JP6380006B2 - 打撃工具 - Google Patents

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Description

本発明は、作業者によって携帯されて使用され、打撃力を与える動作を行う打撃工具に関する。
作業者によって携帯されて使用され、一方向に打撃力を与えることによってコンクリートの破砕や孔あけ作業を行う打撃工具には、作業者によって把持されるハンドルが装着されている。こうした構成の打撃工具の構造は、例えば特許文献1に記載されている。
こうした打撃工具においては、打撃を行わせるための機構(打撃機構)が、本体の内部に設けられており、ハンドルは、本体における打撃力が与えられる側と反対側に設けられている。打撃力が与えられる側と反対側に位置する作業者は、ハンドルを把持することによって、打撃時の反動(振動)に抗して作業を行うことができる。ハンドルは、本体の外殻部とされたハウジングに装着される。打撃機構においては、例えばモータによってばねが圧縮され、圧縮されたばねが開放されることによって、打撃動作が行われる。
また、特許文献1に記載されるように、この打撃装置においては、本体の上部において一方向(水平方向)に沿って打撃力が与えられ、ハンドルの下端側が本体の下部に連結される。ハンドルは、本体と連結された下端側を軸として狭い範囲で回動可能とされる。このため、ハンドルの上端側と本体との間の間隔はこの回動角度に応じて変化するが、ハンドルの上端側と本体との間には、衝撃を吸収する弾性体が設けられている。ハンドルとハウジングとの間をこうした構造とすることによって、作業時の振動を特に低減することができる。この際、特許文献1に記載の技術においては、ハンドルの上端部が本体と離間する方向に付勢されることによって、作業時の振動がより低減される。
特開2007−331072号公報
このようにハンドルと本体(ハウジング)とが連結された構造においては、作業時(打撃力付与時)において、ハンドルと本体(ハウジング)との取り付け部分に大きな負荷が加わる。更に、ハンドルが回動可能な構造の場合には、その回動軸に対して特に大きな負荷が加わる。このため、こうした打撃工具においては、その耐久性に問題があった。このため、少なくともハウジングとハンドルとの連結部分の部品を機械的強度が高く耐摩耗性の高い金属製とすることが必要であった。一般に、軽量化のためには、ハウジングやハンドル等は軽量な樹脂材料で構成することが好ましいが、こうした場合においては、打撃装置全体を軽量とすることが困難であった。
すなわち、本体とハンドルの連結部分の耐久性、信頼性が高く、軽量な打撃工具が望まれた。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、上記の問題点を解決する発明を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
本発明の打撃工具は、一方向に沿った打撃力を対象物に対して与える打撃機構を本体に具備し、前記本体における前記打撃力が与えられる側と反対の側における前記本体の外殻部となるハウジングにハンドルが装着された打撃工具であって、前記一方向を含む平面である分割面に対する一方の側において前記ハンドルを構成する部分であるハンドル第1部分と、前記一方の側と反対の他方の側において前記ハンドルを構成する部分であるハンドル第2部分と、が組み合わされて前記ハンドルが構成されて前記ハウジングに装着され、前記ハウジング、前記ハンドル第1部分及び前記ハンドル第2部分、のうちの一方において設けられ、前記分割面と垂直に前記一方の側と前記他方の側にわたり形成された貫通孔であるハンドル固定用貫通孔と、前記ハウジング、前記ハンドル第1部分及び前記ハンドル第2部分、のうちの他方において設けられ、前記ハンドル固定用貫通孔に嵌入される凸部であるハンドル固定用凸部と、を具備し、前記ハンドル固定用凸部には、前記分割面と垂直な方向に前記ハンドル固定用貫通孔よりも長く延伸する補強部材が嵌入される孔部である補強部材固定用孔部が形成され、前記ハウジング、前記ハンドル第1部分及び前記ハンドル第2部分、のうち前記ハンドル固定用凸部が設けられた側の一方に、前記補強部材が固定されたことを特徴とする。
本発明の打撃工具は、前記ハンドル固定用凸部の外周面が前記ハンドル固定用貫通孔の内周面を摺動することにより、前記ハンドル固定用貫通孔における前記一方の側から前記他方の側に向かう中心軸の周りで前記ハンドルが前記ハウジングに対して回動可能とされたことを特徴とする。
本発明の打撃工具は、前記ハンドル固定用貫通孔は前記ハウジングに形成され、前記他方の側に向かって突出し前記ハンドル固定用貫通孔に前記一方の側から嵌入される前記ハンドル固定用凸部であるハンドル第1凸部が前記ハンドル第1部分に、前記一方の側に向かって突出し前記ハンドル固定用貫通孔に前記他方の側から嵌入される前記ハンドル固定用凸部であるハンドル第2凸部が前記ハンドル第2部分に、それぞれ形成され、前記補強部材が、前記ハンドル第1凸部及び前記ハンドル第2凸部に固定されたことを特徴とする。
