JP6374267B2 - 放射性セシウム汚染物の処理方法 - Google Patents

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本発明は、放射性セシウムによって汚染された焼却灰や下水処理汚泥、枝葉等を処理する方法に関する。
先年の震災に伴う原発事故により生じた放射性セシウム汚染物は、膨大な量に及ぶため、放射性セシウムを大量にかつ効率よく回収する方法が求められる。そこで、特許文献1には、放射性セシウムで汚染された土壌、廃棄物等を、焼成炉や溶融炉等で熱処理して放射性セシウムを揮発させ、廃棄物の放射能量を低減すると共に、揮発した放射性セシウムを冷却して減容化する技術が提案されている。
また、特許文献2には、放射性セシウムで汚染された土壌をロータリーキルン等で加熱し、放射性セシウムを含む排ガスと、放射性セシウムの含有率が低減された処理済みの土壌を得るシステムが開示されている。
一方、放射性セシウムによって汚染された廃棄物や下水処理汚泥、枝葉等を焼却処分すると、セシウム134、セシウム137等の放射性物質が濃縮した焼却飛灰等が発生する。そこで、放射線が外部へ漏洩するのを防ぐため、特許文献3には放射線遮蔽機能体が収納された放射線遮蔽マットが記載されている。
特開2013−36883号公報 特開2013−19734号公報 特開2011−247666号公報
しかし、上記特許文献1、2等に記載の従来の技術では、放射性セシウムを含むダスト等をバグフィルター等の集塵機を用いて回収し、回収物をコンクリートキューブ等で保管することで減容化しているが、放射性汚染物の保管場所に苦慮していることから、減容化率をさらに高めることが要請されている。
また、放射性物質が濃縮した焼却飛灰等は大量に発生するため、特許文献3に記載のような放射線遮蔽マットを使用するには、大量の放射線遮蔽材料を必要とする。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、放射性セシウムを含む物質の減容化率を高めると同時に、放射線遮蔽材料を得ることもできる放射性セシウム汚染物の処理方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、放射性セシウム汚染物の処理方法であって、放射性セシウムで汚染された物質から放射性セシウムを揮発させ、該揮発した放射性セシウムを冷却して放射性セシウムの濃縮塩を回収し、該回収した濃縮塩を水洗し、該水洗によって得られた固形分に含まれる鉛、亜鉛及び銅から選択される少なくとも一つを回収し、該回収した鉛、亜鉛及び銅から選択される少なくとも一つを放射線遮蔽材料として利用することを特徴とする。
また、前記水洗によって得られたろ液に含まれる放射性セシウムを吸着剤に吸着させて回収することで、回収物が水と接触しても放射性セシウムは溶出することがないため、回収物を保管する容器は遮蔽性を備えるだけでよく、取り扱いが容易となり、前記固形分から回収した鉛等を利用した放射線遮蔽材料によって遮蔽することができる。
さらに、前記放射性セシウムで汚染された物質は、都市ごみ焼却灰、都市ごみ溶融スラグ、鉛汚染土壌を含むことができる。
以上のように、本発明によれば、放射性セシウム汚染物を処理するにあたり、放射性セシウムを含む物質の減容化率を高め、放射線遮蔽材料を得ることもできる。
本発明に係る放射性セシウム汚染物の処理方法を実施するための装置の一例を示す全体構成図である。 図1の処理装置のHMX処理工程を説明するためのフローチャートである。 図1の処理装置のHMX処理工程の他の例を説明するためのフローチャートである。 図1の処理装置のHMX処理工程の他の例を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。本実施形態において処理対象となる放射性セシウム汚染物は、放射性セシウムで汚染され鉛、亜鉛及び銅のいずれかを含む焼却灰、溶融スラグ及び土壌等である。また、放射性セシウムとは、セシウムの放射性同位体であるセシウム134及びセシウム137である。
