JP2003111874A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド

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JP2003111874A
JP2003111874A JP2002226080A JP2002226080A JP2003111874A JP 2003111874 A JP2003111874 A JP 2003111874A JP 2002226080 A JP2002226080 A JP 2002226080A JP 2002226080 A JP2002226080 A JP 2002226080A JP 2003111874 A JP2003111874 A JP 2003111874A
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JP
Japan
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center
gravity
golf club
club head
face surface
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Application number
JP2002226080A
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English (en)
Inventor
Norihiko Nakahara
紀彦 中原
Hiroshi Nishizawa
洋 西澤
Tomoaki Mori
智朗 森
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 美観を損なうことなく、かつ強度を低下させ
ることなく、所謂ディープフェースであっても低重心化
を可能にし、それによりボールのスピンの減少と打ち出
し角の増大を図り、飛距離を増大させることを可能にし
たゴルフクラブヘッドを提供する。 【解決手段】 中空構造を有するゴルフクラブヘッドに
おいて、クラウン部2に開口部2aを設け、該開口部2
aに比強度が294N/mm2 以上の材料からなるプレ
ート部材5を装着する。その結果として、体積が350
cc以上であり、シャフト軸Sからの重心後退量GRが
15mm以上であり、フェース面1aの最大高さFHと
フェース面1a上での重心高さGHとから求まる重心位
置比率GH/FHが0.61以下であるゴルフクラブヘ
ッドを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空構造を有する
ゴルフクラブヘッドに関し、更に詳しくは、低重心化に
よりボールのスピンの減少と打ち出し角の増大を図り、
飛距離を増大させるようにしたゴルフクラブヘッドに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユーティリティクラブ、フェアウ
ェイウッド、1番ウッド等のゴルフクラブには、中空構
造を有する金属製のゴルフクラブヘッドが使用されてい
る。このようなゴルフクラブヘッドではフェース部やソ
ール部のみならずクラウン部にも金属材料が使用されて
いるので、その重心高さが高くなっていた。特に、体積
が300〜400ccであるディープフェースの1番ウ
ッドにチタン材料を用いた場合、必要最小限の強度を確
保するように限界肉厚設計を行ったとしても、ヘッドの
最大重量に制約があるため、重量配分に偏りを持たせて
重心位置を調整することが困難であり、低重心化の実現
が困難であった。
【0003】これに対して、特開平5−317465号
公報には、クラウン部に金属材料を配置しないゴルフク
ラブヘッドが提案されている。しかしながら、このゴル
フクラブヘッドは、クラウン部に穴が空いていたり、ク
ラウン部に軽量樹脂等のプレートを取り付けているだけ
のものであるため、外観が悪く、また強度が不十分であ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、美観
を損なうことなく、かつ強度を低下させることなく、所
謂ディープフェースであっても低重心化を可能にし、そ
れによりボールのスピンの減少と打ち出し角の増大を図
り、飛距離を増大させることを可能にしたゴルフクラブ
ヘッドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のゴルフクラブヘッドは、クラウン部に開口部
を設け、該開口部に比強度が294N/mm2 以上の材
料からなるプレート部材を装着したことを特徴とするも
のである。
【0006】ここで、比強度とは、引張強度(N/mm
2 )を比重で除したものであり、この比強度が大きいほ
ど軽量でありながら強度が高いことを意味する。そのた
め、上記プレート部材でクラウン部の金属材料を置き換
えることにより、美観を損なうことなく、かつ強度を低
下させることなく、所謂ディープフェースであってもゴ
ルフクラブヘッドを低重心化することができる。このよ
うな低重心化を実現することにより、ボールのスピンの
減少と打ち出し角の増大を図り、飛距離を最大限に増大
させることが可能になる。
【0007】ゴルフクラブヘッドの低重心化を十分に達
成するために、クラウン部の最大高さの1/2の位置よ
り上部に占めるプレート部材の表面積比率は20%以上
にすることが好ましい。
【0008】本発明によれば、中空構造を有するゴルフ
クラブヘッドにおいて、従来では存在しない重量配分を
備えた新規なゴルフクラブヘッドを実現することが可能
になる。
【0009】つまり、本発明のゴルフクラブヘッドは、
中空構造を有するゴルフクラブヘッドにおいて、体積が
350cc以上であり、シャフト軸からの重心後退量G
Rが15mm以上であり、フェース面の最大高さFHと
フェース面上での重心高さGHとから求まる重心位置比
率GH/FHが0.61以下であることを特徴とするも
のである。
【0010】また、本発明のゴルフクラブヘッドは、中
空構造を有するゴルフクラブヘッドにおいて、体積が3
00cc以上350cc未満であり、シャフト軸からの
重心後退量GRが18mm以上であり、フェース面の最
大高さFHとフェース面上での重心高さGHとから求ま
る重心位置比率GH/FHが0.55以下であることを
特徴とするものである。
【0011】更に、本発明のゴルフクラブヘッドは、中
空構造を有するゴルフクラブヘッドにおいて、体積が1
50cc以上200cc未満であり、シャフト軸からの
重心後退量GRが12mm以上であり、フェース面の最
大高さFHとフェース面上での重心高さGHとから求ま
る重心位置比率GH/FHが0.50以下であることを
特徴とするものである。
【0012】更にまた、本発明のゴルフクラブヘッド
は、中空構造を有するゴルフクラブヘッドにおいて、体
積が100cc以上150cc未満であり、シャフト軸
からの重心後退量GRが8mm以上であり、フェース面
の最大高さFHとフェース面上での重心高さGHとから
求まる重心位置比率GH/FHが0.50以下であるこ
とを特徴とするものである。
【0013】上述したゴルフクラブヘッドは、クラウン
部に開口部を設け、該開口部に比強度が294N/mm
2 以上の材料からなるプレート部材を装着することで実
現可能である。但し、上記重量配分を他の手段により達
成したゴルフクラブヘッドも本発明に包含されるもので
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1〜図3は本発明の実施形態からなるゴ
ルフクラブヘッドを示すものである。図1及び図2に示
すように、本実施形態のゴルフクラブヘッドは、フェー
ス部1に対してクラウン部2及びソール部3を連接して
なる中空構造を有している。また、このゴルフクラブヘ
ッドはヒール側にシャフト装着用のホーゼル部4を備え
ている。ゴルフクラブヘッドの構成材料としては、チタ
ンやアルミニウムやステンレス鋼等の金属材料を用いる
ことができる。
【0016】上記ゴルフクラブヘッドにおいて、クラウ
ン部2には開口部2aが設けられており、該開口部2a
にプレート部材5が装着されている。このプレート部材
5は比強度が294N/mm2 以上の材料から成形され
ている。比強度の上限は、機能的には特に限定されるも
のではなく、より高い比強度を有する材料が存在する限
り、より高い比強度を選択することができる。プレート
部材5を構成する材料としては、炭素繊維、ガラス繊
維、アラミド繊維等の強化繊維に、エポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂等のマトリッ
クス樹脂を含浸させてなる繊維強化プラスチックがあ
り、特に炭素繊維を強化繊維とするものが好ましい。ま
