JP6376855B2 - 吸気マニホルド - Google Patents

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Description

本発明は、複数の部材を振動溶着することにより形成される吸気マニホルドに関する。
吸気系部品である合成樹脂製の吸気マニホルドは、分割された複数の部材を振動溶着することによって製造されている。このような製品は、耐圧強度確保等のため溶着強度を十分に保つことが必要であり、そのため、溶着冶具を用いて溶着部の直下及び直上を加圧し保持する必要がある。
しかし、複数の部材の溶着部が上下に重なるため、溶着部の直上及び直下から複数の部材を垂直方向に加圧して保持することができない場合がある。このような場合には、例えば、特許文献1に記載されているように、上方に位置する一の部材を加圧治具により上方から加圧、保持しつつ、その下方に位置する他の部材に対しては水平方向にスライド冶具を挿入して、該部材の加圧・保持を行っている。
特開2012−26278
しかし、上記のようにスライド冶具を用いて部材を加圧、保持する場合には、スライド治具の構造が複雑となるとともに、スライド治具が片持ち式に支持されるため十分な溶着強度を確保することが困難であるという問題があった。また、スライド冶具及びスライド冶具を搭載する溶着機が大型化することとなり、コストが増加してしまうという問題点があった。
この発明に係る吸気マニホルドは、コレクタ室と、該コレクタ室から延び、これを取り囲むように湾曲しているブランチ通路とを備える。ブランチ通路は、主分割面において上流側部分と下流側部分とに分割されており、上流側部分は、湾曲の内周側部分を構成する第1部材と、外周側部分を構成する第2部材と、を溶着して構成されている。主分割面においては、第1部材が環状の接続端部を構成しており、この接続端部に下流側部分の環状の接続端部が溶着されている。
曲の外周側部分では、第1部材の接続端部に設けられた第1の治具受部の一方の面に第2部材との溶着部である第1の溶着部が設けられているとともに他方の面に下流側部分との溶着部である第2の溶着部が設けられており、これら溶着部はブランチ通路の開口部の外側に位置しているとともに、第2の溶着部が第1の溶着部よりも外側へ張り出していて互いに重なり合っておらず、第1の溶着部の直上および直下には、第1の治具受部の上面および第2部材に設けられた第1の治具受面がそれぞれ位置し、第2の溶着部の直上および直下には、下流側部分の接続端部に設けられた第2の治具受部の上面および上記第1の治具受部に設けられた第2の治具受面がそれぞれ位置し、第2の治具受面は第1の治具受部において第1の溶着部の外側に位置している。
本発明に係る吸気マニホルドでは、第1部材と下流側部分との第2の溶着部を、第1部材と第2部材との第1の溶着部よりも外側に張り出させたことにより、上流側部分と下流側部分とを重ね合わせたときに、全ての溶着部が互いに重なり合うことがない。したがって、スライド治具を用いることなく、溶着する上流側部分及び下流側部分における第2の溶着部の直上及び直下を加圧し、保持することができる。
一つの好ましい態様では、上流側部分の接続端部において、第1部材と下流側部分との第2の溶着部は、湾曲の内周側部分では、ブランチ通路の開口に隣接して位置し、湾曲の外周側部分では、ブランチ通路の開口から外側へ張り出して位置する。
さらに好ましい態様では、下流側部分は、第2の治具受部を備えた第3部材と第4部材とを溶着して構成され、前記主分割面における湾曲の外周側部分では、
第3部材と第4部材との溶着部である第3の溶着部に対し、第2の溶着部が外側に張り出している。
また、他の好ましい態様では、第1の溶着部と、第3の溶着部とは、主分割面と直交する方向に投影したときに、同じ位置にある。
本発明によれば、2つの部材からなる上流側部分と下流側部分とを溶着する場合に全ての溶着部が互いに重なり合うことがない。このため、溶着時に両者を上下方向に加圧することができ、上流側部分及び下流側部分を良好に溶着することができる。
