JP6379559B2 - プロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクターに関するものである。
従来、プロジェクターにおいて、スクリーン等に表示されている投射画像を一時的に中
断する(以下、画像ミュート機能と言う)ために投射光を遮断する目的で、光源の近くに
シャッターユニットを搭載したものがある。このシャッターユニットを動作させることで
光源装置から射出された光束を遮断して、画像ミュートに設定するようになっている。し
かしながら、光源の近くでは光路の範囲が広いためシャッター部材の移動量が大きく、光
路を遮断するまでに時間がかかってしまう。
そこで、光源側に比べて光路の範囲が狭い、投射レンズと色合成光学装置(クロスダイ
クロイックプリズム)との間に、光源装置から射出された光を遮断するためのレンズシャ
ッターが配置された構成が提案されている(特許文献1)。特許文献1は、アームを傾動
させることによってシャッター部材の開閉動作を行う構成となっている。
特開2010−61052号公報
しかしながら、投射レンズと色合成光学装置との間にシャッター部材を配置するための
スペースを確保する必要があり、装置が大型化していた。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、装置の小型化を実現す
るとともにシャッター部材の開閉動作を短時間で円滑に行うことのできるプロジェクター
を提供することを目的の一つとしている。
本発明のプロジェクターは、光源装置と、前記光源装置から射出された光束を画像情報
に応じて変調して画像光を形成する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を
被投射面に投射する投射レンズと、前記光変調装置からの光を前記投射レンズへと導く光
学部材と、前記光学部材と前記投射レンズとの間に配置され、前記光学部材から前記投射
レンズへ向けて射出された光を遮断するスライド式のシャッターユニットと、を備え、前
記シャッターユニットは、駆動モーターと、前記駆動モーターの回転駆動力を受けること
により回転するスクリューと、前記スクリューに係合し、前記スクリューの軸方向におけ
る位置を変化可能に保持される噛合部材と、前記光学部材から射出された光の光路上に配
置され、前記噛合部材の移動に連動して前記スクリューの軸方向にスライド移動可能に支
持されたシャッター部材と、を有することを特徴とする。
本発明の構成によれば、光源装置側に比べて光路範囲の狭い、投射レンズと光学部材と
の間にシャッターユニットを配置することにより、光源装置の近傍に配置する場合よりも
シャッター部材の開閉に伴うスライド量を小さくすることができる。これにより、シャッ
ター部材の開閉時間も短縮される。
また、前記スクリューは、前記光路に対して前記軸方向が交差するように配置され、前
記スクリューの軸方向一端側に前記駆動モーターが配置されている構成としてもよい。
この構成によれば、シャッターユニットの占有スペースが小さくなり、装置の大型化を
阻止することができる。
また、前記シャッターユニットは、前記駆動モーターから前記スクリューへの回転駆動
力を遮断するスリップ機構を有している構成としてもよい。
この構成によれば、シャッター部材を閉じるタイミングに合わせて駆動モーターを停止
させる必要がなくなるため、駆動モーターに負荷がかかるのを回避することができる。
また、前記シャッター部材のスライド移動を案内するガイド手段を備え、前記ガイド手
段は、板状の前記シャッター部材の厚さ方向への回転を規制する一対のガイド軸を備えて
いる構成としてもよい。
これによれば、シャッター部材をスクリューの軸方向に沿ってスムーズにスライド移動
させることができる。
また、前記ガイド手段は、前記シャッター部材のスライド方向に沿って配置されたガイ
ドレール部を有し、前記ガイドレール部が前記投射レンズを保持する筐体に設けられてい
る構成としてもよい。
これによれば、既存の構成部材である投射レンズの筐体を有効に活用することができ、
重量の面でも有利となる。
また、前記噛合部材の回転を規制する回転規制部を備え、前記回転規制部は、前記噛合
部材に係合するとともに前記シャッター部材を吊り下げた姿勢で支持している構成として
もよい。
これによれば、光源装置からの光を受けて温度が上昇することに起因するシャッター部
材の熱膨張を緩和することができる。
また、前記スクリューが多条ネジ構造とされている構成としてもよい。
これによれば、スクリューの回転に伴う噛合部材の軸方向への移動量が大きくなり、シ
ャッター部材の開閉時間を短縮することができる。
また、前記シャッター部材が、光路上に配置された閉位置、光路外に配置された開位置
のいずれの位置にあるかを検出する位置検出部を備えている構成としてもよい。
