JP6375735B2 - 真空シール装置及び真空プロセス処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、ロール・ツー・ロール方式を利用した真空プロセス処理システムに用いられ、大気側と真空チャンバの内部との差圧を確保しつつ、大気側から真空チャンバの内部への不純物(不純ガスを含む)の侵入を抑える真空シール装置等に関する。
ロール・ツー・ロール方式を利用した真空プロセス処理システムは、送出ロールから送出されたシート状(帯状)のガラス基板、プラスチック基板等の基板に対して真空雰囲気中でCVD処理、PVD処理等のプロセス処理を連続的に行い、プロセス処理済みの基板を巻取ロールに巻取るものである。また、真空プロセス処理システムは、真空雰囲気を形成するための真空チャンバを具備しており、通常、送出ロール及び巻取ロールは、真空チャンバの内部の適宜位置にセットされるようになっている。
一方、前述のように、送出ロール及び巻取ロールが真空チャンバの内部にセットされるため、真空チャンバの容積の増大を招くと共に、送出ロール等の交換の都度、真空チャンバの大気解放及び真空引きを行う必要があり、段取りに多くの時間を要することになる。そのため、真空シール装置を用いて、送出ロール及び巻取ロールを真空チャンバに対して離隔した大気側にセットできるようにした真空プロセス処理システムが開発されている(特許文献1参照)。また、真空シール装置は、真空チャンバと送出ロールのセット箇所(送出ロール支持部材)との間及び真空チャンバと巻取ロールのセット箇所(巻取ロール支持部材)との間にそれぞれ配設され、大気側と真空チャンバの内部との差圧を確保しつつ、大気側から真空チャンバの内部への不純物の侵入を抑えるものである。そして、先行技術に係る真空プロセス処理システムにおける真空シール装置の構成は、次のようになる。
真空シール装置は、システム長手方向(真空プロセス処理システムの長手方向)へ延びたブロック体を具備しており、このブロック体の内部には、複数の真空室がシステム長手方向に沿って間隔を置いて形成されている。また、ブロック体には、基板を搬送するための搬送通路が複数の真空室を横断するように形成されており、搬送路の一端側は、大気側に開放しており、搬送路の他端側は、真空チャンバの内部に連通している。更に、ブロック体の各真空室内には、基板の両端部を挟持する一対の挟持ローラが回転可能に設けられている。
特開2010−174370号公報
ところで、先行技術に係る真空プロセス処理システムは、真空チャンバの容積の増大を抑えつつ、送出ロール等の交換に伴う段取りに要する時間の短縮化を図ることができるものの、大気側と真空チャンバの内部との差圧、換言すれば、真空シール装置の搬送通路の一端側と他端側との間の差圧を十分に確保するには、ブロック体の真空室の個数を増やす必要がある。一方、ブロック体の真空室の個数を増やすと、真空シール装置がシステム長手方向へ拡大して、真空プロセス処理システムのコンパクト化を図ることが困難になる。つまり、真空チャンバの容積の増大を抑えつつ、送出ロール等の交換に伴う段取り要する時間の短縮化を図った上で、真空シール装置のシステム長手方向の拡大を抑えて、真空プロセス処理システムのコンパクト化を図ることは困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決することができる、新規な構成の真空シール装置及び真空プロセス処理システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、送出ロールから送出されたシート状(帯状)の基板に対して真空雰囲気中でプロセス処理を連続的に行い、プロセス処理済みの基板を巻取ロールに巻取る真空プロセス処理システムに用いられ真空チャンバの内部への不純物(不純ガスを含む)の侵入を抑える真空シール装置において、前記送出ロール又は前記巻取ロールを回転可能に支持する送出ロール支持部材又は巻取ロール支持部材と前記真空チャンバとの間の大気側