JP6366810B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は空気調和機、特に、運転状況を報知する報知手段を有する空気調和機に関するものである。
従来、運転状況を報知する報知手段を有する空気調和機として、主に、省エネを志向したものであって、消費電力または電気料金を、空気調和機またはリモコンに設けた表示器に表示させるものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された空気調和機は、消費電力又は電気料金を計測する計測手段を有し、リモコンの停止ボタンによって空気調和機の運転が停止された場合、計測手段によって計測された今回の運転開始から運転終了までの積算された消費電力又は電気料金を表示器に表示したり、運転中に、その瞬間の消費電力又は電気料金を表示したり、運転終了後に、過去の電気料金(前回の運転開始から運転終了までの電気料金)の経緯や過去の電気料金を積算した当月の総積算電気料金を表示したりするものであるため、以下のような問題があった。
すなわち、使用者は、消費電力又は電気料金の値の大小を知ることができるものの、消費電力又は電気料金の値が大きい場合、室内(空調空間)の空調状況がわからないため、快適性を維持した状態で、どのように省エネを図ればよいのか分からないという問題があった。
このため、冷房(または暖房運転)における消費電力又は電気料金の値が大きい場合に省エネを進めるには、単純に、設定温度を上げて(または下げて)少々暑くなる(寒くなる)ことを我慢する必要があるとされていた。また、局所的に過剰に冷房(または暖房)される範囲が存在しながら、使用者が居る範囲は冷房不足(または暖房不足)したり、使用者が居る範囲を含む過剰に広い範囲が冷房(または暖房)されたりすることがあった。
そこで、発明者は、上記問題を解消するため、室内の空調状況を表示することができる空気調和機の室内機を開示している(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−293920号公報(第3−4頁、図2) 特開2012−252019号公報(第7−9頁、図8)
特許文献2に開示された空気調和機の室内機は、室内撮像装置が撮像した画像である可視画像の上に、演算により求めた空気流れおよび熱画像検知装置が取得した温度分布を示す熱画像を重ねた画像である空調状況画像を作成する演算装置と、作成された空調状況画像を記憶する記憶装置と、空調状況画像を受信して、受信した空調状況画像を動画によって表示する表示部を具備するリモコンと、を有するものである。
したがって、複数の空調状況画像がリモコンの表示部に動画によって表示されるから、使用者は、室内の空調状況の推移(変化)を一目で把握することができるという顕著な効果を奏するものである。
しかしながら、かかる室内機は、リモコンに設けられた空調状況画像請求手段が押された際、空調状況画像請求手段が押されるまでの時間帯における空調状況画像が表示されるものの、使用者が望む時間帯を特定して、該特定された時間帯に限った空調状況画像を、1回だけ見たいあるいは複数回に渡って繰り返し見たいという要望に応えることができなかった。
本発明は、上記要望に応えるものであって、使用者が望む時間帯に限った空調状況画像を、1回あるいは繰り返し見ることを可能にする空気調和機を得るものである。
本発明に係る空気調和機は、吸込口および吹出口がそれぞれ形成され、室内に設置される室内機本体と、前記吸込口から室内空気を吸い込んで、前記吹出口に至る風路を形成する送風機と、前記風路に設置され、冷凍サイクルの一部を実行する熱交換器と、前記吹出口に設置され、前記熱交換器において調和空気の吹き出し方向を調整する風向調整装置と、前記室内を撮像する室内撮像装置と、前記室内の熱画像を取得する熱画像検知装置と、前記熱交換器、前記送風機および前記風向調整装置を制御する運転制御情報を、前記熱交換器、前記送風機および前記風向調整装置に送信する制御装置と、前記運転制御情報に基づいて前記吹出口から吹き出された空気の流れを演算により求めると共に、前記室内撮像装置が撮像した画像である可視画像の上に、前記演算により求めた空気流れおよび前記熱画像検知装置が取得した温度分布を示す熱画像を重ねた画像である空調状況画像を、予め設定された時間間隔毎に作成する演算装置と、前記作成された空調状況画像を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に記憶された前記作成された空調状況画像の一部の送信を請求するための空調状況画像請求手段と、該空調状況画像請求手段によって請求された前記作成された空調状況画像の一部を受信する空調状況画像受信手段と、前記受信した空調状況画像について表示させる時間帯を設定する表示時間帯設定手段と、該表示時間帯設定手段によって設定された時間帯における前記受信した空調状況画像を動画によって表示する表示部と、を具備するリモコンと、を有し、前記リモコンは、前記表示部に前記設定された時間帯における前記受信した空調状況画像の動画による表示を実施した後に、前記表示部を止まった状態に維持する空気調和機。
本発明に係る空気調和機は、空調状況画像を予め設定された時間間隔で作成する演算装置や、表示させる時間帯を設定する表示時間帯設定手段を具備したリモコン等を有するから、使用者は、希望する時間帯の空調状況画像を動画によって見ることができるから、室内の空調状況の推移(変化)を、迅速に一目で把握することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機を説明するものであって、一部(室内機)を示す正面図。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機を説明するものであって、一部(室内機)を示す側面視の断面図。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機を説明するものであって、一部(吹出口の周辺)を抜き出して示す斜視図。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機を説明するものであって、一部(制御装置)の構成を示す構成図。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機を説明するものであって、一部(リモコン)の正面図。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機における、空調状況画像を表示する制御の流れを説明するフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機における、空調状況画像を表示する制御の流れを説明するフローチャート。 本発明の実施の形態1に係る空気調和機における、空調状況画像を表示する制御の流れを説明するフローチャート。 図5に示すリモコンの表示部に表示された空調状況画像(集中吹出による暖房運転)を説明する正面図。 図5に示すリモコンの表示部に表示された空調状況画像(集中吹出による暖房運転)を説明する正面図。 図5に示すリモコンの表示部に表示された空調状況画像(集中吹出による暖房運転)を説明する正面図。 図5に示すリモコンの表示部に表示された空調状況画像(集中吹出による暖房運転)を説明する正面図。 図5に示すリモコンの表示部に表示された空調状況画像(分散吹出による暖房運転)を説明する正面図。 図5に示すリモコンの表示部に表示された空調状況画像(分散吹出による暖房運転)を説明する正面図。 図5に示すリモコンの表示部に表示された空調状況画像(分散吹出による暖房運転)を説明する正面図。 図5に示すリモコンの表示部に表示された空調状況画像の表示方式(暖房運転時に室内機に向かって見た空調状況画像)を説明する正面図。 図5に示すリモコンの表示部に表示された空調状況画像の表示方式(暖房運転時に床面に向かって見た空調状況画像)を説明する正面図。 図5に示すリモコンの表示部に表示された空調状況画像の表示方式(冷房運転時に室内機に向かって見た空調状況画像)を説明する正面図。 図5に示すリモコンの表示部に表示された空調状況画像の表示方式(冷房運転時に床面に向かって見た空調状況画像)を説明する正面図。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機を説明するものであって、一部(はリモコン)を示す正面図。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機を説明するものであって、空調状況画像を表示する制御の流れを説明するフローチャートの一部。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機を説明するものであって、集中(スポット)吹出によって冷房運転を実行した場合のリモコンの表示部の正面図。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機を説明するものであって、集中(スポット)吹出によって冷房運転を実行した場合のリモコンの表示部の正面図。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機を説明するものであって、集中(スポット)吹出によって冷房運転を実行した場合のリモコンの表示部の正面図。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機を説明するものであって、集中(スポット)吹出によって冷房運転を実行した場合のリモコンの表示部の正面図。
