JP6376966B2 - コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/627Snap or like fastening
    • H01R13/6271Latching means integral with the housing

Description

この発明は、コネクタに係り、特に、導電性コンタクトを収容するコネクタ用ハウジングがフレームに保持された構造を有するコネクタに関する。
この種のコネクタとして、例えば、特許文献1には、図12に示されるようなコネクタ1が開示されている。コネクタ1は、フレーム2の収容孔3にコネクタ用ハウジング4が挿入されて保持された構造を有している。コネクタ用ハウジング4の外面上に突起5が形成されると共に、フレーム2には収容孔3内に突出してコネクタ用ハウジング4の挿入方向に延びるランス6が形成されている。フレーム2の収容孔3内へのコネクタ用ハウジング4の挿入に伴って、コネクタ用ハウジング4の突起5が収容孔3内のランス6を弾性変形させつつ前進し、コネクタ用ハウジング4の前面が収容孔3内の突き当たり面7に接触するまでコネクタ用ハウジング4が挿入されると、突起5がランス6を乗り越え、ランス6は弾性力により復元して収容孔3の内方に向かって開く。これにより、突起5がランス6に引っ掛かることで、フレーム2の収容孔3からコネクタ用ハウジング4が抜けることが防止される。
このコネクタ1のコネクタ用ハウジング4に、相手側コネクタ8のコネクタ用ハウジング9が嵌め合わされることで、コネクタ1のコネクタ用ハウジング4に装着されている図示しない導電性コンタクトと相手側コネクタ8のコネクタ用ハウジング9に装着されている図示しない導電性コンタクトとが互いに導電接続される。
特開平8−115766号公報
しかしながら、フレーム2の収容孔3にコネクタ用ハウジング4を堅固に保持させるためには、コネクタ用ハウジング4の挿入方向に延びるランス6の長さを確保して、ランス6に十分な弾性変形を生じさせる必要があり、このため、コネクタ1の小型化を図ることが困難であった。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、フレームにコネクタ用ハウジングを堅固に保持しながらも小型化を図ることができるコネクタを提供することを目的とする。
この発明に係るコネクタは、コネクタ用ハウジング収容部を有するフレームと、フレームに対して少なくとも一部がコネクタ用ハウジング収容部に挿入されるハウジング保持位置に保持されると共に導電性コンタクトを収容するコネクタ用ハウジングとを備え、フレームのコネクタ用ハウジング収容部およびコネクタ用ハウジングの一方は、コネクタ用ハウジングの挿入方向に対して直交する方向に延び且つ両端部が固定された梁形状を有する弾性変形可能なばね部と、ばね部の表面上に配置され且つばね部の中央部からコネクタ用ハウジングの挿入方向に延びる片持ち梁形状の弾性変形可能なランスと、ランスとは反対側のばね部の表面に対向する対向壁部と、ばね部に形成された第1の干渉面と、第1の干渉面に対応して対向壁部に形成された第2の干渉面とを有し、フレームのコネクタ用ハウジング収容部およびコネクタ用ハウジングの他方は、コネクタ用ハウジングの挿入方向においてランスの先端部に対向するランス対向面を有し、ランスの先端部がランス対向面に引っ掛かることにより、フレームからのコネクタ用ハウジングの抜け止めがなされ、コネクタ用ハウジングがハウジング保持位置に保持されたときに、第1の干渉面と第2の干渉面は、互いにコネクタ用ハウジングの挿入方向およびコネクタ用ハウジングの挿入方向に対して直交する方向においてそれぞれ互いに離れた位置にあり、コネクタ用ハウジングとフレームの間に互いに引き離そうとする力が作用したときに、ランスの先端部がランス対向面から力を受け、ばね部がばね部の中心軸の周りに捻れると共に中心軸が撓むように弾性変形して、第1の干渉面が第2の干渉面に接触することにより、ばね部のさらなる変形が規制されるものである。