図1は、本発明に係る放射性セシウム汚染物の処理方法を実施するための装置を示し、この処理装置1は、放射性セシウム汚染物(以下「汚染物」という。)Cから放射性セシウム(以下「放射性Cs」という。)及び鉛、亜鉛及び銅のいずれかを揮発させるロータリーキルン2と、ロータリーキルン2の排ガスG1を冷却する冷却装置3と、冷却によって生じた放射性Csの濃縮塩を含むダストDを回収する集塵機4と、回収されたダストDを処理するHMX処理工程6と、HMX処理後の溶液L1に含まれる放射性Csを吸着剤に吸着させて回収する吸着装置7等で構成される。
ロータリーキルン2は、窯尻にキルン内部へ汚染物Cを供給するための投入口を備え、窯前に微粉炭等の化石燃料を用いて汚染物Cを高温加熱するためのバーナ等を備える。ロータリーキルン2を用いることで、放射性Csの揮発に適した温度及び汚染物Cの滞留時間を容易に調整することができて好ましいが、ロータリーキルン2に代えて、ストーカ炉、電気炉、焼却炉等を用いることもできる。
冷却装置3は、ロータリーキルン2の排ガスG1を冷却し、汚染物Cから揮発した放射性Cs等を固体状にして回収するために備えられる。排ガスG1の冷却は、排ガスG1への散水や、冷却空気の導入によって行う。水による冷却、空気による冷却を各々単独で行ってもよく、両者を併用してもよい。
集塵機4は、冷却装置3の排ガスG2に含まれる放射性Csの濃縮塩を含むダストDを回収するために備えられ、バグフィルター、ヘパフィルター、電気集塵機等を用いることができる。最終排ガスにダストを発生させない観点から、バグフィルター、ヘパフィルターを用いることが特に好ましい。また、集塵機4の前段にサイクロン等の分級手段を設け、高濃度の放射性Csを含む微粉のみを集塵機4で捕集し、粗粉をロータリーキルン2に戻してもよい。さらに、放射性Csの濃縮塩等を除去した後の排ガスG3に含まれる酸性ガス等を吸着除去するため、2次集塵機を設けてもよい。集塵機4の後段には、排ガスG3を系外に排出するためのファン5が設けられる。
HMX処理工程6は、放射性Csの濃縮塩を含有するダストDから鉛、亜鉛及び銅を回収するために備えられ、図2に示すように、ダストDに水と苛性ソーダとを添加してpHを9〜11に調整して水洗し(ステップS1)、水洗処理によりセシウム、塩素等を浸出させた廃液Wを吸着装置7に供給し、水洗後の固形分を水と硫酸とを用いてpHを3以下に調整して酸浸出させる酸浸出工程(ステップS2)に供給する。
酸浸出工程(ステップS2)からは、2系統の工程に供給される。浸出残渣はアルカリ浸出工程(ステップS3)へ供給される。浸出液は、亜鉛粉を添加した後、銅回収工程(ステップS4)へ供給される。アルカリ浸出工程(ステップS3)では、苛性ソーダを添加してpHを13.5以上に調整してアルカリ性の状態とし、浸出残渣をカルシウム澱物Caとする一方、浸出液は亜鉛・鉛回収工程(ステップS5)へ供給される。
銅回収工程(ステップ4)では、先に添加された亜鉛粉の効果によりイオン化傾向の違いを利用して、銅を析出させて回収すると共に、析出後の残液を亜鉛・鉛回収工程(ステップ5)に供給する。
亜鉛・鉛回収工程(ステップS5)では、アルカリ浸出工程(ステップS3)の浸出液及び銅回収工程(ステップS4)の残液の供給を受けて、苛性ソーダ又は硫酸によってpHを10〜12に調整して亜鉛・鉛化合物を析出させて回収し、析出後の溶液L1を吸着槽8に供給する。
吸着装置7は、廃液W及び溶液L1に含まれる放射性Csをプルシアンブルー等の吸着剤Aに吸着させて回収する吸着槽8と、吸着槽8からの溶液L2に含まれる放射性Csを吸着した吸着剤A等を沈降させる沈降槽9と、沈降槽9からの溶液L3をろ過するろ過機10と、ろ過機10からのろ液L4に含まれる重金属を除去するための薬液反応槽11と、薬液反応槽11からのろ液L5を固液分離するフィルタープレス12と、フィルタープレス12からのろ液L6に残留する固形物をさらにろ過する砂ろ過機13と、砂ろ過機13からのろ液L7に残留する放射性Cs等を吸着する樹脂14とで構成される。