に配設された装置本体(本体フレーム)と、前記装置本体に設けられ、基板の一方の面(表面)をガスの圧力を利用して非接触で支持す第1支持面を有し、前記第1支持面に基板の一方の面に向かってガスを噴出させ複数(多数)の第1噴出孔形成れた第1ガスベアリングと、前記装置本体における前記第1ガスベアリングに対向する箇所に設けられ、基板の他方の面をガスの圧力を利用して非接触で支持す第2支持面(裏面)を有し、前記第2支持面に基板の他方の面に向かってガスを噴出させ複数(多数)の第2噴出孔形成れた第2ガスベアリングと、前記第1ガスベアリングと前記第2ガスベアリングのうち少なくとも一方のガスベアリングに設けられた弾性体と、前記第1ガスベアリングの前記第1支持面と前記第2ガスベアリングの前記第2支持面を接触させた状態から、一方のガスベアリングを他方のガスベアリングに対して離反する方向へ前記弾性体の弾性変形量分だけ移動させるアクチュエータと、を具備し、一方のガスベアリングを他方のガスベアリングに対して離反する方向の移動によって、前記第1ガスベアリングの前記第1支持面と前記第2ガスベアリングの前記第2支持面との間に、基板を搬送するための搬送通路が形成され前記搬送通路の一端側が大気側に開放し前記搬送通路の他端側が前記真空チャンバの内部に連通である。
なお、本願の明細書及び特許請求の範囲において、「真空雰囲気」とは、1kPa〜10Paの低真空の雰囲気のことをいい、「プロセス処理」とは、CVD処理、PVD処理等の成膜処理を含む意である。また、「配設され」とは、直接的に配設されたことの他に、別部材を介して間接的に配設されたことを含む意であって、「設けられ」とは、直接的に設けられたことの他に、別部材を介して間接的に設けられたことを含む意である。更に、「ガス」とは、エア又はアルゴンガス等の不活性ガスを含む意である。
本発明の第1の態様によると、前記真空シール装置を前記真空プロセス処理システムの一部として用いることにより、前記送出ロール又は前記巻取ロールを前記真空チャンバに対して離隔した大気側の前記送出ロール支持部材又は前記巻取ロール支持部材にセットすることができる。
前記真空プロセス処理システムの稼働中に、前記搬送通路に基板を通した状態で、前記第1ガスベアリングの複数の前記第1噴出孔から基板の一方の面に向かってガスを噴出させることにより、前記第1ガスベアリングの前記第1支持面によって基板の一方の面をガスの圧力を利用して非接触で支持する。また、前記第2ガスベアリングの複数の前記第2噴出孔から基板の他方の面に向かってガスを噴出させることにより、前記第2ガスベアリングの前記第2支持面によって基板の他方の面をガスの圧力を利用して非接触で支持する。これにより、前記第1ガスベアリング及び前記第2ガスベアリングから噴出したガスが大気側から前記真空チャンバの内部への流れの抵抗になって、大気側から前記真空チャンバの内部への不純物の侵入を抑えることができる。ここで、前記真空プロセス処理システムの稼働中における前記第1ガスベアリングの前記第1支持面と基板の一方の面との間隔及び前記第2ガスベアリングの前記第2支持面と基板の他方の面との間隔を極力小さく(例えば0.1mm以下)に設定されることにより、前記真空シール装置の前記搬送通路の搬送長さを長くすることなく、前記真空シール装置の前記搬送通路の一端側と他端側との間の差圧、換言すれば、大気側と前記真空チャンバの内部との差圧を十分に確保することができる。
本発明の第2の態様は、送出ロールから送出されたシート状(帯状)の基板に対して真空雰囲気中でプロセス処理を連続的に行い、プロセス処理済みの基板を巻取ロールに巻取る真空プロセス処理システムにおいて、真空雰囲気を形成す真空チャンバと、前記真空チャンバに対して一方側に離隔した大気側の箇所に配設され、前記送出ロールを回転可能に支持(セット)す送出ロール支持部材と、前記真空チャンバに対して他方側に離隔した大気側の箇所に配設され、前記巻取ロールを回転可能に支持(セット)す巻取ロール支持部材と、前記真空チャンバと前記送出ロール支持部材との間に配設され、第1の態様からなる搬入側の真空シール装置と、前記真空チャンバと前記巻取ロール支持部材との間に配設され、第1の態様からなる搬出側の真空シール装置と、を具備したことである。