一実施例に係る吸気マニホルドの側面図。 図1の吸気マニホルドの底面図。 吸気マニホルドの第1部材の上面図。 図3の第1部材の開口部及び接続端部の拡大図。 図3の第1部材の内側部分を示す斜視図。 吸気マニホルドの第2部材の上面図。 図6の第2部材の底部を示す斜視図。 吸気マニホルドの第3部材及び第4部材の斜視図。 第4部材と溶着後の第3部材の底部を示す斜視図。 吸気マニホルドの第4部材の内側部分を示す斜視図。 溶着後の第1部材及び第2部材の上面図。 図11のA−A線に沿った断面図。 溶着後の第3部材及び第4部材の上面図。 図13のB−B線に沿った断面図。 上流側部分と下流側部分の分解図。 溶着後の上流側部分及び下流側部分の上面図。 図16のC−C線に沿った断面図。
図1,2は、本実施例に係る合成樹脂製の吸気マニホルド1を図示している。なお、以下の説明では、理解を容易にするために、図1の姿勢を基準として「上」「下」「内側」「外側」等の用語を用いることとするが、本発明の吸気マニホルド1は、図1の取付姿勢に限定されるものではない。
吸気マニホルド1は、吸気口3を介して吸気が導入されるコレクタ室2と、コレクタ室2内に導入された吸気を内燃機関のシリンダに分配するようにコレクタ室2から延びるブランチ通路4と、を備えている。本実施形態では、吸気マニホルド1は、直列3気筒の内燃機関に用いられるものであるため、シリンダの数と同じく、3つのブランチ通路4が設けられている(図2参照)。
ブランチ通路4は、コレクタ室2を取り囲むように周方向に湾曲して延びており、主分割面5において上流側部分6と下流側部分8とに分割されている。上流側部分6は、略U字状に湾曲しており、湾曲の内周側部分を構成する第1部材10と、外周側部分を構成する第2部材12と、を振動溶着することにより構成されている。下流側部分8は、略逆U字状に湾曲しており、湾曲の内周側部分を構成する第3部材14と、外周側部分を構成する第4部材16と、を振動溶着することにより構成されている。第1部材10〜第4部材16は、いずれも熱可塑性合成樹脂(例えば、ガラス繊維を配合したナイロン樹脂)から成形されている。
このように構成された吸気マニホルド1は、吸気口3の外周に形成されたフランジ19を介して図示しないスロットルボディに取り付けられるとともに、ブランチ通路4の終端部分に設けられたフランジ20を介して図示しない内燃機関に取り付けられる。
次に図3〜図5を参照して第1部材10について説明する。第1部材10は、コレクタ室2の上面を構成するコレクタ室カバー部22と、上流側部分におけるブランチ通路4の内周側部分を構成するブランチ通路形成部24と、を備える。コレクタ室カバー部22とブランチ通路形成部24とは一体的に成形されているが、図5に示すように、両者は直接的には連通していない。
コレクタ室カバー部22は、一方の側に略円形の3つの開口部26を有している。ブランチ通路形成部24は、開口部26が設けられている側と対向する第1部材10の側においてコレクタ室カバー部22に隣接して設けられており、上流側部分6におけるブランチ通路4の内周側部分をそれぞれ構成する3つの内周側壁部28を有している。図3,5に示すように、各内周側壁部28は、略円形の開口部30を一端に有するとともに、一端から他端へとブランチ通路4の長手方向に延びる縦長開口部32を有している。
図3に示すように、コレクタ室カバー部22の各開口部26の外周及びブランチ通路形成部24の各開口部30の外周には、第1部材10と第2部材12とを振動溶着する際に図示しない治具を受ける「第1の治具受部」に相当する治具受部34a,34bが形成されている。各治具受部34a,34bの外周には上流側部分6と下流側部分8とを振動溶着するための溶着部36a,36bがそれぞれ形成されている。図3,4から分かるように、溶着部36a,36bは、ブランチ通路4の内周側となる部分では、開口部26,30に隣接して位置しているが、外周側となる部分では、開口部26,30から外側へ張り出して位置している。
さらに、コレクタ室カバー部22の外周縁には、図5に示すように、外周リブ38aが形成されており、この外周リブ38aの内周側には、第2部材12と振動溶着するための溶着部40aが外周リブ38aに沿って形成されている。溶着部40aの内周側には溶着部40aに沿って内周リブ42aが形成されている。同様に、各縦長開口部32の外周縁には、外周リブ38bが形成されており、この外周リブ38bの内周側には、第2部材12と振動溶着するための溶着部40bが外周リブ38bに沿って形成されている。溶着部40bの内周側には溶着部40bに沿って内周リブ42bが形成されている。
