JP5873654B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技球の入賞によって大当たりの抽選を行うパチンコ遊技機等の遊技機に関するものである。
パチンコ遊技機等の遊技機では、遊技球が始動口等の役物に入賞することにより大当たりの抽選が行われる。そして、大当たりに当選した場合には、遊技機は、大入賞口が開放されて、多くの賞球を獲得し得る大当たり遊技状態となる。したがって、遊技機が設置されたホールでは、遊技者は、遊技機を大当たり遊技状態にすべく、遊技球を打つことで入賞による大当たりの抽選が行われるように遊技を行う。また、遊技機では、遊技者による遊技球の遊技に伴って、画像表示部での表示や各種のランプの点灯、スピーカによる音響等の各種の演出が行われる。
このような遊技球の遊技に伴う各種の演出として、従来から種々の構成・態様が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、始動条件が成立することにより図柄変動表示器の表示図柄が変動し、予め定められた所定図柄にて停止すると大当たりとなる遊技機において、装飾ランプ等の光学的表示装置と音声発生装置を備え、大当たり発生を予告する演出として光学的表示装置と音声発生装置との作動タイミングを変化させる構成が開示されている。
特開2003−290479号公報
ここで、抽選結果を画像表示や音響、発光等による演出を行うことで遊技者に遊技を行う楽しさを感じてもらうことができるが、移動せずに固定されて演出を行う各種の演出物を従来とは異なる新たな配列で遊技枠や遊技盤に設置することで、遊技中のみならず遊技開始前にも遊技者に感動を与えることが期待できる。また、ホール店において遊技を行う遊技機を選ぶ際の要因として、遊技機の正面から見たときに受ける印象が大きい場合があることから、そのような新たな配列によって、遊技機の製品としての価値をさらに高めることにもつながる。
本発明は、遊技枠や遊技盤に取り付けられる演出物を従来とは異なる新たな配列で設置することによって付加価値をより高めることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明が適用される遊技機は、遊技球の入球により抽選が始動する始動口121,122を有する遊技盤110を透明板159により遊技者と仕切る遊技機100であって、前記透明板159の外側にて遊技機本体の前面に固定して設けられた外側装飾物11,12と、前記透明板159を通して遊技者から見えるように当該透明板159の内側に固定して設けられ、前記外側装飾物11,12と同種の装飾物であり当該外側装飾物11,12に比べて大きさを小さくした内側装飾物13,14,15,16,23と、を備え前記内側装飾物は、前記遊技盤110の盤面110aと前記透明板159との間に設けられ、前記外側装飾物11,12と同種の装飾物であり当該外側装飾物11,12に比べて大きさを小さくした第1の装飾物13と、前記遊技盤110の盤面110aと当該盤面110aよりも奥側に位置して画像を表示する画像表示面114aとの間に設けられ、前記第1の装飾物13と同種の装飾物であり当該第1の装飾物13に比べて大きさを小さくした第2の装飾物14,15,16と、を有することを特徴とするものである。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、遊技枠や遊技盤に取り付けられる演出物を従来とは異なる新たな配列で設置することによって付加価値をより高めることが可能になる。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 本実施の形態のパチンコ遊技機の部分図である。 本実施の形態のパチンコ遊技機の制御ユニットの内部構成を示す図である。 本実施の形態の遊技制御部の機能構成を示すブロック図である。 本実施の形態の遊技制御部の主要動作を示すフローチャートである。 演出制御部の動作を示すフローチャートである。 パチンコ遊技機の正面側に配設された装飾物を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
〔遊技機の基本構成〕
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150とを備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112と、遊技領域111の右側に遊技球を案内する案内部材(不図示)とを備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、液晶ディスプレイ等による表示画面を備え、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に報知するための装飾図柄を表示したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による演出画像を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、各種の演出に用いられる可動役物115および盤ランプ116を備えている。可動役物115は、遊技盤110上で動作することにより各種の演出を行い、また、盤ランプ116は、発光することで各種の演出を行う。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121および第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。ここにいう第1始動口121および第2始動口122とは、予め定められた1の特別図柄表示器を作動させることとなる遊技球の入賞に係る入賞口をいう。