[実施の形態1]
図1〜図5は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機を説明するものであって、図1は一部(室内機)を示す正面図、図2は一部(室内機)を示す側面視の断面図、図3は一部(吹出口の周辺)を抜き出して示す斜視図、図4は一部(制御装置)の構成を示す構成図、図5は一部(リモコン)の正面図である。なお、各図は模式的に描いたものであって、本発明は図示された形態に限定するものではない。
(室内機)
図1および図2において、空気調和機1000の室内機100は、室内900の何れかの壁面(以下「設置壁面901A」と称す。図14参照)に設置されたものであって、上部に吸込口3および下部に吹出口7が形成された室内機本体1と、室内機本体1の前面を開閉自在に覆う前面パネル2と、吸込口3から室内空気を吸い込んで、吹出口7に至る風路6を形成する送風機5と、送風機5の上流側(吸込口3寄り)に設置された熱交換器4とを有している。また、吹出口7に、熱交換器4において調和された空気(以下「調和空気」と称す)の吹き出し方向を調整する上下風向板9が設置されている。
さらに、室内機本体1の前面には、室内900を撮像する室内撮像装置50と、室内900の熱画像を取得する熱画像検知装置60と、リモコン(ワイヤレスリモコンに同じ)200の間で信号を交信(送信および受信)する本体交信装置40と、が設置されている。
(熱交換器)
図2において、熱交換器4は、前面パネル2に略平行な部分である熱交換前部分4aと、送風機5の前面寄り斜め上方の部分である熱交換上前部分4bと、送風機5の後面寄り斜め上方の部分である熱交換上後部分4cと、を具備している。そして、熱交換前部分4aの下方にはドレンパン8が配置され、ドレンパン8の上面8aが実際にドレンを受けるドレンパン面を形成し、ドレンパン8の下面8bが風路6の前面側を形成している。
(風向調整装置)
図2および図3において、風路の吹出口7に近い位置には、風向調整装置である、熱交換器4において調和された室内空気(以下、「調和空気」と称す)の水平方向(左右方向)の吹き出し方向を調整する左側左右風向板群10Lと右側左右風向板群10R(これらをまとめて又はそれぞれを「左右風向板10」と称している)と、風路6の末端である吹出口7には、調和空気の鉛直方向(上下方向)の吹き出し方向を調整する上下風向板9(前上下風向板9aおよび後上下風向板9bをまとめて「上下風向板9」と称している)とが設けられている。
なお、前記「左側」および「右側」とは、室内機100から室内を見たとき、すなわち、室内機本体1の背面側から前面パネル2の方向を見たときに、左手に見えるものを「左側」、右手に見えるものを「右側」と、それぞれ称している。
(上下風向板)
図2において、上下風向板9は水平方向に平行な回動中心を有し、室内機本体1に回動自在に設置されている。前上下風向板9aの回動軸および後上下風向板9bの回動軸はそれぞれリンク機構または歯車機構によって連結され、共通の駆動モーターによって回動される。
なお、本発明は、上下風向板9の形態を図示するものに限定するものではなく、前上下風向板9aおよび後上下風向板9bをそれぞれ別個の駆動モーターによって回動してもよい。また、それぞれを左右方向の中央で分割して合計4枚にし、それぞれが別個に独立して回動するようにしてもよい。
(左右風向板)
図3において、右側左右風向板群10Rは、左右風向板10a、10b・・・10gによって構成され、ドレンパン8の下面8bに回動自在に設置され、それぞれに右側連結棒20Rが連結されている。また、左側左右風向板群10Lは、左右風向板10h、10i・・・10nによって構成され、それぞれに左側連結棒20Lが連結されている。
そして、右側左右風向板群10Rと右側連結棒20Rとはリンク機構を形成し、また、左側左右風向板群10Lと左側連結棒20Lとはリンク機構を形成し、右側連結棒20Rには右側駆動手段(図示しない)が、左側連結棒20Lには左側駆動手段30Lが、それぞれ連結されている。
したがって、右側連結棒20Rが右側駆動手段によって平行移動された際、左右風向板10a、10b・・・10gは互いに平行を維持しながら回動し、左側連結棒20Lが左側駆動手段30Lによって平行移動された際、左右風向板10h、10i・・・10nは互いに平行を維持しながら回動する。このため、調和空気を吹出口7の全幅に渡って同じ方向に吹き出したり、吹出口7の半幅毎で互いに離れる方向に吹き出したり、吹出口7の半幅毎で互いに衝突する方向に吹き出したりすることが可能になっている。
なお、本発明は、左右風向板10の形態を図示するものに限定するものではなく、左右風向板10の枚数は何れでもよく、また、左右風向板10を3以上の群に分け、それぞれの群を連結棒に回動自在に接合し、それぞれの連結棒を独立に平行移動させるようにしてもよい。
(制御装置)
図4において、室内機本体1内には、熱交換器4、送風機5、上下風向板9および左右風向板10の運転を制御する運転制御情報を、熱交換器4、送風機5、上下風向板9および左右風向板10に発信する制御装置70と、制御装置70が発信した運転制御情報および室内撮像装置50が撮像した可視画像に基づいて吹出口7から吹き出された調和空気の流れ状況を演算により求めると共に、室内撮像装置50が撮像した画像である可視画像の上に、演算により求めた空気流れおよび熱画像検知装置60が取得した温度分布を示す熱画像を重ねた画像である「空調状況画像(これについては別途詳細に説明する)」を作成する演算装置80と、演算装置80が作成した空調状況画像を、経時的に記憶する記憶装置90と、が設置されている。
すなわち、所定の時間(例えば、5秒)毎に、記憶装置90には空調状況画像が記憶される。
以上のように、制御装置70は、リモコン200によって設定された空調条件に基づいて熱交換器4、送風機5、上下風向板9および左右風向板10を運転制御すると共に、室内撮像装置50が撮像した可視画像を演算装置80に送り、また、熱画像検知装置60が取得した熱画像を演算装置80に送り、さらに、運転制御情報を演算装置80に送り、演算装置80が作成した空調状況画像(正確には「空調状況画像データ」)を記憶装置90に送るものである。
なお、調和空気の温度を考慮しないで、調和空気の流れ状況を演算により求める場合は、前記制御情報から、熱交換器4の運転を制御する情報を削除するから、演算装置80は、送風機5、上下風向板9および左右風向板10の運転を制御する運転制御情報と、室内撮像装置50が撮像した可視画像とに基づいて調和空気の流れ状況を演算により求めることになる。
(リモコン)
図5において、リモコン200は、タッチパネル式の液晶画面201を具備し、空調条件を設定して、当該空調条件に対応した信号を室内機本体1(本体交信装置40)に送信すると共に、室内機本体1(本体交信装置40)に空調状況画像の送信を請求して、これを受信して表示するものである。
液晶画面201には、使用者が室内機100の空調条件(調和空気の温度、調和空気の吹出方向および吹出強さ)を入力すると共に、運転の開始/停止を指示するための空調条件入力部210と、室内機本体1に向けて、空調状況画像の送信を請求する空調状況画像請求部220と、空調条件入力部210において入力された空調条件、あるいは室内機本体1(本体交信装置40)から送信され、リモコン200が受信した空調状況画像を表示する表示部240と、が設けられている。
また、リモコン200は、室内機本体1(本体交信装置40)との交信を可能にするリモコン交信部(空調状況受信手段を兼ねる)230と、内部に、リモコン記憶手段202とを有している。
なお、液晶画面201には、空調条件入力部210および空調状況画像請求部220が、表示部240と共に表示されているが、本発明はこれに限定するものではなく、液晶画面201にタッチすることによって、所望のタイミングでこれらを表示させるようにしてもよい。
