JP6366377B2 - 部品の保持構造、及び、電気接続箱 - Google Patents
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Description
図4−図6に示す部品の保持構造は、電気接続箱に部品101を装着する部品装着部102に適用されるものである。部品101は、重量の大きいものであって、ここでは一例として、リレーを挙げるものとする。部品装着部102は、合成樹脂で成形され、前壁103と、後壁104と、左壁105と、右壁106とを備えるとともに、上面に部品装着開口部107、下面に底壁108を備えてなる略箱形状に形成されている。
左壁105と右壁106のそれぞれの上端側には、係止突起109が部品装着部102の内側に向かって突出して形成されている。係止突起109には、テーパ面117と、係止面116とが形成されている。テーパ面117は、部品101を部品装着開口部107に装着する際に、部品101の下面112の縁部115が摺接し、係止突起109を外側に押し拡げるために形成されている。また、係止面116は、部品101の装着後に、部品101の上面111の縁部114に係合することによって、部品101が部品装着部102から脱落するのを防止するために形成されている。
また、前壁103と、後壁104と、左壁105と、右壁106のそれぞれの内面には、ガタ抑え突起110が部品装着部102の内側に向かって突出して形成されている。ガタ抑え突起110は、前壁103と後壁104においては、前壁103と後壁104のそれぞれの内面の略中央部に配置されている。また、ガタ抑え突起110は、左壁105と右壁106においては、左壁105と右壁106のそれぞれの内面であって、係止突起109を挟んで左壁105と右壁106の高さ方向の略中間部に配置されている。前壁103と、後壁104と、左壁105と、右壁106のそれぞれに設けられたガタ抑え突起110は、部品101の各側面113に当接し、部品装着部102の内部において、部品101が外部からの振動を受けてた際に小さく移動する、所謂、ガタつきを抑えるためのものである。
まず、部品101を部品装着開口部107の上方から差し込み、部品101の下面112の縁部115を係止突起109のテーパ面117に当接させる。部品101を、さらに下方へ押し込んでいくと、部品101の下面112の縁部115とテーパ面117とを摺接させて、図6に図示の矢印Bで示す係止突起109間の間隔を部品101が通過可能な幅になるまで押し拡げながら、部品101を部品装着部102の内部に挿入していく。そして、部品101が完全に係止突起109を乗り越えると、外側に押し拡げられていた係止突起109が元の位置に復帰し、係止面116が部品101の上面111の縁部114に係合する。以上により、部品101は、部品装着部102の内部に収容される。
このように、係止突起109は、部品101の上面111の縁部114を覆っているため、部品101が部品装着部102から脱落するのを防止することができる。また、ガタ抑え突起110は、部品101の各側面113に当接するように構成されているので、部品101のガタつきを抑えることができる。
また、図4−図6に示す部品の保持構造にあっては、係止突起109間の間隔の幅が左壁105と右壁106との間の間隔の幅よりも狭くなっているため、部品101を部品装着部102に挿入すると係止突起109が外側に押し拡げられるときの変形量が大きくなり、この変形量が過大となると、係止突起109が折損してしまうような場合があるという問題点があった。
さらに、係止突起109の変形量が大きくなると、係止突起109が弾性を失って外側に撓んだまま復帰しなくなるような場合があるという問題点があった。
また、本発明は、リブを設けることにより、各壁は、ガタ抑え突起の背面から係止突起の背面に亘って剛性を増すことができる。
また、請求項1に記載の本発明によれば、係止突起で部品を保持する際の保持力を確保することができるため、係止突起は、必要最小限の突出量で部品を部品装着部から脱落しないように保持することができる。このことから、係止突起の突出量を小さくすることにより、係止突起間の間隔を部品が通過可能な幅に押し拡げる際に、部品装着部に対する部品の挿入力が小さくて済むことになる。したがって、部品装着部への部品の装着を小さい力で済ませることができるという効果を奏する。
また、請求項1に記載の本発明によれば、各壁は、リブを設けることにより、各壁のガタ抑え突起の背面から係止突起の背面に亘って剛性を増すことができ、ガタ抑え突起側を外側に撓ませる力の反力をリブを通して係止突起側に伝えることができる。このことから、各壁の係止突起側は、より確実に内側に捩れる。したがって、係止突起で部品を保持する際の保持力を、さらに向上することができるという効果を奏する。
また、請求項1に記載の本発明によれば、リブの作用によって、各壁のガタ抑え突起の背面から係止突起の背面に亘って剛性が増すことにより、部品装着時に係止突起を外側に押し拡げる際の変形量が過大になるのを防ぐことができる。したがって、係止突起が折損するようなことや、係止突起が外側に押し拡げられたまま復帰しなくなるようなことを防止することができるという効果を奏する。
図1は本発明の部品の保持構造の一実施形態を示す斜視図、図2は図1におけるC−C間断面図であって部品装着開始前の状態を示す図、図3は図2につづく図であって部品装着後の状態を示す図である。
なお、図中の矢印は、上下、左右、前後の各方向を示している(矢印の各方向は一例であるものとする)。
部品装着部1は、特に限定するものではないが、本実施例では、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載されモータ等の機器に電力を供給する電気接続箱に適用されるものとする。部品装着部1は、部品50を装着する部分として形成されている。なお、本実施例における部品50は、重量の大きいものであって、一例として、リレーを挙げるものとする(リレーに限らず、その他の部品であっても良いものとする)。
