JP6949372B2 - スイッチ装置とその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のパワーシートを操作するランバースイッチ等として利用されるスイッチ装置とその製造方法に関し、特に、スイッチ装置全体の製造コスト低減やスイッチ装置としての信頼性の向上を図るのに好適なものである。
従来、この種のスイッチ装置としては、例えば特許文献1に記載されたシーソースイッチSW(以下「従来のスイッチ装置SW」という)が知られている。この従来のスイッチ装置SWは、ベース(2)上に設けられた複数の接点(31、32、33)からなる固定接点群と、固定接点群上に配置された可動接点(5)と、可動接点(5)上に配置された操作体(10)と、を備えている。そして、操作体(10)を構成するノブ(6)の傾倒により、可動接点(5)がシーソーのように揺動して前記接点(31、33)に接触したり該接点から離れたりする構造になっている。
しかしながら、従来のスイッチ装置にあっては、固定接点群に対して半田付けによるハーネス(電線の束)の接続作業が必要であるため、スイッチ装置全体の製造コストが高くならざるを得ないという問題点を有している。また、半田付け不良によるハーネスの断線等、スイッチ装置としての機能に支障が生じるおそれもあり、その信頼性は高いものとは言えない。
以上の説明において、カッコ内の符号は特許文献1で用いられている符号である。
特開2017−73215号公報
本発明は前記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、スイッチ装置全体の製造コスト低減やスイッチ装置としての信頼性の向上を図るのに好適なスイッチ装置とその製造方法を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明は、スイッチ機構部を備えたベースと、前記ベースの外底面部に嵌合可能に形成されたコネクタと、前記ベースと前記コネクタとを連結する連結部と、を備え、前記連結部は、折り曲げ可能な複数の帯状金属片を並列に配置した形態、および、該各帯状金属片の一端側が前記ベースの側面部に埋設され、該各帯状金属片の他端側が前記コネクタの外底面部に埋設された形態になっており、前記ベースと前記コネクタは、前記複数の帯状金属片をパーティングラインとして金型で一体成形された形態になっていること、および、前記コネクタは、前記複数の帯状金属片の折り曲げによる回転移動で前記ベースの外底面部に配置され嵌合した形態になっていることを特徴とするものである。
前記本発明において、前記各帯状金属片の一端側には、前記ベースの側面部に隣接する位置に、折り曲げ用のノッチが設けられていることを特徴としてもよい。
前記本発明において、前記各帯状金属片の一端側は、前記スイッチ機構部の接点として機能するように構成され、前記各帯状金属片の他端側は、前記コネクタを構成するコネクタ端子として機能するように構成されていることを特徴としてもよい。
また、本発明は、スイッチ機構部を備えたベースと、前記ベースの外底面部に嵌合可能に形成されたコネクタと、前記ベースと前記コネクタとを連結する連結部と、を備えたスイッチ装置の製造方法であって、前記連結部は、折り曲げ可能な複数の帯状金属片を並列に配置した形態、該各帯状金属片の一端側が前記ベースの側面部に埋設され、該各帯状金属片の他端側が前記コネクタの外底面部に埋設された形態になっており、前記複数の帯状金属片をパーティングラインとして前記ベースと前記コネクタを金型で一体成形する工程と、前記一体成形後に、前記複数の帯状金属片の折り曲げによる前記コネクタまたはベースの回転移動で前記コネクタを前記ベースの外底面部に配置し嵌合させる工程と、を含むことを特徴とするものである。