ね部およびランスは、コネクタ用ハウジングの少なくとも一部をコネクタ用ハウジング収容部に挿入する際に弾性変形し、コネクタ用ハウジングがハウジング保持位置に保持されたときに弾性変形が解除されることが好ましい
1の干渉面は、対向壁部に向けてばね部に突出形成された第1の突起の一部からなり、第2の干渉面は、ばね部に向けて対向壁部に突出形成された第2の突起の一部からなるように構成することができる。
また、第1の干渉面および第2の干渉面の一方は、コネクタ用ハウジングの挿入方向を向き、他方は、コネクタ用ハウジングの挿入方向とは反対方向を向いていることが好ましい。
フレームおよびコネクタ用ハウジングは、コネクタ用ハウジングがハウジング保持位置に保持されたときに互いに突き当たることによりコネクタ用ハウジングの挿入方向への移動を規制するフレーム側ストッパおよびハウジング側ストッパをそれぞれ有することが好ましい。
また、コネクタ用ハウジングは、コネクタ用ハウジングの挿入方向に垂直な面内で移動可能にハウジング保持位置に保持されることが好ましい。
さらに、フレームは、接続対象物に固定するための固定部を有することが好ましい。
この発明によれば、フレームのコネクタ用ハウジング収容部およびコネクタ用ハウジングの一方が、弾性変形可能なばね部と、ばね部の表面上に配置され且つばね部からコネクタ用ハウジングの挿入方向に延びる弾性変形可能なランスとを有し、他方が、コネクタ用ハウジングの挿入方向においてランスの先端部に対向するランス対向面を有し、ランスの先端部がランス対向面に引っ掛かることによりフレームからのコネクタ用ハウジングの抜け止めがなされるので、フレームにコネクタ用ハウジングを堅固に保持しながらも小型化を図ることが可能となる。
この発明の実施の形態に係るコネクタを示し、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は正面図である。 実施の形態に係るコネクタに用いられるフレームを示し、(A)は斜視図、(B)は平面図、(C)は底面図、(D)は正面図である。 実施の形態に係るコネクタに用いられるフレームを示す一部破断斜視図である。 実施の形態に係るコネクタに用いられるフレームのばね部およびランスを示す部分拡大断面図である。 実施の形態に係るコネクタに用いられるコネクタ用ハウジングを示す斜視図である。 実施の形態に係るコネクタに用いられるコネクタ用ハウジングを示す断面図である。 実施の形態に係るコネクタの組み立て図である。 図1(D)のA−A線断面図である。 コネクタ用ハウジングとフレームの間に互いに引き離そうとする力が作用したときの図8に相当する断面図である。 実施の形態に係るコネクタに嵌合される相手側コネクタを示し、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 相手側コネクタと嵌合状態にある実施の形態に係るコネクタを示し、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 従来のコネクタを示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1(A)〜(D)に、実施の形態に係るコネクタ11の構成を示す。コネクタ11は、嵌合を電気的に検知するためのコネクタであり、フレーム12と、フレーム12に保持されたコネクタ用ハウジング13とを備えている。フレーム12は、図示しない接続対象物に固定される板状部材で、中央部にほぼ矩形の貫通孔からなるコネクタ用ハウジング収容部12Aを有すると共に、コネクタ用ハウジング収容部12Aの両側に、接続対象物に固定するための一対の円形の貫通孔からなる固定部12Bを有している。
コネクタ用ハウジング13は、板状のフレーム12に対して垂直方向に延びる柱状部材で、コネクタ用ハウジング13の一部がフレーム12のコネクタ用ハウジング収容部12Aに挿入されるハウジング保持位置Pに位置した状態でフレーム12に保持されている。