本発明の打撃工具において、前記補強部材における前記一方の側及び前記他方の側にはそれぞれねじ穴が形成され、前記一方の側から前記ハンドル第1部分を貫通するねじ、前記他方の側から前記ハンドル第2部分を貫通するねじ、をそれぞれ前記ねじ穴に固定することによって、前記補強部材は前記ハンドル第1部分及び前記ハンドル第2部分に固定されることを特徴とする。
本発明の打撃工具は、前記ハンドル第1凸部に設けられた前記補強部材固定用孔部である補強部材固定用第1孔部に前記他方の側から、前記ハンドル第2凸部に設けられた前記補強部材固定用孔部である補強部材固定用第2孔部に前記一方の側から、それぞれ前記補強部材が嵌入されたことを特徴とする。
本発明の打撃工具において、前記補強部材固定用第1孔部の内径は前記一方の側に向かって、前記補強部材固定用第2孔部の内径は前記他方の側に向かって、それぞれ小さくなる形状とされ、前記補強部材は、前記補強部材固定用第1孔部の内面及び前記補強部材固定用第2孔部の内面と面接触する形状とされたことを特徴とする。
本発明の打撃工具において、前記ハンドル第1凸部は、前記ハンドル第1部分において前記他方の側に向かって突出するハンドル第1凸部基部から更に前記他方の側に突出するように形成され、前記ハンドル第2凸部は、前記ハンドル第2部分において前記一方の側に向かって突出するハンドル第2凸部基部から更に前記一方の側に突出するように形成され、前記ハンドル第1凸部基部及び前記ハンドル第2凸部基部が、前記ハウジングに形成された面で支持される構成とされたことを特徴とする。
本発明の打撃工具は、前記ハンドル第1凸部基部において前記他方の側を向く表面であるハンドル第1部分第1表面、前記ハンドル第2凸部基部において前記一方の側を向く表面であるハンドル第1部分第1表面が、それぞれ前記ハウジングに形成された面で支持される構成とされたことを特徴とする。
本発明の打撃工具は、前記ハンドル第1凸部基部において前記ハンドル第1部分第1表面と交差する表面であるハンドル第1部分第2表面、前記ハンドル第2凸部基部において前記ハンドル第2部分第1表面と交差する表面であるハンドル第2部分第2表面が、それぞれ前記ハウジングに形成された面で支持される構成とされたことを特徴とする。
本発明の打撃工具において、前記補強部材は樹脂材料で構成されたことを特徴とする。
本発明の打撃工具において、前記ハウジングは樹脂材料で構成されたことを特徴とする。
本発明の打撃工具は、前記打撃機構を駆動するモータと、前記モータを制御する制御回路と、を具備し、前記制御回路は、前記本体において、前記モータと前記ハンドルとの間に設けられたことを特徴とする。
本発明の打撃工具は、前記本体において、前記モータは金属製のモータハウジングで覆われ、前記制御回路は前記ハウジングで覆われたことを特徴とする。
本発明は以上のように構成されているので、本体とハンドルの連結部分の耐久性、信頼性が高く、軽量な打撃工具を得ることができる。
本発明の実施の形態となる打撃工具の構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態となる打撃工具におけるハンドルを含む部分の断面図(その1)である。 本発明の実施の形態となる打撃工具におけるハンドルを含む部分の断面図(その2)である。 本発明の実施の形態となる打撃工具におけるハンドルの組み立て斜視図(その1)である。 本発明の実施の形態となる打撃工具におけるハンドルの組み立て斜視図(その2)である。 本発明の実施の形態となる打撃工具におけるハンドルとハウジングとの連結部分を拡大した断面図である。 本発明の実施の形態となる打撃工具におけるハンドルとハウジングとの連結部分を更に拡大した断面図である。 本発明の実施の形態となる打撃工具におけるハンドルの上端側とハウジングとの間の構造を示す断面図である。
本発明の実施の形態となる打撃工具の構成について説明する。この打撃工具は、例えばハンマドリルであり、その先端の工具装着部に工具部材が装着され、この工具部材に打撃力を付与する。この際、こうした打撃力を発生させる打撃機構が内蔵された本体に対して、打撃力が付与される方向と反対側に、作業者によって把持されるハンドルが装着される。
図1は、この打撃工具1の構成を示す断面図である。工具部材(図示せず)は、図1における右側端部の工具装着部11に装着され、打撃力は軸線Oに沿って図中右側に向かって付与される。以下では、打撃力が付与される方向(図中右方)を前方とし、その反対側(図中左方)を後方とする。工具部材に対して打撃力を発生させるための機構については、特許文献1と同様である。すなわち、本体10においては、中心軸が軸線Oと等しくされた円筒形状のシリンダ12中において、打撃子13が軸線Oに沿って摺動可能とされ、この打撃子13が更にその前方に設けられた中間打撃子14に衝突することによって、中間打撃子14に連結された工具装着部11に衝撃力が伝達される。この際、同時に軸線Oの周りの回転運動も付与することができる。このように、シリンダ12、打撃子13、中間打撃子14等は、工具部材に打撃力を付与する打撃機構として機能する。
