JP6383308B2 - 入出金機及び入出金機による出金制御方法 - Google Patents

入出金機及び入出金機による出金制御方法 Download PDF

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本発明は、小売店などの店舗に設置される入出金機に関する。
近年、小売店などの店舗の売り場には、POS(Point Of Sales)システムが導入され、POSシステムを用いて、店舗で商品を販売するごとに商品の販売情報を記録し、集計結果を管理する店舗が増えている。そのような店舗の中には、店舗の売り場以外の場所(例えば、バックヤード)に入出金機を設置する店舗も多い。この入出金機は、例えば、POSシステムによる売上金の入金を受け付けたり、POS端末(POS釣銭釣札機)における釣銭不足の場合に備えて入出金機内に収納された現金を、出金要求に基づいて出金したりするものである(特許文献1を参照)。
このような入出金機を設置することによって、POS端末における釣銭不足の場合には、入出金機に収納してある現金を釣銭として出金することができるため、釣銭不足になって買い物客に迷惑を掛けるなどの問題を防ぐことができる。
特開2002−312833号公報
しかし、POS端末が多く設置された店舗や、ある金種を釣銭として多く使用する店舗などでは、POS端末で釣銭が底をつくことも多くあり、1台の入出金機のみでは釣銭不足を補うことができない。このような問題に対して、入出金機を複数台設置することが検討されるが、入出金機を複数台設置する場合には、多くのコストやメンテナンスが必要となり、入出金機を複数台設置することは、多大な負担が店舗に掛かることになる。
本発明は、上記課題に鑑み、入出金機を増設することによる多大な負担を掛けることなく釣銭不足を補うことができる入出金機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の入出金機は、入金及び出金の要求を受け付けて入出金処理を行う入出金機本体と該入出金機本体に対して通信可能に隣接配置された、予め現金を収納する現金収納装置と、を備える入出金機であって、前記入出金機本体は、出金する現金の金種及び量を受け付ける受付部と、出金可能な現金を収納する第1の収納部と、前記第1の収納部に収納された現金を用いて、前記受け付けた現金の金種及び量の出金を制御すると共に、前記現金収納装置を管理する第1の制御部とを備え、前記現金収納装置は、現金を収納する第2の収納部と、前記第2の収納部に対する現金の出し入れのための扉機構と、前記第1の制御部から受信した制御信号に基づいて、前記扉機構の開錠及び施錠を制御する第2の制御部とを備えるが、前記受付部及び前記第1の制御部と同等の機能を備えておらず前記入出金機本体の前記第1の制御部は、前記第1の収納部からの前記受け付けた現金の金種及び量の出金に不足が生じる場合、前記現金収納装置から不足分の金種及び量の出金可能となるよう、前記現金収納装置の前記扉機構の開錠を指示する制御信号を前記第2の制御部へ送信する。ここで、入出金機本体は、後述する入出金機10に相当し、現金収納装置は、後述する現金収納装置26に相当する。また、受付部は、後述する表示部/操作部19に相当し、第1の収納部は、後述する硬貨・収納部12及び紙幣・収納部16に相当し、第1の制御部は、後述する主制御部20に相当するものである。更に、第2の収納部は、後述する紙幣収納部28及び硬貨収納部29に相当し、扉機構は、後述する扉機構31に相当し、第2の制御部は、後述する入出金機制御信号制御部30に相当するものである。
また、本発明の入出金機は、前記第1の制御部が、前記出金に不足が生じる場合、前記受け付けた現金の金種及び量のうち、前記不足分の金種及び量以外の金種及び量は、前記第1の収納部に収納されている現金を用いて出金させることが好ましい。
また、本発明の入出金機は、前記入出金機本体が、情報を表示する表示部を更に備え、前記第1の制御部が、前記出金に不足が生じる場合、前記不足分の金種及び量を前記現金収納装置から取り出させるための指示(誘導指示)を、前記表示部に表示させることが好ましい。
また、本発明の入出金機は、前記入出金機本体が、前記現金収納装置の在高の情報を格納する現金収納装置在高格納部を更に備え、前記第1の制御部が、前記現金収納装置在高格納部に格納された前記在高の情報の更新を行うことが好ましい。ここで、現金収納装置在高格納部は、後述する現金収納装置管理メモリ24に相当するものである。
また、本発明の入出金機は、前記現金収納装置の前記第2の収納部に現金が装填された場合には、前記第1の制御部が、前記現金収納装置在高格納部の前記在高に、前記装填された現金分を加算して前記在高の情報を更新し、前記現金収納装置の前記第2の収納部から現金が取り出された場合には、前記第1の制御部が、前記現金収納装置在高格納部の前記在高から、前記取り出された現金分を減算して前記在高の情報を更新することが好ましい。
また、本発明の入出金機は、前記第1の制御部が、前記現金収納装置在高格納部に格納された在高に基づき、前記現金収納装置の前記第2の収納部に収納された金種及び量が、本来前記現金収納装置に収納されてあるべき金種及び量であるかを確認する精査処理を行うことが好ましい。
い。
また、本発明の入出金機は、前記精査処理が、前記現金収納装置の前記第2の収納部に収納された現金を金種ごとに計数し、計数された金種ごとの値と、前記現金収納装置在高格納部に格納された在高の金種ごとの値とがそれぞれ同一か否かを判断し、前記同一である場合には、前記現金収納装置の前記第2の収納部に収納された金種及び量が、本来前記現金収納装置に収納されてあるべき金種及び量に等しい正常状態であることを通知し、前記同一でない場合には、前記現金収納装置の前記第2の収納部に収納された金種及び量が、本来前記現金収納装置に収納されてあるべき金種及び量に等しくない違算状態であることを通知する処理であることが好ましい。