本発明に係るスイッチ装置では、そのスイッチ装置の具体的な構成として、ベースとコネクタは、複数の帯状金属片をパーティングラインとして金型で一体成形された形態になっている。また、本発明に係るスイッチ装置の製造方法では、その具体的な製造工程として、前述の通り、複数の帯状金属片をパーティングラインとしてベースとコネクタを金型で一体成形する工程を採用した。このため、本発明によると、ベースとコネクタをそれぞれ別々の金型で個別に成形する必要がなく、ベースとコネクタの成形に必要な金型は例えば上型と下型からなる単純構造の金型で済み、金型費用を削減できる点、並びに、コネクタを介してハーネス(電線の束)のワンタッチ接続が可能であり、時間と手間を要するハーネスの半田付け作業を廃止できる点で、スイッチ装置全体のコスト低減を図ることができる。
また、本発明によると、前述の通り、ハーネスの半田付け作業を必要としないので、半田付け不良によるハーネスの断線というおそれもなく、スイッチ装置としての信頼性の向上も図れる。
本発明において「パーティングライン」とは、金型の分割されるラインのことを意味する。例えば、上型と下型からなる単純構造の金型の場合は、上型と下型の境界面で分割されるので、その境界面に含まれる線分がパーティングラインになる。このことは本発明の実施形態でも同様である。
本発明を適用したスイッチ装置の断面図。 図1のS矢視部分断面図。 複数の端子を折り曲げた後のベースとコネクタの状態を示した断面図。 図3のA矢視図。 複数の端子を折り曲げる前のベースとコネクタの状態を示した断面図。 図5のB矢視図。 複数の端子の折り曲げによるコネクタの回転移動で当該コネクタをベースの外底面部に配置し嵌合させる工程の説明図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明を適用したスイッチ装置の断面図、図3は複数の端子を折り曲げた後のベースとコネクタの状態を示した断面図、図4は図3のA矢視図、図5は複数の端子を折り曲げる前のベースとコネクタの状態を示した断面図、図6は図5のB矢視図、図7は複数の端子の折り曲げによるコネクタの回転移動で当該コネクタをベースの外底面部に配置し嵌合させる工程の説明図である。
図1のスイッチ装置1は、スイッチ機構部2を備えたベース3と、ベース3の外底面部3Aに嵌合可能に形成されたコネクタ4と、ベース3とコネクタ4とを連結する連結部5とを備えている。
《ベース3の詳細》
図1、図3、図4を参照すると、ベース3は絶縁性の樹脂で成形され、ベース3の上面にはスイッチ室6が設けられている。スイッチ室6はその四方を縦壁61で囲まれた形状になっており、スイッチ室6の上面6Aは開口している。スイッチ室6の床面6Bはベース3の上面で構成され、スイッチ室6の縦壁61はベース3の上面から立ち上がった形態となるように当該ベース3と一体に成形されている。
また、スイッチ室6の上面6A開口にはカバー62が取り付けられており、このカバー62の天板63には貫通孔64を形成してあり、貫通孔64の縁部には筒状部65Aを立設してある。さらに、図2を参照すると、筒状部65Aの内壁には1対のボス65Bが設置されている。
図1、図6を参照すると、ベース3の外底面部3Aには一対の嵌合壁31が立設されている。この一対の嵌合壁31は、ベース3の左右両側面の延長線上に位置し、かつ、コネクタ4がベース3の外底面部に配置されたときに、当該コネクタ4をその左右両側から挟み込んだ状態となるように形成してある。
さらに、図5と図6を参照すると、ベース3の外底面部3Aには一対の嵌合爪32が設けられている。この一対の嵌合爪32(以下「第1の嵌合爪32」という)は、嵌合壁31と同じく、ベース3の左右両側面の延長線上に位置し、かつ、ベース3の外底面部3Aから下向きに垂れ下がった形態の爪支持片32Aで支持された構造、および、コネクタ4がベース3の外底面部3Aに配置されたときに、そのコネクタ4の側面と対向する構造になっている。
第1の嵌合爪32の具体的な構成として、図1のスイッチ装置1では、左右の嵌合壁31にスリット形状の切込み32B(図6参照)を2つ形成し、これら2つの切り込み32B間を撓み変形可能な爪支持片32A(図5参照)として構成するとともに、その爪支持片32Aの内側に第1の嵌合爪32を凸設しているが、このような構成に限定されることはない。
