及び材質として、公知技術が適用されうる。グリップ8の製法及び材質として、公知技術が適用されうる。
シャフト6の製法として、後述の実施例で用いられている製法が採用されうる。シャフト6の製法及び材質として、公知技術が適用されてもよい。シャフト6は、シートワインディング製法により製造されてもよい。シャフト6は、フィラメントワインディング製法により製造されていてもよい。
シャフト6の材質として、金属及び繊維強化樹脂が例示される。軽量且つ高強度の観点から、繊維強化樹脂が好ましい。繊維強化樹脂に含まれる強化繊維として、炭素繊維及びガラス繊維が例示される。繊維強化樹脂のマトリクス樹脂として、エポキシ樹脂が例示される。シャフト6は、繊維強化樹脂層の積層体によって形成されていてもよい。
図1が示すように、シャフト6は、先端(チップエンド)Tpと後端(バットエンド)Btとを有する。先端Tpは、ヘッド4の内部に位置している。後端Btは、グリップ8の内部に位置している。
一般的なシャフトと同様に、シャフト6は、管状体であってもよい。一般的なシャフトとは異なり、シャフト6は、中実であってもよい。後述される実施例のシャフトは、中実である。
クラブ振動数を小さくする観点から、シャフト6の曲げ剛性は小さいのが好ましい。小さい曲げ剛性と高強度との両立の観点から、シャフト6は、中実とされてもよい。中実のシャフト6では、小さい外径(細さ)と高強度とが両立しうる。小さな外径は、シャフトの曲げ剛性の低下に寄与しうる。
図1において両矢印Lsで示されているのは、シャフト長さである。シャフト長さLsは、先端Tpと後端Btとの間の軸方向距離である。図1において両矢印L1で示されているのは、クラブ長さである。このクラブ長さL1の測定方法は、後述される。
[定義]
本願では、クラブ長さL1、クラブ振動数F、シャフトの先調子率R1及びヘッドの重心深さD1が定義される。
[クラブ長さL1]
クラブ長さL1は、R&A(Royal and Ancient Golf Club of Saint Andrews;全英ゴルフ協会)が定めるゴルフ規則「付属規則II クラブのデザイン」の「1 クラブ」における「1c 長さ」の記載に準拠して測定される。
[クラブ振動数F]
図2は、クラブ振動数Fの測定の様子を示す。クラブ振動数の測定には、藤倉ゴム工業株式会社製の商品名「GOLF CLUB TIMING HARMONIZER」(商品名)が用いられる。この測定では、クランプCP1によって、グリップエンドから7インチの地点からグリップエンドまでが固定される。すなわち、固定部分の長さFX1は7インチ(約178mm)とされる。この固定状態では、シャフト6の軸線が水平である。この固定状態において、ヘッド4に対して下方に向けて任意の負荷が加えられる。この負荷により、シャフト6は振動する。1分間当たりの振動数が計測値として示される。この計測値が、クラブ振動数F(cpm)である。
[シャフトの先調子率R1]
シャフトの先調子率R1(%)は、次式によって定義される。
R1=[B2/(B1+B2)]×100
ただし、B1は順式フレックス(mm)であり、B2は逆式フレックス(mm)である。
図3(a)は、順式フレックスB1の測定方法を示す。図3(a)が示すように、後端Btから75mmの位置に、第一支持点sp1が設定される。更に、後端Btから215mmの位置に、第二支持点sp2が設定される。第一支持点sp1は、シャフト6をを上方から支持する支持体M1によって構成されている。第二支持点sp2は、シャフト6を下方から支持する支持体M2によって構成されている。荷重のない状態において、シャフト6の中心軸線は水平とされる。後端Btから1039mm隔てた荷重点p1に、2.7kgの荷重が与えられる。この荷重の向きは、鉛直方向下向きである。荷重のない状態と荷重をかけた状態との間の荷重点p1の移動距離(mm)が、順式フレックスB1である。この移動距離は、鉛直方向に沿って測定される。
