JP6362813B2 - 電磁アクチュエータ - Google Patents

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Description

この発明は、コイルへの通電により発生するコアと永久磁石との反発力を駆動源として可動部が直動する電磁アクチュエータに関する。
特許文献1に記載される電磁アクチュエータは、ケース、ケース内に配置されたコア、コア外周に配置されたボビンおよびボビンに巻回されたコイルを有する固定部と、2つのプレートおよびこれらプレートに挟まれた永久磁石を有する可動部とを備える。ケース、コアおよびプレートは、磁性体から構成されている。
コイルに通電されていない初期位置では、可動部が、永久磁石とコアとの吸着力でコアに吸着して固定部に保持される。この状態からコイルに通電することで、可動部は、固定部にあるコイルとコアからの磁束に永久磁石の磁束が反発して、固定部から離れる方向に移動する推力を得る。なお、可動部は、コイルへの通電が切断された後、固定部側へ押し戻す外力を加えることで初期位置に戻る。
国際公開第2014/086345号
特許文献1に代表される電磁アクチュエータは、コイルへの通電によりコアに発生する磁束をケース側に流すために、コアにおける可動部に対向する端部が径方向に拡径された鍔部を有する。この鍔部の厚みを薄くすると、コイルへの通電によってコアと可動部との間のギャップに漏れる磁束が増加して、可動部の推力が大きくなる傾向にある。
しかしながら、鍔部の厚みを薄くすると、鍔部における部品保持強度が低下するため、鍔部で他の部品を保持することが困難になる。
このように、従来の電磁アクチュエータにおいては、可動部の推力の向上と鍔部の部品保持強度とが相反関係にある。
なお、特許文献1に記載される電磁アクチュエータでは、鍔部のボビン側の全面が径方向外側に傾斜しており、鍔部の厚みが薄くなっている。
ただし、電磁アクチュエータの中には、コイルが巻回されたボビンやコアを鍔部で保持するものがある。このような電磁アクチュエータでは、鍔部の部品保持強度が要求されるので、特許文献1に記載される電磁アクチュエータのように、鍔部全体の厚みを薄くすることはできない。
この発明は上記課題を解決するもので、鍔部の部品保持強度を確保しつつ可動部の推力を向上させることができる電磁アクチュエータを得ることを目的とする。
この発明に係る電磁アクチュエータは、固定部および可動部を備えている。
固定部は、磁性体で構成されて、中心軸を有するケースと、ケースの内部に配置され、一端部に鍔部が設けられたコアと、コアに磁束を発生させるコイルとを有する。
可動部は、永久磁石を有して構成され、コアと永久磁石との吸着力でコアに吸着して保持され、コイルへの通電によって発生するコアと永久磁石とを反発させる反発力で鍔部から遠ざかる方向へ中心軸に沿って移動する。
鍔部は、コアの一端部から径方向外側に平坦に広がって可動部に対向する平坦部と、当該平坦部から径方向外側に平坦部よりも薄い厚みで広がって可動部に対向する薄厚部とを有する。
コアは、可動部の移動方向に並んだ複数の分割コアであり、複数の分割コアのうち、可動部に対向する分割コアは、鍔部と、鍔部における可動部に対向する面とは反対側の面から突出した筒状部とを有する。
筒状部の壁の厚みは、平坦部における可動部の移動方向の厚みよりも薄い。
この発明によれば、鍔部の肉厚が厚い部分で部品保持強度を確保し、肉厚が薄い部分で可動部の推力を向上させることができる。
この発明に係る実施の形態1である電磁アクチュエータの構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る電磁アクチュエータにおける鍔部およびその周辺構成を示す拡大断面図である。 平坦部の長さと反発力との関係を示すグラフである。 分割コアの平均磁束密度を示すグラフである。 図5AはLh/Lall=0のコア形状に対する磁束密度の分布を示す図である。図5BはLh/Lall=1のコア形状に対する磁束密度の分布を示す図である。 実施の形態1に係る電磁アクチュエータにおける鍔部の別の態様を示す拡大断面図である。 分割コアにおける筒状部の壁の厚みと平坦部の厚みとの関係を示す拡大断面図である。 図8Aは平坦な薄厚部を有する分割コアを示す断面斜視図である。図8Bは、階段状に薄厚にされた薄厚部を有する分割コアを示す断面斜視図である。
