JP6379717B2 - ホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼材の製造方法 - Google Patents
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Description
C:0.05〜0.35%、
Si:0.5%以下、
Mn:0.5〜2.5%、
sol.Al:0.1%以下、
B:0〜0.005%、
Ti:0〜0.1%、
Cr:0〜0.5%、
Nb:0〜0.1%、
Ni:0〜1.0%、
Mo:0〜0.5%、
残部:Feおよび不純物であり、
不純物としてのP、SおよびNがそれぞれ、
P:0.03%以下、
S:0.01%以下、
N:0.01%以下であり、
かつ炭化物を含む鋼材に、
熱間圧延処理および冷間圧延処理を施した後に連続焼鈍処理および合金化溶融亜鉛めっき処理を順に施し、
前記連続焼鈍処理が、
鋼材を700〜900℃の第1温度域まで10℃/s以上の平均昇温速度で昇温させた後、前記第1温度域で1〜300s保持する工程、および
前記第1温度域で保持した鋼材を、450〜650℃の範囲内の所定の第2温度域での平均冷却速度が20℃/s以上となるように冷却した後、250〜550℃の第3温度域で60〜1800s保持する工程を備え、
前記合金化溶融亜鉛めっき処理が、
前記連続焼鈍処理後の鋼材に400〜500℃の第4温度域で溶融亜鉛めっき処理を施す工程、および
前記溶融亜鉛めっき処理後の鋼材を450〜550℃の第5温度域で10〜60s保持した後、室温まで冷却する工程を備える、ホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼材の製造方法。
前記合金化溶融亜鉛めっき処理が、前記溶融亜鉛めっき処理前の鋼材を室温から前記第4温度域まで20℃/s以上の平均昇温速度で昇温させる工程をさらに備える、上記(1)のホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼材の製造方法。
C:0.05〜0.35%、
Si:0.5%以下、
Mn:0.5〜2.5%、
sol.Al:0.1%以下、
B:0〜0.005%、
Ti:0〜0.1%、
Cr:0〜0.5%、
Nb:0〜0.1%、
Ni:0〜1.0%、
Mo:0〜0.5%、
残部:Feおよび不純物であり、
不純物としてのP、SおよびNがそれぞれ、
P:0.03%以下、
S:0.01%以下、
N:0.01%以下であり、
かつ炭化物を含む鋼材に、
熱間圧延処理および冷間圧延処理を施した後に連続焼鈍処理、ニッケルめっき処理および合金化溶融亜鉛めっき処理を順に施し、
前記連続焼鈍処理が、
鋼材を700〜900℃の第1温度域まで10℃/s以上の平均昇温速度で昇温させた後、前記第1温度域で1〜300s保持する工程、
前記第1温度域で保持した鋼材を、450〜650℃の範囲内の所定の第2温度域での平均冷却速度が20℃/s以上となるように冷却した後、250〜550℃の第3温度域で60〜1800s保持する工程、および
前記第3温度域で保持した鋼材を室温まで冷却する工程を備え、
前記合金化溶融亜鉛めっき処理が、
前記ニッケルめっき処理後の鋼材を室温から400〜500℃の第4温度域まで20℃/s以上の平均昇温速度で昇温させた後、溶融亜鉛めっき処理を行う工程、および
前記溶融亜鉛めっき処理後の鋼材を450〜550℃の第5温度域で5〜60s保持した後、室温まで冷却する工程を備える、ホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼材の製造方法。
B:0.0001〜0.005%、
Ti:0.01〜0.1%、
Cr:0.1〜0.5%、
Nb:0.03〜0.1%、
Ni:0.1〜1.0%、および
Mo:0.03〜0.5%から選択される1種以上を含有する、上記(1)または(2)のホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼材の製造方法。
B:0.0001〜0.005%、
Ti:0.01〜0.1%、
Cr:0.1〜0.5%、
Nb:0.03〜0.1%、
Ni:0.1〜1.0%、および
Mo:0.03〜0.5%から選択される1種以上を含有する、上記(3)のホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼材の製造方法。
本発明において、鋼材(熱間圧延処理が施される鋼材)の化学組成は次の通りである。