吸着槽8は、廃液W及び溶液L1に吸着剤Aを添加して放射性Csを吸着剤Aに吸着させて回収すると共に、凝集沈降剤Fを添加して放射性Csを吸着した吸着剤Aを凝集沈降させるために備えられる。
吸着剤Aには、プルシアンブルー、ゼオライト、ベントナイト等を用いることができる。溶液に含まれているNa、K、セシウムの中からセシウムのみを選択的に吸着し、塩化物イオン含有量の高い溶液でもセシウム吸着量が高いという観点からプルシアンブルーが特に好ましい。プルシアンブルー、ゼオライトに磁性粉を複合化した磁性吸着剤を用いてもよい。また、凝集沈降剤Fとして、ポリ塩化アルミニウム、炭酸ナトリウム、消石灰、硫酸第二鉄等を用いることができる。
薬液反応槽11は、ろ過機10からのろ液L4に含まれる重金属を除去するために備えられ、後述するように、鉛等の重金属を硫化して硫化鉛等の析出物を生成してこれらを凝集させ、ろ液L4中のセレンを還元する。
フィルタープレス12は、薬液反応槽11からのろ液L5をろ液L6とケーキCAとに固液分離し、ろ液L5から硫化鉛及びセレン等の析出物をケーキCA側に分離するために設けられる。
樹脂14は、シリカゲル粒やイオン交換樹脂等の多孔質体の細孔内にプルシアンブルーを担持するものなどであって、砂ろ過機13からのろ液L7に残留する放射性Csを吸着させて使用する。多孔質体に代えて、カラムにプルシアンブルーと酸化物等の無機材料を混練・過熱して造粒した無機ビーズを充填してもよく、プルシアンブルーナノ粒子分散液により木綿布を着色したものや、製造の際に材料にプルシアンブルーを織り込んだ不織布を用いてもよい。さらに、繰り返し使用可能な分子認識吸着剤(株式会社タクマが商品名:t-RECs(ティーレックス)で使用)等を用いることもできる。
次に、上記処理装置1を用いた本発明に係る放射性セシウム汚染物の処理方法について、図1及び図2を参照しながら説明する。
ロータリーキルン2の窯尻に汚染物Cを投入し、ロータリーキルン2の排ガスG1を冷却装置3で冷却した後、集塵機4で放射性Csの濃縮塩を含むダストDを回収する。集塵機4の排ガスG3はファン5を介して大気へ放出する。回収したダストDをHMX処理工程6に供給し、HMX処理工程6において、上述のように、銅人工鉱物及び亜鉛・鉛化合物を回収すると共に、カルシウムを主成分としたカルシウム澱物Caを回収する。
汚染物Cは、放射性セシウムで汚染され鉛を含む焼却灰、溶融スラグ及び土壌等であり、中でも放射線遮蔽材料を得るために都市ごみ焼却灰、都市ごみ溶融スラグ、鉛汚染土壌を含むことが好ましい。
また、除去対象の放射性セシウム及び放射線遮蔽材料となる鉛の揮発を促進するため、汚染物Cに予めカルシウム化合物又は塩素化合物のいずれか両方を添加することが好ましい。
HMX処理工程6で生じた廃液W及び溶液L1を吸着槽8に供給し、吸着槽8に吸着剤Aを添加して所定時間撹拌した後、凝集沈降剤Fを添加して放射性Csを含有する吸着剤Aを凝集沈殿させ、沈降槽9及びろ過機10で回収し、放射性Csを粗取りする。尚、吸着剤Aにプルシアンブルーを用いた場合には、処理後のろ液L8がシアンの排水基準を満足する必要があるため、プルシアンブルー自体を凝集沈降させる必要があるが、ポリ塩化アルミニウム、炭酸ナトリウム及び消石灰を混合して凝集沈降剤Fとすることで、プルシアンブルー自体の凝集沈降が可能となる。
次に、薬液反応槽11において、放射性Csを粗取りした後のろ過機10からのろ液L4に、水硫化ソーダ(NaSH)等の硫化剤を添加し、ろ液L4中の鉛等の重金属を硫化して硫化鉛等の析出物を生成する。さらに、塩酸等を添加してpHを下げた後、第一鉄化合物等を添加し、次にアルカリ剤としてCa(OH)2等を添加し、pHを7.5以上11以下とすることで、セレンの還元に最適なpHとすると共に、析出させたセレンと鉛等の析出物を凝集させる。