第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の羽根が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する普通電動役物としての電動チューリップ123を備えている。電動チューリップ123は、羽根が閉じていると、遊技球が第2始動口122へ入り難い一方で、羽根が開くと第2始動口122の入口が拡大して遊技球が第2始動口122へ入り易くなるように構成されている。そして、電動チューリップ123は、普通図柄抽選に当選すると、点灯ないし点滅しながら羽根が規定時間(例えば6秒間)および規定回数(例えば3回)だけ開く。
なお、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選において大当たりに当選する大当たり確率が変動する場合(低確状態(例えば300分の1)から高確状態(例えば30分の1)への変動)がある。また、パチンコ遊技機100は、所定の条件下で、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間が短縮されたり、普通図柄抽選時の当選する確率が高まったり、普通図柄抽選時の普通図柄変動時間が短縮されたり、電動チューリップ123の羽根の開時間が延長されたり、電動チューリップ123の羽根が開く回数が増えたりする場合がある。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関するその他の役物として、特別図柄抽選の結果に応じて開放する特別電動役物としての大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例やさらに他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで不図示の発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、不図示の供給装置が不図示の発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく上皿153(図2参照)と、を備えている。この上皿153には、例えば払い出しユニット560(図27参照)による払出球が払い出される。
また、枠部材150は、上皿153が遊技球でいっぱいになったときに、あふれた遊技球を一時的に溜めておくことが可能な下皿160を備えている。下皿160は上皿153よりも下側に位置する。本実施の形態では、上皿153と下皿160とを分離する構成を採用しており、上下皿一体とする構成を採用していない。このため、賞球としての遊技球をより多く溜めることが可能になる。
なお、ハンドル151を所定条件下で発光させる構成例も考えられる。
また、枠部材150は、ハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154を備えている。また、上皿153に溜まっている遊技球を下皿160に落下させるための上球抜きボタン(不図示)と、下皿160に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための下球抜きボタン(不図示)と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板159を備えている。透明板159は、遊技盤110の盤面を覆っている(図7参照)。
また、枠部材150は、透明板159の外側に位置し、所定の演出を行う枠演出部165を備えている。この枠演出部165は、顔をモチーフにして形成されたものであり、例えば目を開けたり口を開けたり表情を変えたりする演出を行う。
図2は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を説明する図であり、(a)は、遊技盤110の右下に配設された表示器130の一例を示す拡大図であり、(b)は、パチンコ遊技機100の部分平面図である。
パチンコ遊技機100の表示器130は、図2の(a)に示すように、第1始動口121の入賞に対応して作動する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122の入賞に対応して作動する第2特別図柄表示器222と、ゲート124の通過に対応して作動する普通図柄表示器223と、を備えている。第1特別図柄表示器221は、第1始動口121の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第2特別図柄表示器222は、第2始動口122の入賞による特別図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。普通図柄表示器223は、遊技球がゲート124を通過することにより普通図柄を変動表示しその抽選結果を表示する。第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222および普通図柄表示器223の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって各抽選結果を表す図柄が表示される。
