JP6380127B2 - 切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法およびプレス成形金型 - Google Patents

切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法およびプレス成形金型 Download PDF

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Description

本発明は、多角形板状のインサート本体を備えた切削インサートに焼結される切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法およびプレス成形金型に関するものである。
圧粉体のプレス成形方法およびプレス成形金型として、例えば特許文献1には、圧粉体の外周面を形成するための貫通孔を有するダイと、このダイの貫通孔に摺動自在に挿入されて圧粉体の両端面を形成する端面(パンチ面)を有する上下一対のパンチを備えたプレス成形金型を用いて、貫通孔内の下パンチのパンチ面上に投入した原料粉末を、上下パンチによって圧縮して圧粉体にプレス成形することが記載されている。ここで、この特許文献1に記載されたプレス成形金型では、ダイの上面と貫通孔の内周面とは垂直に交差するように形成されている。
また、特許文献2には、一般的にこのようにプレス成形された圧粉体を焼結して製造される切削インサートにおいて、インサート本体が菱形等の多角形の板状をなし、その2つの多角形面の辺稜部に切刃(主切刃)が形成されるとともに、多角形面の周方向に隣接する2つの主切刃が交差するコーナ部にはコーナ刃が形成され、このコーナ刃から離間するに従い上記主切刃が、該主切刃が形成された多角形面とは反対の多角形面との間隔が小さくなる方向に凹む両面タイプ(以下、ネガティブタイプと言う。)の切削インサートが記載されている。このような切削インサートでは、2つの多角形面双方の辺稜部の主切刃およびコーナ刃を使用することができるとともに、コーナ刃に連なるすくい面がポジすくい面とされているので、仕上げ切削などにおいて鋭い切れ味を確保することが可能である。
特開平10−296499号公報 特許第4967721号公報
ところで、この特許文献2に記載されたように主切刃がコーナ刃から離間するに従い反対の多角形面との間隔が小さくなる方向に凹む切削インサート用の圧粉体を、特許文献1に記載されたようなプレス成形金型によって成形する場合には、このプレス成形金型のダイの貫通孔の断面と上下パンチのパンチ面もインサート本体の多角形面に応じた多角形面状に形成され、これらのパンチ面は、その多角形の辺稜部がコーナ部から離間するに従い反対のパンチ側に凸となるように形成されることになる。
しかしながら、このような圧粉体のプレス成形では、ダイの貫通孔から抜き出す際に圧粉体が僅かに膨張するように変形する、スプリングバックという現象が生じることが知られており、上述のようにパンチ面の辺稜部がコーナ部から離間するに従い凸となるように形成されたパンチによって圧粉体をプレス成形した場合には、ダイの上面と貫通孔の内周面とが垂直に交差しているため、下パンチを上昇させて貫通孔から圧粉体を抜き出すときの圧粉体が貫通孔から抜けきる間際に、圧粉体の下方の多角形面のコーナ部に当たる部分が最後に抜け出ることになって、先に抜け出た部分に引きずられるように引っ張り力を受け、貫通孔の開口部に擦れて形状が崩れ、いわゆるダレが生じるおそれがある。
このようなスプリングバックによる形状の崩れを防ぐためには、例えば焼結時におけるインサート本体への収縮を小さく設定したプレス成形金型を用い、原料粉末から圧粉体への圧縮率を小さくすることにより、スプリングバック量を低減させることが考えられるが、この場合にはプレス成形時の圧縮不足により焼結したインサート本体の内部に巣が発生し、切削時に割損を生じるおそれがある。また、焼結後にコーナ刃に大きなホーニングを付与することによって形状が崩れた部分を除去することも考えられるが、特に精巧な仕上げ面を要求される仕上げ切削用インサートでは一般的にホーニング量が半径0.03mm未満とされ、大きなホーニングを与えることはできない。
