JP6374805B2 - トルク検出装置、及びトルク検出方法 - Google Patents

トルク検出装置、及びトルク検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、回転するシャフトと、シャフトを保持する軸受とを有する回転伝達装置のトルクを検出するトルク検出装置、及びトルク検出方法に関する。
転がり軸受等の各種軸受は、種々の機械装置に利用されている。機械装置の設計の際には、機械装置の運転時に軸受に加えられる荷重を考慮して、軸受の耐久性を判断する必要がある。従来、例えば、軸受の軌道輪に軌道面と平行に凹溝を形成して、凹溝の底面に歪みゲージを添着し、歪みゲージの検出信号に基づいて軸受に加わる荷重を算出することが行われていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−61268号公報
例えば、自動車のトランスミッション等のシャフトでは、シャフトに連結されたギヤの反力により、シャフトのトルクに比例した荷重が、シャフトを保持する軸受に負荷される。トランスミッションの変速制御を効率良く行って、燃費を向上させるためには、トランスミッションのシャフトのトルクを精度良く検出することが望まれるが、従来はそのようなシャフトのトルクを高精度に検出する手段がなかった。
本発明は、回転するシャフトのトルクを精度良く検出することができるトルク検出装置、及びトルク検出方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、回転するシャフトと、シャフトを保持する軸受と、を有し、軸受に掛かる荷重が、シャフトのトルクに応じて変化する回転伝達装置のトルクを検出するトルク検出装置であって、樹脂に導電性の粒子を入れた導電性樹脂からなり、軸受の周囲に設けられて、軸受を保持する軸受保持部と、軸受保持部の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する測定器と、測定器により検出した抵抗率又は抵抗値の変化から、軸受に掛かる荷重を算出して、シャフトのトルクを検出する処理装置と、を備えた、トルク検出装置を提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、回転するシャフトと、シャフトを保持する軸受と、を有し、軸受に掛かる荷重が、シャフトのトルクに応じて変化する回転伝達装置のトルクを検出するトルク検出方法であって、樹脂に導電性の粒子を入れた導電性樹脂からなり、軸受を保持する軸受保持部を、軸受の周囲に設け、軸受保持部の抵抗率又は抵抗値の変化を検出し、検出した抵抗率又は抵抗値の変化から、軸受に掛かる荷重を算出して、シャフトのトルクを検出する、トルク検出方法を提供する。
本発明によれば、回転するシャフトのトルクを精度良く検出することができるトルク検出装置、及びトルク検出方法を提供することが可能となる。
シャフトと転がり軸受とを有する回転伝達装置の斜視図である。 転がり軸受に掛かる荷重を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態に係るトルク検出装置の荷重検出部の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るトルク検出装置の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るトルク検出装置の荷重検出部の斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係るトルク検出装置の構成を示す図である。
(回転伝達装置)
図1は、シャフトと転がり軸受とを有する回転伝達装置の斜視図である。シャフト1は、例えば、自動車のトランスミッションに使用され、図示しない変速ギヤがシャフト1に連結されている。後述する荷重検出部10,10’の内部には、転がり軸受2が収納されており、転がり軸受2により、シャフト1が保持されている。シャフト1が回転すると、シャフト1に連結された変速ギヤの反力により、シャフト1のトルクに比例した荷重が、シャフト1を保持する転がり軸受2に負荷される。荷重の方向は、シャフト1に連結された変速ギヤが他のギヤと噛み合う方向に応じて変化する。図1では、転がり軸受2に対して、矢印で示す下方向へ荷重が負荷されている。