Cは、焼入後の鋼材の強度を決定する重要な元素である。C含有量が0.05%未満では、焼入後において十分な強度が得られない。したがって、C含有量は0.05%以上とする。C含有量は0.1%以上であることが好ましく、0.15%以上であることがより好ましい。一方、C含有量が0.35%を超えると、焼入後の鋼材において、靱性および耐遅れ破壊性の劣化が著しくなる。また、焼入前の鋼材の加工性の劣化が著しくなり、HS加工前の鋼材に予成形を施す場合に好ましくない。したがって、C含有量は0.35%以下とする。C含有量は0.33%以下であることが好ましく、0.30%以下であることがより好ましい。
Siは、一般に不純物として含有されるが、鋼材の焼入性を高める作用を有するので、積極的に含有させてもよい。しかし、Si含有量が0.5%を超えると、Ac3点の上昇が著しくなり、焼入れ時の加熱温度を低くすることが困難となる。また、溶融亜鉛めっきを施す際のめっきの濡れ性が劣化し、鋼材の表面品位の低下が著しくなる。したがって、Si含有量は0.5%以下とする。Si含有量は、0.3%以下であることが好ましい。上記作用による効果をより確実に得るには、Si含有量を0.01%以上とすることが好ましい。
Mnは、Ac3点を低下させて鋼材の焼入性を高める作用を有する。しかし、Mn含有量が0.5%未満では、上記作用による効果を得ることが困難である。したがって、Mn含有量は0.5%以上とする。Mn含有量は、1.0%以上であることが好ましい。一方、Mn含有量が2.5%を超えると、焼入れ前の鋼材の加工性の劣化が著しくなり、HS加工前の鋼材に予成形を施す場合に好ましくない。また、Mnの偏析に起因したバンド状組織を生じやすくなり、鋼材の靭性の劣化が著しくなる。したがって、Mn含有量は2.5%以下とする。Mn含有量は、2.0%以下であることが好ましい。
Alは、一般に不純物として含有されるが、脱酸により鋼材を健全化する作用を有するので、積極的に含有させてもよい。しかし、sol.Al含有量が0.1%を超えると、Ac3点の上昇が著しくなり、焼入れ時の加熱温度を低くすることが困難となる。したがって、sol.Al含有量は0.1%以下とする。sol.Al含有量は、0.05%以下であることが好ましい。上記作用による効果をより確実に得るには、sol.Al含有量を0.005%以上とすることが好ましい。
B含有量が0.005%を超えると、上記の作用による効果が飽和して経済性が低下する。したがって、含有させる場合のB含有量は0.005%以下とする。上記効果をより確実に得るには、B含有量を0.0001%以上とすることが好ましい。
Ti含有量が0.1%を超えると、Tiが鋼中のCと結合してTiCを多量に形成する。この場合、焼入れによって鋼材の強度向上に寄与するCを減少させてしまい、焼入後の鋼材において高い強度が得られないことがある。したがって、含有させる場合のTi含有量は0.1%以下とする。上記作用による効果をより確実に得るには、Ti含有量は0.01%以上とすることが好ましい。
Cr含有量が0.5%を超えると、焼入前の鋼材の加工性の劣化が著しくなり、HS加工前の鋼材に予成形を施す場合に好ましくない。したがって、含有させる場合のCr含有量は0.5%以下とする。上記作用による効果をより確実に得るには、Cr含有量は0.1%以上とすることが好ましい。
Nb含有量が0.1%を超えると、焼入前の鋼材の加工性の劣化が著しくなり、HS加工前の鋼材に予成形を施す場合に好ましくない。したがって、含有させる場合のNb含有量は0.1%以下とする。上記作用による効果をより確実に得るには、Nb含有量は0.03%以上とすることが好ましい。
Ni含有量が1.0%を超えると、焼入前の鋼材の加工性の劣化が著しくなり、HS加工前の鋼材に予成形を施す場合に好ましくない。したがって、含有させる場合のNi含有量は1.0%以下とする。上記作用による効果をより確実に得るには、Ni含有量は0.1%以上とすることが好ましい。
Mo含有量が0.5%を超えると、焼入前の鋼材の加工性の劣化が著しくなり、HS加工前の鋼材に予成形を施す場合に好ましくない。したがって、Mo含有量は0.5%以下とする。上記作用による効果をより確実に得るには、Mo含有量は0.03%以上とすることが好ましい。
Pは、焼入前の鋼材の加工性を劣化させ、焼入後の鋼材の靱性を劣化させる作用を有する。したがって、P含有量は少ないほど好ましく、本発明ではP含有量を0.03%以下とする。P含有量は、0.015%以下であることがより好ましい。
Sは、焼入前の鋼材の加工性を劣化させ、焼入後の鋼材の靱性を劣化させる作用を有する。したがって、S含有量は少ないほど好ましく、本発明ではS含有量を0.01%以下とする。S含有量は、0.005%以下であることがより好ましい。
Nは、焼入前の鋼材の成形性を劣化させる作用を有する。したがって、N含有量は少ないほど好ましく、本発明ではN含有量を0.01%以下とする。N含有量は、0.005%以下であることがより好ましい。