た、プレート部材5を構成する材料は、比重が0.5〜
2.0であることが好ましい。
【0017】このように比強度が高い材料からなるプレ
ート部材5でクラウン部2の金属材料を置き換えること
により、ヘッド上部の重量分布を相対的に減少させてゴ
ルフクラブヘッドの重心Gを下げることができる。しか
も、クラウン部2にはプレート部材5が存在し、開口部
2aが露出しないので、美観を損なうことはなく、また
プレート部材5は比強度が高いので、ヘッド強度を低下
させることもない。そのため、体積が大きくディープフ
ェース(上下幅が例えば46mm以上のフェース)のゴ
ルフクラブヘッドであっても低重心化を図ることができ
る。そして、ゴルフクラブヘッドの低重心化により、ボ
ールのスピンの減少と打ち出し角の増大を図り、飛距離
を最大限に増大させることが可能になる。
【0018】上記ゴルフクラブヘッドでは、図2に示す
ように、クラウン部2の最大高さMHの1/2の位置よ
り上部に占めるプレート部材5の表面積比率は20%以
上にすると良い。このようにプレート部材5の表面積比
率を20%以上にすることにより、ゴルフクラブヘッド
の低重心化を十分に達成することができる。表面積比率
の上限は、機能的には特に限定されるものではないが、
ゴルフクラブヘッドの構造を考慮すると、その上限を9
0%とすることが望ましい。
【0019】プレート部材5はクラウン部2の開口部2
aに対して接着することができる。例えば、図3に示す
ように、クラウン部2の開口部2aの周縁に段差を形成
する一方で、この段差に整合するようにプレート部材5
の周縁を加工し、これを開口部2aに接着する。また必
要に応じて、ヘッド内側からプレート部材5に対して同
様の材料からなるプレート部材6を接着しても良い。こ
れにより、プレート部材5をクラウン部2に対して強固
に装着することがきる。勿論、プレート部材5の装着方
法は上記のような接着に限定されるものではなく、他の
方法であっても良い。また、図面ではプレート部材5の
存在が明らかであるが、塗装を施せば美観への影響は全
くない。
【0020】本発明によれば、下記のゴルフクラブヘッ
ドを構成することが可能になる。
【0021】第1のゴルフクラブヘッドとして、体積が
350cc以上であり、シャフト軸Sからの重心後退量
GRが15mm以上であり、フェース面1aの最大高さ
FHとフェース面1a上での重心高さGHとから求まる
重心位置比率GH/FHが0.61以下、より好ましく
は0.55以下であるゴルフクラブヘッドが提供され
る。この場合、ゴルフクラブヘッドの体積の上限は、機
能的には特に限定されるものではないが、打球に対し必
要な強度を得るためには、その上限を600cc、好ま
しくは500cc、より好ましくは400ccとするこ
とが望ましい。
【0022】第2のゴルフクラブヘッドとして、体積が
300cc以上350cc未満であり、シャフト軸Sか
らの重心後退量GRが18mm以上であり、フェース面
1aの最大高さFHとフェース面1a上での重心高さG
Hとから求まる重心位置比率GH/FHが0.55以
下、より好ましくは0.50以下であるゴルフクラブヘ
ッドが提供される。
【0023】第3のゴルフクラブヘッドとして、体積が
150cc以上200cc未満であり、シャフト軸Sか
らの重心後退量GRが12mm以上であり、フェース面
1aの最大高さFHとフェース面1a上での重心高さG
Hとから求まる重心位置比率GH/FHが0.50以下
であるゴルフクラブヘッドが提供される。
【0024】第4のゴルフクラブヘッドとして、体積が
100cc以上150cc未満であり、シャフト軸Sか
らの重心後退量GRが8mm以上であり、フェース面1
aの最大高さFHとフェース面1a上での重心高さGH
とから求まる重心位置比率GH/FHが0.50以下で
あるゴルフクラブヘッドが提供される。
【0025】ここで、重心後退量GRとは、ヘッドを基
準面Bの上にライ角度通りに設置し、そのフェース面1
aを飛球線方向に向けた状態において、ヘッドの重心G
と、シャフト軸Sを含み基準面Bに対して垂直な平面と
の距離である。
【0026】ここで、ライ角度通りに設置とは、ヘッド
のソール面のラウンドと平面からなる設置面とのなす隙
間がトウ側及びヒール側にて略等しくなる状態である。
ソール面のラウンドが不明瞭な場合は、スコアラインと
設置面とが平行な状態によって設定される。ソール面の
ラウンドが不明瞭でかつスコアラインが直線状でない
