JP6380227B2 - 配線装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両等において電気機器同士を接続する配線装置に関する。
特許文献1は、端子台を有する取付部と、ケーブルが接続された接続端子を有し、取付部に装着された状態で、接続端子が端子台に締結固定されるコネクタ本体と、を備えたコネクタを開示している。取付部は、機器のパネルに取付けられており、端子台は、接続部を介して機器側の配線に接続されている。そして、取付部にコネクタ本体を装着して、接続端子が端子台に締結固定されることで、接続端子が端子台に接続され、機器側に配線に接続される。この種の取付部では、機器に取付けられた取付部に対して、コネクタ本体を容易に後付接続できるように、端子台は機器から露出するように配設されている。
特許文献2も同様の技術を開示している。
特開2013−26078号公報 特開2014−138446号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術によると、機器の製造後において、端子台を有する取付部にコネクタ本体を接続する必要がある。例えば、機器の製造後、当該機器を車両に組付ける際等において、取付部とコネクタ本体とを接続する必要がある。このため、機器の製造後における接続作業負担が大きい。また、当該機器と他の機器との間で、接続箇所が多くなるため、構造の複雑化を招くと共に、電気抵抗の増加、電気的な接続状態の不安定化を招く恐れがある。
そこで、本発明は、機器を車両等に組付ける際の作業負担を小さくでき、かつ、当該機器と他の機器との間の接続箇所をなるべく少なくできるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様は、電気機器の筐体に組付けられる配線装置であって、電線と、一端に前記筐体内の配線部材に接続可能な機器側接続部が設けられると共に、他端に前記電線の一端部が接続された電線側接続部が設けられた端子と、前記機器側接続部を前記筐体内に向けて延在させると共に前記電線を外部に延出させた姿勢で、前記端子を保持するハウジングと、前記ハウジングと一体化され、前記ハウジングを前記筐体に固定した状態に保持するブラケットと、前記電線の外周の少なくとも一部を覆うシールド部材とを備える。また、前記電線の他端部に、他の電気機器に接続可能なコネクタが設けられており、前記コネクタは、機器側接続部と前記電線の他端部に接続された電線側接続部とを含むコネクタ側端子と、前記端子を一定姿勢に保持するコネクタ側ハウジングと、前記ハウジングと一体化されたコネクタ側ブラケットと、を備え、前記コネクタ側ブラケットが前記他の電気機器の筐体に固定された状態で、前記コネクタ側端子の前記機器側接続部が前記他の電気機器の前記筐体の開口の外方位置に配設されて、前記開口の外方位置に配設された前記他の電気機器の配線部材に対して重ね合せて配設されるものである。
第2の態様は、第1の態様に係る配線装置であって、前記ブラケットは、導電性材料によって形成され、前記シールド部材は、前記ブラケットに取付けられているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係る配線装置であって、前記シールド部材は、前記電線をその外周囲の一方向側から覆うものである。
第1の態様によると、本配線装置を筐体に事前に組付けておけば、筐体内の配線部材が端子から電線を経由して外部に接続可能な状態となる。このため、機器を車両等に組付ける際に、従来のように、端子台にコネクタ本体を接続する作業が不要となり、機器を車両等に組付ける際の作業負担を小さくでき、また、機器と他の機器とを接続する部品が削減できるため、コスト低減を図ることができると言う効果も奏する。
第2の態様によると、シールド部材は、ブラケットに取付けられているため、この取付構造によって簡易にシールド部材を支持できる。また、シールド部材を、導電性材料によって形成されたブラケットを介してなるべく少ない接続箇所で接地することができる。
第1の態様によると、筐体に配線装置が組付けられた状態で、電線の他端部のコネクタを他の電気機器に接続することができる。これにより、機器同士を容易に接続できる。
