JP3175096B2 - 基準設定値管理装置 - Google Patents

基準設定値管理装置

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JP3175096B2 JP27754594A JP27754594A JP3175096B2 JP 3175096 B2 JP3175096 B2 JP 3175096B2 JP 27754594 A JP27754594 A JP 27754594A JP 27754594 A JP27754594 A JP 27754594A JP 3175096 B2 JP3175096 B2 JP 3175096B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビルやホテル等にお
いて、中央監視装置からの空調領域に対する基準設定値
が適切な値であるか確認したり、より適切な値として設
定し直すために用いて好適な基準設定値管理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビルやホテル等においては、
図7に示すように、中央監視装置1からコントローラ2
へ基準設定値として基準設定温度TBIL を与え、この基
準設定温度TBIL に空調領域Iにおける温度(室内温
度)Taを合致させるように、空調機3を制御するよう
にしている。なお、同図において、4は温度センサ、5
は湿度センサ、6は設定器、31はファン、32は冷温
水コイル、33は電動弁である。空調領域Iにおいて、
居住者は、居住者設定値として自分の好みの居住者設定
温度TUTを、設定器6を介してコントローラ2へ与える
ことができる。すなわち、コントローラ2は、居住者設
定温度TUTが与えられた場合、居住者設定温度TUTに室
内温度Taを合致させるように空調機3を制御する。あ
るいは、基準設定温度TBIL と居住者設定温度TUTとを
用いて演算を行って設定値を決定し、その設定値に室内
温度Taを合致させるようにする場合もある。
【0003】中央監視装置1は、図8に示すように、C
PU1−1,CRT1−2,メモリ1−3,マウス1−
4およびインターフェイス(I/F)1−5,1−6を
備え、インターフェイス1−6を介してコントローラ2
と接続されている。中央監視装置1のCRT1−2に
は、空調領域Iの温度Ta,湿度RH,PMV(予測平
均温感:Predicted Mean Vote)や居住者設定温度
UT,基準設定温度TBIL 等がトレンドグラフ(図9参
照)或いは単なる数値羅列で表示される。ビル管理人
(オペレータ)は、CRT1−2に表示されたこれらの
空調パラメータを見ながら、現在の基準設定温度TBIL
が適切な値であるか確認したり、より適切な値として設
定し直す。すなわち、オペレータは、現在の基準設定温
度TBIL が居住者の不満をあまり招くことのない省エネ
方向への値に設定されているか否かを確認し、居住者の
不満が高じていれば、その不満が解消される方向へ基準
設定温度TBIL を設定変更する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
空調システムでは、中央監視装置1のCRT1−2に空
調パラメータがトレンドグラフ或いは単なる数値羅列で
表示されているだけであるため、各パラメータの相互の
関係を一目で理解することができず、基準設定温度T
BIL の確認および見直しに過大な労力を必要としてい
た。また、オペレータの経験と勘に頼るところが大き
く、経験の浅いオペレータの登用を妨げていた。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、基準設定値
の確認および見直しを簡単に行うことができ、経験の浅
いオペレータの登用を可能とする基準設定値管理装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第1発明(請求項1に係る発明)は、監視対
象の空調領域について温熱感の指標と湿気感の指標とを
軸にしたグラフを表示するものとし、前記空調領域にお
ける居住者設定値の変更操作に応じ、居住者設定値が現
在定められている基準設定値よりも高く設定された場