第2の態様によると、前記真空シール装置によって大気側から前記真空チャンバの内部への不純物の侵入を抑えた状態(真空シール状態)の下、前記送出ロール及び前記巻取ロールを回転させることにより、基板をシステム長手方向(前記真空プロセス処理システムの長手方向)に沿って搬送して、基板の被処理部を前記真空チャンバの内部の所定位置に位置決めする(基板の搬送動作)。そして、前記真空シール装置による真空シール状態の下、前記真空チャンバの内部の真空雰囲気中で基板の被処理部に対してプロセス処理を行う(プロセス処理動作)。更に、前述の基板の搬送動作とプロセス処理動作とを交互に繰り返して実行することにより、基板に対してプロセス処理を連続的に行い、プロセス処理済みの基板を前記巻取ロールに巻取ることができる。
前述の作用の他に、第1の態様による作用と同様の作用を奏する。
本発明によれば、前記送出ロール又は前記巻取ロールを前記真空チャンバに対して離隔した大気側の前記送出ロール支持部材又は前記巻取ロール支持部材にセットするため、前記真空チャンバの容積の増大を抑えつつ、前記送出ロール又は前記巻取ロールの交換に伴う段取りに要する時間の短縮化を図ることができる。また、前記真空シール装置の前記搬送通路の搬送長さを長くすることなく、大気側と前記真空チャンバの内部との差圧を十分に確保できるため、前記真空シール装置のシステム長手方向(前記真空プロセス処理システムの長手方向)の拡大を抑えて、前記真空プロセス処理システムのコンパクト化を図ることができる。つまり、本発明によれば、前記真空チャンバの容積の増大を抑えつつ、前記送出ロール等の交換に伴う段取りに要する時間の短縮化を図った上で、前記真空シール装置のシステム長手方向の拡大を抑えて、前記真空プロセス処理システムのコンパクト化を図ることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る搬入側の真空シール装置の模式的な正断面図であって、図1には送出ロール支持部材等も図示してある。 図2(a)は、本発明の実施形態に係る搬入側の真空シール装置の模式的な側断面図であって、図2(b)は、図2(a)中における矢視部IIBの拡大図である。 図3は、本発明の実施形態に係る搬出側の真空シール装置の模式的な正断面図であって、図3には巻取ロール支持部材等も図示してある。 図4は、本発明の実施形態に係る真空プロセス処理システムの模式的な正面図である。 図5は、本発明の実施形態の変形例に係る真空シール装置の模式的な正断面図であって、第1ガスベアリングの第1支持面と第2ガスベアリングの第2支持面を接触させた状態を示している。 図6は、本発明の実施形態の変形例に係る真空シール装置の模式的な正断面図であって、第1ガスベアリングの第1支持面と第2ガスベアリングの第2支持面の間に搬送通路が形成された状態を示している。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面中において、「D」は、システム長手方向、「D1」は、システム長手方向の一方側(左方向)、「D2」は、システム長手方向の他方側(右方向)をそれぞれ指している。
図4に示すように、本発明の実施形態に係る真空プロセス処理システム1は、送出ロール3から送出された厚さ0.1mm以下のシート状(帯状)のガラス基板、プラスチック基板等の基板Wに対して真空雰囲気中でCVD処理等のプロセス処理を連続的に行い、プロセス処理済みの基板Wを巻取ロール5に巻取るロール・ツー・ロール方式を利用したシステムである。そして、本発明の実施形態に係る真空プロセス処理システム1の具体的な構成は、以下のようになる。
