JP6363535B2 - 開閉ドアおよび車両用空調装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、複数の吹き出し口が形成されたダクトを有する車両用空調装置において、ダクトに形成された吹き出し口に対応したダンパを回転軸に一体形成したものを吹き出し口の開閉ドアとして、部品点数の削減等を図った例が示されている。
このようなシール性の確保の手法として、先ずは、開閉ドアや開口部分の製造行程における厳密な寸法管理を行うことが基本である。すなわち、高い寸法精度を維持して製造することで、寸法精度に見合ったシール性を確保することは可能である。
その一方で、装置によっては、コスト高を招くことなく可能な限り高いシール性を確保した開閉ドアが所望される。
空気の流入、流出が可能に形成された開口を、所望に応じて開閉する開閉ドアであって、
前記開口は、内部に前記空気が通過する周縁部と、該周縁部の内側を複数の領域に仕切る仕切部とを有し、
前記開閉ドアは、回動軸と、前記回動軸から延出される開口閉塞面と、を有し、前記開口を閉じたときに、前記仕切部と当接して前記複数の領域が連通することを防止する仕切部用弾性部材が配設され、
前記仕切部用弾性部材は、前記開口閉塞面に直交する断面において仕切部に面する側が凹むとともに、前記開閉ドアが前記開口を閉じたときに、窪んだ部分が前記仕切部と当接する凹面を備えてなるものである。
かかる構成にあっては、開閉ドアは、前記開口を閉じたときに、前記周縁部と当接する周縁部用弾性部材が配設され、
前記仕切部用弾性部材と前記周縁部用弾性部材とは、一体的に設けられたものが好適である。
また、上記本発明の目的を達成するため、車両用空調装置は、
上述の構成の開閉ドアを備え、開閉ドアによって開閉される開口は、ベント吹出口に連通するベント開口であり、
前記仕切部は、前記ベント開口を、センタベント吹出口に連通するセンタベント領域と、サイドベント吹出口に連通するサイドベント領域とに仕切るよう構成されてなるものである。
また、開閉ドアにより開口を閉める際に仕切部に当たっても、仕切部用弾性部材によって、その際の衝撃力が緩和、吸収されるため開閉ドアが仕切部に当たる際の不快な音の発生が低減、抑圧され、車両用空調装置などに適する静粛性の高い開閉ドアを提供することができる。
なお、以下に説明する部材、配置等は本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
最初に、本発明の実施の形態における車両用空調装置1の全体的な構成について説明する。
本発明の実施の形態における車両用空調装置1は、車両のセンターコンソール部に搭載される縦型フルセンター置きタイプと称されるもので、車両のエンジンルームと車室を区画する隔壁よりも車室側に配され、インテークユニット2と空調ユニット3とを主たる構成要素として構成されている。
また、加熱用熱交換器9は、図示されないエンジン、ポンプ等と配管結合された暖房サイクルを構成している。あるいは、加熱用熱交換器9は電気発熱式であり、図示されないバッテリーと電気回路で接続される。
上述のエアガイド壁17の上端部に位置するエアミックスチャンバ13の領域に面して、フット側通路36に向かう空気の風量を調節するフットドア22が回動可能に設けられている。
そして、第1のエアミックスドア10及びエアガイド壁17の上端部よりも車両上方となるエアミックスチャンバ13の領域において、デフベント側通路37へ向かう空気量を調節するデフベント通路側ドア18が適宜な位置に、回動可能に配設されている。
本発明の実施の形態においては、上述したフットドア22、デフベント通路側ドア18、及び、デフベント切換ドア19により、各吹出用開口部14,15,16への空気の供給量の割合を調整するモードドアが構成されたものとなっている。
さらに、インテークユニット2は、外気導入口21と内気導入口60が空調ケース5に対して開口し、各導入口21,60は、空調ケース5に形成された空気取入口に向かって延びる通路26,20を有している。
そして、外気導入(FRESH)モードと内気循環(REC)モードとのモード切換制御は、例えば、ロータリ式の内外気切換ドア25を適宜回動することで可能となっている。
最初に、本発明の実施の形態におけるデフベント切換ドア19は、回動軸41と、開口閉塞板42とに大別されて構成されて、ベント吹出用開口部15とデフロスト吹出用開口部14とを選択的に開閉可能となっている(図1及び図2参照)。
なお、ベント吹出口48は、仕切部44a,44bにより、センタベント吹出口48aと2つのサイドベント吹出口48b,48cに区分されている。
本発明の実施の形態におけるベント開口47は、その全体形状が長方形をなし、2つの長辺の一方に沿ってデフベント切換ドア19の回動軸41が回動自在に設けられるものとなっている。
かかる開口閉塞板42は、具体的には、例えば、図5において、符号Aで示されたように、一枚の板状に形成されたものが考えられる。この場合、後述するように仕切部用弾性部材55を開口閉塞板42に止着するための止着孔51を適宜な数設けるのが好適である。
一方、その両脇の部位、すなわち、サイドベント領域46a,46bに対応する部位は、その横幅、すなわち、回動軸41と平行する方向の長さは、サイドベント領域46とほぼ同一に設定されているが、回動軸41に直交する方向の長さは、後述するようにサイドベント領域46a,46bを常時ブリード状態とするためにサイドベント領域46a,46bよりも短く設定されている(図2及び図5参照)。
なお、この実施例においても、サイド用板部材53a,53bの回動軸41と直交する方向の長さは、符号Aで示された実施例の場合同様、サイドベント領域46a,46bのその長さよりも短いものとなっている。