合、その度合いに応じ寒色の表示色および濃度で前記グ
ラフにおける操作時の空調状態に該当する座標領域を着
色するようにし、前記空調領域における居住者設定値の
変更操作に応じ、居住者設定値が現在定められている基
準設定値よりも低く設定された場合、その度合いに応じ
暖色の表示色および濃度で前記グラフにおける操作時の
空調状態に該当する座標領域を着色するようにしたもの
である。
【0007】第発明(請求項に係る発明)は、監視
対象の空調領域について温熱感の指標と湿気感の指標と
を軸にしたグラフを表示するものとし、前記空調領域に
おける現在の温度および湿度の計測値に加えて所定時間
毎の過去の温度および湿度の計測値を前記グラフにプロ
ットするようにし、また、前記空調領域における居住者
設定値の変更操作に応じ、居住者設定値が現在定められ
ている基準設定値よりも高く設定された場合、その度合
いに応じ寒色の表示色および濃度で前記グラフにおける
操作時の空調状態に該当する座標領域を着色するように
し、前記空調領域における居住者設定値の変更操作に応
じ、居住者設定値が現在定められている基準設定値より
も低く設定された場合、その度合いに応じ暖色の表示色
および濃度で前記グラフにおける操作時の空調状態に該
当する座標領域を着色するようにしたものである。
【0008】第発明(請求項に係る発明)は、監視
対象の空調領域について温熱感の指標と湿気感の指標と
を軸にしたグラフを表示するものとし、前記空調領域に
おける居住者設定値の変更操作に応じ、変更操作後の居
住者設定値と現在定められている基準設定値との差をア
クション値として求め、このアクション値の符号が正で
ある場合、前記グラフにおける操作時の空調状態に該当
する座標領域および操作時の空調状態よりも温熱感の指
標および湿気感の指標の低い座標領域を、アクション値
に基づいて求められる新学習データの符号および値に応
じて着色し、アクション値の符号が負である場合、前記
グラフにおける操作時の空調状態に該当する座標領域お
よび操作時の空調状態よりも温熱感の指標および湿気感
の指標の高い座標領域を、アクション値に基づいて求め
られる新学習データの符号および値に応じた色および濃
度で着色するようにしたものである。
【0009】
【作用】したがってこの発明によれば、第1発明では、
監視対象の空調領域について温熱感の指標と湿気感の指
標とを軸にしたグラフが表示され、上記空調領域におけ
る居住者設定値が現在定められている基準設定値よりも
高く設定されると、その度合いに応じ寒色の表示色(例
えば、青色)および濃度で上記グラフにおける操作時の
空調状態に該当する座標領域が着色され、上記空調領域
における居住者設定値が現在定められている基準設定値
よりも低く設定されると、その度合いに応じ暖色の表示
色(例えば、赤色)および濃度で上記グラフにおける操
作時の空調状態に該当する座標領域が着色される。
【0010】また、第発明では、監視対象の空調領域
について温熱感の指標と湿気感の指標とを軸にしたグラ
フが表示され、上記空調領域における現在の温度および
湿度の計測値に加えて所定時間毎の過去の温度および湿
度の計測値が上記グラフにプロットされ、また、上記空
調領域における居住者設定値が現在定められている基準
設定値よりも高く設定されると、その度合いに応じ寒色
の表示色(例えば、青色)および濃度で上記グラフにお
ける操作時の空調状態に該当する座標領域が着色され、
上記空調領域における居住者設定値が現在定められてい
る基準設定値よりも低く設定されると、その度合いに応
じ暖色の表示色(例えば、赤色)および濃度で上記グラ
フにおける操作時の空調状態に該当する座標領域が着色
される。
【0011】また、第発明では、監視対象の空調領域
について温熱感の指標と湿気感の指標とを軸にしたグラ
フが表示され、上記空調領域における居住者設定値が変
更操作されると、変更操作後の居住者設定値と現在定め
られている基準設定値との差がアクション値として求め
られ、このアクション値の符号が正である場合、上記グ
ラフにおける操作時の空調状態に該当する座標領域およ
び操作時の空調状態よりも温熱感の指標および湿気感の
指標の低い座標領域が、アクション値に基づいて求めら
れる新学習データの符号および値に応じて着色され、ア