そして、空調条件入力部210には、暖房/冷房/乾燥を切り替える運転モード切換マーク211と、運転開始/運転終了を指令する運転開始終了マーク(アイコンに同じ)212と、調和空気の設定温度を昇降させる温度設定マーク(アイコンに同じ)213と、調和空気の吹出方向および吹出強さを設定する吹出設定マーク(アイコンに同じ)214と、が設けられている。
また、空調状況画像請求部220には、空調状況画像の送信を請求するための空調状況画像請求手段(以下「見える化マーク(アイコンに同じ)」と称す)221と、空調状況画像の表示方式を変更する表示方式変更マーク(アイコンに同じ)222と、空調状況画像を表示(再生)する表示速度(再生速度)を変更する表示速度変更マーク(アイコンに同じ)223と、表示時刻を前にする(遡る)ための表示時刻戻りマーク(アイコンに同じ)224と、時間の進みを一時的に止めて、ある時刻の空調状況画像を長時間表示させる表示時刻固定マーク(アイコンに同じ)225と、表示時刻をより最近にするための表示時刻進みマーク(アイコンに同じ)226と、が設けられている。
なお、後記するように、表示時刻を示す表示実際時刻カーソル273に直接タッチして、これを移動させることができるから、表示時刻戻りマーク(アイコンに同じ)224おおよび表示時刻進みマーク(アイコンに同じ)226を設けなくてもよい。
また、リモコン200はリモコン記憶手段202を装備し、室内機本体1(記憶装置90)から送信された空調状況画像を、一旦、リモコン記憶手段202内に記憶して、後記する「表示時間帯設定手段」によって設定された時間帯に限って、当該時間帯の空調状況画像を動画によって表示するものである。
また、リモコン200は、タッチパネル式の液晶画面201を具備するものであるが、本発明はこれに限定するものではなく、液晶画面201をタッチパネル式でない画面に変更して、見える化マーク221と、表示方式変更マーク222と、表示速度変更マーク223と、表示時刻戻りマーク224と、表示時刻固定マーク225と、示時刻進みマーク226と、および後記「表示時間帯設定手段」を、画面以外の位置におけるダイヤル等に変更してもよい。
(空調状況画像データの記憶)
図6a〜図7は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機における、空調状況画像を表示する制御の流れを説明するフローチャートである。
図6a〜図7において、使用者がリモコン200に設けられた空調条件入力部210を操作して空調条件を設定して(前回運転時の空調条件で今回も運転する場合は、設定しない)、運転開始を指令したとき(S1)、制御装置70は、設定された空調条件になるよう、各機器に運転制御情報を送ると共に、運転を開始させる(S2)。
そして、運転を開始した後、それぞれ予め設定されたインターバル(例えば、5秒毎)で、室内撮像装置50は室内900を撮像して可視画像を取得し、これを制御装置70に送る(S3)。また、熱画像検知装置60は室内900の熱画像を取得し、これを制御装置70に送る(S4)。そして、制御装置70は、運転制御情報、可視画像および熱画像を演算装置80に送る(S5)。
そこで、演算装置80は、運転制御情報、可視画像および熱画像に基づいて、室内900の空気流れ画像を演算し、可視画像に熱画像および空気流れ画像を重ねた空調状況画像(正確には空調状況画像データ)を作成し、空調状況画像データを制御装置70に送る(S6)。
そして、制御装置70は、空調状況画像データを記憶装置90に送り(S7)、記憶装置90は、それまで記憶しているデータの量が、予め設定された上限である最大記憶容量以下であるとき(S8)、送られた空調状況画像データを順次記憶してデータベースを作成する(S9)。
一方、それまで記憶しているデータの量が最大記憶容量に達した場合(S8)、最先の空調状況画像データを消去して、至近の空調状況画像データを追加して記憶する(S10)。
そして、使用者(ユーザー)が、リモコン200に設けられている見える化マーク221を押すまで(S11)、あるいは、使用者(ユーザー)が、リモコン200に設けられている運転開始終了マーク212を押すまで(S15)、所定のインターバルで前記ステップ(S3〜S10)が繰り返され、記憶装置90には、各時刻毎の空調状況画像データが逐次追加され、データベースが作成される。
(空調状況画像の表示)
使用者(ユーザー)が、空調状況画像を知りたいとき、まず、リモコン200に設けられている見える化マーク221を押す(S11)。なお、見える化マーク221は、運転継続中に押されても、運転終了後に押されてもよい。
(空調状況画像の表示)
運転継続中に見える化マーク221が押されると(S11)、制御装置70は、リモコン200への空調状況画像データの送信が請求されていると認識し、記憶装置90が記憶している空調状況画像データ(今回の運転開始から見える化マーク221が押されるまでの空調状況画像データ)をリモコン200に送信する(S12)。このとき、実際に記憶した際のインターバル(時間間隔)を、予め設定された割合で短縮した(例えば、1/50に短縮した)高速で送信する。
そして、リモコン200は空調状況画像データを受信すると、一旦、空調状況画像データをリモコン記憶手段202に記憶し(S13の1)、まず、初期画面を表示する(S13の2)。
すなわち、今回の運転開始時刻から見える化マーク221が押された時刻までを示す時間バー250と、室内機100が対向する対向壁面901Cと室内機100から見て左側の左壁面901Lとの境界が垂直線902Lと、対向壁面901Cと室内機100から見て右側の右壁面901Rとの境界である垂直線902Rと、床面903と対向壁面901Cとの境界である水平線904Cと、床面903と左壁面901Lとの境界である傾斜線904Lと、床面903と右壁面901Rとの境界である傾斜線904Rとが、それぞれ表示される。また、表示部240の一方の辺に沿って垂直に、温度範囲を示す帯状の温度バー280が示され、高温範囲281(例えば、20℃以上)、中温範囲282(例えば、15〜20℃)、および低温範囲283(例えば、15〜10℃)が、それぞれ色彩または模様(ハッチングや梨地)によって区分けされている。さらに、温度バー280よりも上に、運転モードを示す運転モード枠290に「暖房運転」と表示されている。
このとき、時間バー250の「運転開始時刻」を示す左端に、表示の開示時刻を設定する表示開始時刻カーソル(表示開始時刻マークに同じ、白抜き△にて示す)271および実際に表示している時刻を示す表示実際時刻カーソル(表示実際時刻マークに同じ、塗り潰し▼にて示す)273がそれぞれ位置し、時間バー250の「現在時刻」を示す右端に、表示の終了時刻を設定する表示終了時刻カーソル(表示終了時刻マークに同じ、白抜き△にて示す)272が位置している。なお、運転開始時刻においては、空調状況画像は表示されない(図8a参照)。
また、表示開始時刻カーソル271および表示終了時刻カーソル272は、「表示時間帯設定手段270」を構成するものである。
そして、使用者が表示開始時刻カーソル271、表示終了時刻カーソル272および表示実際時刻カーソル273に触れない場合は、時間が進み、表示実際時刻カーソル273は右方向に自動的に移動し、表示実際時刻カーソル273が示す時刻における空調状況画像が時間バー250の下方に動画によって表示され、当該時刻が表示時刻枠260に順次表示される(S13の9)。
一方、使用者が表示開始時刻カーソル271を、表示開始を希望する時刻に移動させると(S13の3)、表示開始時刻カーソル271に伴って表示実際時刻カーソル273も移動し、表示実際時刻カーソル273が示す時刻における空調状況画像が時間バー250の下方に表示され、当該時刻が表示時刻枠260に表示される(S13の4)。
その後は、使用者が表示終了時刻カーソル272および表示実際時刻カーソル273に触れない限り、時間の進みに合わせて、表示実際時刻カーソル273は右方向に自動的に移動し、表示実際時刻カーソル273が示す時刻における空調状況画像が時間バー250の下方に動画によって表示され、当該時刻が表示時刻枠260に表示される(S13の9)。
なお、使用者が表示実際時刻カーソル273を移動(表示時刻を遡ったり、現在に近づけたり)させると(S13の5)、移動先において表示実際時刻カーソル273が示す時刻における空調状況画像が時間バー250の下方に表示され、当該時刻が表示時刻枠260に表示され(S13の6)。
さらに、使用者が表示終了時刻カーソル272を移動した場合(S13の7)は、移動先の位置が示す時刻が、当初の表示終了時刻に代わる新たな表示終了時刻として表示される(S13の8)
