JP5219351B2 - プレス成形用金型およびポジチップの製造方法 - Google Patents

プレス成形用金型およびポジチップの製造方法 Download PDF

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本発明は、上面と側面が鋭角をなす成形体を作製するためのプレス成形用金型およびそれを用いたポジチップの製造方法に関する。
従来より、ミリング、フライス加工、高い寸法精度を要する旋削加工において、切刃の切れ味を高めるためにスローアウェイチップの逃げ面に角度を付け、切刃をより鋭角にしたポジチップが用いられている。
かかるポジチップを製造する際の成形には金型を用いたプレス成形が用いられているが、ダイス内にて加圧された成形体の形状が加圧した直後にスプリングバックで膨張してしまい、その後で成形体をダイス内から抜き取る際に成形体の上面側側端部がダイスの内壁面に干渉して引きずられることになり、切刃をなす上面側側端部が潰れてしまいシャープな切刃が得られないという問題があった。
この問題に対して、例えば特許文献1では、外周に隙間を有する案内部を上側パンチの先端に設けることによって、上側パンチがダイスに干渉して欠けたり損傷することを防止でき、かつチップの切刃上部にバリが発生することを防止できることが記載されている。また、特許文献2では、上パンチを内外の2層構成にして外側上パンチの先に抜いた後、時間差で内側上パンチを抜くことにより、成形体のスプリングバックの発生を抑制できるとともに切刃がダイスの内壁面に干渉することを防止できることが記載されている。さらに、本出願人は特許文献3にて、ダイスの内壁面を成形体上面位置から上側に向かって幅が広がるようなテーパ面とすることによって、成形後のチップを取り出す際に切刃がダイスの内壁面に干渉した状態となることなく、切刃直下の上面側側面端部にダイス内壁面に擦られて形成されるストレート部(擦れ摩耗部)の発生を防止することができることを提案した。
特開平04−305399号公報 特開2000−144211号公報 特開2006−181650号公報
しかしながら、特許文献1に記載されるように外周に隙間を有する案内部を上側パンチの先端に設ける方法では、下パンチを上昇させて加圧後の成形体をダイスの上部に押し上げて取り出す際にチップの切刃がダイスの内壁面に干渉して切刃が摩耗してしまい、逃げ面の切刃直下に擦れ摩耗部が形成されることを防止できなかった。また、特許文献2の方法では、成形作業が複雑になるとともに、内側上パンチと外側上パンチ間に原料粉末が噛み込んだり、内側上パンチと外側上パンチの先端が早期に摩耗してバリが立ちやすくなる可能性があった。さらに、特許文献3の方法では、ポジチップ等の成形体形状が複雑な形状となる場合には金型の加工寸法精度が悪くなることがあり、このような寸法精度の悪い金型を用いると成形体の上面外周端部にバリが発生してしまうことがあった。
したがって、本発明の目的は、プレス成形時の成形体のスプリングバックによって発生する成形体の上面側側面端部と金型のダイス内壁面との干渉による上面側側面端部の擦れ摩耗を抑制できるとともに、成形体上面側側面端部に発生するバリによる悪影響も小さくできて、成形体の上面側側面端部の形状をシャープなエッジとすることができ、特に、優れた切れ味を持ち、高い加工精度を有するポジチップを高精度で作製可能なプレス成形用金型およびこれを用いたポジチップの製造方法を提供することである。
上記目的に対し、本発明のプレス成形用金型は、内側に上面から下面に貫通する空洞を有するダイスと、前記空洞内に上面および下面から嵌め込まれる上パンチおよび下パンチとからなるプレス成形用金型であって、前記ダイスの空洞が、下パンチ挿入部と、該下パンチ挿入部から上方に向かって幅が広がる成形体部と、該成形体部の直上に位置するストレート部と、該ストレート部の直上に位置して該ストレート部よりも幅が広い逃がし部とを具備し、成形時における、前記下パンチの上死点が、下パンチ挿入部と前記成形体部との境界であり、前記上パンチの下死点が、前記成形体部と前記ストレート部との境界であり、前記成形体部の高さをt、前記ストレート部の高さをtとしたとき、その比t/tが=0.03〜0.35であることを特徴とする。