以下、この発明をより詳細に説明するため、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明に係る実施の形態1である電磁アクチュエータ1の構成を示す断面図である。図2は、電磁アクチュエータ1における鍔部4aおよびその周辺構成を示す拡大断面図である。電磁アクチュエータ1は、図1に示すように、固定部に対して、矢印Aの方向(以下、移動方向Aと記載する)に可動部7を移動させるアクチュエータであって、ケース2、分割コア3,4、コイル5、ブッシュ6および可動部7を備えている。
ケース2は、磁性体のケース部材2a,2b,2cから構成されて、中心軸を有する。可動部7は、ケース2の内部で、この中心軸に沿って移動する。
固定部は、ケース2、分割コア3,4およびコイル5を備えて構成される。
分割コア3,4は、ケース2の内部で可動部7の移動方向Aに並んで配置されており、分割コア3は、コイル5の内周側に配置され、分割コア4は、可動部7側に配置される。
ブッシュ6は、分割コア3と分割コア4とが対向している部分に装着されて、分割コア3を保持するリング状の部材である。すなわち、分割コア3は、図1に示すように、分割コア4との間に隙間が空いた状態で、ブッシュ6を介して鍔部4a上に保持される。
なお、分割コア3と分割コア4との間に隙間を空けることで、分割コア3と分割コア4は磁気的に分割されている。
分割コア3は、磁性体で構成された筒状の部材であり、中心軸に沿って分割コア4側に開口した孔部3aを有する。また、分割コア4は、鍔部4aと、鍔部4aにおける可動部7に対向する面とは反対側の面から突出した筒状部4a−3とを有する。
このように、分割コア4は、筒状部4a−3の一端部に鍔部4aを設けた構造であるので、鋼板に筒状部4a−3を絞り加工して作成することができる。すなわち、分割コア4は、鋼板から一体製品として安価に作成することが可能である。
可動部7は、永久磁石8およびプレート9,10を有し、分割コア4とケース部材2cとの間を往復移動する。図1では、可動部7が分割コア4に吸着した初期位置にある。
永久磁石8は、分割コア4に近い側がN極、遠い側がS極に着磁されているディスク状の磁石である。また、永久磁石8は、プレート9とプレート10との間に挟まれており、永久磁石8における分割コア4に近い側の面にはプレート9が固定され、遠い側の面にはプレート10が固定される。
プレート9は、磁性体で構成された部材であり、板部9aおよび筒状部9bを有する。
筒状部9bは、板部9aにおける分割コア4に対向する面から突出している筒状部材である。また、筒状部9bの中心孔は、板部9aも貫通している。さらに、筒状部9bは、分割コア3,4と同軸に配置されており、分割コア4における筒状部4a−3の貫通孔部4bを通って分割コア3,4の内部へ入ることができる。プレート10は、磁性体で構成された板状の部材である。
コイル5への通電がない場合、図1に示すように、永久磁石8が分割コア4に吸着することで、可動部7が初期位置に保持される。コイル5への通電があると、分割コア3,4に発生した磁束は、分割コア3、分割コア4、ケース2へと流れる。一方、永久磁石8の磁束は、プレート10、永久磁石8、プレート9へと流れている。そのため、通電開始直後に、分割コア4の鍔部4aと可動部7のプレート9の板部9aとの間に最大の反発力が発生して可動部7がケース部材2c側へ移動する。そして、永久磁石8がケース部材2cに吸着することで、可動部7が動作位置に保持される。コイル5への通電を切断してから可動部7に対して固定部側に図示しないバネ等によって押し戻す力を加えると、可動部7は、初期位置まで押し戻される。このとき、可動部7は、分割コア4と永久磁石8との吸着力によって分割コア4の鍔部4aに吸着して保持される。
次に、分割コア4の鍔部4aについて詳細に説明する。
図2に示すように、鍔部4aは、平坦部4a−1および傾斜部4a−2を有している。
