JP6361985B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
遊技盤上に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機と、該遊技機での遊技に関する情報を表示する遊技情報表示装置とを備える遊技システムであって、
前記遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口と、
前記始動口に遊技球が入球すると、図柄を変動表示させた後に停止表示させる図柄表示部と、
前記始動口よりも上流側に設けられて、前記遊技領域を流下する遊技球が進入可能な進入部から進入した遊技球が、前記始動口への入球が容易な入球容易排出部と、前記始動口への入球が困難な入球困難排出部とに振り分けられるステージと、
遊技球が前記ステージの前記入球容易排出部を経由することなく前記始動口に入球する第1経路と、
遊技球が前記ステージの前記入球容易排出部を経由して前記始動口に入球する第2経路と、
前記進入部から前記ステージに遊技球が進入したことを検知する第1検知部と、
前記ステージに進入した遊技球が前記入球容易排出部から排出されたことを検知する第2検知部と、
前記第1検知部で遊技球が検知されたことを示す進入信号を前記遊技情報表示装置に向けて送信する進入信号送信手段と、
前記第2検知部で遊技球が検知されたことを示す排出信号を前記遊技情報表示装置に向けて送信する排出信号送信手段と、
前記図柄表示部で前記図柄が変動表示されたことを示す図柄変動信号を送信する図柄変動信号送信手段とを有し、
前記遊技情報表示装置は、
前記図柄変動信号と、前記排出信号と、前記進入信号とを受信する受信手段と、
遊技球が前記第1経路または前記第2経路を経由して前記始動口に入球することによって前記図柄が変動表示した図柄変動回数と、遊技球が前記第2経路を経由して前記始動口に入球することによって前記図柄を変動表示させた回数と、前記ステージに遊技球が進入した回数とを、前記図柄変動信号と、前記排出信号と、前記進入信号とに基づいて表示する表示部と
を有することを特徴とする。
遊技盤上に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機であって、
遊技球が入球可能な始動口と、
前記始動口に遊技球が入球すると、図柄を変動表示させた後に停止表示させる図柄表示部と、
前記始動口よりも上流側に設けられて、前記遊技領域を流下する遊技球が進入可能な進入部を有し、該進入部から進入した遊技球が、前記始動口への入球が容易な入球容易排出部と、前記始動口への入球が困難な入球困難排出部とに振り分けられるステージと、
遊技球が前記ステージの前記入球容易排出部を経由することなく前記始動口に入球する第1経路と、
遊技球が前記ステージの前記入球容易排出部を経由して前記始動口に入球する第2経路と、
前記進入部から前記ステージに遊技球が進入したことを検知する第1検知部と、
前記ステージに進入した遊技球が前記入球容易排出部から排出されたことを検知する第2検知部と、
前記第1検知部で遊技球が検知されたことを示す進入信号を前記遊技機の外部に送信する進入信号送信手段と、
前記第2検知部で遊技球が検知されたことを示す排出信号を前記遊技機の外部に送信する排出信号送信手段と、
前記図柄表示部で前記図柄が変動表示されたことを示す図柄変動信号を前記遊技機の外部に送信する図柄変動信号送信手段と
を備えることを特徴とする。
A.遊技ホールのネットワーク構成:
B.パチンコ機の構成:
B−1.装置前面側の構成:
B−2.遊技盤の構成:
B−3.制御回路の構成:
B−4.遊技の進行態様:
B−5.遊技制御処理:
B−6.信号の外部出力:
C.データ表示機の構成:
C−1.装置構成:
C−2.表示制御処理:
図1は、本実施例の遊技ホールのネットワーク構成を示す説明図である。図1に示すように、遊技ホールには複数のパチンコ機1が設置されている。各パチンコ機1の左方には、遊技者の残金情報を管理するカードユニット60が設けられている。カードユニット60には、紙幣を受け付ける紙幣投入口と、遊技者が入力操作可能なタッチパネル式の操作パネルと、残金を記憶したカードを返却する返却口とが設けられている。カードユニット60はパチンコ機1と通信可能に接続されており、カードユニット60が管理する残金情報に基づいてパチンコ機1側で遊技球が貸し出される。