これによれば、位置検出部によって検出されるシャッター部材の開閉状態に連動して、
光源装置からの光量を調整することが可能となる。位置検出部の検出結果に応じて光量を
調整することによって、光源装置からの光を受けて温度が上昇することに起因するシャッ
ター部材の熱膨張を緩和することができる。
本発明に係る一実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図。 シャッターユニットの配置位置を示す図。 シャッターユニットの構成を示す図。 駆動伝達機構及びその周辺の機構の構成を示す図であり、(B)は、スリップ機構の構成を示す図。 シャッター部材の取り付け状態を示す図であって、図3のA−A’線に沿う断面図。 シャッターユニットの開状態を示す図。 シャッターユニットが投射レンズベースに取り付けられた状態を示す図。 位置検出部を示す図。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。本実施形態のプロジェクタ
ーは、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調してスクリーン等に拡大投射する
。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材
の縮尺を適宜変更している。
[プロジェクター]
図1は、本発明に係る一実施形態のプロジェクターの概略構成を示す模式図である。図
2は、シャッターユニットの配置位置を示す図である。図3は、シャッターユニットの構
成を示す図である。図4(A)は、駆動伝達機構及びその周辺の機構の構成を示す図であ
り、(B)は、スリップ機構の構成を示す図である。図5は、シャッター部材の取り付け
状態を示す図であって、図3のA−A’線に沿う断面図である。図6は、シャッターユニ
ットの開状態を示す図である。図7は、シャッターユニットが投射レンズベースに取り付
けられた状態を示す図である。図8は、位置検出部を示す図である。
プロジェクター1は、図1に示すように、外装を構成する外装筐体2、制御部15、光
源装置(照明光学系)31を有する光学ユニット3及びシャッターユニット9を備えてい
る。なお、図示は省略するが、外装筐体2の内部には、さらに、光源装置31や制御部1
5に電力を供給する電源装置等が配置されている。
外装筐体2は、詳細な説明は省略するが、上部を構成する上ケース、下部を構成する下
ケース等を有し、これらはネジ等により固定されている。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、
RAM(Random Access Memory)等を備え、コンピューターとして機能するものであり、
プロジェクター1の動作の制御、例えば、画像の投写に関わる制御を行う。
光学ユニット3は、制御部15による制御の下、光源装置31から射出された光束を光
学的に処理して投射する。光学ユニット3は、図1に示すように、光源装置31に加え、
インテグレーター照明光学系32、色分離光学系33、リレー光学系34、光学装置4、
投射レンズ(投射光学系)36、およびこれらの部材を光路上の所定位置に配置する光学
部品用筐体38を備えている。
光学ユニット3は、例えば図1に示すように平面視略L字状に形成され、一方の端部に
光源装置31が着脱可能に配置され、他方の端部に投射レンズ36が配置される。なお、
以下では、説明の便宜上、光源装置31から光束が射出される方向を+X方向、投射レン
ズ36から光束が射出される方向を+Y方向(前側)、プロジェクター1が机上等に据え
おかれた据え置き姿勢における上方を+Z方向(上側)として記載する。
光源装置31は、超高圧水銀ランプやメタルハイドロランプ等から成る放電型の光源3
11およびリフレクター312等を備える。光源装置31は、光源311から射出された
光束をリフレクター312によって射出方向を揃え、インテグレーター照明光学系32に
向けて射出する。
インテグレーター照明光学系32は、第1レンズアレイ321、第2レンズアレイ32
2、偏光変換素子323、および重畳レンズ324を備える。
第1レンズアレイ321は、光源装置31から射出された光束を複数の部分光束に分割
する光学部材であり、光源装置31から射出された光束の光軸Lに対して略直交する面内
にマトリクス状に配列される複数の小レンズを備えている。
第2レンズアレイ322は、第1レンズアレイ321と略同様の構成を有しており、重
畳レンズ324とともに、第1レンズアレイ321から射出された部分光束を後述する光
変調装置の表面に重畳させる。
偏光変換素子323は、第2レンズアレイ322から射出されたランダム光を光変調装
置で利用可能な略1種類の偏光光に備える機能を有する。