さらに、図1、図3、図5を参照すると、ベースの外底面部3Aには第2の嵌合爪33が設けられている。第2の嵌合爪33は、ベース3の左右両側面から見てそれらの中間付近に位置し、かつ、ベース3の外底面部3Aから下向きに垂れ下がった形態の爪支持片33Aで支持された構造、および、コネクタ4がベース3の外底面部3Aに配置されたときに、そのコネクタ4の先端部側(具体的には、後述するコネクタハウジング4の開口部41A側)に配置される構造になっている。
《連結部5の詳細》
図1、図4、図7を参照すると、連結部5は、折り曲げ可能な複数の帯状金属片51を並列に配置した形態、および、各帯状金属片51の一端側51Aがベース3の側面部3Bに埋設され、各帯状金属片51の他端側51Bがコネクタ4の外底面部4Aに埋設された形態になっている。
さらに、各帯状金属片51の一端側51Aには、ベース3の側面部3Bに隣接する位置に、折り曲げ作業を補助するためのノッチ52(図5参照)を形成してある。このノッチ52の具体的な構造例として、図1のスイッチ装置1では、帯状金属片51の一面に、その面の幅方向に沿って断面V字形状あるいは断面U字形状の横溝を形成しているが、これに限定されることはない。
各帯状金属片51の一端側51Aは、スイッチ機構部2を構成する後述の接点(固定接点群7)として機能するように構成されている。この一方、各帯状金属片51の他端側51Bは、コネクタ4を構成する後述のコネクタ端子42として機能するように構成されている。
《コネクタ4の詳細》
図1を参照すると、コネクタ4は、ベース3と同じく絶縁性の樹脂で成形されるとともに、複数の帯状金属片51の折り曲げによる回転移動(図5と図7を参照)でベース3の外底面部3Aに配置され嵌合した形態になっている。
前記のような折り曲げによる回転移動はベース3とコネクタ4の相対的な回転移動であり、ベース3を固定してコネクタ4を回転移動させてもよいし、コネクタ4を固定してベース3を回転移動させてもよい。また、ベース3とコネクタ4の双方が互いに接近するような回転移動であってもよい。
コネクタ4の具体的な構成として、図1のスイッチ装置1では、当該コネクタ4は、開口部41Aを有する箱状のコネクタハウジング41と、コネクタハウジング41の内壁面から開口部41Aに向けて突出した複数(図1のスイッチ装置では4本)のコネクタ端子42と、を備えた構成を採用している。
コネクタ端子42の具体的な構成として、図1のスイッチ装置1では、各帯状金属片51の他端側51Bを多重に折り重ねることにより雄型端子として構成するとともに、雄型端子として有効な仕様(強度および厚み等)を確保しているが、これに限定されることはない。例えば、コネクタ端子42として、例えば、各帯状金属片51に2倍の厚みを採用することで、他端側51Bを多重に折り重ねる事なく雄型端子を構成することも可能である。
図6を参照すると、コネクタ4の左右両側面(具体的にはコネクタハウジング41の両側面)には、先に説明した第1の嵌合爪32に対応する第1の凹溝43が形成され、これら左右の第1の凹溝43に対して第1の嵌合爪32が引っ掛り係合することで、コネクタ4は、一対の嵌合壁31間において、ベース3の外底面部3Aにしっかり嵌合した状態になるように構成してある。
さらに、コネクタ4の先端部には、先に説明した第2の嵌合爪33に対応する第2の凹溝44が形成されており、この第2の凹溝44に対して第2の嵌合爪33が引っ掛り係合することにより、ベース3の外底面部3Aに対するコネクタ4の嵌合力は、より一層効果的に高められている。
《ベース3とコネクタ4の一体成形に関する最適化の構造説明》
図3を参照すると、図1のスイッチ装置1を構成するベース3とコネクタ4は、先に説明した複数の帯状金属片51をパーティングラインPL(図5参照)として単純構造の金型、例えば上型およびこれに対向する下型からなる金型で一体成形された形態になっている。
