JP6381339B2 - 粉粒体の注出方法および吐出容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器内に収容した粉粒体を、定量的に注出したり、連続的に注出したりすることが可能な粉粒体の注出方法および吐出容器に関するものである。
粉粒体からなる内容物が容器の内部に収容され、この容器から一定量の粉粒体を注出することができる定量吐出容器が、例えば特許文献1、2に開示されている。これらの定量吐出容器を用いると、所定の傾倒動作などを行うことで、容器から一定量の粉粒体を注出することができる。
特開平9−301404号公報 実開昭62−146754号公報
しかしながら、これらの特許文献1、2に開示されている定量吐出容器では、一定量の粉粒体を注出する機能に特化した構造であるため、一定量の粉粒体を注出することはできても、粉粒体を連続的(継続的)に注出することはできない構造である。したがって、容器を利用する人が、一定量の粉粒体を注出したい場合と、粉粒体を連続的に注出したい場合とがあり、これらの場合を切り換えて用いたいという状況には対応できなかった。
また、粉粒体を連続的に注出可能とする方法としては、スパウトとも称せられる単なる筒状の注出口を、可撓性を有する袋などの容器に取り付けることが考えられる。しかしながら、この場合には、粉粒体を連続的に注出することは可能であるが、一定量の粉粒体を注出することはできない。
本発明は上記課題を解決するもので、一定量の粉粒体を注出したい場合と、粉粒体を連続的に注出したい場合とのいずれの場合にも対応可能とする粉粒体の注出方法と吐出容器を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の粉粒体の注出方法は、粉粒体を注出する注出口装置が容器本体に装着された吐出容器を用いて容器本体内の粉粒体を注出する粉粒体の注出方法であって、前記注出口装置は、軸心方向の一端部が吐出口として開口されている筒状壁部と、前記筒状壁部の内壁面から傾斜する姿勢で突出された複数の遮蔽板と、を有し、隣り合う遮蔽板は、前記筒状壁部の内壁面における互いに対向する面から吐出口とは反対側の向きへ傾斜する姿勢で配設され、遮蔽板同士の少なくとも先端部の位置が、前記筒状壁部の軸心方向に対して異なっており、前記吐出口に最も近接する遮蔽板が下方となる姿勢に吐出容器を傾けると、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められた粉粒体の量が少ない場合は前記吐出口に最も近接する遮蔽板の先端部と前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板の先端部との間の隙間を通ることで粉粒体が所定量吐出され、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められた粉粒体の量がさらに増加すると、堰き止められた粉粒体同士が密接して詰まった状態となって、遮蔽板同士の間の隙間からも粉粒体が吐出しなくなることで、定量の粉粒体を外部に注出し、前記吐出口に最も近接する遮蔽板が上方となる姿勢に吐出容器を傾けると、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められ三角形状に溜まった粉粒体の表面部に沿って粉粒体が斜めに流れることで、粉粒体を連続的に外部に注出する、ことを特徴とする。
この方法によれば、同じ吐出容器を用いながら、粉粒体を外部に注出する際に、吐出口に最も近接する遮蔽板が下方となる姿勢に吐出容器を移動させることで、定量の粉粒体を外部に注出することができ、また、吐出口に最も近接する遮蔽板が上方となる姿勢に吐出容器を傾けることで、粉粒体を連続的に外部に注出することができ、このように、定量的に注出したり、連続的に注出したりすることを切り換えて行うことができる。
また、本発明の粉粒体の注出方法は、吐出口が上方に向いた姿勢から、吐出口に最も近接する遮蔽板が下方となる姿勢に吐出容器を回転させながら傾けることで、粉粒体を外部に定量的に注出し、前記吐出口に最も近接する遮蔽板が下方となる姿勢を維持したままで吐出容器を上下に直線的に移動させることで、粉粒体を追加的に外部に定量的に注出する、ことを特徴とする。
この方法によれば、粉粒体を定量的に注出する際でも、吐出容器の注出(移動)方法を変えることで、粉粒体を外部に定量的に注出したり、粉粒体を追加的に外部に定量的に注出したりして、粉粒体の注出量を調整することができる。