そして、表示開始時刻カーソル271、表示終了時刻カーソル272が表示実際時刻カーソル273の何れも操作されないとき(S13の9)、表示時間は進み、表示実際時刻カーソル273の位置が示す時刻の空調状況画像が、順次、動画によって示めされる(S13の10)。
やがて、表示実際時刻カーソル273が表示終了時刻カーソル272に到達してところで(S13の11)、当該時間における空調状況画像が時間バー250の下方に表示されたまま、当該時刻が表示時刻枠260に表示されたままになり、表示のための時間は止まる(S13の12)。
(空調状況画像の繰り返し表示)
そして、使用者が、表示開始時刻カーソル271をヒットすれば(S13の13)、表示開始時刻カーソル271の位置に表示実際時刻カーソル273が戻り(S13の4に戻る)、再度、前記表示を再開する。すなわち、表示開始時刻カーソル271は「繰り返し表示指示手段」としても機能している。
また、使用者は、表示開始時刻カーソル271をヒットする代わりに、表示開始時刻カーソル271を移動させれば(S13の14)、移動先の表示開始時刻カーソル271の位置に、表示実際時刻カーソル273が戻り、当該位置が示す時刻からの空調状況画像が表示される(S13の4に戻る)。
さらに、使用者は、表示開始時刻カーソル271および表示終了時刻カーソル272が移動先に位置したままの状態で、これらに触れることなく、表示実際時刻カーソル273の位置を移動させると(S13の15)、該移動先の位置が示す時刻からの空調状況画像が表示される(S13の8に戻る)。
なお、表示開始時刻カーソル271をヒットする代わりに、リピート用アイコンを設け、リピート用アイコンに触れることによって、表示開始時刻カーソル271の位置に表示実際時刻カーソル273が戻るようにしてもよい。
以上のように、空気調和機1000は、表示開始時刻カーソル271および表示終了時刻カーソル272(両者が「表示時間帯設定手段270」を形成している)によって、表示を希望する時間帯を容易に設定することができるから、知りたい時刻における、室内の空調状況の推移(変化)を、迅速に一目で把握することができる。
また、表示開始時刻カーソル271が「繰り返し表示指示手段」としても機能するから、知りたい時刻帯における室内の空調状況の推移(変化)を、容易に、繰り返し表示させることができる。
さらに、表示実際時刻カーソル273の位置を移動させることによって、表示を希望する時間帯の設定を変更することなく、移動先の位置が示す時刻からの空調状況画像を、容易に表示されることができる。
さらに、制御装置70は、記憶装置90がそれまで記憶している空調状況画像データを全て消去させる(S14)と共に、それぞれ予め設定されたインターバル(例えば、10秒毎)で、室内撮像装置50は室内900を撮像して可視画像を取得し、これを制御装置70に送る(S3)以降のステップの実行を再開する(S3に戻る)。
したがって、記憶装置90には、一旦、空調状況画像を表示した後の、空調状況画像データが記憶されていく。
なお、見える化マーク221が押されないで(S11)、しかも、運転開始終了マーク212も押されない(S15)場合は、室内機100(冷凍サイクル等)の運転は継続しているから、それぞれ予め設定されたインターバル(例えば、10秒毎)で、室内撮像装置50は室内900を撮像して可視画像を取得し、これを制御装置70に送る(S3)以降のステップの実行を再開する(S3に戻る)。
(運転終了後)
一方、運転開始終了マーク212が押された(S15)場合、予め設定されたデータ表示請求時間(例えば、運転開始終了マーク212も押されてから3時間)が経過するまで(S16)は、それぞれ予め設定されたインターバル(例えば、10秒毎)で、室内撮像装置50は室内900を撮像して可視画像を取得し、これを制御装置70に送る(S17)。また、熱画像検知装置60は室内900の熱画像を取得し、これを制御装置70に送る(S18)。そして、制御装置70は、可視画像および熱画像を演算装置80に送る(S19)。
そこで、演算装置80は、可視画像に熱画像を重ねた空調状況画像(正確には空調状況画像データ)を作成し、空調状況画像データを制御装置70に送る(S20)。さらに、使用者によって再度、運転開始終了マーク212が押されない限り(S21)、運転継続中と同様に、制御装置70は、空調状況画像データを記憶装置90に送る(S7)。
(制御の終了)
さらに、運転開始終了マーク212が押された(S15)後、表示請求時間が経過した場合(S16)、あるいは、運転開始終了マーク212も押された(S12)後、見える化マーク221が押されないまま、表示請求時間が経過する前に運転が再開された場合(S21)、使用者は、それまでの空調状況画像を知りたいという要求がないと判断して、制御装置70は、室内撮像装置50による室内900の撮像を停止させ(S25)、また、熱画像検知装置60による室内900の熱画像の取得を停止させ(S26)、記憶装置90に記憶している空調状況画像データの全てを消去させ(S27)、制御を終了する(END)。
したがって、運転終了後であっても、表示請求時間が経過する前は、新たな空調状況画像データが逐次追加され、空調状況画像データの量が最大記憶容量に達したときは、最先の空調状況画像データから逐次消去される。
一方、表示請求時間が経過した時、あるいは、表示請求時間が経過する前に運転が再開された時は、記憶装置90が記憶していた空調状況画像データは全て消去されるから、運転が再開されたときは、記憶装置90は空調状況画像データを全く記憶していない。
なお、前記ステップ(S3〜S6)を実行中に、使用者がリモコン200に設けられた空調条件入力部210を操作して空調条件を変更した場合には、変更後の空調条件になるように、各機器に変更後の運転制御情報が送られる。
以上は、タッチパネル式の液晶画面201を具備するものについて説明しているが、タッチパネル式でない表示部の場合には、表示部以外の位置に、表示開始時刻カーソル271、表示終了時刻カーソル272および表示実際時刻カーソル273のそれぞれの位置を移動させるダイヤル等や、それぞれの時刻を設定するキーボード等を設けておけばよい。
(空調状況画像の例−1)
図8a〜図9bは、本発明の実施の形態1に係る空気調和機における、空調状況画像を説明するものであって、集中(スポット)吹出によって暖房運転を実行した場合のリモコンの表示部の正面図である。
なお、図8a〜図9bは、至近の運転開始から、該運転が停止されるまでに記憶装置90が記憶していた空調状況画像を表示するものであって、空調状況画像が経時的に変化することを模式的に説明している。なお、空調状況画像は、室内900の大きさや、調和空気の吹出量や吹出強さ(吹出速度)によって、大きく変動するものであるから、実際の空調状況が、図示された形態の空調状況画像と一致しない場合もある。
図8aは初期画面を示している(S13の2)。すなわち、今回の運転開始時刻(18:30)から見える化マーク221が押された時刻(現在時刻に同じ。20:30)までを示す時間バー250が表示されている。
また、室内機100が対向する対向壁面901Cと室内機100から見て左側の左壁面901Lとの境界が垂直線902Lと、対向壁面901Cと室内機100から見て右側の右壁面901Rとの境界である垂直線902Rと、床面903と対向壁面901Cとの境界である水平線904Cと、床面903と左壁面901Lとの境界である傾斜線904Lと、床面903と右壁面901Rとの境界である傾斜線904Rとが、それぞれ表示されている。
さらに、表示部240の一方の辺に沿って垂直に、温度範囲を示す帯状の温度バー280が示され、高温範囲281(例えば、20℃以上)、中温範囲282(例えば、15〜20℃)、および低温範囲283(例えば、15〜10℃)が、それぞれ色彩または模様(ハッチングや梨地)によって区分けされている。さらに、温度バー280よりも上に、運転モードを示す運転モード枠290に「暖房運転」と表示されている。
このとき、時間バー250の「運転開始時刻」を示す左端に、表示の開示時刻を設定する表示開始時刻カーソル271および実際に表示している時刻(18:30)を示す表示実際時刻カーソル273がそれぞれ位置し、時間バー250の「現在時刻(20:30)」を示す右端に、表示の終了時刻(20:30)を設定する表示終了時刻カーソル272が位置している。なお、空調状況画像は表示されない。
図8bにおいて、使用者が表示開始時刻カーソル271を、表示開始を希望する時刻(19:00)に移動させ、表示終了時刻カーソル272を、表示終了を希望する時刻(20:15)に移動させている。このとき、表示開始時刻カーソル271の移動に伴って、その移動先に表示実際時刻カーソル273も移動している。