本発明に係る鋼材のミクロ組織は、炭化物およびフェライトを含む。本発明において「炭化物」には、セメンタイトに加え、M23C6(Mは、Cr等の金属を意味する。)等の金属元素比率が高い炭化物および炭窒化物が含まれる。鋼材のミクロ組織において、炭化物以外の部分は、焼入前の鋼材の加工性の観点から実質的にフェライトであることが好ましい。なお、パーライト、ベイナイトおよび焼戻しマルテンサイトは、炭化物とフェライトとからなる組織である。したがって、炭化物およびフェライトを有する本発明の鋼材のミクロ組織には、パーライト、ベイナイトおよび焼戻しマルテンサイトのうちの何れかが含まれる場合がある。また、本発明の鋼材のミクロ組織には、上記化学組成とすることによって不可避的に形成されるMnSやTiN等の介在物が含まれる。
本発明では、上述の化学組成を有する鋼材に、熱間圧延処理、冷間圧延処理、連続焼鈍処理および合金化溶融亜鉛めっき処理をこの順で施す。熱間圧延処理および冷間圧延処理は、常法に従って行えばよい。具体的には、本発明では、たとえば、高張力熱延鋼板を製造する場合のような特殊な製法を用いるのではなく、冷間圧延処理時の負荷を増大させないように、熱間圧延処理では焼きを過度に入れなくてもよい。上記のように、通常の方法で熱間圧延処理および冷間圧延処理を行うことができるので、以下においては、連続焼鈍処理および合金化溶融亜鉛めっき処理について詳細に説明する。なお、以下においては、本発明によって得られるHS用合金化溶融亜鉛めっき鋼材がHS用合金化溶融亜鉛めっき鋼板である場合を例に挙げて、連続焼鈍処理および合金化溶融亜鉛めっき処理の説明を行う。また、以下の説明において、昇温速度とは平均昇温速度のことであり、冷却速度とは平均冷却速度のことである。
熱間圧延および冷間圧延を経て得られた鋼材(以下、冷延鋼板ともいう。)を、たとえば、連続焼鈍ラインにおいて焼鈍する。焼鈍雰囲気は、非酸化性雰囲気(たとえば、98vol%N2+2vol%H2)とすることが好ましい。
焼鈍処理後の鋼板を、室温から400〜500℃の第4温度域(溶融亜鉛めっき浴の温度に近い温度域)まで20℃/s以上の昇温速度で昇温させた後、溶融亜鉛めっき浴に浸漬し、めっき処理を施す。昇温速度が20℃/s未満では、鋼板を第4温度域まで昇温させる際に、焼鈍処理によって得られた炭化物の微細化組織を十分に維持することができない。昇温速度は、30℃/s以上であることが好ましい。鋼板の温度が400℃未満では、溶融亜鉛めっき浴が固化する。一方、鋼板の温度が500℃を超えると、炭化物の微細化組織を十分に維持できない。安定して溶融亜鉛めっきを行う観点からは、鋼板の温度は420℃以上であることが好ましく、炭化物の微細化組織の維持の観点からは、460℃以下であることが好ましい。なお、鋼板を第4温度域まで昇温させる際に鋼板が酸化するとめっき性に悪影響を与える。そのため、還元性の雰囲気で鋼板を上記温度域まで昇温させることが好ましい。
溶融亜鉛めっき浴に含まれるAl濃度(質量%)は、後述する金属めっきを施さない場合には、0.10〜0.14%とすることが好ましい。Al濃度が0.10%未満では、めっき初期の合金化バリア層(Fe−Zn合金化反応を抑制する層)となるFe−Al−Zn層の形成が不十分となり、Fe−Zn合金化が部分的に生じる場合がある。この場合、均一な合金化制御が困難となる。また、溶融亜鉛めっき浴中へのFeの溶解によって、めっき浴中にドロスが発生する場合がある。この場合、鋼板のめっき中にドロスが含まれることによって外観を損ねる。一方、Al濃度が0.14%を超えると、Fe−Al−Zn層を形成しすぎて、均一な合金化制御が困難になる場合がある。この場合、合金化の際の鋼板温度を高くする必要、または保持時間を長くする必要が生じる。Al濃度は、0.12%以上であることがより好ましく、0.135%以下であることがより好ましい。
連続焼鈍処理後でかつ溶融亜鉛めっき処理前に、鋼板表面に金属めっき(たとえば、Niめっき)を施してもよい。めっき方法は特に限定されるものではないが、電気めっきおよび置換めっき等の方法が簡便で制御しやすい。Niめっきを施す際には、Ni単体を用いてもよいし、Niを含む合金を用いてもよい。ただし、後に溶融亜鉛めっきを行う観点から、溶融亜鉛めっき中に含まれるFe、AlおよびZnのいずれかの金属を含む合金(Ni−Fe、Ni−AlおよびNi−Zn等)を用いることが好ましい。Niめっきを行う場合には、Niを含有する金属の付着量を0.01〜10g/m2とすることによって、合金化速度が速くなり、合金化のための均熱温度を下げることが可能となる。また、合金化のための保持時間を短縮することができる。上記付着量は、0.01〜5g/m2とすることが好ましい。
