JP5502619B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は空調システムに用いられる表示装置に関する。
従来、例えば特許文献1のように対象室の複数の空調用機器を制御する空調システムが知られている。この空調システムでは、空調用機器として備えた室内機と床暖房装置を室温と床面温度が利用者にとって快適な温度になるように制御している。
特開2003−120945号公報
ところで、特許文献1の空調システムは、複数の空調用機器を制御した結果として、対象室における快適度(対象室の快適性の度合い)が推移するものであるが、この快適度の推移を利用者が明確に認識できない。このため、利用者は、適切な空調運転がなされているか、エネルギーが無駄に消費されていないか等の不安を感じる恐れがある。また、エネルギー消費を抑えた空調を行った場合等に利用者に充分な満足感を与えることができず、エネルギー消費を抑えたエコ運転を行う強い動機付けを与えることができなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、複数の空調用機器を連携制御して空調が行われたときの快適度の推移を容易に認識できる空調システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の表示装置は、快適度検知手段により検知した対象室の検知快適度が、設定された目標快適度に近づくよう複数の空調用機器を連携制御する空調システムの表示装置であって、前記検知快適度の推移と前記目標快適度を表示する表示部を備え、前記空調システムは、前記複数の空調用機器を連携して自動制御する連携制御モードと前記複数の空調用機器を個別に操作する個別操作モードを備えたものであって、前記表示部が、画面上で操作されることにより前記連携制御モードと個別操作モードを切り替える操作部を表示するものであることを特徴とする。
また、前記空調用機器がエネルギーを無駄に消費するロス運転がなされた場合にその旨を報知するロス運転報知手段を備えることが好ましい。
また、前記空調用機器がエネルギー消費の小さいエコ運転がなされた場合にその旨を報知するエコ運転報知手段を備えることが好ましい。
また、前記表示部が選択された過去の任意の時間帯における前記空調用機器の運転状況を表示するものであることが好ましい。
本発明にあっては、複数の空調用機器を連携制御して空調が行われたときの快適度の推移を容易に認識できる。
本実施形態の表示装置によって表示される、トップ画面、快適度グラフ画面、運転状況画面、及び運転履歴画面を示す説明図である。 表示装置が用いられる空調システムを示す説明図である。 空調システムのブロック図である。 送風手段の説明図であり、(a)は攪拌運転時の状態を示し、(b)は室外空気取込運転時の状態を示している。 空調システムのフローである。 空調システムの制御に用いられる快適領域を床面温度と中間部室温との関係で示したグラフである。 表示装置のトップ画面と個別機器操作画面を示す説明図である。 (a)〜(c)は表示装置によって表示される送風手段のアイコンを示す図である。 (a)〜(d)はロス運転の判定を示すグラフである。
本発明の実施形態の表示装置25が用いられる空調システムについて説明する。図2及び図3に示すように本実施形態の空調システムは、空調用機器として、建物の一室からなる対象室1の上部に設けられた温度調節手段2、対象室1の床暖房を行う床暖房手段3、及び対象室1内の空気を攪拌する送風手段4を備えている。加えて、表示装置25、快適度検知手段、及び制御手段5を備え、このうち表示装置25は空調システムの操作手段としても利用される。
図2に示すように温度調節手段2は対象室1の壁面の上端部に取り付けられたエアコンディショナーの室内機からなり、対象室1内に暖気を送る暖房運転と対象室1内に冷気を送る冷房運転を切り替えて行えるものである。床暖房手段3は対象室1の床に設けられた床暖房装置からなり、対象室1の床面を加温して床暖房を行う。
