JP6365072B2 - ハイブリッド車両システム - Google Patents

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Description

本発明は、第1電動機及び第2電動機を備えたハイブリッド車両のシステムに関する。
従来、エンジンと、走行用及び発電用の2つのモータを備えたハイブリッド車両が知られている。この種のハイブリッド車両として、特許文献1に記載のものがある。
特許文献1に記載のハイブリッド車両は、エンジンを制御するエンジンECU、モータを制御するモータECU、エンジンとモータの動力を統制するハイブリッドECU、モータを駆動するインバータ、二次電池の電力を昇圧してインバータに供給する昇圧コンバータ等を備えている。そして、特許文献1に記載のハイブリッド車両では、ハイブリッド車両の動作、特に昇圧コンバータに異常が発生しているときに、退避走行を行っている。
特開2013−193523号公報
特許文献1に記載のハイブリッド車両では、車両の動力を統制するハイブリッドECUが故障すると、エンジンと走行用モータのどちらも制御できなくなるため、車両を停車させるしかなく、退避走行ができない。
本発明は、上記実情に鑑み、退避走行できる状況を増やすことが可能なハイブリッド車両システムを提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、内燃機関と、該内燃機関に対して動力の入出力が可能な第1電動機と、車両の駆動軸に直結された第2電動機とを備え、前記内燃機関及び前記第1電動機による車両走行と、前記第2電動機による車両走行とをそれぞれ可能とするハイブリッド車両システムであって、ドライバによるアクセル操作に基づくトルク指令値に応じて、前記内燃機関、前記第1電動機及び前記第2電動機の動力を統括して制御する統括制御手段と、前記統括制御手段に通信線を介して接続され、該統括制御手段からの制御指令に基づいて前記第2電動機の駆動を制御する第2電動機制御手段と、を備え、前記第2電動機制御手段は、前記アクセル操作情報を前記統括制御手段を介さずに入力する入力部と、前記第1電動機を用いた車両走行に関する第1異常が生じた場合に、前記入力部に入力される前記アクセル操作情報に基づいて前記第2電動機を駆動し、前記車両の退避走行を実施する第2退避走行手段と、を有する。
本車両システムでは、統括制御手段が、アクセル操作に基づくトルク指令値に応じて、内燃機関、第1電動機及び第2電動機の動力を統括して制御するようにしており、それら各々の動力をバランス良く制御する上で好適な構成となっている。また、内燃機関及び第1電動機による走行、第2電動機による走行がそれぞれ可能になっている。そのため、仮に統括制御手段の側で異常が生じても第2電動機による退避走行が可能であり、他方、仮に第2電動機制御手段の側で異常が生じても内燃機関及び第1電動機による退避走行が可能である。この場合特に、統括制御手段の側での異常発生時には、統括制御手段から第2電動機制御手段への制御指令が出力されないが、第2電動機制御手段には統括制御手段を介さずにアクセル操作情報が入力されるため、統括制御手段の側で異常が生じていても、アクセル操作情報に基づく適正な退避走行を実現できる。したがって、退避走行できる状況を増やすことができるようになっている。
ハイブリッド車両システムの構成を示す図。 モータの駆動システムの構成を示す図。 第1実施形態に係る車両走行ECUの構成を示す図。 第2実施形態に係る車両走行ECUの構成を示す図。
以下、ハイブリッド車両システムを具現化した各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
(第1実施形態)
まず、本実施形態に係るハイブリッド車両システムの構成について、図1を参照しつつ説明する。本実施形態に係るハイブリッド車両は、エンジン10(内燃機関)、MG1(第1電動機)、MG2(第2電動機)、動力分割機構13、及びバッテリ23を備える。
エンジン10は、燃料噴射弁19から供給された燃料と吸気との混合気の燃焼によって動力を発生する。発生した動力は、エンジン10のクランク軸16(出力軸)の回転動力として取り出され、後述する動力分割機構13により2経路に分割される。一方の経路は、駆動軸14に入力されて車両の走行動力となる経路であり、他方の経路は、MG1に伝達されて発電機として作動するMG1の回転動力となる経路である。