また、本発明の入出金機による出金制御方法は、入金及び出金の要求を受け付けて入出金処理を行う入出金機本体と該入出金機本体に対して通信可能に隣接配置された、予め現金を収納する現金収納装置とを備える入出金機による出金制御方法であって、前記入出金機本体が、出金する現金の金種及び量を受け付けるステップと、前記入出金機本体が、出金可能な現金を収納する収納部に収納された現金を用いて、前記受け付けた現金の金種及び量の出金を制御するステップと、前記入出金機本体が、前記収納部からの前記受け付けた現金の金種及び量の出金に不足が生じる場合、前記現金収納装置の収納部に対する現金の出し入れのための扉機構の開錠を指示する制御信号を前記現金収納装置へ送信するステップと、前記現金収納装置が、前記入出金機本体から送信された前記開錠を指示する制御信号に応じて前記扉機構を開錠し、前記現金収納装置から不足分の金種及び量の出金を可能にするステップと、を有し、前記現金収納装置は、前記入出金機本体が行う、出金する現金の金種及び量を受け付けるステップと同等の処理、及び、前記受け付けた現金の金種及び量の出金を制御するステップと同等の処理を行わない
本発明によれば、入出金機を増設することによる多大な負担を掛けることなく釣銭不足を補うことができる。
入出金機の機能ブロック構成の一例を示す図である。 現金収納装置の機能ブロック構成の一例を示す図である。 入出金機のハードウェア構成の一例を示す図である。 入出金機の初期化処理の一例を説明するためのフローチャートである。 入出金機の現金装填処理の一例を説明するためのフローチャートである。 入出金機の出金処理の一例を説明するためのフローチャートである。 入出金機の現金収納装置精査処理の一例を説明するためのフローチャートである。 入出金機の現金収納装置精査処理の一例を説明するためのフローチャートである。 入出金機における現金収納装置精査処理の際の違算状態表示画面の一例を示す図である。 入出金機における現金収納装置精査処理の際の取引履歴表示画面の一例を示す図である。 入出金機における現金収納装置精査処理の際の取引履歴詳細表示画面の一例を示す図である。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、実施の形態に係る入出金機の機能ブロック構成の一例を示す図である。図1に示すように、入出金機(入出金機本体)10は、硬貨・入金部11、硬貨・収納部12、硬貨リジェクト収納部13、硬貨・出金部14、紙幣・入金部15、紙幣・収納部16、紙幣リジェクト収納部17、紙幣・出金部18、表示部/操作部19、主制御部20から構成されている。入出金機10には現金収納装置26が付属され、現金収納装置26は、例えば、入出金機10の横に配置され、入出金機10とケーブルによって接続される。
硬貨・入金部11は、例えば、売り場における売上金の硬貨や、後述する現金収納装置精査処理において計数される現金収納装置26に収納された硬貨を不図示の硬貨投入口から受け付け、受け付けた硬貨を計数するものであって、硬貨計数機能を有する。硬貨・収納部12は、硬貨・入金部11で計数された硬貨を収納するものである。硬貨リジェクト収納部13は、出金の際に不図示の鑑別部で判定され、鑑別できない硬貨(例えば、真偽のつかない硬貨や破損した硬貨など)を保管しておくものである。硬貨・出金部14は、例えば、売り場での釣銭不足による釣銭補充のための要求や、相違する金種の両替(例えば、500円硬貨を100円硬貨5枚にする両替)の要求を、表示部/操作部19を介して受け付け、それに基づいて出金するべき硬貨を計数し、計数された硬貨を不図示の硬貨排出口から出金するものであって、硬貨計数機能を有する。
紙幣・入金部15は、例えば、売り場における売上金の紙幣や、後述する現金収納装置精査処理において計数される現金収納装置26に収納された紙幣を不図示の紙幣投入口から受け付け、受け付けた紙幣を計数するものであって、紙幣計数機能を有する。紙幣・収納部16は、紙幣・入金部15で計数された紙幣を収納するものである。紙幣リジェクト収納部17は、出金の際に不図示の鑑別部で判定され、鑑別できない紙幣(例えば、真偽のつかない紙幣や破損した紙幣など)を保管しておくものである。紙幣・出金部18は、例えば、売り場での釣銭不足による釣銭補充のための要求や、相違する金種の両替(例えば、5、000円紙幣を1、000円紙幣5枚にする両替)の要求を、表示部/操作部19を介して受け付け、それに基づいて出金するべき紙幣を計数し、計数された紙幣を紙幣排出口から出金するものであって、紙幣計数機能を有する。
表示部/操作部19は、例えば、タッチパネル機能を有するディスプレイなどであって、入出金機10の操作の案内表示や、上述した硬貨、紙幣を入出金する際の案内表示など、入出金機10の一般的な利用の際に表示されるべき表示をするとともに、後述する現金収納装置26の開錠指示や施錠指示の表示もするものである。また、表示部/操作部19は、情報の表示をするのみでなく、入出金の要求の受付や、後述するモードの選択などにも使用され、タッチパネルを介してオペレータの入力を受け付けるものである。なお、表示部/操作部19は、上述した表示や選択の受付だけでなく、それら以外の表示や選択の受付をするようにしてもよい。
主制御部20は、基本的に入出金機10の動作の制御を担うものである。主制御部20は、硬貨在高管理メモリ21、紙幣在高管理メモリ22、上位機通信部23、現金収納装置管理メモリ24、現金収納装置制御部25それぞれが機能するように制御するものである。
硬貨在高管理メモリ21は、硬貨・収納部12に収納されている硬貨の在高の情報(例えば、金種ごとの硬貨の量)を記憶するものである。
紙幣在高管理メモリ22は、紙幣・収納部16に収納されている紙幣の在高の情報(例えば、金種ごとの紙幣の量)を記憶するものである。また、紙幣在高管理メモリ22は、紙幣リジェクト収納部17に収納されている紙幣の在高の情報も記憶するものである。
上位機通信部23は、上位機27(例えば、入出金機10が複数台設置されている場合に、それらの入出金機の情報を一括管理する現金管理サーバ)と情報のやり取りを行うものである。ただし、以下で説明する現金収納装置26への制御においては、上位機通信部23が上位機27と通信することはなく、これ以上の上位機通信部23についての説明は省略する。