上述の製造方法によって製造されたHS用合金化溶融亜鉛めっき鋼板に、ホットスタンプ加工を施すことによって、機械的性質(強度および靱性)に優れたHS鋼板を製造できる。なお、ホットスタンプ加工は、通常の方法で行うことができる。
Claims (5)
- 化学組成が、質量%で、
C:0.05〜0.35%、
Si:0.5%以下、
Mn:0.5〜2.5%、
sol.Al:0.1%以下、
B:0〜0.005%、
Ti:0〜0.1%、
Cr:0〜0.5%、
Nb:0〜0.1%、
Ni:0〜1.0%、
Mo:0〜0.5%、
残部:Feおよび不純物であり、
不純物としてのP、SおよびNがそれぞれ、
P:0.03%以下、
S:0.01%以下、
N:0.01%以下である鋼材に、
熱間圧延処理および冷間圧延処理を施した後に連続焼鈍処理および合金化溶融亜鉛めっき処理を順に施し、
前記連続焼鈍処理が、
鋼材を700〜900℃の第1温度域まで10℃/s以上の平均昇温速度で昇温させた後、前記第1温度域で1〜300s保持する工程、および
前記第1温度域で保持した鋼材を、少なくとも550〜650℃の温度域を含む第2温度域での平均冷却速度が20℃/s以上となるように冷却した後、250〜550℃の第3温度域で60〜1800s保持する工程を備え、
前記合金化溶融亜鉛めっき処理が、
前記連続焼鈍処理後の鋼材に400〜500℃の第4温度域で溶融亜鉛めっき処理を施す工程、および
前記溶融亜鉛めっき処理後の鋼材を450〜550℃の第5温度域で10〜60s保持した後、室温まで冷却する工程を備える、ホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼材の製造方法。 - 前記連続焼鈍処理が、前記第3温度域で保持した鋼材を室温まで冷却する工程をさらに備え、
前記合金化溶融亜鉛めっき処理が、前記溶融亜鉛めっき処理前の鋼材を室温から前記第4温度域まで20℃/s以上の平均昇温速度で昇温させる工程をさらに備える、請求項1に記載のホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼材の製造方法。 - 化学組成が、質量%で、
C:0.05〜0.35%、
Si:0.5%以下、
Mn:0.5〜2.5%、
sol.Al:0.1%以下、
B:0〜0.005%、
Ti:0〜0.1%、
Cr:0〜0.5%、
Nb:0〜0.1%、
Ni:0〜1.0%、
Mo:0〜0.5%、
残部:Feおよび不純物であり、
不純物としてのP、SおよびNがそれぞれ、
P:0.03%以下、
S:0.01%以下、
N:0.01%以下である鋼材に、
熱間圧延処理および冷間圧延処理を施した後に連続焼鈍処理、ニッケルめっき処理および合金化溶融亜鉛めっき処理を順に施し、
前記連続焼鈍処理が、
鋼材を700〜900℃の第1温度域まで10℃/s以上の平均昇温速度で昇温させた後、前記第1温度域で1〜300s保持する工程、
前記第1温度域で保持した鋼材を、少なくとも550〜650℃の温度域を含む第2温度域での平均冷却速度が20℃/s以上となるように冷却した後、250〜550℃の第3温度域で60〜1800s保持する工程、および
前記第3温度域で保持した鋼材を室温まで冷却する工程を備え、
前記合金化溶融亜鉛めっき処理が、
前記ニッケルめっき処理後の鋼材を室温から400〜500℃の第4温度域まで20℃/s以上の平均昇温速度で昇温させた後、溶融亜鉛めっき処理を行う工程、および
前記溶融亜鉛めっき処理後の鋼材を450〜550℃の第5温度域で5〜60s保持した後、室温まで冷却する工程を備える、ホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼材の製造方法。 - 前記化学組成が、質量%で、
B:0.0001〜0.005%、
Ti:0.01〜0.1%、
Cr:0.1〜0.5%、
Nb:0.03〜0.1%、
Ni:0.1〜1.0%、および
Mo:0.03〜0.5%から選択される1種以上を含有する、請求項1または2に記載のホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼材の製造方法。 - 前記化学組成が、質量%で、
B:0.0001〜0.005%、
Ti:0.01〜0.1%、
Cr:0.1〜0.5%、
Nb:0.03〜0.1%、
Ni:0.1〜1.0%、および
Mo:0.03〜0.5%から選択される1種以上を含有する、請求項3に記載のホットスタンプ用合金化溶融亜鉛めっき鋼材の製造方法。
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