本発明は、このような背景の下になされたもので、上述のようにコーナ刃から離間するに従い主切刃が反対の多角形面との間隔が小さくなる方向に凹むネガティブタイプの切削インサート用の圧粉体をプレス成形するのに際して、焼結したインサート本体に巣の発生を生じたりすることなく、スプリングバックによるコーナ刃の形状崩れを防ぐことが可能な切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法およびプレス成形金型を提供することを目的としている。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法は、多角形板状をなすインサート本体の2つの多角形面の辺稜部に主切刃が形成されるとともに、上記多角形面の周方向に隣接する2つの主切刃が交差する上記インサート本体のコーナ部にはコーナ刃が形成され、このコーナ刃から離間するに従い上記主切刃が、該主切刃が形成された上記多角形面とは反対の多角形面との間隔が小さくなる方向に凹むネガティブタイプの切削インサートに焼結される切削インサート用の圧粉体を、上記圧粉体の多角形面に応じた多角形状の断面を有して上下方向に延びる貫通孔が形成されたダイと、このダイの上記貫通孔に互いに離接して上下動可能に挿入される上パンチおよび下パンチとを備えたプレス成形金型により成形する切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法であって、上記上パンチおよび下パンチに、上記貫通孔の断面に応じた多角形状をなして辺稜部がコーナ部から離間するに従い反対のパンチ側に凸となるパンチ面をそれぞれ形成するとともに、上記ダイの上記貫通孔には、上方に向かうに従い該貫通孔の断面を拡大させるように傾斜する面取部を、この面取部と上記貫通孔の内周面との交差稜線部が、上下動したときの上記下パンチのパンチ面の上記辺稜部と一致するように形成し、上記下パンチが挿入された上記貫通孔に上記インサート本体の原料粉末を投入して、上記下パンチのパンチ面と上記交差稜線部よりも下方の上記貫通孔の内周面とによって形成される空間に充填し、次いで上記上パンチを上記貫通孔に挿入して該上パンチのパンチ面を上記交差稜線部よりも下方に位置させることにより、上記原料粉末を圧縮して上記圧粉体にプレス成形し、しかる後に上記上パンチおよび下パンチを上昇させて上記貫通孔から上記圧粉体を抜き出すことを特徴とする。
また、本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形金型は、このようなプレス成形方法に用いられるプレス成形金型であって、上記圧粉体の多角形面に応じた多角形状の断面を有して上下方向に延びる貫通孔が形成されたダイと、このダイの上記貫通孔に互いに離接して上下動可能に挿入される上パンチおよび下パンチとを備え、上記上パンチおよび下パンチには、上記貫通孔の断面に応じた多角形状をなして辺稜部がコーナ部から離間するに従い反対のパンチ側に凸となるパンチ面がそれぞれ形成されるとともに、上記ダイの上記貫通孔には、上方に向かうに従い該貫通孔の断面を拡大させるように傾斜する面取部が、この面取部と上記貫通孔の内周面との交差稜線部が、上下動したときの上記下パンチのパンチ面の上記辺稜部と一致するように形成されていることを特徴とする。
このような切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法およびプレス成形金型では、ダイの貫通孔に、上方に向かうに従いこの貫通孔の断面を拡大させるように傾斜する面取部が形成されており、この面取部の貫通孔内周面との交差稜線部は、下パンチが上下動したときに、コーナ部から離間するに従い反対のパンチ側すなわち上パンチ側に凸となるこの下パンチのパンチ面の辺稜部と一致するように形成されているので、貫通孔の断面がなす多角形のコーナ部から離間するに従い上方に凸となるように形成されることになる。
従って、このようなプレス成形金型において、貫通孔に投入されて上記空間に充填された原料粉末を上下パンチのパンチ面で圧縮して圧粉体にプレス成形し、しかる後に上下パンチを上昇させて貫通孔からこの圧粉体を抜き出す際には、下パンチのパンチ面の辺稜部が面取部と貫通孔内周面との交差稜線部と一致したところで、下パンチのパンチ面と接触した圧粉体の下側の多角形面の辺稜部が全周に亙って同時に開放されることになる。