MG1及びMG2は、動力を入出力可能な三相のモータジェネレータである。MG1は、主に発電機として作動するとともに、エンジン10の始動時に、クランク軸16に初期回転を付与する電動機として作動する。MG1が発電機として作動する場合、MG1は、動力分割機構13を介して回転軸15に入力されたエンジン10の出力により、駆動されて発電する。すなわち、MG1は、エンジン10に対して動力の入出力が可能なモータジェネレータである。MG1により発電された電力は、MG2に供給されるかバッテリ23(二次電池)に蓄電される。一方、MG1が電動機として作動する場合は、MG1の動力が、回転軸15から動力分割機構13を介してクランク軸16へ入力され、クランク軸16に初期回転が付与される。バッテリ23は、複数の電池セルが直列接続されて構成された高圧の組電池であり、例えばリチウムイオン二次電池である。
MG2は、主として電動機として作動するとともに、車両の減速時に、回生発電を行う発電機として作動する。MG2は車両の駆動軸14に機械的に直結されている。駆動軸14はデファレンシャルギヤ17に連結されている。デファレンシャルギヤ17は、一対の車輪18を連結する車軸に連結されている。MG2が電動機として作動する場合、MG2の動力が、駆動軸14からデファレンシャルギヤ17を介して車輪18に伝達され、車両の走行動力となる。
動力分割機構13は、サンギヤSと、リングギヤRと、サンギヤSとリングギヤRとの間の動力伝達を可能とする複数のピニオンギヤP(図中、2つを例示)と、キャリアCとを含む遊星歯車から構成されている。ピニオンギヤPは、サンギヤS及びリングギヤRと係合し、キャリアCは、自転可能なようにピニオンギヤPを支持する。
動力分割機構13には、エンジン10のクランク軸16、MG1の回転軸15、及びMG2の回転軸(駆動軸14)の3軸が接続されている。詳しくは、キャリアCには、エンジン10のクランク軸16が機械的に連結されており、サンギヤSには、MG1の回転軸15が機械的に連結されている。さらに、リングギヤRには、MG2の回転軸が機械的に連結されている。本車両システムでは、エンジン10、MG1及びMG2の相互間にクラッチが設置されていない。そのため、本車両システムでは、エンジン10、MG1及びMG2を相互に切り離すことはできない。
動力分割機構13は、エンジン10、MG1及び駆動軸14の間で、動力伝達を可能としている。例えば、クランク軸16からキャリアCへ入力されたエンジン10の動力が、分割されてサンギヤSとリングギヤRとに入力される。リングギヤRに入力された動力は走行動力となり、サンギヤSに入力された動力はMG1の回転動力となる。また、動力分割機構13は、エンジン10、MG1及びMG3の回転速度を、3つの回転速度の間で一定の関係を保ちながら、様々に変化させることができる。
MG1はインバータ26(第1駆動回路)により駆動され、MG2はインバータ27(第2駆動回路)により駆動される。バッテリ23とインバータ26との間に昇圧コンバータ28が接続されている。そして、昇圧コンバータ28に対してインバータ26と並列にインバータ27が接続されている。
図2に、MG1及びMG2の駆動システムの詳細な構成図を示す。インバータ27の構成はインバータ26の構成と同様なので、図2ではインバータ27の詳細な構成は省略している。昇圧コンバータ28は、リアクトルL1、スイッチング素子Q1,Q2、及びダイオードD1,D2を備えるチョッパ回路である。
本実施形態では、スイッチング素子Q1,Q2として、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を用いている。スイッチング素子Q1,Q2には、ダイオードD1,D2がそれぞれ逆並列に接続されている。上アームのスイッチング素子Q1のエミッタ端子と、下アームのスイッチング素子Q2のコレクタ端子とが接続されており、その接続部にリアクトルL1の一端が接続されている。リアクトルL1の他端は、バッテリ23の正極端子に接続されている。バッテリ23の正極端子と負極端子とには、平滑用のコンデンサC1が接続されている。また、スイッチング素子Q1のコレクタ端子とスイッチング素子Q2のエミッタ端子とには、平滑用のコンデンサC2が接続されている。
昇圧コンバータ28は、スイッチング素子Q1,Q2がオンオフされることにより、バッテリ23から放電された電力を昇圧して、インバータ26,27へ供給したり、インバータ26,27から供給された電力を降圧して、バッテリ23を充電したりする。なお、スイッチング素子Q1,Q2として、MOSトランジスタやバイポーラトランジスタ等を用いることもできる。
インバータ26は、スイッチング素子Q3〜Q8とダイオードD3〜D8を備え、3個の直列体から構成されている。3個の直列体は、スイッチング素子Q3,Q5,Q7のエミッタ端子とスイッチング素子Q4,Q6,Q8のコレクタ端子とが、それぞれ接続されて構成されている。そして、スイッチング素子Q3〜Q8には、ダイオードD3〜D8がそれぞれ逆並列に接続されている。各直列体の接続部は、MG1の三相のコイルにそれぞれ接続されている。インバータ26は、スイッチング素子Q3〜Q8がオンオフされることにより、MG1を発電機又は電動機として駆動する。同様に、インバータ27は、6個のスイッチング素子がオンオフされることによりMG2を発電機又は電動機として駆動する。