そして、表示実際時刻カーソル273が示す実際の表示時刻(19:00)の空調状況画像が表示されている。すなわち、床面903の熱分布を示す熱画像が、等温線の間を示す略円状ないし環状の高温範囲61、中温範囲62および低温範囲63を塗りつぶす色彩または模様によって示されて、空気流れ画像が矢印71によって示されている。
すなわち、運転開始(18:30)から30分が経過しているため、調和空気の吹出目標地点に相当する位置(矢印71の先端72に相当する位置)を中心に、略円形の高温範囲61と、高温範囲61を取り囲む環状の中温範囲62と、中温範囲62を取り囲む環状の低温範囲63とが、表示されている。このとき、暖房開始からの30分が経過しているため、低温範囲63は広い範囲に及び、高温範囲61も広がりを持っている。
図9aにおいて、表示実際時刻カーソル273は表示時刻の進みに合わせて右方向に移動し、表示時刻が20:00になっている。すなわち、暖房開始から90分が経過しているため、表示時刻19:00の場合と比較して、高温範囲61および中温範囲62の拡大が顕著で、床面903のみならず、左壁面901Lおよび対向壁面901Cの床面903に近い範囲にまで、加熱される範囲が拡大している。
図9bにおいて、表示実際時刻カーソル273は表示時刻の進みに合わせて右方向に移動して表示終了時刻カーソル272に到達している。すなわち、表示時刻が20:15であって、暖房終了(20:00)から15分が経過しているから、空気流れを示す矢印71は表示されない。しかし、床面903等は熱慣性を有する(温熱を蓄積している)ことによって、床面903が急激に冷却されることはなく、それぞれの範囲が狭くなるものの、高温範囲61および中温範囲62が存在している。
そして、かかる表示は、使用者が何らかの操作をしない限り、継続する。一方、ここで、使用者が、表示実際時刻カーソル273を移動させると、その移動先において表示実際時刻カーソル273が示す時刻における空調状況画像および当該時刻が表示される。
あるいは、使用者が、表示開始時刻カーソル271をヒット(タッチ)すると、表示実際時刻カーソル273は表示開始時刻カーソル271の位置に戻り、当該時刻における空調状況画像および当該時刻が表示される。
以上のように、空気調和機1000は、表示開始時刻カーソル271および表示終了時刻カーソル272(「表示時間帯設定手段270」を構成する)によって、表示を希望する時間帯を容易に設定することができるから、知りたい時刻における、室内の空調状況の推移(変化)を、迅速に一目で把握することができる。
また、表示開始時刻カーソル271が「繰り返し表示指示手段」としても機能するから、知りたい時刻帯における室内の空調状況の推移(変化)を、容易に、繰り返し目にすることができる。
さらに、表示実際時刻カーソル273の位置を移動させることによって、表示を希望する時間帯の設定を変更することなく、移動先の位置が示す時刻からの空調状況画像を、容易に表示されることができる。
なお、以上は、説明の便宜上、表示を希望する時間帯を18:40〜20:15にしているが、かかる時間帯は適宜設定することができるから、例えば、表示開始時刻カーソル271を18:00に、表示終了時刻カーソル272を18:15に設置して、表示実際時刻カーソル273が表示終了時刻カーソル272の位置に到達したところで、表示開始時刻カーソル271にタッチすれば、冷房運転を開始した直後の15分間における空調状況を繰り返し見ることができる。
したがって、リモコン200の表示部240には、使用者が希望する時間帯における空調状況画像が時間を追って動画として表示されるから、使用者は、室内900の空調状況を視覚によって知ることができる。
すなわち、使用者は暖房が不充分であると感じて、設定温度を高くした場合であっても、実際は、調和空気の吹出方向の設定が適正でなかったり、あるいは、家具類によって空調空気の流れが妨げられていたりして、使用者が高温範囲61でない範囲に居ただけであったようなことに気付くことができる。
したがって、使用者は、次回または以降の運転時には、自分の位置が高温範囲61になるように、調和空気の吹出方向を設定したり、あるいは、家具類の配置を変えて空調空気の流れが妨げられないようにしたりして、設定温度を高くすることなく、快適な暖房環境を得ることができるから、省エネ運転を推進することが可能になる。
なお、以上は、予め設定された表示速度で表示されるものであるが、表示時刻固定マーク225を押して一時的に静止画にし、再度、表示時刻固定マーク225を押して動画に戻したり、表示実際時刻カーソル273を移動して、一部を飛ばして所定の時刻における動画を表示させたりすることができる。また、表示開始時刻カーソル271をタッチすることによって、表示開始時刻カーソル271が示す時刻からの空調状況画像が時間を追って動画として繰り返し表示される。
また、表示速度は、表示速度変更マーク223を押すことによって変更することができる。例えば、実際の時間に対する表示する時間の割合(短縮率)を、表示速度変更マーク223を1回押す毎に順番に、1/25、1/50、1/100、1/25・・・に設定される。なお、ボタンに変えて、ダイヤルにしてもよい。
なお、表示方式変更マーク222は、図7および図8に示すような室内機100から室内900を見た通りの画像や、対向壁面901Cから室内機100を見た場合の画像や、室内900を上から見た場合の画像を選択したり、それぞれの画像において、使用人の位置を図形で表示したりすることを選択することを可能にするものである(これについては、別途詳細に説明する)。
(空気流れの表示)
以上は、空気流れを矢印71によって示し、その先端72が空気流れの方向を示し、矢印71を縁採る実線の太さ(または濃淡)によって空気流れの強弱を示している。すなわち、矢印71を縁採る実線を太(幅が広い、または濃い色彩)くして強風を、細(幅の狭い、または薄い色彩)くして弱風を示している。なお、本発明において、色彩とは無彩色および有彩色の何れかを意味している。
さらに、本発明は、空気流れを1つの矢印71によって描くものに限定するものではなく、空気流れを複数の流線によって描き、それぞれの流線の先端に矢印を付して、空気流れの方向を示すと共に、流線の間隔(流線の数)を変更して、あるいは、流線の間隔(流線の数)は一定にして、流線の太さ(幅)や流線の濃淡によって空気流れの強さを示してもよい。このとき、流線を実線、破線、点線の何れによって描いてもよい。さらに、熱分布を示す熱画像との関係において、空気流れの方向が明らかな場合は、流線の先端に付した矢印の記載を省略してもよい。
(空調状況画像の例−2)
図10〜図11b、本発明の実施の形態1に係る空気調和機における、空調状況画像を説明するものであって、分散(スイング)吹出によって暖房運転を実行した場合のリモコンの表示部の正面図である。
なお、図10〜図11b、至近の暖房運転における運転開始から、該運転が停止されるまでの空調状況画像が記憶装置90に記憶され、これを表示するものである。また、図8および図9と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
図10は、表示開始時刻が19:00に、表示終了時刻が20:15に、それぞれ設定され、表示実際時刻カーソル273が表示開始時刻に位置している。すなわち、運転開始(18:30)から30分が経過した表示開始時刻(19:00)における空調状況である。
調和空気は分散吹出によって、吹出目標地点に広がることから、調和空気の空気流れを示す矢印71の先端72は一点ではなく、所定の広さの範囲に及んでいる(動画における特定時刻の矢印71を表示しているため、矢印71は1個になっているが、仮に、特定時刻の前の矢印71を薄くし、特定時刻の矢印71を濃く表示すると、薄く表示された矢印71と濃く表示された矢印とが、ずれた状態で表示される)。
このため、矢印71の先端72に相当する位置を含む広がりを持った範囲に、略円形の中温範囲62が表示され、中温範囲62を取り囲むように環状の低温範囲63が表示され、高温範囲61が形成されている0の場合と比較して、中温範囲62も拡大している。
図11aにおいて、表示時刻が20:00になっているから、暖房開始から90分が経過している。このとき、表示時刻19:00の場合と比較して、高温範囲61および中温範囲62が床面903において顕著に拡大しているが、高温範囲61および中温範囲62が左壁面901Lおよび対向壁面901Cの床面903に近い範囲にまで拡大していない。