また、表示器130は、第1特別図柄表示器221での保留に対応して作動する第1特別図柄保留表示器218と、第2特別図柄表示器222での保留に対応して作動する第2特別図柄保留表示器219と、普通図柄表示器223での保留に対応して作動する普通図柄保留表示器220と、を備えている。第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220の各々は、LED表示装置で構成され、その点灯態様によって保留数が表示される。
ここで、保留について説明する。特別図柄や普通図柄の変動表示動作中(入賞1回分の変動表示が行なわれている間)にさらに他の遊技球による入賞があると、その入賞した遊技球に対する図柄の変動表示動作は、先に入賞した遊技球に対する変動表示動作が終了するまで、規定個数(例えば4個)を限度に保留される。このような保留がなされていることおよびその保留の数(未抽選数)が、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219および普通図柄保留表示器220に表示される。
パチンコ遊技機100の枠部材150は、遊技者が演出に対する入力を行うための入力装置を備えている。図2の(b)に示すように、本実施の形態では、入力装置の一例として、演出ボタン161が枠部材150に配設されている。また、演出ボタン161の近傍に、球貸しボタン163および球返却ボタン164が枠部材150に配設されている。
なお、演出キー(不図示)を枠部材150に配設する構成例も考えられる。この不図示の演出キーは、略十字に配列された複数のキーからなるものであり、例えば、その中央に1つの中央キーを配置し、また、中央キーの周囲に略同一形状の4つの周囲キーを配置して構成される。遊技者は、4つの周囲キーを操作することにより、画像表示部114に表示されている複数の画像のいずれかを選ぶことが可能であり、また、中央キーを操作することにより、選んだ画像を情報として入力することが可能である。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図3は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物115を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで開状態を維持するラウンドを所定回数だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。例えば、第1始動口121に遊技球が入賞すると3個の賞球、第2始動口122に遊技球が入賞すると4個の賞球、大入賞口125に遊技球が入賞すると13個の賞球、普通入賞口126に遊技球が入賞すると10個の賞球をそれぞれ払い出すように、払出制御部400に指示命令(コマンド)を送る。なお、ゲート124を遊技球が通過したことを検出しても、それに連動した賞球の払い出しは払出制御部400に指示しない。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、図3に示すように、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口検出部(第1始動口スイッチ(SW))211と、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口検出部(第2始動口スイッチ(SW))212と、電動チューリップ123を開閉する電動チューリップ開閉部213と、ゲート124への遊技球の通過を検出するゲート検出部(ゲートスイッチ(SW))214と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、大入賞口125への遊技球の入賞を検出する大入賞口検出部(大入賞口スイッチ(SW))215と、大入賞口125を閉状態と突出傾斜した開状態とに設定する大入賞口開閉部216と、普通入賞口126への遊技球の入賞を検出する普通入賞口検出部(普通入賞口スイッチ(SW))217と、が接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器218と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器219と、ゲート124への遊技球の通過により始動した普通図柄抽選(開閉抽選)が始動する未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する普通図柄保留表示器220と、が接続されている。
さらに、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第1特別図柄表示器221と、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の結果を表示する第2特別図柄表示器222と、普通図柄抽選の結果を表示する普通図柄表示器223と、パチンコ遊技機100の状態を表示する状態表示器224と、が接続されている。