なお、シャフト6と当接する部分(以下、当接部分という)における支持体M1の断面形状は、次の通りである。シャフト軸方向に対して平行な断面において、支持体M1の当接部分の断面形状は、凸状の丸みを有する。この丸みの曲率半径は、15mmである。シャフト軸方向に対して垂直な断面において、支持体M1の当接部分の断面形状は、凹状の丸みを有する。この凹状の丸みの曲率半径は、40mmである。シャフト軸方向に対して垂直な断面において、支持体M1の当接部分の水平方向長さ(図3(a)における奥行き方向長さ)は、15mmである。支持体M2の当接部分の断面形状は、支持体M1のそれと同一である。荷重点p1に2.7kgの荷重を与える荷重圧子(図示省略)の当接部分の断面形状は、シャフト軸方向に対して平行な断面において、凸状の丸みを有する。この丸みの曲率半径は、10mmである。荷重点p1に2.7kgの荷重を与える荷重圧子の当接部分の断面形状は、シャフト軸方向に対して垂直な断面において、直線である。この直線の長さは、18mmである。
逆式フレックスの測定方法が、図3(b)で示される。第一支持点sp1が先端Tpから12mm隔てた点とされ、第二支持点sp2が先端Tpから152mm隔てた点とされ、荷重点p2が先端Tpから932mm隔てた点とされ、荷重が1.3kgとされた他は順式フレックスB1と同様にして、逆式フレックスB2が測定される。
[ヘッドの重心深さD1]
重心深さD1は、ヘッド重心とシャフト軸線との距離である。この距離は、フェースバック方向に沿って測定される。
本願では、基準状態(図示されない)が定義される。この基準状態とは、規定のライ角及びリアルロフト角で、クラブ2が水平面上に載置された状態である。この基準状態では、シャフト軸線が、上記水平面に垂直な平面VP1に含まれる。規定のライ角及びリアルロフト角は、例えば、製品のカタログに掲載されている。フェース−バック方向とは、この平面VP1に対して垂直な方向である。上記重心深さD1は、この平面VP1とヘッド重心との距離である。
通常、ヘッド重心は、上記平面VP1よりもバック側に位置する。このため、重心深さD1が大きい場合、動ロフト増大効果が奏されうる。
従来技術にとらわれることなく、ヘッドスピードの増大を追求する観点から、以下のような力学的理論が検討された。
[スイング中のシャフトのしなり挙動に関する力学的理論]
図4(a)、図4(b)及び図4(c)は、スイング中のシャフトのしなり挙動に関する力学的理論を説明するための概念図である。
ヘッド速度は、クラブ全体の動きに起因する部分と、シャフトのしなりに起因する部分とに大別される。前者は、基本的には、ゴルファーの能力に依存する。これに対して、後者は、クラブの特性に依存する。よって、ゴルフクラブの性能により改善が期待できるのは、主として後者である。この観点から、ヘッドスピードを決定する要因として重要なのは、グリップから見たヘッドの挙動である。
図4(a)は、グリップから見たヘッドの動きを示す概念図である。この図4(a)は、グリップ8を加振(運動)させた場合の、グリップ8から見たヘッド4の動きを示している。この図4(a)の動きが、図4(b)に示されるような片持ち梁モデルで近似されると仮定する。この片持ち梁モデルでは、片持ち梁14の一端に質点12が設けられており、片持ち梁14の他端は土台16に固定されている。図4(a)におけるヘッド4の動きは、この土台16に強制加振V1が与えられたときの質点12の動きに近似されうる。
この片持ち梁モデルは、図4(c)に示される質点−バネ系モデルに近似できることが知られている。この質点−バネ系モデルでは、バネ18の一端に質点12が設けられており、バネ18の他端は土台16に固定されている。この質点−バネ系モデルでは、バネ18の伸縮方向に沿った強制加振V2が土台16に与えられ、質点12もこの伸縮方向に沿って振動する。この質点−バネ系モデルでは、ヘッド4は質点12に置き換えられ、シャフト6の硬さ(曲げ剛性)はバネ18のバネ定数に置き換えられる。