色分離光学系33は、2枚のダイクロイックミラー331,332及び反射ミラー33
3を備え、インテグレーター照明光学系32から射出された光束を赤色光(以下「R光」
という)、緑色光(以下「G光」という)、青色光(以下「B光」という)の3色の色光
に分離する機能を有する。
リレー光学系34は、入射側レンズ341、リレーレンズ343及び反射ミラー342
,344を備え、色分離光学系33で分離されたR光をR光用の液晶パネルまで導く機能
を有する。なお、光学ユニット3は、リレー光学系34がR光を導く構成としているが、
これに限らず、例えば、B光を導く構成としてもよい。
光学装置4は、図1に示すように、R光、G光、B光の各色光用に設けられた電気光学
装置5(R光用の電気光学装置を5R、G光用の電気光学装置を5G、B光用の電気光学
装置を5Bとする)、色合成光学装置としてクロスダイクロイックプリズム(光学部材)
41及びクロスダイクロイックプリズム41を固定する支持部材6を備えている。光学装
置4は、色分離光学系33で分離された各色光を画像情報に応じて変調し、変調した各色
光を合成する。
各電気光学装置5は、図1に示す、入射側偏光板51、光変調装置(冷却対象物)52
(R光用の光変調装置52R,G光用の光変調装置52G、B光用の光変調装置52Bと
する)、射出側偏光板54、装置収納部7を備えている。
入射側偏光板51は、光変調装置52の光路前段側に配置される光学素子であり、色分
離光学系33で分離された各色光のうち、偏光変換素子323で揃えられた偏光光を透過
し、その偏光光と異なる偏光光を吸収して光変調装置52に射出する。
光変調装置52は、詳細な図示は省略するが、一対の透明なガラス基板に液晶が密封封
入された液晶パネルを備え、微小画素がマトリックス状に形成された矩形状の画素領域を
有している。光変調装置52は、パネル枠(不図示)に外周が保持され、フレキシブル基
板FPを介して制御部15に接続されている。光変調装置52は、制御部15から入力さ
れた駆動信号に応じて液晶の配向状態が制御され、入射する色光を画像情報に応じて変調
する。
射出側偏光板54は、光変調装置52の光路後段側に配置される光学素子である。射出
側偏光板54は、入射側偏光板51と略同様の機能を有し、光変調装置52にて変調され
た色光のうち一定方向の偏光光を透過し、その偏光光と異なる偏光光を吸収してクロスダ
イクロイックプリズム41に射出する。
装置収納部7は、入射側偏光板51、光変調装置52および射出側偏光板54を収納し
、入射側偏光板51および射出側偏光板54とで筒状に形成されている。
保持部材81は、入射側偏光板51が接着固定され、装置収納部7に取り付けられる。
保持部材82は、射出側偏光板54が接着固定され、装置収納部7に取り付けられる。
クロスダイクロイックプリズム41は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正
方形上をなし、電気光学装置5R,5G,5Bがそれぞれ対向して配置される3つの光束
入射側端面41Aを有している。
そして、クロスダイクロイックプリズム41は、直角プリズム同士を貼り合せた界面に
、2つの誘電体多層膜が形成されている。クロスダイクロイックプリズム41は、誘電体
多層膜が電気光学装置5R,5Bから射出された色光を反射し、電気光学装置5Gから射
出された色光を透過して、各色光を合成する。
支持部材6は、クロスダイクロイックプリズム41の下方に配置され、クロスダイクロ
イックプリズム41を支持する。入射側偏光板51、光変調装置52および射出側偏光板
54を収納した上述の装置収納部7は、クロスダイクロイックプリズム41に対する位置
の調整が行われた後に、支持部材6に固定される。
投射レンズ36は、複数のレンズを組み合わせた組レンズとして構成され、クロスダイ
クロイックプリズム41にて合成された光をスクリーン(被投射面)SC上に拡大投射す
る。
シャッターユニット9は、図2に示すように、光学装置4のクロスダイクロイックプリ
ズム41と投射レンズ36との間の光路上に配置され、クロスダイクロイックプリズム4
1から投射レンズ36へ向けて射出された光束を遮断する。
(シャッターユニットの構成)
次に、シャッターユニットの構成について、図3〜図8を用いて詳述する。
シャッターユニット9は、図3に示すように、ユニット筐体8、ボールネジ機構10、
駆動モーター13、シャッター部材14、駆動伝達機構16(図4(A))、回転規制部
17、ガイド機構(ガイド手段)20、およびスライド位置検出部43(図8)を備える
。さらに、本実施形態のシャッターユニット9は、スリップ機構18(図4(B))を有
する。スリップ機構18は、駆動伝達機構16に含まれる。
ボールネジ機構10は、図3及び図4(A)に示すようにスクリュー11とボールネジ