そして、第1始動口スイッチ211、第2始動口スイッチ212、ゲートスイッチ214、大入賞口スイッチ215および普通入賞口スイッチ217にて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部213、大入賞口開閉部216、第1特別図柄保留表示器218、第2特別図柄保留表示器219、普通図柄保留表示器220、第1特別図柄表示器221、第2特別図柄表示器222、普通図柄表示器223および状態表示器224に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。その際、演出ボタン等(演出ボタン161および不図示の演出キー)を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。その際、演出ボタン等を用いたユーザからの操作入力を受けて、操作入力に応じた演出内容を設定する場合もある。この場合、例えば演出ボタン等のコントローラ(不図示)から操作に応じた信号(操作信号)を受け付け、この操作信号により識別される操作内容を演出の設定に反映させる。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、盤ランプ116や枠ランプ157の発光、および可動役物115の動作を制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、盤ランプ116や枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御する。また、可動役物115の動作を制御する。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた盤ランプ116や枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより盤ランプ116や枠ランプ157の発光を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物115の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物115に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
具体的には、払出制御部400は、遊技制御部200から、遊技球が入賞した場所(第1始動口121等)に応じた所定数の賞球を払い出すコマンドを取得する。そして、コマンドに指定された数だけの賞球を払い出すように払出駆動部411を制御する。ここでの払出駆動部411は、遊技球の貯留部から遊技球を送り出す駆動モータで構成される。
また、払出制御部400には、払出駆動部411により遊技球の貯留部から実際に払い出された賞球の数を検出する払出球検出部412と、貯留部(不図示)での遊技球の貯留の有無を検出する球有り検出部413と、遊技者が遊技する際に使用する遊技球や払い出された賞球が保持される下皿160が満タン状態に有るか否かを検出する満タン検出部414と、が接続されている。そして、払出制御部400は、払出球検出部412、球有り検出部413および満タン検出部414にて検出された検出信号を受け取り、これらの検出信号に応じた所定の処理を行う。
さらに、払出制御部400には、ホールに設置されたホストコンピュータに対して各種の情報を送信する枠用外部情報端子基板450が接続されている。そして、払出制御部400は、例えば払出駆動部411に対して払い出すように指示した賞球数に関する情報や払出球検出部412にて検出された実際に払い出された賞球数に関する情報等を枠用外部情報端子基板450を介してホストコンピュータに送信する。また、遊技制御部200に対しても、同様の情報を送信する。
〔遊技制御部の機能構成〕
続いて、遊技制御部200の機能構成を説明する。
図4は、遊技制御部200の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、遊技制御部200は、各種抽選処理を実行する機能部として、特別図柄抽選部231と、普通図柄抽選部232と、特別図柄変動制御部233と、特別図柄抽選結果判定部234と、普通図柄制御部237と、を備えている。
また、遊技制御部200は、特別図柄変動に伴う処理を実行する機能部として、変動パターン選択部235と、遊技進行制御部236と、を備えている。
さらに、遊技制御部200は、各種役物の動作制御や賞球等に関するデータ処理を実行する機能部として、大入賞口動作制御部238と、電動チューリップ動作制御部239と、賞球処理部240と、出力制御部241と、乱数制御部242と、を備えている。
特別図柄抽選部231は、第1始動口121や第2始動口122に遊技球が入賞した場合に、特別図柄の抽選を行う。
普通図柄抽選部232は、ゲート124を遊技球が通過した場合に、普通図柄抽選を行う。
特別図柄変動制御部233は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果に応じて特別図柄の変動を制御する。
特別図柄抽選結果判定部234は、特別図柄の抽選が行われた場合に、その抽選結果が「大当たりか否か」、「大当たりに当選した場合の大当たりの種類」、「大当たりに当選していない場合での小当たりかはずれか」を判定する。
ここで、「大当たり」は、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に応じて複数の種類に分けられる。具体的には、特別図柄の変動時間が短縮される時短遊技状態の有無および大当たりの当選確率が高確率に変動した確変遊技状態の有無の組み合わせによって大当たりの種類が決まる。すなわち、大当たりの種類としては、大当たり遊技の終了後に、時短遊技状態および確変遊技状態の両方が発生する大当たり、時短遊技状態のみが発生する大当たり、確変遊技状態のみが発生する大当たり、時短遊技状態および確変遊技状態のいずれも発生しない大当たりが有り得る。以下、これらの大当たりを区別する場合は、大当たり遊技の終了後に発生する遊技状態に基づき、「時短有り」、「時短無し」、「確変有り」、「確変無し」等と記載して区別する。これらの大当たりは、各々個別の特別図柄に対応付けられており、特別図柄抽選において当選した特別図柄の種類に応じて大当たりの種類が確定する。
