JP6370715B2 - ブレーキ装置 - Google Patents
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Description
また、周方向に並んだ複数のブレーキシューのそれぞれでブレーキ力を発生できるので、軸方向の大きさが大きくなるのを抑制することができる。すなわち、本発明によれば、軸方向の大きさを小さくすることができるとともに、安定した動作をすることができる。
まず、ブレーキ装置3の構成について説明する。
外輪10は、所定肉厚のリングからなり、円筒状の内周面11と、円筒状の外周面12と、内周面11と外周面12を繋ぐ一対の側面13,14とを有している。一対の側面13,14は、内周面11よりも外輪10の径方向外側に位置し、内周面11の軸線に対し直交する平面となっている。なお、本明細書において、径方向および周方向は、外輪10を基準とする。
図2に示すように、操作入力部材50は、レバーLVと係合してレバーLVと一体に揺動可能であるとともに、ローラ72を介して出力リング40と一体に動くようになることで、出力リング40にレバーLVからの回転トルクを伝達する部材である。このため、操作入力部材50は、カム板部51と、このカム板部51から入力側に延出した2つのレバー係合部52とを備えてなる。
支持孔64は、出力側回転部材30の支持軸部33と嵌合し、出力側回転部材30を軸支する部分である。
円弧孔65は、操作入力部材50のレバー係合部52に対応して設けられ、レバー係合部52よりも広い角度範囲で円弧状に形成されている。これにより、円弧孔65は、レバー係合部52を受け入れるとともに、レバー係合部52が円弧孔65の中において所定角度範囲で移動することが可能となっている。
まず、ラチェット装置2の動作について説明する。
図6に示す中立位置において、ローラ72は、出力リング40の内周面41Aと操作入力部材50のカム面55の間に位置するが、これらの間には僅かな隙間があり、これらに挟持されてはいない。ローラ72は、リターンスプリング73により規制部71Bに押し付けられている。レバーLVの操作により操作入力部材50を時計回り方向に少し揺動させると、カム面55が時計回りに回動してローラ72に接し、内周面41Aとカム面55の間でローラ72が挟持される。これにより、操作入力部材50と出力リング40は一体に回転できるようになる。
そのため、図8に示すように、操作入力部材50を時計回りに回していけば、出力リング40と操作入力部材50とが一体になったまま、時計回りに回動する。すなわち、操作入力部材50を回動させた入力トルクが出力リング40に伝達される。
図10に示すように、車両用シートSに座った乗員の重みにより出力側回転部材30に、図における時計回り方向の回転トルク、つまり、通常使用範囲の回転トルクを与えると、出力側回転部材30が時計回りに少し回転し、カム面36と第1傾斜面23B(一のブレーキシュー20の一対の第1傾斜面23B,23Cのうち反時計回り側の1つ)の間隔が狭くなることで、ローラ81A(一のブレーキシュー20に対応する一対のローラ81のうち反時計回り側の1つ)とカム面36および第1傾斜面23Bの圧力が高まる。本実施形態のクラッチユニット1におけるブレーキ装置3では、ローラ81Aは、カム面36と内側面23の間を転がって、内側面23の平行面23Aに接する位置まで移動したところでカム面36および平行面23Aとの間の圧力が充分に高まってカム面36および内側面23に対して止まる。一方、出力側回転部材30が時計回りに回転するにつれ、カム面36と第1傾斜面23C(一のブレーキシュー20の一対の第1傾斜面23B,23Cのうち時計回り側の1つ)の間隔が広くなるため、ローラ81B(一のブレーキシュー20に対応する一対のローラ81のうち時計回り側の1つ)は、カム面36と第1傾斜面23Cの間で強く挟まれることなく転がることができる。
例えば、前記実施形態においては、内側面23が、平行面23Aと第1傾斜面23B,23Cを有して構成されていたが、平行面23Aは無くても構わない。例えば、図15に示す第1変形例のように、平行面23Aが配置されていた箇所に、第1傾斜面23Bに隣接して逆の傾斜である第2傾斜面23Dを設け、第1傾斜面23Cに隣接して逆の傾斜である第2傾斜面23Eを設けてもよい。すなわち、内側面23は、対向するカム面36の周方向の中央に近づくほどカム面36に近づく一対の第2傾斜面23D,23Eを有していてもよい。このように構成しても、前記した実施形態と同様に、出力側回転部材30に時計回り方向の回転トルクを入力すると、ローラ81Aが第2傾斜面23Dに接触して押し、ブレーキ力を発生することができる。また、平行面23Aを単に無くして、第1傾斜面23B,23Cを繋いでもよい。この場合、第1傾斜面23B,23Cの傾斜角度を適宜調整するとよい。
2 ラチェット装置
