JP2016164585A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【構成】 画像形成装置10は、装置本体12の外部から目視可能にトナーカートリッジ200の端部に設けられる可動レバー92を備える。可動レバー92は、トナー残量に従って変位し、画像形成装置10は、当該可動レバー92の位置によってトナーカートリッジ200内のトナー残量を示す。
【効果】 ユーザは、装置本体の外部から簡単にトナー残量を確認することができる。
【選択図】 図3

Description

この発明は画像形成装置に関し、特にたとえば、トナーを用いて用紙に画像を形成する画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置が知られている。この電子写真方式では、帯電装置が静電潜像担持体(たとえば、感光体)の表面を帯電し、露光装置がその帯電域を画像情報に応じて露光して静電潜像を形成し、現像装置がこの静電潜像をトナーで現像する。
画像形成装置においては、トナーを収容するトナー容器内のトナーはすべて使い切ってもらうことが望ましい。たとえば、特許文献1には、トナー容器(トナーカートリッジ)のカバーをロックする施錠機構を備えた画像形成装置が開示されている。この施錠機構は、トナー容器内のトナー無しが検出され、かつトナー容器の交換を指示するユーザの入力を受け付けた場合に、ロックが解除されるようになっている。このような画像形成装置によれば、トナーが空になる前にトナー容器を新たなものに切り替えて使用される事態を防止することができる。
特開2011−8142号公報
上記のような電子写真方式の画像形成装置では、ユーザがトナー残量を容易に確認できることが望ましい。トナー容器の交換時に合わせてトナー容器を発注したいような場合もあるからである。しかしながら、特許文献1に開示された画像形成装置では、装置本体に設けられた表示パネルを操作してトナー残量を確認しなければならず、その確認作業がユーザにとって面倒であった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ユーザが装置本体の外部から簡単にトナー残量を確認することができる、画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、トナーを用いて用紙に画像を形成する画像形成装置であって、装置本体に設けられるトナー容器収納部、トナー容器収納部に挿抜可能に収納されるトナー容器、トナー容器内のトナー残量を取得するトナー残量取得部、および装置本体の外部から目視可能に設けられ、トナー残量取得部によって取得されたトナー残量に従って変位する可動レバーを備え、可動レバーの位置によってトナー容器内のトナー残量を示す。
第1の発明では、画像形成装置は、トナー残量取得部によって取得されたトナー残量に従って変位する可動レバーを備える。この可動レバーは、装置本体の外部から目視可能な位置に設けられ、ラック部材、ピニオンギヤおよび駆動モータを含む駆動機構によって変位される。
第1の発明によれば、トナー残量に従って変位する可動レバーの位置によってトナー容器内のトナー残量を示すので、ユーザが装置本体の外部から簡単にトナー残量を確認することができる。
第2の発明は、第1の発明に従属する画像形成装置であって、トナー残量取得部によって取得されたトナー残量が所定量以上である場合に、トナー容器のトナー容器収納部内における動きを規制するトナー容器規制部をさらに備え、可動レバーは、所定の操作がされることによってトナー容器規制部によるトナー容器の規制を作動させる。
第2の発明では、トナー容器規制部は、トナー容器のトナー容器収納部内における動きを規制するロック機構であり、トナー残量が所定量以上、たとえばトナー残量が0%でない場合において、トナー容器収納部からトナー容器を引け出せないように規制する。可動レバーは、トナー容器規制部のロック機構を作動させるためのレバーである。
第2の発明によれば、トナー残量が所定量以上である場合にトナー容器の引出しを規制するので、所定量以上のトナーが残る状態で新たなトナー容器に交換される事態を防止することができる。
第3の発明は、第2の発明に従属する画像形成装置であって、トナー容器規制部によるトナー容器の規制が解除された場合、トナー容器をトナー容器収納部からトナー容器の抜ける方向に押し出すトナー容器押出機構をさらに備える。
第3の発明によれば、トナー容器規制部によるトナー容器の規制が解除された場合、トナー容器がトナー容器収納部から押し出されるので、ユーザがトナー容器を容易に引き出すことができる。
第4の発明は、第2または第3の発明に従属する画像形成装置であって、トナー容器規制部によるトナー容器の規制が解除された場合、可動レバーをトナー容器収納部からトナー容器の抜ける方向に押し出す可動レバー押出機構をさらに備える。
第4の発明によれば、トナー容器規制部によるトナー容器の規制が解除された場合、トナー容器収納部からトナー容器が抜ける方向に可動レバーが移動されるので、ユーザがトナー容器を容易に引き出すことができる。
第5の発明は、第1ないし第4のいずれかの発明に従属する画像形成装置であって、可動レバーは、トナー残量取得部で取得されたトナー残量に従って回転し、可動レバーの回転位置によってトナー容器内のトナー残量を示す。
第5の発明によれば、ユーザが装置本体の外部から簡単にトナー残量を確認することができる。
この発明によれば、装置本体の外部から簡単にトナー残量を確認することができる。