送風手段4は対象室1内の空気を循環させる機能と対象室1内に室外空気を取り込む機能を有するパネル装置4aで構成されている。すなわち、送風手段4は室外空気取込手段を兼ねている。パネル装置4aは建物の間柱間に設置されて対象室1の壁面の一部を構成する。
図4に示すようにパネル装置4aの上下の端部には対象室1内に開口する上側通気口6と下側通気口7の夫々が設けられている。パネル装置4a内には、上側通気口6と下側通気口7を通じさせる通気路16が形成されている。通気路16には正逆両方向に回転駆動する循環用ファン17が設けられている。通気路16の下端部は外気取込口18を介して屋外に通じ、通気路16には外気取込口18又は下側通気口7を選択的に閉塞する切替ダンパ19が設けられている。
図4(a)のように切替ダンパ19により外気取込口18を閉塞した状態で、循環用ファン17を回転駆動させることで、対象室1内の空気は循環する。すなわち、循環用ファン17を一方向に回転させると、図2の矢印aのように対象室1内の天井近傍の空気が上側通気口6から通気路16内に吸い込まれると共にこの空気が矢印bに示すように下側通気口7を介して対象室1内の床近傍に送られる。以下、この運転を下向き送風運転という。逆に循環用ファン17を下向き送風運転時とは逆方向に回転させることで、図2の矢印cのように対象室1内の床近傍の空気が下側通気口7から通気路16内に吸い込まれると共にこの空気が矢印dに示すように上側通気口6を介して対象室1内の天井近傍に送られる。以下、この運転を上向き送風運転といい、この上向き送風運転と前記下向き送風運転をまとめて攪拌運転という。
また、図4(b)のように切替ダンパ19で下側通気口7を閉塞した状態で、循環用ファン17を上向き送風運転時と同方向に回転駆動させると、室外空気(屋外空気)が外気取込口18、通気路16、及び上側通気口6を経て対象室1内に取り込まれる。以下、これを室外空気取込運転という。なお、本実施形態のパネル装置4aは室外空気が上側通気口6から対象室1内に取り込まれるようにしたが、下側通気口7から対象室1内に取り込まれるようにしても構わない。
前記快適度検知手段は対象室1の空調環境の指標となる快適度を検知するために用いられる。この快適度は利用者の温冷感を示す指標となるPMV(Predicted Mean Vote:予測平均温冷感申告)値であり、室温の他、湿度、輻射温度、風速、着衣量、及び活動量をパラメーターとして決定される。
快適度検知手段は、図2及び図3に示す、室温検知手段8、天井面温度検知手段9、壁面温度検知手段10、床面温度検知手段11、人体検知手段12、及び湿度検知手段13で構成され、検知手段8〜13で検知した情報に基づいて快適度が算出される。
図2のように対象室1には、室温検知手段8として、上部室温検知手段8a、中間部室温検知手段8b、及び下部室温検知手段8cが設けられている。上部室温検知手段8a及び下部室温検知手段8cの夫々はパネル装置4aの上端部と下端部に設けられた温度センサーからなり、対象室1内の上部と下部の夫々の室温を検知する。中間部室温検知手段8bは対象室1の壁面に設けられた表示装置25が有する温度センサーからなる。表示装置25は対象室1の中程の高さ位置に設けられ、中間部室温検知手段8bは上下方向において上部室温検知手段8aと下部室温検知手段8cの間に配置されている。
天井面温度検知手段9は対象室1の天井に設けられ、対象室1の天井面の温度を検知する。壁面温度検知手段10はパネル装置4aに設けられ、パネル装置4aの対象室1内に臨む面の温度を検知する。湿度検知手段13は対象室1の壁に設けられて対象室1内の湿度を検知する湿度センサーからなる。人体検知手段12は対象室1の壁の上部又は天井に設けられて対象室1内に居る人の動きを検知する人感センサーからなる。
また、本実施形態の暖房システムは、前記快適度検知手段を構成する検知手段8〜13の他に、室外空気温度検知手段14を備えている。室外空気温度検知手段14は屋外やパネル装置4aの外気取込口18等の室外空気(屋外空気)の温度を検知可能な箇所に設けられた温度センサーからなる。
図3のように制御手段5は、温度調節手段用制御部21、床暖房手段用制御部22、送風手段用制御部23、及びこれらを制御するコントローラー24で構成されている。