3 ブレーキ装置
10 外輪
11 内周面
20 ブレーキシュー
21 ブレーキ面
23 内側面
23A 平行面
23B 第1傾斜面
23C 第1傾斜面
23D 第2傾斜面
23E 第2傾斜面
25 回転力入力面
30 出力側回転部材
36 カム面
40 出力リング
50 操作入力部材
60 カバー部材
81(81A,81B) ローラ
82 スプリング
83 フリクションリング
S 車両用シート
Claims (10)
- 円筒状の内周面を有する外輪と、
前記外輪の径方向内側に周方向に複数並んで配置され、前記内周面に対向して当該内周面と接触可能なブレーキ面と前記径方向内側を向く内側面とを有するブレーキシューと、
前記各ブレーキシューの前記径方向内側に配置され、外周に、前記内側面に対向し、前記内側面に非平行な部分を含むカム面を有する出力側回転部材と、
前記ブレーキシューに周方向で当接して前記ブレーキシューに回転トルクを与えることが可能な入力側回転部材と、
前記内側面と前記カム面の間に配置される可動片と、
前記可動片を、前記内側面と前記カム面の間に形成される空間の狭い側に付勢する付勢部材とを備え、
前記内側面および前記カム面は、前記入力側回転部材により前記ブレーキシューに回転トルクを与えると前記可動片が前記カム面を押して前記出力側回転部材が回転する一方、前記出力側回転部材に回転トルクを与えても、少なくとも一方の回転方向については、前記可動片が前記内側面を押して前記ブレーキ面が前記外輪の前記内周面に押し付けられることで前記ブレーキシューが回転しないように構成されたことを特徴とするブレーキ装置。 - 前記カム面は平面であり、
前記内側面は、前記カム面と平行な平行面と、前記カム面に対して傾斜し、前記平行面から離れるにつれて前記カム面に近づく第1傾斜面とを有することを特徴とする請求項1に記載のブレーキ装置。 - 前記入力側回転部材は、前記可動片の周方向に隣接して配置された保持部を有することを特徴とする請求項2に記載のブレーキ装置。
- 前記第1傾斜面は、一の前記ブレーキシューに対応して前記平行面の両側に設けられ、
前記可動片は、一の前記ブレーキシューに対応して前記カム面と前記両側の各第1傾斜面との間に配置され、
前記保持部は、前記出力側回転部材に通常使用範囲の回転トルクが入力されている状態において、当該回転トルクの回転方向の上流側に隣接する前記可動片に対し非接触であるように配置されていることを特徴とする請求項3に記載のブレーキ装置。 - 前記保持部は、前記出力側回転部材に回転トルクが入力されている状態から、前記入力側回転部材を前記回転トルクと同じ回転方向に回転させて前記ブレーキシューに周方向で当接させた時点において、当該回転方向の下流側に隣接する前記可動片に対し非接触であるように配置されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のブレーキ装置。
- 前記保持部は、前記入力側回転部材が前記ブレーキシューに周方向で当接して前記ブレーキシューを回転させている状態において、当該保持部の回転方向下流側に隣接する前記可動片に対し接触するように配置されていることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のブレーキ装置。
- 前記入力側回転部材は、径方向内側に、前記カム面と対向する解除面を有し、当該解除面は、前記出力側回転部材に回転トルクが入力されている状態から、前記入力側回転部材を前記回転トルクと逆の回転方向に回転させて前記ブレーキシューに周方向で当接させた時点において、略同時に前記カム面に当該逆の回転方向の回転トルクを伝達可能な形状を有していることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のブレーキ装置。
- 前記可動片は、各前記ブレーキシューに対応して一対ずつ設けられ、前記付勢部材は、各一対の可動片の間に1つずつ設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のブレーキ装置。
- 前記内側面は、それぞれ、対向する前記カム面の周方向の中央に近づくほど前記カム面に近づく一対の第2傾斜面を有し、
前記可動片は、前記一対の第2傾斜面と前記カム面の間に、各ブレーキシューに対応して一対ずつ設けられ、
前記付勢部材は、前記一対の第2傾斜面と前記カム面の間の狭い側に前記可動片を付勢するように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のブレーキ装置。 - 前記可動片はローラであることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のブレーキ装置。
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