図1は、この発明の第1実施例である転写装置を備える画像形成装置の全体的な構成を示す図解図である。 図2は、全てのトナーカートリッジが装置本体に収容された状態を示す図解図である。 図3は、1つのトナーカートリッジが装置本体から引出された状態を示す図解図である。 図4は、容器本体およびトナー補給部の構成を示す斜視図である。 図5は、容器本体およびトナー補給部の構成を示す分解斜視図である。 図6は、トナーカートリッジの支持構造を示す一部断面図である。 図7は、図6のトナーカートリッジの支持構造の一部を拡大した拡大図である。 図8は、可動レバーおよび前カバーを前方から見た図解図である。 図9は、可動レバーの駆動機構の構成を示す図解図である。 図10は、カートリッジ規制部の構造を示す図解図である。 図11は、トナーカートリッジの動きを規制した状態を示す図解図である。 図12は、トナーカートリッジの規制を解除した状態を示す図解図である。 図13は、トナー残量が100%の場合の可動レバーの位置を示す図解図である。 図14は、トナー残量が0%の場合の可動レバーの位置を示す図解図である。 図15は、第2実施例におけるカートリッジ規制部の動作を示す図解図である。 図16は、第3実施例における可動レバーおよび前カバーを前方から見た図解図である。 図17は、第3実施例における可動レバーの支持構造を示す図解図である。 図18は、第3実施例におけるカートリッジ収納部の構造を示す図解図である。 図19は、第3実施例におけるカートリッジ収納部の案内溝と可動レバーのガイド突起との係合状態を示す図解図である。
[第1実施例]
図1は、この発明の第1実施例である画像形成装置10の全体的な構成を示す図解図である。
画像形成装置10は、たとえばカラープリンタであって、ネットワークを介して外部装置から送信された画像データに所定の画像処理を施し、カラー画像またはモノクロ画像を用紙に印刷する。なお、この第1実施例ではカラープリンタを例に挙げて説明するが、本発明の画像形成装置は、スキャナ等によって読み取られた画像データに所定の画像処理を施し、カラー画像またはモノクロ画像を用紙に印刷するコピー機、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能を備える複合機等であってもよい。
画像形成装置10は、たとえば箱型の装置本体12の内部に、供給部20、画像形成部30、搬送部50、および定着部60を備える。供給部20は用紙を所定のタイミングで画像形成部30に供給し、画像形成部30は用紙上にトナー画像を形成する。
詳しくは、供給部20は、給紙トレイ22や手差しトレイ24を有し、給紙トレイ22や手差しトレイ24の用紙は、ピックアップローラ26および搬送ローラ28を経て画像形成部30に送られる。
画像形成部30は、たとえばタンデム方式であり、イエロー画像用、マゼンタ画像用、シアン画像用、およびブラック画像用の4つのステーション30Y,30M,30C,30Bを有する。
イエロー画像用のステーション30Yは、ベルトクリーニング装置58の近傍に配置されており、ブラック画像用のステーション30Bは、定着部60の近傍にそれぞれ配置される。そして、4つのステーション30Y,30M,30C,30Bは、搬送部50による用紙の搬送方向で見て、イエロー画像用のステーション30Y、マゼンタ画像用のステーション30M、シアン画像用のステーション30C、ブラック画像用のステーション30Bの順に配置される。
各ステーション30Y,30M,30C,30Bは、実質的に同一の構成部品を有する。このため、図1ではイエロー画像用のステーション30Yの構成部品に符号を付し、他のステーション30M,30C,30Bの構成部品の符号を省略する。なお、上記4色の他、たとえばシアンやマゼンタと同一の色相で濃度の低い、ライトシアン(LC)やライトマゼンタ(LM)を加えてもよい。
イエロー画像用のステーション30Yを例に挙げて説明すると、このステーション30Yは感光体32を有し、感光体32の周囲には、その回転方向で見て、帯電装置34、露光装置36、現像装置38、転写ローラ40、および感光体クリーニング装置42の順に配置される。
感光体32は円筒状をなし、その表面がたとえばOPC(有機光導電体)等で形成されており、駆動装置(図示省略)によって所定方向に回転可能である。
帯電装置34は、たとえば感光体32の表面に接触するローラを有し、感光体32の表面を所定の極性(たとえばマイナス)で均一に帯電する。なお、接触型のローラ方式の他、ブラシ方式やイオン放出方式等の帯電装置を用いてもよい。
露光装置36は、上記画像データに基づいて、レーザ光を帯電された感光体32の表面に照射しており、画像データに応じた静電潜像が感光体32の表面に形成される。なお、レーザ照射部や反射ミラーを備えるレーザスキャニング装置(LSU)の他、LEDなどの発光素子をアレイ状に並べた書き込みヘッド等の露光装置を用いてもよい。
現像装置38は、感光体32の表面に形成された静電潜像をトナー(現像剤)で現像し、可視像(トナー画像ともいう)を形成する。トナーは、現像装置38に連結するトナー容器(トナーカートリッジ)200から供給され、感光体32の表面電位と同極性(たとえばマイナス)で帯電される。トナーカートリッジ200と現像装置38との間には、トナーを一時的に蓄える中間ホッパー44が設けられる。トナーカートリッジ200には、トナーのみを収容、あるいはキャリアを混ぜて収容してもよい。
転写ローラ40は、搬送ベルト56を挟んで感光体32に対峙する。転写ローラ40に、トナーの帯電極性とは逆極性(たとえばプラス)のバイアス電圧が印加されると、感光体32のトナー画像が搬送ベルト56上の用紙に転写される。
感光体クリーニング装置42は、用紙への転写後に感光体32の表面に残ったトナーを除去しており、感光体32から除去されたトナーはたとえば感光体クリーニング装置42の内部に回収される。