図5に示すように、溶着部36a,36bは、外周リブ38a,38bよりも外側に張り出している。溶着部36a,36bの下面は、水平方向に延びており、上流側部分6と下流側部分8とを振動溶着する際に図示しない治具を受ける「第2の治具受面」に相当する治具受面44a,44bを構成する。
次に図6,7を参照して第2部材12について説明する。第2部材12は、コレクタ室2の底部を構成するコレクタ室基部50と、ブランチ通路4の終端を構成するブランチ通路終端部52と、を備える。コレクタ室基部50とブランチ通路終端部52とは一体的に成形されているが、図6に示すように、両者は直接的には連通していない。
コレクタ室基部50の一方の側には吸気口3が形成されており、他方の側には、ブランチ通路4の始端をそれぞれ構成するブランチ通路始端部54が形成されている。図7に示すように、ブランチ通路始端部54では、上流側部分6におけるブランチ通路4の外周側となる部分を構成する外周側壁部54aがコレクタ室基部50の底部から上方に延びている。
ブランチ通路終端部52は、吸気口3が形成された側と同一の第2部材12の側において、コレクタ室基部50に隣接して形成されており、フランジ20によって互いに接続されている。各ブランチ通路終端部52では、上流側部分6におけるブランチ通路4の外周側となる部分を構成する外周側壁部52aがフランジ20から立ち上がっており、ブランチ通路4の内周側となる部分にはブランチ通路4の長手方向に延びる縦長開口部56が形成されている。各縦長開口部56は、第1部材10の内周側壁部28に形成された縦長開口部32と係合するように、縦長開口部32と相補的な形状を有している。図7に示すように、フランジ20には、各ブランチ通路終端部52内部と連通する3つの吸気出口58が開口形成されている。
コレクタ室基部50の外周縁及び各縦長開口部56の外周縁には、第1部材10と振動溶着するための溶着部60a,60bが形成されている。図7に示すように、溶着部60aは、ブランチ通路始端部54の上方端部において、外周側壁部54aよりも外側に張り出している。同様に、溶着部60bは、ブランチ通路終端部52の上方端部において、外周側壁部52aよりも外側に張り出している。溶着部60a,60bの下面は、水平方向に延びており、第1部材10と第2部材12とを振動溶着する際に図示しない治具を受ける「第1の治具受面」に相当する治具受面62a,62bを構成する。
次に図8,9を参照して第3部材14について説明する。第3部材14は、下流側におけるブランチ通路4の底部をそれぞれ構成する3つの溝部70を有している。各溝部70の両端には、略円形の開口部72が開口形成されている。各溝部70の外周縁には、第4部材16と振動溶着するための溶着部74が形成されている。
さらに、第3部材14は、各溝部70の両端から長手方向外側に張り出した「第2の治具受部」に相当する治具受部76を有する。治具受部76の上面は、水平方向に延びており、後述するように、上流側部分6(第1部材10)と下流側部分8(第3部材14)とを振動溶着する際に図示しない治具を受ける。
図9に示すように、水平方向に延びる各治具受部76の下面には、治具受部76の外周縁に沿って下方へと延びる外周リブ78が周方向に形成されているとともに、開口部72の外周縁に沿って下方へと延びる内周リブ80が周方向に形成されている。これらのリブ78,80の間には上流側部分6つまり第1部材10と振動溶着するための溶着部82が周方向に形成されている。溶着部82は、ブランチ通路4の内周側となる部分では、開口部72に隣接して位置しているが、外周側となる部分では、開口部72から外側へ張り出して位置している。溶着部82と内周リブ80との間における面は、図9に示すように、第3部材14と第4部材16とを振動溶着する際に図示しない治具を受ける治具受面84を構成する。
次に図8,10を参照して第4部材16について説明する。第4部材16は、第3部材14の溝部70を覆ってブランチ通路4の上面をそれぞれ構成する3つのカバー部90と、第4部材16と第3部材14とを振動溶着する際に用いられる治具受部92(図8)と、を有する。図8に示すように、治具受部92は、カバー部90の両端部から長手方向外側に張り出しており、その上面は、図示しない治具を受けるように水平方向に延びている。
第4部材16の外周縁には、図10に示すように、下方へと延びる外周リブ94が形成されており、この外周リブ94の内周側には、第3部材14と振動溶着するための溶着部96が外周リブ94に沿って形成されている。さらに、溶着部96の内周側には溶着部96に沿って下方へと延びる内周リブ98が形成されている。