このため、この圧粉体の下側の多角形面のコーナ部が部分的に貫通孔に残されてスプリングバックにより先に抜け出た部分に引きずられるように引っ張り力を受けるのを防ぐことができ、このような引っ張り力によって該コーナ部が面取部などに擦れて形状に崩れが生じるのを防止することができる。従って、上記構成のプレス成形方法およびプレス成形金型によれば、焼結したインサート本体において内部にプレス成形時の圧縮不足による巣が発生して割損し易くなるのを防ぎつつ、コーナ刃に鋭いエッジを確保して仕上げ切削にも十分に対応することが可能な切削インサートを製造することができる。
ここで、上記空間に上記インサート本体の原料粉末を充填する際には、下パンチのパンチ面を上記交差稜線部よりも十分に下方に位置させて該空間に一気に原料粉末を投入することにより充填してもよいが、それほど下パンチを下方に位置させることなく、上記面取部にまで上記原料粉末を投入しておいてから、下パンチを下降させて該空間に上記原料粉末を落下させて移動充填することにより、面取部は下パンチのパンチ面のコーナ部に向けては下方に凹むように形成されているので、このコーナ部において多くの原料粉末を充填することができる。これにより、圧粉体においては、厚さが大きくなる多角形面のコーナ部側で過不足無く原料粉末を圧縮して密度にむらが生じるのを防ぐことができ、このような圧粉体を焼結したインサート本体における変形を防止することが可能となる。
また、上記本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形金型では、上記面取部の傾斜角は60°以下とされるのが望ましい。この傾斜角が60°を超えるほど大きいと、原料粉末の特性によっては面取部上に原料粉末が残留して圧粉体に質量のばらつきが発生し始め、この質量のばらつきが焼結後のインサート本体の寸法に大きく影響してインサート寸法精度の悪化を引き起こすおそれがある。
以上説明したように、本発明によれば、コーナ刃から離間するに従い主切刃が凹むように形成されたネガティブタイプの切削インサートに焼結される圧粉体において、インサート本体の内部に巣が発生して割損し易くなるのを防ぐとともに、仕上げ切削用インサートとしても精巧な仕上げ面を形成することが可能な鋭い切れ味を上記コーナ刃に与えることができる。
本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形金型の一実施形態を示す一部破断斜視図である。 本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形金型およびプレス成形方法の一実施形態によりプレス成形される圧粉体の斜視図である。 本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法の一実施形態により圧粉体をプレス成形するときの原料粉末を投入した状態を示す図である。 本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法の一実施形態により圧粉体をプレス成形するときの原料粉末を貫通孔に落下充填した状態を示す図である。 本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法の一実施形態により原料粉末を圧縮して圧粉体をプレス成形した状態を示す図である。 本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法の一実施形態によりプレス成形された圧粉体を抜き出す際に下パンチを上昇させて貫通孔の内周面と面取部との交差稜線部が下パンチのパンチ面の辺稜部と一致した状態を示す図である。 本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法の一実施形態によりプレス成形した圧粉体を貫通孔から抜き出した状態を示す図である。 図2に示した圧粉体の変形例を示す斜視図である。
