JP6380331B2 - 操作入力装置及び操作入力方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表示画面とタッチパネルとを備える操作入力装置及びその操作入力方法に関する。
表示画面と、当該表示画面上に設けられたタッチパネルとを備える操作入力装置には、使用者が操作入力装置を持っている手の親指を使ってタッチパネルを操作することが可能なものが存在する。
また、表示画面にスクロールバーが表示され、スクロールバーがタッチされることによって表示内容が変化するスクロールバー操作装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−139321号公報
しかしながら、操作入力装置を持っている手の親指を使ってタッチパネルを操作する場合には、親指の指先だけでなく、より付け根側の部分までもがタッチパネルに接触してしまうことがある。このとき、表示画面の端部にスクロールバーが表示されている場合には、親指の指先以外の部分がスクロールバーに接触してしまい、使用者の意に反するスクロール処理が行われてしまうことになる。
本発明の目的は、使用者が操作入力装置を持っている手の親指でタッチパネルを操作する際の誤操作を抑制することが可能な操作入力装置及び操作入力方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る操作入力装置は、表示画面と、タッチパネルと、表示制御部と、処理実行部と、誤接触判定部と、を備える。前記タッチパネルは、前記表示画面上に設けられ、タッチ範囲を検知可能である。前記表示制御部は、前記表示画面にタッチ操作対象を表示する。前記処理実行部は、前記タッチパネルを介した前記タッチ操作対象に対するタッチ操作に応じて、当該タッチ操作対象に対応する処理を実行する。前記誤接触判定部は、前記タッチ操作対象のうち前記表示画面における予め定められた端部領域に表示されている特定タッチ操作対象に前記タッチ範囲が及んでいる場合に、当該特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたか否かを少なくとも当該タッチ範囲に基づいて判定可能である。
本発明の他の局面に係る操作入力方法は、表示制御ステップと、処理実行ステップと、誤接触判定ステップと、を備える。前記表示制御ステップでは、操作入力装置の表示画面にタッチ操作対象を表示する。前記処理実行ステップでは、前記表示画面上に設けられ、タッチ範囲を検知可能なタッチパネルを介した前記タッチ操作対象に対するタッチ操作に応じて、当該タッチ操作対象に対応する処理を実行する。前記誤接触判定ステップでは、前記タッチ操作対象のうち前記表示画面における予め定められた端部領域に表示されている特定タッチ操作対象に前記タッチ範囲が及んでいる場合に、当該特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたか否かを少なくとも当該タッチ範囲に基づいて判定する。
本発明によれば、使用者が操作入力装置を持っている手の親指でタッチパネルを操作する際の誤操作を抑制することが可能な操作入力装置及び操作入力方法が提供される。
図1は、操作入力装置の外観を示す図である。 図2は、第1実施形態に係る操作入力装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、操作入力装置で表示されるタッチ操作対象の一例を示す図である。 図4は、操作入力装置で検知されるタッチ範囲の一例を示す図である。 図5は、操作入力装置で検知されるタッチ範囲の一例を示す図である。 図6は、操作入力装置で検知されるタッチ範囲の一例を示す図である。 図7は、第1実施形態に係る操作入力装置で実行される操作入力処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、操作入力装置で検知されるタッチ範囲の一例を示す図である。 図9は、第2実施形態に係る操作入力装置のシステム構成を示すブロック図である。 図10は、第2実施形態に係る操作入力装置で実行される操作入力処理の変形例を示すフローチャートである。 図11は、操作入力装置で検知されるタッチ範囲の一例を示す図である。 図12は、操作入力装置で検知されるタッチ範囲の移動軌跡の一例を示す図である。 図13は、操作入力装置で検知されるタッチ範囲の移動軌跡の一例を示す図である。 図14は、操作入力装置で表示されるタッチ操作対象の一例を示す図である。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
図1及び図2に示すように、本発明の第1実施形態に係る操作入力装置1は、表示部10、タッチパネル11、記憶部12、及び制御部13などを備える。表示部10は、例えば、液晶ディスプレーであり、ウェブページ又はメニュー画像などを表示する。
