JP2003304624A - 電気機能部品装着ブロック - Google Patents

電気機能部品装着ブロック

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JP2003304624A
JP2003304624A JP2002103927A JP2002103927A JP2003304624A JP 2003304624 A JP2003304624 A JP 2003304624A JP 2002103927 A JP2002103927 A JP 2002103927A JP 2002103927 A JP2002103927 A JP 2002103927A JP 2003304624 A JP2003304624 A JP 2003304624A
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tilting piece
electric functional
tilting
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Hiroshi Kato
大詞 加藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ブロック本体に対する電気機能部品の装着状態
を確実に保持させることができるとともに、ブロック本
体から電気機能部品を取り外す作業を容易に行うことが
できる電気機能部品装着ブロックを提供する。 【解決手段】ガイド部20において互いに対峙する一対
の壁部20a,20bには、傾動片22が形成されてい
る。この傾動片22の上端には、装着状態におけるリレ
ー30の上面に係合して同リレー30の抜け出しを防止
する係止爪24が形成されている。また、同傾動片22
の下端には、傾動片22の傾動状態においてリレー30
の下端縁に係合し、ブロック本体11から離脱する方向
へリレー30を浮上させる鉤部25が形成されている。
そして、この傾動片22の傾動じには、係止爪24とリ
レー30との係合状態が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車に搭
載されるリレーやヒュージブルリンクなどの電気機能部
品が装着される電気機能部品装着ブロックに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に搭載される電気接続箱と
して、例えば特開平7−227026号公報に記載の電
気接続箱が提案されている。
【0003】この電気接続箱では、コネクタ部にリレー
が装着されると、コネクタ部の端子収容室内に収容され
た中継端子に該リレーの雄型端子が嵌合して電気的に接
続されるようになっている。また、リレーはリレー本体
とフード部とを備え、コネクタ部に装着されると、該フ
ード部が突出状態のコネクタ部の外側面を包囲した状態
となる。このため、リレーの装着時にはコネクタ部の外
側面によってフード部の内側面がガイドされ、コネクタ
部に対するリレーの装着姿勢が良好に保たれる。よっ
て、コネクタ部に対してリレーが抉りながら装着されて
しまうことが防止され、雄型端子と中継端子との嵌合不
良が生じにくくなる。
【0004】また、フード部の外側面には係止突起が形
成され、コネクタ部の近傍にはその係止突起と係合する
係止アームが形成されている。そして、コネクタ部に対
するリレーの装着完了時には、該係止突起と係止アーム
に設けられた鉤部とが係合するようになっている。この
ため、コネクタ部にリレーが装着保持され、車両の走行
時に生じる振動などによってリレーがコネクタ部から離
脱してしまうといった不都合が防止されている。
【0005】ところが近年では、欧州圏を中心に、製品
や部品の本質的機能を得るための最小限化を求める手法
として価値工学(VE=Value Engineering)が注目さ
れている。その観点から、リレーの製造コスト低減に伴
い、フード部を有しないリレーを使用する傾向にある。
しかし、フード部を省略すれば、上述したようにリレー
の装着姿勢を良好に維持することができなくなる上、コ
ネクタ部に対するリレーの装着保持の点で確実性が低下
する。
【0006】そこで従来では、例えば特開平10−84
190号公報に記載のリレーボックスが提案されてい
る。図8及び図9に示すように、このリレーボックス1
00にはリレー101を装着可能なリレー装着部102
が設けられ、そのリレー装着部102の周囲にガイド部