第3の態様によると、シールド部材の構成を簡易化することができる。

実施形態に係る配線装置を示す斜視図である。 同上の配線装置が2つの電気機器間の配線として用いられた状態を示す説明図である。 同上の配線装置の一端部を示す概略断面図である。 同上の配線装置の他端部を示す概略断面図である。
以下、実施形態に係る配線装置について説明する。図1は実施形態に係る配線装置20を示す斜視図であり、図2は同配線装置20が2つの電気機器10、14間の配線として用いられた状態を示す説明図であり、図3は同配線装置20の一端部を示す概略断面図であり、図4は同配線装置20の他端部を示す概略断面図である。
この配線装置20は、車両等において、2つの電気機器10、14同士を電気的に接続する配線として用いられる。2つの電気機器10、14の組合わせとしては、電気自動車における走行駆動用のモータと当該モータを駆動するためのインバータとであること、又は、モータ駆動用のインバータと当該インバータに電力を供給するバッテリとであること等が考えられる。ここでは、一方の電気機器10がモータ(3相モータ等)であり、他方の電気機器14がインバータであることを想定して説明する。
電気機器10は、諸電気的要素を収容する筐体11を備える(図2及び図3参照)。筐体11には開口11hが形成されている。この電気機器10は、配線装置20の一端部側に設けられる機器側接続部43に対して電気的及び機械的に接続される配線部材12を備える。ここで、2つの部材間の機械的な接続とは、2つの部材が接触して離れないように維持することを意味する。以下の説明においても同様である。配線部材12は、金属板等によって形成されている。配線部材12としては、金属板をプレス加工等したもの(バスバと呼ばれるもの)を用いることができる。配線部材12は、筐体11内で電気機器10内の電気的要素(例えば、モータコイルの巻線等)に電気的に接続される。配線部材12は、筐体11内の電気的要素の位置まで延在して当該電気部品に直接接続されていてもよいし、或は、被覆電線等を介して電気的要素に接続されていてもよい。
電気機器14は、諸電気的要素を収容する筐体15を備える(図2及び図4参照)。筐体15には開口15hが形成されている。この電気機器14は、配線装置20の他端部側に設けられる機器側接続部63に対して電気的及び機械的に接続される配線部材16を備える。配線部材16は、金属板等によって形成されている。配線部材16としては、金属板をプレス加工等したもの(バスバと呼ばれるもの)を用いることができる。配線部材16は、筐体15内で電気機器14内の電気部品に電気的に接続される。配線部材16は、筐体15内の電気部品の位置まで延在して当該電気的要素に直接接続されていてもよいし、或は、被覆電線等を介して電気的要素に接続されていてもよい。
配線装置20は、上記電気機器10と電気機器14との間の配線として用いられる。もっとも、配線装置20は、一方の電気機器10の筐体11に組付けられた状態で提供され、後から他方の電気機器14に組付けられることを想定している。換言すれば、電気機器10を製造する際に配線装置20が電気機器10に対して一体的に組付けられる。そして、別途製造した電気機器14を、電気機器10と共に車両等に組付ける際に、配線装置20を電気機器14に組付けることを想定している。
このため、電気機器10と配線装置20との接続構造としては、電気機器10の組立時に採用可能な構造を採用し得る。そこで、電気機器10の筐体11内に配線部材12を配設し、筐体11内で配線部材12と配線装置20の機器側接続部43とを接続する構成としている。
一方、電気機器14と配線装置20との接続構造としては、電気機器14の組立て後に採用可能な構造を採用することが好ましい。そこで、筐体15の開口15hから配線部材16の一端部を突出させた状態で、配線部材16を固定している。つまり、配線部材16の一端部は、一種の端子台として、筐体15から突出するように固定されている。これにより、配線部材16の他端部を筐体15に固定することで、配線装置20の他端部の機器側接続部63と配線部材16とを電気的及び機械的に容易に接続することができる。