係止部8は、可撓性を有しており、係止突起11とガタ抑え突起12との間で、図2に図示の矢印Eで示す部品50の装着方向に直交する方向(図2の紙面表から裏へ紙面に対して垂直にぬける方向)を軸として捩れるように形成されている。すなわち、係止部8は、図2に示すように、係止突起11に矢印F1で示す力が掛かると、上記軸を中心に、係止突起11側が矢印Gの方向に撓み、この係止突起11側の撓みに連動してガタ抑え突起12側が矢印Hの方向に捩れるように形成されている。
また、係止部8は、図3に示すように、ガタ抑え突起12側に矢印F2で示す力が掛かると、上記軸を中心に、ガタ抑え突起12側が矢印Iの方向に撓み、このガタ抑え突起12側の撓みに連動して、係止突起11側が矢印Jの方向に捩れるように形成されている。
また、係止面15は、図3に示すように、部品50を部品装着部1に装着したときに、部品50の上面51の縁部53に係合することによって、部品50が部品装着部1から脱落するのを防止するための部分として形成されている。
さらに、頂面16は、テーパ面14と、係止面15とに連続して形成されている。頂面16は、部品50を部品装着部1に装着する際に、部品50の左側面55と右側面56とが摺接する部分である。
また、頂部23は、部品50が、ガタ抑え突起12のテーパ面17を乗り越えることによって、部品50の左側面55と右側面56とが当接する部分である。
リブ13は、本実施例では、リブ13の上端が係止部8の上端と一致するように設けられるとともに、リブ13の下端がガタ抑え突起12の下端と一致するように設けられている。その他、リブ13は、図示しないが、リブ13の上端が係止部8の上端の近傍まで設けられるとともに、リブ13の下端がガタ抑え突起12の下端の近傍まで設けられる構成であっても良いものとする。
図2において、まず、破線で示す部品50を部品装着部1の上方から部品装着開口部7に対して矢印Eの方向に差し込んで部品50の装着を開始する。部品50が部品装着開口部7に差し込まれると、部品50の下面52の縁部54が係止突起11のテーパ面14に当接する。
しかる後、部品50を矢印Eの方向に押し込んでいくと、部品50の下面52の縁部54が係止突起11のテーパ面14に摺接することにより、係止部8の係止突起11側に図2に図示の矢印F1で示す外側へ撓もうとする力が掛かる。この係止部8の係止突起11側が外側に撓もうとする力により、係止部8の係止突起11側が矢印Gに示す方向に撓んで、外側に押し拡げられる。このとき、係止部8に、係止突起11とガタ抑え突起12との間で矢印Eに直交する方向(すなわち、図2の紙面表から裏へ紙面に対して垂直にぬける方向)を軸として捩れが生じる。そして、係止部8の係止突起11側が矢印Gの方向に撓む力がリブ13を通ってガタ抑え突起12側に伝えられ、係止部8のガタ抑え突起12側が矢印Hに示すように内側に捩れる。
また、部品50が係止突起11を完全に乗り越えるとき、係止突起11の頂面16と、部品50の左側面55、右側面56との摺接による係止突起11側のJ方向への撓みの規制が解除される。すると、係止部8のガタ抑え突起11側がI方向に撓んで外側に押し戻されたことにより生じる反力がリブ13を通って係止突起11側に伝えられ、係止突起11側がJ方向に撓む。この係止突起11側がJ方向に撓もうとする力により、係止突起11の係止面15が部品50の上面51の縁部53に係合し、部品50が、図3に示すように、部品装着部1の内部に収容された状態で保持される。以上により、部品装着部に対する部品50の装着が完了する。
以上のような部品装着部1に対する部品50の装着を一言でいうと、部品50は、左壁4と右壁5における係止突起11とガタ抑え突起12との連動によって、部品装着部1に装着されたといえる。
したがって、係止突起11で部品50を保持する際の保持力を確保することができるという効果を奏する。
したがって、部品装着部1への部品50の装着を小さい力で済ませることができるという効果を奏する。
したがって、係止突起11で部品50を保持する際の保持力を、より確実に確保することができるという効果を奏する。
したがって、部品装着後、係止突起11で部品50を保持する際の保持力を、さらに向上することができるという効果を奏する。
また、リブ13の作用によって、左壁4と右壁5は、ガタ抑え突起12の背面から係止突起11の背面に亘って剛性を増すことができ、部品装着時に係止突起11を外側に押し拡げる際の変形量が過大になるのを防ぐことができるため、係止突起11が折損するようなことや、係止突起11が外側に押し拡げられたまま復帰しなくなるようなことを防止することができるという効果を奏する。
すなわち、前壁2と後壁3に、係止部8と、上側切り欠き部9と、下側切り欠き10とを形成し、係止部8に係止突起11とガタ抑え突起12とを設けても良いものとする。
また、前壁2と、後壁3と、左壁4と、右壁5のそれぞれに、係止突起11とガタ抑え突起12とを設けても良いものとする。
Claims (3)
- 部品を装着する部品装着部を備え、
前記部品装着部は、相対向する一対の壁を有し、
前記各壁の内側には、
部品装着開始側に配置され、前記部品が前記部品装着部から脱落するのを防止するため前記部品の縁部に係合する係止突起と、
前記部品装着部に前記部品を装着した際に、該部品の側部に当接し該部品のガタつきを抑えるガタ抑え突起と、
を設け、
前記各壁は、前記係止突起と前記ガタ抑え突起との間で前記部品の装着方向に直交する方向を軸として捩れるように形成し、
前記各壁の外側に、前記部品の装着方向に沿って、且つ、前記ガタ抑え突起の背面から前記係止突起の背面まで延びるようにリブを設ける
ことを特徴とする部品の保持構造。 - 請求項1に記載の部品の保持構造において、
前記係止突起と、前記ガタ抑え突起とは、前記部品の装着方向に沿って並ぶように配置した
ことを特徴とする部品の保持構造。 - 請求項1又は請求項2に記載の部品の保持構造を備えることを特徴とする電気接続箱。
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