シリンダ12における打撃子13の後方には、モータ20によって駆動されシリンダ12内を前後方向において往復運動するピストン15が設けられ、ピストン15と打撃子13の間には空気が密封された空気室15Aが形成される。ピストン15が前方に移動する際の空気室15A内の空気の急激な圧力上昇によって、打撃子13に衝撃力が付与される。この際、工具装着部11を回転させる動作も行うことができる。
モータ20の回転軸は図中の上下方向に延伸し、モータ20の上側には、モータ20の回転運動を、打撃力を発生させるための動作に変換する駆動ギヤボックス16が設けられる。また、モータ20は、ブラシレスモータ(直流モータ)であり、金属(アルミニウム)製のモータハウジング21で覆われた形態で本体10の下部に装着される。金属製のモータハウジング21を設けることによって打撃工具1の強度を向上させることができると共に、モータハウジング21によってモータ20はシールドされるため、モータ20の動作を安定して行わせることができる。また、モータ20の動作電流を供給しモータ20の動作を制御する制御回路22が、モータ20(モータハウジング21)の後方に設けられる。制御回路22を金属製のモータハウジング21に隣接させて設けることにより、制御回路22の冷却効果を高めることができる。
また、本体10の外殻部として、軽量の樹脂材料で構成されたハウジング30が設けられる、ハウジング30は、モータ20とハンドル40との間に設けられ、制御回路22を覆っている。ハウジング30の後方には、本体10(ハウジング30)との間に空隙が設けられるようにハウジング30に装着されたハンドル40が設けられる。この空隙に作業者の手指を入れた状態で作業者がハンドル40を把持し、この打撃工具1を携帯することができる。
ハンドル40の下部には、外部電源(商用交流電源等)から電力が供給される給電ケーブル23が装着され、給電ケーブル23から供給された電力は、制御回路22を動作させるために適切な電圧に変換された後に、制御回路22に供給される。また、ハンドル40の内部には、制御回路22によるモータ20への給電を制御するスイッチ24が設けられ、スイッチ24は、ハンドル40の空隙を形成する側に設けられたトリガ25と連動する。このため、作業者は、ハンドル40を把持しながらトリガ25を操作し、モータ20の動作を制御することができる。
また、ハンドル40は、その下端側で回動軸Xを中心として回動可能とされた状態で本体10(ハウジング30)に装着される。このため、図1において、ハンドル40の上端部と本体10との間の間隔は、ハンドル40が反時計回りに回動した場合には広く、ハンドル40が時計回りに回動した場合には狭くなる。ハンドル40の上端部と本体10の間には、弾性体(図示せず)が設けられている。この点についても特許文献1に記載の技術と同様であり、その詳細については後述する。
この打撃工具1においては、特に回動軸X周辺におけるハンドル40、ハウジング30の構造に特徴を有する。図2は、図1におけるA−A方向の断面図であり、回動軸Xを含む水平方向の断面を示す。また、図3は、図1におけるB−B方向の断面図であり、回動軸Xを含む鉛直方向の断面を示す。ここで、ハンドル40は、図1における軸線O(打撃方向:一方向)を含む鉛直面で分割可能な構成とされ、この鉛直面(分割面Y)に対してハンドル40の一方の側を構成する部分がハンドル第1部分41、他方の側を構成する部分がハンドル第2部分42である。図1は、この分割面Yに沿った断面図となっている。図4は、ハンドル40がこのように分割された場合の組み立て斜視図である。また、図5は、ハンドル第1部分41のみがハウジング30に組み付けられた際の斜視図である。図5においては、ハンドル第1部分41のみが組み付けられているが、ハンドル第2部分42が組み付けられた場合の形態は、分割面Yに対して対称である。
図4に示されるように、ハンドル第1部分41には、他方の側(ハンドル第2部分42の側)に向かって突出し、中心軸が分割面Yと垂直とされた略円筒形状の外面をもつ凸部であるハンドル第1凸部(ハンドル固定用凸部)411が設けられている。また、ハウジング30には、ハンドル第1凸部411に対応し、分割面Yに対して垂直に、左右方向に延伸しハウジング30を貫通するハンドル固定用貫通孔31が設けられている。ハンドル固定用貫通孔31の内面はハンドル第1凸部411の外面に対応した略円筒形状とされ、ハンドル固定用貫通孔31(ハンドル第1凸部411)の中心軸は、回動軸Xと等しくされる。このため、図4における右側(一方の側)からハンドル固定用貫通孔31にハンドル第1凸部411を嵌入した状態でハンドル第1部分41を回動させることができる。ハンドル第2部分42にも、ハンドル41と左右対称に、ハンドル第2凸部421が設けられている。このため、ハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42は、ハンドル第1凸部411を右側から、ハンドル第2凸部421を左側から、それぞれハンドル固定用貫通孔31に嵌入させた状態で組み合わされる。
