JP6375573B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は封入球式遊技機に関する。
封入球式遊技機は、遊技者が遊技球を遊技盤の遊技領域に打ち込み、遊技領域のパネル表面を流下させて入賞口への入球およびそれに伴う賞球の獲得を楽しむ遊技機の一つである。封入式遊技機では、遊技盤を流下させる遊技球が遊技機に封入されており、遊技機の内部で遊技球を循環させて遊技を行わせる。遊技開始に際して持ち球は、最初、遊技者によって遊技機に数値データとして準備され、遊技球の出入りに応じて遊技機自体が備えた、あるいはホールが備えた遊技球数処理システム上で処理される。そして、処理の都度、その結果が数字等で遊技機に表示される。例えば、遊技に伴う遊技球の消費は持ち球から減算され、入賞口への入球があるとその入賞の種類に応じて獲得した賞球数(出球数)が持ち球に加算される。
特許文献1には、封入球式遊技機(玉封入式パチンコ機)であって、遊技のために使用される遊技球の循環経路とは独立した専用の遊技球循経路が準備されており、専用の遊技球循経路は、賞球送給部と賞球返送部とを備え、賞球送給部によって玉封入式ではないパチンコ機(封入球式遊技機に対してこのような遊技機を従来機と呼ぶこととする)における上部受け皿に相当する玉受け皿に入賞に応じた数の遊技球を送り出し、玉受け皿に送り出された遊技球を賞球返送部によって前記賞球送給部に送り返す構造となっている。
したがって、入賞があると、入賞の種類に対する賞球と同数の、いわば見せ玉である遊技球38が揚送機44によって遊技者が目視可能な上部踊場34に揚送されるようになっている。上部踊り場34での遊技球の振る舞いは、従来機における賞球の払い出し動作に酷似させているので、遊技者は、賞球を獲得したという実感を得られる、と説明されている。
特開2009−285468号公報
封入球式遊技機は、従来機とは異なって、従来のいわゆる島設備における規模の大きな遊技球供給・回収設備やこれを稼働させるための電力を必要としないので、ホールの設備上及び営業コスト上で大きな利点がある。一方、遊技者の側からすると、持ち球が数値で表示されるのはともかく、賞球がその都度、数値の変化でのみ表示されるだけでは、実際に遊技球が出球として目の前に流れ出てくる従来機の場合に比べて、賞球を獲得しているとの実感に乏しい。さらに、賞球獲得時の数値の変化を信用せず、実際に、また、正しく賞球が加算されているのかを疑う人が出る恐れもある。
前記特許文献1の封入球式遊技機は、前記のように、賞球があると、実際の遊技球を目の前の球受け皿に流すことで賞球を獲得したという実感を得させようとしている。
しかし、その方式は、これまでの従来機における実際の遊技球の流れを模型的に実現しているだけで、玉受け皿へ入賞に応じた数の遊技球を送り出す賞球送給部と、前記玉受け皿に送り出された遊技球を前記賞球送給部に送り返す賞球返送部と、さらに、前記玉受け皿に送り出された遊技球を遊技者から隔離する第1透明カバーを備えるなどして、部材の配置に比較的広いスペースを必要とする構成である。
すなわち、特許文献1の封入球式遊技機は従来機と同様に球受け皿に相当する張り出し部を有するものであるため、封入球式とすることで、上部受け皿(球受け皿)や下部受け皿を省略できるという、封入球式遊技機に独特のデザインを有効に利用できないことがある。
また、大当たり時など、賞球が連続して大量に生じるときのために下部踊り場50を相当に大きく、また、揚送装置44の能力も高いものにする必要がある。
この発明は、封入球式遊技機において、入賞のあったとき、対応する出球を実際の遊技球の動き(流れ)と同様に表示して、遊技者に賞球を獲得しているとの実感を持たせる出球実感演出装置であって、しかも、小さく構成でき、かつ充分な出球実感を与えることができる装置の提供を課題とする。
〔手段1〕
封入球式遊技機であって、
入賞口を有する遊技盤と、遊技球発射装置と、遊技球の循環機構、及び遊技の進行と演出を制御する制御装置を備え
遊技球発射装置によって遊技盤に打ち込まれた遊技球が、遊技盤の入賞口に入賞すると入賞に応じた賞球を得られるものにおいて、