具体的には、ベース3とコネクタ4の一体成形品において、パーティングラインPLより上の部分、すなわち、複数の帯状金属片51より上方に位置するベース3の約上半分およびコネクタ4の一部は、いずれも、第1の型(例えば上型)で成形されている。この一方、同パーティングラインPLより下の部分、すなわち、複数の帯状金属片51より下方に位置するベース3の約下半分およびコネクタ4の大部分は、いずれも、第1の型に対向する第2の型(例えば下型)で成形されている。
図1を参照すると、複数の帯状金属片51を折り曲げた後のコネクタハウジング41の開口部41Aはベース3の外底面部3Aに対して横向きの状態になっているが、本実施形態ではベース3とコネクタ4を例えば上型と下型からなる単純構造の金型で一体成形するための構造として、図5に示したように、複数の帯状金属片51を折り曲げる前のコネクタハウジング41の開口部41Aは、ベース3の外底面部3Aと略同じ方向を向くように成形している。
前記のような方向の一致は、要するに、コネクタハウジング41の開口部41Aに対して垂直な線分(以下「コネクタハウジング開口法線N1」という)と、ベース3の外底面部3Aに対して垂直な線分(以下「ベース外底面法線N2」という)とが、略同方向に設定されていることを意味する。
前述のように、複数の帯状金属片51を折り曲げる前はコネクタハウジング開口法線N1とベース外底面法線N2とが一致していることから、パーティングラインPLより下の部分として例えば下型で成形されたベース3の一部とコネクタ4の大部分を下型から抜く作業(型抜き)では、それらをハウジング開口法線N1あるいはベース外底面法線N2に沿ってイジェクターピン等で下型から押し出すだけのだけの単純な作業で済む等、複数の帯状金属片51を折り曲げる前の図1のスイッチ装置1は、ベース3とコネクタ4の一体成形に最適な形状となっている。
《スイッチ機構部2の概要》
スイッチ機構部2は、6つの接点からなる固定接点群7と、固定接点群7上に配置された2つの可動接点8と、可動接点8上に配置された操作体9と、を備えている。
固定接点群7の具体的な構成として、図1のスイッチ装置1では、固定接点群7は、図4に示したように、ベース3の前側(F)と後側(R)の2つに仕切られ、その前後それぞれの側において、3つの接点、具体的には共通接点71と第1の個別接点72と第2の個別接点73とで構成されている。また、図4に示すように、共通接点71と第1の個別接点72と第2の個別接点73は、ベース3の前側(F)と後側(R)では、左右反転した状態で配置されている。
なお、図1のスイッチ装置1では、図4のベース3に示す前側の固定接点群7を表している。
共通接点71は、スイッチ室6の床面6Bに設けた凹部74の内底面から所定の高さで上向きに突出するように形成してある。第1の個別接点72と第2の個別接点73は、共通接点71を挟んで前記凹部74の両側に配置されている。
共通接点71の具体的な構造として、図4のベース3では、共通接点71は、ベース3の前側(F)と後側(R)でそれぞれ独立している構成、および、先に説明した複数の帯状金属片51のうち、2本の帯状金属片(以下「共通接点用金属片」という)の一端側51Aが折り曲げられて凹部74の内底面から突出した構造を採用している。
また、第1の個別接点72と第2の個別接点73の具体的な構成として、図4のベース3では、第1の個別接点72と第2の個別接点73は、ベース3の前側(F)と後側(R)でそれぞれ繋がっている構成、および、先に説明した複数の帯状金属片51のうち、共通接点用金属片以外の他の2本の帯状金属片51の他端側51Bがそれぞれ折り曲げられて凹部74の両側に位置し露出した構造を採用している。
可動接点8は、複数の帯状金属片51とは別の帯状金属片の中央部分をU字形状の湾曲部80として折り曲げ加工した形態、その湾曲部80を下向きにして共通接点71上に配置することにより、共通接点71に常時接触する構造、および、共通接点71を支点にしてシーソーのように揺動可能に支持された構造になっている。
