JP6374815B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
この現像装置には、トナーを収容するトナーカートリッジが備えられていて、収容されたトナーはすべて使い切ってもらうのが望ましい。例えば、特許文献1〜3には、トナー無しが検出されても、ユーザが容易に引き出しできないように、トナーカートリッジの引き出しをロックする機構を設けた技術が開示されており、画像形成装置本体の操作画面で、ロック解除をさせる操作を行わない限り、引き出しはできない。
画像形成装置1は、ネットワークを介して外部装置から送信された画像データに所定の画像処理を施し、カラー画像またはモノクロ画像を用紙に出力できる。なお、図1,2ではプリンタの例を挙げて説明するが、本発明の画像形成装置は、スキャナ等によって読み取られた画像データに所定の画像処理を施し、カラー画像またはモノクロ画像を用紙に出力できるコピー機、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能を備えた複合機等であってもよい。
詳しくは、供給部10は給紙トレイ11や手差しトレイ12を有し、給紙トレイ11や手差しトレイ126の用紙は、ピックアップローラ13および搬送ローラ14を経て画像形成部20に送られる。
イエロー画像用のステーション20Yがベルトクリーニング装置34の近傍に、ブラック画像用のステーション20Bが定着部40の近傍にそれぞれ配置されており、搬送部30の搬送ベルト33の移動方向で見て、イエロー画像用のステーション20Y、マゼンタ画像用のステーション20M、シアン画像用のステーション20C、ブラック画像用のステーション20Bの順に配置されている。
感光体21は円筒状をなし、その表面が例えばOPC(有機光導電体)等で形成されており、駆動装置(図示省略)によって所定方向に回転可能である。
露光装置23は、上記画像データに基づいて、帯電された感光体21の表面にレーザ光を照射しており、画像データに応じた静電潜像が感光体21の表面に形成される。なお、レーザ照射部や反射ミラーを備えたレーザスキャニング装置(LSU)の他、LEDなどの発光素子をアレイ状に並べた書き込みヘッド等の露光装置を用いてもよい。
感光体クリーニング装置26は、用紙への転写後に感光体21の表面に残ったトナーを除去しており、感光体21から除去されたトナーは例えば感光体クリーニング装置26の内部に回収される。
操作部51は定着部40の上方に設置され、図2に示すように、例えば液晶のディスプレイ53と透明抵抗膜方式のタッチパネル52からなる。タッチパネル52はディスプレイ53に重ねられており、操作部51は、画像形成装置1を操作するためのGUI(Graphical User Interface)が表示可能である。なお、操作部はハードキーを有してもよい。
図3に示すように、トナーカートリッジ28は、横方向に沿って細長く形成された容器本体60を備えている。トナーカートリッジ28は、色ごとに設けられており、図1で説明した例でいえば、計4本のトナーカートリッジ28が画像形成装置本体2内に配置される。
前カバー64はトナーカートリッジ28の挿入方向に対して後端面に位置しており、前カバー64とは反対側を先頭にし、トナーカートリッジ28をその長手方向に沿ってカートリッジ収納部80内を前進させ、図3に示すように、トナーカートリッジ28を、カートリッジ収納部80の奥側に位置する駆動ユニット29に連結すると、駆動ユニット29のモータ70の駆動力で容器本体60内のトナーを撹拌や搬送できる。一方、前カバー64を先頭にし、駆動ユニット29に対してトナーカートリッジ28を後退させると、トナーカートリッジ28をカートリッジ収納部80から抜き出すことができる。なお、前カバー64が、本発明のトナーカートリッジの端部に相当する。
トナー搬送部材61は、回転軸61bと、回転軸61bの周りに設けられたスクリュー61aと、回転軸61bの先端に設けられた駆動伝達部材61cとを有する。トナー搬送部材61は、容器本体60の外部で駆動伝達部材61cを介して駆動ユニット29のモータ70に連結され、モータ70の駆動力で所定方向に回転可能である。
図5は、駆動ユニットの斜視図であり、図3と同様に左斜め上方から見ている。駆動ユニット29は、例えば、上記モータ70の駆動力を伝達する駆動伝達部材71,72,73を有している。駆動伝達部材71は、図4に示した駆動伝達部材61cに連結可能に形成され、モータ70の駆動力をトナー搬送部材61に伝える。駆動伝達部材72は、駆動伝達部材62cに連結可能に形成され、モータ70の駆動力を撹拌部材62に伝える。