平坦部4a−1は、分割コア4における、可動部7に対向する一端部から径方向外側に平坦に広がった部分である。また、平坦部4a−1は、他の部品を保持することが可能な厚みで形成されている。例えば、平坦部4a−1はブッシュ6を介して分割コア3を保持している。
傾斜部4a−2は、この発明における薄厚部を具体化したものであり、平坦部4a−1から径方向外側に平坦部4a−1よりも薄い厚みで広がって可動部に対向する部分である。図1および図2では、傾斜部4a−2は、可動部7に対向する面とは反対側の面が可動部7の移動方向に垂直な面に対して傾斜している。このような薄厚部を形成することで、ケース2との磁気抵抗が増加して、コイル5で発生して分割コア4からケース2へ流れる磁束のうち、鍔部4aとプレート9とのギャップに漏れる磁束が増加する。これにより、可動部7の推力となる反発力を大きくすることができる。
図3は平坦部4a−1の長さLhと反発力との関係を示すグラフであり、図2に示した鍔部4aにおける平坦部4a−1の径方向の長さLhと反発力との関係を有限要素法によって計算した結果を示している。縦軸の反発力は、平坦部4a−1の径方向の長さLhがほぼ0、すなわち平坦部4a−1がない場合の反発力で正規化した値である。なお、平坦部4a−1の径方向の長さLhは、図2に示すように、筒状部4a−3の厚みを含まない長さである。
また、図4は、分割コア4の平均磁束密度を規格化した値を示すグラフである。図4の縦軸は分割コア4の平均磁束密度、横軸はLh/Lallを示している。なお、Lallは、Lhと傾斜部4a−2の径方向の長さLtとを加算した長さである。
図5AはLh/Lall=0のコア形状に対する磁束密度の分布を示す図であり、図5BはLh/Lall=1のコア形状に対する磁束密度の分布を示す図である。ここで、分割コア4Aは鍔部4a1を有する分割コアである。分割コア4Bは鍔部4a2を有する分割コアである。図5Aおよび図5Bにおいて、磁束密度が増大するにつれて鍔部の断面の色が濃くなるように記載している。
図4に示すように、分割コア4の平均磁束密度は、Lh/Lallが0.75で極小値を取る。Lh/Lallが0.75より大きい場合は、分割コア4の鍔部の磁路断面積が増加することで磁気抵抗が低下し、コイル電流により発生する磁束が増加して磁束密度が増大する。図5Bは、Lh/Lall=1となる鍔部4a2における磁束密度を示している。
また、Lh/Lallが小さくなると、分割コア4の鍔部の磁路断面積が低下することで磁気抵抗が増大し、コイル電流により発生する磁束は減少し、磁束密度は小さくなることが自然だが、Lh/Lallが0.75以下の場合、分割コア4の鍔部における磁束密度は高くなる。これは、分割コア4が磁気飽和していることを示し、磁束密度が高くなるほど分割コア4の磁気飽和の度合いが強くなり、分割コア4から可動部7側の空隙へ磁束が漏れやすくなり、反発力が増大する。図5Aは、Lh/Lall=0となる鍔部4a1において、磁気飽和によって磁束密度が高くなった様子を示している。
以上からLh/Lallが0.75以下であれば、反発力の低下の度合いを抑えた範囲でLhを長くすることができる。そのため、Lh/Lallを0より大きく0.75以下とすることで、鍔部4aの部品保持強度を最大限に確保しつつ、可動部7の推力を向上させることが可能となる。
図6は、電磁アクチュエータ1における鍔部4aの別の態様を示す拡大断面図である。図6に示すように、鍔部4aを構成する薄厚部は、可動部7に対向する面が傾斜した傾斜部4a−4であってもよい。この場合、傾斜部4a−4と可動部7のプレート9との間のギャップが広がるため、反発力は、傾斜部4a−2に比べて低下する。
ただし、図6に示す鍔部4aは、図1および図2で示した鍔部4aよりも平坦面が大きくなる。これにより、例えば、固定部を組み立てるときに、部品を平坦面に保持することができ、電磁アクチュエータ1の組み立て性が向上する。
なお、傾斜部4a−4は平坦部4a−1よりも部品保持強度が劣るので、部品は、平坦部4a−1側の平坦面に保持することが望ましい。
また、ケース2内の固定部を樹脂モールドする場合、傾斜部4a−4では、図6に示すように、樹脂11が、傾斜部4a−4において可動部7側に形成される空間、すなわち、傾斜部4a−4の傾斜面により形成される空間にも充填される。これにより、樹脂11が分割コア4を保持することになるため、鍔部4aにおける部品保持強度も向上する。