ここで、図4に示されるように、ハンドル第1部分41とハンドル第2部分42とは、補強部材50を介して連結される。このため、ハンドル第1凸部411、ハンドル第2凸部421には、補強部材固定用第1孔部(補強部材固定用孔部)412が左側から右側に向かい、補強部材固定用第2孔部(補強部材固定用孔部)422が右側から左側に向かい、それぞれ形成されている。補強部材固定用第1孔部412、補強部材固定用第2孔部422は、補強部材50の図4における右側(一方の側)、左側(他方の側)がそれぞれ嵌入されるように形成されている。
補強部材50は、ハンドル固定用貫通孔31よりも内径が小さく、かつ左右方向において、ハンドル固定用貫通孔31よりも長く形成される。このため、ハンドル第1凸部411、ハンドル第2凸部421を、それぞれハンドル固定用貫通孔31に嵌入させた状態で、更に補強部材50を補強部材固定用第1孔部412、補強部材固定用第2孔部422に嵌入させ、かつ、補強部材50の右端部をハンドル第1部分41、左端部をハンドル第2部分42にそれぞれ固定することができる。これによって、組み立てられたハンドル40をハウジング30に装着することができる。
以上の構成により、組み立て後においては、ハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42、補強部材50は、ハンドル40として一体化される。一方、一体化されたハンドル40とハウジング30との主たる接触箇所は、ハンドル固定用凸部(ハンドル第1凸部411、ハンドル第2凸部421)の円筒形状の外周面と、ハンドル固定用貫通孔31の内周面である。
図2、3においては、ハンドル40の組み立て後の水平方向、垂直方向の断面がそれぞれ示されている。ここで図示されるように、補強部材50の両端部にはねじ穴50Aが設けられ、ハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42をそれぞれ貫通するねじ51をねじ穴50Aに装着することによって、補強部材50がハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42に固定される。
また、図2、3に示されるように、ハンドル第1部分41において、ハンドル第1凸部411は、ハンドル第1凸部411と同じ側(他方の側)に向かって突出しハンドル第1凸部411よりも大径とされた略円筒形状のハンドル第1凸部基部413から更に突出するように形成されている。同様に、ハンドル第2部分42において、ハンドル第2凸部421はハンドル第2凸部基部423から更に突出するように形成されている。
図6(a)、(b)は、それぞれ図2におけるC−C方向、D−D方向の断面図である。図6(a)においては回転軸Xの周りにおけるハンドル第2凸部411の内外の断面構造が示され、図6(b)においてはハンドル第2凸部基部423の内外の断面構造が示されている。図6においては、ハンドル第2部分42に関わる構造のみが示されているが、ハンドル第1部分41に関わる構造は、分割面Yに対してハンドル第2部分42に関わる構造を左右対称とした構造である。図6(a)においてハンドル第2部分42について示されるように、ハンドル第2凸部421、ハンドル第1凸部411の外周は略円筒形状とされ、ハンドル固定用貫通孔31の内面も、これらに嵌合する円筒形状とされる。同様に、図6(b)に示されるように、ハンドル第2凸部基部423、ハンドル第1凸部基部413も、ハンドル第2凸部421、ハンドル第1凸部411よりも大きな外径の円筒形状の外周をもち、これらと接するハウジング30側の面(後述するハウジング側第4受け面30D等)も、これらに対応する曲面形状とされる。このため、ハンドル第1部分41とハンドル第2部分412とが組み合わされて構成されたハンドル40は、ハンドル固定用貫通孔31(ハウジング30)に対して、回動可能な状態で装着される。
ハンドル第1凸部基部413、ハンドル第2凸部基部423の表面は、ハウジング30側の表面によって支持されるように構成されている。ここで、ハンドル第1凸部基部413、ハンドル第2凸部基部423の表面がハウジング30側の表面によって支持されているとは、ハンドル40に外力が加わった場合に、ハンドル第1凸部基部413、ハンドル第2凸部基部423の表面が、ハウジング30の表面に係止されることによって、ハンドル40が機械的に支持されることを意味する。このためには、(1)ハンドル40の回動に際してハンドル第1凸部基部413、ハンドル第2凸部基部423の表面がハウジング30の表面を摺動する、あるいは、(2)ハンドル40に外部から力が加わらない状態ではハンドル第1凸部基部413、ハンドル第2凸部基部423の表面はハウジング30の表面と直接接さずこれらの間に僅かな間隙が設けられているが、ハンドル40に力が加わった場合にはハンドル40(ハンドル第1凸部基部413、ハンドル第2凸部基部423)は、ハウジング30側の表面で支持されるような構成とされる。これによって、ハンドル40に対して左右、前後方向の力が加わった場合の剛性が向上する。以下に、この点について説明する。