上述の仮定が成立し且つ上記強制加振が単純な波形とみなすことができるとすれば、シャフトのしなりに起因するヘッドスピードの生成メカニズムが、物理モデルに基づいて簡単に説明されうる。以下では、スイングと物理モデルとの対比を行い、上記仮定が成立すること及び上記強制加振波形が単純とされうることを証明する。
図5は、図4(c)と同じ質点−バネ系モデルである。図5が示すように、土台16の運動方向に座標yが設定され、質点12の運動方向に座標xが設定される。強制加振を受ける土台16に乗っている人20から見た質点12の動きは[x−y]である。この動き[x−y]は、次の式1を満たす。なおkはバネ定数である。
Figure 0006383555

ここで、r及びfを以下のように定義する。
Figure 0006383555

この場合、次の式2が成立する。
Figure 0006383555

図6は、図5と同じ質点−バネ系モデルである。ただし、図6では、土台16は動かされず、質点12に強制加振力fが与えられている。この図6の場合における質点12の動きを表す式は、上記式2に一致する。これは、以下の動きAが動きBに置き換えられることを示している。動きAは図5に示されており、動きBは図6に示されている。
・[動きA]:強制加振V2を受ける土台16に乗っている人20から見た質点12の動き。
・[動きB]:動かない土台16に乗っている人20から見た、強制加振力fを受ける質点12の動き。
図7は、図4(a)と同じ図である。図7では、グリップ加振Vgを受けるグリップ8に乗っている人20が示されている。グリップ8から見たヘッド4の動きは、シャフト6のしなりが時々刻々と変化するような動きである。換言すれば、この人20から見たヘッド4の動きは、シャフト6のしなりが時々刻々と変化するような動きである。シャフト6のしなりは、主として、スイングプレーン上で起こる。この点に着目し、スイングプレーン上に投影したグリップ8から見たときの、ヘッド4の動きが考察される。本実施形態では、インパクト時刻及びその一つ前の時刻のグリップ軸ベクトルの外積ベクトルを法線とする平面が、スイングプレーンとされる。スイング中の全時刻において、スイングプレーンは一定とみなされる。
先ず、グリップ情報のみを用いて、以下のようなプレーン座標系が定義される。スイング中の各時刻において、スイングプレーンの法線方向が軸1とされ、スイングプレーンに投影されたグリップ軸の方向が軸2とされ、上記軸1に垂直で且つ上記軸2に垂直な方向が軸3とされる。これら軸1、軸2及び軸3が定義された座標系が、プレーン座標系である。軸1は一定であるが、軸2及び軸3は時々刻々変化する。プレーン座標系原点Lは、グリップ中心がスイングプレーン上に投影された地点である。グリップ中心とは、グリップの中心軸の中点である。プレーン座標系原点Lは時々刻々移動する。
プレーン座標系におけるヘッドの動きに関して、次の式3が成立する。
Figure 0006383555

なお、式3において、右上の添え字Lはプレーン座標系を意味する。右上の添え字Lは、そのベクトルがプレーン座標系の成分で表されることを意味する。右上の添え字Gは絶対座標系を意味する。右上の添え字Gは、そのベクトルが絶対座標系の成分で表されることを意味する。
式3の形は、前述した式2の形と同じである。これは、以下の動きCが動きBに置き換えられることを示している。動きCは図7に示されており、動きBは図6に示されている。
・[動きC]:グリップ加振Vgを受けるグリップ8に乗っている人20から見たヘッド4の動き。
・[動きB]:動かない土台16に乗っている人20から見た、強制加振力fを受ける質点12の動き。
ここで、図6の上記質点−バネ系モデルにおける上記強制加振力fが、図8のような半周期正弦波形である場合を考える。この場合、過渡応答は、図9の通りとなることが知られている。この過渡応答は、加振周波数ω(=2π/T)と、系の固有振動数ωn(=(k/m)1/2 )との関係に基づいて求められる。なお、Tは周期であり、kはバネ18のバネ定数であり、mは質点12の質量である。図9において、実線は、2ω=ωnの場合である。図9において、二点鎖線は、3ω=ωnの場合である。図9において、一点鎖線は、4ω=ωnの場合である。図9において、破線は、5ω=ωnの場合である。図9において、時刻T/2における速度は、時刻T/2におけるグラフの傾きである。図9が示すように、時刻T/2において速度が最大であるのは、2ω=ωnの場合(実線)である。
