JP6361969B2 - 蓄電素子、及び蓄電素子モジュール - Google Patents

蓄電素子、及び蓄電素子モジュール Download PDF

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Description

本発明は、充放電が可能な蓄電素子、及び前記蓄電素子を備える蓄電素子モジュールに関する。
従来から、電極体と、この電極体を収容するケースとを備えた二次電池等の充放電可能な蓄電素子が知られている。この種の蓄電素子には、例えば図12に示すような、巻芯101と、巻芯101の周囲に巻回された電極102とを有する電極体100を備えたものがある。このような蓄電素子では、充放電サイクルが繰り返されると、電極102の膨張、収縮が繰り返される。このため、前記蓄電素子では、前記膨張、収縮に起因する電極102の変形等により、容量保持率等の充放電に関する特性が低下することがある。
特開平6−203870号公報
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、充放電サイクルを繰り返したときの充放電に関する特性の低下を抑えることができる蓄電素子、及び蓄電素子モジュールを提供することを課題とする。
本発明の発明者らは、上記課題を解消すべく鋭意研究を行った結果、蓄電素子における充放電サイクルの繰り返し(即ち、巻回されている電極の膨張、収縮の繰り返し)に起因する変形等の度合いが、電極が膨張、収縮したときのケースが電極を押す強さと巻芯が電極を押す強さとのバランスによって変化することを発見した。そこで、この発見に基づき前記発明者らは、このケースの前記電極を押す強さと、巻芯の前記電極を押す強さとのバランスに着目し、以下の構成の蓄電素子、及び蓄電素子モジュールを創作した。
本発明に係る蓄電素子は、
巻芯と該巻芯の周囲に巻回されている電極とを有する電極体と、
周壁を有するケースであって、前記周壁と前記巻芯との間に前記電極が密に積層された状態で前記電極体を内部に収容するケースと、を備え、
前記ケース及び前記巻芯は、前記ケースに前記電極体が収容されていない状態で該ケースの所定部位である第1部位が圧子によって押圧されて初期位置から1mm変位したときの前記圧子から該第1部位に加えられている第1圧力Pと、前記電極が巻回されていない状態で前記巻芯における前記第1部位と対向する部位である第2部位が前記圧子によって押圧されて初期位置から1mm変位したときの前記圧子から該第2部位に加えられている第2圧力Pと、の比P/Pが、0.01≦P/P≦100を満たすような剛性をそれぞれ有することを特徴とする。
かかる構成によれば、充放電サイクルによって電極が膨張、収縮したときに、ケースと巻芯とによって内側と外側から適度な力でバランスよく挟み込まれる。このため、巻回されている電極において、充放電による膨張、収縮に起因する歪み、変形等が抑えられ、これにより、充放電サイクルを繰り返したときの充放電に関する特性(例えば、容量保持率等)の低下が抑えられる。
この場合、
前記第1圧力P及び第2圧力Pは、それぞれ1kgf/cm以上であることが好ましい。
第1圧力P及び第2圧力Pがそれぞれ1kgf/cmより小さいと、電極の膨張、収縮によって変形したケース及び巻芯が元の形に戻りにくくなり、巻回されている電極間に隙間が生じやすくなるが、上記構成によれば、前記の変形したケース及び巻芯が元の形に戻りにくくなること、を防ぐことができる。
また、
前記第1圧力P及び第2圧力Pは、それぞれ100kgf/cm以下であることが好ましい。
第1圧力P及び第2圧力Pがそれぞれ100kgf/cmより大きいと、電極が膨張したときにケース及び巻芯が十分に変形できず、これにより、電極自体に大きな圧力が加わって電極が損傷等する場合があるが、上記構成によれば、電極が膨張をしたときにケース及び巻芯が十分に変形して前記損傷等を防ぐことができる。
また、
前記第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pは、0.1≦P/P≦10を満たすことが好ましい。
かかる構成によれば、充放電サイクルによって電極が膨張、収縮したときに、該電極がケースと巻芯とによって内側と外側から適度な力によってよりバランスよく挟み込まれる。これにより、充放電サイクルを繰り返したときの充放電に関する特性(例えば、容量保持率等)の低下がより効果的に抑えられる。
また、
前記第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pが1であること、がより好ましい。