ナット(噛合部材)12とから構成される。
スクリュー11は、長手方向が光路に交差するようにZ方向に沿って配置され、一端側
に駆動モーター13が連結され、他端側が回転規制部17に挿入されている。スクリュー
11は、駆動伝達機構16を介して伝達される駆動モーター13の駆動力によって、軸回
りに回転する。スクリュー11は多条ネジ構造とされており、本実施形態では2条ネジ構
造とされている。
ボールネジナット12は、スクリュー11に螺合し、スクリュー11の回転に伴ってス
クリュー11の軸方向における位置を変化可能に保持されている。
回転規制部17は、シャッター部材14を支持するとともにボールネジナット12に係
合している。回転規制部17がボールネジナット12に固定されることで、ボールネジナ
ット12の回転が規制され、ひいてはシャッター部材14のスクリュー11の軸回りへの
回転が規制されることになる。
シャッター部材14は、回転規制部17を介してボールネジ機構10に連結され、駆動
モーター13の駆動によって動作するボールネジ機構10によってスライド移動する。シ
ャッター部材14は、平面視矩形状の板部材からなり、一面がクロスダイクロイックプリ
ズム41に対向して配置されている。本実施形態では、長手方向がZ方向に沿う姿勢でシ
ャッター部材14配置され、同方向に沿って移動する。具体的には、光路上へ前進した閉
位置(図3)と、光路外に退避した開位置(図6)と、の間をスライド移動する。
シャッター部材14は、図5に示すように、回転規制部17に対してワッシャー37及
びネジ部39を介して取り付けられている。シャッター部材14は、貫通穴14a、14
a内に挿入される回転規制部17の凸部17b、17bに係合した状態で吊り下げられる
。凸部17b、17bの高さHは、シャッター部材14の板厚tよりも大きい寸法に設定
される。本実施形態では、板厚t(mm)に許容値として例えば0.6(mm)を加えた
数値を凸部17b,17bの高さH(mm)としている。なお、許容値は上記した0.6
mmに限らない。
ガイド機構20は、図3に示すように、シャッター部材14のスライド方向に沿って配
置されたガイドレール部29と、一対のガイド軸30,30と、を備えている。
ガイドレール部29は、板金27と一対のガイドレール28とを備え、板金27と各ガ
イドレール28との間にシャッター部材14をガイドする案内溝28aを有している。板
金27は、シャッター部材14の3辺を囲むように平面視でコ字状をなし、上下移動する
シャッター部材14の底部14cが突き当たるストッパー機能を兼ね備えた構成になって
いる。一対のガイドレール28,28は、合成樹脂材料からなる。
ガイドレール部29は、板金27と各ガイドレール28との間に形成される案内溝28
a内に、側部14b、14bを挿入した状態で組み込まれるシャッター部材14を、案内
溝28aの延在方向(Z方向)に沿って案内する。
本実施形態では、後述する投射レンズベース40とは別部材としてガイドレール28,
28を一対設けているが、この構成に限らない。例えば、ガイドレール28,28を投射
レンズベース40と一体に形成してもよいし、ガイドレール28,28を投射レンズベー
ス40で代用することも可能である。
一対のガイド軸30,30は、スクリュー11に平行して配置され、回転規制部17の
貫通孔17a内にそれぞれ挿入されている。
シャッター部材14は、ガイド機構20のガイドレール部29(案内溝28a,28a
)によってシャッター部材14の一面に垂直な法線の軸回りへの回転が規制され、さらに
、一対のガイド軸30,30によって板厚方向への回転が規制された状態で移動すること
になる。
駆動伝達機構16は、図4(A),(B)に示すように伝達部19とスリップ機構18
とを有する。
伝達部19は、図4(A)に示すように、駆動モーター13の駆動力をスクリュー11
へ伝達するもので、直径の異なる3つのギア21,22,23を備える。具体的には、駆
動モーター13の回転軸13Aに取り付けられた第1ギア21と、スクリュー11の一端
に接続された第2ギア22と、第1ギア21と第2ギア22とに歯合して第1ギア21の
回転トルクを第2ギア22へと伝達する中間ギア23とを備える。
スリップ機構18は、図4(B)に示すように、スクリュー11を回転させる駆動伝達
経路の途中に存在し、許容範囲外のトルクの伝達を遮断する。スリップ機構18は、一対
のプレート24,24と、これらプレート24,24間に配置され且つスクリュー11に
装着されたスプリング25と、スクリュー11に設けられたスペーサー26とを有し、一
方のプレート24とスペーサー26とで第2ギア22を挟み込む構成となっている。
スリップ機構18は、駆動モーター13側からの所定トルク未満の回転に対しては、ス
プリング25の弾性力によって一方のプレート24を介して第2ギア22をスペーサー2