現金収納装置管理メモリ24は、現金収納装置26に収納されている硬貨及び紙幣の金種ごとの在高の情報を記憶するものである。現金収納装置制御部25は、現金収納装置26の不図示の扉の開錠指示や施錠指示を現金収納装置26に行ったり、現金収納装置26の扉の開閉状態の通知を現金収納装置26から受信したりするものである。
次に、現金収納装置26について図2を用いて説明する。図2に示すように、現金収納装置26は、紙幣収納部28、硬貨収納部29、入出金機制御信号制御部30、扉機構31を備える。
紙幣収納部28は、後述する現金装填のモードが表示部/操作部19を介してオペレータによって選択され、現金が現金収納装置26に装填された場合の紙幣を収納するものである。硬貨収納部29は、後述する現金装填モードが表示部/操作部19を介してオペレータによって選択され、現金が現金収納装置26に装填された場合の硬貨を収納するものである。
入出金機制御信号制御部30は、現金収納装置26の扉の開錠指示や施錠指示の制御信号を現金収納装置制御部25から受信し、受信した信号に基づいて、扉開錠機構32や扉施錠機構33を制御するものである。また、入出金機制御信号制御部30は、扉開閉状態検知機構34による現金収納装置26の扉の開閉状態の検知信号を扉開閉状態検知機構34から受信し、現金収納装置26の扉の開閉状態を現金収納装置制御部25へ通知するものである。
扉機構31は、扉開錠機構32、扉施錠機構33、扉開閉状態検知機構34から構成され、扉開錠機構32は、入出金機制御信号制御部30からの制御信号に基づいて、現金収納装置26の扉の開錠を行うものである。扉施錠機構33は、入出金機制御信号制御部30からの制御信号に基づいて、現金収納装置26の扉の施錠を行うものである。扉開閉状態検知機構34は、例えば、現金収納装置26の扉の開閉を検知するセンサなどであり、現金収納装置26の扉の開閉の状態を検知し、入出金機制御信号制御部30へ検知を通知するものである。
次に、入出金機10を実現するためのハードウェア構成の一例について図3を用いて説明する。図3に示すように、ハードウェア構成は、例えば、CPU(Central Processing Unit)41、RAM(Random Access Memory)42、HDD(Hard Disk Drive)43、通信インタフェース44、入出力部45、バス46を備えている。CPU41、RAM42、HDD43、通信インタフェース44、入出力部45は、例えば、バス46を介して互いに接続されている。
CPU41は、バス46を介して、HDD43などに格納される入出金機10の各種処理を行うためのプログラムを読み込み、読み込んだプログラムをRAM42に一時的に格納し、そのプログラムにしたがって各種処理を行うものであり、主として上述した主制御部20として機能する。
RAM42には、CPU41に実行させるためのOS(Operating System)プログラムやアプリケーションプログラムの一部が一時的に格納される。また、RAM42には、CPU41による処理に必要な各種データが格納される。HDD43には、入出金機の各種処理を行うためのアプリケーションプログラムや、入出金機10の処理に必要なデータなどが格納され、上述した硬貨在高管理メモリ21、紙幣在高管理メモリ22、現金収納装置管理メモリ24として機能する。
通信インタフェース44は、外部とデータの送受信を行うものであり、例えばLAN(Local Area Network)やUSB(Universal Serial Bus)などの接続形式である。入出力部45は、データの入力を行うタッチパネルなどの入力装置や、情報の表示を行うディスプレイなどの出力装置などを有し、表示部/操作部19として機能する。
バス46は、各装置間の制御信号、データ信号などの授受を媒介する経路である。
次に、入出金機10における各種処理について説明する。入出金機10では、主に、初期化処理、現金装填処理、出金処理、現金収納装置精査処理が行われる。以下、それぞれの処理について説明する。
まず、初期化処理について図4を用いて説明する。初期化処理は、入出金機10を最初に設置するときや、入出金機10に異常が発生したときなどに行われる処理であって、日常的に行われる処理ではない。
まず、初期化処理を行う場合には、表示部/操作部19のディスプレイ上に表示された複数のモードから初期化モードをオペレータが選択(初期化選択)する(ステップS401)。なお、表示される複数のモードには、初期化モード以外に、後述する現金装填モード、出金モード、精査処理モードなどが存在し、モード選択はオペレータによるタッチパネル操作などで行う。
オペレータによって初期化モードが選択されると、主制御部20は、現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29内が空(エンプティ)であることを確認させるための指示(現金収納装置エンプティ確認)を表示部/操作部19のディスプレイに表示する(ステップS402)。主制御部20は、上記表示を行うと、現金収納装置26の扉の開錠指示(現金収納装置開錠指示)を現金収納装置26に対して行う(ステップS403)。
上記開錠指示に基づいて、現金収納装置26の扉が開錠されると、オペレータは、現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29から現金を取り出す(ステップS404)。なお、現金が残存していない場合には現金を取り出すことはない。オペレータによって現金がすべて取り出される又は現金が残存していない場合には、主制御部20は、現金収納装置26の扉の施錠指示(現金収納装置締指示)を現金収納装置26に対して行う(ステップS405)。