また、可動接点8の一端側は、第1の個別接点72に当接可能な第1の当接部81として構成され、同可動接点8の他端側は、第2の個別接点73に当接可能な第2の当接部82として構成されている。
操作体9の具体的な構成として、図1のスイッチ装置1では、操作体9は、カバー62の前記ボス65Bに嵌合された筒状のアクチュエータ66と、アクチュエータ66の筒内に収容されているバネ67と、バネ67の力によってアクチュエータ66の先端部から可動接点8の方向に常時押出し付勢された状態になっている押圧部(スプリングホルダ)68と、カバー62の上方で浮いた状態となるようにアクチュエータ66の筒状上端に取り付けたられた平板状のノブ69と、を備えている。
そして、筒状部65A内において、筒状のアクチュエータ66は、嵌合されたボス65Bを基点として回転移動することによって、2方向(図1の例では左右方向)に傾倒できる構造になっている。
図1のスイッチ装置1において、例えば、ノブ69の左右両縁部69A、69Bのうち可動接点8の一端側(第1の当接部82)上方に位置する縁部69B付近を下方に押し込むと、その押し込み方向に向けてノブ69と筒状のアクチュエータ66が回転移動し傾倒する。この傾倒の角度に応じて押圧部68が可動接点8上を摺動し第1の当接部81に接近する。
そして、前記のような接近の過程において、押圧部68が共通接点71上を乗り越えると、共通接点71を支点として可動接点8が揺動することで、可動接点8の他端側(第2の当接部82)が上昇し第2の個別接点73から離れる一方、可動接点8の一端側(第1の当接部81)が下降し第1の個別接点72に接触する。これにより、共通接点71と第1の個別接点72は可動接点8を介して導通し、共通接点71と第2の個別接点72は導通不可の状態になる。
前記のようにノブ69の縁部69B付近を下方に押し込んだ状態から、押し込みの手を離すと、ノブ69と筒状のアクチュエータ66は、押圧部(スプリングホルダ)68内のバネ68の力によって、元の中立位置に弾性復帰するように構成されている。
そして、前記のような弾性復帰の過程において、押圧部68が共通接点71上を乗り越えると、共通接点71を支点として先の説明とは反対方向に可動接点8が揺動することで、可動接点8の一端側(第1の当接部81)が上昇し第1の個別接点72から離れる一方、可動接点8の他端側(第2の当接部82)が下降し第2の個別接点73に接触する。これにより、可動接点8を介して共通接点71と第2の個別接点73とが導通し、共通接点71と第1の個別接点72は導通不可の状態になる。
そして、図1のスイッチ装置1において前記とは逆のノブ69の縁部69A付近を下方に押し込むと、接点が左右反転した状態で配置された奥側でも同様に可動接点8の搖動が生じる。
《図1のスイッチ装置1の製造方法の説明》
図1のスイッチ装置1の製造方法は、その特徴的な工程として、複数の帯状金属片51をパーティングラインPLとしてベース3とコネクタ4を金型(例えば先に説明した上型と下型からなる単純構造の金型)で一体成形する工程(一体成形工程)と、この一体成形後に、複数の帯状金属片51の折り曲げによるコネクタ4またはベース3の回転移動でコネクタ4をベース3の外底面部3Aに配置し嵌合させる工程(嵌合組立て工程)と、を含んでいる。
《まとめ》
以上説明した本実施形態のスイッチ装置1では、その具体的な構成として、ベース3とコネクタ4は、複数の帯状金属片51をパーティングラインPLとして金型で一体成形された形態になっている。また、本実施形態のスイッチ装置1の製造方法では、その具体的な製造工程として、複数の帯状金属片51をパーティングラインPLとしてベース3とコネクタ4を金型で一体成形する工程を採用した。このため、本実施形態のスイッチ装置1やその製造方法によると、ベース3とコネクタ4をそれぞれ別々の金型で個別に成形する必要がなく、ベース3とコネクタ4の成形に必要な金型は例えば上型と下型からなる単純構造の金型で済み、金型費用を削減できる点、並びに、コネクタ4を介してハーネス(電線の束)のワンタッチ接続が可能であり、時間と手間を要するハーネスの半田付け作業を廃止できる点で、スイッチ装置1全体のコスト低減を図れる。