また、「大当たり」は、大当たり遊技の時間が長く多量の遊技球の払い出しが期待できる大当たりと、大当たり遊技の時間が短く遊技球の払出がほとんど期待できない大当たりとに分けられる場合がある。前者は「長当たり」と呼ばれ、後者は「短当たり」と呼ばれる。例えば、「長当たり」では、大入賞口125の開状態が所定条件(例えば一定時間経過または一定個数の遊技球の入賞)を満たすまで維持されるラウンドが所定回数繰り返される。また、「短当たり」では、一定時間だけ大入賞口125が開状態となるラウンドが所定回数繰り返される。通常、大当たり遊技の終了後に時短遊技状態が発生する(時短有り)大当たりは長当たりとなり、時短遊技状態が発生しない(時短無し)大当たりは短当たりとなる。
なお、大当たり遊技の終了後に確変遊技状態が発生する(確変有り)大当たりは「確変大当たり」とも呼ばれ、確変遊技状態が発生しない(確変無し)大当たりは「通常大当たり」とも呼ばれる。また、遊技の態様によっては、大当たり遊技の終了後に確変遊技状態のみが発生し、時短遊技状態が発生しない(確変有り+時短無し)大当たりは「潜伏確変大当たり」、「突然確変(突確)大当たり」等とも呼ばれる。さらに、「確変大当たり」において、大入賞口125が開状態となるラウンド数に基づき、「15ラウンド(15R)確変大当たり」、「2ラウンド(2R)確変大当たり」等のように区別される場合もある。
また、大当たりに当選していない場合の「小当たり」は、例えば大入賞口125の開閉が所定回数行われる小当たり遊技が行われ、終了した後においても小当たり当選時の遊技状態を継続する当たりである。すなわち、小当たり当選時の遊技状態が確変遊技状態である場合には、小当たり遊技の終了後においても確変遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。同様に、小当たりの当選時の遊技状態が確率変動も時間短縮もしていない通常の遊技状態(通常遊技状態)である場合には、小当たり遊技の終了後においても通常遊技状態が継続され、遊技状態は移行しない。
また、「はずれ」では、「大当たり」でも「小当たり」でもなく、遊技者に有利となる上記の遊技状態の何れも設定されない。
変動パターン選択部235は、特別図柄の抽選結果が「大当たり」であった場合に、第1特別図柄表示器221や第2特別図柄表示器222にて表示する特別図柄の変動パターン(変動時間)を選択する。また、「リーチ演出を行うか否か」を判定する。ここでの「リーチ演出」とは、遊技者に大当たりを期待させるための画像表示部114等にて行われる演出である。
遊技進行制御部236は、各遊技状態において遊技の進行を制御する。
普通図柄制御部237は、普通図柄の抽選が行われた場合に、普通図柄の抽選結果が「当選かはずれであるか」を判定する。また、その抽選結果に応じて普通図柄の変動を制御する。この普通図柄抽選の当選確率は、主に時短遊技状態において行われる、電動チューリップの開放による第2始動口122への入賞サポート(いわゆる電チューサポート)がある場合には高くなる。
「当選」と判定された場合には、電動チューリップ123を規定時間および規定回数だけ開放し、第2始動口122への遊技球の入賞確率が高まる状態を発生させる。上記の入賞サポート(電チューサポート)時には、この規定回数や規定時間が増える。また、「はずれ」と判定された場合には、電動チューリップ123のこのような開放状態は発生しない。
大入賞口動作制御部238は、大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ動作制御部239は、電動チューリップ123の開放動作を制御する。
賞球処理部240は、入賞や抽選に関する種々の役物への入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力制御部241は、遊技制御部200から演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドの出力を制御する。
乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数値の更新を制御する。
〔遊技機の基本動作〕
次に、上記のように構成されたパチンコ遊技機100の基本動作を説明する。
パチンコ遊技機100の基本的な動作は、メイン制御手段である遊技制御部200により行われる。そして、この遊技制御部200の制御の下、サブ制御手段である演出制御部300により遊技上の演出の制御が行われ、払出制御部400により賞球の払い出しの制御が行われる。
図5は、遊技制御部200の主要動作を示すフローチャートである。
遊技制御部200は、電源投入時や電源断時等の特殊な場合を除く通常の動作時において、図5に示す各処理を一定時間(例えば4ミリ秒)ごとに繰り返し実行する。図5を参照すると、乱数更新処理、スイッチ処理、図柄処理、電動役物処理、賞球処理、出力処理が順次実行される(ステップ501〜506)。
乱数更新処理(ステップ501)では、遊技制御部200の乱数制御部242は、メイン制御手段やサブ制御手段による処理で用いられる各種の乱数の値を更新する。
スイッチ処理(ステップ502)としては、始動口スイッチ処理、ゲートスイッチ処理が行われる。
始動口スイッチ処理では、遊技制御部200の特別図柄抽選部231は、図3の第1始動口スイッチ211および第2始動口スイッチ212の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、特別図柄抽選のための処理を実行する。