等、設置面との平行が判別できない場合は、ライ角度
(度)=(100−クラブ長さ(インチ))にて設定さ
れる。例えば、44インチのクラブ長さであれば、ライ
角度は100−44=56度になる。
【0027】クラブ長さは、社団法人日本ゴルフ用品協
会が定める測定法により測定される。測定器としては、
株式会社鴨下精衡所製のクラブ・メジャーIIが挙げられ
る。即ち、図4及び図5に示すように、ヒール端部を基
点P1 とし、グリップエンドを終点P2 としたとき、こ
れらP1 ,P2 間の距離Cをクラブ長さとする。
【0028】上述した重心後退量GRは、図6に示すよ
うに、支点11を中心に矢印Uの方向に揺動可能なシー
ソー型の天秤計10によって測定される。天秤計10
は、ヘッドのホーゼル孔に対して隙間の無い嵌め合いを
持つシャフトピン12を有し、ヘッドや重量体を装着し
ない状態では、アーム13が水平になるように釣り合っ
ている。ここで、図7に示すように、鉛直方向に延びる
シャフトピン12に質量Wのヘッド31を嵌め込み、そ
のヘッド31を回転させて上述した重心後退量GRがア
ーム長手方向に沿って測定される状態で固定する。つま
り、重心後退量GRは、支点を通ってアーム長手方向に
直交する平面Pとヘッド31の重心Gとの距離Lと一致
することになる。この天秤計10の側面視においては、
ヘッド31にロフト角度とライ角度が存在するために、
フェース面1aが若干見える状態になる。
【0029】そして、質量W’の重量体14を使用し、
アーム13が水平に釣り合うように重量体14の重心
G’から支点までの長さL’を選択する。その結果、重
心後退量GRは、釣り合いの式W×L=W’×L’に基
づき、GR=L=(W’×L’)/Wより求めることが
できる。以上の説明は、シャフト軸からの重心後退量G
Rの測定原理であるが、その測定器としては、株式会社
鴨下精衡所製の重心測定器が挙げられる。
【0030】一方、フェース面の最大高さFHとは、図
3に示すように、ヘッドを基準面Bの上にライ角度通り
に設置し、そのフェース面1aを飛球線方向に向けた状
態において、基準面Bからフェース面1aの最も高い位
置までの高さである。また、フェース面上での重心高さ
GHとは、重心Gからフェース面1aに向けて下ろした
垂線と該フェース面1aとが交差する点gからなるフェ
ース面1a上での重心位置を求めたとき、上記と同じ設
置状態において、基準面Bから点gまでの高さである。
【0031】ヘッドのフェース面1a上の点gは、図8
に示すような重心測定器41によって求められる。重心
測定器41は、上部に重心測定対象物を支持する支持部
42を備え、この支持部42が測定対象物を平衡に支持
する測定対象物の位置を知ることができるものである。
すなわち、フェース面1a上での重心位置を求める場
合、図9に示すようにヘッド31を支持部42に載せ、
手を放しても落ちない平衡な位置を探し出す。つまり、
図10(a)に示すように、フェース面1aと支持部4
2との接触部に点gを含んでいれば、ヘッド31を支持
部42に載せて手を放しても落ちないが、図10(b)
に示すように、フェース面1aと支持部42との接触部
に点gを含んでいなければ、ヘッド31は支持部42に
載せて手を放すと落ちる。このことを利用して点gを求
めるものである。
【0032】支持部42は平面または3点以上で支持す
る形態であることが好ましい。また、支持部42の面積
は、15mm2 以下であることが好ましい。また、下限
はヘッド31が支えられる限り特に限定されない。支持
部42の面積は、平面であれば平面部分の面積、3点以
上で支持する形態であれば各点を結んだ図形の面積によ
って示される。支持部の面積を上記の範囲に設定するこ
とによって、より正確に点gを求めることができる。
【0033】支持部42によって形成された平面は、水
平または概ね水平になることが好ましい。ここで、概ね
水平とは、水平面に対する傾きが2度以内、好ましくは
1度以内のことである。水平または概ね水平になってい
るか否かは、例えば図11に示すように、支持部42に
平面板51を載せて支持させ、平面板51の上に水準器
52を置くことで確認することができる。支持部42の
平面の傾きを上記範囲内に設定することによって、より
正確に点gを求めることが可能になる。
【0034】上述した重心後退量GRは、打球を上げる
ために重要な要素であり、これが大きいほど打球が上が