図1は、本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形金型の一実施形態を示すものであり、図2は、この実施形態のプレス成形金型を用いた本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法の一実施形態によりプレス成形される圧粉体1を示すものであり、図3ないし図7は、このプレス成形方法の一実施形態を説明するものであり、図8は、図2に示した圧粉体1の変形例を示すものである。圧粉体1は切削インサートのインサート体を形成する超硬合金やサーメット、セラミックス等の硬質材料の原料粉末をプレス成形したものであり、インサート本体は上記圧粉体1を焼結することにより、圧粉体1と略相似形状を保ったまま外形寸法が収縮して製造される。
本実施形態によりプレス成形される圧粉体1は多角形の板状をなしていて、具体的には図2に示すように正方形板状または菱形板状とされ、インサート本体に焼結したときには圧粉体1の2つの多角形面(正方形面または菱形面)2がすくい面とされるとともに、これらの多角形面2の周囲に配置される複数(4つ)の側面3が逃げ面とされる。2つの多角形面2は、互いに合同とされて圧粉体1の厚さの方向(図2における上下方向)の中央に位置する仮想平面に関して対称に配置されるとともに、各側面3はこの仮想平面に直交する平面状とされており、従ってこのような圧粉体1を焼結したインサート本体よりなる切削インサートは、ネガティブタイプの切削インサートとなる。
さらに、各側面3と交差する多角形面2の辺稜部4はインサート本体の主切刃とされ、これらの辺稜部4は多角形面2に対向する平面視においては直線状に延びている。また、周方向に隣接する側面3同士の交差稜線部は上記仮想平面に直交する円筒面状に形成されていて、これによりインサート本体において周方向に隣接する2つの主切刃が交差するすくい面のコーナ部には円弧状をなすコーナ刃が形成され、従って圧粉体1の多角形面2においても周方向に隣接する2つの辺稜部4が交差するコーナ部5は上記平面視に円弧状に形成される。
そして、インサート本体において主切刃は、コーナ刃から離間するに従い該主切刃のすくい面とされる多角形面から反対の多角形面側に凹むように形成されており、従って圧粉体1においても多角形面2の辺稜部4は、コーナ部5から離間するに従い反対の多角形面2側に凹むように、すなわち主切刃となる該辺稜部4が形成される多角形面2とは反対側の多角形面2との間隔が小さくなる方向に凹むように形成される。なお、本実施形態では、図2に示すように、4つの辺稜部4がその中央部で最も凹む凹円弧等の凹曲線状をなして曲折しているが、凸曲線状や1または複数の直線状をなして凹むように形成されていてもよい。また、コーナ部5は、上記仮想平面に平行に延びるように形成されている。
また、こうして4つの辺稜部4が凹曲線状に凹むことにより、2つの多角形面2はその中央部が最も凹んだ凹曲面状とされているが、例えば図8に示す圧粉体1の変形例のように、この多角形面2の中央部には、インサート本体を刃先交換式工具に取り付けるための上記仮想平面に平行なボス面21や、該仮想平面に直交して圧粉体1を貫通する取付孔22が形成されていてもよい。なお、この図8に示す変形例において、図2に示した圧粉体1と共通する部分には同一の符号を配してある。
さらに、例えばインサート本体が一般的にD型またはV型などと呼ばれる特許文献2に記載されたものと同様の菱形板状である場合には、菱形面となる多角形面2の鈍角のコーナ部5は切刃として使用しないことがある。そのような場合には、圧粉体1において多角形面(菱形面)2の鋭角のコーナ部5から離間するに従い辺稜部4が反対の多角形面2側に凹み、そのまま鈍角のコーナ部5に達していたり、鈍角のコーナ部5では上記仮想平面に平行に延びるように形成されていたりしてもよく、また鈍角のコーナ部5は鋭角のコーナ部5とは異なる大きさの円弧形状とされていたり、非円弧形状に形成されていたりしてもよく、このような形状の圧粉体1を成形する場合にも本発明を適用可能である。
このような圧粉体1をプレス成形する本実施形態のプレス成形金型は、図1に示すように圧粉体1の多角形面2に応じた多角形(本実施形態では正方形または菱形)状の断面を有して上下方向に延びる貫通孔11Aが形成されたダイ11と、このダイ11の上記貫通孔11Aに互いに離接して上下動可能に挿入される上パンチ12および下パンチ13とを備えている。貫通孔11Aの断面がなす多角形のコーナ部は円弧状とされるとともに、上下パンチ12、13の外周面は、このコーナ部も含めて貫通孔11Aの内周面に摺接可能とされている。さらに、ダイ11の上面11Bは水平な平面とされるとともに、この上面11B側には、貫通孔11A内に上記原料粉末を投入する図示されないフィーダーが設けられている。