B−1.装置前面側の構成 :
図2は、本実施例のパチンコ機1の正面図である。図2に示すように、パチンコ機1の前面部には、前面枠4が設けられている。前面枠4の略中央部には窓部4aが形成されており、この窓部4aには合成樹脂製の透明板4bが嵌め込まれている。遊技者は、窓部4a(透明板4b)を通して奥側に配置される遊技盤20(図3参照)の遊技領域を視認可能である。また、前面枠4における窓部4aの右下方には、小窓部4cが形成されており、この小窓部4cには合成樹脂板等の透明板4dが嵌め込まれている。遊技者は、小窓部4c(透明板4d)を通して奥側に配置された遊技盤20のセグメント表示部50(図3参照)を視認可能である。詳しくは後述するが、セグメント表示部50とは、複数のLEDの組合せによって遊技に係る情報を表示する表示部である。
図3は、遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。図3に示すように、遊技盤20の中央には略円形状の遊技領域21が形成されている。遊技領域21の周囲には、発射装置ユニット261(図5参照)から発射された遊技球を遊技領域21へ案内する案内通路が、外レール22と内レール23とによって形成されている。発射装置ユニットから発射された遊技球は、この案内通路を通過して遊技領域21に放出される。
図5は、本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成を示したブロック図である。図示されているようにパチンコ機1の制御回路は、多くの制御基板や、各種基板、中継端子板などから構成されている。詳しくは、遊技の基本的な進行に係る制御を司る主制御基板200と、遊技の演出に係る制御を司るサブ制御基板220と、サブ制御基板220の制御下で画像の表示や音声の出力に係る制御を司る画像音声制御基板230と、サブ制御基板220の制御下でランプの発光に係る制御を司るランプ制御基板226と、遊技球の貸し出しや払い出しに係る制御を司る払出制御基板240と、遊技球の発射に係る制御を司る発射制御基板260などから構成されている。これら制御基板は、各種論理演算および算出演算を実行するCPU(図5におけるCPU201、221等)や、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM(図5におけるROM202、222等)、プログラムの実行に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM(図5における203、223等)、入出力用回路など、種々の周辺LSIがバスで相互に接続されて構成されている。
本実施例のパチンコ機1では、次のようにして遊技が進行する。上皿部7に遊技球が貯留された状態で発射ハンドル9が回転されると、上皿部7に貯留された遊技球が1球ずつ発射装置ユニット261に供給されて、図3を用いて前述した遊技領域21に発射される。遊技球を打ち出す強さは発射ハンドル9の回転角度に対応するので、遊技者は発射ハンドル9の回転角度を変化させることによって、遊技者は所望する領域に遊技球を流下させることができる。例えば、中央装置40(演出表示装置41)の左方の領域を流下するように遊技球を発射させる左打ちを行ったり、中央装置40(演出表示装置41)の右方の領域を流下するように遊技球を発射させる右打ちを行ったりすることができる。