103が一体に設けられている。そして、そのガイド部
103によって包囲された内部空間A1内に抜き取り治
具104が挿入され、その抜き取り治具104内にリレ
ー101が挿入されることにより、リレー101の接続
端子101aとリレー装着部102に配設された接続端
子105とが電気的に接続されるようになっている。こ
のようにすれば、各リレー101にフード部を設ける必
要がなく、リレーブロック100にガイド部103を一
体形成するのみでよい。このため、ガイド部103の内
側面によってリレー101がガイドされ、リレー装着部
102に対するリレー101の装着姿勢が良好に保たれ
る。
【0007】また、ガイド部103の上部には一対の係
止爪106が形成されており、リレー装着部102に対
するリレー101の装着完了時にはそれら係止爪106
がリレー101の上面に係合して該リレー101の抜け
出し防止が行われるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、リレー10
1が故障した場合などには、該リレー101をリレー装
着部102から抜き取って交換作業を行う必要がある。
この場合、図9に示すように、前記リレーボックス10
0では、抜き取り治具104に設けられた摘み部104
a把持して同治具104を上方に引き上げることによっ
てリレー101の抜き取りを可能としているものの、そ
の際には同図に矢印F1で示すようにガイド部103に
一体形成した係止爪106を撓ませてリレー101との
係合を解除する作業が必要となる。このため、係止爪1
06を撓み易くなるように薄くすることも考えられる
が、このようにすると、係止爪106とリレー101と
の係合状態が振動等によって解除されてしまうおそれが
あるため、この点からは係止爪106を撓みにくく形成
することが望ましい。その一方、係止爪106を撓みに
くく形成すると、リレー101との係合解除作業が困難
となってしまうといった不都合が生じ、利害関係が相反
してしまう。
【0009】本発明はこうした実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ブロック本体に対する電気機能
部品の装着状態を確実に保持させることができるととも
に、ブロック本体から電気機能部品を取り外す作業を容
易に行うことができる電気機能部品装着ブロックを提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、電気機能部品に設け
られた端子部と接続可能な接続端子を収容するキャビテ
ィを有するブロック本体と、そのブロック本体の外側面
に立設された枠状の壁部によって構成されたガイド部と
を備え、そのガイド部によって包囲された空間内に前記
電気機能部品を装着することにより前記端子部を前記接
続端子に接続するようにした電気機能部品装着ブロック
であって、前記ガイド部において互いに対峙する一対の
壁部に、中央付近において幅狭の連結部を介して該壁部
と一体に形成され、前記連結部を軸として傾動可能な傾
動片を設け、その傾動片の一端部に、装着状態における
前記電気機能部品の上面に係合して同電気機能部品の離
脱を防止するロック部を設け、同傾動片の他端部に、前
記電気機能部品と係合して前記ブロック本体から離脱す
る方向へ該電気機能部品を浮上させる解除部を設け、前
記傾動片が非傾動状態においては前記ロック部がロック
位置に配置され、該傾動片の傾動状態においては前記ロ
ック部がロック解除位置に配置されるとともに、前記解
除部が前記電気機能部品を浮上させる位置に配置される
ように構成したことを要旨とする。
【0011】この構成によれば、電気機能部品の装着状
態においては、電気機能部品の上面にロック部が係合す
ることにより、ガイド部から電気機能部品が抜け出てし
まうことが防止される。また、傾動片を傾動させると、
それに連動してロック部と電気機能部品の上面との係合
状態が解除されるとともに、解除部によって電気機能部
品がブロック本体から離脱する方向に浮上するため、電
気機能部品の取外しが容易となる。
【0012】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電気機能部品装着ブロックにおいて、前記傾動片の
傾動軸心の近辺には、該電気機能部品の外側面と当接す
る突部が設けられていることを要旨とする。
【0013】この構成によれば、ガイド部に電気機能部
品を挿入した状態では同電気機能部品の外側面に突部が
当接するため、電気機能部品の支持効果が高まり、同電