真空プロセス処理システム1は、真空雰囲気(1kPa〜10Paの低真空の雰囲気)を形成するための真空チャンバ7を具備しており、この真空チャンバ7の内部は、1kPa〜10Paの低真空を発生させるための真空ポンプ9に配管11を介して接続されている。また、真空チャンバ7の内部は、材料ガスを供給するための材料ガスボンベ13に配管15を介して接続されている。更に、真空チャンバ7の内部には、プラズマを発生させて基板Wの被処理部に対してCVD処理(プロセス処理の一例)等のプロセス処理を行うためのプロセス処理ユニット17が配設されている。
真空チャンバ7に対してシステム長手方向の一方側(左方向)に離隔した大気側の箇所には、送出ロール3をその軸心(送出ロール3の軸心)周りに回転可能かつ着脱可能に支持(セット)するための送出ロール支持部材19が配設されている。また、送出ロール支持部材19の適宜位置には、送出ロール3を回転させるための送出モータ21が設けられている。一方、真空チャンバ7に対してシステム長手方向の他方側(右方向)に離隔した大気側の箇所には、巻取ロール5をその軸心(巻取ロール5の軸心)周りに回転可能かつ着脱可能に支持(セット)するための巻取ロール支持部材23が配設されている。また、巻取ロール支持部材23の適宜位置には、巻取ロール5を回転させるための巻取モータ25が設けられている。なお、基板Wを保護する観点から帯状の緩衝材(図示省略)を用い、送出ロール3から基板Wを送出すときに基板Wから緩衝材が分離されると共に、巻取ロール5にプロセス処理済みの基板Wを巻取るときにプロセス処理済みの基板Wに緩衝材が重ね合わされるようになることが望ましい。
真空チャンバ7と送出ロール支持部材19との間には、大気側と真空チャンバ7の内部との差圧を確保しつつ、大気側から真空チャンバ7の内部への不純物(不純ガスを含む)の侵入を抑える搬入側の真空シール装置27が配設されている。そして、搬入側の真空シール装置27の具体的に構成は、次のようになる。
図1及び図2(a)に示すように、真空チャンバ7と送出ロール支持部材19との間には、箱形の装置本体(本体フレーム)29が複数の支柱31を介して配設されており、この装置本体29は、搬入側の真空シール装置27のベースを構成するものである。また、装置本体29の一端面には、大気側に開放したポート(第1ポート)29aが形成されており、装置本体29の他端面には、真空チャンバ7に連通したポート(第2ポート)29bが形成されている。
装置本体29内には、第1ガスベアリング33が設けられており、この第1ガスベアリング33は、エア(ガスの一例)を収容しかつ下側が開口されたケース部材35と、このケース部材35の下側に塞ぐように設けられた多孔質の蓋部材37とを備えている。ここで、蓋部材37の下面(表面)37fは、基板Wの一方の面(表面)をエアの圧力を利用して非接触で支持する平坦な第1支持面になっており、蓋部材37の多数の通孔37hは、基板Wの一方の面に向かってエアを噴出させるための多数の第1噴出孔になっている。換言すれば、第1ガスベアリング33は、基板Wの一方の面をエアの圧力を利用して非接触で支持する平坦な第1支持面37fを有しており、第1ガスベアリング33の第1支持面37fには、多数の第1噴出孔37hが開口形成されている。また、ケース部材35内は、複数のガス収容室39に区分けされており、各ガス収容室39は、エアを供給するためのエアボンベ41に配管43を介して接続されており、配管43の途中には、各ガス収容室39に供給するエアの圧力を調整するための複数の圧力調整弁45が配設されている。
装置本体29内における第1ガスベアリング33に上下に対向する箇所には、第2ガスベアリング47が設けられており、この第2ガスベアリング47は、エアを収容しかつ上側が開口されたケース部材49と、このケース部材49の上側に塞ぐように設けられた多孔質の蓋部材51とを備えている。ここで、蓋部材51の上面(表面)51fは、基板Wの他方の面(裏面)をエアの圧力を利用して非接触で支持する平坦な第2支持面になっており、蓋部材51の多数の通孔51hは、基板Wの他方の面に向かってエアを噴出させるための多数の第2噴出孔になっている。換言すれば、第2ガスベアリング47は、基板Wの他方の面をエアの圧力を利用して非接触で支持する平坦な第2支持面51fを有しており、第2ガスベアリング47の第2支持面51fには、多数の第2噴出孔51hが開口形成されている。また、ケース部材49内は、複数のガス収容室53に区分けされており、各ガス収容室53は、前述のエアボンベ41に配管55を介して接続されており、配管55の途中には、各ガス収容室53に供給するエアの圧力を調整するための複数の圧力調整弁57が配設されている。