前記封入球式遊技機の前面装飾部に出球実感演出装置を設ける。
出球実感演出装置は、遊技球数個分の長さを有する表出用開口を遊技者から視認可能な位置に有し、
前記の表出用開口に沿って表出球移動装置を配置する。
表出球移動装置は、回転するベルトの表面に遊技球と同じ材質、大きさの複数の表出球をそれぞれに遊動可能に取り付けた構造を有し、
表出球移動装置のベルトが駆動されると、ベルト上動部分の表出球が前記表出開口に沿って遊動しながら移動する状況を視認可能とする。
〔手段2〕
回転するベルトは歯付ベルトであって、駆動ギアと従動ギア間に掛け渡たされており、歯付ベルトの表面側全周に複数の表出球を、それぞれ柔軟な線材で結合することにより、歯付きベルトの移動と共に遊動させる。
〔手段3〕
駆動ギアはモーターで駆動され、モーターは封入球式遊技機が備えた制御装置の制御下にあって、遊技中の入賞に伴う制御装置の出球処理に応じて、その都度、その出球の数分だけ表出球を移動させる駆動がなされ、次いで停止されるものする。
手段1によれば、封入球式遊技機において、遊技中に入賞があって前記の表出球移動装置のベルトが駆動されると、表出用開口に表出球の移動が見られ、しかも、外観は遊技球とおなじであって、かつ、その動きに遊動があるので、従来機の出球と同様な動きとなる。また、打ち込み用に循環させる遊技球とはその動きによって区別できるので、表出球移動装置の表出用開口に見えて遊動する表出球を見た遊技者は、従来機と同様に賞球を払い出すために遊技球が移動していると感じる。このため、封入球式遊技機ではあっても、遊技者は、賞球用の遊技球が移動しているとの感覚を得、賞球が数値としてだけ処理されていることに基づく疑念や不安感をやわらげることができる。
表出球移動装置の遊技球は循環するベルトに取付けられているので、ベルトが回転することにより、表出用開口に対して無限に表出させることができる。また、表出のために多数の遊技球を必要としない。なお、前記の表出用開口には、表出球を3個ずつ、5個ずつあるいは8個ずつという単位を連続させて表出することができる。
手段2によれば、ベルトと表出球のそれぞれを柔軟な線材という、もっとも簡単な手段で結合しかつ遊動させることができる。
手段3によれば、遊技中の入賞にタイミングを合わせて表出球移動装置が駆動され、遊技球と同じ表出球が表出用開口を従来機の出球と同じ態様で移動するので、封入球式遊技機であるにも関わらず、遊技者は、実際に出球が放出されている感覚を得られる。
以上のように、実際に遊技球が放出されず、賞球の払い出しが数値の上昇によるという、従来機に比べて興趣が落ちてしまう恐れのある封入球式遊技機に遊技者の興趣をつなぎとめることができる。
封入球式遊技機を分解して示す斜視図。 扉枠を分解して示す斜視図。 表出球移動装置の斜視図(内部を透視している)。 表出球の移動を模式的に示した正面図。 図7のA-A断面図(一部を省略している)。 出球の移動状況を説明するための平面図。 出球実感演出装置の装着状態を示す斜視図。 出球の移動状況を説明するための断面で示した正面図。
〔実施例1〕
封入球式遊技機1(遊技機1)は、図1のように、外枠2、本体枠3、遊技盤4、扉枠5を備える。封入球式遊技機1は、遊技者の操作によって、遊技球発射装置(後述)から遊技球6を遊技盤4の遊技領域に打ち込むことで遊技が行われる。発射された遊技球6は、途中、障害釘に衝突しながら遊技盤4を流下し、種々の入賞口に入ってから(入賞してから)回収されるか、あえなくアウト球となって回収される。封入球式遊技機1では打ち出したすべての遊技球を封入球式遊技機1の単位で回収し、これを再び遊技球発射装置へ循環させて遊技に利用する。
以下、前記のような封入球式遊技機1を単に遊技機1と記載し、従来の、遊技球の供給と回収が島単位で行われる遊技機を従来機と記載する。
外枠2は、遊技ホールの配置台(遊技球の供給・回収機構を備えない島設備)に設置される矩形の枠体である。なお、遊技機1は独立設置が可能なので比較的自由なレイアウトで配置することができる。
本体枠3は、外枠2に開閉自在に軸支され前側が開放された箱状の枠体である。本体枠3の内部には概略で示す電源基板7、遊技球の発射装置8、遊技球循環機構9などが配置されている。