気機能部品のガタツキ等をより一層防止可能となる。
【0014】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の電気機能部品装着ブロックにおい
て、前記ロック部及び前記解除部は、前記電気機能部品
の挿抜方向から見て互いに重なり合わない位置に設けら
れていることを要旨とする。
【0015】この構成によれば、電気機能部品の挿抜方
向への抜き型を用いた成形金型によって該ガイド部を成
形する際に、スライド型(電気機能部品の挿抜方向と直
交する方向への抜き型)を用いることなく同ガイド部を
成形することが可能となる。このため、単純な構成の成
形金型を用いることができ、電気機能部品装着ブロック
の成形コストの低減が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、本発明に
係る電気部品装着ブロックをリレーブロックとして具体
化した第1実施形態を図1〜図4に基づき詳細に説明す
る。
【0017】図1に示す合成樹脂製のリレーブロック1
0は、図示しない車両のインストルメントパネルの裏側
や、カバーなどで覆った状態でエンジンルームに設置さ
れるものである。図2にも併せ示すように、リレーブロ
ック10のブロック本体11の上面には四角枠状の壁部
からなるガイド部20が一体的に突設されている。そし
て、そのガイド部20の開口21から同ガイド部20に
よって包囲された空間A内にリレー30が挿入されるこ
とにより、リレー30はブロック本体11に着脱可能に
装着されるようになっている。
【0018】また、ブロック本体11内には複数のキャ
ビティ12がそれぞれ設けられ、それらの内部には、そ
れぞれ電線13がかしめられた雌型の圧着端子(接続端
子)14が収容されている。ブロック本体11の上壁に
おいて各キャビティ12と対応する箇所には端子挿入孔
15がそれぞれ透設され、これらの端子挿入孔15を介
してリレー30の端子部31が圧着端子14に挟入接続
される。
【0019】ガイド部20の内周長さはリレー30の外
周長さとほぼ等しく設定されており、リレー30の着脱
時にはその外側面がガイド部20によってガイドされ
る。このため、リレー30の位置ズレやガタツキ等が規
制され、リレー30を空間A内に安定した姿勢で挿入す
ることができる。よって、リレー30の挿入時に端子部
31がキャビティ12に設けられた圧着端子14に抉り
ながら接続されてしまうことが確実に防止され、端子部
31と圧着端子14との接続不良が生じることがない。
【0020】ガイド部20の互いに対峙する2つの壁部
(ここではガイド部20の短辺を構成する壁部)20
a,20bには、それぞれ傾動片22が形成されてい
る。これら傾動片22は、各壁部20a,20bの一部
によって構成された板状物であり、該壁部20a,20
bの略中央においてガイド部20に対するリレー30の
挿抜方向に延びるように形成されている。また、図2
(b)に示すように、各傾動片22は、前記空間A内に
リレー30を挿入した状態において、同空間A側の面と
リレー30の外側面との間に所定の間隙Cが確保される
ように形成されている。そして、図1に示すように、傾
動片22の両側面22aにおける中央箇所近辺(本実施
形態では中央箇所よりもやや上方位置)にはそれぞれ連
結部23が一体形成され、それら連結部23は対応する
壁部20a,20bに一体的に連結されている。各連結
部23は捻り変形可能に構成されており、図2(a)に
矢印F1,F2で示すように、傾動片22は連結部23
を軸心として傾動可能となっている。
【0021】傾動片22の上端における空間A側の面に
は、同空間A側に突出するロック部を構成する係止爪2
4が形成されている。本実施形態においてこの係止爪2
4は図1に示すように傾動片22の幅方向全体に形成さ
れ、その上面には斜面24aが設けられている。図2
(b)に示すように、係止爪24は、装着状態における
リレー30の上面に係合し、リレーブロック10に振動
や衝撃等が加わることがあっても、リレー30をガイド
部20から抜けないように保持する。
【0022】また、傾動片22の下端における空間A側
の面には、解除部を構成する尖鋭状の鉤部25が突設さ
れている。本実施形態においてこの鉤部25も係止爪2
4と同様に傾動片22の幅方向全体に形成され、鉤部2
5の上面には斜面25aが設けられている。
【0023】図2(b)に示すように、鉤部25は、各
壁部20a,20bの内周面よりも空間A側に突出しな