第1ガスベアリング33の第1支持面37fと第2ガスベアリング47の第2支持面51fとの間には、基板Wを搬送するための搬送通路59が形成されている。また、搬送通路59の一端側は、装置本体29のポート29aを介して大気側に開放しており、搬送通路59の他端側は、装置本体29のポート29bを介して真空チャンバ7の内部に連通している。また、図2(b)に示すように、真空プロセス処理システム1の稼働中における第1ガスベアリング33の第1支持面37fと基板Wの一方の面との間隔(第1の所定の間隔)C1及び第2ガスベアリング47の第2支持面51fと基板Wの他方の面との間隔(第2の所定の間隔)C2は、0.1mm以下にそれぞれ設定されている。これは、第1及び第2の所定の間隔C1、C2を0.1mm以下にそれぞれ設定した場合に、搬送通路59の一端側と他端側の差圧を十分に確保できることがシール試験によって判明したことによるものである。更に、第1ガスベアリング33の第1支持面37fと第2ガスベアリング47の第2支持面51fとの間隔、換言すれば、搬送通路59の通路高さ(搬送高さ)Hは、適宜にスペーサ(シム)61によって第1及び第2の所定の間隔C1、C2に応じた高さ(例えば0.3mm以下)に設定されている。
図1に示すように、真空プロセス処理システム1の稼働中における真空シール装置27の搬送通路59の一端側の圧力は、適宜の圧力調整弁45の圧力調整によって大気圧よりも高い圧力、具体的には、大気圧の1.1〜1.5倍に設定されている。真空シール装置27の搬送通路59の一端側の圧力を大気圧の1.1倍以上に設定したのは、大気圧の1.1倍未満であると、大気側から搬送通路59に不純物が侵入することを十分に抑えることが困難になるからである。真空シール装置27の搬送通路59の一端側の圧力を大気圧の1.5倍以下に設定したのは、大気圧の1.5倍超えると、真空チャンバ7の内部の真空度が低下するおそれがあるからである。
図3及び図4に示すように、真空チャンバ7と巻取ロール支持部材23との間には、大気側と真空チャンバ7の内部との差圧を確保しつつ、大気側から真空チャンバ7の内部に不純物が侵入することを抑える搬出側の真空シール装置63が配設されている。また、搬出側の真空シール装置63は、搬入側の真空シール装置27と同様の構成を有しており、搬出側の真空シール装置63における複数の構成要素のうち、搬入側の真空シール装置27と対応する構成要素については、図面中に同一符号を付して、搬出側の真空シール装置63の構成の詳細については、省略する。
続いて、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
送出ロール3を真空チャンバ7に対してシステム長手方向の一方側に離隔した大気側の送出ロール支持部材19にセットすると共に、巻取ロール5を真空チャンバ7に対してシステム長手方向の他方側に離隔した大気側の巻取ロール支持部材23にセットする。そして、送出ロール3から送出した基板Wを搬入側の真空シール装置27の搬送通路59、真空チャンバ7の内部、及び搬出側の真空シール装置63の搬送通路59に通して、基板Wの先端部を巻取ロール5に取付ける。これにより、真空プロセス処理システム1の稼働のための準備を行うことができる。