6に押し付けることでこれら部材間に発生する摩擦力によりスクリュー11を回転させ、
駆動モーター13側からの所定トルク以上の回転に対しては上記摩擦力に抗してスクリュ
ー11と第2ギア22が空転する。これにより、シャッター部材14を閉じた際に駆動モ
ーター13への負荷が減り、故障等を防止できる。
スライド位置検出部43は、図8に示すように、ボールネジ機構10によってスライド
移動するシャッター部材14の位置を検出するもので、一対の検出センサー44,45を
備える。検出センサー44,45は、スクリュー11の軸方向に沿って互いに所定の間隔
をおいて配置され、一方の検出センサー44によってシャッター部材14の閉位置を検出
し、他方の検出センサー45によってシャッター部材14の開位置を検出する。
検出センサー44,45は、制御部15(図1)における位置検出回路(不図示)に接
続されており、各々の検出結果を位置検出回路(不図示)へ出力する。これにより制御部
15は、シャッター部材14のスライド位置に応じて駆動モーター13の回転方向を規定
し、ボールネジ機構10を動作させる。
ユニット筐体8は、図3及び図7に示すように、ボールネジ機構10、駆動モーター1
3、駆動伝達機構16(スリップ機構18)、ガイド機構20およびスライド位置検出部
(位置検出部)43を保持する。ユニット筐体8は、投射レンズ36(図1)を保持する
投射レンズベース(筐体)40に固定されている。本実施形態のユニット筐体8は、複数
の取付ネジ42を介して投射レンズベース40に取り付けられているが、ユニット筐体8
と投射レンズベース40とが一体に形成されていてもよい。これにより、既存の構成部材
である投射レンズベース40を利用してシャッターユニット9を設けることができる。
本実施形態のプロジェクター1は、クロスダイクロイックプリズム41と投射レンズ3
6との間にボールネジ機構10を有したシャッターユニット9を備えている。シャッター
ユニット9は、ボールネジ機構10を構成するスクリュー11の軸方向が光路に交差する
ようにZ方向に沿った姿勢で設けられており、駆動伝達機構16を介して接続された駆動
モーター13の駆動によって、シャッター部材14をスクリュー11の軸方向(Z方向)
へスイドさせる。
本実施形態のシャッターユニット9は、シャッター部材14をスライド移動させる機構
がスクリュー11とボールネジナット12とを有してなるボールネジ機構10からなる。
また、光路に交差する方向へ延在するスクリュー11の上端側に駆動モーター13が配置
されている。シャッター部材14を上下移動させるためにボールネジ機構10を用いるこ
とで、シャッターユニット9が小型になり、シャッターユニット9が外装筐体2内で占有
する領域は小さくなる。このため、外装筐体2内の狭小なスペースにシャッターユニット
9を配置することが可能となる。よって、既存の構成において、投射レンズベース40内
あるいはその近傍の空きスペースにシャッターユニット9を設けることができ、装置内の
スペースを有効に活用することが可能である。したがって、投射レンズ36とクロスダイ
クロイックプリズム41との間にシャッターユニット9を配置するためのスペースを新た
に確保する必要がなくなり、装置が大型化するのを阻止することができる。
また、光源装置31側に比べて光路範囲(XZ面における光路範囲)の狭い、投射レン
ズ36とクロスダイクロイックプリズム41との間にシャッターユニット9を配置するこ
とにより、光源装置31の近傍に配置する場合よりもシャッター部材14の開閉に伴うス
ライド量を小さくすることができる。つまり、シャッター部材14の開位置と閉位置との
距離を短くすることができる。これにより、シャッター部材14の開閉時間が短縮され、
画像ミュート機能が向上する。
また、ボールネジ機構10のスクリュー11は2条ネジ構造とされており、スクリュー
11の1回転におけるボールネジナット12の移動量を大きくしている。つまり、シャッ
ター部材14の開位置と閉位置との間におけるシャッター部材14の移動量が大きくなる
ため、より迅速にシャッター部材14の開閉を行える。これにより、シャッター部材14
の開閉動作を短時間で円滑に行え、画像ミュート機能の応答性が向上する。
また、本実施形態のシャッターユニット9は、駆動モーター13からの駆動伝達経路上
にスリップ機構18を備え、シャッター部材14を閉じた際にスクリュー11と第2ギア
22が空転する構成になっている。シャッター部材14が閉位置に移動するタイミングに
合わせて駆動モーター13の駆動を停止させる必要がなくなるため、より性能(回転速度
)の高いDCモーターを用いることが可能となる。これにより、シャッター部材14の開
閉動作をさらに短時間で行えるようになる。