タッチパネル11は、表示部10の表示画面10A上に設けられており、使用者の指による操作を受け付ける。タッチパネル11は、タッチ範囲(使用者の指が接触している範囲)を検知可能なタッチパネルであって、例えば、マトリクススイッチ方式のタッチパネルであってもよいし、マルチタッチを検知可能な抵抗膜方式又は静電容量方式のタッチパネルであってもよい。複数のタッチ位置を同時に検出することが可能なタッチパネルであれば、それらのタッチ位置に基づいてタッチ範囲を検知することが可能である。
操作入力装置1は、使用者が片手又は両手で持つことができ、且つ操作入力装置1を持っている手の親指を使ってタッチパネル11を操作することが可能な手持ち型の情報処理装置である。操作入力装置1は、例えば、タブレットPC、スマートフォン、電子ブックリーダー又は携帯情報端末などである。
記憶部12は、EEPROM(登録商標)などの不揮発性の記憶部である。記憶部12には、制御部13によって実行される各種の制御プログラム、及び表示画面10Aに表示されるスクロールバー又はアイコンの画像データなどが記憶される。
制御部13は、CPU、ROM、及びRAMなどの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性又は不揮発性の記憶部である。
具体的に、制御部13は、表示制御部14、処理実行部15及び誤接触判定部16を含む。なお、制御部13は、前記制御プログラムに従って各種の処理を実行することにより各処理部として機能する。また、制御部13は、各処理部の一部又は複数の処理機能を実現する電子回路を備えるものであってもよい。
表示制御部14は、通信部(図示省略)を通じてダウンロードされるウェブページのデータに基づいて表示画面10Aにウェブページを表示する。また、表示制御部14は、記憶部12又は前記ROMに記憶されている画像データに基づいて表示画面10Aに文書、初期画面、デスクトップ画面又はメニュー画面などを表示する。
表示制御部14によって表示画面10Aに表示される画像には、タッチ操作対象が含まれることがある。タッチ操作対象は、使用者がタッチパネル11を介してタッチすることによって操作することが可能なオブジェクトであって、例えば、ウェブページ又は文書などのスクロール可能な表示対象、スクロールバー、メニューボタン、アイコン、入力キーなどである。
処理実行部15は、タッチパネル11を介したタッチ操作対象に対するタッチ操作に応じて、当該タッチ操作対象に対応する処理を実行する。例えば、表示画面10Aに表示されるウェブページ上で使用者がスクロール操作を行うと、処理実行部15は、当該スライド操作に連動するようにウェブページの表示範囲を変更する。また、表示画面10Aに表示されるスクロールバー上の任意の位置を使用者がタッチすると、処理実行部15は、当該タッチされた位置に対応するウェブページの領域が表示画面10Aに表示されるように、ウェブページの表示範囲を変更する。また、特定のアプリケーションプログラムに関連付けられたアイコンを使用者がタップすると、処理実行部15は、当該アプリケーションプログラムを実行する。
誤接触判定部16は、タッチ操作対象のうち表示画面における予め定められた端部領域に表示されている特定タッチ操作対象(例えば、図3に示すスクロールバー30)にタッチ範囲が及んでいる場合に、当該特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたか否かを少なくとも当該タッチ範囲に基づいて判定する。
次に、図3〜図7を参照しつつ、操作入力装置1の動作について説明する。ここでは、一例として、表示画面10Aにウェブページを表示する場合の操作入力装置1の動作について説明する。
図3において、表示画面10Aの所定領域に、ウェブページ20が表示されている。ウェブページ20のサイズが大きい場合には、図3に示すように、ウェブページ20の一部分だけが表示される。表示制御部14は、使用者によるスクロール操作を受け付けて、ウェブページ20の表示範囲を任意に変更する。前記スクロール操作は、例えば、指をタッチパネル11に接触させたままでタッチ位置を移動させるスライド操作、又はタッチパネル11上で指をはじくフリック操作などである。使用者が表示画面10Aの上端方向(以下では、単に「上方向」と称す)へスクロール操作すると、それに応じて、ウェブページ20の表示範囲はウェブページ20の下端側へ移動する。逆に、使用者が表示画面10Aの下端方向(以下では、単に「下方向」と称す)へスクロール操作すると、それに応じて、ウェブページ20の表示範囲はウェブページ20の上端側へ移動する。ウェブページ20は、タッチ操作対象の一例である。