さらに、本車両は、バッテリECU24、エンジンECU25、及び車両走行ECU30を備えている。バッテリECU24及びエンジンECU25は、それぞれ、CPU、電源回路、ROM、RAM及びI/O等から構成されている。車両走行ECU30は、HVCPU21(統括制御手段)、MG2CPU31(第2電動機制御手段)、MG1CPU41(第1電動機制御手段)、電源回路22(第1電源)、電源回路32(第2電源)、ROM、RAM及びI/O等から構成されている。
MG2CPU31及びMG1CPU41は、それぞれHVCPU21に通信線23,43を介して接続されている。また、MG2CPU31とMG1CPU41とは、通信線33を介して接続されている。さらに、HVCPU21及びMG2CPU31は、それぞれパワートレイン系のCANバスに接続されている。電源回路22は、鉛二次電池等の低圧バッテリ50からの給電により所定の電圧(例えば5V)を生成して、HVCPU21及びMG1CPU41へ供給する電源の供給源である。電源回路32は、低圧バッテリ50から所定の電圧(例えば5V)を生成して、MG2CPU31へ供給する電源の供給源である。
以下に、本車両システムに異常が発生していない場合におけるバッテリECU24、エンジンECU25、HVCPU21、MG2CPU31及びMG1PCU41の動作について説明する。
HVCPU21は、他のCPUよりも上位のCPUであり、エンジン10、MG1及びMG2の動力を統括して制御し、車両走行全体を制御する。HVCPU21は、MG2CPU31、MG1CPU41、エンジンECU25及びバッテリECU24のそれぞれと双方向通信を行う。また、HVCPU21は、アクセルペダルの踏込量であるアクセル開度Acc(アクセル操作情報)を検出するアクセルセンサ51から、アクセル開度Accが入力される入力部21aを有する。また、HVCPU21には、CANバスからシフトポジションや車速等の車両情報が入力される。
HVCPU21は、ドライバのアクセル操作すなわちアクセル開度Accやシフトポジション、車速等の車両情報に基づいて、駆動軸14に出力すべきトルク指令値を算出し、算出したトルク指令値が駆動軸14に出力されるように、エンジン10、MG1及びMGの動力を配分する。こうしたHVCPU21の制御によって、エンジン10、MG1及びMG2の動力がバランス良く制御できる。
例えば、アクセル開度Accが小さい場合等には、MG2の動力のみで車両を走行させる。この場合、エンジン10は停止される。また、アクセル開度Accが大きい場合、バッテリ23の残存容量SOCが低下した場合等には、エンジン10を駆動させる。この場合、エンジン10の動力のみで車両を走行させる場合と、エンジン10の動力とMG2の動力の両方で車両を走行させる場合とがある。また、エンジン10の動力でMG1を発電機として作動させ、MG1により発電された電力をMG2に供給して、MG2を電動機として作動させることもできる。
エンジンECU25は、HVCPU21からの制御指令に基づいて、エンジン10の駆動を制御するECUである。エンジンECU25は、エンジン10の運転状態を検出する各種センサから検出信号を受信する。各種センサとしては、クランクポジションセンサ、スロットルバルブポジションセンサ等がある。そして、エンジンECU25は、HVEUC20からの指令、及び各種センサから受信した検出信号に基づいて、各種アクチュエータに制御信号を送信し、エンジン10の駆動を制御する。各種アクチュエータは、燃料噴射弁19、スロットルバルブのポジションを調整するスロットルモータ等である。
バッテリECU24は、図示しない電圧センサ、電流センサ及び温度センサにより検出された電池電圧、充放電電流、電池温度を取得して、バッテリ23を管理するECUである。例えば、バッテリECU24は、充放電電流の積算値を算出し、算出した積算値と電池電圧とに基づいて残存容量SOC(State of Charge)を算出する。そして、バッテリECU24は、算出した残存容量SOCと電池温度とに基づいて、バッテリ23が過充電及び過放電にならないように、バッテリ23を充放電してもよい最大許容電力を算出する。