かかる構成によれば、充放電サイクルが繰り返されたときの充放電に関する特性(例えば、容量保持率等)の低下を最も抑えることができる。
前記蓄電素子では、
前記ケースは、矩形状の底壁部と、前記底壁部の周縁の長辺位置から立設された一対の長壁部と、前記底壁部の周縁の短辺位置から立設された一対の短壁部であって前記一対の長壁部の対向する端部同士を接続する一対の短壁部と、を有してもよい。
この場合、
前記巻芯は、平面部を有し、
前記ケースは、前記巻芯の平面部と前記長壁部とが略平行になるように前記電極体を収容し、
前記電極は、前記ケースの前記長壁部と前記巻芯の前記平面部との間に挟まれていてもよい。
本発明に係る蓄電素子モジュールは、
上記の蓄電素子と、
前記蓄電素子と電気的に接続されるバスバ部材と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、蓄電素子モジュールを構成する蓄電素子において、充放電サイクルによって電極が膨張、収縮したときに、ケースと巻芯とによって内側と外側から適度な力でバランスよく挟み込まれる。このため、巻回されている電極において、充放電による膨張、収縮に起因する歪み、変形等が抑えられ、これにより、蓄電素子モジュールを構成する前記蓄電素子において、充放電サイクルを繰り返したときの充放電に関する特性(例えば、容量保持率等)の低下が抑えられる。その結果、蓄電素子モジュールの充放電に関する特性の低下も抑えられる。
以上より、本発明によれば、充放電サイクルを繰り返したときの充放電に関する特性の低下を抑えることができる蓄電素子、及び蓄電素子モジュールを提供することができる。
本実施形態に係る非水電解質二次電池の斜視図である。 図1におけるII―II位置の断面図である。 図1におけるIII―III位置の拡大断面図である。 第1圧力の求め方を説明するための図である。 第2圧力の求め方を説明するための図である。 蓄電素子モジュールの概略斜視図である。 対称拘束の1/4のケースのモデルを示す斜視図である。 前記ケースのモデルが1/4の円形圧子のモデルによって押圧されたときの該ケースの各部位における変位を示す解析図である。 対称拘束の1/4の巻芯のモデルを示す斜視図である。 前記巻芯のモデルが1/4の円形圧子のモデルによって押圧されたときの該巻芯の各部位における変位を示す解析図である。 充電サイクル試験の結果を示す図である。 従来の二次電池における電極体の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1〜図5を参照しつつ説明する。本実施形態に係る蓄電素子は、リチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池(以下、単に「電池」と称する。)である。
具体的には、図1〜図3に示すように、電池10は、ケース20と、電極体12と、一対の集電体14、14と、一対の端子部16、16と、を備える。
ケース20は、ケース本体22と、蓋体24とを有する。このケース20は、ケース本体22と蓋体24とによって囲まれた内部空間Sに、電極体12、一対の集電体14、14及び電解液等を収容する。ケース本体22と蓋体24とは、例えば、アルミニウム、又はアルミニウム合金等のアルミニウム系金属材料によって形成される。このケース本体22と蓋体24との端部同士が溶接されることによって、ケース20が構成される。
尚、ケース本体22と蓋体24との材質は、アルミニウム系金属に限定されない。ケース本体22及び蓋体24は、SUS、ニッケル等の金属材料、アルミニウムにナイロン等の樹脂を接着した複合材料等によって形成されてもよい。
ケース本体22は、偏平な有底角筒形状を有する。具体的に、ケース本体22は、底壁部220と、底壁部220の周縁から底壁部220の法線方向に立設された角筒状の周壁221と、を有する。底壁部220は、該底壁部220の法線方向視において、一方向に長く且つ四隅が円弧の矩形状である。周壁221は、底壁部220周縁の長辺位置から立設された一対の長壁部222、222と、底壁部220周縁の短辺位置から立設された一対の短壁部223、223とを有する。尚、以下では、底壁部220の長辺方向をX軸方向とし、底壁部220の短辺方向をY軸方向とし、底壁部220の法線方向をZ軸方向とする(図1参照)。
このケース本体22は、該ケース20と電極体12の巻芯120との強度(剛性)のバランスが所定の範囲内となるように、形成されている。この強度のバランスについての詳細は後述する。