いように形成され、装着状態におけるリレー30の下面
とブロック本体11との間に先端が位置するようになっ
ている。
【0024】さらに、ガイド部20における傾動片22
が形成されていない2つの側壁(ここでは長辺側の側
壁)20cの上端部には、略円弧状の切欠部26が設け
られている。このため、リレー30がガイド部20に挿
入されているとき、リレー30の側面は切欠部26を介
して一部露出している。よって、リレー30を抜き取る
ときに、作業者がリレー30を指で掴むためのスペース
を確保することができる。
【0025】次に、ガイド部20に対するリレー30の
挿抜態様について説明する。リレー30の挿入時におい
ては、ガイド部20の開口21から空間A内にリレー3
0を挿入すると、リレー30の下端縁が傾動片22の係
止爪24の斜面24aに摺接し、リレー30の下端縁及
び外側面から係止爪24に外力が加わる。このため、連
結部23を軸心として傾動片22が傾動し、図2(a)
に示すように係止爪24が矢印F1方向、鉤部25が矢
印F2方向に移動する。
【0026】そして、図2(b)に示すように、リレー
30の各端子部31が対応する圧着端子14内に挟入接
続された装着状態では、傾動片22が元の位置に戻り、
係止爪24とリレー30の上面とが係合する。このた
め、リレー30はガイド部20から抜け出し不能にロッ
クされる。
【0027】一方、装着状態のリレー30を抜き取る際
には、各傾動片22の下端部を指で抓んで図2(a)に
示した矢印F2方向へ押圧することにより、各傾動片2
2が連結部23を軸心として傾動し、図3に示すよう
に、鉤部25の先端がリレー30の下端縁とブロック本
体11の上面との間に入り込みつつ、係止爪24が図2
(a)に示した矢印F1方向へ移動する。このため、係
止爪24とリレー30の上面との係合が解除される。つ
まり、各傾動片22の下端部を抓む動作により、係止爪
24とリレー30の上面との係合解除が可能となる。通
常、抓む動作は開く動作に比べて行い易いため、係止爪
24とリレー30の上面との係合を容易に解除すること
ができ、リレー30の抜き取り作業を容易に行うことが
できる。
【0028】また、係止爪24とリレー30の上面との
係合解除に伴い、鉤部25の斜面25aに沿ってリレー
30が浮き上がった状態となる。それゆえリレー30の
各端子部31と各圧着端子14との接触圧が大きく低減
され、リレー30の抜き取り作業を一層容易に行うこと
ができる。しかも、この傾動片22はガイド部20と一
体形成されているため、部品点数が増えることがなく、
リレーブロック10を簡単な構造とすることができる。
【0029】さらには、リレー30を浮き上がらせた状
態で傾動片22に対する押圧を解除しても係止爪24は
リレー30の外側面に当接するため、係止爪24がリレ
ー30の上面に係合しない。よって、傾動片22を押圧
した状態を維持しなくてもリレー30を取り外すことが
でき、一層容易に抜き取り作業を行うことができる。
【0030】また、連結部23は、傾動片22の中央箇
所よりもやや上方位置に形成されているため、傾動片2
2の下端部を軽い力で押圧することによってロック解除
及びリレー30の浮上を行うことができ、リレー30の
抜き取り作業をより一層容易に行うことができる。
【0031】なお、上述したリレー30に限らず、例え
ば図4に示すように、鉤部25の斜面25aと当接する
斜面32が下端縁に設けられたリレー30を用いてもよ
い。このリレー30を用いた場合、鉤部25がリレー3
0とブロック本体11との間に入り込み易くなり、係止
爪24とリレー30との係合解除、及びリレー30を浮
き上がらせることがより容易となる。
【0032】[第2実施形態]次に、本発明に係る第2
実施形態を図5〜図7に基づき詳細に説明する。なお、
ここでは第1実施形態と相違する点を主に述べ、共通す
る点については同一部材番号を付すのみとしてその説明
を省略する。
【0033】図5に示すように、本実施形態において
は、傾動片22が形成される壁部20a,20bが、ガ
イド部20における長辺側の壁部となっている。そし
て、図1と対比しても明らかなように、前記第1実施形
態に比べて傾動片22は、幅広に形成されている。
【0034】こうした傾動片22においても、第1実施
形態と同様に連結部23を介して、対応する壁部20
a,20bに連結されている。そして、係止爪24は、
傾動片22の幅方向全体ではなく、第1片22bの上端
の空間A側における略中央箇所に形成されている。一