ここで、便宜上、フレーム12の一対の固定部12Bを結ぶ方向をX方向、コネクタ用ハウジング13が延びる方向をZ方向、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向と呼ぶことにする。
図2(A)〜(D)に、フレーム12の構成を示す。フレーム12は、コネクタ用ハウジング収容部12Aの+Y方向端部と−Y方向端部に配置され、それぞれ、X方向に延び且つ両端部がフレーム12に固定された弾性変形可能な一対の梁形状のばね部14を有している。
また、それぞれのばね部14の中央部の表面上に、コネクタ用ハウジング収容部12A内に向けてY方向に突出すると共に+Z方向に延びる弾性変形可能な片持ち梁形状のランス15が形成されている。
さらに、フレーム12は、それぞれのばね部14に対応して、ランス15とは反対側を向いたばね部14のY方向の表面に対向する対向壁部16を有している。
すなわち、フレーム12は、+Y方向端部および−Y方向端部に、それぞれ、X方向に延びるスリット17を有し、このスリット17により互いにY方向に対向するばね部14と対向壁部16とが形成され、対向壁部16とは反対側のばね部14の表面上にランス15が形成されている。
また、フレーム12には、コネクタ用ハウジング収容部12A内の+X方向端部側および−X方向端部側に配置され且つ−Z方向を向いた平面状のフレーム側ストッパ18が形成されている。
図2(B)に示されるように、コネクタ用ハウジング収容部12A内の−X方向端部側に位置するフレーム側ストッパ18は、中央部分で分断されることなくY方向に連続して延びているが、コネクタ用ハウジング収容部12A内の+X方向端部側に位置するフレーム側ストッパ18は、中央部分に切り欠き18Aを有しており、切り欠き18Aの+Y方向側と−Y方向側とに分割されている。
図3に示されるように、ばね部14の表面上に形成されているランス15は、コネクタ用ハウジング収容部12A内に向けてY方向に突出すると共に+Z方向に延びる片持ち梁形状を有し、X方向に延びるばね部14は両端部がフレーム12に固定された梁形状を有している。このため、コネクタ用ハウジング収容部12A内に−Z方向から+Z方向に向けてコネクタ用ハウジング13を挿入する際に、ランス15の自由端である先端部15Aがコネクタ用ハウジング13に接触して対応する対向壁部16に向かうY方向の力を受けると、ランス15がY方向に弾性変形するだけでなく、ばね部14がばね部14に沿ってX方向に延びる中心軸C1を有するものと想定した場合に、ランス15を支持しているばね部14が、X方向に延びるばね部14の中心軸C1の周りに捻れると共に中心軸C1がY方向に撓むように弾性変形する。従って、ランス15のZ方向長さが短くても、ランス15の弾性変形とばね部14の弾性変形が同時に発生することで、ランス15の先端部15Aは、Y方向に大きく変位することができる。
さらに、図4に示されるように、ばね部14は、ランス15とは反対側を向いた表面上に対向壁部16に向けてY方向に突出形成された第1の突起19を有し、一方、対向壁部16は、ばね部14に向けてY方向に突出形成された第2の突起20を有している。これら第1の突起19および第2の突起20は、X方向において互いに同じ位置に配置され、第2の突起20は、第1の突起19よりもわずかに−Z方向側に位置している。
そして、第1の突起19の−Z方向を向いた表面からなる第1の干渉面19Aと、第2の突起20の+Z方向を向いた表面からなる第2の干渉面20Aとが、互いにY方向およびZ方向にわずかに離れた位置に配置されている。
図5に示されるように、コネクタ用ハウジング13は、Z方向に延びる柱状のハウジング本体21を有し、ハウジング本体21の−Z方向側部分の+Y方向端部および−Y方向端部に、フレーム12の一対のランス15に対応した一対の凹状のランス収容部22が形成され、これらのランス収容部22の+Z方向端部に−Z方向を向いたXY面に平行なランス対向面23が形成されている。ランス収容部22は、コネクタ用ハウジング13がフレーム12に保持されたときに、フレーム12の対応するランス15を収容するものであり、ランス対向面23は、コネクタ用ハウジング13がフレーム12に保持されたときに、フレーム12の対応するランス15の先端部15Aに対向するものである。