搬送部50は、駆動ローラ52、従動ローラ54および搬送ベルト56を備える。たとえば、駆動ローラ52が定着部60の近傍に、従動ローラ54がベルトクリーニング装置58の近傍にそれぞれ配置され、搬送ベルト56は駆動ローラ52と従動ローラ54との間に掛け回される。カラー画像を印刷する場合、搬送ベルト56が矢印Zの方向に移動すると、ステーション30Y,30M,30C,30Bからの各色のトナー画像が順に搬送ベルト56に転写され、その後、搬送ベルト56から用紙に転写される。
定着部60は、加熱ローラ62および加圧ローラ64を備えており、そのニップ部で用紙上に転写されたトナー画像を定着させる。そして、用紙の表面のみ印刷する場合、定着部60から送出した用紙は排紙トレイ70に排出される。
上述の各コンポーネントは、上述したように、画像形成装置10の装置本体12の内部に収容される。また、装置本体12の内部には、CPUおよびメモリ等を含む制御部80が設けられる。制御部80は、画像形成装置10の各部位に制御信号を送信し、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。また、画像形成装置10は、タッチパネル付きのディスプレイ(表示部)および複数の操作ボタンを含む操作パネルを備えても良い。ただし、操作ボタンには、印刷部数の設定やファクスの際に電話番号を入力するための0〜9までの数字を示すボタンや、ジョブを開始させたり停止させたりするためのボタンなどが含まれる。この場合、制御部80は、操作パネルからの入力に基づいて、画像形成装置10に種々の動作を実行させる。
次に、第1実施例のトナーカートリッジ200について説明する。
図2は、全てのトナーカートリッジ200が装置本体12に収容された状態を示す図解図である。図3は、1つのトナーカートリッジ200が装置本体12から引き出された状態を示す図解図である。
図2および図3に示すように、装置本体12内には、各色のトナーカートリッジ200にそれぞれ対応した、トナー容器収納部(カートリッジ収納部)14が計4個設置される。また、後述するように、各カートリッジ収納部14の奥側(説明の便宜上、以下「後側」という。)には、駆動ユニット82がそれぞれ設置される(図6参照)。ただし、この明細書においては、説明の便宜上、各カートリッジ収納部14の開口側を「前側」といい、その反対側、つまり各カートリッジ収納部14の奥側を「後側」ということにする。
トナーカートリッジ200は、4種類のトナーのうちいずれかを収容し、収容するトナーを現像装置38に補給する。なお、図3に示すように、トナーカートリッジ200は、装置本体12に対して挿抜(引出し)可能に構成され、トナーカートリッジ200の引出し方向に沿って細長く形成されたカートリッジトレイ240と、カートリッジトレイ240に着脱可能に取り付けられる円筒状の容器本体202とを有する。なお、容器本体202は、角筒状などの他の形状を有していてもよい。
また、トナーカートリッジ200は、色ごとに設けられており、計4本のトナーカートリッジ200が装置本体12内に配置される。なお、トナーカートリッジ200の数はこれに限定されない。たとえば、モノクロ画像のみを用紙に印刷する画像形成装置10であれば、ブラック画像用のトナーカートリッジ200だけでも良いし、4色に加えて、ライトシアン(LC)やライトマゼンタ(LM)等の設定が有る場合は、4本以上のトナーカートリッジ200が装置本体12内に配置されても良い。
図4は、容器本体202およびトナー補給部220の構成を示す斜視図である。図5は、容器本体202およびトナー補給部220の構成を示す分解斜視図である。
容器本体202は、内部に補給用のトナーを収容し、後側端部に容器本体排出口(第1排出口)206が形成される。また、容器本体202の側周面には、内側へ隆起した複数の凸部であるトナー案内突起208が形成される。このトナー案内突起208は、容器本体202の回転方向に対応して分割された(断続した)螺旋状に形成される。
これによって、容器本体202が軸線(中心軸)L1回りに回転することによって、トナー収容部204内のトナーがトナー案内突起208に沿って、容器本体排出口206側に向かって搬送(案内)される。
また、容器本体202の、後側端部には、容器本体202よりも直径が小さい円筒状の連結部212が突出して設けられる。この連結部212の後側端面には、駆動連結窪み210が形成される。容器本体202は、駆動連結窪み210によって装置本体12の内部に設けられた駆動ユニット82(図6参照)に連結される。駆動連結窪み210と駆動ユニット82とが連結されることによって、容器本体202は、駆動ユニット82から伝達される回転駆動力を受ける。そして、容器本体202は、軸線L1回りに回転駆動されることによって、内部に収容したトナーを後側に搬送して、容器本体排出口206から排出する。
また、図4および図5に示すように、容器本体202の後側端部には、トナー補給部220が取り付けられる。
トナー補給部220は、容器本体排出口206から排出された現像剤を一旦格納するものである。このトナー補給部220は、容器本体排出口206を含む容器本体202の後側端部を外周面の全周にわたり包囲するように短円筒状に形成され、容器本体202を軸線L1回りに回転可能に支持する。また、トナー補給部220は、下方において開口し、トナーを外部に排出する補給部排出口224を有する。なお、トナー補給部220の内部には、容器本体排出口206から補給部排出口224へトナーを搬送するための、容器本体202の回転に伴って回転する羽根状のトナー搬送部材が設けられていてもよい。
つまり、容器本体排出口206から排出されたトナーは、補給部排出口224を介して、トナーカートリッジ200の外部に排出され、現像装置38に供給される。