真空プロセス処理システム1の準備の終了後に、真空ポンプ9によって真空チャンバ7の真空引きを行うことにより、真空チャンバ7の内部に真空雰囲気を形成する。そして、真空チャンバ7の内部に真空雰囲気を形成した後又は真空雰囲気を形成する前に、真空シール装置27,63を適宜に作動させる。具体的には、第1ガスベアリング33の多数の第1噴出孔37hから基板Wの一方の面(表面)に向かってエアを噴出させることにより、第1ガスベアリング33の第1支持面37fによって基板Wの一方の面をエアの圧力を利用して非接触で支持する。また、第2ガスベアリング47の多数の第2噴出孔51hから基板Wの他方の面(裏面)に向かってエアを噴出させることにより、第2ガスベアリング47の第2支持面51fによって基板Wの他方の面をエアの圧力を利用して非接触で支持する。これにより、第1ガスベアリング33及び第2ガスベアリング47から噴出したエアが大気側から真空チャンバ7の内部への流れの抵抗になって、大気側から真空チャンバ7の内部への不純物の侵入を抑えることができる。
ここで、第1及び第2の所定の間隔C1、C2が0.1mm以下にそれぞれ設定されているため、真空シール装置27,63の搬送通路59の搬送長さを長くすることなく、真空シール装置27,63の搬送通路59の一端側と他端側との間の差圧、換言すれば、大気側と真空チャンバ7の内部との差圧を十分に確保することができる。また、真空プロセス処理システム1の稼働中における真空シール装置27の搬送通路59の一端側の圧力が大気圧よりも高い圧力に設定されているため、大気側から真空チャンバ7の内部への不純物の侵入をより十分に抑えることができる。
真空シール装置27,63によって大気側から真空チャンバ7の内部への不純物の侵入を抑えた状態(真空シール状態)の下、送出モータ21及び巻取モータ25の駆動により送出ロール3及び巻取ロール5を回転させることにより、基板Wをシステム長手方向に沿って搬送して、基板Wの被処理部を真空チャンバ7の内部の所定位置に位置決めする(基板Wの搬送動作)。そして、真空シール装置27,63による真空シール状態の下、真空チャンバ7の内部の真空雰囲気中でプロセス処理ユニット17によってプラズマを発生させて基板Wの被処理部に対してCVD処理等のプロセス処理を行うことにより、プラズマによって分解された材料ガスの成分を基板Wの被処理部に付着させて被膜を形成する(プロセス処理動作)。更に、基板Wの搬送動作とプロセス処理動作とを交互に繰り返して実行することにより、基板Wに対してプロセス処理を連続的に行い、プロセス処理済みの基板Wを巻取ロール5に巻取ることができる。なお、真空プロセス処理システム1の稼働中、基板Wのプロセス処理の状況に応じて、材料ガスボンベ13から真空チャンバ7の内部に材料ガスを適宜に供給する。
従って、本発明の実施形態によれば、送出ロール3及び巻取ロール5を真空チャンバ7に対して離隔した大気側の送出ロール支持部材19及び巻取ロール支持部材23にそれぞれセットするため、真空チャンバ7の容積及び真空ポンプ9の容量の増大を抑えつつ、送出ロール3又は巻取ロール5の交換に伴う段取りに要する時間の短縮化を図ることができる。また、真空シール装置27,63の搬送通路59の搬送長さを長くすることなく、大気側と真空チャンバ7の内部との差圧を十分に確保できるため、真空シール装置27,63のシステム長手方向の拡大を抑えて、真空プロセス処理システム1のコンパクト化を図ることができる。つまり、本発明の実施形態によれば、真空チャンバ7の容積等の増大を抑えつつ、送出ロール3等の交換に伴う段取りに要する時間の短縮化を図った上で、真空シール装置27,63のシステム長手方向の拡大を抑えて、真空プロセス処理システム1のコンパクト化を図ることができる。
(本発明の実施形態の変形例)
真空プロセス処理システム1(図4参照)は、真空シール装置27,63(図1及び図3参照)に代えて、図5及び図6に示す本発明の実施形態の変形例に係る真空シール装置65を具備しても構わない。また、真空シール装置65は、真空シール装置27,63と同様の構成を有しており、真空シール装置65の構成のうち、真空シール装置27,63と異なる部分の構成についてのみ説明する。なお、真空シール装置65における複数の構成要素のうち、真空シール装置27,63における構成要素と対応するものについては、図面中に同一符号を付してある。