また、本発明の吐出容器は、粉粒体を注出する注出口装置が容器本体に装着された吐出容器であって、前記注出口装置は、軸心方向の一端部が吐出口として開口されている筒状壁部と、前記筒状壁部の内壁面から傾斜する姿勢で突出された複数の遮蔽板と、を有し、隣り合う遮蔽板は、前記筒状壁部の内壁面における互いに対向する面から吐出口とは反対側の向きへ傾斜する姿勢で配設され、遮蔽板同士の少なくとも先端部の位置が、前記筒状壁部の軸心方向に対して異なっており、前記注出口装置の、前記吐出口に最も近接する遮蔽板が下方となる姿勢に吐出容器を傾けると、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められた粉粒体の量が少ない場合は前記吐出口に最も近接する遮蔽板の先端部と前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板の先端部との間の隙間を通ることで粉粒体が所定量吐出され、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められた粉粒体の量がさらに増加すると、堰き止められた粉粒体同士が密接して詰まった状態となって、遮蔽板同士の間の隙間からも粉粒体が吐出しなくなることで、粉粒体を定量的に注出する向きと、前記吐出口に最も近接する遮蔽板が上方となる姿勢に吐出容器を傾けると、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められ三角形状に溜まった粉粒体の表面部に沿って粉粒体が斜めに流れることで、粉粒体を連続的に注出する向きと、を識別する識別手段が設けられていることを特徴とする。なお、前記注出口装置がスパウトであると好適である。
この構成によれば、当該吐出容器を使用する人が、識別手段を見て判断しながら、自分の意思に沿って定量的または連続的に注出することができ、意思に沿わない注出状態となることを最小限に抑えることができる。
また、本発明の吐出容器は、前記識別手段が、前記注出口装置の吐出口に最も近接する遮蔽板であることを特徴とし、この構成によれば、前記注出口装置の吐出口に最も近接する遮蔽板を見て確認しながら、自分の意思に沿って定量的または連続的に注出することができる。
また、本発明の吐出容器は、前記識別手段が容器本体に示された表示部であることを特徴とする。例えば、この識別手段の表示部は、粉粒体を定量的に注出する際の当該吐出容器の操作と、粉粒体を連続的に注出する際の当該吐出容器の操作と、を説明する内容であると好ましい。表示部の記載内容に基づいて、自分の意思に沿って定量的にまたは連続的に注出することができる。
なお、本発明の吐出容器の注出口装置を容器本体の上辺部に装着させていると、当該吐出容器の向きを変えるだけで、定量注出と連続注出との何れも良好に行うことができる。
本発明の粉粒体の注出方法によれば、同じ吐出容器を用いながら、定量的に注出したり、連続的に注出したりすることを自由に切り換えることができて、便利である。また、定量的に注出したい場合でも、吐出容器の注出(移動方法)を変えることで、注出量を調整することができて、さらに便利になる(利便性が向上する)。
また、本発明の吐出容器の注出口装置として、軸心方向の一端部が吐出口として開口されている筒状壁部と、前記筒状壁部の内壁面から傾斜する姿勢で突出された複数の遮蔽板と、を有し、隣り合う遮蔽板は、前記筒状壁部の内壁面における互いに対向する面から吐出口とは反対側の向きへ傾斜する姿勢で配設され、遮蔽板同士の少なくとも先端部の位置が、前記筒状壁部の軸心方向に対して異なっている構成を採用するとともに、
前記注出口装置の、前記吐出口に最も近接する遮蔽板が下方となる姿勢に吐出容器を傾けると、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められた粉粒体の量が少ない場合は前記吐出口に最も近接する遮蔽板の先端部と前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板の先端部との間の隙間を通ることで粉粒体が所定量吐出され、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められた粉粒体の量がさらに増加すると、堰き止められた粉粒体同士が密接して詰まった状態となって、遮蔽板同士の間の隙間からも粉粒体が吐出しなくなることで、粉粒体を定量的に注出する向きと、前記吐出口に最も近接する遮蔽板が上方となる姿勢に吐出容器を傾けると、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められ三角形状に溜まった粉粒体の表面部に沿って粉粒体が斜めに流れることで、粉粒体を連続的に注出する向きと、を識別する識別手段を設けることにより、識別手段を見て判断しながら、自分の意思に沿って定量的または連続的に注出することができ、意思に沿わない注出状態となることを最小限に抑えることができ、信頼性を向上することができる。