MG2CPU31は、HVCPU21からの制御指令に基づいて、MG2の駆動を制御するCPUである。MG2CPU30は、MG1ECU40と双方向通信を行う。MG2CPU31は、MG2の運転状態を検出する各種センサから検出信号を受信する。各種センサとしては、MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置センサ、MG2のコイルを流れる電流を検出する電流センサ等がある。そして、MG2CPU31は、HVCPU21からの制御指令に基づいて、MG2の駆動を制御する。詳しくは、MG2PCU31は、HVPCU21からの制御指令及び各種センサから受信した検出信号に基づいて、インバータ27が備える6個のスイッチング素子に制御信号を送信し、MG2の駆動を制御する。また、MG2CPU31は、HVCPU21を介さずにアクセル開度Accを入力する入力部31aを備える。また、MG2CPU31には、CANバスからシフトポジションや車速等の車両情報が入力される。
MG1CPU41は、HVCPU21からの制御指令に基づいて、MG1の駆動を制御するCPUである。詳しくは、MG1CPU41は、MG2CPU31と同様に、HVCPU21からの制御指令、及びMG3の運転状態を検出する各種センサから受信した検出信号に基づいて、インバータ26が備える6個のスイッチング素子に制御信号を送信し、MG1の駆動を制御する。また、MG1CPU41は、HVCPU21からの指令に基づいて、昇圧コンバータ28の2個のスイッチング素子Q1,Q2に制御信号を送信し、昇圧コンバータ28を作動させる。
本車両システムにおいて、HVCPU21、MG1CPU41、及びMG2CPU31のうちのいずれかに関連する異常が生じた場合を想定すると、HVCPU21及びMG1CPU41を一纏めにしてその動作が保証され、且つMG2CPU31の動作が保証されていればよい。よって、MG2CPU31の電源回路とHVPCU21の電源回路とは個別の回路とする必要があるが、HVPCU21の電源回路とMG1PCUの電源回路とを個別の回路とする必要はない。そこで、HVCPU21とMG1CPU41とで電源回路22を共有する構成としている。これにより、本車両システムの異常発生時において退避走行モードを増加させても、3個のCPUの電源回路を個別に設置する場合と比べて、コストの減少及び車両システムの小型化を実現できる。
次に、図3を参照して、異常発生時における退避走行機能について説明する。図3において、細い実線の矢印は通信ライン及び電源ラインを示し、破線の矢印は各CPUで使用される情報の流れを示す。ここでは、本車両システムの異常として第1異常と第2異常とを想定している。
第1異常は、MG1を用いた車両走行に関する異常であり、HVCPU21、MG1CPU41、通信線43の少なくともいずれかに関連する異常である。詳しくは、第1異常は、HVCPU21、MG1、MG1CPU41、通信線43、電源回路22及びインバータ26に関連する異常である。第1異常の発生時に、MG1及びエンジン10のいずれか一方の駆動ができなくなると、動力分割機構13における回転速度のつり合いから、他方の駆動もできなくなる。そのため、第1異常の発生時には、エンジン10の動力が得られなくなるとともに、MG1の発電電力も得られなくなる。
第2異常は、MG2を用いた車両走行に関する異常であり、MG2、MG2CPU31、電源回路32及びインバータ27に関連する異常である。このような第2異常の発生時には、MG2の動力が得られなくなる。
HVCPU21は、第2異常の発生時に、エンジン10及びMG1を駆動し、第1退避走行モードを実施する(第1退避走行手段)。第1退避走行モードでは、HVCPU21は、アクセル開度Accに基づいて、エンジンECU25を介してエンジン10を駆動させるとともに、MG1CPU41を介してMG1を駆動させ、エンジン10の動力で車両を走行させる。このとき、HVCPU21は、アクセル開度Accだけでなく車両情報のシフトポジションも用いれば、車両を前進及び後進させることができる。第1退避走行モードは、HVCPU21が実施するフェールセーフ制御である。
MG2CPU31は、第1異常の発生時に、MG2を駆動し、第2退避走行モードを実施する(第2退避走行手段)。第2退避走行モードでは、MG2CPU31は、アクセル開度Accに基づいてMG2を駆動させて、MG2の動力で車両を走行させる。このとき、MG2CPU31は、アクセル開度Accだけでなく車両情報のシフトポジションも用いれば、車両を前進及び後進させることができる。第2退避走行モードは、MG2CPU31が実施するフェールセーフ制御である。
図3(a)に示すように、本車両システムの正常時には、HVCPU21は、CANバスから車両情報を取得し、取得した車両情報とアクセル開度Accとに基づいて算出した制御指令を、MG2CPU及びMG1CPU41へ送信する。すなわち、HVCPU21は上位のCPUで、MG2CPU31及びMG1CPU41は、HVCPU21に対して並列に下位のCPUという関係になっている。また、HVCPU21のみが、入力されたアクセル開度Accを用いる。すなわち、アクセルセンサ51及びCANバスからMG2CPUへの通信ライン及び入力部31aは、第2退避走行モードを実施可能とするため冗長分である。