さらに、トナーカートリッジ200の画像形成装置10に向けて装着される後側端部には、トナーカートリッジ200の各種情報が記憶されたメモリチップ(記憶装置)230が設けられる。この第1実施例では、メモリチップ230は、トナー補給部220に設けられている。このメモリチップ230は、たとえば、無線ICタグ、接点式CRUMおよびEEPROM(登録商標)などの不揮発性メモリである。
また、図示は省略するが、トナーカートリッジ200が画像形成装置10に装着された際には、メモリチップ230の接続端子と画像形成装置10の接続端子とが接触し、メモリチップ230と画像形成装置10とが電気的に接続される。これによって、画像形成装置10は、メモリチップ230と通信可能となる。なお、ここではメモリチップ230と画像形成装置10との接続は、接触式とするが、無線を用いた非接触式であってもよい。
このメモリチップ230は、対応するトナーカートリッジ200の識別情報を記憶するとともに、トナー使用履歴を記憶する。このトナー使用履歴は、そのトナーカートリッジ200からの累積のトナー補給時間、および印刷枚数等、制御部80でトナー残量を算出するための情報である。そして、制御部80は、メモリチップ230に記憶されるトナーカートリッジ200のトナー使用履歴を取得して、容器本体202内のトナー残量を逐次算出する。また、メモリチップ230は、制御部80から提供される、トナー残量も記憶することもできる。
図6は、トナーカートリッジ200の支持構造を示す一部断面図である。図7は、図6のトナーカートリッジ200の支持構造の一部を拡大した拡大図である。
図6および図7に示すように、トナーカートリッジ200は、カートリッジ収納部14に収納されると、容器本体202の連結部212がカートリッジ収納部14の奥側に設けられた駆動ユニット82に連結される。そして、容器本体202は、駆動ユニット82の駆動力で回転する。容器本体202が回転すると、容器本体202内のトナーが撹拌・搬送され、現像装置38にトナーを供給可能な状態になる。
また、トナーカートリッジ200がカートリッジ収納部14から引き出されると、容器本体202の連結部212と、駆動ユニット82との連結が解除される。
ここで、トナーカートリッジ200におけるカートリッジトレイ240の前側端部には、前カバー242が設けられる。つまり、前カバー242が、本発明のトナーカートリッジ200の前側端部に相当する。
前カバー242には、容器本体202を軸線L1回りに回転可能に支持する軸受部244が設けられる。つまり、容器本体202は、前側端部が軸受部244に支持され、後側端部がトナー補給部220に支持される。
また、前カバー242には、可動レバー92が設けられる。この可動レバー92は、ユーザがトナーカートリッジ200をカートリッジ収納部14から引き出す際に把持する部分であり、所定の操作がされることによって後述するトナー容器規制部(カートリッジ規制部)110(図12参照)を作動させるスイッチ(トリガ)となる。
前カバー242および可動レバー92は、装置本体12の外部から目視可能にされる。この第1実施例では、前カバー242および可動レバー92が装置本体12の外部に直接露出するように構成される。ただし、前カバー242および可動レバー92を覆う透明のカバー等を設けることもできる。
そして、可動レバー92は、容器本体202内のトナー残量に従って変位し、その位置によって容器本体202内のトナー残量を示す。
この第1実施例では、可動レバー92は、制御部80により算出される容器本体202内のトナー残量に従って回転し、可動レバー92の回転位置(回転角度)によって容器本体202内のトナー残量を示すように構成される。以下、詳細を説明する。
可動レバー92は、T字状に形成された部材からなり、前カバー242よりも前側に露出する把持部92aと、把持部92aの中央部から前カバー242を貫通して後側に延びる延設部92bとを有する。
把持部92aは、棒状に形成され、トナーカートリッジ200をカートリッジ収納部14から出し入れする際に利用される。また、把持部92aの一端部には、後述する目盛部242aの目盛を指示するための目盛指示部92cが設けられる。具体的には、把持部92aの一端部に突起が形成されており、この突起が目盛指示部92cとして機能する。この第1実施例では、目盛指示部92cの位置によって容器本体202内のトナー残量を示す。
延設部92bは、円柱状に形成され、軸受部244によって回転可能に支持される。この第1実施例では、可動レバー92は、容器本体202と同様に軸線L1回りに回転可能に支持される。また、延設部92bの側周面には、軸線L1に対して平行に歯すじが延びるギヤ溝が形成される。
また、図8に示すように、前カバー242には、トナー残量を示す目盛が表示された目盛部242aが設けられる。第1実施例では、目盛部242aは、前カバー242を正面から見て右側が“FULL”、つまり、トナー残量が100%であることを示し、正面から見て左側が“EMPTY”、つまりトナー残量が0%であることを示す。そして、目盛部242aには、“FULL”から“EMPTY”まで上側に半円を描くように10%毎に目盛が設けられる。
そして、可動レバー92は、容器本体202内のトナー残量に従って、目盛指示部92cが“FULL”から“EMPTY”まで上側に半円を描くように反時計回りに回転する。第1実施例では、可動レバー92の回転位置は、トナー残量が100%である場合、目盛指示部92cが前カバー242を正面から見て右側になり、トナー残量が0%である場合、目盛指示部92cが前カバー242を正面から見て左側になる。たとえば、図6および図7には、トナー残量が50%である場合の回転位置にある可動レバー92が示されており、図8には、トナー残量が100%である場合の回転位置にある可動レバー92が示される。