また、前記識別手段として、前記注出口装置の吐出口に最も近接する遮蔽板を用いることにより、識別手段を別途に設けなくても済むため、製造コストを低く抑えながら、自分の意思に沿って定量的または連続的に注出することができる。
また、本発明の吐出容器は、前記識別手段を、容器本体に示された表示部で構成し、この識別手段の表示部が、粉粒体を定量的に注出する際の当該吐出容器の操作と、粉粒体を連続的に注出する際の当該吐出容器の操作と、を説明する内容とすることで、定量的に注出する場合と連続的に注出する場合との使用方法を理解し易くなり、利便性および信頼性が向上する。
また、本発明の吐出容器の注出口装置を容器本体の上辺部に装着させていると、当該吐出容器の向きを変えるだけで、定量的に注出する場合と連続的に注出する場合との何れの場合にも良好に対応できて、利便性が向上する。
本発明の実施の形態に係る注出口装置(スパウト)を備えた吐出容器の全体斜視図であり、フレキシブルシートの表面部が印刷されていない状態を示す。 同吐出容器の全体斜視図であり、フレキシブルシートにおける一方の表面部側から見た状態を示す。 同吐出容器の全体斜視図であり、フレキシブルシートにおける他方の表面部側から見た状態を示す。 同吐出容器における注出口装置が設けられている箇所の要部拡大斜視図である。 (a)および(b)はそれぞれ同吐出容器における注出口装置が設けられている箇所の断面図で、(a)は注出口装置の装着体を装着しようとしている状態を示し、(b)は装着体を装着した状態を示している。 (a)および(b)は同注出口装置の装着体の断面図および平面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、同注出口装置により粉粒体を定量的に吐出する状態を示す簡略的な断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、同注出口装置により粉粒体を定量的に吐出する状態を示す簡略的な断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、同注出口装置により粉粒体を連続的に吐出する状態を示す簡略的な断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、同注出口装置により粉粒体を連続的に吐出する状態を示す簡略的な断面図である。 (a)、(b)はそれぞれ、同注出口装置により粉粒体を定量的に追加吐出する状態を示す簡略的な断面図である。 同吐出容器の変形例の全体斜視図であり、フレキシブルシートにおける他方の表面部側から見た状態を示す。 (a)および(b)は同注出口装置の装着体の変形例の断面図である。 (a)および(b)は同注出口装置の装着体の他の変形例の断面図および平面図である。 (a)および(b)は同注出口装置の装着体のさらに他の変形例の断面図および平面図である。 同注出口装置の他の変形例の断面図である。 同注出口装置のさらに他の変形例の断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る吐出容器の全体斜視図であり、フレキシブルシートの表面部が印刷されていない状態を示す。
以下、本発明の実施の形態に係る粉粒体の注出方法および吐出容器を図面に基づき説明する。なお、本実施の形態においては、容器本体がパウチであり、このパウチに注出口装置としてのスパウトが装着された吐出容器およびこの吐出容器を用いた粉粒体の注出方法について以下に説明するが、これに限るものではない。
図1における1は本発明の実施の形態に係る吐出容器、2はスパウトからなる注出口装置10が装着される容器本体であり、容器本体2内には、内容物である粉粒体fが収容されている。容器本体2は、例えば合成樹脂などからなる2枚のフレキシブルシートの周縁部を相互に熱溶着するなどして形成されたパウチで構成されている。容器本体2には、上辺部における左右方向の中央部に、注出口装置10としてのスパウトが、2枚のフレキシブルシートにより挟持された状態で熱溶着されている。
ここで、図2、図3に示すように、容器本体2をなす2枚のフレキシブルシートの表面部2a、2bには、後述する第1〜第4の表示部31〜34などが直接印刷されている。なお、図1は、理解し易いように、フレキシブルシートの表面部に前記第1〜第4の表示部31〜34などが印刷されていない状態を示し、図2はフレキシブルシートに印刷された一方の表面部2a側から見た状態を示し、図3はフレキシブルシートに印刷された他方の表面部2b側から見た状態を示す。実際の製品としての吐出容器1は図2、図3に示すように、フレキシブルシートに既に印刷された状態で販売、使用される。