いくつかの条件でスイングシミュレーションを行い、グリップ位置、グリップ加速度、グリップ角速度、グリップ角加速度、ヘッド位置及びヘッド重量のデータを得た。これらのデータを用いて、上記式3における慣性力1〜4の、スイングプレーン上でのしなり方向成分を算出した。この結果、以下の事項(a)〜(c)が判明した。
(a)上記慣性力1及び2に比較して、上記慣性力3及び4は無視できるほど小さい。
(b)プレーン座標系原点に対するヘッドの位置は、1つの成分がクラブ長さに一致し且つ他の2つの成分がゼロのベクトルで、近似できる。
(c)クラブ長さの違いに起因する[慣性力1+慣性力2]の変化は、小さい。
つまり、上記式3における慣性力fのスイングプレーン上でのしなり方向成分fpは、グリップ位置、グリップ加速度、グリップ角速度、グリップ角加速度及びヘッド重量で近似できることが分かった。
この近似により得られた上記fpの時系列変化の一例が、図10に示される。この図10の波形は、図8で示される半周期正弦波形に、よく似ている。
図10に示される慣性力fpをヘッド重量mで除したとしても、波形は変わらない。慣性力fpをヘッド重量mで除した値は、グリップ運動の情報のみから算出できる値である。グリップ運動の情報とは、グリップ位置、グリップ加速度、グリップ角速度及びグリップ角加速度である。この半周期正弦波形によく似た波形(図10)から求めた周波数がスイング周波数と定義される。このスイング周波数は、波形の立ち上がりからインパクトまでの時間を[T/2]秒として求めた。
図9における加振周波数ωは、スイングにおけるスイング周波数と考えることができる。図9における固有振動数ωnは、スイングにおけるクラブの固有振動数を考えることができる。スイング周波数ωとクラブの固有振動数ωnとの関係より、ヘッドの動きは、図9のようになるはずである。そこで、あるスイングに対して異なる固有振動数を有する複数のクラブを振らせるスイングシミュレーションを実施して、「プレーン座標系原点に対するヘッドの位置」のしなり方向成分の時刻歴変化を求めた。この結果が図11に示される。図11において、実線は、クラブ固有振動数が2ωである場合の結果であり、二点鎖線は、クラブ固有振動数が3ωである場合の結果であり、一点鎖線は、クラブ固有振動数が4ωである場合の結果であり、破線は、クラブ固有振動数が5ωである場合の結果である。これらの波形は、図9に示される波形によく似ている。図11においても、2ω=ωnである場合に、ヘッドスピードが最大となっていた。ヘッドスピードは、時刻がゼロのときのグラフの傾きである。いくつかのスイングについて同様のシミュレーションを実施したところ、いずれのスイングにおいても、2ω=ωnの場合に、ヘッドスピードが最大となった。
以上より、上記仮定が成立することが分かった。以上より、図6の質点−バネ系モデルによる近似及び半周期正弦波形による近似が可能であることが分かった。そして、シャフトのしなりに基づくヘッド速度の最大化には、クラブ固有振動数が重要であることが分かった。
この結果により、クラブ振動数を従来よりも小さくすることが有効であることが判明した。従来は、当業者の技術水準に基づいてシャフトの硬さの範囲が設定され、この硬さの範囲において、ヘッドスピードが増大する条件が探索されていた。実際にボールを打球するクラブとしては、本発明のクラブ振動数Fは想定外であった。
スイング周波数は、スイングの開始からインパクトまでの時間を計測することによって把握されうる。各ゴルファーのスイングを計測すると、スイング周波数は、おおよそ、30cpmから65cpmの範囲内にあることが判明した。そして、上述の結果より、クラブ周波数Fは、スイング周波数の2倍程度とされるのがよいことが分かった。よって、クラブ振動数Fは、60cpm以上が好ましく、130cpm以下が好ましい。