なお、可動レバー92は、目盛部242aの目盛に合わせて10%毎に段階的に回転するようにしても良いし、トナー残量に従って連続的に回転するようにしても良い。また、目盛部242aの目盛および可動レバー92の回転方向は、上記のものに限定されない。たとえば、前カバー242を正面から見て右側が“EMPTY”であってもよいし、左側が“FULL”であってもよい。また、目盛部242aの目盛が下側に半円を描くように設けられていても良いし、5%毎に目盛が設けられていてもよい。
図9は、可動レバー92の駆動機構96の構成を示す図解図である。
図9に示すように、第1実施例の画像形成装置10は、可動レバー92を変位させる駆動機構96を備える。
駆動機構96は、ラック部材96a、ピニオンギヤ96bおよび駆動モータ96cを含む。ラック部材96aは、一側面にギヤ溝が設けられ、ピニオンギヤ96bを介して駆動モータ96cによって駆動される。具体的には、ピニオンギヤ96bは、回転自在に支持され、駆動モータ96cおよびラック部材96aに接続される。駆動モータ96cは、ピニオンギヤ96bを介して、ラック部材96aに対して軸線L1に対して直交する方向に移動する駆動力を付与する。
なお、駆動モータ96cは、カートリッジトレイ240に取り付けられていても良いし、装置本体12に取り付けられていても良い。駆動モータ96cを装置本体12に取り付ける場合には、駆動モータ96cの駆動力を、伝達部材を介してピニオンギヤ96bまたはラック部材96aに駆動力を伝達する伝達部材が装置本体12に設けられる。そして、ラック部材96aに設けられたギヤ溝は、上述した可動レバー92の延設部92bに形成されたギヤ溝に嵌合される。つまり、駆動モータ96cは、ピニオンギヤ96bおよびラック部材96aを介して、可動レバー92に駆動力を付与する。
また、駆動モータ96cは、ステッピングモータ等の汎用のモータであって、有線ないし無線通信によって上述した制御部80に接続される。そして、駆動モータ96cは、その駆動軸の回転角度が、制御部80によって制御される。制御部80は、上述したように、トナー使用履歴を取得して、容器本体202内のトナー残量を算出し、算出されたトナー残量に従って、駆動モータ96cを制御する。これによって、可動レバー92は、容器本体202内のトナー残量に従って回転位置が変位する。
この第1実施例では、制御部80は、可動レバー92を容器本体202内のトナー残量が10%減少する毎に回転するように段階的に制御する。この場合の可動レバー92の1回毎の回転角度は、10%毎に設けられた目盛部242aの目盛に合わせた角度、つまり18°である。
図10は、カートリッジ規制部110の構造を示す図解図である。図11は、トナーカートリッジ200の動きを規制した状態を示す図解図である。図12は、トナーカートリッジ200の規制を解除した状態を示す図解図である。
図10〜図12に示すように、第1実施例の画像形成装置10は、トナー容器規制部(カートリッジ規制部)110を備える。
カートリッジ規制部110は、トナー残量が所定量以上である場合、カートリッジ収納部14内におけるトナーカートリッジ200の前後方向の動きを規制するものである。また、カートリッジ規制部110は、トナー残量が所定量未満になった場合、カートリッジ収納部14内におけるトナーカートリッジ200の前後方向の動きの規制を解除する。
この第1実施例では、所定量の一例として、トナー残量がほぼ0%、たとえばトナー残量が1%の状態とする。この場合、カートリッジ規制部110は、トナー残量が1%以上である場合、トナーカートリッジ200の動きを規制し、トナー残量が1%未満になった場合、トナーカートリッジ200の動きの規制を解除する。
このカートリッジ規制部110は、ソレノイド110a、プランジャ110b、規制板110c、回転軸110dおよび接合ピン110eを含む。
ソレノイド110aは、装置本体12に取り付けられ、通電されることによってプランジャ110bを往復移動させる。なお、第1実施例のソレノイド110aは、2ポジションソレノイドであり、プランジャ110bの移動量は予め設定される。
規制板110cは、トナーカートリッジ200がカートリッジ収納部14に挿入されたときに、前後方向において容器本体202の前側端面に当接する位置に設けられる。そして、規制板110cは、前後方向に延びる回転軸110dによって回転可能に支持されるとともに、一端部において接合ピン110eによってプランジャ110bとピン接合される。これによって、規制板110cは、プランジャ110bの往復移動に伴って回転軸110dを支点として回転する。
規制板110cは、容器本体202の前側端面に当接する規制位置と、容器本体202の前側端面から外れる解除位置との間で変位する。規制板110cが規制位置にある場合は、トナーカートリッジ200は、規制板110cによって前後方向の動きが規制され、カートリッジ収納部14から引き出せない状態となる。
また、第1実施例では、図11に示すように、プランジャ110bがソレノイド110aに引き込まれた場合に、規制板110cが規制位置になり、図12に示すように、プランジャ110bがソレノイド110aによって押し出された場合に、規制板110cが解除位置になるようにしてある。
ただし、制御部80は、ユーザによって可動レバー92が“FULL”の位置に回されたことをトリガとして、プランジャ110bを引き込むようにソレノイド110aを制御する。つまり、制御部80は、新しいトナーカートリッジ200がカートリッジ収納部14に挿入された場合、規制板110cが規制位置になるように制御する。このとき、制御部80は、駆動モータ96cの駆動軸の回転角度から可動レバー92の回転角度を算出し、目盛指示部92cが“FULL”の位置にあることを検出しても良いし、目盛指示部92cが“FULL”の位置にあることを検出する専用のセンサから検出情報を取得するようにしても良い。