り易くなる。重心後退量GRの上限は、機能的には特に
限定されるものではないが、ホーゼル位置の設定及びゴ
ルフクラブヘッドの重量配分を考慮すると、体積が35
0cc以上の場合は70mm、体積が300cc以上3
50cc未満の場合は70mm、体積が150cc以上
200cc未満の場合は55mm、体積が100cc以
上150cc未満の場合は50mmとすることが望まし
い。重心後退量GRを上記範囲内に設定することによっ
て、十分な打ち出し角を得ることが可能になる。
【0035】また、重心位置比率GH/FHは、低重心
化の指標である。重心位置比率GH/FHの下限は、機
能的には特に限定されるものではないが、ゴルフクラブ
ヘッドの重量配分を考慮すると、体積が350cc以上
の場合は0.35、体積が300cc以上350cc未
満の場合は0.33、体積が150cc以上200cc
未満の場合は0.30、体積が100cc以上150c
c未満の場合は0.30とすることが望ましい。重心位
置比率GH/FHを上記範囲内に設定することによっ
て、十分な飛距離を得ることが可能になる。
【0036】特に、第1及び第2のゴルフクラブヘッド
のように体積を大きく設定した場合、重量体を追加する
ことなく、重心後退量GRを可及的に大きくし、重心位
置比率GH/FHを可及的に小さくすることが可能にな
る。
【0037】一方、第3及び第4のゴルフクラブヘッド
のように体積を小さく設定した場合、重量体として高価
なタングステン等の高比重金属を使用しなくても、重心
後退量GRを可及的に大きくし、重心位置比率GH/F
Hを可及的に小さくすることが可能になる。
【0038】
【実施例】中空構造を有するチタン合金製のゴルフクラ
ブヘッドにおいて、体積、重心後退量GR、重心位置比
率GH/FHを表1のように種々異ならせた実施例1〜
4及び比較例1〜4をそれぞれ作製した。なお、実施例
1〜4のゴルフクラブヘッドはクラウン部に開口部を設
け、該開口部に比強度が約1415N/mm2 の炭素繊
維強化プラスチックからなるプレート部材を装着したも
のである。クラウン部の最大高さの1/2の位置より上
部に占めるプレート部材の表面積比率は表1の通りであ
る。
【0039】これらゴルフクラブヘッドを装着したゴル
フクラブをそれぞれ用意し、ゴルフクラブヘッドのスイ
ートスポットを打点位置とし、ヘッドスピードを40m
/sとしてスイングロボットによる試打を行い、スピ
ン、打ち出し角、飛距離を評価し、その結果を表1に併
せて示した。これら評価結果は、実施例1〜4に対応す
る比較例1〜4をそれぞれ100とする指数にて示し
た。スピンは指数値が小さいほど良好であることを意味
し、打ち出し角及び飛距離は指数値が大きいほど良好で
あることを意味する。
【0040】
【表1】 この表1から判るように、実施例1〜4のゴルフクラブ
ヘッドは、それに対応する比較例1〜4に比べて、スピ
ンが少なく、打ち出し角が大きく、飛距離が大きくなっ
ていた。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、中
空構造を有するゴルフクラブヘッドにおいて、クラウン
部に開口部を設け、該開口部に比強度が294N/mm
2 以上の材料からなるプレート部材を装着することによ
り、美観を損なうことなく、かつ強度を低下させること
なく、ディープフェースであっても低重心化を可能に
し、それによりボールのスピンの減少と打ち出し角の増
大を図り、飛距離を増大させることが可能になる。
【0042】また、本発明によれば、従来では存在しな
い重量配分を備えた新規なゴルフクラブヘッドとして、
下記(1)〜(4)のゴルフクラブヘッドを提供するこ
とにより、低重心化を可能にし、それによりボールのス
ピンの減少と打ち出し角の増大を図り、飛距離を増大さ
せることが可能になる。
【0043】(1)中空構造を有するゴルフクラブヘッ
ドにおいて、体積が350cc以上であり、シャフト軸
からの重心後退量GRが15mm以上であり、フェース
面の最大高さFHとフェース面上での重心高さGHとか
ら求まる重心位置比率GH/FHが0.61以下である
ゴルフクラブヘッド。
【0044】(2)中空構造を有するゴルフクラブヘッ
ドにおいて、体積が300cc以上350cc未満であ
り、シャフト軸からの重心後退量GRが18mm以上で
あり、フェース面の最大高さFHとフェース面上での重
心高さGHとから求まる重心位置比率GH/FHが0.