配線装置20について説明する。配線装置20は、上記電気機器10に組付けられるものであり、電線30と、第1接続部40と、第2接続部60と、シールド部材80とを備える。第1接続部40は、一方の電気機器10に接続される部分であり、第2接続部60は、他方の電気機器14に接続される部分であり、電線30はそれらの間を接続する部分であり、シールド部材80は、電線30の外周の少なくとも一部を覆って電線30と外部との間を電磁シールドする部分である。
各部についてより具体的に説明する。
電線30は、線状導体32を含む。ここでは、電線30は、線状導体32と被覆部34とを含む被覆電線である。ここでは、電気機器10が3相モータであることを想定し、3本の電線30が用いられている。電線は、1本以上あればよく、好ましいとされる配線の本数に応じて適宜決定される。
線状導体32は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属材によって形成された線状材である。線状導体32は、複数の素線の集合によって構成されていてもよいし、単一の素線によって構成されていてもよい。線状導体32の横断面形状(線状導体32の延在方向に対して直交する断面形状)は円形状を描いていてもいし、方形状を描いていてもよい。
被覆部34は、線状導体32の外周囲を覆う絶縁部分である。被覆部34は、線状導体32の周りに樹脂を押出被覆することによって形成することができる。被覆部34は、線状導体を柔軟なエラストマー樹脂等でオーバーモールド、絶縁フィルム等でラミネート、熱収縮チューブを熱収縮すること等によって形成されていてもよい。
第1接続部40は、端子42と、ハウジング45と、ブラケット50とを備える。
端子42は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属板材をプレス加工等することによって形成されている。端子42は、電線30の数に応じた数設けられる。ここでは、端子42は、3つ設けられている。端子42の一端側には機器側接続部43が設けられ、端子42の他端側には電線側接続部44が設けられている。ここでは、端子42は、細長板状の金属板材をその延在方向中間部でL字状に曲げることによって形成されている。
機器側接続部43は、細長方形状に形成されており、その中間部に孔43hが形成されている。そして、機器側接続部43と電気機器10側の配線部材12とを重ね合せた状態で、ネジSを機器側接続部43の孔43hと配線部材12側の孔とに通してナットと螺合締結することで、機器側接続部43と配線部材12とが電気的及び機械的に接続される。機器側接続部と配線部材側との電気的及び機械的な接続は、その他、オス端子形状とメス端子形状との嵌合接続構造等によってなされていてもよい。
電線側接続部44は、細長板状に形成されている。そして、電線30の端部に露出した線状導体32が電線側接続部44に超音波溶接、抵抗溶接、はんだ付け等によって電気的及び機械的に接続される。電線側接続部と電線の端部の線状導体との接続は、その他、圧着接続等によってなされてもよい。
ハウジング45は、樹脂等によって形成された部材であり、上記端子42を一定姿勢で保持する部材である。ここでは、ハウジング45は、ハウジング本体部45Bと、電線ガイド部47とを備える。
ハウジング本体部45Bは、端子42を、間隔をあけて並列状態で保持可能な偏平形状に形成されている。ハウジング本体部45Bは、筐体11の外側に突出する外側ハウジング部45aと、筐体11の内側に突出する内側ハウジング部45bとを含む。
外側ハウジング部45aは、直方体形状に形成されており、端子42の曲げ部分を、間隔をあけて並列状に保持する。
内側ハウジング部45bは、外側ハウジング部45aの下部から突出する形状に形成されている。内側ハウジング部45bのうち外側ハウジング部45a側の基端部46aは、長円柱形状に形成されている。ここで、筐体11側の開口11hも長円形状に形成されている。基端部46aの外周には、弾性環状ゴム等で形成された防水リング46rが装着されている。そして、本内側ハウジング部45bの基端部46aが開口11h内に嵌め込まれた状態で、防水リング46rが基端部46aと開口11hの内周面との間に圧縮状に介在し、それらの間を伝った水の浸入を抑制する。