この実施例の遊技機1は上部発射方式であり、遊技球発射装置8(以下、上部発射装置8と記載する)は本体枠3の正面側左上部に配置されている。遊技球循環機構9は、下部の遊技球回収・送り込み部10と上下方向の揚送部11及び上部の供給部12とからなる。上部発射装置8から遊技盤4へ打ち込まれた遊技球6は、遊技領域を流下し、障害釘への衝突を繰り返したのち、入賞あるいはアウト球となって遊技球回収・送り込み部10へ回収される。
上部発射装置8は、従来機のように、発射された遊技球6を下方の発射装置から遊技盤4の天まで誘導するレールを省略できて遊戯領域を広く設定できる上、発射された遊技球6が前記のレールを戻ってしまうファール球の発生がない利点がある。
前記のようにして回収された遊技球6は、クリーニングと異常球(異形、着磁、その他)の除去作業を受けた後、揚送部11の下部へ送り込まれる。揚送部11は上下方向に長く、筒体の内部で螺旋体が回転している構造であり、下部に送り込まれた遊技球6は1個ずつ上方の供給部12へ送り上げられる。そして、送り上げられた遊技球6は上部発射装置8へと送り込まれ、上部発射装置8から所定の発射強度とタイミングで1球ずつ再び遊技盤4へ発射される。このようにして遊技球6が循環する。
遊技盤4は、前構成部材13と遊技パネル14及び裏ユニット15を備え、本体枠3に前側から装着固定される。
前構成部材13は前記の遊技パネル14と裏ユニット15を一体に組み付けた後、その全体を本体枠3へ固定するための部材である。遊技パネル14は透明な樹脂板あるいは木製の合板を基材としており、その前面(遊技者側)に、障害釘、風車、電動チューリップ、チャッカー、入賞口、アウト口等、遊技に必要な部品が装着された遊技領域を形成する。なお、図1に示す遊技盤4は、遊技領域の詳細を省略している。
裏ユニット15は、裏箱16と裏箱16の後面に相当する箇所に配置した液晶表示装置17及び前記遊技パネル14と前記液晶表示装置17間に配置される種々の可動役物等からなり、遊技機1としての種々な演出を行う部分であって、遊技機1の中心部分である。
遊技パネル14の前記遊技領域には、上部発射装置8から遊技媒体としての遊技球6が打ち込まれる。
遊技盤4は、主制御基板、周辺制御基板を有した制御装置を備える。主制御基板の主制御MPUがプログラムを実行して遊技の進行を制御する。主制御MPUは、遊技進行のための各種処理プログラムや各種コマンドを記憶したROM、一時的にデータを記憶するRAM等を内蔵したマイクロプロセッサであり、遊技演出の制御に関する各種コマンド及び遊技機1の状態に関する各種コマンドを周辺制御基板に送信する。
周辺制御基板はマイクロプロセッサとしての周辺制御MPUと各種処理プログラム、各種コマンド及び各種スケジューラを記憶する周辺制御ROM、高音質の演奏を行う音源ICとこれを参照する音楽及び効果音等の音情報が記憶されている音ROMなどを備えている。
そして、周辺制御MPUは、主制御基板からの各種コマンドを複数のポートで受信すると、受信した各種コマンドに基づいて、上部発射装置8から遊技球6を発射させる、遊技盤4の各装飾基板に設けた複数のLED等を点灯、点滅又は階調点灯させる、遊技盤4に設けた各種可動体を作動させる、あるいは、遊技球6の入賞に応じた扉枠5側の表出球移動装置35(後述)の駆動や扉枠5側の発光装置や音装置の駆動を実行する。
扉枠5は、遊技盤4を取り付けた本体枠3の前面を遊技者側から閉鎖するように、本体枠3に対して開閉自在に軸支されている。扉枠5は、扉枠ベースユニット18と前面装飾部19を備える(図1,2)。
扉枠ベースユニット18は、長方形で頑丈な板状のフレームであり、扉としての骨格を構成している。上辺の左端にヒンジ金具20を備え、これが本体枠3のヒンジ受け金具21(図1)に組み合わされて、扉枠ベースユニット18が本体枠3に対して回転可能に取り付けられる。