ゲートスイッチ処理では、遊技制御部200の普通図柄抽選部232は、図3のゲートスイッチ214の状態を監視し、スイッチがONとなった場合に、普通図柄抽選のための処理を実行する。
図柄処理(ステップ503)としては、特別図柄処理、普通図柄処理が行われる。
特別図柄処理では、遊技制御部200の特別図柄変動制御部233、特別図柄抽選結果判定部234、変動パターン選択部235、および遊技進行制御部236により、特別図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
普通図柄処理では、遊技制御部200の普通図柄制御部237により、普通図柄変動およびこの図柄変動に伴う処理が行われる。
電動役物処理(ステップ504)としては、大入賞口処理、電動チューリップ処理が行われる。
大入賞口処理では、遊技制御部200の大入賞口動作制御部238は、所定の条件に基づいて大入賞口125の開放動作を制御する。
電動チューリップ処理では、遊技制御部200の電動チューリップ動作制御部239は、所定の条件に基づいて電動チューリップ123の開放動作を制御する。
賞球処理(ステップ505)では、遊技制御部200の賞球処理部240は、入賞個数の管理および入賞に応じた賞球の払い出しを制御する。
出力処理(ステップ506)では、遊技制御部200の出力制御部241は、演出制御部300および払出制御部400へ制御用コマンドを出力する。制御用コマンドは、ステップ505までの各処理において生成され、RAM203にセットされており、この出力処理で出力される。
〔演出制御部の動作〕
次に、演出制御部300の動作を説明する。
図6は、遊技制御部200からコマンドを受信した際の演出制御部300の動作を示すフローチャートである。
演出制御部300の動作は、図6(a)に示すメイン処理と、図6(b)に示す割り込み処理とからなる。図6(a)を参照すると、演出制御部300は、まず起動時に初期設定を行い(ステップ601)、CTC(Counter/Timer Circuit)の周期設定を行った後(ステップ602)、設定された周期にしたがって、演出制御において用いられる乱数を更新しながら(ステップ603)、割り込み処理を受け付ける。
割り込み処理は、ステップ602で設定された周期にしたがって定期的に行われる。図6(b)を参照すると、この割り込み処理において、演出制御部300は、遊技制御部200からのコマンドを受信してコマンド受信処理を行う(ステップ611)。このコマンド受信処理において、演出パターンが選択される。また、演出制御部300は、遊技者による演出ボタン等の操作を受け付けるための演出ボタン処理を行う(ステップ612)。この後、演出制御部300は、選択した演出パターンの情報を含むコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送信するコマンド送信を行う(ステップ613)。これにより、画像表示部114への画像表示や音響出力、可動役物115の動作、盤ランプ116や枠ランプ157の発光等による演出が行われる。
〔装飾物について〕
次に、パチンコ遊技機100の正面側の構成、具体的には装飾物(オブジェ)11,12,13,14,15,16,21,22,23について説明する。なお、これら装飾物11〜16,21〜23を、後述するように、遊技盤110や枠部材150に取り付けられて奥行き感の演出を行う演出物ということもできる。
図7は、パチンコ遊技機100の正面側に配設された装飾物11〜16,21〜23を説明する図であり、(a)はその斜視図であり、(b)はその横断面図である。
図7の(a)に示すように、パチンコ遊技機100の外部の前面に装飾物11,12,21,22が配設されている。すなわち、パチンコ遊技機100は、透明板159の外側に位置する装飾物11〜12,21〜22を備えている。
また、パチンコ遊技機100の内部の前面に装飾物13,14、15,16,23が配設されている。すなわち、パチンコ遊技機100は、透明板159の内側に位置する装飾物13〜16,23を備えている。
装飾物11〜16,21〜23は、移動するための移動機構を備えず、この意味において固定物である。
装飾物11〜12は外側装飾物の一例であり、装飾物13〜16,23は、内側装飾物の一例である。また、装飾物13は第1の装飾物の一例であり、装飾物14〜16は第2の装飾物の一例であり、また、複数の装飾物の一例である。また、装飾物23は第3の装飾物の一例である。
これら装飾物11〜16,21〜23について以下、さらに説明する。
本実施の形態では、装飾物11〜16は、植物の葉および実を模したものであり、また、装飾物21〜23は、植物の葉を模したものである。装飾物11〜16による植物と装飾物21〜23による植物とは、植物の葉という同一ないし関連性のあるモチーフによるものである。言い換えると、装飾物11〜16と装飾物21〜23は、互いに似た形であり、互いに同種のものであるといえる。なお、これら装飾物11〜16,21〜23の大きさについては、後述する。
また、本実施の形態では、装飾物11〜16,21〜23のうち装飾物11〜12,21〜22は、枠部材150に取り付けられ、また、装飾物13〜16,23は、遊技盤110に取り付けられている。
装飾物11〜12はいずれも、透明板159の外面159a(図7の(b)参照)の側である領域31(同図の(b)参照)に位置する。より具体的には、装飾物11は、球貸しボタン163や球返却ボタン164の近くの外面に位置し、また、装飾物12は、球貸しボタン163や球返却ボタン164から遠い外面に位置する。なお、装飾物11〜12は、画像表示部114の画像表示面(ディスプレイスクリーン)114aに対する距離は、互いにほぼ同一である。