図7は、分割コア4における、筒状部4a−3の壁の厚みTiと平坦部4a−1の厚みThとの関係を示す拡大断面図である。これまで説明したように、可動部7の推力となる反発力は、鍔部4aとプレート9とのギャップに漏れた磁束Bと永久磁石8の磁束Cとにより発生する。
しかしながら、分割コア4の筒状部4a−3の内周とプレート9の筒状部9bの外周との間隔Gapが狭い場合、コイル5で発生した磁束の一部が、プレート9の筒状部9bへ流れる。このようにしてプレート9の筒状部9bへ流れた磁束Dは、筒状部4a−3と筒状部9bとの間に径方向の吸引力を発生させ、この吸引力によって可動部7の運動が妨げられる。
そこで、図7に示す分割コア4では、筒状部4a−3の壁の厚みTiを平坦部4a−1の厚みThよりも薄くしている。このように構成することで、鍔部4aの部品保持強度を確保しつつ、筒状部4a−3の内周と筒状部9bの外周との間隔Gapを広げることができる。これにより、可動部7の運動を妨げる上記吸引力を小さくすることが可能となる。
次に、薄厚部の態様について詳細に説明する。
図8Aは、平坦な薄厚部4a−5を有する分割コア4を示す断面斜視図である。図8Bは、階段状に薄厚にされた薄厚部4a−6を有する分割コア4を示す断面斜視図である。
薄厚部4a−5は、図8Aに示すように、平坦部4a−1から径方向外側に傾斜しておらず、平坦部4a−1よりも薄い一定の厚みで径方向に平坦に広がっている。
このように構成しても、鍔部4aに厚みが薄い部分が形成されるので、可動部7の推力を向上させることができる。
薄厚部4a−6は、図8Bに示すように、階段状に薄厚になっている。このように構成しても、鍔部4aに厚みが薄い部分が形成されるので、可動部7の推力を向上させることができる。なお、薄厚部4a−5または薄厚部4a−6を有した分割コア4は、滑らかな傾斜部が不要であり、鋼板のプレス加工のみで容易に作成することができる。このため、安価な分割コア4を実現できる。
図8Aおよび図8Bでは、可動部7に対向する面とは反対側が階段状に薄厚な薄厚部4a−5,4a−6を示したが、可動部7に対向する側を階段状の薄厚にした薄厚部を設けてもよい。
このように構成しても、図6に示した傾斜部4a−4と同様の効果が得られ、さらに、プレス加工により安価に作成することが可能である。
以上のように、実施の形態1に係る電磁アクチュエータ1において、鍔部4aが、平坦部4a−1と薄厚部とを有する。平坦部4a−1は、分割コア4の一端部から径方向外側に平坦に広がって可動部7に対向する。薄厚部は、平坦部4a−1から径方向外側に平坦部4a−1よりも薄い厚みで広がって可動部7に対向する。薄厚部には、傾斜部4a−2,4a−4,薄厚部4a−5,4a−6のいずれかがある。
このように構成することで、平坦部4a−1で鍔部4aの部品保持強度を確保しつつ、薄厚部によって可動部7の推力を向上させることができる。
また、実施の形態1に係る電磁アクチュエータ1において、傾斜部4a−4は、可動部7に対向する面が可動部7の移動方向Aに垂直な面に対して傾斜している。
このように構成することでも、鍔部4aに厚みが薄い部分が形成されるので、可動部7の推力を向上させることができる。
さらに、ブッシュ6などの部品を載置することができる平坦面が大きくなるため、電磁アクチュエータ1の組み立て性が向上する。この際、平坦面はブッシュの肉厚よりも長くなる構造が好適である。
なお、ケース2内の固定部を樹脂モールドする場合、樹脂11が、傾斜部4a−4の傾斜面により形成される空間にも充填されるので、鍔部4aの部品保持強度も向上する。
さらに、実施の形態1に係る電磁アクチュエータ1において、傾斜部4a−2は、可動部7に対向する面とは反対側の面が可動部7の移動方向Aに垂直な面に対して傾斜している。このように構成しても、鍔部4aに厚みが薄い部分が形成されるので、可動部7の推力を向上させることができる。
さらに、実施の形態1に係る電磁アクチュエータ1では、平坦部4a−1の径方向の長さLhと傾斜部4a−2の径方向の長さLtとを加算した長さLallに対する平坦部4a−1の径方向の長さLhの比を0より大きく0.75以下とする。