扉枠ベースユニット18の中央は大きく開口されており、この部分にガラス板22(あるいは透明な樹脂板)が装着されて窓23を構成している。扉枠ベースユニット18はさらに、右下方に、ハンドル24の操作軸25を本体枠3側へ貫通させるためのハンドル用孔26と、本体枠3に取付けられた施錠装置の前方へ突出したシリンダー部分27aを遊技機1の前面へ露出させるためのシリンダー用孔27が形成されている。
なお、遊技機1は上部発射装置8が左上部に位置するので、前記操作軸25が結合されるのは本体枠3側に配置された発射スイッチ機構である。この発射スイッチ機構は、遊技者がハンドル24を操作することによって、前記の上部発射装置8へ発射のトリガー信号とハンドル24の回転量に応じた発射強度を設定する信号を送りだす。
前面装飾部19(図2)は、この実施例において、左装飾成形体28、右装飾成形体29、上中央装飾成形体30、下装飾成形体31及び左下装飾成形体32の部分成形体(複数)が前記の扉枠ベースユニット18の前面側へ取付けられ、さらに、下装飾成形体31の前面側に操作ユニット33が取り付けられた構成である。
前記の部分成形体はいずれも樹脂製で遊技者を引き付ける色彩と形態を備え、裏面側が空洞に成形されている。部分成形体と扉枠ベースユニット18とは、図示を省略しているが、扉枠ベースユニット18の後面側からビスを部分成形体側のボスへねじ込むことにより、固定される。各部分成形体は扉枠ベースユニット18に取付けられたとき、遊技機1に設定した装飾コンセプトに基づいた全体としてひとまとまりの、ほぼ環状の前面装飾部19を構成する。
各部分成形体の前記空洞部には、LED等の発光部品や導光部材が配置され、前面装飾部19が内部から煌びやかに装飾される。
前面装飾部19を構成する部分成形体の一つである左下装飾成形体32には、表出球移動装置35が組み込まれて出球実感演出装置34となっている(図1,2)。
表出球移動装置35は、歯付きベルト36、駆動ギア37、受動ギア38、複数の表出球39及び駆動ギア37を駆動するパルスモーター40で構成されている。これらは機枠41に組み付けられる。機枠41には、モーター40が取付けられ、駆動ギア37や受動ギア38が軸支されて組み付けられている。各表出球39は歯付きベルト36の表面(歯付き側が内面)にそれぞれ柔軟で丈夫な線材42で取付けられている。線材42は、例えば釣り具のテグスである。
なお、表出球39は、遊技球6と同じ材質、大きさであり、ただ、上部発射装置8から発射されて遊技盤4を流下し、入賞したりする遊技球6ではないので、これと区別するために表出球39と名付けている。
表出球39は、前記歯付きベルト36の表面全周に、この実施例において18個(複数個という中の一つ)が、0.5球(半径寸法)程度の間隔をとって配置されている。したがって、今、駆動ギア37を回転させると、歯付きベルト36が図4の矢印方向に回転し、その上動側では表出球39が歯付きベルト36の表面に乗りながら線材42に引かれて移動する。一方、歯付きベルト36の下動側では表出球39が歯付きベルト36の表面から離れ、線材42を介してぶら下がった状態で移動する。そして、左の駆動ギア37側ではぶら下がって移動してきた表出球39が引き上げられ、右の受動ギア38側では歯付きベルト36の表面を移動してきた表出球39が引きずられるようにして下動側へ落下する。
図4において、符号36aは振動付与突起であり、歯付きベルト36の内面側に位置して歯の凹凸に接しており、歯付きベルト36の移動に伴って、これに振動を与えるようにしている。
このとき、前記の機枠41は上方に開放されたコ字形であり(図5)、両側の立壁41a、41bの間隔は表出球39の直径(11mm)より大きく前記直径の1.8倍から2倍くらいにしてあるので、表出球39が歯付きベルト36の上動部分を移動するときは左右にフラフラとしながら、ときには、移動方向に少しの間隔を開けながら、あるいは、逆に、移動方向の左右に重なるようにして、不揃いで移動する(図6)、つまり、表出球39は遊動可能であり、遊動しながら移動する。両側の立壁41a、41bは、歯付きベルト36のガイドとなって歯付きベルト36の横ぶれを規制し、さらに、歯付きベルト36の表面よりも突出する部分が、表出球39のガイドとなって表出球39が必要以上に横振れするのを規制する。