方、鉤部25は、第2片22cの下端の空間A側におけ
る両側端部にそれぞれ形成されている。このため、本実
施形態において傾動片22には1つの係止爪24と2つ
の鉤部25が形成された状態となっている。そして、こ
れら係止爪24及び各鉤部25は、リレー30の挿抜方
向から見て互いに重ならないように形成されている。
【0035】また、傾動片22の空間A側の面におい
て、係止爪24と各鉤部25との間に位置するとともに
リレー30の挿抜方向から見て係止爪24及び各鉤部2
5と重ならない箇所には、それぞれ突部27が突設され
ている。これら突部27は、傾動片22の傾動軸心の近
辺に形成され、図6に併せ示すように、装着状態におけ
るリレー30の外側面に当接するようになっている。ま
た、各突部27におけるリレー30との当接面は曲面と
なっており、傾動片22の傾動時にはこの曲面に沿って
リレー30の外側面と常に線接触するようになってい
る。なお、これら突部27の該当接面は、必ずしも曲面
となっている必要はなく、リレー30の外側面に対して
点接触、線接触または面接触のうちのどの態様で接触す
るようになっていてもよい。また、突部27は、図7
(c)に示すように、連結部23における空間A側の面
に形成されてもよい。
【0036】このように構成されたリレーブロック10
では、前記第1実施形態と同様の態様でリレー30がガ
イド部20の空間A内に挿入され、リレー30の端子部
31と圧着端子14とが接続される。そして、この状態
においては、係止爪24がリレー30の上面に係合する
ことにより、リレー30はガイド部20に抜け出し不能
に保持される。
【0037】一方、ガイド部20からリレー30を抜き
取る際に各傾動片22の下部を指で抓んで図6(b)に
示す矢印F2方向へ押圧すると、各突部27とリレー3
0の外側面との接触面を軸心(支点)として各傾動片2
2が傾動し、連結部23に対して内方への曲げ応力がほ
とんど働かなくなる。このため、連結部23の強度を高
めることができる。
【0038】しかも、ガイド部20にリレー30を挿入
した状態ではリレー30の外側面に各突部27が当接す
るため、リレー30の支持効果が高まり、同リレー30
のガタツキ等をより一層防止することができる。加え
て、リレー30の外側面に各突部27が当接することに
より、傾動片22が経年変化や熱の影響などによって変
形しにくくなる。
【0039】さらに、係止爪24、鉤部25及び突部2
7は、リレー30の挿入方向からみて互いに重ならない
ように形成されているため、リレー30の挿抜方向への
抜き型を用いた成形金型によって該ガイド部20を成形
する際に、スライド型(リレー30の挿抜方向と直交す
る方向への抜き型)を用いることなく同ガイド部20を
成形することができる。よって、単純な構成の成形金型
を用いることができ、リレーブロック10の成形コスト
の低減を図ることができる。
【0040】それに加えて、各傾動片22にはそれぞれ
2つの鉤部25が形成されているため、リレー30の抜
き取り時には、リレー30をより確実に上方に浮き上が
らせることができる。
【0041】なお、本発明の第2実施形態は以下のよう
に変更してもよい。図7(a)に示すように、上端にお
ける両側端部にそれぞれ係止爪24を形成するととも
に、下端における略中央箇所に鉤部25を形成し、係止
爪24を2つ、鉤部25を1つ、突部27を2つ備えた
傾動片22としてもよい。このようにすれば、リレー3
0をガイド部20により強固に保持させることができ
る。
【0042】図7(b)に示すように、上端における一
方の側端部に係止爪24を形成し、下端における他方の
側端部に鉤部25を形成するとともに、それら係止爪2
4と鉤部25との間に突部27を形成することにより、
係止爪24、鉤部25及び突部27をそれぞれ1つずつ
備えた傾動片22としてもよい。
【0043】図7(c)に示すように、上端における一
方の側端部に係止爪24を形成し、下端における他方の
側端部に鉤部25を形成するとともに、各連結部23に
おける空間A側の面にそれぞれ突部27を形成すること
により、係止爪24及び鉤部25をそれぞれ1つ、突部
27を2つ備えた傾動片22としてもよい。
【0044】図7(d)に2点鎖線で示すように、図7
(b)に示した傾動片22の対角状に対向する部分を削
除して傾斜部28a,28bを設けた傾動片22として
もよい。また、図7(e)に示すように図7(c)に示
した傾動片22を同様に変更してもよい。
【0045】なお、ガイド部20は、リレー30に限ら
ず、ヒュージブルリンクを装着可能となっていてもよ