また、互いに対向する上パンチ12の下面と下パンチ13の上面とは、投入された原料粉末を押圧するパンチ面12A、13Aとされており、これらのパンチ面12A、13Aにより圧粉体1の2つの多角形面2が成形される。従って、パンチ面12A、13Aは、上下方向に該パンチ面12A、13Aに対向する方向から見て多角形面2に応じた多角形状、すなわちダイ11の貫通孔11Aの断面に応じた多角形状をなしていて、そのコーナ部は円弧状とされるとともに、この多角形の辺稜部が上記コーナ部から離間するに従い反対のパンチ側に凸となるように形成されている。
具体的に、本実施形態では上下パンチ12、13の側面視において、パンチ面12A、13Aの各辺稜部は中央部が最も凸となる円弧等の凸曲線をなして反対のパンチ13、12側に凸となるように曲折しているとともに、コーナ部は水平に延びるように形成されており、またパンチ面12A、13A自体も中央部が最も凸となる凸曲面をなすことになる。なお、図8に示したように圧粉体1の多角形面2の中央部に上述のようなボス面21を形成するには、パンチ面12A、13Aの中央部に平坦面を形成すればよく、また圧粉体1を貫通する取付孔22を形成するには、例えば下パンチ13のパンチ面13A中央部に貫通孔11Aと平行に延びるコアロッドを出没可能に設けるとともに上パンチ12のパンチ面12A中央部にはこのコアロッドを収容する穴部を形成すればよい。
一方、ダイ11には、上記貫通孔11Aの上側の開口部側に、上方に向かうに従い該貫通孔11Aの断面を拡大するように傾斜する面取部11Cが形成されており、本実施形態では、この面取部11Cはダイ11の貫通孔11Aと上面11Bとの交差稜線部に全周に亙って形成されている。そして、この面取部11Cと、その下方の貫通孔11Aの内周面との交差稜線部11Dは、上記下パンチ13が上下動したときに、この下パンチ13のパンチ面13Aの上記辺稜部と一致するように形成されている。
従って、本実施形態では、上記交差稜線部11Dは、貫通孔11Aの内周側から見て、貫通孔11Aの断面がなす多角形の辺稜部では凸曲線をなして上方に凸となるように曲折しており、この交差稜線部11Dの辺稜部がなす凸曲線の上下方向の高さおよび曲率は、下パンチ13のパンチ面13Aの辺稜部が側面視になす凸曲線の上下方向の高さおよび曲率と等しく設定される。また、貫通孔11Aの断面がなす多角形のコーナ部では、交差稜線部11Dは水平に延びるように形成される。
さらに、面取部11Cは、貫通孔11Aの断面がなす多角形の辺稜部に連なる部分においては、この多角形のコーナ部から該辺稜部の中央に向かうに従い、凸曲線をなす交差稜線部11Dに沿って貫通孔11Aの内側に僅かに膨らむ円筒面等の凸曲面をなしている。従って、面取部11Cとダイ11の上面11Bとの交差稜線部がなす多角形の辺稜部も、平面視においてその中央部が貫通孔11Aの内側に僅かに膨らむ凸曲線となる。
これに対して、上記多角形のコーナ部に連なる部分の面取部11Cは、辺稜部に連なる部分がなす上記凸曲面に接して上方に向かうに従い半径が漸次大きくなる凹円錐面状に形成され、面取部11Cとダイ11の上面11Bとの交差稜線部がなす多角形のコーナ部は凹円弧状に形成される。なお、面取部11Cの鉛直方向に対する傾斜角(例えば貫通孔11Aの図示されない中心線に平行で貫通孔11Aの内周面に直交する断面において、面取部11Cが貫通孔11Aの内周面の上方への延長線に対してなす図1に示す傾斜角θ)は60°以下とされるのが望ましく、35°以下とされるのがより望ましい。この傾斜角が35°を超えると原料粉末の特性によっては面取部11C上に原料粉末が残留し始め、60°を超えると原料粉末の残留が顕著となって圧粉体1に質量のばらつきが発生し始め、この質量のばらつきが焼結後のインサート本体の寸法に大きく影響してインサート寸法精度の悪化を引き起こすおそれがある。