ここで、上記構成において、前記空洞の前記成形体部の上面位置での最大長さをd、前記逃がし部の前記ストレート部から広がった幅をwとしたとき、w/d=0.001〜0.2であること特徴とする。
また、上記構成において、前記逃がし部の前記ストレート部に続く部分の幅が漸次広がっていることを特徴とする。
さらに、前記成形体がポジチップとなる成形体であり、上面がすくい面、下面が座面、側面が逃げ面、前記面と前記面との交差稜線部が切刃となることを特徴とする。
ここで、上記構成において、前記ポジチップの成形体における前記切刃となる部分の高さが変化していることを特徴とする。
さらに、本発明のポジチップの製造方法は、上記プレス成形用金型の前記空洞内に原料粉末を充填し、前記パンチと、前記成形体部と前記ストレート部との境界まで押し込んだ上パンチで加圧することにより前記ポジチップの成形体を作製し、該前記ポジチップの成形体を焼成することを特徴とする。
上記本発明のプレス成形用金型によれば、ダイスの空洞が、下パンチ挿入部と、該下パンチ挿入部から上方に向かって幅が広がる成形体部と、該成形体部の直上に位置するストレート部と、該ストレート部の直上に位置して該ストレート部よりも幅が広い逃がし部とを順に具備し、成形時における、前記下パンチの上死点が、下パンチ挿入部と前記成形体部との境界であり、前記上パンチの下死点が、前記成形体部と前記ストレート部との境界であり、前記成形体部の高さをt 、前記ストレート部の高さをt としたとき、その比t /t が0.03〜0.35であることにより、成形体をダイスから取り出す際にストレート部の長さ分だけしか成形体の上面側側面端部が干渉しないので、成形体の上面側側面端部の形状が潰れることが少ないため、擦れ摩耗部がほとんど形成されない。また、一対のパンチで加圧する際に成形体部の上面から上横部に押し出された粉末は、通常上パンチとダイスとの間に挟まれてバリを生じさせてしまうが、本発明によれば、この押し出された粉末が逃がし部に抜けてゆくので発生するバリを極薄くかつ低密度なものとすることができ、成形後にエアを吹き付けるようなわずかな力で容易にバリ取りをすることができる。その結果、成形体の上面側側面端部を鋭利なエッジとすることができる。
ここで、前記空洞の前記成形体上面位置での最大長さをd、前記逃がし部の前記ストレート部から広がった幅をwとしたとき、w/d=0.001〜0.2であることによって、成形体の上面側側面端部に発生するバリを容易に削除することができ、上面側側面端部に欠けが発生したり、バリ取りによって上面側側面端部のシャープなエッジが潰れてしまうことを防止できる。
また、上記構成において、前記逃がし部の前記ストレート部に続く部分の幅が漸次広がっていることが望ましい。これによって、成形後に前記逃がし部と前記ストレート部との間に原料粉末が残存してしまうことなく、続けて成形してもこの粉末が堆積して成形体の上面外周部にバリが立つことを抑制できる。
さらに、上記構成のプレス成形用金型を用いてポジチップとなる成形体を成形することにより、ポジチップ成形体の切刃をシャープなエッジとすることができ、切れ味がよくて切削抵抗が小さい切削が可能なスローアウェイチップを形成することができる。
ここで、上記構成において、前記切刃の高さが変化している形状のような複雑な形状であって金型加工の精度が低下しやすいポジチップの成形体形状であっても、エッジが潰れたり、バリが発生することなく良好な成形体を作製することができる。
本発明のプレス成形用金型について、その一実施例を示す図1および図12を基に説明する。図1(a)はダイスの上面図、(b)は(a)のA−A断面図であり、図2は図1のプレス成形用金型を用いてプレス成形する工程を示す模式図である。
図1によれば、プレス成形用金型1は、ダイス2と上パンチ3および下パンチ4の一対のパンチとで構成されている。ダイス2は内側に上面から下面に貫通する空洞6を有し、上パンチ3および下パンチ4の一対のパンチは空洞6内に上面および下面からそれぞれ挿入されて嵌め込まれる形状からなる。