次に図11〜図17を参照して本実施例に係る吸気マニホルド1の溶着方法について説明する。吸気マニホルド1は、個々に溶着された上流側部分6と下流側部分8とを振動溶着することによって形成される。
本実施例では、上流側部分6は、第1部材10と第2部材12とを振動溶着することによって形成される。図12において開口部26側について例示するように、「第1の溶着部」となる第1部材10の溶着部40a(40b)と第2部材12の溶着部60a(60b)とを突き合わせ、溶着部40a(40b)の直上において、第1部材10の治具受部34a,34bの上面を図示しない治具によって支持し、溶着部60a,60bの直下において、第2部材12の治具受面62a,62bを図示しない治具によって支持する。なお、開口部30側についても同様である。この状態で、加圧及び振動を加え、摩擦熱により溶着部40a,40b,60a,60bを溶解させることによって、第1部材10と第2部材12とが溶着されて上流側部分6が形成される。
図12から分かるように、溶着後の上流側部分6では、ブランチ通路4の湾曲の外周側部分において、「第2の溶着部」となる第1部材10の溶着部36a(36b)及び治具受面44a(44b)は、「第1の溶着部」である第1部材10と第2部材12との溶着部40a(40b),60a(60b)よりも外側に張り出している。つまり、溶着部36a,36bは、溶着部40a,40bから所定の間隔を隔てて溶着部40a,40bよりも外側に位置している。本実施例では、溶着部36a,36bの断面中心部分と、溶着部40a,40bの断面中心部分との間隔は、少なくとも溶着部36a,36b,60a,60bの幅よりも大きくなっている。
図14に示すように、下流側部分8は、第3部材14と第4部材16とを振動溶着することによって形成される。「第3の溶着部」となる第3部材14の溶着部74と第4部材16の溶着部96とを突き合わせ、溶着部74の直下において、第3部材14の治具受面84を図示しない治具によって支持し、溶着部96の直上において、第4部材16の治具受部92の上面を図示しない治具によって支持する。この状態で、加圧及び振動を加え、摩擦熱により溶着部74,96を溶解させることによって、第3部材14と第4部材16とが溶着されて下流側部分8が形成される。図14から分かるように、溶着後の下流側部分8では、ブランチ通路4の湾曲の外周側部分において、第3部材14の溶着部82及び治具受部76は、第3部材14と第4部材16との溶着部74,96よりも外側に張り出している。つまり、「第2の溶着部」となる溶着部82は、溶着部74から所定の間隔を隔てて溶着部74よりも外側(ブランチ通路4の湾曲の外周側)に位置している。本実施例では、溶着部82の断面中心部分と、溶着部74の断面中心部分との間隔は、少なくとも溶着部82,74の幅よりも大きくなっている。
その後、図17に示すように、上流側部分6と下流側部分8とが振動溶着によって溶着される。なお、図17では、開口部26側について例示しているが、開口部30側についても同様である。上流側部分6を構成する第1部材10は、主分割面5において計6個の円環状の接続端部を構成しており、これらの接続端部に下流側部分8つまり第3部材14の計6個の円環状の接続端部が溶着される(図15参照)。まず、「第2の溶着部」を構成する溶着部36a,36bと溶着部82とを互いに突き合わせるようにして、上流側部分6の上に下流側部分8を重ね合わせる。前述したように、溶着部36a,36bは、第1部材10と第2部材12との溶着部40a,40b,60a,60bに対して外側に張り出しており、溶着部82は、第3部材14と第4部材16との溶着部74,96に対して外側に張り出している。次いで、溶着部36a,36bの直下において、第1部材10の治具受面44a,44bを図示しない治具によって支持し、溶着部82の直上において、第3部材14の治具受部76の上面を図示しない治具によって支持する。この状態で、加圧及び振動を加えて、摩擦熱により溶着部36a,36b,82を溶解させることによって、第1部材10と第3部材14、つまり、上流側部分6と下流側部分8とが溶着される。上流側部分6と下流側部分8との溶着により吸気マニホルド1が完成する。図17から分かるように、最終的に組み立てられた吸気マニホルド1では、第1部材10と第2部材12との溶着部40a,40b,60a,60bと、第3部材14と第4部材16との溶着部74,96とは、図1の上下方向に投影したときに同じ位置にある。