また、ハウジング本体21の−Z方向側部分の+X方向端部および−X方向端部には、それぞれ、+X方向および−X方向に張り出す張り出し部24が形成されており、これらの張り出し部24の+Z方向側の表面により、+Z方向を向いた平面状のハウジング側ストッパ25が形成されている。これらのハウジング側ストッパ25は、コネクタ用ハウジング13がフレーム12に保持されたときに、フレーム12のフレーム側ストッパ18に突き当たることで、コネクタ用ハウジング13のZ方向の位置を規制するものである。
さらに、ハウジング本体21の+X方向側の側面には、Z方向に延び且つ+X方向に突出する突出部26が形成されている。この突出部26は、ハウジング本体21の−X方向側の側面には存在せず、コネクタ用ハウジング13がフレーム12に保持されたときに、フレーム12の切り欠き18A内に挿入されることにより、フレーム12への誤った組み立てを防止するものである。
図6に示されるように、コネクタ用ハウジング13には、+Z方向に向かって開放された相手側コネクタ収容部27が形成されると共に、導電性コンタクト28が収容されている。導電性コンタクト28は、二股に分かれて、それぞれ相手側コネクタ収容部27内を+Z方向に延びる2つの先端部28Aを有しているが、これらの先端部28Aは、互いにX方向に離れており、図6では、互いに重なって1つの先端部28Aのみが見えている。
一対のランス収容部22におけるコネクタ用ハウジング13のY方向の厚さT1は、フレーム12の一対のランス15の先端部15A間の距離よりも小さい値に設定されており、ランス収容部22より+Z方向側におけるハウジング本体21のY方向の厚さT2は、フレーム12の一対のばね部14間の距離より小さく且つ一対のランス15の先端部15A間の距離より大きい値に設定されているものとする。
フレーム12にコネクタ用ハウジング13を組み込む際には、図7に示されるように、コネクタ用ハウジング13が、フレーム12のコネクタ用ハウジング収容部12A内に−Z方向から+Z方向に向けて挿入される。このとき、コネクタ用ハウジング13のハウジング本体21のY方向の厚さT2が、フレーム12の一対のばね部14間の距離より小さく且つ一対のランス15の先端部15A間の距離より大きい値に設定されているので、ハウジング本体21のY方向の両側面が、それぞれフレーム12の対応するランス15に接触し、ランス15の先端部15Aに、コネクタ用ハウジング収容部12Aの外方に向かうY方向の力が作用する。これにより、ランス15がY方向に弾性変形すると同時に、ランス15を支持しているばね部14が、X方向に延びるばね部14の中心軸C1の周りに捻れると共に中心軸C1がY方向に撓むように弾性変形し、コネクタ用ハウジング13のハウジング本体21がフレーム12の一対のランス15の先端部15Aの間を通って+Z方向に前進する。
また、コネクタ用ハウジング13のハウジング本体21の+X方向側の側面に形成された突出部26が、フレーム12の切り欠き18A内に挿入された状態で、コネクタ用ハウジング13の挿入が行われる。従って、突出部26が−X方向に突出するようなコネクタ用ハウジング13の向きでは、突出部26がフレーム12のフレーム側ストッパ18に干渉するために、コネクタ用ハウジング13をフレーム12のコネクタ用ハウジング収容部12A内に挿入することができず、コネクタ用ハウジング13が誤った向きでフレーム12に装着されることが防止される。
そして、コネクタ用ハウジング13の一対のハウジング側ストッパ25が、フレーム12のフレーム側ストッパ18に突き当たるまでコネクタ用ハウジング13がフレーム12のコネクタ用ハウジング収容部12A内に挿入されたところで、それ以上の+Z方向へのコネクタ用ハウジング13の挿入が規制される。