蓋体24は、ケース本体22の開口周縁部に重ねられてケース本体22の開口を塞ぐ。蓋体24は、平面視において、ケース本体22の外周縁(輪郭)に対応した形状を有する。即ち、蓋体24は、平面視においてX軸方向に長く且つ四隅が円弧の矩形状の板材である。
また、蓋体24には、一対の端子用貫通孔240、240と、ガス排出弁242と、注入部244とが設けられている(図2参照)。一対の端子用貫通孔240、240は、蓋体24においてX軸方向に間隔を空けて設けられている。ガス排出弁242は、薄肉部と破断溝とを有し、蓋体24の中央に設けられている。ガス排出弁242は、ケース20の内部圧力(ガス圧)が所定の値よりも大きくなったときに破断溝が裂けることによってケース20の内部と外部とを連通させてケース20内のガスを排出する。これにより、ガス排出弁242は、上昇したケース20の内部圧力を減圧させる。注入部244は、蓋体24に設けられた注液孔245と、この注液孔245を塞ぐ栓体246と、を有する。注液孔245は、電解液をケース20内に注液するための開口であり、栓体246は、注液後の注液孔245に差し込まれることによって注液孔245を閉鎖する。
ケース本体22と蓋体24とを有するケース20の寸法は、例えば、以下の通りである。
ケース本体22の幅(図1におけるX軸方向の寸法)が80〜200mm、ケース本体22の奥行き(図1におけるY軸方向の寸法)が6〜30mm、ケース本体22の高さ(図1におけるZ軸方向の寸法)が60〜150mmであることが好ましい。ケース本体22の幅(図1におけるX軸方向の寸法)が100〜150mm、ケース本体22の奥行き(図1におけるY軸方向の寸法)が8〜15mm、ケース本体22の高さ(図1におけるZ軸方向の寸法)が70〜100mmであることがより好ましい。
ケース本体22の周壁221及び底壁部220のそれぞれの厚さは、0.2〜1.2mmであることが好ましく、0.3〜0.7mmであることがより好ましい。巻芯120に厚さ0.5mm以下の中空巻芯を用いる場合、ケース本体22の周壁221及び底壁部220のそれぞれの厚さは、0.2〜0.5mmであることが好ましい。蓋体24の厚さは、0.2〜1.5mmであることが好ましく、0.5〜1.2mmであることがより好ましい。
電極体12は、巻芯120と、巻芯120の周囲に巻回されている電極121、122と、を有する(図2及び図3参照)。
巻芯120は、X軸方向の各位置におけるY軸方向及びZ軸方向に沿った断面形状(詳しくは断面の輪郭)が同じ長円形状となる中空の長円筒形状を有する。この巻芯120は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリフェニレンスルフィド等の合成樹脂製のフィルム又は板を巻回して接着あるいは溶接する等によって形成されている。
尚、巻芯120の素材は、合成樹脂に限定されず、例えば、アルミニウム、銅等の金属であってもよい。また、巻芯120は、中空の構造に限定されず、中実の構造であってもよい。この場合、巻芯120は、ゴム等のような電解液に対する耐性を有し且つ柔らかい材料によって形成される。
この巻芯120は、該巻芯120とケース20との強度(剛性)のバランスが所定の範囲内となるように、形成されている。本実施形態では、強度(剛性)のバランスとして、以下のようにして求める圧力P、Pの比(P/P)を用い、この比が所定の範囲内となるように、ケース20と巻芯120とが形成されている。
図4に示すように、電極体12が収容されていない状態のケース20(即ち、内部が空の状態のケース20)における長壁部222の中央部(第1部位)C1を、直径10mmの円形圧子によってY軸方向(長壁部222の法線方向)に押圧する(図4の矢印参照)。このとき用いられる圧子の押圧対象物との当接面(押圧面)の面積は、0.785cmである。そして、圧子の押圧によって中央部C1が初期位置(圧子による押圧が行われていない状態での中央部C1の位置)から1mm変位したときの圧子から中央部C1に加えられている圧力を第1圧力Pとする。
また、図5に示すように、電極121、122が巻回されていない状態の巻芯120における平面部120A(Z軸方向両端の各電極121、122が湾曲した状態で積層されている部位120Bを除く部位)の中央部(第2部位)C2を、前記圧子によってY軸方向(該巻芯120の平面部120Aの法線方向)に押圧する(図5の矢印参照)。そして、圧子の押圧によって中央部C2が初期位置(圧子による押圧が行われていない状態での中央部C2の位置)から1mm変位したときの圧子から中央部C2に加えられている圧力を第1圧力Pとする。尚、巻芯120の中央部C2は、巻芯120がケース20に収容されたときに、ケース20における長壁部222の中央部C1と対向する部位(位置)である。