温度調節手段用制御部21、床暖房手段用制御部22、及び送風手段用制御部23は、制御対象である温度調節手段2、床暖房手段3、送風手段4の夫々の運転状況の情報をコントローラー24に送信する。床暖房手段用制御部22は床面温度検知手段11と通信し、床面温度検知手段11で検知した情報を集中制御部であるコントローラー24に送信する。送風手段用制御部23は、上部室温検知手段8a、下部室温検知手段8c、壁面温度検知手段10、湿度検知手段13、室外空気温度検知手段14の夫々と通信し、これら検知手段8a,8c,10,13,14で検知した情報をコントローラー24に送信する。
コントローラー24は表示装置25に設けられ、温度調節手段用制御部21、床暖房手段用制御部22、及び送風手段用制御部23を介して、温度調節手段2、床暖房手段3、送風手段4の夫々を制御する。また、コントローラー24は、中間部室温検知手段8b、天井面温度検知手段9、及び人体検知手段12と通信し、これら検知手段8b,9,12で検知した情報を取得する。
表示装置25はタッチパネルからなる表示部26(図1参照)を備えた操作器からなり、表示部26を対象室1内に向けた状態で対象室1の壁に設けられる。空調システム運転時には、表示部26に、図1に示されるトップ画面27、快適度グラフ画面28、運転状況画面29、運転履歴画面30、及び図7に示される個別機器操作画面31等の中から選択された任意の画面が表示される。
トップ画面27には、図1のように操作部として画面切替部36〜39が並べて表示され、さらにこれら画面切替部36〜39に対応する位置にはモード切替部32、入切部33〜35が表示される。
各画面切替部36〜39には、切替対象となる画面を容易に認識できるよう、「快適度推移」、「エアコン」、「床暖房」、「空気循環」の文字が夫々表示される。画面切替部36を押し操作することで、快適度グラフ画面28が切替表示される。画面切替部37,38,39を押し操作することで、温度調節手段2用の個別機器操作画面31(図7参照)、床暖房手段3用の個別機器操作画面(図示せず)、送風手段4用の個別機器操作画面(図示せず)の夫々が切替表示される。
モード切替部32を押し操作することで、運転モードを連携制御モード又は個別操作モードのいずれかに選択的に切り替えられる。個別操作モードに切り替えた状態では、入切部33〜35を押し操作することで、温度調節手段2、床暖房手段3、送風手段4の夫々の運転・停止が切り替えられる。
各個別機器操作画面31は、対応する温度調節手段2、床暖房手段3、送風手段4の夫々の個別操作モード時における制御方法を個別に設定するために用いられる。
図7のように、温度調節手段2用の個別機器操作画面31には、操作部として冷房・暖房選択部40、温度設定部41、及び風量設定部42が表示される。これらを押し操作することで、個別操作モードにおける、温度調節手段2の暖房運転と冷房運転の切替えや、温度設定、風量設定が行われる。また、図示は省略するが、床暖房手段3用の個別機器操作画面及び送風手段4用の個別機器操作画面では、床暖房手段3の暖房レベルの設定や、送風手段4の風量設定、攪拌運転と室外空気取込運転の切替え、上向き送風運転と下向き送風運転の切替えが夫々行われる。また、各個別機器操作画面31には切替部57が表示され、切替部57を操作することでトップ画面27が切替表示される。
図1に示す快適度グラフ画面28には操作部として画面切替部43〜46が表示される。画面切替部43〜46を押し操作することで、トップ画面27、設定画面(図示せず)、運転状況画面29、及び運転履歴画面30の夫々が切替表示される。このうち、設定画面では、連携制御モードの運転時における、対象室1の目標の快適度を設定することができる。以下、この快適度を設定快適度という。
運転状況画面29及び運転履歴画面30の夫々には、操作部として画面切替部75,76が表示され、これら画面切替部75,76を押し操作することで、快適度グラフ画面28が切替表示される。