い。そして、電気機能部品装着ブロックは、前記リレー
ブロック10に限らず、ヒュージブルリンクが装着され
るヒュージブルリンクブロックや、リレー30・ヒュー
ジブルリンク・ヒューズなどの各種電気機能部品が装着
されるジャンクションブロックなどとして具体化されて
もよい。
【0046】また、連結部23は、傾動片22の中央よ
りも上方箇所に限らず、同傾動片22の中央箇所や中央
よりも下方箇所で連結されてもよい。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ブロック本体に対する電気機能部品の装着状態を確実に
保持させることができるとともに、ブロック本体から電
気機能部品を取り外す作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のリレーブロックの一部
を示す斜視図。
【図2】(a),(b)は、図1のA−A線断面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】第1実施形態の変形例を示す断面図。
【図5】第2実施形態のリレーブロックの一部を示す斜
視図。
【図6】(a),(b)は、図5のA−A線断面図。
【図7】(a)〜(e)は、第2実施形態の傾動片の変
形例を示す斜視図。
【図8】従来のリレーブロックの一部を示す斜視図。
【図9】図8のA−A線断面図。
【符号の説明】
10…電気機能部品装着ブロックとしてのリレーブロッ
ク、11…ブロック本体、11a…上面、12…キャビ
ティ、14…接続端子としての圧着端子、20…ガイド
部、20a〜20c…壁部、22…傾動片、23…連結
部、24…ロック部としての係止爪、25…解除部とし
ての鉤部、27…突部、30…電気機能部品としてのリ
レー、31…端子部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機能部品に設けられた端子部と接続
    可能な接続端子を収容するキャビティを有するブロック
    本体と、そのブロック本体の外側面に立設された枠状の
    壁部によって構成されたガイド部とを備え、そのガイド
    部によって包囲された空間内に前記電気機能部品を装着
    することにより前記端子部を前記接続端子に接続するよ
    うにした電気機能部品装着ブロックであって、 前記ガイド部において互いに対峙する一対の壁部に、中
    央付近において幅狭の連結部を介して該壁部と一体に形
    成され、前記連結部を軸として傾動可能な傾動片を設
    け、その傾動片の一端部に、装着状態における前記電気
    機能部品の上面に係合して同電気機能部品の離脱を防止
    するロック部を設け、同傾動片の他端部に、前記電気機
    能部品と係合して前記ブロック本体から離脱する方向へ
    該電気機能部品を浮上させる解除部を設け、前記傾動片
    が非傾動状態においては前記ロック部がロック位置に配
    置され、該傾動片の傾動状態においては前記ロック部が
    ロック解除位置に配置されるとともに、前記解除部が前
    記電気機能部品を浮上させる位置に配置されるように構
    成したことを特徴とする電気機能部品装着ブロック。
  2. 【請求項2】 前記傾動片の傾動軸心の近辺には、該電
    気機能部品の外側面と当接する突部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電気機能部品装着ブロ
    ック。
  3. 【請求項3】 前記ロック部及び前記解除部は、前記電
    気機能部品の挿抜方向から見て互いに重なり合わない位
    置に設けられていることを特徴とする請求項1または請
    求項2に記載の電気機能部品装着ブロック。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008167536A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Yazaki Corp ロック機構
WO2011055473A1 (ja) * 2009-11-05 2011-05-12 住友電装株式会社 電気接続箱
JP2016007090A (ja) * 2014-06-20 2016-01-14 矢崎総業株式会社 部品の保持構造、及び、電気接続箱

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