さらに、制御部80は、トナー残量が0%になったことをトリガとして、プランジャ110bを押し出すようにソレノイド110aを制御する。つまり、制御部80は、トナー残量が0%になった場合、規制板110cが解除位置になるように制御する。
また、第1実施例の画像形成装置10は、カートリッジ規制部110によるトナーカートリッジ200の規制が解除された場合、可動レバー92をトナー容器収納部14からトナー容器の抜ける方向(前側)に押し出す可動レバー押出機構を備える。可動レバー92は、トナー残量が0%でない場合には、前後方向の動きを規制されつつ軸線L1回りに回転し、トナー残量が0%になった場合には、前側に移動される。
図13は、トナー残量が100%の場合の可動レバー92の位置を示す図解図である。図14は、トナー残量が0%の場合の可動レバー92の位置を示す図解図である。
図10に示すように、延設部92bの外周面には、目盛指示部92cの突出方向と同じ方向に延びるガイド突起92dが設けられる。一方、軸受部244には、ガイド突起92dに係合する案内溝244aが形成される。
案内溝244aは、ガイド突起92dを移動可能に係合し、軸線L1と直交する方向に延びる半円状の溝であり、目盛部242aの目盛“EMPTY”に対応する位置で折れ曲がって前側に延びる。これによって、可動レバー92は、トナー残量が0%でない場合には、案内溝244aとガイド突起92dとの係合によって前後方向の動きを規制されつつ、軸線L1回りに回転する。一方、可動レバー92は、トナー残量が0%になった場合には、前後方向の動きの規制が解除され、前側に移動可能になる。
ただし、案内溝244aの幅は、ガイド突起92dが移動できるように、ガイド突起92dの外径よりもわずかに大きくなるように設定される。
ここで、図6および図7に示すように、延設部92bの後側端部は、圧縮バネ等の付勢部材94に付勢されるように接続される。つまり、可動レバー92は、付勢部材94によって前側に向けて付勢されるので、前後方向の動きの規制が解除された場合、付勢部材94の付勢力によって前側に押し出される。なお、図13および図14においては、付勢部材94の図示を省略する。
可動レバー92の把持部92aは、トナー残量が所定量以上である場合、ユーザが把持しにくい位置にされる。具体的には、把持部92aは、トナー残量が所定量以上である場合、前カバー242に対して隙間なく接する位置にあり、ユーザの指が把持部92aと前カバー242との間に入らないようにされる。
一方、把持部92aは、トナー残量が所定量未満になった場合、前側に押し出され、ユーザが把持し易い位置に移動する。具体的には、把持部92aは、把持部92aと前カバー242との間にユーザの指が入る隙間ができるような位置まで押し出される。これにより、ユーザが把持部92aを把持し易くなり、トナーカートリッジ200を容易に引き出すことができる。
この第1実施例では、所定量の一例として、トナー残量がほぼ0%、たとえばトナー残量が1%の状態とする。この場合、把持部92aは、トナー残量が1%以上である場合、前カバー242に対して隙間なく接する位置にあり、トナー残量が1%未満になった場合、把持部92aと前カバー242との間にユーザの指が入る隙間ができるような位置まで移動する。
以上のように、第1実施例によれば、装置本体12の外部から目視可能に可動レバー92を設け、可動レバー92の位置によって容器本体202内のトナー残量を示すので、装置本体12の外部から簡単にトナー残量を確認することができる。つまり、ユーザが一見して容器本体202内のトナー残量を認識することができる。
また、第1実施例によれば、トナー残量が0%でない場合に、カートリッジ規制部110が、カートリッジ収納部14内におけるトナーカートリッジ200の前後方向の動きを規制するので、トナーが空になる前に容器本体202を新たなものに切り替えて使用される事態を防止することができる。
さらに、第1実施例によれば、トナー残量が0%になった場合に、トナーカートリッジ200をカートリッジ収納部14から引き出す方向に可動レバー92が移動するので、ユーザがトナーカートリッジ200を容易に引き出すことができる。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置10は、容器本体202内のトナー残量が10%減少する毎に、トナーカートリッジ200に衝撃を与えるように構成される以外は、第1実施例の画像形成装置10と同じであるため、上述の第1実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図15は、カートリッジ規制部110の動作を示す図解図である。
第2実施例の画像形成装置10では、ソレノイド110aとして、3ポジションソレノイドが用いられる。これによって、規制板110cが3種類の位置に制御される。
具体的には、規制板110cは、容器本体202の前側端面に当接する規制位置および容器本体202の前側端面から外れる解除位置に加えて、中間位置にも変位可能にされる。中間位置は、規制位置と解除位置との間の位置であって、規制板110cが、容器本体202の前側端面に当接しながら、軸受部244の外周面から離間する位置である。
そして、この第2実施例では、トナーカートリッジ200の装着時において、所定期間毎に、規制位置から中間位置に規制板110cを振り上げ、再度規制位置に戻すことによって、軸受部244の外周面を叩いて、軸受部244に衝撃を与えるようにしている。
軸受部244には、容器本体202が支持されるので、軸受部244の外周面に衝撃を与えることによって、容器本体202にも衝撃が伝わり、容器本体202内のトナーを揺らしてほぐすことができる。
たとえば、所定期間の一例として、容器本体202内のトナー残量が10%減少するタイミングで、規制板110cによって容器本体202に一回ないし複数回の衝撃を与えるようにしても良い。