ヘッドスピードの最大化の観点からは、クラブ振動数Fは、120cpm以下が好ましく、110cpm以下がより好ましい。
クラブ振動数Fを小さくするためには、シャフトの曲げ剛性を下げるのが有効である。シャフトの曲げ剛性が小さい場合、ミート率が低下する場合がある。換言すれば、シャフトのしなりが大きい場合、ミート率が低下する場合がある。よって、ミート率の観点からは、小さいクラブ振動数Fは不利である場合もある。しかし、ヘッドスピードの最大化の観点からは、クラブ周波数Fは、スイング周波数の2倍程度とされるのがよい。ミート率とは、ナイスショットの確率である。
ミート率とヘッドスピードの最大化との両立が考慮されてもよい。この場合、クラブ振動数Fは、70cpm以上とされるのが好ましく、80cpm以上とされるのがより好ましい。
非力なゴルファーのスイング周波数は小さい傾向にある。非力なゴルファーにおけるヘッドスピードの最大化が考慮されてもよい。この場合、クラブ振動数Fは、100cpm以下が好ましく、90cpm以下がより好ましく、90cpm未満がより好ましい。
上述の通り、クラブ振動数Fを小さくするためには、シャフトの曲げ剛性を下げるのが有効である。しかし、シャフトの曲げ剛性が小さい場合、シャフトのしなりが戻らず、インパクトにおいてヘッドが遅れることがある。このインパクトでは、動ロフトが小さくなる。動ロフトとは、実際のインパクトにおけるロフト角である。この動ロフトは、インパクトにおけるヘッド4の姿勢に基づき決定される。この動ロフトは、鉛直線に対するロフト角である。この動ロフトの減少に起因して、打ち出し角が小さくなり、意図する弾道が得られない。
この動ロフトの減少を抑制する観点から、ヘッドの上記重心深さD1は大きいのが好ましい。
図12は、重心深さD1及び先調子率R1の効果を説明するための図である。スイング時の遠心力に起因して、ヘッド重心gは、グリップ中心軸線Z1の延長線上に近づこうとする。このため、重心深さD1が大きい場合、動ロフトが増大しやすい(図12参照)。大きな重心深さD1は、上述した動ロフトの減少を抑制しうる。この観点から、重心深さD1は、20mm以上が好ましく、21mm以上がより好ましく、22mm以上がより好ましい。ヘッド体積の制約を考慮すると、重心深さD1は、30mm以下が好ましい。
シャフトの先調子率R1が大きい場合、シャフトの先端部が曲がりやすい。シャフトの先調子率R1が大きい場合、動ロフトが大きくなりやすい(図12参照)。上述した動ロフトの減少を抑制する観点から、シャフトの先調子率R1は、48.0%以上が好ましく、48.5%以上がより好ましく、49.0%以上がより好ましい。シャフトの先端部の強度を考慮すると、シャフトの先調子率R1は、60.0%以下が好ましい。
好ましいクラブ振動数Fを実現する観点から、順式フレックスB1は、200mm以上が好ましく、250mm以上がより好ましく、300mm以上がより好ましい。好ましいクラブ振動数Fを実現する観点から、順式フレックスB1は、600mm以下が好ましく、500mm以下がより好ましい。
好ましいクラブ振動数F及び好ましい先調子率R1を実現する観点から、逆式フレックスB2は、190mm以上が好ましく、230mm以上がより好ましく、280mm以上がより好ましい。好ましいクラブ振動数F及び好ましい先調子率R1を実現する観点から、逆式フレックスB2は、560mm以下が好ましく、470mm以下がより好ましい。
シャフトの強度及び耐久性の観点から、シャフト重量は、30g以上が好ましく、32g以上がより好ましく、34g以上がより好ましく、36g以上がより好ましい。ヘッドスピードの観点から、シャフト重量は、60g以下が好ましく、55g以下がより好ましく、50g以下がより好ましい。