図3において、表示画面10Aにおける右端部領域には、スクロールバー30が表示されている。スクロールバー30にはスライダー30Aが含まれており、スライダー30Aの位置及び大きさが、ウェブページ20全体における現在の表示範囲を表している。スクロールバー30上の任意の位置を使用者がタッチすると、当該タッチされた位置にスライダー30Aが移動するとともに、当該タッチされた位置に対応するウェブページの領域が表示画面10Aに表示される。使用者は、スライダー30Aを上下方向にドラッグすることによってウェブページ20の表示範囲を変更することもできる。スクロールバー30は、タッチ操作対象の一例である。また、スクロールバー30は、タッチ操作対象のうち表示画面10Aにおける予め定められた端部領域に表示されている特定タッチ操作対象の一例である。
図4〜図6は、使用者が操作入力装置1を右手で持ちながら右親指でタッチパネル11を操作しているときに、タッチパネル11によって検知されるタッチ範囲の一例を示している。図4等における灰色の領域が、タッチパネル11によって検知されるタッチ範囲を表している。
使用者がタッチパネル11を操作するとき、通常は指先だけがタッチパネル11に接触するようにしてタッチパネル11を操作する。しかしながら、使用者が操作入力装置1を持っている手の親指を使ってタッチパネル11を操作する場合には、親指の指先だけでなく、より付け根側の部分までもタッチパネル11に接触してしまうことがある。例えば、使用者が、表示画面10Aにおける親指の付け根から遠い領域をタッチしようとすると、親指の指先以外の部分もタッチパネル11に接触しやすい。また例えば、タッチパネル11を操作していない場合でも、使用者が操作入力装置1をしっかりと持とうとしたときなどに、親指の指先以外の部分がタッチパネル11に接触してしまうこともある。そうすると、親指の指先以外の部分が、表示画面10Aの端部領域に表示されているスクロールバー30等の特定タッチ操作対象に接触してしまい、使用者の意に反したスクロール操作などの誤操作が行われてしまう。本実施形態の操作入力装置1は、このような誤操作を抑制することができる仕組みを備えている。
本実施形態の操作入力装置1では、タッチパネル11によって検知されるタッチ範囲に基づいて、スクロールバー30等の特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたか否かが判定される。具体的には、誤接触判定部16は、スクロールバー30がタッチされたときに、図4に示すようにタッチ範囲の大きさが予め定められた第1閾値未満であり、且つタッチ範囲においてスクロールバー30から予め定められた第2閾値T2以上離間した部分が存在しない場合は、親指の指先だけがタッチパネル11に接触している正常なタッチ操作が行われているとみなし、当該スクロールバー30に対するタッチ操作は誤接触ではないと判定する。
一方、図5に示すようにタッチ範囲の大きさが第1閾値以上である場合は、誤接触判定部16は、親指の指先以外の部分もタッチパネル11に接触している異常なタッチ操作が行われているとみなし、当該スクロールバー30に対する誤接触が行われたと判定する。また、図6に示すようにタッチ範囲においてスクロールバー30から第2閾値T2以上離間した部分が存在する場合も、誤接触判定部16は、親指の指先以外の部分もタッチパネル11に接触している異常なタッチ操作が行われているとみなし、当該スクロールバー30に対する誤接触が行われたと判定する。
なお、タッチ範囲の大きさは、タッチパネル11によって検出される複数の接触位置の個数を数えることによって算出されてもよいし、タッチパネル11によって検出される複数の接触位置同士を直線で結ぶことによって囲まれた領域の面積を計算することによって算出されてもよい。第1閾値は、固定値であってもよいし、使用者の親指の指先の大きさに応じて適宜に変更可能であってもよい。第2閾値も、固定値であってもよいし、変更可能であってもよい。
本実施形態の操作入力装置1では、処理実行部15は、誤接触判定部16によってスクロールバー30等の特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたと判定された場合には、特定タッチ操作対象に対応する処理を実行しない。これにより、特定タッチ操作対象への誤接触による使用者の意に反した誤操作が抑制される。
以下、図7を参照しつつ、制御部13によって実行される処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS1、S2・・・は、制御部13により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。なお、図7に示される処理は、例えば、使用者によってウェブページの閲覧開始指示が入力されたことに応じて開始され、使用者によってウェブページの閲覧終了指示が入力されたことに応じて終了されてもよい。