図7は、図2におけるハンドル第1凸部基部413付近の構造を拡大して示す図である。ハンドル第1凸部基部413における分割面Y側を向く表面(円筒形状の中心軸と垂直な表面)であるハンドル第1部分第1表面413Aが、ハウジング30におけるハンドル固定用貫通孔31に隣接する表面であるハウジング側第1受け面30Aと面接触する。また、ハンドル第1凸部基部413の円筒形状の外周面でありハンドル第1部分第1表面413Aと交差するハンドル第1部分第2表面413Bは、ハウジング30においてハウジング側第1受け面30Aの外側に形成されハウジング側第1受け面30Aと交差するハウジング側第2受け面30Bと面接触する。ハンドル第2部分42に関わる構造は、分割面Yに対して図7の構造と対称であるため、同様に、ハンドル第2凸部基部423における分割面Y側を向く表面であるハンドル第2部分第1表面423Aが、図4においてハウジング30におけるハンドル固定用貫通孔31に隣接する表面であるハウジング側第3受け面30Cと面接触する。また、ハンドル第2凸部基部423の円筒形状の外周面でありハンドル第2部分第1表面423Aと交差するハンドル第2部分第2表面423Bは、ハウジング30においてハウジング側第3受け面30Cの外側に形成されたハウジング側第4受け面30Dと面接触する。
ハンドル40の回動に際してハンドル第1凸部基部413、ハンドル第2凸部基部423の表面は、ハウジング30の表面を摺動する。この場合、ハンドル40の回動に際して、ハンドル第1部分41におけるハンドル第1部分第1表面413Aはハウジング30におけるハウジング側第1受け面30A上を、ハンドル第1部分第2表面413Bはハウジング30におけるハウジング側第2受け面30B上を、それぞれ摺動する。一方、ハンドル第2部分42おけるハンドル第2部分第1表面423Aはハウジング30におけるハウジング側第3受け面30C上を、ハンドル第2部分第2表面423Bはハウジング30におけるハウジング側第4受け面30D上を、それぞれ摺動する。
上記の構造において、ハンドル40に対して外力が加わった場合、この力は回動軸Xの周囲の構造物に印加される。これに対して、上記の構造では、この力は、軸として機能するハンドル第1凸部411、ハンドル第2凸部421だけでなく、これらの内部に設けられた補強部材50にも分散して加わる。補強部材50を設けない構成とし、ハンドル40に対して前後方向の外力が加わった場合には、ハンドル固定用貫通孔31の端面付近におけるハンドル第1凸部411、ハンドル第2凸部421に比較的応力が集中しがちであり、両凸部411,421の破損・変形が問題となるが、補強部材50がその長手方向においてハンドル固定用貫通孔31よりも長く形成されているため、ハンドル固定用貫通孔31の端面付近の応力集中を防ぎ、強度確保を図ることができる。このため、特定の部品に力が集中することが抑制され、ハンドル40に外力が加わった場合の本体10(ハウジング30)とハンドル40との間の接合の耐久性、信頼性を高めることができる。このため、ハンドル40(ハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42)や補強部材50を金属材料で形成せずに、軽量な樹脂材料で構成したとしても、所定の機械的強度を得ることができ、軽量化を図ることができる。なお、ハンドル40を樹脂で形成する際には、空洞の発生を防ぐために、過度に肉厚形状にすることができず、上記応力集中を防ぎながら強度確保を図ることが困難であるが、上述のような補強部材50を設けた構成とすることにより、これらを解決した打撃工具とすることができる。
また、ハンドル40に対して左右方向に力が加わった場合には、ハンドル40は、ハンドル固定用貫通孔31の内面だけでなく、図6におけるハウジング側第1受け面30A、あるいは分割面Yを挟んでその反対側に位置するハウジング側第3受け面30Cによっても支持される。このため、ハンドル40に対して左右方向に力が加わった場合においても、左右方向のぶれが抑制される。また、図2においてハンドル40を傾ける力(トルク)が加わった場合には、ハンドル40は、ハンドル固定用貫通孔31の内面だけでなく、ハウジング側第2受け面30B、ハウジング側第4受け面30Dによっても支持される。前記の通り、ハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42にそれぞれハンドル第1凸部411、ハンドル第2凸部421を設けるだけでなく、更にハンドル第1凸部基部413、ハンドル第2凸部基部423をそれぞれ設け、これに対応してハウジング30側に形成された面であるハウジング側第1受け面30A、ハウジング側第2受け面30B、ハウジング側第3受け面30C、ハウジング側第4受け面30Dでハンドル第1凸部基部413、ハンドル第2凸部基部423を支持することによって、このようにハンドル40の機械的支持をより強固にすることができる。
このため、上記の打撃工具1においては、ハンドル40に対して外力が加わった際の、ハンドル40のぶれや、ハンドル40とハウジング30との間の接合部分の耐性が向上する。これによって、本体10(ハウジング30)に対するハンドル40の装着の耐久性、信頼性を特に高めることができる。