このように構成された吸気マニホルド1では、吸気は、吸気口3を介してコレクタ室2内に導入され、開口部26を通って上流側部分6から流出して下流側部分8へと流れる。次いで、吸気は、下流側部分8におけるブランチ通路4を通流し、開口部72を通って上流側部分6へと戻る。その後、吸気は、上流側部分6におけるブランチ通路4を通流した後、吸気出口58を通って吸気マニホルド1から流出して、図示しない内燃機関のシリンダに分配される。
上記実施例によれば、「第2の溶着部」となる第1部材10の溶着部36a,36b及び第3部材14の溶着部82が、「第1の溶着部」である第1部材10と第2部材12との溶着部40a,40b,60a,60b及び「第3の溶着部」である第3部材14と第4部材16との溶着部74,96に対し外側に張り出しているため、上流側部分6と下流側部分8とを重ね合わせたときに、4つの部材10〜16の溶着部の重畳を避けることができる。したがって、スライド治具を用いることなく、溶着部36a,36bの直下及び溶着部82の直上から上流側部分6及び下流側部分8を支持することができる。
以上、この発明の一実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限られず、種々の変更が可能である。
図示の実施例では、吸気マニホルドは、4つの部材から構成されているが、これに限定されず、下流側部分又は上流側部材を1つの部材から構成し、吸気マニホルドを3つの部材から構成するようにしてもよい。また、下流側部分及び上流側部分の一方又は双方を3つ以上の部材から構成し、吸気マニホルドを5つ以上の部材から構成してもよい。
1 吸気マニホルド
4 ブランチ通路
6 上流側部分
8 下流側部分
10 第1部材
12 第2部材
14 第3部材
16 第4部材
36a,36b 溶着部
44a,44b 治具受面
76 治具受部
82 溶着部

Claims (4)

  1. コレクタ室と、該コレクタ室から延び、これを取り囲むように湾曲しているブランチ通路とを備える合成樹脂製吸気マニホルドであって、
    ブランチ通路は、主分割面において上流側部分と下流側部分とに分割されており、上流側部分は、湾曲の内周側部分を構成する第1部材と、外周側部分を構成する第2部材と、を溶着して構成され、
    前記主分割面においては、第1部材が環状の接続端部を構成しており、この接続端部に下流側部分の環状の接続端部が溶着され、
    湾曲の外周側部分では、
    第1部材の接続端部に設けられた第1の治具受部の一方の面に第2部材との溶着部である第1の溶着部が設けられているとともに他方の面に下流側部分との溶着部である第2の溶着部が設けられており、
    これら溶着部はブランチ通路の開口部の外側に位置しているとともに、第2の溶着部が第1の溶着部よりも外側へ張り出していて互いに重なり合っておらず、
    第1の溶着部の直上および直下には、第1の治具受部の上面および第2部材に設けられた第1の治具受面がそれぞれ位置し、
    第2の溶着部の直上および直下には、下流側部分の接続端部に設けられた第2の治具受部の上面および上記第1の治具受部に設けられた第2の治具受面がそれぞれ位置し、
    第2の治具受面は第1の治具受部において第1の溶着部の外側に位置している、ことを特徴とする吸気マニホルド。
  2. 上流側部分の接続端部において、第2の溶着部は、湾曲の内周側部分では、ブランチ通路の開口に隣接して位置し、湾曲の外周側部分では、ブランチ通路の開口から外側へ張り出して位置することを特徴とする請求項1に記載の吸気マニホルド。
  3. 下流側部分は、第2の治具受部を備えた第3部材と第4部材とを溶着して構成され、
    前記主分割面における湾曲の外周側部分では、
    第3部材と第4部材との溶着部である第3の溶着部に対し、第2の溶着部が外側に張り出していることを特徴とする請求項1または2に記載の吸気マニホルド。
  4. 第1の溶着部と、第3の溶着部とは、主分割面と直交する方向に投影したときに、同じ位置にあることを特徴とする請求項3に記載の吸気マニホルド。
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