連携制御モードでの運転を行うには、前記設定画面にて設定快適度を設定し且つモード切替部32を操作して連携制御モードに切り替える。これによって、コントローラー24により、温度調節手段2、床暖房手段3、及び送風手段4を連携制御して行う以下の連携制御運転が実行される。
図5に示すように連携制御運転時には設定快適度に基づいて目標快適度が設定される(S1)。目標快適度の設定にあたっては、まず人体検知手段12で検知した情報から対象室1内に居る人の活動量が多いか否かが判定される。そして、肯定されると設定快適度から所定PMV値(例えば0.5)を差し引いた値が目標快適度として設定され、否定されると設定快適度がそのまま目標快適度として設定される。なお、この目標快適度の設定は所定時間毎に行われるものであるが、連携制御運転開始時にのみ設定されるものであってもよい。
連携制御運転時には、所定時間(例えば5分)毎に、環境情報の取得(S2)、これら取得データに基づく判定(S3,S4)、これら判定に基づく機器の制御(S5,S6)がなされる。
S2では、検知手段8a〜8c,9〜14の検知により環境データが取得される。S3では、S2で取得した環境データと、温度調節手段2と送風手段4の運転状況、及び日付情報に基づいて現在の快適度(PMV値)が算出される。
ここで、中間部室温検知手段8b、人体検知手段12、及び湿度検知手段13により取得した情報は室温、活動量、湿度の夫々の指標となり、天井面温度検知手段9、壁面温度検知手段10、及び床面温度検知手段11で検知した情報は輻射温度の指標となる。また、温度調節手段2と送風手段4の運転状況の情報は風速の指標となり、日付情報は着衣量の指標となる。従って、これら情報に基づいて、室温、湿度、輻射温度、風速、着衣量、及び活動量をパラメーターとしたPMV値からなる現在の快適度を算出することができる。以下、この算出した快適度を検知快適度という。
S4では、S1で得た目標快適度と、S2で取得した環境データ、及びS3で得た検知快適度に基づいて、表1に示す以下の判定(1)〜(11)を行う。
Figure 0005502619
なお、表1の判定(6)、(7)に記載された快適領域とは図6のハッチングで示したエリアである。また、判定(8)で用いられる目標床温は表示装置25により予め設定され、例えば25℃に設定される。また、判定(9)で用いられる目標室温は以下の表2により決定される。
Figure 0005502619
S5では温度調節手段2、床暖房手段3及び送風手段4の制御方法が決定され、これに基づいてS6では温度調節手段2、床暖房手段3、及び送風手段4が制御される。
具体的には、判定(1)〜(11)の全てが否定された場合、温度調節手段2及び床暖房手段3は前回判定後の運転状態で維持される。また、送風手段4は判定(5),(9)で肯定される場合を除き停止される。
また、判定(1)〜(11)が肯定された場合は、肯定された判定に応じて表1の制御方法の欄に記載した制御がなされる。なお、判定(1)〜(11)のうち、肯定する判定が複数ある場合は、予め設定された順序に従って、肯定した各判定に応じた制御方法の変更が行われ、最終的に変更された制御方法により温度調節手段2、床暖房手段3、送風手段4が制御される。
このように本実施形態の空調システムでは、判定(1)〜(11)に基づく制御により、温度調節手段2及び床暖房手段3に送風手段4を加えた三者を連携制御して検知快適度を目標快適度に近づけることができる。
また、図5のS6では表示装置25の表示部26で表示される内容が更新されるようになっている。以下、表示部26で表示される画面について詳述する。
図1及び図7のようにトップ画面27、快適度グラフ画面28、運転状況画面29、運転履歴画面30、及び個別機器操作画面31の夫々には、その画面名称59と現在日時60が表示される。
トップ画面27のモード切替部32と入切部33〜35の夫々には、「切/入」という文字と、入切表示48〜51が表示される。各入切表示48〜51は点灯表示の有無により、連携制御モードや機器の入切状態を認識させる。すなわち、モード切替部32の入切表示48を見ることで、現在の運転モードが連携制御モード又は個別操作モードのいずれであるかを認識できる。また、入切部33の入切表示49、入切部34の入切表示50、入切部35の入切表示51を見ることで、温度調節手段2、床暖房手段3、送風手段4の夫々が運転状態又は停止状態のいずれの状態にあるかを認識できる。