図2は、転がり軸受に掛かる荷重を説明する図である。図1に示すように、転がり軸受2に下方向へ荷重が負荷された場合、転がり軸受2の上側半分では、荷重が掛からない無負荷状態となり、転がり軸受2の下側半分では、荷重が掛かった負荷状態となる。そして、転がり軸受2の負荷側では、荷重が矢印で示すように半径方向へ分散され、シャフト1の真下に掛かる荷重が一番大きくなる。
[第1の実施の形態]
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るトルク検出装置の荷重検出部10の斜視図である。荷重検出部10の筐体13の内部には、図示しない転がり軸受が収納されている。図示しない転がり軸受の外側には、軸受保持部11が設けられている。軸受保持部11は、樹脂に導電性の粒子を入れた導電性樹脂からなり、円環状に形成されている。樹脂としては、例えば、熱硬化性樹脂や、熱可塑性樹脂等を用いることができる。導電性の粒子としては、例えば、カーボンブラックや、金属からなる粒子等を用いることができる。また、絶縁性材料からなる粒子の表面に金属メッキ(コート)を施して、導電性を持たせたものであってもよい。導電性樹脂は、荷重を受けると、導電性の粒子間の間隔が狭くなって、抵抗率が減少する。
図示しない転がり軸受と軸受保持部11との間には、絶縁体12が設けられている。転がり軸受の外輪は一般に金属で構成されており、絶縁体12は、転がり軸受と軸受保持部11とを絶縁する。また、軸受保持部11と筐体13との間にも、絶縁体12が設けられている。筐体13は、金属等の強度の高い材料で構成されるが、筐体13が絶縁性材料で構成される場合は、軸受保持部11と筐体13との間に絶縁体12は必要ない。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るトルク検出装置の構成を示す図である。軸受保持部11には、第1の抵抗20が直列に接続されている。軸受保持部11の抵抗値をRとし、第1の抵抗20の抵抗値をR1とする。軸受保持部11及び第1の抵抗20には、電圧源30から電圧が印加される。
シャフト1が回転して転がり軸受2に荷重が掛かると、軸受保持部11は、転がり軸受2に掛かる荷重を受けて、抵抗率が減少し、抵抗値Rが減少する。そのため、軸受保持部11に直列に接続された、抵抗値R1の第1の抵抗20の両端の電圧が増加する。電圧測定器40は、第1の抵抗20の両端の電圧を測定することにより、軸受保持部11の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する。処理装置50は、電圧測定器40が検出した抵抗率又は抵抗値の変化から、転がり軸受2に掛かる荷重を算出して、シャフト1のトルクを検出する。
(第1の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)樹脂に導電性の粒子を入れた導電性樹脂からなり、転がり軸受2に掛かる荷重を受けて抵抗率が変化する軸受保持部11を、転がり軸受2の周囲に設け、軸受保持部11の抵抗率又は抵抗値の変化を検出し、検出した抵抗率又は抵抗値の変化から、転がり軸受2に掛かる荷重を算出して、シャフト1のトルクを検出することにより、回転するシャフト1のトルクを精度良く検出することができる。
(2)転がり軸受2と軸受保持部11との間に絶縁体12を設けることにより、転がり軸受2と軸受保持部11とを絶縁して、軸受保持部11の抵抗率又は抵抗値の変化の誤検出を防止することができる。
(3)転がり軸受2、軸受保持部11、及び絶縁体12を筐体13に収納することにより、これらを保護して劣化を抑制することができる。
(4)第1の抵抗20を、軸受保持部11に直列に接続し、軸受保持部11及び第1の抵抗20に電圧を印加し、第1の抵抗20の両端の電圧を測定して、軸受保持部11の抵抗率又は抵抗値の変化を検出することにより、軸受保持部11の抵抗率又は抵抗値の変化を容易に検出することができる。
[第2の実施の形態]