次に、このような本発明の一実施形態のプレス成形金型を用いた本発明の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法について説明する。本実施形態では、図3に示すように、まずダイ11の貫通孔11Aに挿入した下パンチ13を上面11Bから所定の位置まで引き下げるとともに、上パンチ12は上記フィーダーと干渉しない高さまでダイ11の上面11Bから引き上げておいてから、上記フィーダーにより貫通孔11A内に切削インサートのインサート本体となる上述のような原料粉末Pを投入する。
ここで、上記フィーダーは、ダイ11の上面11B上を摺接しつつ貫通孔11Aの開口部上に前進して原料粉末Pを投入し、投入後は再び上面11B上を摺接しつつ貫通孔11Aの開口部から後退する投入ボックスを備えたものであり、この投入ボックスが後退する際に原料粉末Pの上面11Bよりも上に盛り上がった部分が擦り切られて、図3に示すように投入された原料粉末Pの上面がダイ11の上面11Bと面一となり、下パンチ13の位置に応じた所定量の原料粉末Pが投入される。従って、本実施形態では、投入された原料粉末Pは、貫通孔11Aの上方の上記面取部11Cにまで充填されることになる。
こうして所定量の原料粉末Pが投入されたなら、図4に示すように下パンチ13を下降させ、原料粉末Pを、その上面が貫通孔11Aの内周面と面取部11Cとの交差稜線部11Dよりも下方に位置するように、下降した下パンチ13のパンチ面13Aと貫通孔11Aの内周面とにより形成される空間に落下させて移動充填する。このとき、本実施形態では、上記交差稜線部11Dが貫通孔11Aの断面がなす多角形のコーナ部に向けては下方に向かうように曲折することになり、このコーナ部に向けて面取部11Cも下方に向かって深くなっているので、下パンチ13のパンチ面13A上においても、そのコーナ部に多くの原料粉末Pが落下充填させられる。
そして、このように原料粉末Pが下パンチ13のパンチ面13Aと貫通孔11Aの内周面とにより形成される空間に充填されたなら、図5に示すように上方から上パンチ12を貫通孔11Aに挿入して下パンチ13に接近させ、そのパンチ面12Aと下パンチ13のパンチ面13Aとの間で原料粉末Pを圧縮することにより固めて、圧粉体1にプレス成形する。
さらに、こうして圧粉体1がプレス成形されたなら、上パンチ12を上昇させることにより下パンチ13から離間させて貫通孔11Aから引き抜いた後、図6に示すように圧粉体1ごと下パンチ13を上昇させ、さらに下パンチ13を上昇させることにより図7に示すように圧粉体1をダイ11の上面11Bよりも上方に抜き出してから下パンチ13のパンチ面13A上より取り去る。
ここで、上記構成の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法およびプレス成形金型では、ダイ11の貫通孔11Aに形成された面取部11Cと貫通孔11Aの内周面との交差稜線部11Dが、下パンチ13のパンチ面13Aの辺稜部と一致するように形成されているので、このように下パンチ13を上昇させて圧粉体1をダイ11の貫通孔11Aから抜き出す際には、この下パンチ13のパンチ面13Aにより成形された圧粉体1の下側の多角形面2が、図6に示したようにその辺稜部が全周に亙って同時に貫通孔11Aから面取部11Cに抜け出ることになる。
従って、こうして圧粉体1をダイ11の貫通孔11Aから抜き出す際、圧粉体1が貫通孔11Aの内周面と面取部11Cとの交差稜線部11Dを通過したときにスプリングバックを生じても、圧粉体1の下側の多角形面2の特にコーナ部5が部分的に引っ張り力を受けてダイ11と擦れるのを防ぐことができ、このような擦れによって圧粉体1の特にコーナ部の形状に崩れが生じるのを防止することができる。
このため、上記構成の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法およびプレス成形金型によれば、プレス成形した圧粉体1を焼結したインサート本体において、内部に圧縮不足による巣が発生して割損が生じ易くなるのを防ぐことができ、すくい面とされる2つの多角形面の切刃を確実に使い切ることができる。また、形状の崩れた部分を除去するためにコーナ刃に大きなホーニングを施す必要もなくなり、コーナ刃に鋭いエッジを確保して精巧な仕上げ面を形成することができる。