このように構成することで、鍔部4aの部品保持強度を最大限に確保しつつ、可動部7の推力を向上させることが可能となる。
なお、薄厚部が傾斜部4a−4の場合であっても、上記寸法関係にあれば同様の効果が得られる。
さらに、実施の形態1に係る電磁アクチュエータ1において、分割コア4が、鍔部4aと、鍔部4aにおける可動部7に対向する面とは反対側の面から突出した筒状部4a−3とを有している。そして、筒状部4a−3の壁の厚みTiは、平坦部4a−1における可動部7の移動方向の厚みThよりも薄い。
このように構成することで、筒状部4a−3の内周と筒状部9bの外周との間隔Gapが広がって、筒状部4a−3と筒状部9bとの間の径方向の吸引力が小さくなる。これにより、可動部7の運動が阻害されにくくなる。
さらに、実施の形態1に係る電磁アクチュエータ1において、薄厚部4a−6は、階段状に薄厚になっている。このように構成しても、鍔部4aに厚みが薄い部分が形成されるので、可動部7の推力の向上を図ることができる。また、プレス加工で容易に作成可能であることから、安価な分割コア4を実現できる。
これまでの説明では、コアが分割コア3,4である場合を示したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、3以上に分割されたコアであってもよく、1つのコアであっても適用することができる。
なお、本発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る電磁アクチュエータは、鍔部の部品保持強度を確保しつつ可動部の推力を向上させることができるので、例えば、内燃機関のバルブリフト量を調整するカム切り替え機構に好適である。
1 電磁アクチュエータ、2 ケース、2a〜2c ケース部材、3,4,4A,4B 分割コア、3a 孔部、4a,4a1,4a2 鍔部、4a−1 平坦部、4a−2,4a−4 傾斜部、4a−3,9b 筒状部、4a−5,4a−6 薄厚部、4b 貫通孔部、5 コイル、6 ブッシュ、7 可動部、8 永久磁石、9,10 プレート、9a 板部。

Claims (6)

  1. 磁性体で構成されて、中心軸を有するケースと、前記ケースの内部に配置され、一端部に鍔部が設けられたコアと、前記コアに磁束を発生させるコイルとを有する固定部と、
    永久磁石を有して構成され、前記コアと前記永久磁石との吸着力で前記コアに吸着して保持され、前記コイルへの通電によって発生する前記コアと前記永久磁石とを反発させる反発力で前記鍔部から遠ざかる方向へ前記中心軸に沿って移動する可動部とを備え、
    前記鍔部は、前記コアの一端部から径方向外側に平坦に広がって前記可動部に対向する平坦部と、当該平坦部から径方向外側に前記平坦部よりも薄い厚みで広がって前記可動部に対向する薄厚部とを有し、
    前記コアは、前記可動部の移動方向に並んだ複数の分割コアであり、
    前記複数の分割コアのうち、前記可動部に対向する分割コアは、前記鍔部と、前記鍔部における前記可動部に対向する面とは反対側の面から突出した筒状部とを有し、
    前記筒状部の壁の厚みは、前記平坦部における前記可動部の移動方向の厚みよりも薄いことを特徴とする電磁アクチュエータ。
  2. 前記薄厚部は、前記平坦部から前記可動部の移動方向に垂直な面に対して傾斜する面を有した傾斜部であることを特徴とする請求項1記載の電磁アクチュエータ。
  3. 前記平坦部の径方向の長さと前記傾斜部の径方向の長さとを加算した長さに対する前記平坦部の径方向の長さの比が0より大きく0.75以下であることを特徴とする請求項2記載の電磁アクチュエータ。
  4. 前記傾斜部は、前記可動部に対向する面が前記可動部の移動方向に垂直な面に対して傾斜していることを特徴とする請求項2記載の電磁アクチュエータ。
  5. 前記傾斜部は、前記可動部に対向する面とは反対側の面が前記可動部の移動方向に垂直な面に対して傾斜していることを特徴とする請求項2記載の電磁アクチュエータ。
  6. 前記薄厚部は、階段状に薄厚になっていることを特徴とする請求項1記載の電磁アクチュエータ。
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