クラブ振動数Fを小さくするためには、シャフトが長いほうが有利である。この観点から、シャフト長さLsは、99cm以上が好ましく、105cm以上がより好ましく、107cm以上がより好ましく、110cm以上がより好ましい。ミート率の観点から、シャフト長さLsは、120cm以下が好ましく、118cm以下がより好ましく、116cm以下がより好ましい。
[クラブ長さL1]
クラブ振動数Fを小さくするためには、クラブが長いほうが有利である。この観点から、クラブ長さL1は、43インチ以上が好ましく、43.5インチ以上がより好ましく、44インチ以上がより好ましく、45インチ以上がより好ましく、45.2インチ以上がより好ましく、45.3インチ以上がより好ましい。ミート率の観点から、クラブ長さL1は、48インチ以下が好ましく、47.5インチ以下がより好ましく、47インチ以下がより好ましい。
なお、飛距離性能が特に重視されるのは、ドライバーである。この観点から、好ましいクラブ2は、ドライバーである。飛距離性能の観点から、リアルロフトは、7°以上が好ましく、13°以下が好ましい。重心深さD1の増大の観点から、ヘッドの体積は、350cc以上が好ましく、380cc以上がより好ましく、400cc以上がより好ましく、420cc以上がより好ましい。ヘッド強度の観点から、ヘッドの体積は、470cc以下が好ましい。
ヘッドスピードを高める観点から、クラブ重量は、310g以下が好ましく、300g以下がより好ましく、295g以下がより好ましい。シャフト及びヘッドの強度の観点から、クラブ重量は、250g以上が好ましく、260g以上がより好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図13は、実施例1に係るゴルフクラブ22を示す。ゴルフクラブ22は、ヘッド24、シャフト26及びグリップ28を有する。ヘッド24は、ウッド型ヘッドである。ゴルフクラブ22は、ドライバーである。
ヘッド24として、ダンロップスポーツ社製の商品名「XXIO7」に装着されているドライバーヘッド(ロフト10.5°)が用いられた。グリップとして、同「XXIO7」に装着されているグリップが用いられた。
シャフト26に関しては、上記市販品に装着されているシャフトは採用されず、新たに作製された。このシャフト26は、細くされた。このシャフト26はテーパーの無い形状とされた。即ち、シャフト26の外径は一定とされた。実施例1において、シャフト26の外径は、8mmとされた。外径が小さくされることで、小さな曲げ剛性が達成された。ゴルフクラブ22では、小さなクラブ振動数Fが達成された。
図14は、ゴルフクラブ22の断面図である。ただし、この断面図では、ヘッド24の記載が省略されている。
図13には図示されていないが、図14が示すように、クラブ22は、バット径調整部材30と、チップ径調整部材32とを有する。バット径調整部材30の材質は、ガラス繊維強化樹脂とされた。このガラス繊維強化樹脂のマトリクス樹脂はエポキシ樹脂とされた。バット径調整部材30はシャフト26の後端部に接着された。チップ径調整部材32の材質は、ガラス繊維強化樹脂とされた。このガラス繊維強化樹脂のマトリクス樹脂はエポキシ樹脂とされた。チップ径調整部材32は、シャフト26の先端部に接着された。
バット径調整部材30は、パイプとされた。バット径調整部材30の内径は、シャフト26の後端部の外径に略等しくされた。バット径調整部材30の外径は、16mmとされた。この外径は、グリップ28の内径に略等しい。バット径調整部材30の軸方向長さは、260mmとされた。この長さは、グリップ28の長さに略等しい。バット径調整部材30の存在に起因して、細いシャフト26に、汎用のグリップ28を装着することが可能とされた。
チップ径調整部材32は、パイプとされた。チップ径調整部材32の内径は、シャフト26の先端部の外径に略等しい。チップ径調整部材32の外径は、ヘッド24のホーゼル孔の内径に略等しい。チップ径調整部材32の存在に起因して、細いシャフト26に、汎用のヘッド24を装着することが可能とされた。