画面切替部37〜39には、個別操作モード運転時における温度調節手段2、床暖房手段3、送風手段4の夫々の設定を文字と点灯表示の数により簡易的に表す簡易表示53〜55が表示される。
快適度グラフ画面28には、検知快適度の推移(図1中e)と目標快適度(図1中f)の推移を表す快適度グラフ56が表示される。快適度グラフ56は、横軸を時刻、縦軸を快適度として、運転当日の0時〜24時までの範囲における現在までの検知快適度の推移と目標快適度の推移を折れ線グラフで表す。前記検知快適度の推移を示す線と目標快適度の推移を示す線は、快適度グラフ56において異なる色で表示される。なお、検知快適度の推移と目標快適度の推移は、所定時間前から現在時刻までの範囲を表示するものであってもよく、さらに前記所定時間が表示装置25を操作することによって変更できるようにしてもよい。
快適度グラフ56では、エネルギーを無駄に消費するロス運転と、エネルギー消費の小さいエコ運転がなされた場合に、これらロス運転とエコ運転が通常運転と区別して表示されるようになっている。
ロス運転の判定は、コントローラー24によって以下の表3の条件(1)〜(3)のいずれかを一つでも満たした場合になされる。
Figure 0005502619
条件(1)は、温度調節手段2が冷房運転され、且つ検知快適度が目標快適度より高く、且つ図9(a)に示すように所定時間t1内における検知快適度の変化が基準勾配値よりも大きいことである。表3ではt1=15(分)に設定されている。
条件(2)は、温度調節手段2が暖房運転され、且つ検知快適度が目標快適度より低く、且つ図9(b)に示すように所定時間t2内における検知快適度の変化が基準勾配値よりも小さいことである。表3ではt2=15(分)に設定されている。
条件(3)は、温度調節手段2の冷房運転を終えてから所定時間t3以内であり、且つ図9(c)に示すように検知快適度の上昇が一定勾配以上となることである。表3ではt3=30(分)に設定されている。
条件(4)は、温度調節手段2の暖房運転を終えてから所定時間t4以内であり、且つ図9(d)に示すように検知快適度の下降が一定勾配以上となることである。表3ではt4=30(分)に設定されている。
つまり、本実施形態では、温度調節手段2の運転状況、検知快適度と目標快適度の比較、及び検知快適度の推移と予め設定された検知快適度の基準推移の比較に基づいてロス運転が行われたか否かが判定される。
一方、エコ運転の判定は、コントローラー24によって以下の表4の条件(5)〜(8)のいずれかを一つでも満たした場合になされる。
Figure 0005502619
条件(5)は、現在季節が夏であると判定され、且つ温度調節手段2が停止され、且つ送風手段4の室外空気取込運転によって検知中間部室温が所定時間t5以内にT14℃以上下げられたことである。なお、条件(5)及び以下の条件(6)〜(8)における季節の判定はカレンダー機能により所得した日付データに基づいて行われる。また、表4ではt5=1(時間)、T14=3(℃)に設定されている。
条件(6)は、現在季節が冬であると判定され、且つ人体検知手段12の検知情報から対象室1内に居る人の活動量が多いと判定され、且つ温度調節手段2又は床暖房手段3の少なくとも一方の設定温度がT15℃以上下げられたことである。表4ではT15=2(℃)に設定されている。
条件(7)は、現在季節が冬であると判定され、且つ温度調節手段2が停止され、且つ送風手段4の攪拌運転により検知中間部室温がT16以上上げられたことである。表4ではT16=2(℃)に設定されている。
条件(8)は、現在季節が冬であると判定され、且つ温度調節手段2が停止され、且つ運転初期の検知中間部室温がT17℃以上で、且つ、所定時間t6での検知中間部室温の低下幅がT18℃以下であることである。表4ではT17=24(℃)、t6=1(時間)、T18=0.5(℃)に設定されている。