第2実施例によれば、所定期間毎に容器本体202に衝撃を与えるので、容器本体202内のトナーを揺らしてほぐすことができる。これにより、トナーが長時間使用されない場合であっても、トナーが固まってしまうことを防止できる。
なお、第2実施例では、規制板110cが軸受部244の側周面を叩くことによって容器本体202に衝撃を伝えるように構成してあるが、容器本体202に何かしらの衝撃が伝わる構成であれば、これに限定される必要は無い。たとえば、駆動モータ96cで可動レバー92を回転させた際の振動が容器本体202に伝わるような構成にし、容器本体202内のトナーを揺らしてほぐすようにしても良い。この場合、可動レバー92は、一旦“FULL”から“EMPTY”の手前までの所定範囲において複数回往復した後に、トナー残量に従った回転角度に回転するようにしても良い。
また、所定期間毎以外にも、トナーカートリッジ200に衝撃を与えるようにしても良い。たとえば、容器本体202を回転させる駆動ユニット82が、所定のトルク以上では回転しないようにしておき、所定のトルク以上のトルクが駆動ユニット82にかかって回転できなかった場合に、トナーカートリッジ200に衝撃を与えるようにしても良い。これならば、容器本体202内のトナーがソフトケーキングの状態であること等に起因して容器本体202の回転トルクが上昇した場合に、容器本体202内のトナーを揺らしてほぐすことができる。したがって、トナーがソフトケーキングの状態のうちにほぐすことができるので、トナーが完全に固まってしまうことを防止できる。
[第3実施例]
第3実施例の画像形成装置10は、可動レバー92が、容器本体202内のトナー残量に従って左右方向に移動し、可動レバー92の位置によってトナー残量を示すように構成される以外は、第1実施例の構成と同じであるため、上述の第1実施例と共通する部分については、同じ参照番号を付し、重複する説明は省略または簡略化する。
図16は、第3実施例における可動レバー92および前カバー242を前方から見た図解図である。図17は、第3実施例における可動レバー92の支持構造を示す図解図である。
図16に示すように、前カバー242には、軸線L1に対して直交する方向、つまり左右方向に延びるスリット242bが形成される。このスリット242bは、可動レバー92の延設部92bを貫通させるとともに、可動レバー92が左右方向に移動できるようにするためのものである。軸受部244の案内溝244aは、左右方向に延び、可動レバー92の延設部92bおよびガイド突起92dを左右方向に移動可能に係合する。また、軸受部244の案内溝244aは、可動レバー92の延設部92bおよびガイド突起92dの前後方向の動きを規制する。これにより、可動レバー92は、軸受部244に対して、案内溝244aとガイド突起92dとの係合によって前後方向の動きを規制されつつ、左右方向に移動する。
前カバー242には、トナー残量を示す目盛が表示された目盛部242aが設けられる。第1実施例では、目盛部242aは、前カバー242を正面から見て右側が“FULL”、つまり、トナー残量が100%であることを示し、正面から見て左側が“EMPTY”、つまりトナー残量が0%であることを示す。そして、目盛部242aには、“FULL”から“EMPTY”まで左右方向に沿って直線状に10%毎に目盛が設けられる。
そして、可動レバー92の把持部92aの下端部には、目盛部242aの目盛を指示するための目盛指示部92cが設けられる。この第3実施例では、目盛指示部92cとして、下向きの三角印が設けられる。
また、第3実施例では、図17に示すように、可動レバー92のガイド突起92dは、下方に向かって延びるように形成され、カートリッジトレイ240を貫通して下方に突出する。ただし、カートリッジトレイ240には、左右方向に延びるスリット240aが形成される。このスリット240aは、可動レバー92のガイド突起92dを貫通させるとともに、可動レバー92が左右方向に移動できるようにするためのものである。
図18は、第3実施例におけるカートリッジ収納部14の構造を示す図解図である。図19は、第3実施例におけるカートリッジ収納部14の案内溝14bと可動レバー92のガイド突起92dとの係合状態を示す図解図である。
図18および図19に示すように、カートリッジ収納部14の下面14aには、案内溝14bが形成される。案内溝14bは、ガイド突起92dを移動可能に係合し、軸線L1と直交する方向に延びる直線状の溝であり、目盛部242aの目盛“EMPTY”に対応する位置で折れ曲がって前側に延びる。つまり、案内溝14bは、L字状に形成される。
これによって、可動レバー92は、トナー残量が0%でない場合には、案内溝14bとガイド突起92dとの係合によって前後方向の動きを規制されつつ、左右方向に移動する。一方、可動レバー92は、トナー残量が0%になった場合には、前後方向の動きの規制が解除され、前側に移動可能になる。
また、この第3実施例では、上述したように、可動レバー92は、軸受部244に対して、案内溝244aとガイド突起92dとの係合によって前後方向の動きが規制される。そして、軸受部244は、カートリッジトレイ240に取り付けられる前カバー242に設けられる。つまり、案内溝14bとガイド突起92dとの係合によってトナーカートリッジ200全体の前後方向の動きが規制される。
これによって、第3実施例では、トナーカートリッジ200は、トナー残量が0%でない場合には、案内溝14bとガイド突起92dとの係合によって前後方向の動きを規制される。つまり、案内溝14bおよびガイド突起92dが、カートリッジ収納部14内におけるトナーカートリッジ200の動きを規制するカートリッジ規制部として機能する。したがって、第3実施例では、図11に示すようなソレノイド110a等を備えるカートリッジ規制部110が不要になる。