駆動伝達部材73はカム75に連結し、このカム75は例えばモータ70の駆動力で回転可能に構成されている。カム75の軸はワンウェイクラッチ(図示省略)に接続されており、所定の回転方向ではカム75は空転する。なお、カム75は、駆動伝達部材73に替えて、駆動伝達部材72から伝達された動力で回転可能であってもよい。
腕部77bの近傍には、例えば発光素子および受光素子を有したアーム位置検知センサ78が設けられており、腕部77bが発光素子からの光を遮った場合、アーム77による押出姿勢(エジェクトポジションともいう)を検知できる。なお、アーム位置検知センサ78やアーム77の軸部77aは、駆動ユニット29の下端から延びた台座78aに固定されている。
詳しくは、図3,4で説明した前カバー64とは反対側を先頭にし、トナーカートリッジ28をその長手方向に沿って前進させ、図6に示した収納開口81からカートリッジ収納部80内に挿入する。そして、前カバー64がユーザから見える状態で、トナーカートリッジ28を、カートリッジ収納部80の奥側に位置する駆動ユニット29に連結するまで前進させると、例えば、前カバー64の裏面(ユーザから見える表面とは反対側の面)が収納開口81の周辺部分に接触しており、図7に示すように、カートリッジ収納部80は、前カバー64の裏面と収納開口81との間に、前カバー64を掴める所定の隙間、例えばユーザの指が入る程度の隙間を形成させない。
このモータ70が正転する場合、駆動伝達部材73は例えば図5で見て時計回りに回転する。駆動伝達部材73による時計回りの回転方向はワンウェイクラッチで規制されており、モータ70の動力はカム75に伝わらず、カム75はその位置で空転し続ける。よって、図5に示すように、カム75の凸部75bがアーム77から離れたままであり、アーム77はトナーカートリッジ28を押し出さない位置(ホームポジションともいう)に維持される。
具体的には、図8に示すように、アーム77がカム75の凸部75bに押されると、アーム77の腕部77bが、バネ77cの付勢力に抗して図8の平面視で時計回りに回転するので、トナーカートリッジ28を押し出すことができる。
上記第1実施形態では、操作部51でトナーカートリッジの取り外し操作を行う者について明記していない。しかし、例えばカスタマーエンジニアや、画像形成装置の管理者としての権限が認められている管理者ユーザのような、画像形成装置への作業権限を有した者にのみ許可してもよい。この場合、取り外し操作の受け付けには認証が必要になる。
上記第1実施形態では、トナーカートリッジ28を強制的に交換する時期について明記していないが、例えば、画像形成装置1で印刷ジョブが完了した待機中の場合(レディモードともいう)、図10で説明した「トナーカートリッジを取り外しますか」の実行ボタンを操作部51に表示してもよい。
(第4実施形態)
上記第3実施形態では、レディモードの場合にトナーカートリッジ28を強制的に交換した。しかし、トナーカートリッジ28内にトナーは無いが、図1で説明した中間ホッパー27内にはトナーが残っている場合のような、印刷ジョブを継続できる場合にも「トナーカートリッジを取り外しますか」の実行ボタンを操作部51に表示可能である。
Claims (2)
- 画像形成装置本体に挿抜可能に構成されたトナーカートリッジと、前記画像形成装置本体に設置され、前記トナーカートリッジに着脱可能に構成された該トナーカートリッジの駆動ユニットと、画像形成装置に対する操作を受け付ける操作部とを備えた画像形成装置であって、
前記操作部は前記トナーカートリッジの取り外し操作を受け付け、該取り外し操作が行われた場合、前記駆動ユニットが、前記トナーカートリッジを押し出すことにより前記トナーカートリッジの端部を把持可能にするトナーカートリッジ押出装置を有し、
前記トナーカートリッジ押出装置は、前記トナーカートリッジを押し出し可能なアーム部材と、前記駆動ユニットからの駆動力に基づいて回転し、前記アーム部材を前記トナーカートリッジに近接させる方向に押すカム部材と、前記アーム部材を前記トナーカートリッジから離間させる方向に付勢するバネ部材とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置であって、
前記取り外し操作の受け付けには、認証が必要であることを特徴とする画像形成装置。
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Family Applications (1)
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