このとき、図8に示されるように、フレーム12の一対のランス15が、それぞれ、コネクタ用ハウジング13の対応するランス収容部22内に収容される。一対のランス収容部22におけるコネクタ用ハウジング13のY方向の厚さT1は、フレーム12の一対のランス15の先端部15A間の距離よりも小さい値に設定されているため、それぞれのランス15がランス収容部22内に収容されることにより、ランス15の弾性変形が解除され、ランス15は、コネクタ用ハウジング13を挿入する前の初期の状態に復帰し、ランス15の先端部15Aがコネクタ用ハウジング13のランス対向面23に対向する状態となる。
ランス15の先端部15Aがランス対向面23に引っ掛かることにより、フレーム12からのコネクタ用ハウジング13の−Z方向への抜け止めがなされる。
このようにして、コネクタ用ハウジング13のハウジング側ストッパ25とフレーム12のフレーム側ストッパ18との突き当たりにより+Z方向へのコネクタ用ハウジング13の挿入が規制されると共に、ランス15の先端部15Aがランス対向面23に引っ掛かることにより−Z方向へのコネクタ用ハウジング13の抜け止めがなされ、コネクタ用ハウジング13は、−Z方向側部分がフレーム12のコネクタ用ハウジング収容部12Aに挿入されるハウジング保持位置Pに位置した状態でフレーム12に保持される。
ハウジング保持位置Pに位置するコネクタ用ハウジング13は、+Z方向および−Z方向への移動が規制されるが、図8に示されるように、ハウジング本体21の側面とフレーム12のコネクタ用ハウジング収容部12Aの縁部との間およびランス収容部22の側面とフレーム12のランス15の先端部15Aとの間に所定の間隔が形成されているので、コネクタ用ハウジング13の挿入方向に垂直なXY面内においては、上記の間隔の範囲内で移動可能にフレーム12に保持されている。すなわち、フレーム12とコネクタ用ハウジング13は、いわゆるフローティング構造を形成している。
なお、コネクタ用ハウジング13がハウジング保持位置Pに位置するときには、フレーム12の一対のランス15および一対のばね部14は、弾性変形しない初期の状態に復帰しているので、それぞれのばね部14に形成された第1の干渉面19Aと、対応する対向壁部16に形成された第2の干渉面20Aは、互いにY方向およびZ方向にわずかに離れた位置にある。
ここで、ハウジング保持位置Pに位置するコネクタ用ハウジング13とフレーム12との間に互いに引き離そうとする力、例えば、ハウジング保持位置Pからコネクタ用ハウジング13を引き抜こうとする力が作用したときには、フレーム12の一対のランス15の先端部15Aがコネクタ用ハウジング13の一対のランス対向面23に引っ掛かるが、力が大きい場合には、図9に示されるように、ランス15の先端部15Aがコネクタ用ハウジング13のランス対向面23によって−Z方向に持ち上げられる。
このとき、ランス15の基端部がばね部14に支持されているので、ばね部14に、ばね部14の中心軸C1の周りのモーメントが作用すると共に、対応する対向壁部16に向かうY方向の力および−Z方向に持ち上げようとする力が作用し、ばね部14は、中心軸C1の周りに捻れながらY方向および−Z方向に弾性変形して、ばね部14に形成されている第1の干渉面19Aが、対応する対向壁部16に形成されている第2の干渉面20Aに接触する。
このようにして、第1の干渉面19Aと第2の干渉面20Aが互いに干渉することにより、ばね部14のさらなる弾性変形が規制され、コネクタ用ハウジング13の−Z方向への移動が抑制される。
また、コネクタ用ハウジング13からランス15の先端部15Aに作用した力が、ばね部14に伝達され、さらに、第1の干渉面19Aを介して対向壁部16の第2の干渉面20Aで受け止められるので、ランス15およびばね部14の変形量が抑制され、ランス15およびばね部14の破壊強度の向上がなされるという効果も奏することとなる。