図4〜図6に示すように、注出口装置10は、容器本体2に溶着される複数の溶着用リブ11aを有する取付部11に、筒状部12が立設された状態で一体形成されており、筒状部12の軸心方向(詳しくは、後述する吐出口21)が容器本体2に対して上方に向いた姿勢で容器本体2の上辺部中央位置に配設されている。注出口装置10の先端部外周には、キャップ5が螺合されるねじ面13が形成されている。
ここで、この実施の形態においては、注出口装置10は、上述した取付部11、筒状部12、ねじ面13などが一体形成されてなる注出口本体15と、この注出口本体15の筒状部12の内部に挿入されて、筒状部12に固定される装着体20とから構成されている。
装着体20は、軸心方向の一端部が吐出口21として開口されている筒状壁部22と、この筒状壁部22の内壁面から傾斜する姿勢で突出された複数の遮蔽板23とを有する。そして、装着体20の筒状壁部22が注出口本体15の筒状部12の内部に圧入するなどして嵌合されたり、あるいは接着されたりして、筒状部12と筒状壁部22とが同軸心Xの状態で固定される。なお、図6における24は、注出口本体15の筒状部12の先端に当接した状態で装着される鍔部である。
本実施の形態では、遮蔽板23は、筒状壁部22内を内容物である粉粒体fが流れる方向に対して上流側である第1の遮蔽板23Aと、下流側である第2の遮蔽板23Bとが、筒状部12と一体形成された状態で設けられている。そして、これらの第1、第2の遮蔽板23A、23Bは、筒状壁部22の内壁面における互いに対向する面から、吐出口21とは反対側の向きへ傾斜する姿勢(すなわち、容器本体2内から流れてきた粉粒体fを堰き止めるような姿勢)で配設されている。また、遮蔽板23A、23B同士の少なくとも先端部の位置が、筒状壁部22の軸心方向に対して異なっており、これらの遮蔽板23A、23Bの先端部の間に隙間が形成されている。この実施の形態では、その先端部も含めて、第1の遮蔽板23Aの全体が第2の遮蔽板23Bよりも上流側に配設されている。
また、この実施の形態では、各遮蔽板23A、23Bの先端部が、筒状壁部22の軸心Xに沿った平面で2分割し、各遮蔽板23A、23Bの先端部同士が、吐出口21の軸心方向に見て一致する位置に配設されている。図6(b)に示すように、この実施の形態では、各遮蔽板23A、23Bが吐出口21の軸心方向に見てそれぞれ半円形とされ、各遮蔽板23A、23Bの先端部は、前記軸心方向に見ると、軸心Xを通る直径方向に沿う位置に配設されており、各遮蔽板23A、23Bの先端部が一致している。
また、粉粒体fを吐出させる際には、図7(a)〜(c)、図8(a)、(b)などに示すように、最終的に吐出口21が下方を向くように回転させるなどして傾斜させるが、吐出口21に最も近接する第2の遮蔽板23Bは、図8(b)に示すように吐出口21が真下近くなるまで回転させた状況で、筒状壁部22の内壁面において吐出時に下方となる箇所から斜め上方に向けて突出するように配設され、上流側の第1の遮蔽板23Aは、筒状壁部22の内壁面におけるこれよりも上方の位置の反対側(例えば左右反対側)の箇所から斜め上方に向けて突出するように配設されている。
図2に示すように、容器本体2の一方の表面部(図1において手前側となる面)2aには、向かって左側の上部領域に、当該吐出容器1を左側に回転させる(すなわち、吐出口21から近い第2の遮蔽板23Bが下方となるように回転させる)ことを示す矢印yaと、粉粒体fが定量出て止まること、とが記載されている第1表示部31が設けられている。また、前記容器本体2の一方の表面部2aにおける向かって右側の上部領域には、当該吐出容器1を右側に回転させる(すなわち、第1の遮蔽板23Aが下方となり、吐出口21から近い第2の遮蔽板23Bが第1の遮蔽板23Aよりも上方となる向きに回転させる)ことを示す矢印ybと、粉粒体fが出続けることを示唆する内容「出したい分を好きなだけ」と、が記載されている第2表示部32が設けられている。
また、図3に示すように、容器本体2の他方の表面部(図1において奥側となる面)2bには、向かって左側の上部領域に、当該吐出容器1を左側に回転させる(すなわち、第1の遮蔽板23Aが下方となり、吐出口21から近い第2の遮蔽板23Bが第1の遮蔽板23Aよりも上方となる向きに回転させる)ことを示す矢印ycと、粉粒体fが出続けること(連続的に出ること)、ならびに、この粉粒体fが連続的に出ることを示す略図とが記載されている第3表示部33が設けられている。また、前記容器本体2の他方の表面部2bにおける向かって右側寄りの上部領域には、当該吐出容器1を右側に回転させる(すなわち、吐出口21から近い第2の遮蔽板23Bが下方となるように回転させる)ことを示す矢印ydと、粉粒体fが定量出て止まることを示唆する内容「パッと出て止まります」と、この粉粒体fが定量出て止まることを示す略図とが記載されている第4表示部34が設けられている。