クション値の符号が負である場合、上記グラフにおける
操作時の空調状態に該当する座標領域および操作時の空
調状態よりも温熱感の指標および湿気感の指標の高い座
標領域が、アクション値に基づいて求められる新学習デ
ータの符号および値に応じた色および濃度で着色され
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。 〔実施例1〕図2はこの発明を適用してなる中央監視装
置のCRT上に表示される基準設定値管理画面の一例を
示す図である。なお、本実施例において、中央監視装置
の構成は、CPUでの処理内容が異なるだけで、図8に
従来例として示した中央監視装置1の構成と同じとされ
ている。以下、従来の中央監視装置1と区別するため
に、本実施例の中央監視装置を符号1’で示す。
【0013】中央監視装置1’のCRT1−2上に表示
される基準設定値管理画面には、監視対象の空調領域I
について、室内温度(℃)を横軸,相対湿度(%)を縦
軸としたグラフG1が表示される。このグラフG1で
は、横軸の室内温度について、20℃未満を温度範囲
「0」とし、20〜28℃までを1℃単位で区切って温
度範囲「1」〜「8」とし、28℃以上を温度範囲
「9」としている。また、縦軸の相対湿度について、3
0%未満を湿度範囲「0」とし、30〜60%までを5
%単位で区切って湿度範囲「1」〜「6」とし、60%
以上を湿度範囲「7」としている。そして、この温度範
囲と湿度範囲とで決まる座標領域を、1表示単位として
いる。すなわち、本実施例では、温度範囲「0」〜
「9」と湿度範囲「0」〜「7」とで80の座標領域が
決まり、この座標領域のそれぞれを1表示単位としてい
る。これらの座標領域は最初は全て白色で着色されてい
る。
【0014】次に、CPU1−1の処理動作について、
その機能を交えながら説明する。今、基準設定温度T
BIL が23℃に設定されており、実際の室内温度Taも
23℃に維持されており、空調領域Iにおいて居住者が
寒いと感じて、居住者設定温度TUTが24℃に設定変更
されたものとする(図3に示すt1点)。なお、この
時、相対湿度は38%であったとする。この場合、操作
時の空調状態に該当する座標領域は、温度範囲「4」
(23℃以上、24℃未満)と湿度範囲「2」(35%
以上、40%未満)とで決定される座標領域S42であ
る。CPU1−1は、居住者設定温度TUTの変更操作に
応じ、居住者設定温度TUTと基準設定温度TBIL との差
としてアクション値ACを求める。 AC=TUT−TBIL ・・・(1)
【0015】この場合、アクション値ACは、AC=2
4−23=+1となる。CPU1は、アクション値AC
が正である場合、操作時の空調状態および操作時の空調
状態よりも湿度および温度の低い全ての座標領域につい
て、下記(2)式によって新学習データDnew を得る。
アクション値が負である場合、操作時の空調状態および
操作時の空調状態よりも湿度および温度の高い全ての座
標領域について、下記(2)式によって新学習データD
new を得る。なお、(2)式において、Doldは旧学習
データ、αは重み係数であり、本実施例においてはα=
0.5としている。 Dnew =Dold ×α+AC×(1−α) ・・・(2)
【0016】今、説明を簡単とするために、全ての座標
領域の旧学習データDold は0とされているとする。こ
の場合、CPU1−1は、求められたアクション値AC
が+1で正であるので、操作時の空調状態および操作時
の空調状態よりも湿度および温度の低い全ての座標領域
(座標領域S00〜S40,S01〜S41,S02〜S42)にお
いて、新学習データDnew をDnew =0×0.5+(+
1.0)×(1−0.5)=+0.5として得る(図1
(a)参照)。そして、CPU1−1は、新学習データ
new の符号とその値に基づき、その新学習データD
new に対する座標領域の着色を行う。すなわち、学習デ
ータDと表示色との関係がメモリ1−3内に予め規定さ
れており、学習データDに応じたRGB値を用いてCP
U1−1がCRT1−2を制御する。本実施例では、新
学習データDnew の符号に応じ、その符号が正であれば
その値に応じた濃度の青色で、その符号が負であればそ