主制御部20は、施錠完了したか否かを判断する(ステップS406)。具体的には、主制御部20は、現金収納装置26の扉機構31による施錠完了に基づく施錠完了信号を、入出金機制御信号制御部30から受信することによって判断する。施錠が完了した場合(YES)、主制御部20は、現金収納装置管理メモリ24に記憶されている現金収納装置26の在高の情報をすべてゼロ(クリア)にする初期化(在高初期化)を行う(ステップS407)。なお、この初期化で在高の金種ごとに付されている“A”という記号は在高計算のパラメータを意味し、後述する精査処理モードにおける在高の金種ごとに付されている“K”という記号は計数計算のパラメータを意味する。以上の処理によって、現金収納装置26内の在高を初期化することができる。
次に、入出金機10における処理のうちの現金装填処理について図5を用いて説明する。現金装填処理は、現金収納装置26へ現金を装填するための処理であって、日常的に行われる処理であり、現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29の在高が減ってきたときに随時行われる処理である。現金装填処理を行う場合には、表示部/操作部19のディスプレイ上に表示された複数のモードから現金装填モードをオペレータが選択(現金装填選択)する(ステップS501)。ここでのオペレータは、主に現金運搬担当者である。
オペレータによって現金装填モードが選択されると、主制御部20は、現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29に装填する現金の装填量をオペレータに入力させるための入力画面(装填量入力画面)を表示部/操作部19のディスプレイに表示する(ステップS502)。表示された装填量の入力画面に基づいて、オペレータが装填量を入力する(ステップS503)。
主制御部20は、オペレータによる装填量の入力が完了すると、現金収納装置26の扉の開錠指示(現金収納装置開錠指示)を現金収納装置26に対して行う(ステップS504)。開錠指示に基づいて、現金収納装置26の扉開錠機構32が現金収納装置26の扉を開錠すると、オペレータは現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29に現金を装填する(ステップS505)。現金が装填されると、主制御部20は、現金の装填が完了したか否かをオペレータによる装填完了入力により判断する(ステップS506)。主制御部20は、装填完了入力が表示部/操作部19を介して行われる(ステップS507)と、現金収納装置26の扉の施錠指示(現金収納装置締指示)を現金収納装置26に対して行う(ステップS508)。
主制御部20は、施錠完了したか否かを判断する(ステップS509)。具体的には、主制御部20は、現金収納装置26の扉機構31による施錠完了に基づく施錠完了信号を、入出金機制御信号制御部30から受信することによって判断する。施錠が完了した場合(YES)、主制御部20は、現金収納装置管理メモリ24に記憶されている現金収納装置26の在高の情報を更新、すなわち装填された金種ごとに装填された量を加算して更新する(ステップS510)。以上の処理によって、現金収納装置26内の現金が不足してきた場合に、現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29へ現金を装填することができ、主制御部20は、現金収納装置26の在高を管理することができる。
次に、入出金機10における処理のうち出金処理について図6を用いて説明する。出金処理は、売り場での釣銭が不足した際に、補充のための釣銭を入出金機10から出金する処理である。出金処理を行う場合には、表示部/操作部19のディスプレイ上に表示された複数のモードから出金モードをオペレータが選択(出金選択)する(ステップS601)。出金モードを選択すると、表示部/操作部19のディスプレイ上には、どの金種がどの程度必要であるかを入力させる入力画面が表示される。オペレータは、その入力画面にしたがって必要な金種と必要な量を入力する。ここでのオペレータは、主に売り場の店員である。
主制御部20は、オペレータによる出金選択がされると、入出金機出金動作、すなわち入出金機10による出金処理を開始する(ステップS602)。主制御部20は、入出金機10の硬貨・収納部12及び紙幣・収納部16に収納された現金を用いて、オペレータが入力した金種及び量を出金することができるか否かを判断する。具体的には、入出金機10の硬貨・収納部12及び紙幣・収納部16に収納された現金を用いて、オペレータが入力した金種及び量すべてを出金することができず、出金不足が発生するか否かを判断する(ステップS603)。主制御部20は、出金の不足が発生すると判断した場合(YES)、入出金機10の硬貨・収納部12及び紙幣・収納部16に収納された現金で出金可能な分の出金を行う(ステップS604)。主制御部20は、出金が行われると、硬貨・収納部12及び紙幣・収納部16の在高の情報を記憶する硬貨在高管理メモリ21及び紙幣在高管理メモリ22内の在高の情報を更新する(ステップS605)。
更新後に、主制御部20は、出金された現金ではオペレータが入力した金種及び量に足りなかったことを示す不足メッセージと、入力した金種のうち足りなかった金種(不足金種)と、入力した量のうち足りなかった量(不足量)を、表示部/操作部19のディスプレイ上に表示する(ステップS606)。主制御部20は、必要とする金種及び量のうち、入出金機10から出金できなかった不足分を現金収納装置26から取り出すよう誘導するための表示を表示部/操作部19のディスプレイ上にする(ステップS607)。
取り出すよう誘導するための表示がされると、主制御部20は、現金収納装置26の扉の開錠指示(現金収納装置開錠指示)を現金収納装置26に対して行う(ステップS608)。開錠指示に基づいて、現金収納装置26の扉開錠機構32が現金収納装置26の扉を開錠すると、オペレータは現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29から現金を取り出す(ステップS609)。現金を取り出すと、オペレータは、現金の取り出しが完了した旨の取出し完了入力を、表示部/操作部19を介して行う(ステップS610)。主制御部20は、現金収納装置26の扉の施錠指示(現金収納装置締指示)を現金収納装置26に対して行う(ステップS611)。