シャフト26は、中実とされた。図14の拡大部が示すように、シャフト26は、コアc1と外層部とを有する。外層部は、複数の層s1からs4によって形成されている。コアc1は、丸棒である。コアc1は、繊維強化樹脂によって形成された。強化繊維はガラス繊維とされ、マトリクス樹脂はエポキシ樹脂とされた。層s1からs4のそれぞれは、プリプレグによって形成された。このプリプレグとして、一般のカーボンシャフトに用いられているUDプリプレグが採用された。全ての層s1からs4において、繊維の配向角度は、シャフト軸線に対して平行とされた。このプリプレグの強化繊維は炭素繊維とされ、マトリクス樹脂はエポキシ樹脂とされた。
シャフト26の作製では、コアc1に、プリプレグが巻回され、中間体が得られた。通常のカーボンシャフトと同様にして、この中間体に、テープラッピング及び加熱処理が施された。その後、ラッピングテープが除去されて、シャフト26を得た。このシャフト26の作製では、マンドレルが不要である。このシャフト26の作製では、マンドレルを抜く工程が不要である。
得られたシャフト26に、バット径調整部材30及びチップ径調整部材32を接着し、更に、ヘッド24及びグリップ28を接着して、実施例1に係るゴルフクラブ22を得た。クラブ長さL1は45.5インチであった。この実施例1のクラブ振動数Fは、119cpmであった。
[実施例2]
外層部の積層数を調整することで、シャフトの外径が7mmとされた。このシャフトの外径に対応して、バット径調整部材30及びチップ径調整部材32の内径が調整された。その他は実施例1と同様にして、実施例2に係るゴルフクラブを得た。この実施例2のクラブ振動数Fは、92cpmであった。
[実施例3]
外層部の積層数を調整することで、シャフトの外径が6mmとされた。このシャフトの外径に対応して、バット径調整部材30及びチップ径調整部材32の内径が調整された。その他は実施例1と同様にして、実施例3に係るゴルフクラブを得た。この実施例3のクラブ振動数Fは、65cpmであった。
[比較例1]
外層部の積層数を調整することで、シャフトの外径が10mmとされた。このシャフトの外径に対応して、バット径調整部材30の内径が調整された。チップ径調整部材32は不要であった。ヘッドのホーゼル孔に適合するように、シャフトの先端径がバフによって調整された。その他は実施例1と同様にして、比較例1に係るゴルフクラブを得た。この比較例1のクラブ振動数Fは、175cpmであった。
[比較例2]
外層部の積層数を調整することで、シャフトの外径が9mmとされた。このシャフトの外径に対応して、バット径調整部材30の内径が調整された。チップ径調整部材32は不要であった。ヘッドのホーゼル孔に適合するように、シャフトの先端径がバフによって調整された。その他は実施例1と同様にして、比較例2に係るゴルフクラブを得た。この比較例2のクラブ振動数Fは、146cpmであった。
上述した各実施例では、シャフトの外径が全体的に細くされることで、曲げ剛性を抑制することができた。このため、好ましいクラブ振動数Fが達成された。また、中実とされることで、細い外径とシャフト強度との両立が達成された。
[実施例4]
3名のゴルファーA〜Cの三次元スイングデータが計測された。これら3名のゴルファーは、代表的な3つのスイングタイプを有している。各ゴルファーのスイングタイプは、次の通りである。
・[ゴルファーA]:トップでシャフトの反動を大きく利用するタイプのゴルファー。
・[ゴルファーB]:トップでシャフトの反動を利用せず、トップでクラブを一旦ほぼ静止させ、その後クラブを加速させるタイプのゴルファー。
・[ゴルファーC]:ゴルファーAとゴルファーBとの中間のタイプのゴルファー。
計測されたスイングデータを用いて、時系列データA1を得た。時系列データA1は、ゴルファーAのグリップ位置及びグリップ姿勢のデータである。
計測されたスイングデータを用いて、時系列データB1を得た。時系列データB1は、ゴルファーBのグリップ位置及びグリップ姿勢のデータである。
計測されたスイングデータを用いて、時系列データC1を得た。時系列データC1は、ゴルファーCのグリップ位置及びグリップ姿勢のデータである。