の値に応じた濃度の赤色で、その新学習データDne w
対する座標領域の着色を行う。したがって、この場合、
座標領域S00〜S40,S01〜S41,S02〜S42は、薄い
青色で着色されるものとなる。ここで、寒色の表示色を
用いたのは、この領域の環境では居住者が寒いと感じる
ことを視覚的に分かり易くするためである。
【0017】次に、空調領域Iにおいてまだ寒いと感じ
て、居住者設定温度TUTが25℃に設定変更されたとす
る(図3に示すt2点)。なお、この時、相対湿度は4
2%であったとする。この場合、操作時の空調状態に該
当する座標領域は、温度範囲「5」と湿度範囲「3」と
で決定される座標領域S53である。CPU1−1は、居
住者設定温度TUTの変更操作に応じ、居住者設定温度T
UTと基準設定温度TBIL との差としてアクション値AC
を求める。この場合、アクション値ACは、AC=25
−23=+2となる。CPU1−1は、アクション値A
Cが+2で正であるので、操作時の空調状態および操作
時の空調状態よりも湿度および温度の低い全ての座標領
域(座標領域S00〜S50,S01〜S51,S02〜S52,S
03〜S53)について、上記(2)式によって新学習デー
タDnew を得る。
【0018】この場合、座標領域S03〜S53,S50,S
51,S52の旧学習データDold は0、座標領域S00〜S
40,S01〜S41,S02〜S42の旧学習データDold
0.5とされている。したがって、座標領域S03
53,S50,S51,S52の新学習データDnew は、D
new =0×0.5+(+2.0)×(1−0.5)=+
1.0となる。また、座標領域S00〜S40,S01
41,S02〜S42の新学習データDne w は、Dnew
0.5×0.5+(+2.0)×(1−0.5)=+
1.25となる(図1(b)参照)。これにより、CP
U1−1は、座標領域S03〜S53,S50,S51,S52
やや濃い青色で、座標領域S00〜S40,S01〜S41,S
02〜S42を濃い青色で着色する。
【0019】次に、空調領域Iにおいて今度は暑いと感
じて、居住者設定温度TUTが22.5℃に設定変更され
たとする(図3に示すt3点)。なお、この時、相対湿
度は48%であったとする。この場合、操作時の空調状
態に該当する座標領域は、温度範囲「6」と湿度範囲
「4」とで決定される座標領域S64である。CPU1−
1は、居住者設定温度TUTの変更操作に応じ、居住者設
定温度TUTと基準設定温度TBIL との差としてアクショ
ン値ACを求める。この場合、アクション値ACは、A
C=22.5−23=−0.5となる。
【0020】CPU1−1は、アクション値ACが−
0.5で負であるので、操作時の空調状態および操作時
の空調状態よりも湿度および温度の高い全ての座標領域
(座標領域S64〜S94,S65〜S95,S66〜S96,S67
〜S97)について、上記(2)式によって新学習データ
new を得る。この場合、これらの座標領域の新学習デ
ータDnew は、Dnew =0×0.5+(−0.5)×
(1−0.5)=−0.25となる(図1(c)参
照)。これにより、CPU1−1は、座標領域S64〜S
94,S65〜S95,S66〜S96,S67〜S97を薄い赤色で
着色する。ここで、暖色の表示色を用いたのは、この領
域の環境では居住者が暑いと感じることを視覚的に分か
り易くするためである。
【0021】以下、同様にして、CPU1−1は、居住
者設定温度TUTの変更操作に応じ、変更操作後の居住者
設定温度TUTと基準設定温度TBIL との差をアクション
値ACとして求め、このアクション値ACの符号が正で
ある場合には、操作時の空調状態に該当する座標領域お
よび操作時の空調状態よりも湿度および温度の低い座標
領域を、アクション値ACに基づいて得られる新学習デ
ータDnew の符号および値に応じた色および濃度で着色
し、アクション値ACの符号が負である場合には、操作
時の空調状態に該当する座標領域および操作時の空調状
態よりも湿度および温度の高い座標領域を、アクション
値ACに基づいて得られる新学習データDnew の符号お
よび値に応じた色および濃度で着色する。
【0022】これにより、オペレータは、グラフG1に