また、上記の構造のハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42等は、樹脂材料の成型によって容易に製造することができる。図4に示されたように、こうしたハンドル第1部分41とハンドル第2部分42を組み合わせてハンドル40を形成すると同時に、ハンドル40をハウジング30に容易に装着することができる。このため、この打撃工具1を容易かつ安価に製造することができる。
この際、上記の例では、図2に示されるように、補強部材50は略円筒形状とされ、ねじ51によってハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42に固定されたが、この固定方法は任意である。例えば、上記の例では、補強部材50は略円筒形状とされたが、補強部材を補強部材固定用第1孔部、補強部材固定用第2孔部に嵌入することのみによって、これらの間が固定されるように、補強部材の外面、補強部材固定用第1孔部、補強部材固定用第2孔部の内面を設定することもできる。あるいは、これらをこうした形状とすると同時にねじを用いて固定してもよい。あるいは、補強部材固定用第1孔部、補強部材固定用第2孔部を用いずに補強部材をハンドル第1部分、ハンドル第2部分にそれぞれ固定することもできる。
また、補強部材固定用第1孔部412、補強部材固定用孔部422の内径を、それぞれ分割面Yから離れるに従って小さくなるようなテーパ形状とし、補強部材50の両端側も、これに応じた、テーパ形状とすることができる。こうした場合には、ハンドル40の組み立て作業が更に容易となると共に、補強部材50外周面とハンドル第1部分凸部411、ハンドル第2部分凸部421との接触をより確実とし、両凸部411、421の強度ひいてはハンドル41の強度を向上させることができる。こうした場合においても、補強部材50の外面と補強部材固定用第1孔部412、補強部材固定用第2孔部422の内面とが面接触する場合には、同様の効果を奏することは明らかである。
上記の構造においては、ハンドル40がハウジング30に対して回動可能であるものとしたが、上記の効果は、ハンドル40が回動可能とされずにハウジング30に固定された場合であっても、同様であることは明らかである。すなわち、ハンドル固定用凸部の外周面とハンドル固定用貫通孔の内面との間が固定された場合であっても、同様の効果を奏する。
一方、上記の構造においては、ハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42、補強部材50は一体化されてハウジング30に対して回動する。この際、補強部材50をハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42に対して固定するために、回動軸Xに沿ったねじ51が用いられた。一般に、回転軸に沿ったねじを用いた構造においては、回動に際してねじにトルクが働くためにねじが緩むという問題が発生する。しかしながら、上記の構成においては、ねじ51はハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42、補強部材50と一体化されて回動するため、ハンドル40の回動の際にねじ51にはトルクは全く働かない。このため、回動に際してねじ51が緩むことはない。ハンドル40をハウジング30に対して回動可能とした場合においては、この観点からも、ハウジング30に対するハンドル40の装着の耐久性、信頼性を高めることができる。また、ねじ51が貫通する孔部が、補強部材固定用第1孔部412及び補強部材固定用第2孔部422内に補強部材50を嵌入する際の両孔部412、422内の空気を抜く孔としても機能し、補強部材50に空気抜き用のスリットなどを設ける必要がなく、強度向上にも寄与している。
なお、上記の例では、ハンドル固定用凸部がハンドル40(ハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42)側に設けられ、かつハンドル固定用貫通孔31がハウジング30に設けられた。しかしながら、逆に、ハンドル固定用凸部をハウジング側に、ハンドル固定用貫通孔をハンドル第1部分、ハンドル第2部分に設けることもできる。こうした場合においても、ハンドルを回動可能とし、かつハンドルに印加された力を上記と同様に分散させることができることは明らかである。また、ハンドルを分割することによって、その組立が容易となることも明らかである。この際、ハウジングも分割面に沿って分割式とすることができ、分割されたハウジング間(ハンドル固定用凸部間)を補強部材を介して連結することができる。
一方、図8は、ハンドル40の上部側の構造を示す図である。前記の通り、上部側においては、ハンドル40はハウジング40に対する距離が可変とされる。図8は、図1におけるハンドル40の上部側における水平面内の構造を示す断面図である。この構造は、特許文献1の図4に記載されたものと同様である。図8の構造においては、ハウジング30側に固定された第1弾性支持部材32と、ハンドル40(ハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42)側に固定された第2弾性支持部材43とが、4つの弾性体60を介して接する。弾性体60が弾性変形することによって、第2弾性支持部材43は、第1弾性支持部材32に対して、前後方向(図8における左右方向)に移動可能とされる。