第3実施例によれば、第1実施例と同様に、装置本体12の外部から簡単にトナー残量を確認することができる。
また、第3実施例によれば、案内溝14bとガイド突起92dとの係合によってトナーカートリッジ200の前後方向の動きが規制されるので、図11に示すようなカートリッジ規制部110が不要になり、製造コストの低減および装置の小型化を図ることができる。
なお、トナーカートリッジ200は、前カバー242に直接固定される構造であっても良い。この場合、カートリッジトレイ240が不要になり、製造コストの低減および装置の小型化を図ることができる。
また、トナーが残っているにも関わらずトナーカートリッジ200を交換(ランニングチェンジ)する場合にも対応できるように、操作パネルからの入力操作等の所定操作を受け付けた制御部80からの指令によって、カートリッジ規制部によるトナーカートリッジ200のカートリッジ収納部14内における前後方向の動きの規制を解除できるようにしても良い。
[第4実施例]
第4実施例の画像形成装置10では、容器本体202内のトナー残量が10%減少する毎に、容器本体202の回転時間が長く設定される。これ以外の構成は、第1実施例の画像形成装置10と同じでよい。このようにすれば、容器本体202内のトナーを揺らしてほぐすことができる。
[第5実施例]
上述の第1実施例では、トナー残量が所定量未満になった場合に可動レバー92を前側に移動させる可動レバー押出機構を設けた。これに対して、第5実施例の画像形成装置10では、可動レバー押出機構に代えて、または可動レバー押出機構に加えて、トナーカートリッジ押出機構が設けられる。トナーカートリッジ押出機構は、トナー残量が所定量未満になった場合に、トナーカートリッジ200全体を前側に移動させる機構である。これ以外の構成は、第1実施例の画像形成装置10と同じでよい。トナーカートリッジ押出機構を設けることによって、トナー残量が所定量未満になって容器本体202を交換するときに、トナー容器収納部14からトナーカートリッジ200を容易に引き出せるようになる。
トナーカートリッジ200を前側に移動させる方法の一例として、トナーカートリッジ200の後側端部と装置本体12との間に圧縮バネ等の付勢部材を設け、当該付勢部材の付勢力によってトナーカートリッジ200を移動させるとよい。ただし、他の駆動機構を用いてトナーカートリッジ200を移動させてもよい。
[第6実施例]
上述の第1実施例では、カートリッジ規制部110を設けたが、第6実施例の画像形成装置10では、カートリッジ規制部110が省略される。つまり、画像形成装置10は、トナー残量が所定量以上の場合にトナーカートリッジ200の引出しを規制するカートリッジ規制部を必ずしも備える必要はない。これ以外の構成は、第1実施例の画像形成装置10と同じでよい。
第6実施例の画像形成装置10においても、上述のように、トナー残量が所定量以上である場合に、可動レバー92の把持部92aがユーザの把持し難い位置にされていることによって、つまりトナーカートリッジ200が引き出し難い状態にされていることによって、不用意にトナーカートリッジ200が引き出されて容器本体202が交換される事態を防止することができる。
以上のように、本発明を具体的な実施例に則して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。上で挙げた具体的な実施例は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 …画像形成装置
12 …装置本体
14 …トナー容器収納部(カートリッジ収納部)
80 …制御部
92 …可動レバー
96 …駆動機構
200 …トナー容器(トナーカートリッジ)
230 …メモリチップ

Claims (5)

  1. トナーを用いて用紙に画像を形成する画像形成装置であって、
    装置本体に設けられるトナー容器収納部、
    前記トナー容器収納部に挿抜可能に収納されるトナー容器、
    前記トナー容器内のトナー残量を取得するトナー残量取得部、および
    前記装置本体の外部から目視可能に設けられ、前記トナー残量取得部によって取得されたトナー残量に従って変位する可動レバーを備え、
    前記可動レバーの位置によって前記トナー容器内のトナー残量を示す、画像形成装置。
  2. 前記トナー残量取得部によって取得されたトナー残量が所定量以上である場合に、前記トナー容器の前記トナー容器収納部内における動きを規制するトナー容器規制部をさらに備え、
    前記可動レバーは、所定の操作がされることによって前記トナー容器規制部による前記トナー容器の規制を作動させる、請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー容器規制部による前記トナー容器の規制が解除された場合、前記トナー容器を前記トナー容器収納部から前記トナー容器の抜ける方向に押し出すトナー容器押出機構をさらに備える、請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー容器規制部による前記トナー容器の規制が解除された場合、前記可動レバーを前記トナー容器収納部から前記トナー容器の抜ける方向に押し出す可動レバー押出機構をさらに備える、請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記可動レバーは、前記トナー残量取得部で取得されたトナー残量に従って回転し、前記可動レバーの回転位置によって前記トナー容器内のトナー残量を示す、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
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