また、内側ハウジング部45bの先端部46bは、筐体11内に向けて延在する。内側ハウジング部45bは、機器側接続部43を筐体11に向けて延在させるように端子42を支持しており、その先端部46bから機器側接続部43が突出している。
電線ガイド部47は、外側ハウジング部45aの一側から外方に突出するように設けられている。電線ガイド部47は、各端子42の電線側接続部44に対応して設けられており、電線側接続部44と電線30の線状導体32との接続部分及び電線30の端部の被覆部分を保持した状態で、電線30がハウジング本体部45Bの一側方外方に向けて延出するようにガイドする。
これにより、ハウジング45は、機器側接続部43を筐体11に向けて延在させると共に、端子42に接続された電線30を外部に延出させた姿勢で、端子42を保持する。
ここでは、端子42と、端子42と電線30との接続部分とをインサート部分として、ハウジング45を金型成形することによって、端子42がハウジング45内に一体形成されて一定位置及び姿勢に維持される。もっとも、ハウジングが複数の樹脂部品の組合わせ等によって構成され、複数の樹脂部品を組合わせる際に、内部に端子が組込まれる構成等であってもよい。
ブラケット50は、ハウジング45と一体化されている。ここでは、ブラケット50は、金属板等によって形成された部材であり、ハウジング本体部45Bの外側ハウジング部45aと内側ハウジング部45bとの間から外方に張出すような姿勢で、ハウジング45と一体化されている。そして、本ブラケット50が筐体11に固定されることで、ハウジング45を筐体11に固定した状態に保持する。
より具体的には、ブラケット50は、導電性材料によって形成されている。ここでは、ブラケット50は、金属板等をプレス加工等することによって形成されている。ここでは、ブラケット50の中間部に、ハウジング本体部45Bの外側ハウジング部45aと内側ハウジング部45bとの間の部分を配設可能な長尺形状の孔50hが形成されている。そして、外側ハウジング部45aと内側ハウジング部45bとの間の部分に、当該孔50hの周縁部が配設されることによって、ブラケット50がハウジング45に一体化されている。このような一体化は、ブラケット50をインサート部分として、ハウジング45を樹脂金型成形することによって行うことができる。もっとも、ブラケットとは別に、ハウジングが金型成形され、その後、ブラケットがハウジングに外嵌めされるように一体化されてもよい。
ブラケット50には、固定用孔51hが形成されている。ここでは、ブラケット50の4隅に固定用孔51hが形成されている。そして、ネジSを固定用孔51hに挿通して、筐体11のネジ孔11Sに螺合締結することでブラケット50が筐体11に固定される。ネジ孔11Sは、筐体11自体に形成されていてもよいし、筐体11に設けられたナットに形成されたものであってもよい。
この際、ブラケット50のいずれかの部分が筐体11に接触する。例えば、ブラケット50の縁部に形成された曲げ片52が筐体11に接する。または、固定用孔51hの周りに筐体11側に突出する環状の突部が形成され、当該突部が筐体11に接する。ここで、筐体11が金属等で形成されていれば、或は、筐体11のうち本ブラケット50が固定される部分に導電性の部材が取付けられていれば、ブラケット50を接地することができる。
第2接続部60は、電線30の他端部に設けられ、他の電気機器14に接続可能なコネクタとして用いられる部材である。
より具体的には、第2接続部60は、端子62と、ハウジング65と、ブラケット70とを備える。
端子62は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等の金属板等によって形成されている。端子62は、電線30の数に応じた数、ここでは、3つ設けられている。端子62の一端側には機器側接続部63が設けられ、端子62の他端側には電線側接続部64が設けられている。ここでは、端子62は、細長板状に形成されている。
機器側接続部63は、端子62の一端部の細長方形状部分であり、その中間部に孔63hが形成されている。そして、機器側接続部63と電気機器14側の配線部材16とを重ね合せた状態で、ネジSを機器側接続部63の孔63hと配線部材16側の孔とに通してナットと螺合締結することで、機器側接続部63と配線部材16とが電気的及び機械的に接続される。機器側接続部と配線部材側との電気的及び機械的な接続は、その他、オス端子形状とメス端子形状との嵌合接続構造等によってなされていてもよい。