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るトルク検出装置の荷重検出部10’の斜視図である。本実施の形態では、軸受保持部が、図2に示した負荷側と無負荷側とに、均等に分割されている。負荷側には、軸受保持部11aが設けられており、無負荷側には、軸受保持部11bが設けられている。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係るトルク検出装置の構成を示す図である。負荷側の軸受保持部11aには、第2の抵抗20aが直列に接続されている。無負荷側の軸受保持部11bには、第2の抵抗20aと同じ大きさの、第3の抵抗20bが直列に接続されている。負荷側の軸受保持部11aの抵抗値をRd、無負荷側の軸受保持部11bの抵抗値をRu、第2の抵抗20a及び第3の抵抗20bの抵抗値をR2とする。
本実施の形態では、負荷側の軸受保持部11a及び第2の抵抗20a、並びに、無負荷側の軸受保持部11b及び第3の抵抗20bにより、ブリッジ回路が構成されている。ブリッジ回路の両端には、電圧源30から電圧が印加される。電圧測定器40は、ブリッジ回路の中間点の電位差を測定する。
シャフト1が回転を停止して、転がり軸受2に荷重が掛からない状態では、負荷側の軸受保持部11aの抵抗値Rdと、無負荷側の軸受保持部11bの抵抗値Ruとは等しい。従って、ブリッジ回路の中間点に電位差は発生しない。
もし、シャフト1が回転を停止した状態で、電圧測定器40により電位差が測定された場合、発生した電位差は、負荷側の軸受保持部11aの劣化による抵抗値Rdの変化が原因である可能性が高い。そこで、処理装置50は、シャフト1が回転を停止した時の、電圧測定器40により測定した電位差から、負荷側の軸受保持部11aの劣化を検出する、
シャフト1が回転して転がり軸受2に荷重が掛かると、負荷側の軸受保持部11aは、転がり軸受2に掛かる荷重を受けて、抵抗率が減少し、抵抗値Rdが減少する。一方、無負荷側の軸受保持部11bには、荷重による抵抗率の変化が無い。従って、ブリッジ回路の中間点に、負荷側の軸受保持部11aの抵抗値Rdの変化による電位差が発生する。電圧測定器40は、ブリッジ回路の中間点の電位差を測定することにより、負荷側の軸受保持部11aの抵抗率又は抵抗値の変化を検出する。
このとき、シャフト1及び転がり軸受2の回転時の熱で、筐体13内の温度が変化すると、負荷側の軸受保持部11a、及び無負荷側の荷重家11bは、温度の変化により抵抗率が変化する。しかしながら、両者が受ける温度の変化による影響は、ほぼ等しく、温度の変化による抵抗率の変化が、ブリッジ回路において相殺される。処理装置50は、電圧測定器40が検出した負荷側の軸受保持部11aの抵抗率又は抵抗値の変化から、転がり軸受2に掛かる荷重を算出して、シャフト1のトルクを検出する。
(第2の実施の形態の作用及び効果)
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態について説明した(1)〜(4)の作用及び効果と同様の作用及び効果が得られる。
さらに、軸受保持部を、転がり軸受2に掛かる荷重の方向に応じて、負荷側と無負荷側とに均等に分割し、第2の抵抗20aを、負荷側の軸受保持部11aに直列に接続し、第2の抵抗20aと同じ大きさの第3の抵抗20bを、無負荷側の軸受保持部11bに直列に接続し、負荷側の軸受保持部11a及び第2の抵抗20a、並びに、無負荷側の軸受保持部11b及び第3の抵抗20bにより、ブリッジ回路を構成し、ブリッジ回路の両端に電圧を印加し、ブリッジ回路の中間点の電位差を測定して、負荷側の軸受保持部11aの抵抗率又は抵抗値の変化を検出することにより、温度の変化による抵抗率の変化を相殺して、荷重による負荷側の軸受保持部11aの抵抗率又は抵抗値の変化を精度良く検出することができる。従って、回転するシャフト1のトルクをさらに精度良く検出することができる。
さらに、シャフト1が回転を停止した時の、ブリッジ回路の中間点の電位差から、負荷側の軸受保持部11aの劣化を検出することができる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]回転するシャフト(1)と、シャフト(1)を保持する軸受(2)と、を有し、軸受(2)に掛かる荷重が、シャフト(1)のトルクに応じて変化する回転伝達装置のトルクを検出するトルク検出装置であって、樹脂に導電性の粒子を入れた導電性樹脂からなり、軸受(2)の周囲に設けられて、軸受(2)を保持する軸受保持部(11/11a,11b)と、軸受保持部(11/11a,11b)の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する測定器(40)と、測定器(40)により検出した抵抗率又は抵抗値の変化から、軸受(2)に掛かる荷重を算出して、シャフト(1)のトルクを検出する処理装置(50)と、を備えた、トルク検出装置。
