JP6367058B2 - レーザフォーミング加工方法およびレーザフォーミング加工装置 - Google Patents
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Description
a.レーザ光を、第1のワークの一方の面に照射しながらワークに対して相対的に移動させ、レーザ光の照射軌跡に沿って、前記第1のワークの断面の厚さDに対して0.5D〜0.8Dの範囲でワークに焼入れを行う第1のステップ
b.前記第1のワークの他方の面のうち、前記レーザ光の照射軌跡に対向する箇所に、レーザ光を照射しながらワークに対して相対的に移動させる動作を繰り返し行い、レーザ光の照射軌跡に沿って、前記第1のワークの断面の厚さDに対して0.5D〜0.8Dの範囲でワークに焼入れを行い、前記第1のステップの焼入れと合わせて、前記レーザ光の照射軌跡に沿ったワークの断面全体に焼入れを行うと共に、前記第1のワークをレーザ光の照射軌跡に沿って所定の角度曲げる第2のステップ。
c.レーザ光を、前記第1のワークと材質および形状が等しい第2のワークの一方の面に照射しながらワークに対して相対的に移動させた後、ワークの曲げ角度を測定する第3のステップ
d.前記第2のワークの他方の面のうち、前記レーザ光の照射軌跡に対向する箇所に、レーザ光を照射しながらワークに対して相対的に移動させる動作を繰り返し行い、かつ当該動作毎に曲げ角度を測定する第4のステップ
e.前記第3および第4のステップにおいて測定したワークの曲げ角度とレーザ光の照射回数との関係を示すデータを作成する第5のステップ。
図1は、本実施の形態にかかるレーザフォーミング加工装置(以降、「加工装置」と略す。)の基本的な構成を示す図、図2は、同装置の制御系の構成を示すブロック図である。
前述したように、本発明にかかるレーザフォーミング加工方法は、下記の各ステップを実行することにより、金型を用いることなく、薄板鋼材の曲げ加工と焼入れを実現するものである。
a.レーザ光Lを、ワーク10の一方の面に照射しながらワーク10に対して相対的に移動させ、レーザ光Lの照射軌跡に沿って、ワーク10の断面の厚さDに対して0.5D〜0.8Dの範囲でワーク10に焼入れを行う。
b.ワーク10の他方の面のうち、レーザ光10の照射軌跡に対向する箇所に、レーザ光を照射しながらワーク10に対して相対的に移動させる動作を繰り返し行い、レーザ光Lの照射軌跡に沿って、ワーク10の断面の厚さDに対して0.5D〜0.8Dの範囲でワークに焼入れを行い、前記第1のステップの焼入れと合わせて、レーザ光Lの照射軌跡に沿ったワーク10の断面全体に焼入れを行うと共に、ワーク10をレーザ光の照射軌跡に沿って所定の角度曲げる。
次に、図7および図8のフローチャートを参照して、本発明にかかるレーザフォーミング加工方法における処理の流れを説明する。
2 レーザ照射装置
3 ワーク保持装置
4 可動テーブル
5 コントローラ
21 レーザ発振器
22 ミラー
23 レンズ
31 ホルダ
32 支柱
33 昇降部材
34 旋回部材
35 回転部材
51 入力表示部
52 記憶部
Claims (4)
- 以下の各ステップにより、レーザ光を用いて薄板鋼材製のワークを所定の形状に加工することを特徴とするレーザフォーミング加工方法。
a.レーザ光を、第1のワークの一方の面に照射しながらワークに対して相対的に移動させ、レーザ光の照射軌跡に沿って、前記第1のワークの断面の厚さDに対して0.5D〜0.8Dの範囲でワークに焼入れを行う第1のステップ
b.前記第1のワークの他方の面のうち、前記レーザ光の照射軌跡に対向する箇所に、レーザ光を照射しながらワークに対して相対的に移動させる動作を繰り返し行い、レーザ光の照射軌跡に沿って、前記第1のワークの断面の厚さDに対して0.5D〜0.8Dの範囲でワークに焼入れを行い、前記第1のステップの焼入れと合わせて、前記レーザ光の照射軌跡に沿ったワークの断面全体に焼入れを行うと共に、前記第1のワークをレーザ光の照射軌跡に沿って所定の角度曲げる第2のステップ。 - 前記第2のステップにおけるレーザ光の照射とワークに対する相対的な移動の繰り返しの回数は、予め求めたレーザ光の照射回数とワークの曲げ角度との関係を示すデータに基づいて定められる、請求項1に記載のレーザフォーミング加工方法。
- 前記レーザ光の照射回数とワークの曲げ角度との関係を示すデータの作成は、以下の各ステップを実行することにより行われる、請求項2に記載のレーザフォーミング加工方法。
c.レーザ光を、前記第1のワークと材質および形状が等しい第2のワークの一方の面に照射しながらワークに対して相対的に移動させた後、ワークの曲げ角度を測定する第3のステップ
d.前記第2のワークの他方の面のうち、前記レーザ光の照射軌跡に対向する箇所に、レーザ光を照射しながらワークに対して相対的に移動させる動作を繰り返し行い、かつ当該動作毎に曲げ角度を測定する第4のステップ
e.前記第3および第4のステップにおいて測定したワークの曲げ角度とレーザ光の照射回数との関係を示すデータを作成する第5のステップ。 - レーザ発振器から放射されたレーザ光を前記第1のワークに照射するレーザ照射装置と、
前記第1のワークを把持した状態で、当該ワークを回転、旋回および昇降させるワーク保持装置と、
前記ワーク保持装置を水平面内で移動させる可動テーブルと、
前記レーザ発振器、ワーク保持装置および可動テーブルの動作を制御するコントローラと、を備え、請求項1ないし3のいずれかに記載のレーザフォーミング加工方法を実行することを特徴とするレーザフォーミング加工装置。
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