上述した第1始動口24には左打ちされた遊技球が入球可能となっている。左打ちされた遊技球が第1始動口24に入球し、その入球した遊技球が第1始動口センサー24sによって検知されると、所定の判定乱数(後述する大当り判定乱数、変動パターン選択乱数など)を取得し、該判定乱数に基づいて大当りであるか外れであるかを判定する大当り判定を行う。そして、この大当り判定の結果に基づいて、第1の特別図柄(以下「第1特図」ともいう)を変動表示させた後に停止表示させる。また、上述した第2始動口25には右打ちされた遊技球が入球可能となっている。右打ちされた遊技球が第2始動口25に入球し、その入球した遊技球が第2始動口センサー25sによって検知されると、所定の判定乱数(後述する大当り判定乱数、変動パターン選択乱数など)を取得し、該判定乱数に基づいて大当りであるか外れであるかを判定する大当り判定を行う。そして、この大当り判定の結果に基づいて、第2の特別図柄(以下「第2特図」ともいう)を変動表示させた後に停止表示させる。ここで、第1特図、第2特図について説明する。
遊技球が第1始動口24に入球すると、上述したように第1特図についての大当り判定や変動表示が行われるものの、これらの大当り判定や変動表示は、遊技球が第1始動口24に入球後に直ぐに行われるのではなく、取得された判定乱数を第1特図保留として一旦記憶する。そして、所定の条件が成立したら、記憶した第1特図保留に基づいて大当り判定や第1特図の変動表示を行う。このような第1特図保留は4個を上限として記憶される。第1特図保留の記憶数(第1特図保留数)は、セグメント表示部50の第1特図保留表示部53に表示される。すなわち、図6に示すように、第1特図保留表示部53には2個のLEDが配置されており、この第1特図保留表示部53では、2個のLEDのうち1個のLEDを点灯することで第1特図保留数が1個であることを示し、2個のLEDを点灯することで第1特図保留数が2個であることを示し、1個のLEDを点滅することで第1特図保留数が3個であることを示し、2個のLEDを点滅することで第1特図保留数が4個であることを示す。
本実施例のパチンコ機1では、予め記憶された変動パターン選択テーブルを参照して特別図柄の変動パターンが選択される。変動パターンとは、特別図柄(第1特図または第2特図)が変動表示を開始してから停止表示するまでの時間(変動時間)であり、各変動パターンには他の変動パターンと識別するための情報(変動パターンID)が付されている。また、変動パターン選択テーブルとは、複数の変動パターン(変動パターンID、変動時間)に上述した変動パターン選択乱数が割り振られたテーブルである。このような変動パターン選択テーブルを参照して、今回第1特図保留または第2特図保留として読み出した変動パターン選択乱数に対応する変動パターンを、今回の変動パターンとして決定する。
上述したように、第1特図または第2特図が何れかの大当り図柄で停止表示されると、大入賞口28が開放状態となるラウンド遊技が複数回行われる大当り遊技を開始する。上述した大入賞口28には右打ちされた遊技球が入球可能となっている。このため、大当り遊技中は右打ちが行われることとなる。
上述した普通図柄作動ゲート27は右打ちされた遊技球が通過可能となっている。右打ちされた遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過し、その遊技球がゲートセンサーによって検知されると、所定の判定乱数(後述する普図当り判定乱数)を取得し、該判定乱数に基づいて普図当りであるか外れであるかを判定する普図当り判定を行う。そして、この普図当り判定の結果に基づいて、普通図柄を変動表示させた後に停止表示させる。図6に示すように、セグメント表示部50には、普通図柄を表示する普図表示部56が設けられており、普図表示部56には2個のLEDが配置されている。普通図柄は、普図表示部56において、2個のLEDのうち点灯するLEDを切り換えることによって変動表示され、2個のLEDのうち所定のLEDを点灯した状態とすることで停止表示される。本実施例のパチンコ機1では、普通図柄として、2個のLEDのうち左のLEDを点灯させた普図当り図柄と、右のLEDを点灯させた普図外れ図柄の2種類の図柄を停止表示可能である。普図当り判定の結果が普図当りである場合は普通図柄が普図当り図柄で停止表示され、普図当り判定の結果が普図外れである場合は普通図柄が普図外れ図柄で停止表示される。こうして普通図柄を当り図柄または外れ図柄で停止表示したら、停止表示された図柄を確定させるべく、図柄が停止表示された状態を所定の時間が経過するまで維持する表示(確定表示)を行う。そして、普通図柄が普図当り図柄で停止表示された場合は、第2始動口25が開放状態となった後に閉鎖状態となる普図当り遊技が行われる。
遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過すると、普図当り判定や普通図柄の変動表示が行われるものの、これらの普図当り判定や変動表示は、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過後に直ぐに行われるのではなく、取得された判定乱数を普図保留として一旦記憶する。そして、所定の条件が成立したら、記憶した普図保留に基づいて普図当り判定や普通図柄の変動表示を行う。このような普図保留も4個を上限として記憶される。普図保留の記憶数(普図保留数)は、セグメント表示部50の普図保留表示部57に表示される。すなわち、図6に示すように、普図保留表示部57には2個のLEDが配置されており、この普図保留表示部57では、2個のLEDのうち1個のLEDを点灯することで普図保留数が1個であることを示し、2個のLEDを点灯することで普図保留数が2個であることを示し、1個のLEDを点滅することで普図保留数が3個であることを示し、2個のLEDを点滅することで普図保留数が4個であることを示す。尚、本実施例のパチンコ機1では、普図保留が記憶されている場合において、普通図柄の変動表示中、普通図柄の確定表示中、普図当り遊技中の何れでもなければ、最先に記憶された普図保留に係る普図当り判定および普通図柄の変動表示を行う。
ここで、本実施例のパチンコ機1では、大当り判定において大当りと判定される確率に係る遊技状態と、第2始動口25への遊技球の入球頻度に係る遊技状態とが適宜設定される。これらのうち大当り判定において大当りと判定される確率に係る遊技状態は、「大当り判定において大当りと判定される確率が低い(299.9分の1の確率である)低確率状態」または「大当り判定において大当りと判定される確率が高い(60.0分の1の確率である)高確率状態」に設定される。また、第2始動口25への遊技球の入球頻度に係る遊技状態は、「第2始動口25への遊技球の入球頻度が低い非電サポ状態」または「第2始動口25への遊技球の入球頻度が高い電サポ状態」に設定される。
本実施例のパチンコ機1では、上述したような遊技の進行に合わせて、演出表示装置41に種々の画像を表示する演出を行う。例えば、演出表示装置41では、第1特図または第2特図の変動表示(図柄変動遊技)に合わせた各種の演出(以下「図柄変動演出」という)が行われる。すなわち、第1特図表示部51または第2特図表示部52にて特別図柄(第1特図または第2特図)の変動表示(図柄変動遊技)の開始タイミングと同期して、演出表示装置41においても3つの識別図柄41a,41b,41cの変動表示を一斉に開始し、その後、特別図柄の変動時間が経過するまで種々の態様で変動表示を行う。そして、特別図柄の変動表示の終了タイミング(特別図柄の停止表示)と同期して3つの識別図柄41a,41b,41cの変動表示を終了する。本実施例のパチンコ機1では、識別図柄として「1」〜「9」までの9つの数字を意匠化した図柄を表示可能である。
図8は、主制御基板200のCPU201が、遊技の進行に係る制御として行う遊技制御処理の大まかな流れを示したフローチャートである。遊技制御処理は、主制御基板200のCPU201によって、所定周期毎(例えば4msec毎)に発生するタイマ割り込みに基づき行われる。以下、フローチャートに従って、主制御基板200のCPU201が行う遊技制御処理について説明する。尚、以下の説明では、CPU201の初期化処理や、割り込み禁止処理、割り込み許可処理などの周知の処理については、その説明を省略している。
図8に示すように、主制御基板200のCPU201は遊技制御処理を開始すると先ず、出力処理(S100)を行う。本実施例のパチンコ機1では、各種処理において、サブ制御基板220を初めとする各種制御基板に向けて送信する各種コマンドをRAM203に確保された出力バッファに記憶する。出力処理(S100)では、このように出力バッファに記憶された各種コマンドを各種制御基板に向けて送信する。こうすることにより、例えば、サブ制御基板220では、遊技の進行に合わせた演出の制御が行われることになり、払出制御基板240では、払出モーター243を駆動して遊技球の払い出しが行われることとなる。