そして、装飾物11は、パチンコ遊技機100の正面視(以下、正面視と略すことがある)で右側に位置し、また、装飾物12は、正面視で左側に位置する。このように、装飾物11と装飾物12とは、正面視で互いに左右方向反対の側に位置する。言い換えると、装飾物11〜12は、パチンコ遊技機100の幅方向(左右方向)において互いに異なる位置に配設されている。
装飾物13〜16はいずれも、透明板159の内面159b(図7の(b)参照)の側に位置する。すなわち、装飾物13〜16は、装飾物11〜12よりもパチンコ遊技機100の奥側に配設されている。
パチンコ遊技機100の奥行き方向に関し、透明板159に最も近い位置に複数の装飾物13が配設され、装飾物13よりも透明板159から遠ざかった位置に複数の装飾物14が配設されている。また、透明板159からさらに遠ざかった位置に複数の装飾物15が配設され、透明板159から最も遠ざかった位置に複数の装飾物16が配設されている。
装飾物13〜16について別の観点で説明すると、図7の(a)に図示の装飾物13〜16のうち装飾物13は、透明板159の内面159bと遊技盤110の盤面110aとの間の領域32(同図の(b)参照)に位置する。なお、ここにいう遊技盤110の盤面110aには、遊技球が入賞すると抽選が行われる上述の第1始動口121および第2始動口122が配設されている。
また、装飾物13〜16のうち装飾物14〜16はいずれも、遊技盤110の盤面110aと画像表示部114の画像表示面114aとの間の領域33(同図の(b)参照)に位置する。この領域33は、いわゆるステージに相当する部分である。
装飾物13〜16についてまた別の観点で説明すると、図7の(a)に示すように、パチンコ遊技機100の奥行き方向に関し、画像表示部114の画像表示面114a(同図の(b)参照)に最も遠い位置に装飾物13が配設され、装飾物13よりも画像表示面114aに近づいた位置に装飾物14が配設され、さらに近づいた位置に装飾物15が配設され、最も近づいた位置に装飾物16が配設されている。
そして、装飾物13は、正面視で左側に位置し、また、装飾物14は、正面視で右側に位置し、また、装飾物15は、正面視で左側に位置する。また、装飾物16は、正面視で中央に位置する。
このように、装飾物13〜16の中でパチンコ遊技機100の奥行き方向に関して隣り合うもの同士の関係にある例えば装飾物13と装飾物14は、正面視で左右方向の位置が互いに異なるように配設されている。装飾物14と装飾物15との位置関係や、装飾物15と装飾物16との位置関係についても同様である。
また、装飾物13は、装飾物11,12よりも上方に位置する。装飾物14は、装飾物13よりも上方に位置し、装飾物15は、装飾物14よりも上方に位置し、装飾物16は、装飾物15よりも上方に位置する。
パチンコ遊技機100の高さ方向に関する画像表示部114との間の位置関係について説明すると、装飾物13、装飾物14、装飾物15および装飾物16の順で、画像表示部114に近い位置に配設されている。なお、装飾物13〜16はいずれも、画像表示部114よりも下方に位置する。
装飾物21は、ハンドル151の近くの枠部材150の位置に設けられている。また、複数の装飾物22は、枠部材150の一部を構成する左縦枠部材および右縦枠部材の各々に設けられている。すなわち、複数の装飾物22は、あたかも左縦枠部材や右縦枠部材にらせん状に巻き付いて見えるように、互いに離間するように距離をとって配設されている。
装飾物23は、装飾物14に並ぶように配設されている。すなわち、装飾物23は、領域33(図7の(b)参照)に位置し、透明板159との離間距離ないし画像表示面114aとの離間距離が装飾物14と同じように配設されている。
ここで、装飾物11〜16,21〜23の大きさについて説明する。
装飾物11〜16は、互いに外形の大きさが異なるものである。より詳細には、装飾物11〜16における植物の葉や実の大きさが互いに異なる。装飾物11の葉や実は、他の装飾物12〜16の葉や実に比べて大きく、また、装飾物16の葉や実は、他の装飾物11〜15の葉や実に比べて小さい。すなわち、装飾物11の葉や実が最も大きく、装飾物16の葉や実が最も小さい。
装飾物12〜15の各々の葉や実についても、互いに大きさが異なっている。より具体的には、装飾物12の葉や実は、装飾物11の葉や実に比べて大きさを小さくしたものである。また、装飾物13の葉や実は、装飾物11〜12の葉や実に比べて大きさを小さくしたものであり、装飾物14の葉や実は、装飾物11〜13の葉や実に比べて大きさを小さくしたものである。また、装飾物15の葉や実は、装飾物11〜14の葉や実に比べて大きさを小さくしたものである。装飾物11〜16における葉や実の形状は、互いに大きさが異なるものの、互いに相似の関係にあるということができる。
このように、装飾物13〜16の各々は、画像表示面114aに向けて徐々に小さくなるように葉や実の大きさが形成され、かつ、配設位置が決められている。
なお、装飾物11〜12はいずれも、透明板159の外面159aの側(領域31(図7の(b)参照))にて、画像表示面114aへの距離もほぼ同じ位置に配設されているが、葉や実の大きさが互いに異なる。また、装飾物14〜16の各々は、遊技盤110の盤面110aと画像表示部114の画像表示面114aとの間(領域33(図7の(b)参照))にて正面視で左右方向に分けて配設されているが、葉や実の大きさが互いに異なる。