本実施形態では、ケース20及び巻芯120が、このようにして求められる第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pが1となるような剛性をそれぞれ有する。例えば、ケース20及び巻芯120は、材質、各部位の寸法等を調整することによって、前記条件(P/P=1)を満たすようにそれぞれ形成されている。これにより、充放電サイクルによって巻回された電極121、122が膨張、収縮したときに、ケース20(長壁部222)と巻芯120(平面部120A)とによって内側と外側から適度な力でバランスよく挟み込まれる。これにより、巻回された電極121、122において、前記膨張、収縮の繰り返しに起因する変形等及び電極121、122の合剤層の剥離等が効果的に抑えられる。
また、本実施形態のケース20及び巻芯120は、第1圧力P及び第2圧力Pがそれぞれ1kgf/cm以上となるような剛性を有している。これは、第1圧力P及び第2圧力Pがそれぞれ1kgf/cmより小さくなるような剛性を、ケース20及び巻芯120が有していると、電極121、122の膨張、収縮によって変形したケース20及び巻芯120が元の形に戻りにくくなり、巻回された電極121、122間に隙間が生じやすくなるためである。即ち、第1圧力P及び第2圧力Pがそれぞれ1kgf/cm以上になるような剛性をケース20及び巻芯120が有することによって、電極121、122の膨張、収縮によって変形したケース20及び巻芯120が元の形に戻りにくくなることを防ぐことができる。
また、本実施形態のケース20及び巻芯120は、第1圧力P及び第2圧力Pがそれぞれ100kgf/cm以下となるような剛性を有している。これは、第1圧力P及び第2圧力Pがそれぞれ100kgf/cmより大きくなるような剛性をケース20及び巻芯120が有していると、電極121、122が膨張したときにケース20及び巻芯120が十分に変形できず、これにより、電極121、122が膨張したときに電極121、122自体に大きな圧力が加わって損傷する(例えば、電極箔や活物質層に亀裂が生じる)場合等があるからである。即ち、第1圧力P及び第2圧力Pがそれぞれ100kgf/cm以下となるような剛性をケース20及び巻芯120が有することによって、電極121、122が膨張をしたときにケース20及び巻芯120が変形して前記損傷を防ぐことができる。
尚、巻芯120のY軸方向の寸法は、1mmよりも大きいことが好ましい。これは、以下の理由による。巻芯120のY軸方向の寸法が1mm以下の場合、電極121、122の膨張、収縮時にこれを許容できるほど平面部120Aが凹むことができず、これにより、充放電サイクルによって巻回された電極121、122が膨張、収縮したときに、ケース20(長壁部222)と巻芯120(平面部120A)とによって内側と外側から適度な力で電極121、122をバランスよく挟み込むことができない。このため、前記電極121、122の膨張、収縮の繰り返しに起因する変形等を抑えることができず、充放電に関する特性の低下を抑えることができないからである。ここで、巻芯120のY軸方向の寸法とは、中実構造の場合はY軸方向の厚さ寸法であり、中空構造の場合は、Y軸方向における平面部120Aの外側の面同士の間隔である。
また、電極体に巻芯が無い電池(巻回された電極の内側に巻芯が配置されてない電池)では、電極が膨張したときに巻回された電極の内側(巻回中心側)への逃げ代が無い(又は極めて少ない)。このため、電極体に巻芯が無い場合にも、巻回された電極121、122を内側と外側から適度な力でバランスよく挟み込むことができず、これにより、巻回された電極121、122における該電極121、122の膨張、収縮の繰り返しに起因する変形等を抑えることができない。
本実施形態のケース20に加わる第1圧力P、及び巻芯120に加わる第2圧力Pは、それぞれ、コンピュータシミュレーションによる解析によって測定される(算出される)。具体的には、以下の通りである。