図3(b)に示すように、HVCPU21の故障(第1異常)が発生した場合、MG2CPU31は、HVCPU21と通信不能で、MG1CPU41と通信可能になる。また、通信線23の故障が発生した場合にも、同様に、MG2CPU31は、HVCPU21と通信不能で、MG1CPU41と通信可能になる。MG2CPU31は、HVCPU21と通信不能で、MG1CPU41と通信可能な場合、CANバスから車両情報を取得し、取得した車両情報をMG1CPU41へ送信する。さらに、この場合、MG2CPU31は、入力部31aに入力されたアクセル開度Acc及び取得したシフトポジションに基づいて、第2退避走行モードを実施する。また、この場合、MG1CPU41は、受信した車両情報(排気の情報等)からエンジン10で燃焼が行われていないことを把握し、第2退避走行モードの実行に障害となり得るMG1の駆動を停止させるとよい。このようにすると、第2退避走行モードの実行が容易になる。MG2CPU31は、MG1の停止を行わせる信号として、車両情報の代わりにMG1の停止指令をMG1CPU41へ出力してもよい。また、MG2CPU31は、HVCPU21及びMG1CPU41と通信不能となった場合、MG1CPU41へ車両情報を送信しないで、第2退避走行モードを実施する。
HVCPU21の故障又は通信線23の故障が発生した場合、MG2CPU31とHVCPU21との間で通信異常が生じて、MG2CPU31は、HVCPU21と通信不能となる。また、MG1CPU41の故障(第1異常)又は通信線33の故障が発生した場合、MG2CPU31とMG1CPU41との間で通信異常が生じて、MG2CPU31は、MG1CPU41と通信不能となる。また、電源回路22の故障(第1異常)が発生した場合、MG2CPU31は、HVCPU21とMG1CPU41の両方と通信不能となる。MG2CPU31は、HVCPU21と通信不能で、MG1CPU41と通信可能な場合は、HVCPU21又は通信線23の故障と判定し、MG1CPU41と通信不能で、HVCPU21と通信可能な場合は、MG1CPU41又は通信線33の故障と判定する。さらに、MG2CPU31は、HVCPU21とMG1CPU41の両方と通信不能な場合は、電源回路22の故障と判定する。
さらに、MG2CPU31は、昇圧コンバータ28の上アームのスイッチング素子Q1に制御信号を送信して、スイッチング素子Q1をオン状態すなわち導通状態に維持する。正常時では、MG1CPU41が昇圧コンバータ28の上下のスイッチング素子Q1,Q2を制御しているが、HVCPU21が故障すると、MG1CPU41は昇圧コンバータ28を制御できなくなる。スイッチング素子Q1がオフ状態のときにMG2が回生発電を行うと、コンデンサC2の両端に耐圧以上の電圧が印加され、コンデンサC2、昇圧コンバータ28、インバータ26、インバータ27が破損するおそれがある。しかしながら、MG2の回生発電を禁止すると、バッテリ23を充電できないため、退避走行距離が短くなる。そこで、第2異常発生時には、MG2CPU31はスイッチング素子Q1を導通状態に維持する。これにより、MG2により回生発電された電力をバッテリ23に充電できるため、退避走行距離を伸ばすことができる。なお、バッテリ23からの放電は、スイッチング素子Q1に逆並列に接続されたダイオードD1を通して行われる。
図3(c)に示すように、MG1CPU41の故障が発生した場合、MG2CPU31は、HVCPU21と通信可能で、MG1CPU41と通信不能となる。このとき、HVCPU21は、CANバスから車両情報を取得し、取得した車両情報をMG2CPU31へ送信する。MG2CPU31は、入力部31aに入力されたアクセル開度Acc、及びHVCPU21から送信されたシフトポジションに基づいて、第2退避走行モードを実施する。また、MG2CPU31は、通信線43の故障(第1異常)が発生したことを示す信号をHVCPU21から受信した場合にも、入力部31aに入力されたアクセル開度Acc、及びHVCPU21から送信されたシフトポジションに基づいて、第2退避走行モードを実施する。また、これらの場合も、MG2CPU31は、スイッチング素子Q1に制御信号を送信し、スイッチング素子Q1を導通状態に維持する。
図3(d)に示すように、MG2CPU31及び電源回路32の少なくとも一方の故障(第2異常)が生じた場合、HVCPU21は、MG2CPU31と通信不能となる。HVCPU21は、MG2CPU31と通信不能となった場合、CANバスから車両情報を取得し、取得した車両情報をMG1CPU41へ送信する。また、この場合、HVCPU21は、入力部21aに入力されたアクセル開度Acc及び取得したシフトポジションに基づいて、第1退避走行モードを実施する。