主制御基板200のCPU201は、続いて、入力処理(S200)を行う。本実施例のパチンコ機1では上述したように、第1始動口24、第2始動口25、一般入球口の何れかに遊技球が入球した場合は3個の遊技球が払い出され、大入賞口28に遊技球が入球した場合は13個の遊技球が払い出される。そこで、入力処理(S200)の処理では、これらの入球を検知するセンサー類(第1始動口センサー24sや、第2始動口センサー25s、大入賞口センサー28s、進入検知センサー42s、排出検知センサー45s等)について、遊技球を検知したか否かを判断する。その結果、遊技球を検知している場合は、払い出す遊技球の数を示す払出コマンドを上述した出力バッファに記憶する。こうして出力バッファに記憶された払出コマンドは次回の出力処理(S100)で払出制御基板240に向けて送信される。
主制御基板200のCPU201は、続いて、乱数更新処理(S300)を行う。本実施例のパチンコ機1では上述したように、大当り判定や普図当り判定は所定の判定乱数に基づいて行われる。詳しくは、大当り判定は「大当り判定乱数」に基づいて行われ、普図当り判定は「普図当り判定乱数」に基づいて行われる。また、本実施例のパチンコ機1における特別図柄の変動表示は変動パターンに基づいて行われるが、この変動パターンは「変動パターン選択乱数」に基づいて選択される。また、本実施例のパチンコ機1では、大当り判定結果が大当りである場合は、100種類の大当り図柄のうち何れかの大当り図柄が停止表示されるが、この大当り図柄の種類は「図柄選択乱数」に基づいて選択される。乱数更新処理(S300)では、これらの乱数を更新する。尚、これらの乱数の更新は、乱数更新処理(S300)においてだけでなく、遊技制御処理を終了してから次の遊技制御処理を開始する(次のタイマ割り込み)までの期間にも行うこととしてもよい。また、乱数更新の専用回路を設けて、この専用回路で乱数を更新することとしてもよい。
主制御基板200のCPU201は、続いて、ゲートセンサー検出処理(S400)を行う。このゲートセンサー検出処理(S400)では、普図保留を記憶する処理が行われる。すなわち、主制御基板200のCPU201は先ず、ゲートセンサー27sの検知結果に基づいて、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過したか否かを判断する。その結果、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過した場合は、普図保留数が上限値である4個に達しているか否かを判断する。そして、普図保留数が4個に達していなければ、普図当り判定乱数を取得すると共に該普図当り判定乱数を普図保留として記憶する。普図保留は、記憶した順序を識別できるように、RAM203に確保された普図保留記憶領域に記憶される。尚、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過していなかった場合や、普図保留数が既に4個に達していた場合は、新たな普図保留は記憶しない。
主制御基板200のCPU201は、続いて、始動口等センサー検出処理(S450)を行う。始動口等センサー検出処理(S450)では、先ず第1始動口センサー24sの検知結果に基づいて、遊技球が第1始動口24に入球したか否かを判断する。その結果、遊技球が第1始動口24に入球した場合は、第1特図保留数が上限値である4個に達しているか否かを判断する。そして、第1特図保留数が4個に達していなければ、大当り判定乱数、変動パターン選択乱数、図柄選択乱数を取得すると共にこれらの乱数を第1特図保留として記憶する。第1特図保留は、記憶した順序を識別できるように、RAM203に確保された第1特図保留記憶領域に記憶される。尚、遊技球が第1始動口24に入球していなかった場合や、第1特図保留数が既に4個に達していた場合は、新たな第1特図保留は記憶しない。