ケース20に加わる第1圧力Pを測定する場合、まず、ケース20の材質、形状、及び寸法を入力したモデルを用意する。ついで、当該モデルのケース20における長壁部222の中央部(第1部位)C1を、直径10mmの円形圧子によってY軸方向(長壁部222の法線方向)に押圧する(図4の矢印参照)。このとき用いられる円形圧子の押圧対象物(本実施形態の例では、ケース20の長壁部222)との当接面(押圧面)の面積は、0.785cmとする。そして、円形圧子の押圧によって中央部C1が初期位置(円形圧子による押圧が行われていない状態での中央部C1の位置)から1mm変位したときの円形圧子から中央部C1に加わる圧力を、コンピュータシミュレーションによって解析(算出)する。これにより、第1圧力Pが得られる(測定される)。尚、第1圧力Pを測定する際、ケース20の形状が対称形状である場合には、対称拘束(対称面に対して片側の部位のみを解析対象とする手法)のモデルを用いて解析してもよい。
巻芯120に加わる第2圧力Pを測定する場合、まず、巻芯120の材質、形状、及び寸法を入力したモデルを用意する。ついで、当該モデルの巻芯120における平面部120Aの中央部(第2部位)C2を、前記円形圧子によってY軸方向(該巻芯120の平面部120Aの法線方向)に押圧する(図5の矢印参照)。そして、円形圧子の押圧によって中央部C2が初期位置(円形圧子による押圧が行われていない状態での中央部C2の位置)から1mm変位したときの円形圧子から中央部C2に加わる圧力を、コンピュータシミュレーションによって解析(算出)する。これにより、第2圧力Pが得られる(測定される)。尚、第2圧力Pを測定する際、巻芯120の形状が対称形状である場合には、対称拘束(対称面に対して片側の部位のみを解析対象とする手法)のモデルを用いて解析してもよい。
本実施形態の電極体12は、帯状の正極(正極用の電極)121と、帯状の負極(負極用の電極)122と、帯状のセパレータ124と、を巻芯120の周囲に有する。これら正極121と負極122とがその間にセパレータ124を挟み且つ互いに幅方向(帯状の電極121、122の長手方向と直交する方向:図2におけるX軸方向)にずれた状態で巻芯120の周囲に長円筒形状に券回されている(図3参照)。このように長円筒形状に巻回された電極121、122は、Y軸及びZ軸に沿った断面形状(断面の輪郭)が長円形状となる。
正極121は、例えば、帯状のアルミニウム箔の表面に正極活物質を担持させたものである。負極122は、例えば、帯状の銅箔の表面に負極活物質を担持させたものである。これら正極121及び負極122は、幅方向(X軸方向)の端縁部に、活物質の未塗工部を有している。これにより、電極体12の幅方向(X軸方向)の端部において、活物質が未塗工状態のアルミニウム箔及び銅箔が露出している。このように、電極体12は、幅方向(X軸方向)の一端部に正極121(正極活物質が未塗工の部位)のみが突出することにより構成される正極側の突出部(電極体の正極)126と、幅方向(X軸方向)の他端部に負極122(負極活物質が未塗工の部位)のみが突出することにより構成される負極側の突出部(電極体の負極)126とを備える。
正極活物質は、LiMe(Meは、1又は2以上の遷移金属を表す)によって表される複合酸化物(LiCo、LiNi、LiMn、LiNiCoMn等)を含むことが好ましい。また、Meは、少なくとも、Ni、Co、Mnのいずれをも含むことが好ましい。
負極活物質は、グラファイト、難黒鉛化炭素、及び易黒鉛化炭素などの炭素材、又は、ケイ素(Si)及び錫(Sn)などのリチウムイオンと合金化反応を生じる材料を含むことが好ましい。負極活物質は、グラファイト、難黒鉛化炭素、及び易黒鉛化炭素の少なくとも一つを含むことがより好ましい。
以上のように構成される電極体12は、絶縁部材30に収容された状態で、巻回軸方向がケース20の長手方向(X軸方向)と一致し、長径方向が底壁部220の法線方向(Z軸方向)と一致した姿勢でケース20内に収容されている(図3参照)。本実施形態の電池10では、電極121、122がケース20の対向する一対の長壁部222、222によって巻芯120に向かって押し付けられ、これにより、Y軸方向に隣接する(積層された)電極121、122同士が密接するような状態でケース20内に収容(配置)されている。即ち、電極体12は、長壁部222と巻芯120の平面部120Aとの間に電極121、122が密に積層された状態で、ケース20内に収容されている。
集電体14は、ケース20内において電極体12に沿って配置され、電極体12の突出部126と端子部16とを導通させる。本実施形態の電池10は、正極用の集電体14と、負極用の集電体14とを有する。正極用の集電体14は、正極側の突出部126と正極用の端子部16とを導通させる。負極用の集電体14は、負極側の突出部126と負極用の端子部16とを導通させる。本実施形態では、正極用の集電体14は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等によって構成される。また、負極用の集電体14は、例えば、銅又は銅合金等によって構成される。