この構成において、粉粒体fを一定量だけ吐出させる際には、キャップ5を開けた状態で、図7(b)に示すように、吐出口21に近い第2の遮蔽板23Bが下方となる向き(すなわち、図1、図2における左側、図3における右側の向き)に回転させるようにしながら吐出容器1全体を徐々に傾斜させる。この際の粉粒体fの挙動について詳しく説明する。まず、図7(b)に示すように、吐出口21に近い第2の遮蔽板23Bが下方に向くように吐出容器1を回転し始めると、下側となる第2の遮蔽板23Bにより粉粒体fが堰き止められてまず溜まり始め、さらに、上側の第1の遮蔽板23Aにも一部の粉粒体fが堰き止められて溜まり始めるが、この際には、第2の遮蔽板23Bや第1の遮蔽板23Aに溜まっている量が少ないため、図7(c)に示すように、第2の遮蔽板23Bの先端部と第1の遮蔽板23Aの先端部との間の隙間を通って粉粒体fが所定量吐出される。
しかしながら、さらに吐出容器1を回転させると、図8(a)に示すように、第2の遮蔽板23B上に溜まっていた粉粒体fと第1の遮蔽板23A上に溜まっていた粉粒体fとが増加し、特に、下方の第2の遮蔽板23B上に溜まって盛り上がる粉粒体fが、これよりも少し上方に配置されている第1の遮蔽板23A上に溜まった粉粒体fとがつながり、吐出口21がほぼ下方に向くように傾斜させた時点で、つながった粉粒体fの上にさらに多くの粉粒体fが載せられた状態となる。そして、堰き止められた粉粒体fの重量が遮蔽板23A、23Bの近傍の(すぐ上の)粉粒体fに作用して押圧することで、図8(a)、(b)に示すように、粉粒体f同士が密接して詰まった状態となって、遮蔽板23A、23B同士の間の隙間からも粉粒体fが吐出しなくなる。このようにして、定量の粉粒体fが吐出される。
一方、粉粒体fを連続的に吐出させる際には、キャップ5を開けた状態で、図9(b)に示すように、吐出口21から近い第2の遮蔽板23Bが上方となる向き(吐出口21から遠い第1の遮蔽板23Aが下方となる向きであり、すなわち、図1、図2における右側、図3における左側の向き)に回転させるようにしながら吐出容器1全体を徐々に傾斜させる。この際の粉粒体fの挙動について詳しく説明する。
まず、図9(b)に示すように、吐出口21から遠い第1の遮蔽板23Aが下方に向くように吐出容器1を回転し始めると、上側となる第1の遮蔽板23Aにより粉粒体fが堰き止められてまず溜まり始め、さらに、下側の第2の遮蔽板23Bにも一部の粉粒体fが堰き止められて溜まり始める。すなわち、図9(b)に示すように、第1の遮蔽板23Aや、第2の遮蔽板23Bの上に、側方から見るとそれぞれ三角形状に溜まる。したがって、さらに、粉粒体fが流れ落ちる際に、図10(a)、(b)に示すように、これらの三角形状に溜まった表面部に沿って斜めに流れるように、第1の遮蔽板23Aの先端部と第2の遮蔽板23Bの先端部との間の隙間を通って粉粒体fが連続的に吐出される。
このように、本発明の粉粒体の注出方法では、同じ吐出容器1を用いながら、粉粒体fを外部に注出する際に、吐出口21に近接する第2の遮蔽板23Bが下方となる姿勢に吐出容器1を移動させることで、定量の粉粒体fを外部に注出することができ、また、吐出口21に近接する第2の遮蔽板23Bが上方となる姿勢(吐出口21から離れた第1の遮蔽板23Aが下方となる姿勢)に吐出容器を傾けることで、粉粒体fを連続的に外部に注出することができ、このように、粉粒体fを定量的に注出したり、連続的に注出したりすることを切り換えて行うことができる。これにより吐出容器1の使用者にとっての利便性が向上する。
また、本発明の実施の形態に係る粉粒体の注出方法では、同じ吐出容器1を用いながら、図7(b)に示すように、吐出口21に近い第2の遮蔽板23Bが下方となる向き(すなわち、図1、図2における左側、図3における右側の向き)に回転させるようにしながら吐出容器1全体を徐々に傾斜させることで、粉粒体fを定量的に注出した場合を述べた。しかし、本発明の実施の形態に係る粉粒体の注出方法では、同じ吐出容器1を用いながら、例えば、図8(b)に示すように、一旦、粉粒体fが注出し終わった後でも、図11(a)、(b)に示すように、吐出口21に近接する遮蔽板が下方となる姿勢で吐出容器1を上下に直線的に移動させることで、粉粒体fを追加的に外部に定量的に注出することができる。つまり、図7(a)〜(c)、図8(a)、(b)に示すように、吐出口21に近い第2の遮蔽板23Bが下方となる向きに回転させながら傾斜させて粉粒体fを定量的に注出する場合よりも、少ない量の粉粒体fを追加的に外部に定量的に注出することができる。