本発明によれば、プレス成形用金型1のダイス2の空洞6が、下パンチ挿入部11と、下パンチ挿入部11から上方に向かって幅が広がる成形体部8と、成形体部8の直上に位置するストレート部9と、ストレート部9の直上に位置してストレート部9よりも幅が広い逃がし部10とを具備してなり、成形時における、下パンチ4の上死点が、下パンチ挿入部11と成形体部8との境界であり、上パンチ3の下死点が、成形体部8とストレート部9との境界であり、成形体部8の高さをt、ストレート部9の高さをtとしたとき、その比t/tが0.03〜0.35である。これによって、得られる成形体7は上面と側面が鋭角をなす形状となる。なお、本発明において、成形体部8の高さおよびストレート部の高さが一様でなく場所によって変動する場合には、成形体8の厚みtおよびストレート部9の高さtは平均値で表わす。
そして、上記構成によって、成形体7をダイス2から取り出す際にストレート部9の長さ分だけしか成形体7の上面側側面端部が干渉しないので、成形体7の上面側側面端部の形状が潰れることがない。また、上パンチ3と下パンチ4の一対のパンチで加圧する際に成形体部から上部に押し出された粉末は、通常上パンチ3とダイス2との間に挟まれてバリを生じさせてしまう本発明のプレス成形用金型であれば、この押し出された粉末が逃がし部10に抜けてゆくので発生するバリ12を極薄くかつ低密度なものとすることができ、成形体7を作製した後にわずかな力で容易にバリ取りをすることができる。その結果、成形体7の上面側側面端部を鋭利なエッジとすることができる。なお、空洞6には成形体部8の下方に下パンチが挿入される下パンチ挿入部11を具備している。
ここで、空洞6の成形体7の上面位置での最大長さをd、逃がし部10のストレート部9から広がった幅をwとしたとき、w/d=0.001〜0.2であることによって、成形体7の上面側側面端部に発生するバリ12を容易に削除することができ、上面側側面端部に欠けが発生したり、バリ取りによって上面側側面端部のシャープなエッジが擦れることにより潰れることが少なく、擦れ摩耗部が大きくなることを防止できる。なお、本発明においては、上記成形体部8の上面位置での最大長さdは図1においては対角線長さ、つまり成形体7の上面位置の最大長さを指す。したがって、空洞6の成形体7の上面位置での最大長さdは、成形体部8の上面形状が三角形である場合にはその一辺、円である場合にはその直径となる。
また、上記構成において、逃がし部10のストレート部9に続く幅が漸次広がった傾斜形状をなしている(図1に傾斜部22と記載)ことが、成形後に逃がし部10とストレート部9との間に原料粉末が残存してしまうことを抑制できる点で望ましい。そして、原料粉末の噛み込みを抑制できるとともに上パンチ3が成形体7となる原料圧粉体の上面に接触した際に押し出された一部の原料粉末が逃がし部10に確実に移動できる点で、傾斜部22の傾斜角度αが20〜45°であることが望ましい。
(ポジチップの製造方法)
上記本発明のプレス成形用金型1を用いてポジチップ14を製造する方法について説明する。
まず、ポジチップ14の原料粉末を所定の割合で混合しバインダを添加してボールミル等で混合、粉砕、造粒して造粒粉末を作製する。
次に、上記造粒粉末をプレス成形用金型1に充填してプレス成形法にて所定のポジチップ形状に成形する。具体的には、上記プレス成形用金型1のダイス2の空洞6に下方から下パンチ4を嵌め込んだ状態で空洞6内にポジチップ14の原料粉末を所定量充填、ダイス2の空洞の上方から上パンチ3を挿入しダイス2の空洞内壁面における成形体部8の上端位置Xまで押込んで加圧する(図2(a)参照)。加圧成形した後、上パンチ3を上方に引き抜き、ダイス2を下方に移動させるか、または下パンチ4を上方に移動させることにより、成形体7をダイス2の空洞からダイス2の上方へ取り出すことによって成形体6を形成することができる(図2(b)参照)。