電線側接続部64は、端子62の他端部の細長板状部分である。そして、電線30の端部に露出した線状導体32が電線側接続部64に超音波溶接、抵抗溶接、はんだ付け等によって電気的及び機械的に接続される。電線側接続部と電線の端部の線状導体との接続は、その他、圧着接続等によってなされてもよい。
ハウジング65は、樹脂等の絶縁性材料によって形成された部材である。このハウジング65は、上記各端子62間を絶縁した状態で、一定姿勢に保持する。ここでは、端子62をインサート部分として金型成形することによってハウジング65が形成されている。もっとも、端子62とは別に、ハウジングが分割した形状に金型成形され、それらが合体する際に内部に端子62が配設される構成であってもよい。
ハウジング65は、細長い枠状に形成されている。各端子62は、ハウジング65の一端部よりの長尺状部分において、線状導体32と電線側接続部64との接続部分と、端子62の延在方向中間部を埋設するように保持されている。各端子62の機器側接続部63は、ハウジング65の長尺状部分の内側に並列状態で突出している。
また、ハウジング65のうちのうち機器側接続部63が突出する部分とは反対側の外周部分に、電線30を外部に向けて導き出す電線ガイド部67が設けられている。電線ガイド部67は、各電線30を並列状態で外部に向けて導き出すため、並列状態で複数形成されている。
ブラケット70は、ハウジング65と一体化されている。ここでは、ブラケット70は、金属板等によって形成された部材であり、ハウジング65の外周側から外方に張出すような姿勢で、ハウジング65と一体化されている。そして、本ブラケット70が筐体15に固定されることで、ハウジング65を筐体15に固定した状態に保持する。
より具体的には、ブラケット70は、導電性材料によって形成されている。ここでは、ブラケット70は、金属板等をプレス加工等することによって形成されている。ここでは、ブラケット70の中間部に、ハウジング65の外周部を配設可能な長尺形状の孔70hが形成されている。孔70hの一方の長尺縁部に対応する部分は、その他の部分よりも隆起している。そして、ハウジング65の外周部に、当該孔70hの周縁部が配設されることによって、ブラケット70がハウジング65に一体化されている。この際、ブラケット70の孔70hの一方の長尺縁部に対応する部分73は、ハウジング65の一方の端部に近い位置に配設され、上記電線ガイド部67を覆う位置に配設される。また、ブラケット70の孔70hの他方の長尺縁部及び一対の短尺縁部に対応する部分74は、ハウジング65の軸方向中間部の周りに配設される。
上記ブラケット70とハウジング65との一体化は、ブラケット70をインサート部分として、ハウジング65を樹脂金型成形することによって行うことができる。もっとも、ブラケットとは別に、ハウジングが金型成形され、その後、ブラケットがハウジングに外嵌めされるように一体化されてもよい。
ブラケット70には、固定用孔71hが形成されている。ここでは、ブラケット50に複数の固定用孔71hが形成されている。そして、ネジSを固定用孔71hに挿通して、筐体15のネジ孔15Sに螺合締結することでブラケット70が筐体15に固定される。ネジ孔15Sは、筐体15自体に形成されていてもよいし、筐体15に設けられたナットに形成されたものであってもよい。ここでは、ブラケット70の部分74が筐体15の外面側に被さって筐体15に固定される。この際、ブラケット70の部分73は、筐体15から離れた位置で電線ガイド部67を覆った状態となる。
また、ブラケット70を筐体15に固定した状態で、ブラケット70のいずれかの部分が筐体15に接触する。例えば、ブラケット70の縁部に形成された曲げ片が筐体に接する。または、固定用孔71hの周りに筐体15側に突出する環状の突部72pが形成され、当該突部72pが筐体15に接する。ここで、筐体15が金属等で形成されていれば、或は、筐体15のうち本ブラケット70が固定される部分に導電性の部材が取付けられていれば、ブラケット70を接地することができる。