さらに、本実施形態のプレス成形方法では、ダイ11の貫通孔11Aにインサート本体の原料粉末Pを投入する際には、下パンチ13の位置を調整することにより、図3に示したように面取部11Cにまで所定量の原料粉末Pを充填した後に、図4に示したように下パンチ13を下降させて、そのパンチ面13Aと貫通孔11Aの交差稜線部11Dよりも下方の内周面とにより形成される空間に原料粉末Pを落下させて充填している。
そして、このような操作を行うことにより、上述したように下パンチ13のパンチ面13A上において、そのコーナ部に多くの原料粉末Pが落下充填させられるので、本実施形態によれば、厚さが大きくなる多角形面2のコーナ部5側で過不足無く原料粉末Pを圧縮して、圧粉体1全体で密度にむらが生じるのを防ぐことができる。従って、このような圧粉体1を焼結したインサート本体においては、原料粉末Pの密度のむらによる変形を防止することができ、一層高精度の切削加工を行うことが可能となる。
ただし、このように面取部11Cに原料粉末Pを充填してから下パンチ13を下降させて上記空間に落下充填することなく、面取部11Cと貫通孔11A内周面との上記交差稜線部11Dよりも十分下方に上記パンチ面13Aが位置するように予め下パンチ13を下降させておいて、上記空間に一気に原料粉末を投入して充填してもよい。また、本実施形態では、面取部11Cがダイ11の貫通孔11Aと上面11Bとの交差稜線部に形成されているが、例えば面取部11Cよりも上にさらに一定の断面の貫通孔が延長するようにダイ11に形成されて上面11Bに開口していてもよい。
次に、本発明の実施例を挙げて、その効果について実証する。本実施例では、上述した実施形態に基づいて、図8に示したようなJIS B4120におけるCNMG120408タイプの切削インサートに焼結される切削インサート用の圧粉体を成形するのに際して、面取部11Cの上記傾斜角を異なる角度とした4種のプレス成形金型を製造した。そして、これらのプレス成形金型により、ISO使用分類記号S10グレードのWC基超硬合金切削インサートの原料粉末を圧縮して、それぞれ10個の圧粉体をプレス成形した。こうして成形された各10個の圧粉体を、それぞれ実施例1〜4とする。また、比較のために面取部が形成されずにダイの上面と貫通孔の内周面とが垂直に交差する従来のプレス成形金型によっても同様の圧粉体を成形した。これを比較例1とする。
なお、これら実施例1〜4および比較例1の圧粉体において、2つの多角形面の辺稜部が互いに反対の多角形面側に向けて凹む凹曲線(凹円弧)の半径は44mm、コーナ部から辺稜部の最も凹んだ位置までの凹み量は0.7mmであり、従ってプレス成形金型の上下のパンチのパンチ面の辺稜部がなす凸曲線(凸円弧)の半径も44mm、パンチ面のコーナ部から辺稜部の最も突出した位置までの突出量も0.7mmである。また、プレス成形時の圧力はおよそ120MPaであった。
そして、このようにプレス成形された実施例1〜4と比較例1の圧粉体とで、その上下パンチのパンチ面によって圧縮された上下の多角形面のコーナ部におけるダレの発生の有無と、質量ばらつきとして各10個の圧粉体の平均質量から最も質量差が大きかった圧粉体の上記質量差の平均質量に対する割合(百分率)とを測定した。これらの結果を、実施例1〜4については面取部の上記傾斜角とともに次表1に示す。なお、ダレの発生の有無は、圧粉体のコーナ部がダレの発生していない規定の寸法から最大で0.01mm以上変形している場合をダレ発生とし、最大の変形量がこれよりも少ないものを良好とした。
Figure 0006380127
この表1の結果より、スプリングバックに起因する金型開口部との擦れが生じることのない圧粉体の上側の多角形面では、実施例1〜4および比較例1ともにコーナ部にダレが発生することはなかったが、コーナ部が最後に貫通孔から抜け出ることになる圧粉体の下側の多角形面では、比較例1においてダレの発生が認められた。これは、上述のようにプレス成形金型のダイの貫通孔から圧粉体を抜き出す際に、下側の多角形面のコーナ部がスプリングバックによって貫通孔の開口部に擦れて形状崩れを起こしたためであると考えられる。これに対して、実施例1〜4の圧粉体では、面取部の傾斜角に関わらず下側の多角形面においてもコーナ部にダレの発生は認められなかった。