<ステップS1>
まず、ステップS1において、制御部13は、ウェブページ20及びスクロールバー30等のタッチ操作対象を表示画面10Aに表示する。
<ステップS2>
ステップS2において、制御部13は、タッチパネル11からの信号に基づいて、タッチ範囲を取得する。
<ステップS3>
ステップS3において、制御部13は、ステップS2で取得されたタッチ範囲に基づいて、表示画面10Aにおける予め定められた端部領域に表示されているスクロールバー30等の特定タッチ操作対象がタッチされたか否か(すなわち、タッチ範囲が特定タッチ操作対象に及んでいるか否か)を判断する。そして、特定タッチ操作対象がタッチされたと判断されると(S3:Yes)、処理がステップS4に移行する。一方、特定タッチ操作対象がタッチされていないと判断されると(S3:No)、処理がステップS2に戻る。なお、特定タッチ操作対象以外のタッチ操作対象がタッチされた場合は、タッチされたタッチ操作対象に応じた処理が実行されるが、図7に示すフローチャートにおいては、その場合の処理については省略されている。
<ステップS4>
ステップS4において、制御部13は、ステップS2で取得されたタッチ範囲の大きさが第1閾値以上であるか否かを判断する。そして、タッチ範囲の大きさが第1閾値以上であると判断されると(S4:Yes)、処理がステップS7に移行する。一方、タッチ範囲の大きさが第1閾値未満であると判断されると(S4:No)、処理がステップS5に移行する。
<ステップS5>
ステップS5において、制御部13は、ステップS2で取得されたタッチ範囲において、特定タッチ操作対象から第2閾値(図4〜図6に示すT2)以上離間した部分が存在するか否かを判断する。そして、タッチ範囲において、特定タッチ操作対象から第2閾値以上離間した部分が存在すると判断されると(S5:Yes)、処理がステップS7に移行する。一方、タッチ範囲において、特定タッチ操作対象から第2閾値以上離間した部分が存在しないと判断されると(S5:No)、処理がステップS6に移行する。
<ステップS6>
ステップS6において、制御部13は、タッチされた特定タッチ操作対象に対応する処理(例えば、ウェブページ20のスクロール処理)を実行する。そして、処理がステップS2に戻る。
<ステップS7>
ステップS7において、制御部13は、特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたと判断する。そして、タッチされた特定タッチ操作対象に対応する処理を実行することなく、処理がステップS2に戻る。これにより、特定タッチ操作対象への誤接触による使用者の意に反した誤操作が抑制される。なお、ステップS7において、制御部13は、例えば「指先だけでタッチして下さい」というような注意メッセージを表示画面10Aに表示して、使用者が正常なタッチ操作を行うように促すようにしてもよい。
なお、以上のステップS1の処理(表示制御ステップ)は、制御部13の表示制御部14によって実行される。また、ステップS2,S6の処理(処理実行ステップ)は、制御部13の処理実行部15によって実行される。また、ステップS3〜S5,S7の処理(誤接触判定ステップ)は、制御部13の誤接触判定部16によって実行される。
次に、図8〜図13を参照しつつ、本発明の第2実施形態に係る操作入力装置1について説明する。
図4〜図6では、使用者が操作入力装置1を右手で持ちながら右親指で操作しているが、図8に示すように、使用者が操作入力装置1を左手で持ちながら左親指で操作することもある。この場合には、使用者がスクロールバー30を操作しようとすると、スクロールバー30の位置が左親指の付け根から遠いため、図8に示すように、左親指の指先以外の部分もタッチパネル11に接触してしまうおそれがある。しかしながら、この場合は、図5や図6に示す状況とは異なり、使用者は親指の指先でスクロールバー30にタッチしている。親指の指先でスクロールバー30にタッチしているということは、使用者がスクロールバー30を意図的にタッチしていることを意味する。よって、この場合は、スクロールバー30への誤接触が行われたとは判定しない方が好ましい。
第2実施形態に係る操作入力装置1では、タッチ範囲に加えて、使用者が左親指で操作しているのか右親指で操作しているのかも考慮して、特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたか否かが判定される。