HVCPU21は、通信線23の故障が発生した場合にもMG2CPU31と通信不能となる。通信線23の故障が発生した場合、上述したようにMG2CPU31が第2退避走行モードを実施するので、HVCPU21は、MG1CPU41からMG2CPU31が第2退避走行モードを実施可能なことを示す信号を受信して、第1退避走行モードを実施しない。
なお、通信線23の故障が発生した場合に、第1退避走行モードを実施するようにして、第2退避走行モードを実施しないようにしてもよい。第1退避走行モードを優先する場合、MG2CPU31は、MG1CPU41からHVCPU21が第1退避走行モードを実施可能なことを示す信号を受信して、第2退避走行モードを実施しない。すなわち、通信線23の故障が発生した場合は、第1退避走行モード及び第2退避走行モードのいずれか一方による退避走行を実施する。
以上説明した第1実施形態によれば以下の効果を奏する。
(1)本車両システムでは、HVCPU21が、アクセル開度Accに基づくトルク指令値に応じて、エンジン10、MG1及びMG2の動力を統括して制御するようにしており、それら各々の動力をバランス良く制御する上で好適な構成となっている。また、エンジン10及びMG1による走行、MG2による走行がそれぞれ可能になっている。そのため、仮にHVCPU21の側で異常が生じてもMG2による退避走行が可能であり、他方、仮にMG2CPU31の側で異常が生じてもエンジン10及びMG1による退避走行が可能である。この場合特に、HVCPU21の側での異常発生時には、HVCPU21からMG2CPU31への制御指令が出力されないが、MG2CPU31にはHVCPU21を介さずにアクセル開度Accが入力される。そのため、HVCPU21の側で異常が生じていても、アクセル開度Accに基づく適正な退避走行を実現できる。したがって、退避走行できる状況を増やすことができる。
(2)MG2CPU31の側で異常が生じている場合には、HVCPU21は、HVPCU21に入力されたアクセル開度Accに基づく適正な退避走行を実現できる。
(3)本車両システムでは、HVCPU21、MG1CPU41、MG2CPU31及び通信線43のうちのいずれかに関連する異常が生じた場合を想定すると、HVCPU21及びMG1CPU41を一纏めにしてその動作が保証され、且つMG2CPU31の動作が保証されていればよい。この観点からして、HVCPU21及びMG1CPU41と、MG2CPU31とでそれぞれ一つずつの電源回路が設けられているとよい。これにより、各CPUにそれぞれ電源回路を設けた場合と比べて、コスト低減及び車両システムの小型化の効果が得られる。
(4)第1異常がHVCPU21のみの異常であった場合に、MG2CPU31から、MG1CPU41に対して、MG1の停止を行わせる信号が出力される。MG1CPU41は、MG2CPU31から出力された車両情報に基づいて、MG1の駆動を停止させる。これにより、第2退避走行モードの実施を容易にできる。
(5)HVCPU21及びMG1CPU41の2個のCPUに対して1個の電源回路22を設けることにより、第1異常が生じた場合に、MG2CPU31は、HVCPU21又は通信線23、MG1CPU41又は通信線33、電源回路22のいずれかの異常か判定できる。
(6)第1異常が発生した場合は、MG2CPU31により、昇圧コンバータ28の上アームのスイッチング素子Q1が導通状態に維持される。これにより、バッテリ23の電力を上アームのダイオードD1を介してインバータ27へ放電できるとともに、MG2の回生電力を、上アームのスイッチング素子Q1を介してバッテリ23へ充電することができる。よって、バッテリ23の充放電が可能となるため、退避走行距離を伸ばすことができる。
(第1実施形態の変形例)
・正常時において、MG2CPU31が、昇圧コンバータ28のスイッチング素子Q1,Q2を制御するようにしてもよい。このようにした場合、第1異常の発生時に、MG1CPU41がスイッチング素子Q1を導通状態に維持する。
・車両走行ECU30を、HVCPU21を備えるECU、MG2CPU31を備えるECU、MG1CPU41を備えるECUの3つのECUとしてもよい。この場合、HVCPU21を備えるECUと、MG1CPU41を備えるECUは、電源回路を共有する構成とする。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、第1実施形態と異なる点について図4を参照して説明する。HVCPU及びMG1CPUを一纏めにしてその動作が保証され、且つMG2CPUの動作が保証されていれば、第1退避走行モード及び第2退避走行モードのいずれかを実施できる。よって、エンジン10の駆動を制御するCPUと、MG2の駆動を制御するCPUとは独立したCPUとする必要があるが、エンジン10の駆動を制御するCPUとMG1の駆動を制御するCPUとは、独立したCPUとする必要がない。