主制御部20は、施錠完了したか否かを判断する(ステップS612)。具体的には、主制御部20は、現金収納装置26の扉機構31による施錠完了に基づく施錠完了信号を、入出金機制御信号制御部30から受信することによって判断する。施錠が完了した場合(YES)、主制御部20は、現金収納装置管理メモリ24に記憶されている現金収納装置26の在高の情報を更新、すなわちステップS606において、主制御部20が表示部/操作部19のディスプレイ上に表示した不足量について、金種ごとに減算して更新する(ステップS613)。
一方、ステップS603において、主制御部20が、出金不足が発生しないと判断した場合(NO)、入出金機10の硬貨・収納部12及び紙幣・収納部16にある現金を用いて出金処理を行う(ステップS614)。出金処理後、主制御部20は、硬貨在高管理メモリ21及び紙幣在高管理メモリ22に記憶された在高の情報を更新、すなわち出金された金種ごとに出金された量を減算して更新する(ステップS615)。
以上の処理によって、入出金機10の硬貨・収納部12及び紙幣・収納部16に収納された現金ではオペレータが入力した金種及び量の出金ができない、すなわち出金不足となっても、現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29に収納されている現金を利用することで出金の不足分を補うことができる。
次に、入出金機10における処理のうち現金収納装置精査処理について図7A、図7Bを用いて説明する。現金収納装置精査処理は、現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29の在高が正しいか(現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29の中身が正しいか)確認するための処理であって、現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29に収納された金種及び量が、本来現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29に収納されてあるべき金種及び量であるかを確認するための処理である。
現金収納装置精査処理を行う場合には、表示部/操作部19のディスプレイ上に表示された複数のモードから精査処理モードをオペレータが選択(精査処理選択)する(ステップS701)。ここでのオペレータは、主に店の管理責任者である。精査処理モードが選択されると、主制御部20は、現金収納装置26内の現金を計数するために、まず、金種ごとの在高をゼロにする初期化(計数結果の初期化)を行う(ステップS702)。
計数結果の初期化を行うと、主制御部20は、現金収納装置26の扉の開錠指示(現金収納装置開錠指示)を現金収納装置26に対して行う(ステップS703)。開錠指示に基づいて、現金収納装置26の扉が開錠されると、オペレータは現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29の現金をすべて取り出す(ステップS704)。オペレータによって現金が取り出され、オペレータによって入出金機10の硬貨・入金部11及び紙幣・入金部15に取り出された現金が投入されると、硬貨・入金部11及び紙幣・入金部15によって投入された現金の計数が行われる(ステップS705)。なお、取り出したすべての現金を一回の投入で計数できない場合には、複数回にわたって現金が投入されることになるため、すべての現金の投入及び計数が完了した時点で、すべての現金が投入されて計数が完了した旨の入力(全計数完了入力)をオペレータが行う(ステップS706)。
図7Bに示すように、投入された現金の計数がされると、主制御部20は、初期化された計数結果に、計数された結果を金種ごとに加算する(ステップS707)。計数された結果の加算後に、主制御部20は、現金収納装置26の扉の施錠指示(現金収納装置締指示)を現金収納装置26に対して行う(ステップS708)。
主制御部20は、施錠完了したか否かを判断する(ステップS709)。具体的には、主制御部20は、現金収納装置26の扉機構31による施錠完了に基づく施錠完了信号を、入出金機制御信号制御部30から受信することによって判断する。施錠が完了した場合(YES)、主制御部20は、現金収納装置管理メモリ24に記憶されている現金収納装置26の在高の値(在高理論値)と、計数された計数値とが合っているか(差異がないか)否かを判断する(ステップS710)。ここでの値が合っているか否かの判断は、現金収納装置26の在高の金種ごとの値と、計数値の金種ごとの値とがそれぞれ合っているか否かの判断である。
在高理論値と計数値とが合っている(金種ごとの値がそれぞれ合っている)と判断する(YES)と、主制御部20は、現金収納装置26に収納されているすべての現金が計数のために取り出されているため、現金収納装置管理メモリ24に記憶される現金収納装置26の在高をゼロとする初期化(在高初期化)を行う(ステップS711)。初期化後には、主制御部20は、現金収納装置26の在高が正しい状態、すなわち現金収納装置26に収納された金種及び量が、本来現金収納装置26に収納されてあるべき金種及び量に等しい正常状態を示す表示を表示部/操作部19のディスプレイ上にする(ステップS712)。
一方、ステップS710において、在高理論値と計数値とが合っていない(金種ごとの値が1つでも合っていない)と判断する(NO)と、この場合も、現金収納装置26に収納されているすべての現金が計数のために取り出されているため、主制御部20は、現金収納装置管理メモリ24に記憶される現金収納装置26の在高をゼロとする初期化(在高初期化)を行う(ステップS713)。初期化後に、主制御部20は、現金収納装置26の在高が正しくない状態、すなわち現金収納装置26に収納された金種及び量が、本来現金収納装置26に収納されてあるべき金種及び量に等しくない違算状態を示す違算状態表示の画面を表示部/操作部19のディスプレイ上に表示する(ステップS714)。