図11bにおいて、表示時刻が20:30であって、暖房終了(20:00)から30分が経過しているから、空気流れを示す矢印71は表示されない。しかし、床面903等は熱慣性を有する(温熱を蓄積している)ことによって、床面903が急激に冷却されることはなく、中温範囲62および低温範囲63が残っているものの、集中吹出のように局所的に高温に加熱されることがなかったことから、高温範囲61が消えている(図9b参照)。
以上のように、リモコン200の表示部240には、時間を追って空調状況画像が動画によって表示されるから、使用者は、室内900の空調状況を視覚によって知ることができる。
したがって、使用者は暖房が不充分であると感じて、設定温度を高くした場合であっても、実際は、調和空気の吹出方向の設定が適正でなかったり、あるいは、家具類によって空調空気の流れが妨げられていたりして、使用者が高温範囲61でない範囲に居ただけであったようなことに気づくことができる。
したがって、使用者は、次回または以降の運転時には、自分の位置が高温範囲61になるように、調和空気の吹出方向を設定したり、あるいは、家具類の配置を変えて空調空気の流れが妨げられないようにしたり、さらに、高温範囲61に移動したりして、設定温度を高くすることなく、快適な暖房環境を得ることができるから、省エネ運転を推進することが可能になる。
すなわち、暖房または冷房される範囲が、極端に狭い範囲に限定され、暖房または冷房の行き渡らない範囲があったり、反対に、過剰に広い範囲が無駄に暖房または冷房されていたり、使用者の居た位置が空気流れから離れていたりしたようなことが、分かる。
そのため、例えば、風向調整装置の調整を工夫するきっかけや、室内の家具類の設置位置を見直すきっかけ、あるいは使用者(ユーザー)が居るべき好適な位置を知るきっかけになる。
したがって、無駄な空調をすることなく快適な空調環境を得る指針が得られるため、快適な空調環境を維持したままで省エネを促進することができる。
また、以上は、暖房運転時におけるものを例示しているが、冷房運転においても同様な空調状況画像が動画によって表示されるから、使用者は、室内900の空調状況を視覚によって知ることができ、省エネ運転を推移することが可能になる。
なお、以上は、予め設定された表示速度で表示されるものであるが、表示時刻固定マーク225を押して一時的に静止画にし、再度、表示時刻固定マーク225を押して動画に戻したり、表示開始時刻カーソル271をヒットしたり、表示実際時刻カーソル273を運転開示時刻の方向に移動して、繰返し動画を表示させたりすることができる。
また、表示速度は、表示速度変更マーク223を押すことによって変更することができる。例えば、実際の時間に対する表示する時間の割合(短縮率)を、表示速度変更マーク223を1回押す毎に順番に、1/25、1/50、1/100、1/25・・・に設定される。なお、ボタンに変えて、ダイヤルにしてもよい。
なお、表示方式変更マーク222は、図7および図8に示すように、室内機100から室内900を見た通りの映像にしたり、対向壁面901Cから室内機100を見た場合の映像にしたり、室内900を上から見た場合の映像にしたり、それぞれの映像において、使用人の位置を図形で表示したりすることを、選択するものである(これについては、別途詳細に説明する)。
(空調状況画像の表示方式)
図12〜図15は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機におけるリモコンの表示部に表示される空調状況画像の表示方式を説明するためのリモコンの表示部の正面図であって、図12は暖房運転時に室内機に向かって見た空調状況画像、図13は暖房運転時に床面に向かって見た空調状況画像、図14は冷房運転時に室内機に向かって見た空調状況画像、図15は冷房運転時に床面に向かって見た空調状況画像である。なお、図8〜図11bと同じ部分または相当する部分には同じ符号を付し、一部の説明を省略する。
なお、図8〜図11bは、室内機100(設置壁面901A)から室内900を見た空調状況画像であるが、図12〜図15への表示方式の切換は、表示方式変更マーク222を押すことによって行う。
図12は、暖房運転時に対向壁面901C側から室内機100(設置壁面901A)方向を見た空調状況画像である。時間バー250、表示時刻枠260、表示実際時刻カーソル273、温度バー280、および運転モード枠290は、図8および図9に同じであるから、説明を省略する。
なお、室内撮像装置50が撮像した可視画像には、室内機100および設置壁面901Aが写っていないため、室内機100を設置する際に、室内機100の設置位置情報が予め入力されている。したがって、室内撮像装置50が撮像した可視画像と室内機100の設置位置情報とに基づいて、演算装置80は、室内機100が設置されている設置壁面901Aと室内機100から見て左側の左壁面901Lとの境界である垂直線905L、設置壁面901Aと室内機100から見て右側の右壁面901Rとの境界である垂直線905R、および床面903と設置壁面901Aとの境界である水平線904Aを演算によって決定している。
また、室内撮像装置50が撮像した可視画像は、対向壁面901Cに向かって見たものであるため、対向壁面901C側から室内撮像装置50自身に向かって見た画像に反転されている。そして、使用者の姿が人物マーク51によって表示されている。なお、使用者が移動した場合には、人物マーク51の位置も変動し、使用者が複数人の場合は、複数の人物マーク51が表示される。
なお、図8〜図11においても、表示方式変更マーク222を操作することによって、人物マーク51を表示させることができる。
暖房運転継続中に見える化マーク221が押された場合の床面903の熱分布を示す熱画像が、等温線の間を示す略円状ないし環状の高温範囲61、中温範囲62および低温範囲63を塗りつぶす色彩または模様によって示されて、空気流れ画像が矢印71によって示されている。
すなわち、運転開始(18:30)から2時間が経過した表示時刻(20:30)において、使用者は19:00〜20:00の1時間の時間帯の表示を希望し、表示実際時刻カーソル273が示す時刻(19:30)における空調状況画像が表示されている。空調状況として、調和空気の吹出目標地点に相当する位置(矢印71の先端72に相当する位置)を中心に、略円形の高温範囲61と、高温範囲61を取り囲む環状の中温範囲62と、中温範囲62を取り囲む環状の低温範囲63とが、表示されている。
したがって、使用者は、自分が室内機100を見て、自分の背中を見られた状態で、自分がどのような空調状況に居るのかを知ることができるから、無駄のない空調条件を設定したり、自分が移動したりすることによって、快適な空調環境を得ることができると共に、省エネを推進することができる。
図13は、図12に表示した空調状況画像を、床面903に向かって鉛直上方から見た空調状況画像にして表示したものであるから、図12と同じ内容についての説明を省略する。なお、図13には、人物マーク51が表示されていないが、表示方式変更マーク222を操作することによって、人物マーク51を表示させることができる。
図13は、床面903を直接真上から見た図に相当しているから、高温範囲61、中温範囲62、低温範囲63、あるいは、空気流れ画像が矢印71の状況(状況の変化)を、距離感覚を踏まえて知ることができるから、図12の表示と同様に、快適な空調環境を得ることができると共に、省エネを推進することができる。
図14は、冷房運転時に対向壁面901C側から室内機100(設置壁面901A)方向を見た空調状況画像である。時間バー250、表示時刻枠260、表示実際時刻カーソル273は、暖房運転時を示す図12および図13に同じであるが、温度バー280は、暖房運転時を示す図12および図13と相違している。
すなわち、温度バー280は、高温範囲286(例えば、28〜33℃)、中温範囲285(例えば、23〜28℃)、および低温範囲284(例えば、23℃以下)が、それぞれ色彩または模様(ハッチングや梨地)によって区分けされている。
そして、図12および図13と同様に、演算装置80は、垂直線905L、垂直線905Rおよび水平線904Aを演算によって決定している。
また、室内撮像装置50が撮像した可視画像は、対向壁面901Cに向かって見たものであるため、対向壁面901C側から室内撮像装置50自身に向かって見た画像に反転されている。そして、使用者の姿が人物マーク51によって表示されている。なお、使用者が移動した場合には、人物マーク51の位置も変動し、使用者が複数人の場合は、複数の人物マーク51が表示される。
なお、図8〜図11bにおいても、表示方式変更マーク222を操作することによって、人物マーク51を表示させることができる。