[2]軸受(2)と軸受保持部(11/11a,11b)との間に設けられた絶縁体(12)を備えた、トルク検出装置。
[3]軸受(2)、軸受保持部(11/11a,11b)、及び絶縁体(12)を収納する筐体(13)を備えた、トルク検出装置。
[4]軸受保持部(11)に直列に接続された第1の抵抗(20)と、軸受保持部(11)及び第1の抵抗(20)に電圧を印加する電圧源(30)と、を備え、測定器(40)は、第1の抵抗(20)の両端の電圧を測定して、軸受保持部(11)の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する、トルク検出装置。
[5]軸受保持部は、軸受(2)に掛かる荷重の方向に応じて、負荷側と無負荷側とに均等に分割され、負荷側の軸受保持部(11a)に直列に接続された第2の抵抗(20a)と、無負荷側の軸受保持部(11b)に直列に接続された、第2の抵抗(20a)と同じ大きさの第3の抵抗(20b)と、負荷側の軸受保持部(11a)及び第2の抵抗(20a)、並びに、無負荷側の軸受保持部(11b)及び第3の抵抗(20b)に電圧を印加する電圧源(30)と、を備え、負荷側の軸受保持部(11a)及び第2の抵抗(20a)、並びに、無負荷側の軸受保持部(11b)及び第3の抵抗(20b)は、ブリッジ回路を構成し、測定器(40)は、ブリッジ回路の中間点の電位差を測定して、負荷側の軸受保持部(11a)の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する、トルク検出方法。
[6]処理装置(50)は、シャフト(1)が回転を停止した時の、測定器(40)により測定した電位差から、負荷側の軸受保持部(11a)の劣化を検出する、トルク検出方法。
[7]回転するシャフト(1)と、シャフト(1)を保持する軸受(2)と、を有し、軸受(2)に掛かる荷重が、シャフト(1)のトルクに応じて変化する回転伝達装置のトルクを検出するトルク検出方法であって、樹脂に導電性の粒子を入れた導電性樹脂からなり、軸受(2)を保持する軸受保持部(11/11a,11b)を、軸受(2)の周囲に設け、軸受保持部(11/11a,11b)の抵抗率又は抵抗値の変化を検出し、検出した抵抗率又は抵抗値の変化から、軸受(2)に掛かる荷重を算出して、シャフト(1)のトルクを検出する、トルク検出方法。
[8]第1の抵抗(20)を、軸受保持部(11)に直列に接続し、軸受保持部(11)及び第1の抵抗(20)に電圧を印加し、第1の抵抗(20)の両端の電圧を測定して、軸受保持部(11)の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する、トルク検出方法。
[9]軸受保持部を、軸受(2)に掛かる荷重の方向に応じて、負荷側と無負荷側とに均等に分割し、第2の抵抗(20a)を、負荷側の軸受保持部(11a)に直列に接続し、第2の抵抗(20a)と同じ大きさの第3の抵抗(20b)を、無負荷側の軸受保持部(11b)に直列に接続し、負荷側の軸受保持部(11a)及び第2の抵抗(20a)、並びに、無負荷側の軸受保持部(11b)及び第3の抵抗(20b)により、ブリッジ回路を構成し、ブリッジ回路の両端に電圧を印加し、ブリッジ回路の中間点の電位差を測定して、負荷側の軸受保持部(11a)の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する、トルク検出方法。
[10]シャフト(1)が回転を停止した時の、ブリッジ回路の中間点の電位差から、負荷側の軸受保持部(11a)の劣化を検出する、トルク検出方法。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、軸受保持部11又は軸受保持部11a,11bを、転がり軸受2の外輪のほぼ全周に渡って配置しているが、軸受保持部を、転がり軸受2の周囲の一部に配置してもよい。また、軸受保持部の抵抗率又は抵抗値の変化を検出するための構成は、上記に限るものではない。
1…シャフト
2…転がり軸受
10,10’…荷重検出部
11,11a,11b…軸受保持部
12…絶縁体
13…筐体
20,20a,20b…抵抗
30…電圧源
40…電圧測定器