第1ガスベアリング33第1支持面37fの反対側(上側)には、ウレタンゴムからなるゴム板(弾性体の一例)67が設けられており、このゴム板67には、複数の挿通孔67hが貫通形成(貫通して形成)されている。そして、第1ガスベアリング33は、第1ガスベアリング33の第1支持面37fと第2ガスベアリング47の第2支持面51fを接触させた状態から、第2ガスベアリング47に対して離反する上方向へゴム板67の弾性変形量分だけ移動できるように構成されている。また、装置本体29の上部には、第1ガスベアリング33を上方向へ移動させるための複数のエアシリンダ(アクチュエータの一例)69が立設されており、各エアシリンダ69の可動ロッド71の先端部は、ゴム板67の対応する挿通孔67hに挿通した状態で第1ガスベアリング33(ケース部材49)に一体的に連結されている。更に、第1ガスベアリング33の上方向の移動によって、第1ガスベアリング33の第1支持面37fと第2ガスベアリング47の第2支持面51fとの間に搬送通路59が形成されるようになっている。
従って、第1ガスベアリング33の第1支持面37fと第2ガスベアリング47の第2支持面51fを接触させた状態から、複数のエアシリンダ69の駆動により第1ガスベアリング33を上方向へゴム板67の弾性変形量分だけ移動させて、送出ロール3(図4参照)から送出した基板Wを搬送通路59に通す。そして、第1ガスベアリング33の多数の第1噴出孔37hから基板Wの一方の面(表面)に向かってエアを噴出させかつ第2ガスベアリング47の多数の第2噴出孔51hから基板Wの他方の面(裏面)に向かってエアを噴出させて、複数のエアシリンダ69の駆動を停止する。これにより、第1ガスベアリング33に対して働くゴム板67の弾性力とエアの圧力(浮上力)をバランスさせながら、第1ガスベアリング33の第1支持面37fと第2ガスベアリング47の第2支持面51fとの間隔、換言すれば、搬送通路59の搬送高さを基板Wの厚みに応じて極力小さくすることができる。
よって、本発明の実施形態の変形例によれば、前述の本発明の実施形態の効果を奏する他に、搬送通路59の搬送高さを基板Wの厚みに応じて極力小さくすることができるため、基板Wの厚みが変わっても、第1及び第2の所定の間隔C1、C2(図2(b)参照)が0.1mm以下にそれぞれ設定され、大気側と真空チャンバ7の内部との差圧を十分に確保することができ、真空プロセス処理システム1の汎用性を向上させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、次のように種々の態様で実施可能である。
即ち、図1及び図3に示すように、第1ガスベアリング33の各ガス収容室39及び第2ガスベアリング47の各ガス収容室53がエアボンベ41に接続される代わりに、アルゴンガス等の不活性ガスを供給するための不活性ガスボンベ(図示省略)に接続されるようにしても構わない。また、第1ガスベアリング33の複数のガス収容室39のうち真空チャンバ7側のガス収容室39及び第2ガスベアリング47の複数のガス収容室53のうち真空チャンバ7側のガス収容室53のみが、エアボンベ41でなく不活性ガスボンベに接続されるようにしても構わない。
図5及び図6に示すように、第1ガスベアリング33第1支持面37fの反対側にゴム板67を設ける他に或いは設ける代わりに、第2ガスベアリング47第2支持面51fの反対側(下側)にウレタンゴムからなるゴム板(図示省略)を設けても構わない。この場合には、第2ガスベアリング47は、第1ガスベアリング33の第1支持面37fと第2ガスベアリング47の第2支持面51fを接触させた状態から、第1ガスベアリング33に対して離反する下方向へゴム板の弾性変形量分だけ移動できるように構成されることになる。

そして、本発明に包含される権利範囲は、前述の実施形態の説明に限定されないものである。