このとき、違算状態表示画面には、不足金額(在高理論値が計数値よりも大きい場合)や過剰金額(在高理論値が計数値より小さい場合)などが表示される。また、違算状態表示画面に表示された取引履歴への切替アイコン(後述する画面切替アイコン82)を選択すると現金収納装置26の取引履歴の画面が表示され、さらに取引履歴の表示画面に表示された詳細表示への切替アイコン(後述する詳細表示アイコン85)を選択すると取引履歴の詳細の画面が表示される。
以上の処理によって、現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29の在高が正しいか(現金収納装置26の紙幣収納部28及び硬貨収納部29の中身が正しいか)確認することができる。
ここで、上述した違算状態表示画面の一例、現金収納装置26の取引履歴の表示画面の一例、取引履歴の詳細表示画面の一例について図8Aから図8Cを用いて説明する。
まず、違算状態表示画面の一例について図8Aを用いて説明する。違算状態表示は、在高理論値と計数値が合っていない場合に表示部/操作部19のディスプレイに表示されるものである。図8Aに示す違算状態表示画面80は、在高(理論値)と計数結果に差異が発生した旨を表示しており、在高理論値が1,225,000円で、計数値が1,205,000円で、差額が−20,000円である場合の違算状態表示の画面である。この違算状態表示画面80では、金種ごとに、精査時在高、追加装填合計、出金合計、在高(理論値)、計数金額、差額がそれぞれ表示されている。また、違算状態表示画面80では、メニューアイコン81、画面切替アイコン82も表示されている。
精査時在高は、前回の精査処理時の在高を示しており、追加装填合計は、前回と今回の精査処理の間に追加して装填された額を示しており、出金合計は、前回と今回の精査処理の間に出金された額を示している。また、在高(理論値)は、現金収納装置26に理論的にあるはずの額を示しており、精査時在高と追加装填合計を合わせた額から出金合計を差し引いた額を示している。すなわち、万券の場合、精査時在高100,000円と追加装填合計50,000円を合わせた額150,000円から、出金合計0円を差し引いた額が、在高(理論値)150,000円となる。
計数金額は、今回の精査処理の際に、現金収納装置26内の現金を入出金機10によって計数した結果を示している。また、差額は、在高(理論値)から計数金額を差し引いた額を示している。
例えば、万券の場合、精査時在高が100,000円で、追加装填合計が50,000円で、出金合計が0円であるため、在高(理論値)は150,000円となり、計数された結果の計数金額が150,000円の場合、差額は0円となる。一方、5千券の場合、精査時在高が1,000,000円で、追加装填合計が100,000円で、出金合計が50,000円であるため、在高(理論値)は1,050,000円となり、計数された結果の計数金額が1,030,000円の場合、差額は−20,000円となる。
このことから、万券に関しては、差額が0円で違算は生じていない(正常状態である)が、5千券に関しては、差額が−20,000円で違算が生じている。このように、それぞれの金種について差額を計算して、1つの金種でも違算が生じていれば、図8Aに示すような違算状態表示画面80が表示部/操作部19のディスプレイに表示される。
また、メニューアイコン81は、入出金機10の初期画面(例えば、上述したモードの選択のための画面)を表示部/操作部19のディスプレイ上に表示させるために設けられたアイコンである。オペレータによってメニューアイコン81が選択されることによって、モード選択の表示画面へ表示が切り替わる。また、画面切替アイコン82は、違算状態表示画面80から取引履歴の表示画面に切り替えるために設けられたアイコンである。オペレータによって画面切替アイコン82が選択されることによって、取引履歴の表示画面へ表示が切り替わる。
次に、現金収納装置26の取引履歴の表示画面の一例について図8Bを用いて説明する。取引履歴表示画面83は、上述した違算状態表示画面80の画面切替アイコン82がオペレータによって選択された場合に表示される画面である。取引履歴表示画面83では、日付/時刻、操作者、取引種別、処理金額、在高(理論値)がそれぞれ表示されている。また、取引履歴表示画面83では、画面切替アイコン84、詳細表示アイコン85も表示されている。
日付/時刻は、入出金機10を操作した日付及び時刻を示しており、操作者は、入出金機10を操作したオペレータを示しており、取引種別は、どのような処理を入出金機10で行ったかを示しており、処理金額は、取引で処理された額を示しており、在高(理論値)は、現金収納装置26に理論的にあるはずの額を示している。
例えば、日付/時刻が2015年1月15日の9時10分の入出金機10の操作では、0013という操作者IDを割り振られたオペレータが操作をしている。操作者IDが0013のオペレータは、精査という取引を行っており、精査による処理金額が1,500,000円であり、在高(理論値)は1,500,000円となっている。また、日付/時刻が2015年1月16日の10時12分の入出金機10の操作では、操作者IDが0002のオペレータが、出金という取引を行っており、出金額が500,000円である。このときの在高(理論値)は、今回の処理前に在高(理論値)が1,500,000円であったため、1,500,000円から今回の出金分500,000円を差し引いた1,000,000円となる。
また、日付/時刻が2015年1月17日の11時35分の入出金機10の操作では、操作者IDが0018のオペレータが、現金装填という取引を行っており、装填額が1,000,000円である。このときの在高(理論値)は、今回の処理前に在高(理論値)が1,000,000円であったため、1,000,000円に今回の現金装填分1,000,000円を加算した2,000,000円となる。また、日付/時刻が2015年2月10日の10時00分の入出金機10の操作では、操作者IDが0007のオペレータが、計数という取引を行っており、計数額が200,000円である。今回の取引は計数であり、在高(理論値)に変わりはないため、このときの在高(理論値)は、前回の在高(理論値)と同じ値となる。