この粉粒体の注出方法によれば、粉粒体fを定量的に注出する際でも、吐出容器1の注出(移動)方法を変えることで、粉粒体fを外部に定量的に注出した後、粉粒体fを追加的に外部に定量的に注出して、粉粒体fの注出量を調整することができる。これにより吐出容器1の使用者にとっての利便性がさらに向上する。
なお、このように、吐出口21に近接する遮蔽板が下方となる姿勢で吐出容器1を上下に直線的に移動させることで、粉粒体fを追加的に外部に定量的に注出することを説明する内容を、吐出容器1に別途貼付するタックラベルなどに記載してもよい。しかし、これに限るものではなく、図12に示すように、第4表示部34の近傍(下方など)に、その後、この姿勢のまま上下に直線的に(矢印ye方向に)移動させることで、粉粒体fを追加的に外部に定量的に注出する記載内容の第5表示部35を他方の表面部2bに設ける(印刷する)ことが好ましく、さらに、同様の内容を反対側の表面部2aにも設ける(印刷する)と、一層好適である。
また、上記実施の形態では、注出口装置10の、粉粒体fを定量的に注出する向きと、粉粒体fを連続的(継続的)に注出する向きと、を識別する識別手段として、粉粒体fを定量的に注出する際の吐出容器1の操作と、粉粒体fを連続的に注出する際の吐出容器1の操作と、を説明する内容が記載された第1〜第4表示部31〜34(または第1〜第5表示部31〜35)が、容器本体2の表面部2a、2bに記載されている(設けられている)場合を述べ、この場合には、吐出容器1の使用者が、表面部に記載された表示部31〜34(または31〜35)を見ながら、連続的な注出動作や定量的な注出動作を良好に行うことができて、極めて便利である。なお、上記実施の形態では、第1〜第4表示部31〜34(または第1〜第5表示部31〜35)が、容器本体2をなす2枚のフレキシブルシートの表面部2a、2bに直接印刷されている場合を述べたが、これに限るものではなく、印刷したシートをフレキシブルシートの表面部2a、2bに貼付するなどしてもよい。
しかし、このような説明内容は、吐出容器1の表面部2a、2bに必ずしも記載しなければならないものではない。例えば、注出口装置10の吐出口21に近接する第2の遮蔽板23Bが下方となるように回転させることにより、粉粒体fが定量出て止まり(さらに、この状態から上下に直線的に移動することで、粉粒体fが追加的に出て止まり)、注出口装置10の吐出口21に近接する第2の遮蔽板23Bが上方となるように回転させることにより、連続的に粉粒体fを注出することを説明する内容を記載したタックラベルを別途貼付してもよい。この場合に、利用者には、注出口装置10の吐出口21に近接する第2の遮蔽板23Bを識別手段として見ながら、使用してもらう。この場合には、説明書を安価なものとすることで、製造コストの低減化を図ることが可能となる。
また、上記実施の形態に係る吐出容器1に用いられる注出口装置10の構成によれば、各遮蔽板23(23A、23B)の先端部が、筒状壁部22の軸心方向に沿うとともに、筒状壁部22の軸心方向に見て軸心Xを通る直径方向に沿う位置に配設されている(すなわち、複数の遮蔽板23(23A、23B)の先端部同士が、吐出口21の軸心方向に見て一致する位置に配設されている)ので、粉粒体fが流れ続けることを防止しながら、比較的安定した吐出量で注出することが可能である利点がある。また、複数の遮蔽板の先端部同士が、吐出口の軸心方向に見て重なるような形状であると、注出口本体15に装着される装着体20を、射出成形により製造することが困難となるおそれがあるが、上記のように、各遮蔽板23(23A、23B)の先端部が、筒状壁部22の軸心方向に沿うとともに、筒状壁部22の軸心方向に見て軸心Xを通る直径方向に沿う位置(すなわち、複数の遮蔽板23(23A、23B)の先端部同士が、吐出口21の軸心方向に見て一致する位置)に配置することで、装着体20を射出成形するなどして、安価に樹脂成形することが可能となり、ひいては、当該定量注出口装置10や定量吐出容器1の製造コストをさらに安価に製造することができる。
なお、上記実施の形態では、第1の遮蔽板23Aと第2の遮蔽板23Bとの間の間隔が比較的狭い(小さい)場合を図示したが、これに限るものではなく、図13(a)、(b)に示すように、第1の遮蔽板23Aと第2の遮蔽板23Bとの間の間隔を広めに(大きめに)形成してもよい。すなわち、粒径の大きい粉粒体fや体積当たりの重量が比較的小さな粉粒体fなどは、前記間隔が小さいと詰まり易くなるため、比較的前記間隔を広めにすることが好ましく、これとは反対に、粒径の小さい粉粒体fや体積当たりの重量が大きな粉粒体fなどは、前記間隔が大きいと流れが止まらなくなるおそれがあるため、比較的前記間隔を狭く(小さく)することが好ましい。また、定量吐出(注出)時の吐出させる量を少なくする場合には前記間隔を小さく形成し、吐出させる量を多くする場合には前記間隔を大きく形成すればよい。