そこで、第2実施形態では、HVCPU21及びMG1CPU41は、1つのHV−MG1CPU21bとして構成され、MG2CPU31はHV−MG1CPU21bとは別のCPUとして構成されている。第2実施形態では、HV−MG1CPU21bが統括制御手段に相当する。HV−MG1CPU21bの電源回路として、低圧バッテリ50からの給電により所定の電源電圧を生成する電源回路22が設けられている。以下に、第2実施形態に係る退避走行機能について説明する。
本車両システムの正常時には、図4(a)に示すように、HV−MG1CPU21bは、CANバスから車両情報を取得し、取得した車両情報とアクセル開度Accとに基づいて算出した制御指令を、MG2CPU31へ送信する。また、HV―MG1CPU21bは、入力部21aに入力されたアクセル開度Acc及び取得した車両情報に基づいて、エンジン10、MG1及びMG2の動力の統括制御を行っている。
図4(b)に示すように、HV−MG1CPU21b及び電源回路22の少なくとも一方の故障(第1異常)が生じた場合、MG2CPU31は、HV−MG1CPU21bと通信不能となる。MG2CPU31は、HV−MG1CPU21bと通信不能となった場合に、CANバスから車両情報を取得する。また、この場合、MG2CPU31は、入力部31aに入力されたアクセル開度Acc及び取得したシフトポジションに基づいて、第2退避走行モードを実施するとともに、第1実施形態と同様に、昇圧コンバータ28の上アームのスイッチング素子Q1をオン状態に維持して、バッテリ23の充放電を可能とする。
図4(c)に示すように、MG2CPU31及び電源回路32の少なくとも一方の故障(第2異常)が生じた場合、HV−MG1CPU21bはMG2CPU31と通信不能となる。HV―MG1CPU21bは、MG2CPU31と通信不能となった場合に、CANバスから車両情報を取得するとともに、入力部21aに入力されたアクセル開度Acc及び取得したシフトポジションに基づいて、第1退避走行モードを実行する。
第2実施形態によれば、第1実施形態の(1)〜(3)と同様の効果を奏するとともに、さらに、コストの減少及び車両システムの小型化の効果が得られる。
(第2実施形態の変形例)
・正常時において、MG2CPU31が、昇圧コンバータ28のスイッチング素子Q1,Q2を制御するようにしてもよい。このようにした場合、第1異常の発生時に、HV−MG1CPU21bがスイッチング素子Q1を導通状態に維持する。
・車両走行ECU30を、HV−MG1CPU21bを備えるECUと、MG2CPU31を備えるECUの2つのECUとしてもよい。このようにした場合、第1異常の発生時に、MG2CPU31がスイッチング素子Q1を導通状態に維持する。
(他の実施形態)
・駆動軸に直結されたMG2は1個に限らない。一対の車輪18とは異なる一対の車輪に連結された駆動軸に直結されたMG2を、さらに備えていてもよい。この場合、いずれかのMG2の動力で、第2退避走行モードを実行できればよい。
10…エンジン、14…駆動軸、21,21b…HVCPU、31…MG2CPU、31a…入力部。

Claims (7)

  1. 内燃機関(10)と、該内燃機関に対して動力の入出力が可能な第1電動機(MG1)と、車両の駆動軸(14)に直結された第2電動機(MG2)とを備え、前記内燃機関及び前記第1電動機による車両走行と、前記第2電動機による車両走行とをそれぞれ可能とするハイブリッド車両システムであって、
    ドライバによるアクセル操作に基づくトルク指令値に応じて、前記内燃機関、前記第1電動機及び前記第2電動機の動力を統括して制御する統括制御手段(21,21b)と、
    前記統括制御手段に通信線(23)を介して接続され、該統括制御手段からの制御指令に基づいて前記第2電動機の駆動を制御する第2電動機制御手段(31)と、
    を備え、
    前記第2電動機制御手段は、
    アクセル操作情報を前記統括制御手段を介さずに入力する入力部(31a)と、
    前記第1電動機を用いた車両走行に関する第1異常が生じた場合に、前記入力部に入力される前記アクセル操作情報に基づいて前記第2電動機を駆動し、前記車両の退避走行を実施する第2退避走行手段と、
    を有し、
    前記統括制御手段に通信線(43)を介して接続され、該統括制御手段からの制御指令に基づいて前記第1電動機の駆動を制御する第1電動機制御手段(41)を備え、
    前記第2退避走行手段は、前記第1異常として、前記統括制御手段と、前記第1電動機制御手段と、前記統括制御手段及び前記第1電動機制御手段を接続する前記通信線との少なくともいずれかに関する異常が生じた場合に、前記アクセル操作情報に基づいて前記第2電動機の駆動による退避走行を実施し、
    前記統括制御手段及び前記第1電動機制御手段は、第1電源(22)から電源供給を受け、