この実施の形態に係るコネクタ11においては、フレーム12が、X方向に延びるばね部14と、ばね部14の表面上からZ方向に延びるランス15を有しているので、ランス15のZ方向の長さが短くても、ランス15の弾性変形とばね部14の弾性変形が同時に発生することで、ランス15の先端部15AをY方向に大きく変位させることができ、フレーム12にコネクタ用ハウジング13を堅固に保持しながらも、コネクタ用ハウジング13の挿入方向であるZ方向の長さの短いコネクタを実現することができる。
この実施の形態に係るコネクタ11が嵌合される相手側コネクタ31を図10(A)および(B)に示す。
相手側コネクタ31は、フレーム32と、フレーム32の表面上に一体に突出形成されたコネクタ用ハウジング33とを有している。フレーム32は、図示しない相手側接続対象物に固定される板状部材で、フレーム32の両端に、相手側接続対象物に固定するための一対の円形の貫通孔からなる固定部34が形成されている。コネクタ用ハウジング33は、板状のフレーム32に対して垂直方向に延びる柱状部材で、互いに平行で且つフレーム32に対して垂直方向に延びる2つの挿入孔35を有し、これらの挿入孔35内にそれぞれ導電性コンタクト36が収容され保持されている。
使用時には、コネクタ11がフレーム12の一対の固定部12Bを利用して図示しない接続対象物に固定され、相手側コネクタ31がフレーム32の一対の固定部34を利用して図示しない相手側接続対象物に固定された状態で、相手側コネクタ31のコネクタ用ハウジング33が、コネクタ11のコネクタ用ハウジング13の相手側コネクタ収容部27内に挿入されることにより、図11(A)および(B)に示されるように、コネクタ11と相手側コネクタ31とが互いに嵌合される。
このとき、コネクタ11のコネクタ用ハウジング13は、XY面内で移動可能にフレーム12に保持されているため、接続対象物へのフレーム12の固定位置および相手側接続対象物へのフレーム32の固定位置のバラツキ、接続対象物と相手側接続対象物との相対位置のズレ等に起因して、フレーム12および32の間に位置ズレを生じていても、コネクタ用ハウジング13がフレーム12に対してXY面内で移動することにより、コネクタ11のコネクタ用ハウジング13と相手側コネクタ31のコネクタ用ハウジング33との位置合わせがなされ、コネクタ11を相手側コネクタ31に嵌合させることができる。
コネクタ11が相手側コネクタ31に嵌合すると、コネクタ11のコネクタ用ハウジング13に保持されている導電性コンタクト28の一対の先端部28Aが、相手側コネクタ31のコネクタ用ハウジング33に保持されている一対の導電性コンタクト36にそれぞれ接触し、相手側コネクタ31の一対の導電性コンタクト36が、コネクタ11の導電性コンタクト28を介して互いに短絡する。これにより、嵌合したことを電気的に検知することができる。
なお、上記の実施の形態では、フレーム12がばね部14およびランス15を備える一方、コネクタ用ハウジング13がランス収容部22およびランス対向面23を備えているが、逆に、コネクタ用ハウジング13にばね部14およびランス15を形成し、フレーム12にランス収容部22およびランス対向面23を形成しても、同様にして、フレーム12にコネクタ用ハウジング13を堅固に保持しながらも、小型のコネクタを実現することが可能となる。
また、上記の実施の形態では、フレーム12のばね部14が、両端部を固定した梁形状を有しているが、これに限るものではなく、例えば、片持ち梁形状のばね部の表面上にランス15を形成することもできる。
上記の実施の形態に係るコネクタ11は、嵌合を電気的に検知するための嵌合検知用コネクタであるが、これに限るものではなく、同様にして、電気信号の接続に用いられる回路用コネクタにこの発明を適用することもできる。
1 コネクタ、2 フレーム、3 収容孔、4 コネクタ用ハウジング、5 突起、6 ランス、7 突き当たり面、8 相手側コネクタ、9 コネクタ用ハウジング、11 コネクタ、12,32 フレーム、12A コネクタ用ハウジング収容部、12B,34 固定部、13,33 コネクタ用ハウジング、14 ばね部、15 ランス、15A 先端部、16 対向壁部、17 スリット、18 フレーム側ストッパ、18A 切り欠き、19 第1の突起、19A 第1の干渉面、20 第2の突起、20A 第2の干渉面、21 ハウジング本体、22 ランス収容部、23 ランス対向面、24 張り出し部、25 ハウジング側ストッパ、26 突出部、27 相手側コネクタ収容部、28,36 導電性コンタクト、28A 先端部、31 相手側コネクタ、35 挿入孔、P ハウジング保持位置、C1 中心軸、T1,T2 厚さ。