上述した成形方法を用いることによって、成形体7の上面側側面端部をシャープなエッジとすることができるので、これを焼成して得られるポジチップ14は、切刃19の切れ味を優れたものにすることができて切削抵抗を低減できると共に加工精度を高めることができる。なお、ポジチップ14は、例えば図3に示すように、略棒状をなして上面がすくい面16、下面が座面17、側面が逃げ面18をなし、すくい面16と逃げ面18(図3では前逃げ面18aおよび横逃げ面18b)との交差稜線部が切刃19であるとともにすくい面16と逃げ面18とが鋭角となるように逃げ面18が逃げ角θを有する形状からなる。
なお、プレス成形機へ本発明のプレス成形用金型を取り付けるときには、上パンチ3を
ダイス2に挿入する際に上パンチ3とダイス2との軸を合わせる位置合わせ精度めることのできる組み込み部材を取り付けることが望ましい。
さらに、図3に示すように、成形されるポジチップ14の成形体形状が、切刃19の少なくとも一部が高さ方向に徐変した複雑な形状である場合であっても、切刃19のエッジが潰れたり、バリが発生することなく良好な成形体を作製することができる。
また、上記実施態様においては一軸プレス成形について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、横方向からも加圧する多軸プレス成形にも適応可能である。さらに、図1においては成形体の形状が平面視で長方形形状の例について図示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、平面視正方形や菱形のような四角形、あるいは三角形等の他の多角形、さらには円形であってもよい。
そして、上記方法にてプレス成形された成形体7は、脱バインダ工程を経て、真空焼成法、加圧焼成法、ホットプレス等の公知の焼成方法にて焼成される。
その後、所望により、ポジチップ14の表面にブラシや弾性砥石等で切刃部分に微小なRホーニング、C面加工等の微小ホーニング処理を施してもよい。
さらに、所望により、ポジチップ14の表面に対して、化学蒸着法、物理蒸着法等の成膜法にて、周期律表第4a、5a、6a族元素、アルミニウム(Al)およびシリコン(Si)から選ばれる1種または2種以上の元素の窒化物、炭化物、硼化物、酸化物、またはそれらの複合化合物からなる硬質膜を単層、または、2層以上の複数層を膜厚0.1〜30μmにて成膜しても良い。
なお、上記実施態様は切削工具の一種であるポジチップの成形方法について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の精密部品等の製造におけるプレス成形についても用いることができるものである。
炭化タングステン粉末、コバルト粉末およびTiC粉末を混合し、これにバインダとしてパラフィンを添加、造粒して平均粒径100μmの造粒粉末を調整した。次に、空洞形状が、表1に示す成形体部とストレート部と逃がし部とを有するとともに成形体部の形状が図3のポジチップ(GMM5020−04形状の旋削用チップ、チップの厚み(成形体部の高さ)t=6mm、逃げ角=7°)を成形できる形状のダイスとこれに嵌め込まれる一対のパンチを準備し、この造粒粉末を用いてプレス成形しポジチップ形状の成形体を得た。この成形体を脱バインダ処理して真空焼成した後、エアブラシによってバリ取り加工を施しポジチップを作製した。
得られたポジチップの切刃部を投影機にて観察し、逃げ面の切刃直下に擦れ摩耗部が形成されたか否か、およびその形成幅を測定した。また、切刃にバリが残存するか否かを評価した。結果は表1に示した。
そして、このポジチップに対して、さらに物理蒸着法にてTiAlNを膜厚3μm成膜して上記形状の旋削用ポジチップを作製した。得られたチップについて以下の切削試験を行い、切削性能を評価した。
切削条件 突っ切り
被削材 SCM435 φ176×415
切削速度 260m/min
送り 0.1mm/rev
切り込み 10.0mm
切削状態 湿式
目標寸法 φ156
10分間切削試験を行った時点で切刃を確認し、切刃の欠損やチッピング等の損傷状態および 摩耗幅を測定した。結果は表1に示した。