本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により多くの変形が可能である。
例えば、スイッチ機構部2の構成は本実施形態の構造に限定されることはなく、別の構造のスイッチ機構部を採用してもよい。
1 スイッチ装置
2 スイッチ機構部
3 ベース
3A ベースの外底面部
3B ベースの側面部
31 嵌合壁
32 一対の係合爪(第1の係合爪)
32A 爪支持片
32B 切込み
33 第2の嵌合爪
33A 爪支持片
4 コネクタ
4A コネクタの外底面部
41 コネクタハウジング
41A コネクタハウジングの開口部
42 コネクタ端子
43 第1の凹溝
44 第2の凹溝
5 連結部
51 端子
51A 端子の一端側
51B 端子の他端側
52 ノッチ
6 スイッチ室
6A スイッチ室の上面
6B スイッチ室の床面
61 縦壁
62 カバー
63 カバーの天板
64 貫通孔
65A 筒状部
65B ボス
66 アクチュエータ
67 バネ
68 押圧部(スプリングホルダ)
69 ノブ
7 固定接点群
71 共通接点
72 第1の個別接点
73 第2の個別接点
74 凹部
8 可動接点
80 湾曲部
81 第1の当接部
82 第2の当接部
9 操作体
N1 コネクタハウジング開口の法線
N2 ベース外底面の法線

Claims (4)

  1. スイッチ機構部を備えたベースと、
    前記ベースの外底面部に嵌合可能に形成されたコネクタと、
    前記ベースと前記コネクタとを連結する連結部と、を備え、
    前記連結部は、折り曲げ可能な複数の帯状金属片を並列に配置した形態、および、該各帯状金属片の一端側が前記ベースの側面部に埋設され、該各帯状金属片の他端側が前記コネクタの外底面部に埋設された形態になっており、
    前記ベースと前記コネクタは、前記複数の帯状金属片をパーティングラインとして金型で一体成形された形態になっていること、および、前記コネクタは、前記複数の帯状金属片の折り曲げによる回転移動で前記ベースの外底面部に配置され嵌合した形態になっていること
    を特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記各帯状金属片の一端側には、前記ベースの側面部に隣接する位置に、折り曲げ用のノッチが設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記各帯状金属片の一端側は、前記スイッチ機構部の接点として機能するように構成され、
    前記各帯状金属片の他端側は、前記コネクタを構成するコネクタ端子として機能するように構成されていること
    を特徴とする請求項1または2に記載のスイッチ装置。
  4. スイッチ機構部を備えたベースと、前記ベースの外底面部に嵌合可能に形成されたコネクタと、前記ベースと前記コネクタとを連結する連結部と、を備えたスイッチ装置の製造方法であって、
    前記連結部は、折り曲げ可能な複数の帯状金属片を並列に配置した形態、該各帯状金属片の一端側が前記ベースの側面部に埋設され、該各帯状金属片の他端側が前記コネクタの外底面部に埋設された形態になっており、
    前記複数の帯状金属片をパーティングラインとして前記ベースと前記コネクタを金型で一体成形する工程と、
    前記一体成形後に、前記複数の帯状金属片の折り曲げによる前記コネクタまたはベースの回転移動で前記コネクタを前記ベースの外底面部に配置し嵌合させる工程と、を含むこと
    を特徴とするスイッチ装置の製造方法。
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