冷房運転継続中に見える化マーク221が押された場合の床面903の熱分布を示す熱画像が、等温線の間を示す略円状ないし環状の低温範囲64、中温範囲65、高温範囲66を塗りつぶす色彩または模様によって示されて、空気流れ画像が矢印73によって示されている。
すなわち、運転開始(18:30)から2時間が経過した表示時刻(20:30)において、使用者は19:00〜20:00の時間帯の表示を希望し、表示実際時刻カーソル273が示す時刻(19:30)における空調状況画像が表示されている。空調状況として、調和空気の吹出目標地点に相当する位置(矢印73の先端74に相当する位置)を中心に、略円形の低温範囲64と、低温範囲64を取り囲む環状の中温範囲65と、中温範囲65を取り囲む環状の高温範囲66とが、表示されている。
したがって、使用者は、自分が室内機100を見て、自分の背中を見られた状態で、自分がどのような空調状況に居るのかを知ることができるから、無駄のない空調条件を設定したり、自分が移動したりすることによって、快適な空調環境を得ることができると共に、省エネを推進することができる。
図15は、図14に表示した空調状況画像を、床面903に向かって鉛直上方から見た空調状況画像にして表示したものであるから、図14と同じ内容についての説明を省略する。なお、図15には、人物マーク51が表示されていないが、表示方式変更マーク222を操作することによって、人物マーク51を表示させることができる。
図15は、床面903を直接真上から見た図に相当しているから、高温範囲61、中温範囲62、低温範囲63、あるいは、空気流れ画像が矢印71の状況(状況の変化)を、距離感覚を踏まえて知ることができるから、図14の表示と同様に、快適な空調環境を得ることができると共に、省エネを推進することができる。
[実施の形態2]
図16〜図19bは、本発明の実施の形態2に係る空気調和機を説明するものであって、図16はリモコンの正面図、図17は、空調状況画像を表示する制御の流れを説明するフローチャートの一部、図18a〜図19bは、空調状況画像を説明するものであって、集中(スポット)吹出によって冷房運転を実行した場合のリモコンの表示部の正面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、一部の説明を省略する。また、各図は模式的に描いたものであって、本発明は図示された形態に限定するものではない。
(リモコン)
図16において、空気調和機2000の室内機300が有するリモコン(以下「リモコン」と称す)400は、空調状況画像の送信を請求する空調状況画像請求部220に、表示部240に表示する空調状況画像の実際の時間の長さである空調状況画像実際時間(以下、「画像実際時間」と称す)を設定する表示時間設定マーク227が設けられている。
したがって、使用者は、表示時間設定マーク227を操作することによって、現在時刻から設定された画像実際時間(例えば、6時間または12時間等)だけ遡った時刻から現在時刻までの空調状況画像を表示させることができる。したがって、今回の運転時だけでなく、前回あるいは前前回の運転時の空調状況画像を、リモコン400の表示部240に表示することが可能になっている。
このとき、制御装置70は、設定された画像実際時間に対応した記憶装置90が記憶する最大記憶容量(空調状況画像の数に相当する)を算定する。
図17において、制御のフローは室内機100(実施の形態1)と原則同じである。
すなわち、室内機100は、運転が再開された際(S21)、記憶装置90が記憶している空調状況画像が全て消去される(S27)のに対し、室内機300は、運転が再開された場合(S21)でも、最大記憶容量に達するまでは、記憶装置90に空調状況画像データが記憶される。すなわち、運転が再開された場合(S21)、それぞれ予め設定されたインターバル(例えば、10秒毎)で、室内撮像装置50は室内900を撮像して可視画像を取得し、これを制御装置70に送るステップ(図6aのS3)に戻り、これ以降のステップを実行する。
したがって、室内機100では、表示部240には、今回の運転における指定された時間帯の空調状況画像が表示されるのに対し、室内機300では、画像実際時間内である限り、前回あるいは前前回の運転における指定された時間帯の空調状況画像であっても表示される。
(空調状況画像の例−3)
図18a〜図19bは、室内機300が、集中(スポット)吹出で冷房運転をしている場合の、リモコン400の表示部240の正面図であって、調和空気が室内機300(手前にあるため図示されない)から略水平方向に吹き出されている。
図18a〜図19bにおいて、表示部240には、暖房運転(図8a〜図9b参照)の場合と同様に、帯状の時間バー250と、表示開始時刻カーソル271(白抜き△)と、表示終了時刻カーソル272(白抜き△)と、表示実際時刻カーソル273(塗り潰し▼)と、帯状の温度バー280と、運転モード枠290とが表示されている。
図18aにおいて、画像実際時間が6時間に設定された場合であって、時間バー250には、現在時刻(20:30)が表示されると共に、現在時刻(20:30)を5時間だけ遡る時刻である15:30分以降における前回の運転開始時刻(15:00)から前回の運転終了時刻(16:00)との間と、今回の運転開始時刻(16:30)から今回の運転終了時刻(19:00)との間とが着色(色分け)され、これを除く時間帯(16:00〜16:30および19:00〜20:30)が無色(色分け)されて、運転されていないことが一目で分かるようになっている。
そして、使用者によって、表示開始時刻カーソル271が15:10に、表示終了時刻カーソル272が19:00にそれぞれ移動され、表示実際時刻カーソル273が表示時刻(15:10)に対応した時間バー250の位置に移動している。表示実際時刻カーソル273は、設定されている表示(再生)速度で、移動する。
なお、使用者は、表示実際時刻カーソル273を移動させたり、表示時刻戻りマーク224や表示時刻進みマーク226を操作したりすることによって、表示時刻を変更することができるから、希望する時刻における空調状況画像を表示させることができる。
また、表示時刻固定マーク225を押すことによって、空調状況画像を静止画にして見ることができる(室内機100に同じ)。
また、表示を希望する時間帯は、表示開始時刻カーソル271および表示終了時刻カーソル272に直接タッチして、これを移動することによって設定することができる。
また、冷房運転であるため、温度バー280には、高温範囲286(例えば、28〜33℃)、中温範囲285(例えば、23〜28℃)、および低温範囲284(例えば、23℃以下)が、それぞれ色彩または模様(ハッチングや梨地)によって区分けされている。
そして、床面903の熱分布を示す熱画像が、等温線の間を示す略円状ないし環状の高温範囲61、中温範囲62および低温範囲63を塗りつぶす色彩または模様によって示されて、空気流れ画像が矢印71によって示されている。
運転開始(15:00)から10分が経過した表示時刻(15:10)における、調和空気の吹出目標地点に相当する位置(矢印73の先端74に相当する位置)を中心に、床面903には、略円形の低温範囲64と、低温範囲64を取り囲む環状の中温範囲65とが表示されている。このとき、冷房開始からの時間が短いため、冷房は床面903の限られた範囲を冷却するだけであって、中温範囲65の周囲は、冷房開示時における33℃以上の温度になっている。
図18bにおいて、表示実際時刻カーソル273は自動的に移動して、表示時刻が16:00になっているから、冷房開始から60分が経過している。このとき、表示時刻15:10(10分経過後)の場合と比較して、低温範囲64および中温範囲65が拡大し、中温範囲65の周囲に高温範囲66が現れている。
図19aにおいて、表示実際時刻カーソル273は自動的に移動して、表示時刻が18:30になっているから、前回の冷房運転(運転時間が1時間)を終了した後、30分の運転を停止し、今回の冷房運転を再開してから10分後の空調状況を表示している。
すなわち、今回の冷房運転を再開してから10分が経過しただけであるが、前回の冷房運転において床面903は冷却され、熱慣性を有しているため、前回の冷房運転を開始して10分後の空調状況(図18a)と比較して、冷房範囲は広がっている。すなわち、低温範囲64および中温範囲65はより広く、中温範囲65の周囲に高温範囲66が現れている。
図19bにおいて、表示実際時刻カーソル273は移動して、表示時刻が19:00になっているから、今回の冷房運転を開始してから2時間30分が経過しているため、床面903は広い範囲が冷却され、十分に広い低温範囲64が表示され、低温範囲64の周囲に中温範囲65と、中温範囲65の周囲に高温範囲66とが、それぞれ表示され、冷却されない(冷却が顕在化しない)33℃超えの範囲は、床面903の一部に限られている。