Claims (7)

  1. コネクタ用ハウジング収容部を有するフレームと、
    前記フレームに対して少なくとも一部が前記コネクタ用ハウジング収容部に挿入されるハウジング保持位置に保持されると共に導電性コンタクトを収容するコネクタ用ハウジングと
    を備え、前記フレームの前記コネクタ用ハウジング収容部および前記コネクタ用ハウジングの一方は、前記コネクタ用ハウジングの挿入方向に対して直交する方向に延び且つ両端部が固定された梁形状を有する弾性変形可能なばね部と、前記ばね部の表面上に配置され且つ前記ばね部の中央部から前記コネクタ用ハウジングの挿入方向に延びる片持ち梁形状の弾性変形可能なランスと、前記ランスとは反対側の前記ばね部の表面に対向する対向壁部と、前記ばね部に形成された第1の干渉面と、前記第1の干渉面に対応して前記対向壁部に形成された第2の干渉面とを有し、
    前記フレームの前記コネクタ用ハウジング収容部および前記コネクタ用ハウジングの他方は、前記コネクタ用ハウジングの挿入方向において前記ランスの先端部に対向するランス対向面を有し、
    前記ランスの先端部が前記ランス対向面に引っ掛かることにより、前記フレームからの前記コネクタ用ハウジングの抜け止めがなされ
    前記コネクタ用ハウジングが前記ハウジング保持位置に保持されたときに、前記第1の干渉面と前記第2の干渉面は、互いに前記コネクタ用ハウジングの挿入方向および前記コネクタ用ハウジングの挿入方向に対して直交する方向においてそれぞれ互いに離れた位置にあり、
    前記コネクタ用ハウジングと前記フレームの間に互いに引き離そうとする力が作用したときに、前記ランスの先端部が前記ランス対向面から力を受け、前記ばね部が前記ばね部の中心軸の周りに捻れると共に前記中心軸が撓むように弾性変形して、前記第1の干渉面が前記第2の干渉面に接触することにより、前記ばね部のさらなる変形が規制されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ばね部および前記ランスは、前記コネクタ用ハウジングの少なくとも一部を前記コネクタ用ハウジング収容部に挿入する際に弾性変形し、前記コネクタ用ハウジングが前記ハウジング保持位置に保持されたときに弾性変形が解除される請求項に記載のコネクタ。
  3. 前記第1の干渉面は、前記対向壁部に向けて前記ばね部に突出形成された第1の突起の一部からなり、前記第2の干渉面は、前記ばね部に向けて前記対向壁部に突出形成された第2の突起の一部からなる請求項1または2に記載のコネクタ。
  4. 前記第1の干渉面および前記第2の干渉面の一方は、前記コネクタ用ハウジングの挿入方向を向き、他方は、前記コネクタ用ハウジングの挿入方向とは反対方向を向いている請求項1〜3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. 前記フレームおよび前記コネクタ用ハウジングは、前記コネクタ用ハウジングが前記ハウジング保持位置に保持されたときに互いに突き当たることにより前記コネクタ用ハウジングの挿入方向への移動を規制するフレーム側ストッパおよびハウジング側ストッパをそれぞれ有する請求項1〜のいずれか一項に記載のコネクタ。
  6. 前記コネクタ用ハウジングは、前記コネクタ用ハウジングの挿入方向に垂直な面内で移動可能に前記ハウジング保持位置に保持される請求項1〜のいずれか一項に記載のコネクタ。
  7. 前記フレームは、接続対象物に固定するための固定部を有する請求項1〜のいずれか一項に記載のコネクタ。
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