各集電体14は、端子部16に直接的に又は間接的に接続される端子側接続部140と、電極体12の突出部126に直接的に又は間接的に接続される電極体側接続部141とを有する。集電体14は、所定形状に裁断された板状の金属材料を曲げ加工することにより、正面視において電極体12に沿うように端子側接続部140と電極体側接続部141との境界部において屈曲した形状(略L字状)に成形されている。
端子部16は、蓋体24の端子用貫通孔240を貫通した状態で蓋体24に取り付けられている。具体的に、端子部16は、外部端子160と、リベット161と、導通部162と、を有する。外部端子160は、ケース20の外部で上方に延びる。リベット161は、蓋体24の端子用貫通孔240を貫通し、集電体14(端子側接続部140)と導通部162とを導通可能な状態で蓋体24に固定する。導通部162は、リベット161を介して外部端子160を集電体14に導通可能に接続する。
以上のように構成される電池10では、充放電サイクルによって電極121、122が膨張、収縮したときに、巻回されている電極121、122がケース20(長壁部222)と巻芯120(平面部120A)とによって内側と外側から適度な力でバランスよく挟み込まれる。このため、巻回されている電極121、122において、充放電による膨張、収縮に起因する歪み、変形等を効果的に抑えることができる。この結果、電池10において、充放電サイクルを繰り返したときの充放電に関する特性(例えば、容量保持率等)の低下を抑えることができる。
尚、本発明の蓄電素子は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態の電池10では、第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pが1であるが、この構成に限定されない。第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pが1のときに、充放電サイクルが繰り返されたときの充放電に関する特性(例えば、容量保持率等)の低下が最も抑えられるが、第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pが0.01≦P/P≦100を満たすように、より好ましくは0.1≦P/P≦10を満たすように、ケース20及び巻芯120が形成されていればよい。即ち、第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pが0.01≦P/P≦100(より好ましくは0.1≦P/P≦10)を満たすような剛性をケース20及び巻芯120が有していればよい。かかる構成によれば、充放電サイクルによって電極121、122が膨張、収縮したときに、巻回されている電極121、122において、充放電による膨張、収縮に起因する歪み、変形等が抑えられ、これにより、充放電サイクルを繰り返したときの充放電に関する特性の低下を十分に抑えることができる。
また、上記実施形態の電池10では、ケース20に収容される電極体12は、1つであるが、2つ以上であってもよい。
また、上記実施形態においては、充放電可能な二次電池(リチウムイオン二次電池)について説明したが、電池の種類や大きさ(容量)は任意である。また、上記実施形態において、蓄電素子の一例として、リチウムイオン二次電池について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、本発明は、種々の二次電池、その他、一次電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタの蓄電素子にも適用可能である。
また、上記実施形態の蓄電素子(電池)10は、図6に示すような蓄電素子モジュール50に用いられてもよい。この蓄電素子モジュール50は、少なくとも二つの蓄電素子10、10、…と、二つの(異なる)蓄電素子10同士を電気的に接続するバスバ部材52とを有する。この場合、本発明の技術が少なくとも一つの蓄電素子10に適用されていればよい。
ここで、本発明に係る電池の効果を確認するために、第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pが異なるケース及び巻芯を備えた電池(第1の電池〜第6の電池)を用い、充放電サイクル試験における充放電に関する特性(本実施例においては容量保持率)の変化を調べた。