上記のようにブラケット70が筐体15に固定された状態で、機器側接続部63は、筐体15の開口15hの外方位置に配設される。このため、開口15hの外方位置に支持された配線部材16に対して機器側接続部63が重ね合せて配設される。この状態で、ネジSを用いて機器側接続部63と配線部材16とが重ね合され、電気的及び機械的に接続される。
また、ハウジング65の他端部が開口15h内に嵌め込まれる。この状態で、弾性環状ゴム等で形成された防水リング等によって、ハウジング65と開口15hとの間が止水されることが好ましい。
シールド部材80は、上記第1接続部40と第2接続部60との間において、電線30(ここでは複数の電線30)の外周の少なくとも一部を覆うように配設されている。
シールド部材80は、シート状又は板状に形成されている。ここでは、シールド部材80は、金属線を編んだもの、例えば、編組、金属網、又は金属布や或いは金属線と樹脂線を編んだものによって形成されている。シールド部材80は、方形状に広がる形状に形成されている。
複数の電線30は、第1接続部40と第2接続部60との間において並列状態で延在しており、その複数の電線30が延在する面の一方主面側を覆うようにシールド部材80が配設されている。シールド部材80は、ブラケット50及びブラケット70にも達するように配設されており、それらブラケット50、70の少なくとも一方に電気的及び機械的に接続されている。
ここでは、シールド部材80の一方端縁部が、ブラケット50の外向き側の一方側縁部に、超音波溶接、抵抗溶接、導電性接着剤、はんだ付け等によって接合されている。これにより、シールド部材80の一方端縁部が、ブラケット50に直接接した状態で取付けられ、もって、ブラケット50に電気的及び機械的に接続される。
また、シールド部材80の他方端縁部は、ブラケット70の部分74の外向き部分に、上記と同様に接合されている。これにより、シールド部材80は、ブラケット70にも電気的及び機械的に接続される。
シールド部材80は、他の構成によって、ブラケットに取付けられてもよい。例えば、ブラケットにカシメ用の部分が形成され、この部分がシールド部材にカシメられてもよい。また、シールド部材に金属製のカシメ部材がカシメ付けられ、このカシメ部材がネジ止等でブラケットに固定されてもよい。また、シールド部材80が第1接続部40又は第2接続部60に取付けられていることは必須では無く、筐体11、15の少なくとも一方に固定されていてもよい。
また、シールド部材としては、上記した編組、金属網、金属布の他、金属箔、金属板等、或いは金属線と樹脂線を編んだものを用いてもよい。また、シールド部材は、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等によって形成される。
また、シールド部材80は、電線30の周囲の3方、又は、全周囲を覆っていてもよい。
このように構成された配線装置20は、まず、図1に示すように、電線30の両端側に第1接続部40と第2接続部60とが形成されたものとして製造される。
この後、配線装置20は、一方の電気機器10の製造工場に持込まれ、当該電気機器10を製造する際に、当該電気機器10に組付けられる。すなわち、ブラケット50が筐体11に固定され、機器側接続部43と配線部材12とが接続される。機器側接続部43と配線部材12とは、ネジ止によって固定されるため、ある程度大きい(太い)接続部分同士をより確実に電気的及び機械的な接続状態に保つ構成として優れる。また、電気機器10の製造工程において、機器側接続部43と配線部材12とを接続するため、筐体11内における接続作業も比較的容易に行える。
この配線装置20付の電気機器10は、別途製造された電気機器14と共に、車両の製造工場に持込まれ、車両に組込まれる。電気機器10、14を車両に組込む際に、第2接続部60が電気機器14に接続される。この際、電気機器14側では、配線部材16が端子台として筐体15外に突出している。このため、機器側接続部63と配線部材16とのネジ止等による接続作業を容易に行いつつ、第2接続部60を電気機器14に接続及び固定することができる。
