JP6378647B2 - 切替開閉器 - Google Patents
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Description
例えば特許文献1の切替開閉器では、可動接触子を回動させるクロスバーに、一対の圧縮コイルバネが接続されたリンクアームを接続してトグル機構を形成し、接点の切り離し/接触動作が瞬時に行われるよう構成されている。
この構成によれば、1つの操作手段により、左右方向に複数並設されている全ての電路機構における回路の切り替えを実施することができる。
この第1の構成によれば、操作手段及び可動接触子の回動軸はコ字状のフレームに突設されるため、別途軸体を組み付ける必要が無く、双方を容易に組み付け出来るし部材を削減できる。また、回動軸を備えたフレームは寸法精度が要求されるが、ケースに組み付けた段階で左右の側板がそれぞれケースに形成された押圧片により挟持されて位置決めされるので、変形した状態であっても矯正でき、操作手段や可動接触子を良好に支持できる。そのため、フレームの管理に特別注意する必要もない。
この第2の構成によれば、操作手段と可動接触子とが重なる様に縦配置され、両者の間にコイルバネが配置されてトグル機構が形成されるので、少ない部材で切替機構を形成できるし操作手段とトグル機構を一体に形成できるため、省スペースで収容できる。
図1において、1〜3は電線を接続する端子であり、1(1a〜1c)は後述する可動接点に接続される切替元端子、2(2a〜2c)は切替先の2系統のうちの一方の回路が接続される第1系統端子、3(3a〜3c)は2系統のうちの他方の回路が接続される第2系統端子、5は端子ネジである。また、4aは切替操作する操作ハンドルである。この操作ハンドル4aの切替操作により、切替元端子1に接続された回路の接続先が、第1系統端子2に接続された回路か、第2系統端子3に接続された回路に切り替えられる。
但し、可動接触子8の回動支点12は、後述するフレーム15の形状に合わせて左右に分離形成されている。また、ブレード8aの折り曲げられた基端部は、図示しない可撓導線により切替元端子1に接続されている。
左右側板15a,15bの外側面には、操作手段4の回動支点14を支持する一対の第1回動軸16がそれぞれ突設され、左右側板15a,15bの対向する内側には可動接触子8の回動支点12を支持する一対の第2回動軸17がそれぞれ突設されている。
但し、操作手段4の操作ハンドル4aは、3個の操作ハンドル4aが一体化され、幅広の1個のハンドルとして形成されている。
尚、図5に示す左側のケース10の一部(左ケース部材P1)は、上記図1に示す第1〜第3ケース部材10a〜10cの共通する部分を示し、右側のケース10の一部(右ケース部材P2)は、上記図1に示す第2〜第4ケース部材10b〜10dの共通する部分を示している。即ち、第2ケース部材10b、第3ケース部材10cには右側面に左ケース部材P1が形成され、左側面には右ケース部材P2が形成されている。また、図6はフレーム15を配置した第1ケース部材10aの内側面図を示し、Sで示す領域が左ケース部材P1の部位である。
また、左右側板15a,15bの前側となる開放端部近傍には、位置決めのための矩形孔18が穿設され、その周囲にケース部材に押圧される押圧面が形成されている。
更に、左ケース部材P1には、フレーム15の右側板15bの前側となる開放端部近傍の内側に当接して押圧する押圧片23(左押圧片23a)が形成され、右ケース部材P2には、フレーム15の左側板15aの開放端部近傍の内側に当接して押圧する押圧片23(右押圧片23b)が形成されている。
この押圧片23と対向して設けられている第1突起21とで、フレーム15の左右側板15a,15bはそれぞれ挟持されて位置決めされる。この結果、フレーム15は左右側板15a,15bの前後が保持されると共に、左右側板15a,15bの開放された前面側が所定幅に矯正される。
また、操作手段4と可動接触子8とが重なる様に縦配置され、両者の間にコイルバネ20が配置されてトグル機構が形成されるので、少ない部材で切替機構を形成できるし操作手段4とトグル機構を一体に形成できるため、省スペースで収容できる。
また、三相電路に適用可能とした3線を同時に切り替える構成を説明したが、2線を同時に切り替える場合は、使用するフレーム15等は2個となり、各端子(切替元端子1、第1系統端子2、第2系統端子3)は何れも2端子となる。
Claims (1)
- 前後2箇所に対向するように固定接点が配置されているとともに、両前記固定接点の間に一対の可動接点が配置されている一方、
起立状態から前方及び後方へ傾倒操作可能な操作手段と、前記操作手段の傾倒操作に応じて前記一対の可動接点が取り付けられた1つの可動接触子を前後方向に傾倒させる切替機構とを備えており、
前記操作手段は、上部に露出した操作ハンドルと下部に配置された支持部材とを有し、前記操作ハンドルを前方或いは後方に傾倒操作すると、前記切替機構が作動して前記可動接触子が前方或いは後方へ選択傾倒し、前記可動接点が何れか一方の前記固定接点に接触して2系統の回路の切り替えが実施される切替開閉器であって、
切替開閉器のケースは、回路毎に分割形成されたケース部材を有して、当該ケース部材毎に、前記固定接点、前記可動接点、及び前記切替機構を一組とした電路機構が収容され、
当該電路機構が左右方向へ複数組並設されるとともに、前記操作ハンドルが左右方向へ幅広に形成されて複数の前記電路機構の操作を可能とし、
1つの前記操作ハンドルを傾倒操作することで、全ての前記電路機構における前記切替機構を作動可能としたことを特徴とする切替開閉器。
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