これに対して、デフロスト開口49は、デフベント切換ドア19により閉じた場合に、全閉状態とされるようになっている。
すなわち、開口閉塞板42の上述のサイドベント領域46a,46bに対応した部位の回動軸41に直交する方向の長さと、デフロスト開口49のその方向の長さはほぼ一致するものとなっている(図4参照)。
まず、開口閉塞板42には、ベント開口47を閉じた場合に、仕切部44a,44bと当接する部位に、仕切部用弾性部材55が配設されている(図2及び図3参照)。かかる仕切部用弾性部材55は、開口閉塞板42によりベント開口47を閉じた場合に、仕切部44a,44bに密着するように当接し、サイドベント領域46a,46bとセンタベント領域45との連通が確実に防止されるものとなっている(図2及び図3参照)。
まず、図6乃至図9に示された実施例は、開口閉塞板42が図5において符号Aで示された構成であっても、また、同図において符号Bで示された構成であっても、いずれの場合にも適用できるものである。
なお、仕切部用弾性部材55及び周縁部用弾性部材56の材質は、車両空調装置のドアに用いられるシート用の弾性部材であればよく、例えばEPDMやNBR、シリコンゴムなどのゴム材が好適である。そして、デフベント切換ドア19を射出成型により形成する際に、周知の2色成形工程を用いて、仕切部用弾性部材55及び周縁部用弾性部材56を形成することが望ましい。
先ず、この実施例において、仕切部44a,44bの開口閉塞板42に臨む端面の、上述した部分縦断面における形状が、サイドベント領域46a,46bからセンタベント領域45へ向かうに従って、開口閉塞板42との距離が徐々に大となるように曲面状に形成されたものとなっている(図6参照)。
図6に示された実施例において、当接部57は、開口閉塞板42に直交する断面における形状が、仕切部44a,44b対して緩やかに凹んだ形状となって、仕切部44a,44bと当接する凹面61aが形成された凹み部61となっている。
この図6に示された実施例においては、上述のように形成された埋設部58は、当接部57と反対側が凹状に形成されて風圧受け部62となっている。
一方、周縁部用弾性部材56は、開口閉塞板42の周縁を覆うようにして、仕切部用弾性部材55と一体的に設けられたものとなっている。
なお、図6に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この実施例において、仕切部用弾性部材55の当接部57は、開口閉塞板42に直交する断面形状が大凡山形に形成されて、仕切部44a,44bに対して凸条をなすものとなっている(図7参照)。
なお、図6、図7に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この実施例において、仕切部用弾性部材55の当接部57は、開口閉塞板42に直交する面における断面形状が、矩形状に形成されると共に、その矩形状の仕切部44a,44bに面する側が、大凡円弧状に凹陥されて凹陥部64が形成されたものとなっている。
なお、図6乃至図8に示された構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その詳細な説明は省略し、以下、異なる点を中心に説明することとする。
この実施例において、仕切部用弾性部材55の当接部57は、開口閉塞板42に直交する面における断面形状が台形状に形成されて、台形の斜面が仕切部44a,44bに面して、かつ、センタベント領域45側からサイドベント領域46a(又は46b)へ向かって徐々に下がるように形成されたものとなっている。
かかる構成においては、上述の当接部57の台形の斜面部分が、開口閉塞板42によりベント開口47を閉じた際の仕切部44a,44bへ対する押圧の大きさ応じて仕切部44a,44bの端面に密着し、仕切部用弾性部材55のシール性が一層向上されるものとなっている。
41…回動軸
42…開口閉塞板
44a,44b…仕切部
55…仕切部用弾性部材
56…周縁部用弾性部材
Claims (5)
- 空気の流入、流出が可能に形成された開口を、所望に応じて開閉する開閉ドアであって、
前記開口は、内部に前記空気が通過する周縁部と、該周縁部の内側を複数の領域に仕切る仕切部とを有し、
前記開閉ドアは、回動軸と、前記回動軸から延出される開口閉塞面と、を有し、前記開口を閉じたときに、前記仕切部と当接して前記複数の領域が連通することを防止する仕切部用弾性部材が配設され、
前記仕切部用弾性部材は、前記開口閉塞面に直交する断面において仕切部に面する側が凹むとともに、前記開閉ドアが前記開口を閉じたときに、窪んだ部分が前記仕切部と当接する凹面を備えることを特徴とする開閉ドア。 - 前記開閉ドアは、前記開口を閉じたときに、前記周縁部と当接する周縁部用弾性部材が配設され、
前記仕切部用弾性部材と前記周縁部用弾性部材とは、一体的に設けられたものであることを特徴とする請求項1記載の開閉ドア。 - 前記開閉ドアは、前記開口閉塞面に配設された前記周縁部弾性部材および前記仕切部用弾性部材と、を有することを特徴とする請求項1又は2記載の開閉ドア。
- 請求項1乃至3のいずれか記載の開閉ドアを備え、
前記開口は、ベント吹出口に連通するベント開口であり、
前記仕切部は、前記ベント開口を、センタベント吹出口に連通するセンタベント領域と、サイドベント吹出口に連通するサイドベント領域とに仕切ることを特徴とする車両用空調装置。 - 前記開閉ドアにより前記ベント開口を閉じたときに、
前記センタベント領域は空気の流入が防止され、
前記サイドベント領域は空気の流入が継続されることを特徴とする請求項4記載の車両用空調装置。
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