主制御基板200のCPU201は、続いて、普通動作処理(S500)を行う。この普通動作処理(S500)では、普通図柄を変動表示させたり、普図当り遊技を実行したりする処理が行われる。すなわち、主制御基板200のCPU201は先ず、普図当り遊技中、普通図柄の変動表示中、普通図柄の確定表示中の何れかであるか否かを判断する。その結果、普図当り遊技中、普通図柄の変動表示中、普通図柄の確定表示中の何れでもない場合は、上述の普図保留記憶領域に普図保留が記憶されているか否かを判断する。その結果、普図保留記憶領域に普図保留が記憶されている場合は、記憶されている普図保留のうち最先に記憶された普図保留を読み出す。そして、読み出した普図保留、すなわち、普図当り判定乱数に基づいて普図当り判定を行う。
主制御基板200のCPU201は、続いて、特別動作処理(S600)を行う。この特別動作処理(S600)では、特別図柄(第1特図または第2特図)を変動表示させたり、大当り遊技を実行したりする処理が行われる。すなわち、主制御基板200のCPU201は先ず、大当り遊技中、特別図柄(第1特図または第2特図)の変動表示中、特別図柄(第1特図または第2特図)の確定表示中の何れかであるか否かを判断する。その結果、これらの何れでもない場合は、第2特図保留記憶領域に第2特図保留が記憶されているか否かを判断する。その結果、第2特図保留記憶領域に第2特図保留が記憶されている場合は、記憶されている第2特図保留のうち最先に記憶された第2特図保留(特図当り判定乱数、変動パターン選択乱数、図柄選択乱数)を読み出す。そして、読み出した第2特図保留に含まれる特図当り判定乱数に基づいて特図当り判定を行う。詳しくは、低確率状態中であれば、「大当り」となる確率が400分の1である(第2特図保留として取得可能な特図当り判定乱数のうち400分の1の乱数を大当りとする)特図当り判定を行い、高確率状態中であれば、「大当り」となる確率が100分の1である(第2特図保留として取得可能な特図当り判定乱数のうち100分の1の乱数を大当りとする)特図当り判定を行う。
主制御基板200のCPU201は、続いて、保留数処理(S700)を行う。この保留数処理(S700)では、第1特図保留記憶領域に記憶されている第1特図保留の数、および、第2特図保留記憶領域に記憶されている第2特図保留の数を読み出して、これらの数を示す保留数伝達コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。こうして出力バッファに記憶された保留数伝達コマンドも次回の出力処理(S100)でサブ制御基板220に向けて送信される。こうすることによって、サブ制御基板220は、第1特図保留の数や第2特図保留の数に対応する保留図柄を演出表示装置41に表示する等、これらの数に基づいて種々の演出を実行することが可能となる。
主制御基板200のCPU201は、続いて、中央装置センサー検出処理(S800)を行う。この中央装置センサー検出処理(S800)では、中央装置40に設けられた進入検知センサー42s、及び排出検知センサー45sの検知に基づいた処理が行われる。
本実施例のパチンコ機1では、主に遊技に関する情報をパチンコ機1の外部で管理することができるように、遊技に関する情報などがパチンコ機1の外部に出力される。図11は、パチンコ機1および上述した排出球計数器49から遊技に関する情報を含む信号が出力され、これらの信号が中継装置90を経由してデータ表示機70に入力される様子を概念的に示した説明図である。ここで、パチンコ機1および排出球計数器49から外部に出力される信号について説明する。
C−1.装置構成 :
図12は、上述したデータ表示機70の正面図である。図12に示すように、データ表示機70の略中央には液晶表示部71が設けられている。液晶表示部71では、パチンコ機1での遊技に関する各種情報が表示される。液晶表示部71の周囲には、左右上方にまたがって、パチンコ機1の遊技状態などを示すランプ72が設けられている。液晶表示部71の下方には、遊技ホールの従業員を呼び出すための呼出ボタン73が設けられている。呼出ボタン73が操作された場合には、従業員のインカムを通じて呼出ボタン73が操作されたデータ表示機70への音声案内がされるとともに、ランプ72が赤色で点灯される。また、呼出ボタン73の右方には、液晶表示部71の表示内容を切り替えるための操作ボタン74が設けられている。