おける各座標領域の色や濃度(白色近い程、居住者の
不満が少ない)により、現在の基準設定温度TBIL が適
切な値に設定されているか否かを一目で確認することが
でき、また、より適切な基準設定温度TBIL を一目で知
ることができるようになる。なお、本実施例において
は、アクション値ACの符号が正(負)である場合、操
作時の空調状態に該当する座標領域および操作時の空調
状態よりも湿度および温度の低い(高い)座標領域を着
色するようにしたが、操作時の空調状態に該当する座標
領域のみを着色するようにしてもよい。また、本実施例
においては、温熱感の指標を室内温度とし、湿気感の指
標を相対湿度としたが、温熱感の指標としては作用温
度,等価温度,PMV等としてもよく、湿気感の指標は
絶対湿度等としてもよい。また、学習データDと表示色
との関係は、例えば図6に示すような関係としてもよ
い。
【0023】〔実施例2〕図4は中央監視装置1’のC
RT1−2上に表示される基準設定値管理画面の他の例
を示す図である。この基準設定値管理画面には、監視対
象の空調領域Iについて、室内温度(℃)を横軸,相対
湿度(%)を縦軸とし、さらにこのグラフに現在の室内
環境,着衣量,活動量から演算される等PMV線を重ね
合わせたグラフG2が表示される。
【0024】このグラフG2では、横軸のPMVについ
て、−1.0未満をPMV範囲「0」とし、−1.0〜
1.0までを0.25単位で区切ってPMV範囲「1」
〜「8」とし、1.0以上をPMV範囲「9」としてい
る。また、縦軸の相対湿度について、30%未満を湿度
範囲「0」とし、30〜60%までを5%単位で区切っ
て湿度範囲「1」〜「6」とし、60%以上を湿度範囲
「7」としている。そして、このPMV範囲と湿度範囲
とで決まる座標領域を、1表示単位としている。
【0025】この実施例でも、実施例1と同様にして、
CPU1−1は、居住者設定温度TUTの変更操作に応
じ、変更操作後の居住者設定温度TUTと基準設定温度T
BIL との差をアクション値ACとして求め、このアクシ
ョン値ACの符号が正である場合には、操作時の空調状
態に該当する座標領域および操作時の空調状態よりも湿
度およびPMVの低い座標領域を、アクション値ACに
基づいて得られる新学習データDnew の符号および値に
応じた色および濃度で着色し、アクション値ACの符号
が負である場合には、操作時の空調状態に該当する座標
領域および操作時の空調状態よりも湿度およびPMVの
高い座標領域を、アクション値ACに基づいて得られる
新学習データDnew の符号および値に応じた色および濃
度で着色する。
【0026】また、この実施例では、監視対象の空調領
域Iにおける現在の温度および湿度の計測値に加えて、
過去24時間の空調時間帯における毎正時の温度および
湿度の計測値をグラフG2上にプロットしている。すな
わち、グラフG2上に、現在の温度および湿度の計測値
をP0 (白丸)としてプロットし、過去24時間の空調
時間帯における毎正時の温度および湿度の計測値をP1
〜P24(黒丸)としてプロットしている。これにより、
オペレータは、計測値P0 〜P24のPMVに対しての分
布状況からも、基準設定温度TBIL が適切な値に設定さ
れているか否かを一目で確認することができ、また、よ
り適切な基準設定温度TBIL を一目で知ることができ
る。
【0027】なお、この基準設定値管理画面には、グラ
フG2に加えて、現在の空調環境として設定温度(基準
設定温度),計測温度,設定湿度,計測湿度が領域G3
に数値表示される。また、現在の着衣量がそのclo値
と共に代表絵柄を示して領域G4に表示され、現在の活
動量がそのmet値と共に代表絵柄を示して領域G5に
表示される。
【0028】〔実施例3〕この実施例では、図7に示し
た設定器6から、「暖かく」,「やや暖かく」,「やや
涼しく」,「涼しく」という4段階の指令を与えること
ができるようにする。そして、中央監視装置1’のCR
T1−2上に表示される基準設定値管理画面に、監視対
象領域Iについて図2と同様のグラフG1を表示するも
のとし、このグラフG1中の座標領域S00〜S97の各々
について、上記4段階の指令に応ずる補正値kを予め設
定しておく(図5参照)。そして、居住者設定温度TUT