このように構成された配線装置20によると、電気機器10の筐体11に対して、本配線装置20を事前に組付けておけば、筐体11の配線部材12が端子42から電線30を経由して外部に接続可能な状態となる。このため、電気機器10を車両等に組付ける際に、従来のように、電気機器と配線装置との間で、端子台にコネクタ本体を接続する作業が不要となり、電気機器10を車両等に組付ける際の作業負担を小さくできる。なお、電気機器10と配線装置20との接続作業は、電気機器10の製造工程においてなされるため、その作業負担は比較的小さい。
また、電気機器10内の電気部品と電線30とは、配線部材12と端子42とを介して接続されるため、従来における端子台を構成していた部分を省略できる。結果、電気機器10、14間の接続箇所をなるべく少なくすることができ、電気的な接続の信頼性向上を図ると共に、電気抵抗をなるべく小さくできる。また、シールド部材80によって、電線30と外部との間での電磁シールドも可能となる。
また、シールド部材80は、ブラケット50、70に取付けられているため、ブラケット50、70によって簡易にシールド部材80を支持できる。また、シールド部材80を、導電性材料によって形成されたブラケット50、70を介してなるべく少ない接続箇所で容易に接地することができる。
また、電線30の他端部には、コネクタとして第2接続部60が設けられているため、電線30の他端部を他の電気機器14に容易に接続することができる。これにより、電気機器10、14同士を容易に接続できる。
特に、ここでは、第2接続部60は、端子台としての配線部材16を有する電気機器14に接続される構成であるため、第2接続部60と電気機器14とを車両等への搭載工程において容易に接続できる。
また、シールド部材80は、電線30の一方側にのみ配設されているため、シールド部材80の構成を簡易化できる。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 電気機器
11 筐体
12 配線部材
14 電気機器
15 筐体
16 配線部材
20 配線装置
30 電線
32 線状導体
34 被覆部
40 第1接続部
42 端子
43 機器側接続部
44 電線側接続部
45 ハウジング
50 ブラケット
60 第2接続部
62 端子
63 機器側接続部
64 電線側接続部
65 ハウジング
70 ブラケット
80 シールド部材

Claims (3)

  1. 電気機器の筐体に組付けられる配線装置であって、
    電線と、
    一端に前記筐体内の配線部材に接続可能な機器側接続部が設けられると共に、他端に前記電線の一端部が接続された電線側接続部が設けられた端子と、
    前記機器側接続部を前記筐体内に向けて延在させると共に前記電線を外部に延出させた姿勢で、前記端子を保持するハウジングと、
    前記ハウジングと一体化され、前記ハウジングを前記筐体に固定した状態に保持するブラケットと、
    前記電線の外周の少なくとも一部を覆うシールド部材と、
    を備え
    前記電線の他端部に、他の電気機器に接続可能なコネクタが設けられており、
    前記コネクタは、
    機器側接続部と前記電線の他端部に接続された電線側接続部とを含むコネクタ側端子と、
    前記端子を一定姿勢に保持するコネクタ側ハウジングと、
    前記ハウジングと一体化されたコネクタ側ブラケットと、
    を備え、
    前記コネクタ側ブラケットが前記他の電気機器の筐体に固定された状態で、前記コネクタ側端子の前記機器側接続部が前記他の電気機器の前記筐体の開口の外方位置に配設されて、前記開口の外方位置に配設された前記他の電気機器の配線部材に対して重ね合せて配設される、配線装置。
  2. 請求項1に記載の配線装置であって、
    前記ブラケットは、導電性材料によって形成され、
    前記シールド部材は、前記ブラケットに取付けられている、配線装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配線装置であって、
    前記シールド部材は、前記電線をその外周囲の一方向側から覆う、配線装置。
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