図9に示すように、第2実施形態に係る操作入力装置1の制御部13は、表示制御部14、処理実行部15及び誤接触判定部16に加えて、親指判別部17を含む。親指判別部17は、使用者が左親指で操作しているか右親指で操作しているかを判別する。そして、誤接触判定部16は、タッチパネル11によって検知されるタッチ範囲と、親指判別部17の判別結果とに基づいて、特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたか否かを判定する。
以下、図10を参照しつつ、第2実施形態に係る操作入力装置1の制御部13によって実行される処理の手順の一例について説明する。なお、図10において、図7に示した処理手順と同一の処理手順については、同一の番号を付して、その説明を省略する。
<ステップS11>
ステップS11において、制御部13は、スクロールバー30等の特定タッチ操作対象にタッチした指が、右親指であるか左親指であるかを判別する。なお、特定タッチ操作対象にタッチした指が右親指であるか左親指であるかを判別する方法としては、種々の方法が考えられる。
例えば、親指判別部17は、表示画面10Aにおけるタッチ範囲の傾きに基づいて、使用者が左親指で操作しているか右親指で操作しているかを判別してもよい。具体的には、タッチ範囲の傾きが図8に示すように右上がりになっている場合に、親指判別部17は、使用者が左親指で操作していると判定してもよい。一方、タッチ範囲の傾きが図11に示すように右下がりになっている場合に、親指判別部17は、使用者が右親指で操作していると判定してもよい。
他の例として、親指判別部17は、表示画面10Aにおけるタッチ範囲の移動軌跡に基づいて、使用者が左親指で操作しているか右親指で操作しているかを判別してもよい。具体的には、直近のスライド操作時におけるタッチ範囲の移動軌跡が図12に示すように左方向に膨らんだ円弧状であった場合に、親指判別部17は、使用者が右親指で操作していると判定してもよい。一方、直近のスライド操作時におけるタッチ範囲の移動軌跡が図13に示すように右方向に膨らんだ円弧状であった場合に、親指判別部17は、使用者が左親指で操作していると判定してもよい。
さらに他の例として、親指判別部17は、使用者によって事前に入力された設定情報に基づいて、使用者が左親指で操作しているか右親指で操作しているかを判別してもよい。具体的には、使用者によって事前に「右親指操作モード」が選択されている場合に、親指判別部17は、使用者が右親指で操作していると判定してもよい。一方、使用者によって事前に「左親指操作モード」が選択されている場合に、親指判別部17は、使用者が左親指で操作していると判定してもよい。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部13は、タッチされた特定タッチ操作対象の位置が表示画面10Aの右端部領域であり、且つ、ステップS11の判別結果が左親指であるか否かを判断する。そして、ステップS12の判断結果が肯定であれば(S12:Yes)、当該特定タッチ操作対象へのタッチ操作は使用者による意図的なタッチ操作であるとみなされて、処理がステップS6に移行する。一方、ステップS12の判断結果が否定であれば(S12:No)、処理がステップS13に移行する。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部13は、タッチされた特定タッチ操作対象の位置が表示画面10Aの左端部領域であり、且つ、ステップS11の判別結果が右親指であるか否かを判断する。そして、ステップS13の判断結果が肯定であれば(S13:Yes)、当該特定タッチ操作対象へのタッチ操作は使用者による意図的なタッチ操作であるとみなされて、処理がステップS6に移行する。一方、ステップS13の判断結果が否定であれば(S13:No)、処理がステップS4に移行する。
なお、以上のステップS11の処理(親指判別ステップ)は、制御部13の親指判別部17によって実行される。また、ステップS12,S13の処理(誤接触判定ステップ)は、制御部13の誤接触判定部16によって実行される。
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態では、特定タッチ操作対象がスクロールバー30である例を示したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図14に示すように、表示画面10Aに複数のアイコン40及び複数のメニューボタン50が表示されている場合に、これらの複数のアイコン40及び複数のメニューボタン50のうち、表示画面10Aの端部領域に表示されている一部のアイコン40又は一部のメニューボタン50が、特定タッチ操作対象として扱われてもよい。これにより、表示画面10Aの端部領域に表示されているアイコン40又はメニューボタン50への誤接触に基づく誤操作を抑制することができる。