Figure 0005219351
表1の結果から明らかなとおり、ストレート部を具備していないプレス成形用金型を用いて成形した試料No.1では、成形体の外周にエアブラシで除去できないバリが発生しこれが原因で切刃にチッピングが発生した。また、ストレート部の高さtが成形体部の高さをtとの比t/tで0.35を超えるプレス成形用金型を用いて成形した試料No.9および逃がし部を具備していないプレス成形用金型を用いて成形した試料No.10では、擦れ摩耗部の高さが高い形状となってしまい、切削時に切削抵抗が高くて耐摩耗性が低下した。
これに対して、本発明に従い、成形体部上に所定高さのストレート部と逃がし部を設けた形状のプレス成形用金型を用いて成形した試料No.2〜8では、いずれも擦れ摩耗部の高さおよびバリ高さとも小さく上面側側端部がシャープな成形体を形成でき、これを焼成した切削工具を用いて切削すると耐摩耗性および耐欠損性とも良好であった。
本発明のプレス成形用金型の一例を示し、(a)概略平面図、(b)(a)のA−A断面の要部拡大断面図である。 本発明のプレス成形用金型を用いて(a)成形体を加圧した状態、(b)プレス成形体を取り出す状態を示す模式図である。 本発明のプレス成形用金型を用いて成形するのに好適なポジチップの一例を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 プレス成形用金型
2 ダイス
3 上パンチ
4 下パンチ
6 空洞
7 成形体
8 成形体部
9 ストレート部
10 逃がし部
11 下パンチ挿入部
12 バリ
14 ポジチップ
16 すくい面
17 座面
18 逃げ面
18a 前逃げ面
18b 横逃げ面
19 切刃
22 傾斜部
成形体部の高さ
ストレート部の高さ
d 空洞の成形体の上面位置での最大長さ
w 逃がし部のストレート部から広がった幅
θ 逃げ角
α 傾斜部の傾斜角
X 成形体部の上面位置(上パンチが降りてくる最深位置)

Claims (6)

  1. 側に上面から下面に貫通する空洞を有するダイスと、前記空洞内に上面および下面からそれぞれ嵌め込まれる上パンチおよび下パンチとからなるプレス成形用金型であって、
    前記空洞が、下パンチ挿入部と、該下パンチ挿入部から上方に向かって幅が広がる成形体部と、該成形体部の直上に位置するストレート部と、該ストレート部の直上に位置して該ストレート部よりも幅が広い逃がし部とを具備し、成形時における、前記下パンチの上死点が、下パンチ挿入部と前記成形体部との境界であり、前記上パンチの下死点が、前記成形体部と前記ストレート部との境界であり、前記成形体部の高さをt、前記ストレート部の高さをtとしたとき、その比t/tが0.03〜0.35であることを特徴とするプレス成形用金型。
  2. 前記空洞の前記成形体部の上面位置での最大長さをd、前記逃がし部の前記ストレート部から広がった幅をwとしたとき、w/d=0.001〜0.2であること特徴とする請求項1記載のプレス成形用金型。
  3. 前記逃がし部の前記ストレート部に続く部分の幅が漸次広がっていることを特徴とする請求項1または2記載のプレス成形用金型。
  4. 前記成形体がポジチップとなる成形体であり、上面がすくい面、下面が座面、側面が逃げ面となり、前記上面と前記側面との交差稜線部が切刃となることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載のプレス成形用金型。
  5. 前記ポジチップの成形体における前記切刃となる部分の高さが変化していることを特徴とする請求項4記載のプレス成形用金型。
  6. 請求項4または5記載のプレス成形用金型の前記空洞内に原料粉末を充填し、前記下パンチと、前記成形体部と前記ストレート部との境界まで押し込んだ上パンチとで加圧することにより前記ポジチップの成形体を作製し、該ポジチップの成形体を焼成することを特徴とするポジチップの製造方法。
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