また、シャッターユニット9の各構成部材を保持するユニット筐体8の少なくとも一部
を投射レンズベース40で代用することが可能であるため、重量の面でも有利である。
また、本実施形態のシャッターユニット9は、シャッター部材14を吊り下げた状態で
支持しており、シャッター部材14を拘束しない構成になっている。このため、画像ミュ
ート設定時間が比較的長い時間であったとしても、熱によるシャッター部材14の膨張を
許容することができる。本実施形態では、高温になり易い光源装置31側から最も離れた
投射レンズ36の近傍にシャッターユニット9(シャッター部材14)が配置されている
ので、シャッター部材14の温度が急激に上昇しにくく、シャッター部材14の熱膨張を
緩和することができる。これにより、シャッター部材14のスムーズなスライド移動が維
持される。
また、本実施形態では、スライド位置検出部43の検出結果に応じて例えば光源装置3
1の出力を調整することにより、光の照射を受けて温度が上昇しやすい閉位置にあるシャ
ッター部材14の熱膨張を防ぐことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発
明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記
載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明
らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1…プロジェクター、9…シャッターユニット、11…スクリュー、12…ボールネジ
ナット、13…駆動モーター、14…シャッター部材、17…回転規制部、18…スリッ
プ機構、20…ガイド機構(ガイド手段)、30…ガイド軸、31…光源装置、36…投
射レンズ、40…投射レンズベース(筐体)、41…クロスダイクロイックプリズム(光
学部材)、43…スライド位置検出部(位置検出部)、52,52B,52G,52R…
光変調装置、SC…スクリーン(被投射面)、311…光源

Claims (6)

  1. 光源装置と、
    前記光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を被投射面に投射する投射レンズと、
    前記光変調装置からの光を前記投射レンズへと導く光学部材と、
    前記光学部材と前記投射レンズとの間に配置され、前記光学部材から前記投射レンズへ向けて射出された光を遮断するスライド式のシャッターユニットと、を備え、
    前記シャッターユニットは、
    駆動モーターと、
    前記駆動モーターの回転駆動力を受けることにより回転するスクリューと、
    前記スクリューに係合し、前記スクリューの軸方向における位置を変化可能に保持される噛合部材と、
    前記光学部材から射出された光の光路上に配置され、前記噛合部材の移動に連動して前記方向に動可能に支持された板状のシャッター部材と、
    前記シャッター部材の前記軸方向への移動を案内するとともに、前記軸方向に沿って配置されたガイドレール部と、
    前記シャッター部材の厚さ方向への回転を規制する一対のガイド軸と、
    前記噛合部材に係合するとともに、前記噛合部材の回転を規制する回転規制部と、を有し、
    前記シャッター部材は、貫通穴を有し、
    前記回転規制部は、凸部を有し、
    前記回転規制部は、前記貫通穴に前記凸部を挿入することにより前記シャッター部材を吊り下げた姿勢で支持しており、
    前記回転規制部は、一対の貫通孔を有し、
    前記一対のガイド軸は、前記一対の貫通孔にそれぞれ挿入されていることを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記スクリューは、前記光路に対して前記軸方向が交差するように配置され、
    前記方向一端側に前記駆動モーターが配置されている請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記シャッターユニットは、前記駆動モーターから前記スクリューへの回転駆動力を遮断するスリップ機構を有している請求項1または2に記載のプロジェクター。
  4. 記ガイドレール部が前記投射レンズを保持する筐体に設けられている請求項に記載のプロジェクター。
  5. 前記スクリューが多条ネジ構造とされている請求項1からのいずれか一項に記載のプロジェクター。
  6. 前記シャッター部材が、光路上に配置された閉位置、光路外に配置された開位置のいずれの位置にあるかを検出する位置検出部を備えている請求項1からのいずれか一項に記載のプロジェクター。
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