つまり、本実施形態では、カレンダー機能により所得した日付データ、温度調節手段2、床暖房手段3、送風手段4の夫々の運転状況、及び中間部室温検知手段8bの検知結果に基づいてエコ運転が行われたか否かが判定される。
既述の制御により現在の運転状態が通常運転、ロス運転、及びエコ運転のいずれであるかが判定される。そして、快適度グラフ56上では、通常運転と判定された時間帯にあっては地色(白色)、ロス運転と判定された時間帯にあっては赤色、エコ運転と判定された時間帯にあっては青色が夫々付されて表示される。つまり、本実施形態では、快適度グラフ56を表示する表示部26が、ロス運転がなされた旨を報知するロス運転報知手段と、エコ運転がなされた旨を報知するエコ運転報知手段を構成している。なお、ロス運転報知手段やエコ運転報知手段はその他の表示や音等でロス運転やエコ運転を報知するものであってもよい。
上記のように通常運転、ロス運転、及びエコ運転が異なる色で表示された快適度グラフ56を見ることで、利用者は過去と現在の運転状態を容易に認識することができる。
また、快適度グラフ56では、通常運転がなされた時間帯64、ロス運転がなされた時間帯65、及びエコ運転がなされた時間帯66の夫々は縦線63で仕切られる。これら縦線63で仕切られたエリアは当該時間帯の運転履歴画面30の夫々を切替表示するための画面切替部67になる。
運転状況画面29は、空調用機器の現在の運転状況をアイコン69〜73で表す画面である。この運転状況画面29には、温度調節手段2、床暖房手段3、送風手段4、及び室内照明(図示せず)の夫々を示すアイコン69〜72が並べて表示される。また、運転状況画面29には人体検知手段12で検知した情報から対象室1内に居る人の活動量が多い場合にのみ、人を示すアイコン73が表示される。
アイコン69〜72は、対応する空調用機器の現在の運転状況に応じてその絵柄や色調が変更される。具体的には、温度調節手段2、床暖房手段3、送風手段4、及び室内照明の夫々を示すアイコン69〜72は対応する機器の現在の運転の有無に応じて色調や絵柄を変化させて表示される。
温度調節手段2を示すアイコン69は、暖房運転時には赤色、冷房運転時には青色で表示されて、冷房・暖房の違いが色によって区別できるようになっている。また、送風手段4を示すアイコン71は、送風手段4が運転状態にあるとき、温度調節手段2が暖房運転されている際には赤色、冷房運転がされている時には青色で表示される。同アイコン71は、送風手段4が運転状態にあるときに、温度調節手段2が停止されている際には図8(a)に示す絵柄で表示されると共に温度調節手段2が運転されている際には図8(c)に示す絵柄で表示される。また、同アイコン71は、送風手段4が現在室外空気取込運転状態にあるとき、図8(b)に示す絵柄で表示される。
運転履歴画面30は、空調用機器の過去の任意の運転状況を前記アイコン69〜73で表す画面であり、運転状況画面29と同様に、温度調節手段2、床暖房手段3、送風手段4、室内照明、及び人を示すアイコン69〜73が並べて表示される。
運転履歴画面30には、操作部として、当該運転履歴画面30に表示する時間帯を変更するための変更部83が表示される。
また、前記快適度グラフ画面28、運転状況画面29、及び運転履歴画面30の夫々には運転の意図を説明するメッセージを表示するためのメッセージ欄61が表示される。快適度グラフ画面28及び運転状況画面29の夫々のメッセージ欄61には、連携制御運転時の検知情報等に基づいて決定される現在の運転状況を表すメッセージが表示される。また、運転履歴画面30のメッセージ欄61には、表示する過去の時間帯で実施された連携制御運転時の検知情報等に基づいて決定される過去の運転状況と当該過去の時間帯の時刻を表すメッセージが表示される。前記メッセージ欄には、「人に風が当たるように運転しています」、「温度を下げるために室外の空気を取り入れています」、「活発に人が動いているので、暖房を弱めています」等のメッセージが表示される。また、ロス運転やエコ運転が行われたことを示唆する、「窓やドアが開いていた可能性があります」、「暖房を切っていましたが部屋は快適な状態を保っています」等のメッセージも表示される。