薬液反応槽11からのろ液L5をフィルタープレス12に供給し、ろ液L6とケーキCAとに固液分離し、ろ液L5から硫化鉛、セレン等をケーキCA側に分離除去する。砂ろ過機13において、さらにろ液L6に残留する硫化鉛等を回収した後、砂ろ過機13からのろ液L7に残留する放射性Csを樹脂14に吸着させて回収する。樹脂14による吸着にあたっては、SV10、pH8程度とすることが好ましい。樹脂14から排出されたろ液L8のCODが高い場合には、排水処理を行った後、河川等へ放流する。
沈降槽9や樹脂14で回収した放射性Csを吸着した吸着剤Aは、高濃度の放射性Csを含むため、散乱して内部被曝しないように壊れにくい容器(コンクリートキューブ、ドラム缶等)に保管する。大量に保管する場合には、外部被曝を避ける観点からコンクリート容器等の遮蔽性を要する容器に保管することがより好ましい。吸着剤Aを保管する容器は、HMX処理工程6で回収した銅人工鉱物及び亜鉛・鉛化合物を利用して製造することができる。
例えば、銅人工鉱物及び亜鉛・鉛化合物を粗骨材、細骨材と混合してコンクリート容器として利用したり、銅人工鉱物及び亜鉛・鉛化合物にセメントを添加して固化成型体とし、コンクリート容器に被覆して用いてもよい。さらに、放射性物質を含む廃棄物を保管するフレコン(フレキシブルコンテナバッグ)を2重にし、内側のフレコンに放射性物質を含む廃棄物を収納し、外側のフレコンに銅人工鉱物及び亜鉛・鉛化合物を保管することもできる。この際、内側のフレコンよりも外側のフレコンは一回り大きいことが好ましい。
図3は、上記HMX処理工程の他の例を示し、このHMX処理工程16では、酸浸出工程S2での浸出液に亜鉛を添加せずに、銅・亜鉛回収工程S11に供給し、ここでpHを8〜10に調整することにより銅・亜鉛化合物として回収する。このような工程により、銅化合物の品位は低下するが、コストを削減でき、鉛回収工程S12の鉛化合物中のPb濃度を増加させることができるメリットがある。
図4は、上記HMX処理工程の他の例を示し、このHMX処理工程26では、酸浸出工程S2での浸出液に亜鉛を添加せずに直接銅・亜鉛・鉛工程S21に供給し、銅・亜鉛・鉛化合物として回収する。このような工程により、銅化合物、亜鉛化合物としての品位は低下するが、大幅なコスト削減を図ることができる。
また、上記実施の形態では、放射性Csを吸着回収するにあたって、凝集沈殿法と、カラム法を併用した場合について説明したが、必ずしも併用する必要はなく、いずれか一方の方法を用いることもできる。
上述のようにして回収した銅・亜鉛・鉛化合物は、吸着剤Aを保管する容器以外にも、他の放射性物質の放射線遮蔽材料として利用することもできる。
1 処理装置
2 ロータリーキルン
3 冷却装置
4 集塵機
5 ファン
6 HMX処理工程
7 吸着装置
8 吸着槽
9 沈降槽
10 ろ過機
11 薬液反応槽
12 フィルタープレス
13 砂ろ過機
14 樹脂
A 吸着剤
C 放射性セシウム汚染物
Ca カルシウム澱物
CA ケーキ
D ダスト
F 凝集沈降剤
G1〜G3 排ガス
L1〜L3 溶液
L4〜L8 ろ液
W 廃液

Claims (3)

  1. 放射性セシウムで汚染された物質から放射性セシウムを揮発させ、
    該揮発した放射性セシウムを冷却して放射性セシウムの濃縮塩を回収し、
    該回収した濃縮塩を水洗し、
    該水洗によって得られた固形分に含まれる鉛、亜鉛及び銅から選択される少なくとも一つを回収し、
    該回収した鉛、亜鉛及び銅から選択される少なくとも一つを放射線遮蔽材料として利用することを特徴とする放射性セシウム汚染物の処理方法。
  2. 前記水洗によって得られたろ液に含まれる放射性セシウムを吸着剤に吸着させて回収し、前記放射線遮蔽材料で囲繞することを特徴とする請求項に記載の放射性セシウム汚染物の処理方法。
  3. 前記放射性セシウムで汚染された物質は、都市ごみ焼却灰、都市ごみ溶融スラグ、鉛汚染土壌を含むことを特徴とする請求項1又に記載の放射性セシウム汚染物の処理方法。
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