また、装飾物11〜16のうち画像表示面114aに近い装飾物14〜16は、画像表示面114aから遠い位置の装飾物11〜13に比べて葉や実がより不明瞭に形成されている。
装飾物21〜23は、装飾物11〜16のような大きさが互いに異なるようなものではない。すなわち、装飾物21〜23は、おおむね同じような大きさである。付言すると、装飾物23は、隣接する装飾物14よりも葉がかなり大きく形成されている(図7の(a)参照)。
なお、装飾物21〜23の葉はいずれも、明瞭に形成されている。
このように、互いに大きさの異なるように装飾物11〜16を形成し、かつ、画像表示面114aから遠い位置に比較的大きな装飾物11,12を配設すると共に、装飾物11〜12よりも画像表示面114aに近い位置に装飾物11〜12に比べて小さい装飾物13,14,15,16を順に配設している。
同じ大きさの物であっても遠くにあるものは小さく見え、近くにあるものは大きく見えるという遠近感の表現を利用する上述の配置(遠近法による遠近効果)によって、画像表示面114aに向けた奥行き感を演出することが可能である。また、同じ物であって近くにあるものはより明瞭に形成し、遠くにあるものは不明瞭に形成することで、画像表示面114aに向けた奥行き感の演出がより効果的になる。
さらに説明すると、このような装飾物11〜16は、透明板159の内面159bの側だけに配設されているのではなく、透明板159の外面159aの側にも配設されている。こうして、装飾物11〜16により演出される奥行き感は、透明板159の外側から内側へと続くものになるので、遊技者は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100を見ると、従来の機種よりも奥行き感を感じることができる。
付言すると、装飾物11〜16の葉や実は、画像表示面114aの奥行き感を出すように画像表示面114aに対する相対的な位置に応じた大きさに形成されている。この意味において、パチンコ遊技機100の前面にて遠近表示を行っている遠近装飾物であるということができる。
また、葉の大きさがさほど変わらない装飾物21〜23のうち装飾物21〜22を枠部材150に配設すると共に装飾物23を遊技盤110に配設することで、装飾物11〜16による奥行き感をより高めている。とりわけ、装飾物23に並ぶ位置に、より小さい装飾物14を配置する構成を採用することで、装飾物14の小ささが遊技者に印象付けられ、奥行き感がさらに強調されることが期待される。
また、装飾物11〜16の各々を正面視で左右方向に関し分けて配設することでも、装飾物11〜16による奥行き感をより高めている。
〔画像表示部について〕
ここで、画像表示部114は、遊技者が立体的に見える三次元映像を画像表示面114aに表示することが可能に構成されている。このような画像表示面114aへの三次元映像の表示は、上述の装飾物11〜16,21〜23による奥行き感の演出と相まって、遊技者に遊技の楽しみを感じてもらうことが可能になる。
言い換えると、装飾物11〜16,21〜23による演出は、画像表示部114による三次元映像の表示演出を際立たせている。すなわち、画像表示部114にて奥行き感のある三次元映像の表示演出を行うことで、遊技者は、一層の奥行き感を楽しむことが可能になる。また、画像表示部114にて飛び出す感じを受ける三次元映像の表示演出を行うことで、遊技者は、三次元映像の臨場感を楽しむことが可能になる。
なお、三次元映像の表示方式としては、特殊な眼鏡をかけることで遊技者が三次元映像を視認可能なものと、特殊な眼鏡を用いることなく遊技者が三次元映像を視認可能なものと、があるが、いずれの方式(特殊な眼鏡の有無)を用いても良い。
また、視差映像の表示方法として、左目用の映像と右目用の映像とを画像表示面114aに交互に表示する時分割表示や、画像表示面114aの表面にパターン位相差板を配置することで奇数列の映像光が右目用のものであり、偶数列の映像光に左目のものであるとする空間分割表示があるが、いずれの方式を用いても良い。
以上説明したように、本実施の形態では、装飾物11〜16,21〜23によって画像表示面114aに向けた奥行き感の演出を行っていることから、従来にはない配列によって奥行き感を遊技者に伝えることが可能になり、パチンコ遊技機100の付加価値をより高めることが可能になる。
11,12,13,14,15,16,21,22,23…装飾物、31,32,33…領域、100…パチンコ遊技機、110…遊技盤、114…画像表示部、114a…画像表示面、150…枠部材、159…透明板

Claims (1)

  1. 遊技球の入球により抽選が始動する始動口を有する遊技盤を透明板により遊技者と仕切る遊技機であって、
    前記透明板の外側にて遊技機本体の前面に固定して設けられた外側装飾物と、
    前記透明板を通して遊技者から見えるように当該透明板の内側に固定して設けられ、前記外側装飾物と同種の装飾物であり当該外側装飾物に比べて大きさを小さくした内側装飾物と、
    を備え
    前記内側装飾物は、
    前記遊技盤の盤面と前記透明板との間に設けられ、前記外側装飾物と同種の装飾物であり当該外側装飾物に比べて大きさを小さくした第1の装飾物と、
    前記遊技盤の盤面と当該盤面よりも奥側に位置して画像を表示する画像表示面との間に設けられ、前記第1の装飾物と同種の装飾物であり当該第1の装飾物に比べて大きさを小さくした第2の装飾物と、
    を有することを特徴とする遊技機。
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