以上説明した本実施形態の空調システム用の表示装置25では、検知快適度の推移と目標快適度を表示する表示部26を備えている。このため、利用者は目標快適度に対する検知快適度の推移を容易に認識することができる。また、これにより、利用者に対して、適切な空調運転がなされているか、エネルギーが無駄に消費されていないか等の不安を与えることを防止できる。また、エネルギー消費を抑えた運転を行った場合等に利用者に充分な満足感を与えることができ、利用者に対してエネルギー消費の小さい運転を行うという強い動機付けをすることができる。
また、本実施形態では、空調用機器がエネルギーを無駄に消費するロス運転がなされた場合にその旨を報知するロス運転報知手段を備えているため、空調用機器のロス運転を利用者に報知して利用者に注意を促すことができる。
また、本実施形態では、空調用機器がエネルギー消費の小さいエコ運転がなされた場合にその旨を報知するエコ運転報知手段を備えているため、空調用機器のエコ運転を利用者に報知して、利用者にエネルギー消費を抑えた運転を行うというより強い動機付けをすることができる。
また、本実施形態では、表示部26がタッチ操作によって画面上で操作されることにより連携制御モードと個別操作モードを切り替える操作部(モード切替部32)を表示するものである。このため、表示部26を利用して、空調システムの運転モードを連携制御モード又は個別操作モードのいずれかに選択的に切り替えることができる。なお、前記モード切替部32による運転モードの切替は、釦等の入力手段を用いて画面上でモード切替部32を選択等することによって行われるものであっても構わない。
また、本実施形態では、表示部26が複数の空調用機器の過去の任意の時間帯における運転状況を選択して表示するので、複数の空調用機器の過去の任意の時間帯における運転状況を利用者が容易に確認できる。
なお、本実施形態では、快適度をPMV値としたが、ET(Effective Temperature:有効温度)等のその他の快適性指標を快適度として検知するものであっても構わない。また、本実施形態では設定快適度と人体検知手段12の検知情報に基づいて目標快適度を決定したが、設定快適度を目標快適度としてもよいものとする。また、温度調節手段2は対象室1の上部を加熱するものであれば、輻射暖房パネル等のその他の温度調節手段で構成してもよい。また、送風手段4は対象室1内の天井側の空気を床側に送る機能又は床側の空気を天井側に送る機能のうちの少なくとも一の機能を有するものであればよい。また、送風手段4はパネル装置4aに限られるものではなく、天井扇等のその他の送風手段であってもよい。
1 対象室
25 表示装置
26 表示部
32 モード切替部

Claims (4)

  1. 快適度検知手段により検知した対象室の検知快適度が、設定された目標快適度に近づくよう複数の空調用機器を連携制御する空調システムの表示装置であって、前記検知快適度の推移と前記目標快適度を表示する表示部を備え、前記空調システムは、前記複数の空調用機器を連携して自動制御する連携制御モードと前記複数の空調用機器を個別に操作する個別操作モードを備えたものであって、前記表示部が、画面上で操作されることにより前記連携制御モードと個別操作モードを切り替える操作部を表示するものであることを特徴とする表示装置。
  2. 前記空調用機器がエネルギーを無駄に消費するロス運転がなされた場合にその旨を報知するロス運転報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記空調用機器がエネルギー消費の小さいエコ運転がなされた場合にその旨を報知するエコ運転報知手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示部が選択された過去の任意の時間帯における前記空調用機器の運転状況を表示するものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の表示装置。
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