このとき使用した第1の電池は、以下の通りである。
ケース本体は、アルミニウム合金(A1085材によって形成されている。このケース本体の幅(図1におけるX軸方向の寸法)は120mmであり、奥行き(図1におけるY軸方向の寸法)は12.5mmであり、高さ(図1におけるZ軸方向の寸法)は85mmであり、周壁及び底壁部の厚さはそれぞれ0.6mmである。
尚、アルミニウム合金(A1085材)は、アルミニウムの純度が99%以上の部材である。具体的なアルミニウム合金(A1085材)の成分は、次の通りである。Siが0.10%以下、Feが0.12%以下、Cuが0.03%以下、Mnが0.02%以下、Mgが0.02%以下、Znが0.03%以下、Gaが0.03%、Vが0.05%以下、Tiが0.02%以下、Alが99.85%以上である。
蓋体は、アルミニウム合金(A1085材)によって形成され、蓋体の厚さは0.6mmである。
巻芯は、厚さが1mm、幅が95mmのポリフェニレンスルフィド板を巻回することによって形成された長円形(両端が半円形状)の中空巻芯である。この巻芯の高さ(図5におけるZ軸方向の寸法)は65mmであり、厚さ(奥行き:図5におけるY軸方向の寸法)は3mmである。また、巻芯の中空部の厚さは1mmである。
電極体は、正極と負極との間にポリエチレン製のセパレータを配置して互いに隔離した状態でこれら正極及び負極を巻心の周囲に巻回することによって形成されている。正極の正極活物質には、LiNi1/3Co1/3Mn1/3が用いられ、負極の負極活物質にはグラファイトが用いられている。この電極体がケース本体に収容されて蓋体に取り付けられた端子部と電気的に接続されることによって第1の電池が形成される。この第1の電池の初期容量は6Ahであった。
第1の電池に用いられるケースに加わる第1圧力P、及び第1の電池に用いられる巻芯に加わる第2圧力Pは、それぞれ、上述の材質、形状、及び寸法を入力したモデルを用いたコンピュータシミュレーションでの解析によって測定された。このとき、ケースに加わる第1圧力Pは、円形圧子によって押圧される長壁部と対向する長壁部が拘束された状態(条件)で解析された。また、巻芯に加わる第2圧力Pは、円形圧子によって押圧される平面部と対向する平面部が拘束された状態(条件)で解析された。
具体的に、第1圧力P及び第2圧力Pは、以下の通り測定された。
本実施例の第1の電池に用いられるケースは、周壁、底壁部、及び蓋体の厚さがいずれも同一の略直方体形状である。このため、第1圧力Pは、図7に示すような対称拘束の1/4のモデルを用いて解析された。ケースが対称拘束の1/4のモデルであることに伴い、円形圧子においても、1/4のモデルが用いられた。本モデルのケースにおいて、円形圧子により押圧される中央部は、図7において実線で囲まれた内角が90°の扇形状部60内である。
本モデルに対して、円形圧子によって押圧することにより、中央部が初期位置から1mm変位した状態を現す解析図を図8に示す。図8を参照すると、扇形状部60を中心に、ケースの各部位が初期位置から変位していることがわかる。この状態において、円形圧子から中央部に加えられている圧力を解析することにより、第1圧力Pが測定された。
本実施例の第1の電池に用いられる巻芯は、厚さが一定のポリフェニレンスルフィド板を巻回することによって形成された長円形(扁平な筒状)である。このため、第2圧力Pは、図9に示すように、対称拘束の1/4のモデルを用いて解析された。巻芯が対称拘束の1/4のモデルであることに伴い、円形圧子においても、1/4のモデルが用いられる。本モデルの巻芯において、円形圧子により押圧される中央部は、図9において実線で囲まれた内角が90°の扇形状部61内である。
本モデルに対して、円形圧子によって押圧することにより、中央部が初期位置から1mm変位した状態を現す解析図を図10に示す。図10を参照すると、扇形状部61を中心に、巻芯の各部位が初期位置から変位していることがわかる。この状態において、円形圧子から中央部に加えられている圧力を解析することにより、第2圧力Pが測定された。
第1の電池に用いられるケースの第1圧力Pを測定すると、4.5kgf/cmであり、第1の電池に用いられる巻芯の第2圧力Pを測定すると、4.8kgf/cmであった。よって、第1の電池における第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pは、0.94(≒1)となる。