また、圧粉体の質量ばらつきに関しては、面取部の傾斜角が10°の実施例1と傾斜角が0°に相当する比較例1とで最もばらつきが少なく、次いで傾斜角が35°の実施例2が実施例1および比較例1と略同等な質量ばらつきの少なさとなった。この質量ばらつきは傾斜角が大きくなるほど大きくなり、傾斜角が60°を超える実施例4では実施例1〜3や比較例1の倍以上の質量ばらつきとなった。このような質量ばらつきは焼結後の切削インサートに寸法ばらつきを生じさせて製品精度の維持が困難になるため、この結果より、上述のように面取部の傾斜角は60°以下が望ましく、35°以下がより望ましいことが分かる。
1 圧粉体
2 圧粉体1の多角形面
3 圧粉体1の側面
4 多角形面2の辺稜部
5 多角形面2のコーナ部
11 ダイ
11A 貫通孔
11B ダイ11の上面
11C 面取部
11D 面取部11Cと貫通孔11Aの内周面との交差稜線部
12 上パンチ
12A 上パンチ12のパンチ面
13 下パンチ
13A 下パンチ13のパンチ面
P 原料粉末
θ 面取部11Cの傾斜角

Claims (4)

  1. 多角形板状をなすインサート本体の2つの多角形面の辺稜部に主切刃が形成されるとともに、上記多角形面の周方向に隣接する2つの主切刃が交差する上記インサート本体のコーナ部にはコーナ刃が形成され、このコーナ刃から離間するに従い上記主切刃が、該主切刃が形成された上記多角形面とは反対の多角形面との間隔が小さくなる方向に凹むネガティブタイプの切削インサートに焼結される切削インサート用の圧粉体を、
    上記圧粉体の多角形面に応じた多角形状の断面を有して上下方向に延びる貫通孔が形成されたダイと、このダイの上記貫通孔に互いに離接して上下動可能に挿入される上パンチおよび下パンチとを備えたプレス成形金型により成形する切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法であって、
    上記上パンチおよび下パンチに、上記貫通孔の断面に応じた多角形状をなして辺稜部がコーナ部から離間するに従い反対のパンチ側に凸となるパンチ面をそれぞれ形成するとともに、
    上記ダイの上記貫通孔には、上方に向かうに従い該貫通孔の断面を拡大させるように傾斜する面取部を、この面取部と上記貫通孔の内周面との交差稜線部が、上下動したときの上記下パンチのパンチ面の上記辺稜部と一致するように形成し、
    上記下パンチが挿入された上記貫通孔に上記インサート本体の原料粉末を投入して、上記下パンチのパンチ面と上記交差稜線部よりも下方の上記貫通孔の内周面とによって形成される空間に充填し、
    次いで上記上パンチを上記貫通孔に挿入して該上パンチのパンチ面を上記交差稜線部よりも下方に位置させることにより、上記原料粉末を圧縮して上記圧粉体にプレス成形し、
    しかる後に上記上パンチおよび下パンチを上昇させて上記貫通孔から上記圧粉体を抜き出すことを特徴とする切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法。
  2. 上記貫通孔に上記インサート本体の原料粉末を投入する際には、上記面取部にまで上記原料粉末を投入した後に、上記下パンチを下降させて上記空間に上記原料粉末を落下させることにより移動充填することを特徴とする請求項1に記載の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の切削インサート用の圧粉体のプレス成形方法に用いられるプレス成形金型であって、
    上記圧粉体の多角形面に応じた多角形状の断面を有して上下方向に延びる貫通孔が形成されたダイと、このダイの上記貫通孔に互いに離接して上下動可能に挿入される上パンチおよび下パンチとを備え、
    上記上パンチおよび下パンチには、上記貫通孔の断面に応じた多角形状をなして辺稜部がコーナ部から離間するに従い反対のパンチ側に凸となるパンチ面がそれぞれ形成されるとともに、
    上記ダイの上記貫通孔には、上方に向かうに従い該貫通孔の断面を拡大させるように傾斜する面取部が、この面取部と上記貫通孔の内周面との交差稜線部が、上下動したときの上記下パンチのパンチ面の上記辺稜部と一致するように形成されていることを特徴とする切削インサート用の圧粉体のプレス成形金型。
  4. 上記面取部の傾斜角が60°以下とされていることを特徴とする請求項3に記載の切削インサート用の圧粉体のプレス成形金型。
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