表出球移動装置35は、前記の左下装飾成形体32の空洞に装着される(図7)。左下装飾成形体32は、上面部に前面装飾部19の内周に沿った長い開口43を有し、その部分に断面ドーム形の透明カバー44(図5)が装着されている。これにより、左下装飾成形体32に装着された表出球移動装置35の表出球39のうちベルト上動部分のもの8個(遊技球数個分という中の一つ)が移動する状況を長い開口43と透明カバー44を通して視認できる。
なお、ドーム部分の高さは表出球39よりも高く、表出球39は上下方向にも遊動する(図8)。
表出球移動装置35のパルスモーター40は遊技機1が備えた制御装置の制御下にあって、遊技中に発生する入賞に伴う制御装置の出球処理に応じて、その都度、その出球の数分だけ表出球39を移動させる駆動がなされ、次いで停止される。例えば、払い出し賞球数3,9,10,14が設定されており、主制御装置から周辺制御装置の払い出し部に賞球数3のコマンドが出されたとき、払い出し部はパルスモーター40のドライバーに賞球3個分のパルスを生成させ、これにより、歯付きベルト36は表出球39を3個移動させて停止する。
このとき、歯付きベルト36をパルスモーター40で駆動する構造であるため、賞球コマンドが出されてからの応答性がよく、また、表出球39が移動する様子は、透明カバー44を通して遊技者に見えるので、遊技中の入賞とその3個の移動が結びつけられる。そして、表出球39は、遊技球6と同じなので、遊技者は入賞の結果、遊技球6が払い出されているという出球の実感を持つに至る。
獲得する賞球数の数が異なってもそれに応じた表出球39が移動することと、その移動が単純に直線に沿ったものではなく、移動しながら遊動することによって、従来機と同様に、バラ球が自由に移動していくような自然感があることにより、一層、遊技球を獲得しているとの実感が喚起される。
また、大当たり時のように、例えば、入賞球1個の払い出しに相当する14個の表出球39を1グループとして入賞球の数だけ連続して移動させる必要があっても、表出球39は歯付きベルト36により、前記の透明カバー部分へ無限に、かつ、応答性良く表出させることができるので、対応に困ることはない。しかも、いわば見せ玉用に準備した遊技球を専用の揚送装置で送り上げるものではないので、移動の途中、遊技球が滞留したり、間隔があいてしまったりするようなことが無く、かつ、小型に構成することができる。
下装飾成形体31の前面側に取り付けた操作ユニット33は、遊技機1の演出に遊技者を参加させるためのもので、タッチパネル45を中心に押しボタン46や選択ボタン47および演出チャンス表示具48が取り付けられている。操作ユニット33は、周辺制御装置の管理下にある。
タッチパネル45には演出に応じた説明や指示、あるいは指示を実行させるためのソフトボタンなどが表示される。
押しボタンは演出チャンスに遊技者に操作させるもので、その押圧チャンスは演出中の液晶表示装置17の画面に表示される。
選択ボタン47はタッチパネル画面の表示・非表示や同画面の明るさやモードなどを選択可能としている。
演出チャンス表示具48は、前記の液晶画面その他の演出中に遊技者参加のチャンスが到来すると発光するなどして、このチャンスを見逃さないように表示するものである。
この操作ユニット33は後方先端部に設けた水平軸49を軸として下装飾成形体31の正面に、タッチパネル45のある上面がほぼ水平となる状態と、この上面が垂直に納まった収納状態とになるように取り付けられている。水平状態は使用時であり、例えば、下装飾成形体31の背面側から突出してくるステー50(図2)により、垂直状態から水平状態に押し上げられ、その位置で支持される。ステー50の突出は、例えば、遊技者がサンド(遊技機横の計数装置)に利用カードを差し込んだ時、あるいはその状態で席を外す際にパスワードを設定したときであり、一方、ステー50は、カードの抜き出しに伴って引き込まれ、操作ユニット33が垂直状態に収納される。
操作ユニット33のこの構造によって、その遊技機1が使用中であるか待ち状態にあるのかが明確に分かるし、また、操作ユニット33が前記の収納状態であると、遊技機1の前面から突出する寸法が小さくなり、梱包や搬送に便利である。