の変更操作が行われた場合、すなわち上記4段階の指令
の何れかが設定器6から与えられた場合、操作時の空調
状態に該当する座標領域に設定されている上記指令に応
じた補正値kを読み出す。
【0029】そして、この読み出した補正値kを用いて
演算し、現在の基準設定温度TBILから変更後の居住者
設定温度TUTを求める。この場合、TUT=TBIL +Σk
として、変更後の居住者設定温度TUTを求める。すなわ
ち、例えば「暖かく」という指令を数回連続して与えれ
ば、その指令に応ずる補正値kをTBIL に加算して行
き、居住者設定温度TUTとする。この実施例でも、実施
例1,2と同様、TUTとTBIL との差としてアクション
値ACを求め、操作時の空調状態に該当する座標領域を
着色するようになすことは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、第1発明では、監視対象の空調領域につ
いて温熱感の指標と湿気感の指標とを軸にしたグラフが
表示され、上記空調領域におる居住者設定値が現在定め
られている基準設定値よりも高く設定されると、その度
合いに応じ寒色の表示色および濃度で上記グラフにおけ
る操作時の空調状態に該当する座標領域が着色され、上
記空調領域における居住者設定値が現在定められている
基準設定値よりも低く設定されると、その度合いに応じ
暖色の表示色および濃度で上記グラフにおける操作時の
空調状態に該当する座標領域が着色されるものとなり、
グラフ上における各座標領域の色や濃度により、現在の
基準設定値が適切な値として設定されているか否かを一
目で確認することが可能となり、また、より適切な基準
設定値を一目で知ることが可能となり、基準設定値の確
認および見直しを簡単に行うことができ、経験の浅いオ
ペレータの登用も可能となる。
【0031】
【0032】また、第発明では、監視対象の空調領域
について温熱感の指標と湿気感の指標とを軸にしたグラ
フが表示され、上記空調領域における現在の温度および
湿度の計測値に加えて所定時間毎の過去の温度および湿
度の計測値が上記グラフにプロットされ、また、上記空
調領域における居住者設定値が現在定められている基準
設定値よりも高く設定されると、その度合いに応じ寒色
の表示色および濃度で上記グラフにおける操作時の空調
状態に該当する座標領域が着色され、上記空調領域にお
ける居住者設定値が現在定められている基準設定値より
も低く設定されると、その度合いに応じ暖色の表示色お
よび濃度で上記グラフにおける操作時の空調状態に該当
する座標領域が着色されるものとなり、第1発明の効果
に加え、その計測値の分布状況から、基準設定値が適切
な値として設定されているか否かを一目で確認すること
ができ、また、より適切な基準設定値を一目で知ること
が可能となり、基準設定値の確認および見直しを簡単に
行うことができ、経験の浅いオペレータの登用も可能と
なる。
【0033】また、第発明では、監視対象の空調領域
について温熱感の指標と湿気感の指標とを軸にしたグラ
フが表示され、上記空調領域における居住者設定値が変
更操作されると、変更操作後の居住者設定値と現在定め
られている基準設定値との差がアクション値として求め
られ、このアクション値の符号が正である場合、上記グ
ラフにおける操作時の空調状態に該当する座標領域およ
び操作時の空調状態よりも温熱感の指標および湿気感の
指標の低い座標領域が、アクション値に基づいて求めら
れる新学習データの符号および値に応じて着色され、ア
クション値の符号が負である場合、上記グラフにおける
操作時の空調状態に該当する座標領域および操作時の空
調状態よりも温熱感の指標および湿気感の指標の高い座
標領域が、アクション値に基づいて求められる新学習デ
ータの符号および値に応じた色および濃度で着色される
ものとなり、グラフ上における各座標領域の色や濃度に
より、現在の基準設定値が適切な値として設定されてい
るか否かを一目で確認することが可能となり、また、よ
り適切な基準設定値を一目で知ることが可能となり、基
準設定値の確認および見直しを簡単に行うことができ、
経験の浅いオペレータの登用も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 居住者設定温度の変更操作に応じて算出され