55以下であるゴルフクラブヘッド。
【0045】(3)中空構造を有するゴルフクラブヘッ
ドにおいて、体積が150cc以上200cc未満であ
り、シャフト軸からの重心後退量GRが12mm以上で
あり、フェース面の最大高さFHとフェース面上での重
心高さGHとから求まる重心位置比率GH/FHが0.
50以下であるゴルフクラブヘッド。
【0046】(4)中空構造を有するゴルフクラブヘッ
ドにおいて、体積が100cc以上150cc未満であ
り、シャフト軸からの重心後退量GRが8mm以上であ
り、フェース面の最大高さFHとフェース面上での重心
高さGHとから求まる重心位置比率GH/FHが0.5
0以下であるゴルフクラブヘッド。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態からなるゴルフクラブヘッド
を示す正面図である。
【図2】本発明の実施形態からなるゴルフクラブヘッド
を示す側面図である。
【図3】図1のX−X矢視断面図である。
【図4】本発明におけるクラブ長さの定義を説明するた
めのゴルフクラブのヘッド周辺部の正面図である。
【図5】本発明におけるクラブ長さの定義を説明するた
めのゴルフクラブのグリップ周辺部の正面図である。
【図6】重心後退量測定装置の一例を示す側面図であ
る。
【図7】図6の測定装置による重心後退量の測定を示す
側面図である。
【図8】ヘッドの重心測定器を示す斜視図である。
【図9】ヘッドの重心測定方法を示し、重心測定器にヘ
ッドを載せた状態の側面図である。
【図10】ヘッドの重心測定方法を示し、(a)はヘッ
ドを重心測定器に対して平衡となる位置に載せた状態の
側面図、(b)はヘッドを重心測定器に対して平衡とな
らない位置に載せた状態の側面図である。
【図11】重心測定器の支持部の水平度を確認する方法
を示し、水準器を重心測定器に載せた状態の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 フェース部 1a フェース面 2 クラウン部 3 ソール部 4 ホーゼル部 5,6 プレート部材 G 重心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 智朗 神奈川県平塚市追分2番1号 横浜ゴム株 式会社平塚製造所内 Fターム(参考) 2C002 AA02 CH06 MM04 MM07 PP02 PP03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空構造を有するゴルフクラブヘッドに
    おいて、クラウン部に開口部を設け、該開口部に比強度
    が294N/mm2 以上の材料からなるプレート部材を
    装着したことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 【請求項2】 中空構造を有するゴルフクラブヘッドに
    おいて、体積が350cc以上であり、シャフト軸から
    の重心後退量GRが15mm以上であり、フェース面の
    最大高さFHとフェース面上での重心高さGHとから求
    まる重心位置比率GH/FHが0.61以下であること
    を特徴とするゴルフクラブヘッド。
  3. 【請求項3】 中空構造を有するゴルフクラブヘッドに
    おいて、体積が300cc以上350cc未満であり、
    シャフト軸からの重心後退量GRが18mm以上であ
    り、フェース面の最大高さFHとフェース面上での重心
    高さGHとから求まる重心位置比率GH/FHが0.5
    5以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  4. 【請求項4】 中空構造を有するゴルフクラブヘッドに
    おいて、体積が150cc以上200cc未満であり、
    シャフト軸からの重心後退量GRが12mm以上であ
    り、フェース面の最大高さFHとフェース面上での重心
    高さGHとから求まる重心位置比率GH/FHが0.5
    0以下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  5. 【請求項5】 中空構造を有するゴルフクラブヘッドに
    おいて、体積が100cc以上150cc未満であり、
    シャフト軸からの重心後退量GRが8mm以上であり、
    フェース面の最大高さFHとフェース面上での重心高さ
    GHとから求まる重心位置比率GH/FHが0.50以
    下であることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  6. 【請求項6】 クラウン部に開口部を設け、該開口部に
    比強度が294N/mm2 以上の材料からなるプレート
    部材を装着した請求項2〜5のいずれかに記載のゴルフ
    クラブヘッド。
  7. 【請求項7】 前記クラウン部の最大高さの1/2の位
    置より上部に占める前記プレート部材の表面積比率が2
    0%以上である請求項1又は請求項6に記載のゴルフク
    ラブヘッド。
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