データ表示機70では、CPU81において液晶表示部71およびランプ72の点灯態様を制御する表示制御処理が実行される。図14は、データ表示機70で実行される表示制御処理のフローチャートである。
表示制御処理では、図14に示すように、先ず賞球信号対応処理(S910)が実行される。賞球信号対応処理(S910)では、賞球信号の受信状況に基づいて、大当り遊技中の賞球数が算出される。すなわち、賞球信号対応処理(S910)では、先ず大当り状態中であるか否かの判断が行われ、大当り状態中である場合にはその大当り状態中に受信した賞球信号に基づいて大当り状態中の賞球数が計数される。賞球信号は、10個の賞球が払い出される毎に1パルス出力されるため、賞球信号の受信回数に10を乗じることで、賞球数を認識することができる。こうして特定された大当り状態中の賞球数は、液晶表示部71に随時更新して表示される。
続いて、表示制御処理では、図柄確定信号対応処理(S920)が実行される。図柄確定信号対応処理(S920)では、図柄確定信号の受信状況に基づいて、図柄変動遊技が実行された回数が更新される。上述したように、図柄確定信号は、図柄変動遊技が終了したことを示すので、図柄確定信号の受信回数に基づいて、図柄変動遊技が実行された回数を認識することができる。本実施例では、直近の大当り状態が終了してからの図柄変動遊技の実行回数が算出され、液晶表示部71に表示される。
続いて、表示制御処理では、大当り信号対応処理(S930)が実行される。大当り信号対応処理(S930)では、大当り信号の受信状況に基づいて、大当り状態中であるか否かの判定がされる。上述したように、大当り信号は、大当り状態以外の状態ではLOWレベルとなり、大当り状態中はHIレベルとなるため、HIレベルとなっている状態では大当り状態と判定し、LOWレベルとなっている状態では、大当り状態以外の状態であると判定する。また、大当り状態となった回数を計数することで、大当り状態の発生回数が特定され、液晶表示部71に表示される。
続いて、表示制御処理では、確変信号対応処理(S940)が実行される。確変信号対応処理(S940)では、確変信号の受信状況に基づいて、高確率状態中であるか否かの判定がされる。上述したように、確変信号は、高確率状態中にHIレベルとなり、高確率状態以外の遊技状態中(低確率状態および大当たり遊技中)にLOWレベルとなるため、HIレベルとなっている状態では高確率状態と判定し、LOWレベルとなっている状態では低確率状態と判定する。
続いて、表示制御処理では、打込信号対応処理(S950)が実行される。打込信号対応処理(S950)では、打込信号の受信状況に基づいて、遊技盤20から排出された遊技球の数、すなわち、発射装置ユニット60から発射された遊技球の数が特定される。上述したように、打込信号は、10個の遊技球が遊技盤20から排出される毎に1パルス出力されるため、打込信号の受信回数に10を乗じることで排出された遊技球の数(発射された遊技球の数)を特定することができる。この打込信号対応処理(S950)が終了すると、後述の進入信号および排出信号対応処理(S960)が実行され、その後、賞球信号対応処理(910)に戻る。
図15は、進入信号および排出信号対応処理(S960)のフローチャートである。図15に示すように、進入信号および排出信号対応処理(S960)では、先ず、遊技球通路BAに遊技球が進入したか否かを判定するために、進入信号を受信したか否かを判定する(S961)。進入信号を受信した場合には(S961:yes)、遊技球通路BAに遊技球が進入したことを示しているので、遊技球通路BAに遊技球が進入した回数をカウントするために、遊技球通路BAに遊技球が進入した回数を示すRAM83の進入カウンタに1加算する。尚、進入カウンタの値は、当日分の進入回数が計数されるように、閉店処理時または開店処理時に0にクリアされる。進入カウンタに1加算した後、ステージワープ入球率を算出する(S963)。ステージワープ入球率とは、進入部42を通過してステージ43に到達した遊技球が奥側排出部45(第2ワープW2)から排出される確率である。