1 操作入力装置
10 表示部
10A 表示画面
11 タッチパネル
12 記憶部
13 制御部
14 表示制御部
15 処理実行部
16 誤接触判定部
17 親指判別部
20 ウェブページ
30 スクロールバー
30A スライダー
40 アイコン
50 メニューボタン

Claims (10)

  1. 表示画面と、
    前記表示画面上に設けられ、タッチ範囲を検知可能なタッチパネルと、
    前記表示画面にタッチ操作対象を表示する表示制御部と、
    前記タッチパネルを介した前記タッチ操作対象に対するタッチ操作に応じて、当該タッチ操作対象に対応する処理を実行する処理実行部と、
    前記タッチ操作対象のうち前記表示画面における予め定められた端部領域に表示されている特定タッチ操作対象に前記タッチ範囲が及んでいる場合に、当該特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたか否かを少なくとも当該タッチ範囲に基づいて判定可能な誤接触判定部と、
    を備え
    前記誤接触判定部は、前記タッチ範囲において前記特定タッチ操作対象から予め定められた第2閾値以上離間した部分が存在する場合に、前記特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたと判定する操作入力装置。
  2. 前記処理実行部は、前記誤接触判定部によって前記特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたと判定された場合には、前記特定タッチ操作対象に対応する処理を実行しない請求項1に記載の操作入力装置。
  3. 前記誤接触判定部は、前記タッチ範囲の大きさが第1閾値以上である場合に、前記特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたと判定する請求項1又は請求項2に記載の操作入力装置。
  4. 前記特定タッチ操作対象が、スクロールバーである、
    請求項1〜3のいずれかに記載の操作入力装置。
  5. 使用者が左親指で操作しているか右親指で操作しているかを判別する親指判別部をさらに備え、
    前記誤接触判定部は、前記タッチ範囲と前記親指判別部の判別結果とに基づいて、前記特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたか否かを判定する請求項1〜4のいずれかに記載の操作入力装置。
  6. 前記誤接触判定部は、前記特定タッチ操作対象が前記表示画面の右端部領域に表示されており、且つ前記親指判別部によって使用者が左親指で操作していると判定される場合には、前記特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたとは判定しない請求項5に記載の操作入力装置。
  7. 前記誤接触判定部は、前記特定タッチ操作対象が前記表示画面の左端部領域に表示されており、且つ前記親指判別部によって使用者が右親指で操作していると判定される場合には、前記特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたとは判定しない請求項5に記載の操作入力装置。
  8. 前記親指判別部は、前記表示画面における前記タッチ範囲の傾きに基づいて、使用者が左親指で操作しているか右親指で操作しているかを判別する請求項5〜7のいずれかに記載の操作入力装置。
  9. 前記親指判別部は、前記表示画面における前記タッチ範囲の移動軌跡に基づいて、使用者が左親指で操作しているか右親指で操作しているかを判別する請求項5〜7のいずれかに記載の操作入力装置。
  10. 操作入力装置の表示画面にタッチ操作対象を表示する表示制御ステップと、
    前記表示画面上に設けられ、タッチ範囲を検知可能なタッチパネルを介した前記タッチ操作対象に対するタッチ操作に応じて、当該タッチ操作対象に対応する処理を実行する処理実行ステップと、
    前記タッチ操作対象のうち前記表示画面における予め定められた端部領域に表示されている特定タッチ操作対象に前記タッチ範囲が及んでいる場合に、当該特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたか否かを少なくとも当該タッチ範囲に基づいて判定する誤接触判定ステップと、
    を備え
    前記誤接触判定ステップでは、前記タッチ範囲において前記特定タッチ操作対象から予め定められた第2閾値以上離間した部分が存在する場合に、前記特定タッチ操作対象に対する誤接触が行われたと判定される、操作入力方法。
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