第2弾性支持部材43は、ハンドル第1部分41、ハンドル第2部分42にそれぞれねじ51によって固定され、左右方向の中央において前方に延伸する柱部431が設けられ、柱部431の先端には、柱部431よりも水平方向における幅が広い円柱部432が設けられている。また、第2弾性支持部材43は、左右両端側でも前方に延伸するように形成されているため、柱部431、円柱部432の左右両側には、前方から後方に向かって凹形状となる第2弾性支持部材溝部43Aがそれぞれ形成されている。
一方、第1弾性支持部材32には、後方に向かって突出する2つの第1弾性支持部材凸部321が設けられ、2つの第1弾性支持部材32凸部321の間には、後方から前方に向かって凹形状とされた第1弾性支持部材溝部32Aが形成されている。円柱部432、柱部431は、第1弾性支持部材溝部32Aの中を前後方向に移動可能とされ、かつ第1弾性支持部材凸部321は、第2弾性支持部材溝部43Aの中を前後方向に移動可能とされる。ただし、第1弾性支持部材溝部32Aの間口(後方における幅)は、柱部431よりも広く、かつ円柱部432よりも狭くされている。このため、第1弾性支持部材溝部32Aから円柱部432が抜け出るまで第2弾性支持部材43を第1弾性支持部材32から離すことはできない。
また、第2弾性支持部材溝部43A内において、第1弾性支持部材凸部321は、第2弾性支持部材溝部43Aの内面と弾性体60を介して接する。この部分における第1弾性支持部材凸部321の表面と、第2弾性支持部材溝部43Aの内面は、これらに間に弾性体60が挟持されるような形状とされている。このため、弾性体60が弾性変形させながら、第2弾性支持部材43を第1弾性支持部材32に対して前後方向に移動させることができる。なお、図8では、円柱部432,弾性体60は、いずれも円形に記載されているが、これらは実際には図8における紙面方向に延伸する円柱形状とされる。
このため、図8において、ハンドル40がハウジング30から離間する、あるいはハンドル40がハウジング30に近接する(接する)場合には、弾性体60の弾性力が働き、衝撃を緩和することができる。すなわち、ハンドル40の回動軸Xの周りの回動に伴うハンドル40の上端側での動きが上記の構造によって規制され、かつ移動の際の衝撃が緩和される。
このため、上記のハウジング30とハンドル40とを組み合わせることによって、回動軸Xが設けられたハンドル40の下端側においても、ハウジング30との間の間隔が可変とされたハンドル40の上端側においても、高い耐久性、信頼性が得られる。また、このために、ハウジング30やハンドル40を軽量な樹脂材料で構成することができ、打撃工具全体を軽量化することができる。
なお、上記の打撃工具1においては、本体10の上側において打撃が行われ、下側においてハンドル40が本体10(ハウジング30)に対して回動可能とされた。ここで、ハンドルが回動可能でなくとも、上記の構成が有効であることは前記の通りである。更に、ハンドルの構成やハンドルと本体(ハウジング)との間の位置関係は、打撃工具の構成に応じて適宜設定することができる。こうした場合でも、打撃時においてハンドルと本体との間に力が加わることは同様であるため、打撃工具の構成に関わらず上記の構成が同様に有効であることは明らかである。
1 打撃工具
10 本体
11 工具装着部
12 シリンダ
13 打撃子
14 中間打撃子
15 ピストン
15A 空気室
16 駆動ギヤボックス
20 モータ
21 モータハウジング
22 制御回路
23 給電ケーブル
24 スイッチ
25 トリガ
30 ハウジング
30A ハウジング側第1受け面
30B ハウジング側第2受け面
30C ハウジング側第3受け面
30D ハウジング側第4受け面
31 ハンドル固定用貫通孔
32 第1弾性支持部材
32A 第1弾性支持部材溝部
40 ハンドル
41 ハンドル第1部分
42 ハンドル第2部分
43 第2弾性支持部材
43A 第2弾性支持部材溝部
50 補強部材
50A ねじ穴
51 ねじ
60 弾性体
321 第1弾性支持部材凸部
411 ハンドル第1凸部(ハンドル固定用凸部)
412 補強部材固定用第1孔部(補強部材固定用孔部)
413 ハンドル第1凸部基部
413A ハンドル第1部分第1表面
413B ハンドル第1部分第2表面
421 ハンドル第2凸部(ハンドル固定用凸部)
422 補強部材固定用第2孔部(補強部材固定用孔部)
423 ハンドル第2凸部基部
423A ハンドル第2部分第1表面
423B ハンドル第2部分第2表面
431 柱部
432 円柱部
O 軸線
X 回動軸
Y 分割面

Claims (13)

  1. 一方向に沿った打撃力を対象物に対して与える打撃機構を本体に具備し、前記本体における前記打撃力が与えられる側と反対の側における前記本体の外殻部となるハウジングにハンドルが装着された打撃工具であって、
    前記一方向を含む平面である分割面に対する一方の側において前記ハンドルを構成する部分であるハンドル第1部分と、前記一方の側と反対の他方の側において前記ハンドルを構成する部分であるハンドル第2部分と、が組み合わされて前記ハンドルが構成されて前記ハウジングに装着され、