このように、取引履歴表示画面83ではすべての取引が取引履歴として表示される。
また、画面切替アイコン84は、上述した違算状態表示画面80へ切り替えるために設けられたアイコンである。オペレータによって画面切替アイコン84が選択されることによって、違算状態表示画面80へ表示が切り替わる。また、詳細表示アイコン85は、取引履歴表示画面83から取引履歴の詳細表示の画面に切り替えるために設けられたアイコンである。オペレータによって詳細表示アイコン85が選択されることによって、取引履歴の詳細表示画面へ表示が切り替わる。
次に、取引履歴の詳細表示画面の一例について図8Cを用いて説明する。取引履歴詳細表示画面86は、上述した取引履歴表示画面83の詳細表示アイコン85がオペレータによって選択された場合に表示される画面である。取引履歴詳細表示画面86では、取引履歴表示画面83に表示された取引の中から選択された取引の日付/時刻、操作者、取引種別、処理金額、在高(理論値)と、選択された取引の金種ごとの処理金額及び在高(理論値)が表示されている。また、取引履歴詳細表示画面86では、取引履歴表示画面83へ画面を切り替えるための戻るアイコン87も表示されている。
図8Cに示す取引履歴詳細表示画面86では、図8Bに示す取引履歴表示画面83に示された2015年1月16日の10時12分に操作者IDが0002のオペレータによって行われた出金処理についての詳細が表示されている。この出金処理は、処理金額が500,000円であり、在高(理論値)が1,000,000円である。
処理金額500,000円の内訳が金種ごとに表示され、その内訳は、万券が10枚で100、000円、5千券が60枚で300,000円、千券が100枚で100,000円である。
また、在高(理論値)についても、内訳が金種ごとに表示されており、在高(理論値)1,000,000円の内訳は、万券が30枚で300,000円、5千券が100枚で500,000円、千券が150枚で150,000円、500円硬貨が100枚で50,000円である。
このように、金種ごとの詳細な取引履歴を見ることができることによって、どのような金種がどの程度取り引きされたか、またどの種類の金種が不足しているかなどを把握することができる。
上述したような入出金機10によれば、現金収納装置26を付属させたことにより、入出金機を増設することによる多大な負担を掛けることなく釣銭不足を補うことができる。また、CPUなどの複雑な構成を必要としないシンプルな構成とした現金収納装置26と接続可能としているため、入出金機10で現金収納装置26を容易に管理することができ、コストも抑えることができる。
なお、上述した実施の形態では、入出金機10の主な処理をCPUによるソフトウェア処理によって実行するものとして説明したが、この処理の全部又は一部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態は、上述したものに限定されるものではなく、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
10 入出金機
11 硬貨・入金部
12 硬貨・収納部
13 硬貨リジェクト収納部
14 硬貨・出金部
15 紙幣・入金部
16 紙幣・収納部
17 紙幣リジェクト収納部
18 紙幣・出金部
19 表示部/操作部
20 主制御部
21 硬貨在高管理メモリ
22 紙幣在高管理メモリ
23 上位機通信部
24 現金収納装置管理メモリ
25 現金収納装置制御部
26 現金収納装置
27 上位機
28 紙幣収納部
29 硬貨収納部
30 入出金機制御信号制御部
31 扉機構
32 扉開錠機構
33 扉施錠機構
34 扉開閉状態検知機構
41 CPU
42 RAM
43 HDD
44 通信インタフェース
45 入出力部
46 バス
80 違算状態表示画面
81 メニューアイコン
82 画面切替アイコン
83 取引履歴表示画面
84 画面切替アイコン
85 詳細表示アイコン
86 取引履歴詳細表示画面
87 戻るアイコン

Claims (10)

  1. 入金及び出金の要求を受け付けて入出金処理を行う入出金機本体と該入出金機本体に対して通信可能に隣接配置された、予め現金を収納する現金収納装置と、を備える入出金機であって、
    前記入出金機本体は、
    出金する現金の金種及び量を受け付ける受付部と、
    出金可能な現金を収納する第1の収納部と、
    前記第1の収納部に収納された現金を用いて、前記受け付けた現金の金種及び量の出金を制御すると共に、前記現金収納装置を管理する第1の制御部とを備え、
    前記現金収納装置は、
    現金を収納する第2の収納部と、
    前記第2の収納部に対する現金の出し入れのための扉機構と、
    前記第1の制御部から受信した制御信号に基づいて、前記扉機構の開錠及び施錠を制御する第2の制御部とを備えるが、前記受付部及び前記第1の制御部と同等の機能を備えておらず
    前記入出金機本体の前記第1の制御部は、前記第1の収納部からの前記受け付けた現金の金種及び量の出金に不足が生じる場合、前記現金収納装置から不足分の金種及び量の出金可能となるよう、前記現金収納装置の前記扉機構の開錠を指示する制御信号を前記第2の制御部へ送信する、ことを特徴とする入出金機。
  2. 前記第1の制御部は、前記出金に不足が生じる場合、前記受け付けた現金の金種及び量のうち、前記不足分の金種及び量以外の金種及び量は、前記第1の収納部に収納されている現金を用いて出金させることを特徴とする請求項に記載の入出金機。
  3. 前記入出金機本体は、情報を表示する表示部を更に備え、前記第1の制御部は、前記出金に不足が生じる場合、前記不足分の金種及び量を前記現金収納装置から取り出させるための指示を、前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の入出金機。