以上の構成であって、遊技者はハンドル24を操作して遊技球6を遊技領域へ打ち込み、遊技球6が遊技パネル14を流下する間に障害釘に邪魔される様子や入賞口への接近などによるスリル、およびこれを盛り上げる画像と音や光による演出とによって遊技を楽しむことができる。そして、遊技球6は遊技機1の内部で循環され、遊技が連続する。その間、普通入賞や大当たり入賞などがあると、その時の演出条件などを加味して、賞球が払い出される。
この場合、遊技機1は、封入球式なので、従来機のように、遊技者の手元へ実際に遊技球6が払い出されることはなく、数値として獲得賞球の数が記録される。また、表出球移動装置35が稼働されて、出球実感演出装置34の表出用開口43に現れている表出球39が獲得賞球の数だけ移動される。この様子は表出用開口43の透明カバー44を通して視認することができ、これを見た遊技者は、賞球を出球として獲得しているとの実感を得られる。
以上、一つの実施例について説明した。
出球実感演出装置34における表出球移動装置35によって、表出用開口43に表出させる表出球39の数(数個分)は8個に限らない。歯付きベルト36を長短に設計することにより、増減させることができる。
出球実感演出装置34は、遊技者が視認可能な前面装飾部19のどの部分に配置されてもよい。遊技者が見やすい箇所が好ましい。また、前面装飾部19の複数箇所に出球実感演出装置34を配置することもできる。
表出球移動装置35の構成に歯付きベルト36とパルスモーター40を採用しているが、これらに限らず、歯付きベルト上の表出球39を入賞に伴って払い出される遊技球の数に応じて表出球39を移動させることができるものであればよい。
この時、大当たり時の賞球払い出しのように、入賞球1個あたりの払い出し数が多い場合は、賞球払い出しのタイミングがずれないように表出球移動装置35における歯付きベルト36の回転速度を大きくすることがある。
また、前記の出球実感演出装置34は、上部発射装置8による遊技球の発射ごとに、表出球を1個ずつ移動させて、遊技者に持ち球の消費を実感させ、従来機と同様な遊技感覚を持たせることもできる。
1 封入球式遊技機
2 外枠
3 本体枠
4 遊技盤
5 扉枠
6 遊技球
7 電源基板
8 遊技球発射装置(上部発射装置)
9 遊技球循環機構
10 遊技球回収送り込み部
11 揚送部
12 供給部
13 前構成部材
14 遊技パネル
15 裏ユニット
16 裏箱
17 液晶表示装置
18 扉枠ベースユニット
19 前面装飾部
20 ヒンジ金具
21 ヒンジ受け金具
22 ガラス板
23 窓
24 ハンドル
25 操作軸
26 ハンドル用孔
27 シリンダー用孔
27a シリンダー部分
28 左装飾成形体
29 右装飾成形体
30 上中央装飾成形体
31 下装飾成形体
32 左下装飾成形体
33 操作ユニット
34 出球実感演出装置
35 表出球移動装置
36 歯付きベルト
37 駆動ギア
38 受動ギア
39 表出球
40 パルスモーター
41 機枠
42 線材(テグス)
43 表出用開口
44 透明カバー

Claims (1)

  1. 封入球式遊技機であって、
    入賞口を有する遊技盤と、遊技球発射装置と、遊技球の循環機構、及び遊技の進行と演出を制御する制御装置を備え
    遊技球発射装置によって遊技盤に打ち込まれた遊技球が、遊技盤の入賞口に入賞すると入賞口に応じた賞球を得られるものにおいて、
    前記封入球式遊技機の前面装飾部に、出球実感演出装置が設けられており、
    出球実感演出装置は、遊技球数個分の長さを有する表出用開口を遊技者から視認可能な位置に有し、前記の表出用開口に沿って表出球移動装置が配置されており、表出球移動装置は、回転するベルトの表面に複数の遊技球と同じ表出球をそれぞれに遊動可能に取り付けた構造を有し、表出球移動装置のベルトが駆動されると、ベルト上動部分の表出球が前記表出用開口に沿って遊動しながら移動する状況を視認可能に配置されたものである、
    ことを特徴とした封入球式遊技機。
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