また、遮蔽板23(23A、23B)の筒状壁部22に対する傾斜角度は、流れ難い粉粒体fに対しては小さめに形成し、流れ易い粉粒体fに対しては大きめに形成することが好ましい。
また、上記の実施の形態では、各遮蔽板23A、23Bの先端部が、筒状壁部22の軸心Xに沿った平面で同じ大きさに2分割し、筒状壁部22の軸心方向に見て軸心Xを通る直径方向に沿う位置に配設されている場合を述べたが、これに限るものではなく、図14(a)、(b)、図15(a)、(b)に示すように、各遮蔽板23A、23Bの先端部が、筒状壁部22の軸心Xに平行な線に沿うような位置であるとともに、筒状壁部の軸心方向に見て軸心を通る直径方向に対して平行となる線に沿う位置に配設してもよい。この場合には、一方の遮蔽板23を大きく、他方の遮蔽板23を小さく形成することとなる。図14(a)、(b)に示すように、吐出口21に近接する第2の遮蔽板23Bより、吐出口21から離れた第1の遮蔽板23Aを、筒状壁部22から内径方向に大きく突出させたり、筒状壁部22の軸心方向に見て大きい面積となるように形成したりしてもよいが、これに限るものではない。好ましくは、図15(a)、(b)に示すように、吐出口21に近接する第2の遮蔽板23Bを、吐出口21から離れた第1の遮蔽板23Aよりも、筒状壁部22から内径方向に大きく突出させたり、筒状壁部22の軸心方向に見て大きい面積となるように形成したりするとよく、この構成によれば、定量吐出(注出)時の一度の吐出量をさらに安定させることができる。
なお、上記の実施の形態では、複数の遮蔽板23(23A、23B)が形成されている装着体20を、注出口本体15に装着して固定する場合を述べ、この場合には、各種のスパウトなどの注出口装置に対して装着体20を装着するだけで、容易に定量注出口装置や定量注出口装置として用いることができる利点があるとともに、粉粒体fの種類に応じて、最も適した装着体20を各種の容器に装着できる利点もある。
しかし、これに限るものではなく、図16に示すように、注出口本体15の筒状部12を、装着体20の筒状壁部22として用いるとともに、筒状部12(筒状壁部22)から複数の遮蔽板23が突出するように形成して、注出口本体15と装着体20とを一体化してもよい。この場合には、部品点数もさらに削減できて、製造コストの低減を一層図ることができる。
また、上記の実施の形態では、キャップ5がスクリュー式である場合を述べたが、これに限るものではなく、図17に示すように、キャップ41としてヒンジ42で接続されてなるヒンジ式のものを用いてもよい。
また、上記の実施の形態では、注出口装置10が容器本体2の上辺部における左右方向の中央部に配設されている場合を述べたが、これに限るものではなく、注出口装置10を容器本体2の上辺部における左右方向における片側に偏った位置に設けてもよい。また、図18に示すように、筒状壁部12の一端部に設けた吐出口20が斜め上方に向く姿勢で、注出口装置10を容器本体2に装着してもよい。なお、図示しないが、この場合には、例えば片面側に倒す(図18における手前側に倒す)ことで、粉粒体が定量的に出ることを、片面側(図18における手前面側)に記載し、他方の面側に倒す(図18における奥側に倒す)ことで、粉粒体が定量的に出ることを、他の面側(図18における手前面側)に記載すると好ましいが、これに限るものではない。
また、上記の実施の形態では、筒状壁部22(筒状部12)に対して何れも遮蔽板23(23A、23B)が2つ(2枚)設けられる場合を述べたが、これに限るものではなく、遮蔽板23を3つ(3枚)以上設けてもよい。
また、上記の実施の形態では、注出口装置10がスパウトであり、容器本体2がパウチである場合を述べたが、これに限るものではなく、例えば、容器本体として瓶型容器などを用いてもよく、注出口装置としては、円筒形状や角筒形状などの各種の筒状壁部に複数の遮蔽板を設けたものであればよい。
1 吐出容器
2 容器本体(パウチ)
5、41 キャップ
10 注出口装置(スパウト)
11 取付部
12 筒状部
15 注出口本体
20 装着体
21 吐出口
22 筒状壁部
23 遮蔽板
23A 第1の遮蔽板
23B 第2の遮蔽板
31〜35 表示部
42 ヒンジ
f 粉粒体
X 軸心

Claims (8)

  1. 粉粒体を注出する注出口装置が容器本体に装着された吐出容器を用いて容器本体内の粉粒体を注出する粉粒体の注出方法であって、