    前記ハウジング、前記ハンドル第1部分及び前記ハンドル第2部分、のうちの一方において設けられ、前記分割面と垂直に前記一方の側と前記他方の側にわたり形成された貫通孔であるハンドル固定用貫通孔と、
    前記ハウジング、前記ハンドル第1部分及び前記ハンドル第2部分、のうちの他方において設けられ、前記ハンドル固定用貫通孔に嵌入される凸部であるハンドル固定用凸部と、を具備し、
    前記ハンドル固定用凸部には、前記分割面と垂直な方向に前記ハンドル固定用貫通孔よりも長く延伸する補強部材が嵌入される孔部である補強部材固定用孔部が形成され、
    前記ハウジング、前記ハンドル第1部分及び前記ハンドル第2部分、のうち前記ハンドル固定用凸部が設けられた側の一方に、前記補強部材が固定されたことを特徴とする打撃工具。
  2. 前記ハンドル固定用凸部の外周面が前記ハンドル固定用貫通孔の内周面を摺動することにより、前記ハンドル固定用貫通孔における前記一方の側から前記他方の側に向かう中心軸の周りで前記ハンドルが前記ハウジングに対して回動可能とされたことを特徴とする請求項1に記載の打撃工具。
  3. 前記ハンドル固定用貫通孔は前記ハウジングに形成され、
    前記他方の側に向かって突出し前記ハンドル固定用貫通孔に前記一方の側から嵌入される前記ハンドル固定用凸部であるハンドル第1凸部が前記ハンドル第1部分に、
    前記一方の側に向かって突出し前記ハンドル固定用貫通孔に前記他方の側から嵌入される前記ハンドル固定用凸部であるハンドル第2凸部が前記ハンドル第2部分に、それぞれ形成され、
    前記補強部材が、前記ハンドル第1凸部及び前記ハンドル第2凸部に固定されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の打撃工具。
  4. 前記補強部材における前記一方の側及び前記他方の側にはそれぞれねじ穴が形成され、前記一方の側から前記ハンドル第1部分を貫通するねじ、前記他方の側から前記ハンドル第2部分を貫通するねじ、をそれぞれ前記ねじ穴に固定することによって、前記補強部材は前記ハンドル第1部分及び前記ハンドル第2部分に固定されることを特徴とする請求項3に記載の打撃工具。
  5. 前記ハンドル第1凸部に設けられた前記補強部材固定用孔部である補強部材固定用第1孔部に前記他方の側から、前記ハンドル第2凸部に設けられた前記補強部材固定用孔部である補強部材固定用第2孔部に前記一方の側から、それぞれ前記補強部材が嵌入されたことを特徴とする請求項3又は4に記載の打撃工具。
  6. 前記補強部材固定用第1孔部の内径は前記一方の側に向かって、前記補強部材固定用第2孔部の内径は前記他方の側に向かって、それぞれ小さくなる形状とされ、
    前記補強部材は、前記補強部材固定用第1孔部の内面及び前記補強部材固定用第2孔部の内面と面接触する形状とされたことを特徴とする請求項5に記載の打撃工具。
  7. 前記ハンドル第1凸部は、前記ハンドル第1部分において前記他方の側に向かって突出するハンドル第1凸部基部から更に前記他方の側に突出するように形成され、
    前記ハンドル第2凸部は、前記ハンドル第2部分において前記一方の側に向かって突出するハンドル第2凸部基部から更に前記一方の側に突出するように形成され、
    前記ハンドル第1凸部基部及び前記ハンドル第2凸部基部が、前記ハウジングに形成された面で支持される構成とされたことを特徴とする請求項3から請求項6までのいずれか1項に記載の打撃工具。
  8. 前記ハンドル第1凸部基部において前記他方の側を向く表面であるハンドル第1部分第1表面、前記ハンドル第2凸部基部において前記一方の側を向く表面であるハンドル第1部分第1表面が、それぞれ前記ハウジングに形成された面で支持される構成とされたことを特徴とする請求項7に記載の打撃工具。
  9. 前記ハンドル第1凸部基部において前記ハンドル第1部分第1表面と交差する表面であるハンドル第1部分第2表面、前記ハンドル第2凸部基部において前記ハンドル第2部分第1表面と交差する表面であるハンドル第2部分第2表面が、それぞれ前記ハウジングに形成された面で支持される構成とされたことを特徴とする請求項8に記載の打撃工具。
  10. 前記補強部材は樹脂材料で構成されたことを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の打撃工具。
  11. 前記ハウジングは樹脂材料で構成されたことを特徴とする請求項1から請求項10までのいずれか1項に記載の打撃工具。
  12. 前記打撃機構を駆動するモータと、前記モータを制御する制御回路と、を具備し、
    前記制御回路は、前記本体において、前記モータと前記ハンドルとの間に設けられたことを特徴とする請求項11に記載の打撃工具。
  13. 前記本体において、前記モータは金属製のモータハウジングで覆われ、
    前記制御回路は前記ハウジングで覆われたことを特徴とする請求項12に記載の打撃工具。
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