以上のように構成される第1の電池を、雰囲気(周囲の)温度が5℃の環境下におき、SOC(State Of Charge) 0〜100%(2.75〜4.2V)、1Cレート(電池の全容量を1時間かけて充放電する電流値)で連続充放電試験を行った。この充放電サイクル試験では、250、500、1000、1500時間経過時のみ充放電を休止させ、容量測定を行った。その結果を図11においてP/P=1として示す。
また、ケース(ケース本体及び蓋体)と巻芯との厚さをそれぞれ調整して、第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pが0.001、0.01、0.1、10、100となるような電池(第2の電池〜第6の電池)をそれぞれ用意し、上記同様、各電池を、5℃環境下におき、SOC 0〜100%(2.75〜4.2V)、1Cレートで連続充放電試験を行った。その結果を図11に示す。
これらの結果から、第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pが0.01≦P/P≦100を満たすときに、充放電に関する特性の低下率が1500サイクル時間/hにおいて10%程度に抑えられることが確認できた。また、この結果から、第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pが1のとき(P/P=1のとき)に、充放電に関する特性の低下を最も抑えることができることが確認できた。
10 電池(蓄電素子)
12 電極体
120 巻芯
121 正極(電極)
122 負極(電極)
14 集電体
20 ケース
C1 ケースにおける長壁部の中央部(第1部位)
C2 巻芯の中央部(第2部位)
圧子から長壁部の中央部(第1部位)に加えられている第1圧力
圧力から巻芯の中央部(第2部位)に加えられている第2圧力
/P 第1圧力と第2圧力との比

Claims (8)

  1. 巻芯と該巻芯の周囲に巻回されている電極とを有する電極体と、
    周壁を有するケースであって、前記周壁と前記巻芯との間に前記電極が密に積層された状態で前記電極体を内部に収容するケースと、を備え、
    前記ケース及び前記巻芯は、前記ケースに前記電極体が収容されていない状態で該ケースの所定部位である第1部位が圧子によって押圧されて初期位置から1mm変位したときの前記圧子から該第1部位に加えられている第1圧力Pと、前記電極が巻回されていない状態で前記巻芯における前記第1部位と対向する部位である第2部位が前記圧子によって押圧されて初期位置から1mm変位したときの前記圧子から該第2部位に加えられている第2圧力Pと、の比P/Pが、0.01≦P/P≦100を満たすような剛性をそれぞれ有することを特徴とする蓄電素子。
  2. 前記第1圧力P及び第2圧力Pは、それぞれ1kgf/cm以上であることを特徴とする請求項1に記載の蓄電素子。
  3. 前記第1圧力P及び第2圧力Pは、それぞれ100kgf/cm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電素子。
  4. 前記第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pは、0.1≦P/P≦10を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  5. 前記第1圧力Pと第2圧力Pとの比P/Pが1であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  6. 前記ケースは、矩形状の底壁部と、前記底壁部の周縁の長辺位置から立設された一対の長壁部と、前記底壁部の周縁の短辺位置から立設された一対の短壁部であって前記一対の長壁部の対向する端部同士を接続する一対の短壁部と、を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  7. 前記巻芯は、平面部を有し、
    前記ケースは、前記巻芯の平面部と前記長壁部とが略平行になるように前記電極体を収容し、
    前記電極は、前記ケースの前記長壁部と前記巻芯の前記平面部との間に挟まれている、請求項6に記載の蓄電素子。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の蓄電素子と、
    前記蓄電素子と電気的に接続されるバスバ部材と、を備えることを特徴とする、蓄電素子モジュール。
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