る各座標領域の新学習データを示す図である。
【図2】 本発明を適用してなる中央監視装置のCRT
上に表示される基準設定値管理画面の一例を示す図であ
る。
【図3】 居住者設定温度の設定変更状況を示す図であ
る。
【図4】 中央監視装置のCRT上に表示される基準設
定値管理画面の他の例を示す図である。
【図5】 設定器からの指令に応ずる各座標領域の補正
値kを示す図である。
【図6】 学習データDと座標領域に着色される色との
関係を例示する図である。
【図7】 従来および本発明を適用してなる空調システ
ムのシステム構成図である。
【図8】 この空調システムにおける中央監視装置のブ
ロック構成図である。
【図9】 従来の中央監視装置のCRT上に表示される
トレンドグラフを示す図である。
【符号の説明】
1’…中央監視装置、2…コントローラ、3…空調機、
4…温度センサ、5…湿度センサ、6…設定器、1−1
…CPU、1−2…CRT、1−3…メモリ、G1…グ
ラフ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視対象の空調領域について温熱感の指
    標と湿気感の指標とを軸にしたグラフを表示するグラフ
    表示手段と、 前記空調領域における居住者設定値の変更操作に応じ
    居住者設定値が現在定められている基準設定値よりも高
    く設定された場合、その度合いに応じ寒色の表示色およ
    び濃度で前記グラフにおける操作時の空調状態に該当す
    る座標領域を着色する寒色着色手段と、 前記空調領域における居住者設定値の変更操作に応じ、
    居住者設定値が現在定められている基準設定値よりも低
    く設定された場合、その度合いに応じ暖色の表示色およ
    び濃度で前記グラフにおける操作時の空調状態に該当す
    る座標領域を着色する暖色着色手段と を備えたことを特
    徴とする基準設定値管理装置。
  2. 【請求項2】 監視対象の空調領域について温熱感の指
    標と湿気感の指標とを軸にしたグラフを表示するグラフ
    表示手段と、 前記空調領域における現在の温度および湿度の計測値に
    加えて所定時間毎の過去の温度および湿度の計測値を前
    記グラフにプロットする計測値プロット手段と、前記空調領域における居住者設定値の変更操作に応じ、
    居住者設定値が現在定められている基準設定値よりも高
    く設定された場合、その度合いに応じ寒色の表示色およ
    び濃度で前記グラフにおける操作時の空調状態に該当す
    る座標領域を着色する寒色着色手段と、 前記空調領域における居住者設定値の変更操作に応じ、
    居住者設定値が現在定められている基準設定値よりも低
    く設定された場合、その度合いに応じ暖色の表示色およ
    び濃度で前記グラフにおける操作時の空調状態に該当す
    る座標領域を着色する暖色着色手段と を備えたことを特
    徴とする基準設定値管理装置。
  3. 【請求項3】 監視対象の空調領域について温熱感の指
    標と湿気感の指標とを軸にしたグラフを表示するグラフ
    表示手段と、 前記空調領域における居住者設定値の変更操作に応じ、
    変更操作後の居住者設 定値と現在定められている基準設
    定値との差をアクション値として求め、このアクション
    値の符号が正である場合、前記グラフにおける操作時の
    空調状態に該当する座標領域および操作時の空調状態よ
    りも温熱感の指標および湿気感の指標の低い座標領域
    を、前記アクション値に基づいて求められる新学習デー
    タの符号および値に応じて着色し、前記アクション値の
    符号が負である場合、前記グラフにおける操作時の空調
    状態に該当する座標領域および操作時の空調状態よりも
    温熱感の指標および湿気感の指標の高い座標領域を、前
    記アクション値に基づいて求められる新学習データの符
    号および値に応じた色および濃度で着色する着色手段と
    を備えたことを特徴とする基準設定値管理装置。
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