W:基板、1:真空プロセス処理システム、3:送出ロール、5:巻取ロール、7:真空チャンバ、9:真空ポンプ、17:プロセス処理ユニット、19:送出ロール支持部材、21:送出モータ、23:巻取ロール支持部材、25:巻取モータ、27:真空シール装置、29:装置本体、29a:ポート、29b:ポート、31:支柱、33:第1ガスベアリング、35:ケース部材、37:蓋部材、37f:第1支持面、37h:第1噴出孔(通孔)、39:ガス収容室、41:エアボンベ、43:配管、45:圧力調整弁、47:第2ガスベアリング、49:ケース部材、51:蓋部材、51f:第2支持面、51h:第2噴出孔(通孔)、53:ガス収容室、55:配管、57:圧力調整弁、59:搬送通路、63:真空シール装置、65:真空シール装置、67:ゴム板、69:エアシリンダ、71:可動ロッド

Claims (4)

  1. 送出ロールから送出されたシート状の基板に対して真空雰囲気中でプロセス処理を連続的に行い、プロセス処理済みの基板を巻取ロールに巻取る真空プロセス処理システムに用いられ
    真空チャンバの内部への不純物の侵入を抑える真空シール装置において、
    前記送出ロール又は前記巻取ロールを回転可能に支持する送出ロール支持部材又は巻取ロール支持部材と前記真空チャンバとの間の大気側に配設された装置本体と、
    前記装置本体に設けられ、基板の一方の面をガスの圧力を利用して非接触で支持す第1支持面を有し、前記第1支持面に基板の一方の面に向かってガスを噴出させ複数の第1噴出孔形成された第1ガスベアリングと、
    前記装置本体における前記第1ガスベアリングに対向する箇所に設けられ、基板の他方の面をガスの圧力を利用して非接触で支持す第2支持面を有し、前記第2支持面に基板の他方の面に向かってガスを噴出させ複数の第2噴出孔形成された第2ガスベアリングと、
    前記第1ガスベアリングと前記第2ガスベアリングのうち少なくとも一方のガスベアリングに設けられた弾性体と、
    前記第1ガスベアリングの前記第1支持面と前記第2ガスベアリングの前記第2支持面を接触させた状態から、一方のガスベアリングを他方のガスベアリングに対して離反する方向へ前記弾性体の弾性変形量分だけ移動させるアクチュエータと、を具備し、
    一方のガスベアリングを他方のガスベアリングに対して離反する方向の移動によって、前記第1ガスベアリングの前記第1支持面と前記第2ガスベアリングの前記第2支持面との間に、基板を搬送するための搬送通路が形成され前記搬送通路の一端側が大気側に開放し前記搬送通路の他端側が前記真空チャンバの内部に連通真空シール装置。
  2. 一方のガスベアリングは、前記第1ガスベアリングであり、他方のガスベアリングは、前記第2ガスベアリングであり、前記第2ガスベアリングの下面が前記装置本体に接触している請求項1に記載の真空シール装置。
  3. 前記真空プロセス処理システムの稼働中における前記搬送通路の一端側の圧力が大気圧よりも高い圧力に設定されている請求項1又は請求項2に記載の真空シール装置。
  4. 送出ロールから送出されたシート状の基板に対して真空雰囲気中でプロセス処理を連続的に行い、プロセス処理済みの基板を巻取ロールに巻取る真空プロセス処理システムにおいて、
    真空雰囲気を形成するための真空チャンバと、
    前記真空チャンバに対して一方側に離隔した大気側の箇所に配設され、前記送出ロールを回転可能に支持す送出ロール支持部材と、
    前記真空チャンバに対して他方側に離隔した大気側の箇所に配設され、前記巻取ロールを回転可能に支持す取ロール支持部材と、
    前記真空チャンバと前記送出ロール支持部材との間に配設され、請求項1から請求項のうちのいずれか1項の構成からなる搬入側の真空シール装置と、
    前記真空チャンバと前記巻取ロール支持部材との間に配設され、請求項1から請求項のうちのいずれか1項の構成からなる搬出側の真空シール装置と、を具備した真空プロセス処理システム。
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