50…処理装置

Claims (10)

  1. 回転するシャフトと、前記シャフトを保持する軸受と、を有し、前記軸受に掛かる荷重が、前記シャフトのトルクに応じて変化する回転伝達装置のトルクを検出するトルク検出装置であって、
    樹脂に導電性の粒子を入れた導電性樹脂からなり、前記軸受の周囲に設けられて、前記軸受を保持する軸受保持部と、
    前記軸受保持部の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する測定器と、
    前記測定器により検出した抵抗率又は抵抗値の変化から、前記軸受に掛かる荷重を算出して、前記シャフトのトルクを検出する処理装置と、を備えた、
    トルク検出装置。
  2. 前記軸受と前記軸受保持部との間に設けられた絶縁体を備えた、
    請求項1に記載のトルク検出装置。
  3. 前記軸受、前記軸受保持部、及び前記絶縁体を収納する筐体を備えた、
    請求項2に記載のトルク検出装置。
  4. 前記軸受保持部に直列に接続された第1の抵抗と、
    前記軸受保持部及び前記第1の抵抗に電圧を印加する電圧源と、を備え、
    前記測定器は、前記第1の抵抗の両端の電圧を測定して、前記軸受保持部の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のトルク検出装置。
  5. 前記軸受保持部は、前記軸受に掛かる荷重の方向に応じて、負荷側と無負荷側とに均等に分割され、
    負荷側の前記軸受保持部に直列に接続された第2の抵抗と、
    無負荷側の前記軸受保持部に直列に接続された、前記第2の抵抗と同じ大きさの第3の抵抗と、
    負荷側の前記軸受保持部及び前記第2の抵抗、並びに、無負荷側の前記軸受保持部及び前記第3の抵抗に電圧を印加する電圧源と、を備え、
    負荷側の前記軸受保持部及び前記第2の抵抗、並びに、無負荷側の前記軸受保持部及び前記第3の抵抗は、ブリッジ回路を構成し、
    前記測定器は、前記ブリッジ回路の中間点の電位差を測定して、負荷側の前記軸受保持部の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のトルク検出装置。
  6. 前記処理装置は、前記シャフトが回転を停止した時の、前記測定器により測定した電位差から、負荷側の前記軸受保持部の劣化を検出する、
    請求項5に記載のトルク検出装置。
  7. 回転するシャフトと、前記シャフトを保持する軸受と、を有し、前記軸受に掛かる荷重が、前記シャフトのトルクに応じて変化する回転伝達装置のトルクを検出するトルク検出方法であって、
    樹脂に導電性の粒子を入れた導電性樹脂からなり、前記軸受を保持する軸受保持部を、前記軸受の周囲に設け、
    前記軸受保持部の抵抗率又は抵抗値の変化を検出し、
    検出した抵抗率又は抵抗値の変化から、前記軸受に掛かる荷重を算出して、前記シャフトのトルクを検出する、
    トルク検出方法。
  8. 第1の抵抗を、前記軸受保持部に直列に接続し、
    前記軸受保持部及び前記第1の抵抗に電圧を印加し、
    前記第1の抵抗の両端の電圧を測定して、前記軸受保持部の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する、
    請求項7に記載のトルク検出方法。
  9. 前記軸受保持部を、前記軸受に掛かる荷重の方向に応じて、負荷側と無負荷側とに均等に分割し、
    第2の抵抗を、負荷側の前記軸受保持部に直列に接続し、
    前記第2の抵抗と同じ大きさの第3の抵抗を、無負荷側の前記軸受保持部に直列に接続し、
    負荷側の前記軸受保持部及び前記第2の抵抗、並びに、無負荷側の前記軸受保持部及び前記第3の抵抗により、ブリッジ回路を構成し、
    前記ブリッジ回路の両端に電圧を印加し、
    前記ブリッジ回路の中間点の電位差を測定して、負荷側の前記軸受保持部の抵抗率又は抵抗値の変化を検出する、
    請求項7に記載のトルク検出方法。
  10. 前記シャフトが回転を停止した時の、前記ブリッジ回路の中間点の電位差から、負荷側の前記軸受保持部の劣化を検出する、
    請求項9に記載のトルク検出方法。
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