本実施例では、遊技球通路BAに進入した遊技球は必ずステージ43に到達するため、進入カウンタの値がステージ43に到達した回数となる。また、奥側排出部45から遊技球が排出された回数は後述の排出カウンタによって計数される。従って、ステージワープ入球率は、排出カウンタの値を進入カウンタの値で除した値として算出される。ステージワープ入球率の算出後、ステージ到達回数およびステージワープ入球率が液晶表示部71に更新して表示される(S964)(図16参照)。ステージ到達回数は、遊技球通路BAに遊技球が進入した回数を示すので、ステージ到達回数としては進入カウンタの値が表示される。
Claims (2)
- 遊技盤上に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機と、該遊技機での遊技に関する情報を表示する遊技情報表示装置とを備える遊技システムであって、
前記遊技機は、
遊技球が入球可能な始動口と、
前記始動口に遊技球が入球すると、図柄を変動表示させた後に停止表示させる図柄表示部と、
前記始動口よりも上流側に設けられて、前記遊技領域を流下する遊技球が進入可能な進入部から進入した遊技球が、前記始動口への入球が容易な入球容易排出部と、前記始動口への入球が困難な入球困難排出部とに振り分けられるステージと、
遊技球が前記ステージの前記入球容易排出部を経由することなく前記始動口に入球する第1経路と、
遊技球が前記ステージの前記入球容易排出部を経由して前記始動口に入球する第2経路と、
前記進入部から前記ステージに遊技球が進入したことを検知する第1検知部と、
前記ステージに進入した遊技球が前記入球容易排出部から排出されたことを検知する第2検知部と、
前記第1検知部で遊技球が検知されたことを示す進入信号を前記遊技情報表示装置に向けて送信する進入信号送信手段と、
前記第2検知部で遊技球が検知されたことを示す排出信号を前記遊技情報表示装置に向けて送信する排出信号送信手段と、
前記図柄表示部で前記図柄が変動表示されたことを示す図柄変動信号を送信する図柄変動信号送信手段とを有し、
前記遊技情報表示装置は、
前記図柄変動信号と、前記排出信号と、前記進入信号とを受信する受信手段と、
遊技球が前記第1経路または前記第2経路を経由して前記始動口に入球することによって前記図柄が変動表示した図柄変動回数と、遊技球が前記第2経路を経由して前記始動口に入球することによって前記図柄を変動表示させた回数と、前記ステージに遊技球が進入した回数とを、前記図柄変動信号と、前記排出信号と、前記進入信号とに基づいて表示する表示部とを有する
ことを特徴とする遊技システム。 - 遊技盤上に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機であって、
遊技球が入球可能な始動口と、
前記始動口に遊技球が入球すると、図柄を変動表示させた後に停止表示させる図柄表示部と、
前記始動口よりも上流側に設けられて、前記遊技領域を流下する遊技球が進入可能な進入部を有し、該進入部から進入した遊技球が、前記始動口への入球が容易な入球容易排出部と、前記始動口への入球が困難な入球困難排出部とに振り分けられるステージと、
遊技球が前記ステージの前記入球容易排出部を経由することなく前記始動口に入球する第1経路と、
遊技球が前記ステージの前記入球容易排出部を経由して前記始動口に入球する第2経路と、
前記進入部から前記ステージに遊技球が進入したことを検知する第1検知部と、
前記ステージに進入した遊技球が前記入球容易排出部から排出されたことを検知する第2検知部と、
前記第1検知部で遊技球が検知されたことを示す進入信号を前記遊技機の外部に送信する進入信号送信手段と、
前記第2検知部で遊技球が検知されたことを示す排出信号を前記遊技機の外部に送信する排出信号送信手段と、
前記図柄表示部で前記図柄が変動表示されたことを示す図柄変動信号を前記遊技機の外部に送信する図柄変動信号送信手段と
を備えることを特徴とする遊技機。
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