上記時系列データA1全体を時間軸に対して均等に圧縮し、ゴルファーAと同じスイングタイプで且つスイングがより速い時系列データA2を得た。
上記時系列データA1全体を時間軸に対して均等に引き延ばし、ゴルファーAと同じスイングタイプで且つスイングがより遅い時系列データA3を得た。
上記時系列データB1全体を時間軸に対して均等に圧縮し、ゴルファーBと同じスイングタイプで且つスイングがより速い時系列データB2を得た。
上記時系列データB1全体を時間軸に対して均等に引き延ばし、ゴルファーBと同じスイングタイプで且つスイングがより遅い時系列データB3を得た。
上記時系列データC1全体を時間軸に対して均等に圧縮し、ゴルファーCと同じスイングタイプで且つスイングがより速い時系列データC2を得た。
上記時系列データC1全体を時間軸に対して均等に引き延ばし、ゴルファーCと同じスイングタイプで且つスイングがより遅い時系列データC3を得た。
このように、3種のスイングタイプのそれぞれについて、3種のスイング速さが設定され、9種類の時系列スイングデータ(A1〜A3、B1〜B3及びC1〜C3)が得られた。これら9種のスイングデータのそれぞれについて、スイング周波数を算出した。
ゴルフクラブとして、ダンロップスポーツ社製の商品名「XXIO7」ドライバー(ロフト10.5°、シャフト硬さR)が用いられた。このXXIO7の有限要素モデルが作製された。この有限要素モデルにおけるシャフトのEI分布の全体をX倍することで、クラブ振動数Fが調整された。なお、Xは正数である。例えば、クラブ振動数Fが小さいクラブモデルを作製する場合、上記Xは1未満の正数とされた。この倍数Xを調整することで、クラブ振動数Fが50cpmから230cpmまで10cpmおきに設定された複数のクラブモデルを得た。
上記9種のスイングデータを用いて、上記各クラブモデルをスイングさせるシミュレーションを行った。各スイングデータについて、全てのクラブモデルでスイングがなされ、ヘッドスピードが最大となるクラブモデルが決定された。
図15は、結果の一例である。図15は、スイング周波数が36cpmであるスイングデータA1の結果を示す。スイング周波数が36cpmである場合、ヘッドスピードを最大とするクラブ振動数Fが、70cpmであった。
全てのスイングデータについての結果が、下記の表1に示される。
Figure 0006383555
表1の結果より、クラブ振動数Fがスイング周波数の2倍に近い場合に、ヘッドスピードが最大であった。そして、ヘッドスピードを最大とするクラブ振動数Fは、60cpm以上130cpm以下であった。この結果より、本発明の優位性は明らかである。
以上説明された構成は、ゴルフクラブに適用されうる。
2・・・ゴルフクラブ
4・・・ヘッド
6・・・シャフト
8・・・グリップ
12・・・質点
14・・・片持ち梁
16・・・土台
g・・・ヘッドの重心
Tp・・・シャフトの先端
Bt・・・シャフトの後端

Claims (5)

  1. ヘッド、シャフト及びグリップを備えており、
    クラブ振動数Fが、60(cpm)以上130(cpm)以下であり、
    次の(a)及び/又は(b)を満たすゴルフクラブ。
    (a)上記シャフトの先調子率R1が48.0%以上である。
    (b)上記ヘッドの重心深さD1が20mm以上である。
  2. 上記クラブ振動数Fが、80(cpm)以上110(cpm)以下である請求項1に記載のゴルフクラブ。
  3. 上記クラブ振動数Fが、60(cpm)以上90(cpm)未満である請求項1に記載のゴルフクラブ。
  4. ウッド型、ユーティリティ型、ハイブリッド型又はアイアン型である、請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブ。
  5. クラブ長さL1が43インチ以上である請求項1から4のいずれかに記載のゴルフクラブ。
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