  4. 前記入出金機本体は、前記現金収納装置の在高の情報を格納する現金収納装置在高格納部を更に備え、
    前記第1の制御部は、前記現金収納装置在高格納部に格納された前記在高の情報の更新を行うことを特徴とする請求項1からのいずれか1つに記載の入出金機。
  5. 前記現金収納装置の前記第2の収納部に現金が装填された場合には、
    前記第1の制御部は、前記現金収納装置在高格納部の前記在高に、前記装填された現金分を加算して前記在高の情報を更新し、
    前記現金収納装置の前記第2の収納部から現金が取り出された場合には、
    前記第1の制御部は、前記現金収納装置在高格納部の前記在高から、前記取り出された現金分を減算して前記在高の情報を更新することを特徴とする請求項に記載の入出金機。
  6. 前記第1の制御部は、前記現金収納装置在高格納部に格納された在高に基づき、前記現金収納装置の前記第2の収納部に収納された金種及び量が、本来前記現金収納装置に収納されてあるべき金種及び量であるかを確認する精査処理を行うことを特徴する請求項4又は5に記載の入出金機。
  7. 前記精査処理は、
    前記現金収納装置の前記第2の収納部に収納された現金を金種ごとに計数し、計数された金種ごとの値と、前記現金収納装置在高格納部に格納された在高の金種ごとの値とがそれぞれ同一か否かを判断し、
    前記同一である場合には、前記現金収納装置の前記第2の収納部に収納された金種及び量が、本来前記現金収納装置に収納されてあるべき金種及び量に等しい正常状態であることを通知し、
    前記同一でない場合には、前記現金収納装置の前記第2の収納部に収納された金種及び量が、本来前記現金収納装置に収納されてあるべき金種及び量に等しくない違算状態であることを通知する処理であることを特徴とする請求項に記載の入出金機。
  8. 入金及び出金の要求を受け付けて入出金処理を行う入出金機本体と該入出金機本体に対して通信可能に隣接配置された、予め現金を収納する現金収納装置とを備える入出金機による出金制御方法であって、
    前記入出金機本体が、出金する現金の金種及び量を受け付けるステップと、
    前記入出金機本体が、出金可能な現金を収納する収納部に収納された現金を用いて、前記受け付けた現金の金種及び量の出金を制御するステップと、
    前記入出金機本体が、前記収納部からの前記受け付けた現金の金種及び量の出金に不足が生じる場合、前記現金収納装置の収納部に対する現金の出し入れのための扉機構の開錠を指示する制御信号を前記現金収納装置へ送信するステップと、
    前記現金収納装置が、前記入出金機本体から送信された前記開錠を指示する制御信号に応じて前記扉機構を開錠し、前記現金収納装置から不足分の金種及び量の出金を可能にするステップと、
    し、
    前記現金収納装置は、前記入出金機本体が行う、出金する現金の金種及び量を受け付けるステップと同等の処理、及び、前記受け付けた現金の金種及び量の出金を制御するステップと同等の処理を行わない、ことを特徴とする入出金機による出金制御方法。
  9. 入金及び出金の要求を受け付けて入出金処理を行う入出金機本体と、該入出金機本体に対して通信可能に隣接配置された、予め現金を収納する現金収納装置と、を備える入出金機であって、
    前記入出金機本体は、
    出金する現金の金種及び量を受け付ける受付部と、
    出金可能な現金を収納する収納部と、
    前記収納部に収納された現金を用いて、前記受け付けた現金の金種及び量の出金を制御すると共に、前記現金収納装置を管理する制御部と、
    前記現金収納装置の在高の情報を格納する現金収納装置在高格納部とを備え、
    前記制御部は、前記収納部からの前記受け付けた現金の金種及び量の出金に不足が生じる場合、前記現金収納装置に対して、前記現金収納装置から不足分の金種及び量の出金を可能とさせるための指示を行い、
    前記制御部は、前記現金収納装置に収納された現金を金種ごとに計数し、計数された金種ごとの値と、前記現金収納装置在高格納部に格納された在高の金種ごとの値とがそれぞれ同一か否かを判断し、同一であると判断した場合には、前記現金収納装置に収納された金種及び量が、本来前記現金収納装置に収納されてあるべき金種及び量に等しい正常状態であることを通知し、一方、同一でないと判断した場合には、前記現金収納装置に収納された金種及び量が、本来前記現金収納装置に収納されてあるべき金種及び量に等しくない違算状態であることを通知する、ことを特徴とする入出金機。
  10. 入金及び出金の要求を受け付けて入出金処理を行う入出金機本体と、該入出金機本体に対して通信可能に隣接配置された、予め現金を収納する現金収納装置とを備える入出金機による出金制御方法であって、
    出金する現金の金種及び量を受け付けるステップと、
    出金可能な現金を収納する収納部に収納された現金を用いて、前記受け付けた現金の金種及び量の出金を制御すると共に、前記現金収納装置を管理し、前記収納部からの前記受け付けた現金の金種及び量の出金に不足が生じる場合、前記現金収納装置に対して、前記現金収納装置から不足分の金種及び量の出金を可能とさせるための指示を行うステップと、
    前記現金収納装置の在高の情報を現金収納装置在高格納部に格納するステップと、
    前記現金収納装置に収納された現金を金種ごとに計数し、計数された金種ごとの値と、前記現金収納装置在高格納部に格納された在高の金種ごとの値とがそれぞれ同一か否かを判断し、同一であると判断した場合には、前記現金収納装置に収納された金種及び量が、本来前記現金収納装置に収納されてあるべき金種及び量に等しい正常状態であることを通知し、一方、同一でないと判断した場合には、前記現金収納装置に収納された金種及び量が、本来前記現金収納装置に収納されてあるべき金種及び量に等しくない違算状態であることを通知するステップと、
    を有することを特徴とする入出金機による出金制御方法。
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