以上のように、リモコン400の表示部240には、今回の冷房運転時だけでなく、前回の冷房運転時における空調状況画像が、希望する時間帯について時間を追って動画によって表示される。このため、使用者は、室内900の空調状況を視覚を通して知ることができる。室内機100(実施の形態1)と同様に、調和空気の設定温度や吹出方向の設定が不適正であったり、あるいは、家具類の配置が不適正であったりすること等に気付くことができる。
特に、前回または前前回等の冷房運転における空調状況画像の推移や、冷房運転中断における空調状況画像の推移を知ることができるから、運転再開時の調整要領や、冷房運転中断における対応(例えば、冷房運転を再開しなくて冷却された範囲が散在する等)についての知見を得ることができる。
例えば、表示開始時刻カーソル271を16:00に、表示終了時刻カーソル272
を16:30に設置して、表示実際時刻カーソル273が表示終了時刻カーソル272の位置に到達したところで、表示開始時刻カーソル271にタッチすれば、冷房運転を停止している間における熱慣性の様子を繰り返し見ることができる。
よって、設定温度を低くすることなく、あるいは、冷房中断時間を延長して、快適な冷房環境を得ることができるから、省エネ運転を推進することが可能になる。なお、前記のように、表示部240の表示方式は、表示方式変更マーク222を操作することによって変更することができる(図14および図15参照)。
また、以上は、冷房運転時におけるものを例示しているが、暖房運転においても同様な空調状況画像が動画によって表示されることができ、同様の作用効果を得ることができる。
さらに、表示を希望する時間帯の設定、表示を繰り返す要領は、実施の形態1に同じである。
1 室内機本体、2 前面パネル、3 吸込口、4 熱交換器、4a 熱交換前部分、4b 熱交換上前部分、4c 熱交換上後部分、5 送風機、6 風路、7 吹出口、8 ドレンパン、8a 上面、8b 下面、9 上下風向板、9a 前上下風向板、9b 後上下風向板、10 左右風向板、10L 左側左右風向板群、10R 右側左右風向板群、10a〜10h 左右風向板、20L 左側連結棒、20R 右側連結棒、30L 左側駆動手段、40 本体交信装置、50 室内撮像装置、51 人物マーク、60 熱画像検知装置、61 高温範囲、62 中温範囲、63 低温範囲、64 低温範囲、65 中温範囲、66 高温範囲、70 制御装置、71 空気流れ画像を示す矢印、72 先端、73 吹出目標地点に相当する位置を示す矢印、74 先端、80 演算装置、90 記憶装置、100 室内機(実施の形態1)、200 リモコン(実施の形態1)、201 液晶画面、202 リモコン記憶手段、210 空調条件入力部、211 運転モード切換マーク、212 運転開始終了マーク、213 温度設定マーク、214 吹出設定マーク、220 空調状況画像請求部、221 見える化マーク、222 表示方式変更マーク、223 表示速度変更マーク、224 表示時刻戻りマーク、225 表示時刻固定マーク、226 表示時刻進みマーク、227 表示時間設定マーク、230 リモコン交信部、240 表示部、250 時間バー、260 表示時刻枠、271 表示開始時刻カーソル、272 表示終了時刻カーソル、273 表示実際時刻カーソル、280 温度バー、281 高温範囲、282 中温範囲、283 低温範囲、284 低温範囲、285 中温範囲、286 高温範囲、290 運転モード枠、300 室内機(実施の形態2)、400 リモコン(実施の形態2)、900 室内、901A 設置壁面、901C 対向壁面、901L 左壁面、901R 右壁面、902L 垂直線、902R 垂直線、903 床面、904A 水平線、904C 水平線、904L 傾斜線、904R 傾斜線、905L 垂直線、905R 垂直線、1000 空気調和機(実施の形態1)、2000 空気調和機(実施の形態2)。

Claims (7)

  1. 吸込口および吹出口がそれぞれ形成され、室内に設置される室内機本体と、
    前記吸込口から室内空気を吸い込んで、前記吹出口に至る風路を形成する送風機と、
    前記風路に設置され、冷凍サイクルの一部を実行する熱交換器と、
    前記吹出口に設置され、前記熱交換器において調和空気の吹き出し方向を調整する風向調整装置と、
    前記室内を撮像する室内撮像装置と、
    前記室内の熱画像を取得する熱画像検知装置と、
    前記熱交換器、前記送風機および前記風向調整装置を制御する運転制御情報を、前記熱交換器、前記送風機および前記風向調整装置に送信する制御装置と、
    前記運転制御情報に基づいて前記吹出口から吹き出された空気の流れを演算により求めると共に、前記室内撮像装置が撮像した画像である可視画像の上に、前記演算により求めた空気流れおよび前記熱画像検知装置が取得した温度分布を示す熱画像を重ねた画像である空調状況画像を、予め設定された時間間隔毎に作成する演算装置と、
    前記作成された空調状況画像を記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶された前記作成された空調状況画像の一部の送信を請求するための空調状況画像請求手段と、該空調状況画像請求手段によって請求された前記作成された空調状況画像の一部を受信する空調状況画像受信手段と、前記受信した空調状況画像について表示させる時間帯を設定する表示時間帯設定手段と、該表示時間帯設定手段によって設定された時間帯における前記受信した空調状況画像を動画によって表示する表示部と、を具備するリモコンと、
    を有し、
    前記リモコンは、前記表示部に前記設定された時間帯における前記受信した空調状況画像の動画による表示を実施した後に、前記表示部を止まった状態に維持する空気調和機。
  2. 前記リモコンは、前記設定された時間帯における前記受信した空調状況画像の動画による表示を繰り返し実行するための繰り返し表示指示手段を具備し、
    前記繰り返し表示指示手段が操作された際、前記設定された時間帯における前記受信した空調状況画像の動画が、繰り返し表示される請求項1記載の空気調和機。
  3. 前記空調状況画像請求手段が操作された際、至近の運転開始時刻から前記空調状況画像請求手段が操作された時刻までの時間帯における前記空調状況画像が、前記リモコンに送信される請求項1または2記載の空気調和機。
  4. 前記表示部がタッチパネル式の液晶であって、前記至近の運転開始時刻および前記空調状況画像請求手段が操作された時刻までの時間帯が、帯状の時間バーによって表示され、
    前記表示時間帯設定手段が、表示時間帯の開示時刻を設定する表示開始時刻マークと、表示時間帯の終了時刻を設定する表示終了時刻マークとから形成され、
    前記表示開始時刻マークおよび前記表示終了時刻マークは、前記時間バーに沿って移動させることができる請求項3記載の空気調和機。
  5. 前記リモコンに、戻り時間だけ遡った時刻からの前記空調状況画像の送信を請求するための送信時間設定手段が設けられ、
    該送信時間設定手段によって戻り時間が設定される、前記空調状況画像請求手段が操作された際、前記空調状況画像請求手段が操作された時刻から前記設定された戻り時間だけ遡った時刻から、前記空調状況画像請求手段が操作されるまでの時間帯における前記空調状況画像が、前記リモコンに送信される請求項1または2記載の空気調和機。
  6. 前記表示部がタッチパネル式の液晶であって、前記リモコンに、戻り時間だけ遡った時刻からの前記空調状況画像の送信を請求するための送信時間設定手段が設けられ、該送信時間設定手段によって戻り時間が設定されると、前記空調状況画像請求手段が操作された時刻から前記設定された戻り時間だけ遡った時刻から、前記空調状況画像請求手段が操作された時刻までの時間帯が、帯状の時間バーによって表示され、
    前記表示時間帯設定手段が、表示時間帯の開示時刻を設定する表示開始時刻マークと、表示時間帯の終了時刻を設定する表示終了時刻マークとから形成され、
    前記表示開始時刻マークおよび前記表示終了時刻マークは、前記時間バーに沿って移動させることができる請求項5記載の空気調和機。
  7. 前記表示部に実際に表示されている前記空調状況画像に対応した時刻を示す表示実際時刻マークが、前記時間バーに沿って表示され、
    前記表示実際時刻マークが移動された際、前記移動後の表示実際時刻マークが示す時刻に対応した前記空調状況画像が、前記表示部に表示される請求項4または6記載の空気調和機。
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