    前記第2電動機制御手段は、前記第1電源とは別に設けられた第2電源(32)から電源供給を受けるハイブリッド車両システム。
  2. 前記第2電動機制御手段は、前記統括制御手段と、前記統括制御手段及び前記第2電動機制御手段を接続する前記通信線とのいずれかに異常が生じており、且つ前記第1電動機制御手段が正常であることを条件として、前記第1電動機制御手段に対して前記第1電動機の停止を行わせる信号を出力する請求項に記載のハイブリッド車両システム。
  3. 前記第2電動機制御手段は、前記統括制御手段及び前記第1電動機制御手段のうちのいずれか一方との間で通信不能となっている場合に、通信不能が生じている方の制御手段と、その制御手段及び前記第2電動機制御手段を接続する前記通信線とのいずれかが異常であると判定するとともに、前記統括制御手段及び前記第1電動機制御手段の両方との間で通信不能となっている場合に、前記第1電源の異常であると判定する請求項1又は2に記載のハイブリッド車両システム。
  4. 前記統括制御手段は、前記第2電動機を用いた車両走行に関する第2異常が生じた場合に、前記アクセル操作情報に基づいて前記内燃機関及び前記第1電動機を駆動し、前記車両の退避走行を実施する第1退避走行手段を有する請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド車両システム。
  5. 前記統括制御手段は、前記第2電動機を用いた車両走行に関する第2異常が生じた場合に、前記アクセル操作情報に基づいて前記内燃機関及び前記第1電動機を駆動し、前記車両の退避走行を実施する第1退避走行手段を有し、
    前記統括制御手段及び前記第2電動機制御手段を接続する前記通信線の異常が生じた場合に、前記第1退避走行手段及び前記第2退避走行手段のいずれか一方による退避走行を実施する請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド車両システム。
  6. 内燃機関(10)と、該内燃機関に対して動力の入出力が可能な第1電動機(MG1)と、車両の駆動軸(14)に直結された第2電動機(MG2)とを備え、前記内燃機関及び前記第1電動機による車両走行と、前記第2電動機による車両走行とをそれぞれ可能とするハイブリッド車両システムであって、
    ドライバによるアクセル操作に基づくトルク指令値に応じて、前記内燃機関、前記第1電動機及び前記第2電動機の動力を統括して制御する統括制御手段(21,21b)と、
    前記統括制御手段に通信線(23)を介して接続され、該統括制御手段からの制御指令に基づいて前記第2電動機の駆動を制御する第2電動機制御手段(31)と、
    を備え、
    前記第2電動機制御手段は、
    アクセル操作情報を前記統括制御手段を介さずに入力する入力部(31a)と、
    前記第1電動機を用いた車両走行に関する第1異常が生じた場合に、前記入力部に入力される前記アクセル操作情報に基づいて前記第2電動機を駆動し、前記車両の退避走行を実施する第2退避走行手段と、
    を有し、
    前記統括制御手段に通信線(43)を介して接続され、該統括制御手段からの制御指令に基づいて前記第1電動機の駆動を制御する第1電動機制御手段(41)を備え、
    前記第2退避走行手段は、前記第1異常として、前記統括制御手段と、前記第1電動機制御手段と、前記統括制御手段及び前記第1電動機制御手段を接続する前記通信線との少なくともいずれかに関する異常が生じた場合に、前記アクセル操作情報に基づいて前記第2電動機の駆動による退避走行を実施し、
    前記統括制御手段は、前記第2電動機を用いた車両走行に関する第2異常が生じた場合に、前記アクセル操作情報に基づいて前記内燃機関及び前記第1電動機を駆動し、前記車両の退避走行を実施する第1退避走行手段を有し、
    前記統括制御手段及び前記第2電動機制御手段を接続する前記通信線の異常が生じた場合に、前記第1退避走行手段及び前記第2退避走行手段のいずれか一方による退避走行を実施するハイブリッド車両システム。
  7. 二次電池(23)と、
    前記第1電動機を駆動する第1駆動回路(26)と、
    前記二次電池と前記第1駆動回路との間に接続された昇圧コンバータ(28)と、
    前記第2電動機を駆動する駆動回路であって、前記昇圧コンバータに対して前記第1駆動回路と並列に接続された第2駆動回路(27)と、を備え、
    前記第2電動機制御手段は、前記第1異常が生じた場合に、前記昇圧コンバータの上アームのスイッチング素子(Q1)を導通状態に維持する請求項1〜6のいずれかに記載のハイブリッド車両システム。
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