    前記注出口装置は、軸心方向の一端部が吐出口として開口されている筒状壁部と、前記筒状壁部の内壁面から傾斜する姿勢で突出された複数の遮蔽板と、を有し、隣り合う遮蔽板は、前記筒状壁部の内壁面における互いに対向する面から吐出口とは反対側の向きへ傾斜する姿勢で配設され、遮蔽板同士の少なくとも先端部の位置が、前記筒状壁部の軸心方向に対して異なっており、
    前記吐出口に最も近接する遮蔽板が下方となる姿勢に吐出容器を傾けると、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められた粉粒体の量が少ない場合は前記吐出口に最も近接する遮蔽板の先端部と前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板の先端部との間の隙間を通ることで粉粒体が所定量吐出され、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められた粉粒体の量がさらに増加すると、堰き止められた粉粒体同士が密接して詰まった状態となって、遮蔽板同士の間の隙間からも粉粒体が吐出しなくなることで、定量の粉粒体を外部に注出し、
    前記吐出口に最も近接する遮蔽板が上方となる姿勢に吐出容器を傾けると、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められ三角形状に溜まった粉粒体の表面部に沿って粉粒体が斜めに流れることで、粉粒体を連続的に外部に注出する、
    ことを特徴とする粉粒体の注出方法。
  2. 前記吐出口が上方に向いた姿勢から、前記吐出口に最も近接する遮蔽板が下方となる姿勢に吐出容器を回転させながら傾けることで、粉粒体を外部に定量的に注出し、
    前記吐出口に最も近接する遮蔽板が下方となる姿勢を維持したままで吐出容器を上下に直線的に移動させることで、粉粒体を追加的に外部に定量的に注出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の粉粒体の注出方法。
  3. 粉粒体を注出する注出口装置が容器本体に装着された吐出容器であって、
    前記注出口装置は、軸心方向の一端部が吐出口として開口されている筒状壁部と、前記筒状壁部の内壁面から傾斜する姿勢で突出された複数の遮蔽板と、を有し、隣り合う遮蔽板は、前記筒状壁部の内壁面における互いに対向する面から吐出口とは反対側の向きへ傾斜する姿勢で配設され、遮蔽板同士の少なくとも先端部の位置が、前記筒状壁部の軸心方向に対して異なっており、
    前記注出口装置の、前記吐出口に最も近接する遮蔽板が下方となる姿勢に吐出容器を傾けると、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められた粉粒体の量が少ない場合は前記吐出口に最も近接する遮蔽板の先端部と前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板の先端部との間の隙間を通ることで粉粒体が所定量吐出され、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められた粉粒体の量がさらに増加すると、堰き止められた粉粒体同士が密接して詰まった状態となって、遮蔽板同士の間の隙間からも粉粒体が吐出しなくなることで、粉粒体を定量的に注出する向きと、前記吐出口に最も近接する遮蔽板が上方となる姿勢に吐出容器を傾けると、前記吐出口に最も近接する遮蔽板、及び前記吐出口に最も近接する遮蔽板に隣り合う遮蔽板によって堰き止められ三角形状に溜まった粉粒体の表面部に沿って粉粒体が斜めに流れることで、粉粒体を連続的に注出する向きと、を識別する識別手段が設けられていることを特徴とする吐出容器。
  4. 前記識別手段は、前記注出口装置の吐出口に最も近接する遮蔽板であることを特徴とする請求項3に記載の吐出容器。
  5. 前記識別手段は、容器本体に示された表示部であることを特徴とする請求項4に記載の吐出容器。
  6. 前記識別手段の表示部は、粉粒体を定量的に注出する際の当該吐出容器の操作と、粉粒体を連続的に注出する際の当該吐出容器の操作と、を説明する内容であることを特徴とする請求項5に記載の吐出容器。
  7. 前記注出口装置が容器本体の上辺部に装着されていることを特徴とする請求項3〜6の何れか1項に記載の吐出容器。
  8. 前記注出口装置がスパウトであることを特徴とする請求項3〜7の何れか1項に記載の吐出容器。
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