JP6361068B2 - ペットフード及びその製造方法 - Google Patents

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本発明はペットフードに関し、より具体的には、肉質材が芯材から剥がれ難い、安価かつ高品質な棒状ペットフード及びその効率的な製造方法に関する。
愛玩動物として家庭で飼育されている犬や猫用のペットフードとして、挽き肉や野菜の粉砕物を混合・混練したものを棒状に押し出し成形して成る棒状ペットフードが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、かかる棒状ペットフードの一種として、細長い棒状に加工した野菜スティックや牛皮ガムの周囲に、薄く叩き伸ばして帯状に切断した鶏ささ身肉等を螺旋状に巻き付けて乾燥あるいは焙焼したものが知られている(例えば、特許文献2参照)。このタイプのスナックは、手に持って与えやすく、愛玩動物の食いつきも良いことから、市場での人気も高い。
更に、特許文献3では、人手に頼ることなく人件費の高い日本国内で製造してもコスト的に見合うような、笹身などの畜肉又は魚肉を原料とする歯茎等強化機能付き棒状ペットフード及びその製造方法が提案されている。
上記特許文献3においては、犬が容易に噛み砕けないような硬さを有する棒状芯材と、その外周に巻回させられた畜肉又は魚肉のミンチから成る筒状シートであって棒状芯材よりは柔らかいが犬が複数回噛み続けないと砕けないような硬さを有する筒状シートとを備えているので、ユーザー(飼い主)は、これを愛玩動物に与えることにより、栄養の摂取及び歯茎等の強化という2つの目的を同時に達成することができる、としている。
特許第3011719号公報 特開2006−166794号公報 特許第3968087号公報
しかしながら、上記特許文献2及び3のような、芯材に帯状の肉質材を巻き付けたペットフードにおいては、帯状の肉質材の間隔がまばらで芯材の質感を容易に確認できなかったり、肉質材が芯材から剥がれてしまったりしやすいという問題がある。ここで、芯材に対して肉質材を機械的に締結すること等は可能であるが、生産コストが大幅に増加してしまう。
以上のような従来技術における問題点に鑑み、本発明の目的は、帯状の肉質材の間隔が略一定で芯材の質感を容易に確認することができ、少なくとも従来と同等以上に肉質材が芯材から剥がれ難く、簡便(安価)で高品質な棒状ペットフード及びその効率的な製造方法を提供することにある。
本発明者は上記目的を達成すべく、種々の形状を有する棒状ペットフード及びその製造方法について鋭意研究を重ねた結果、2枚以上のミンチ成形シートを長手方向に連結して芯材に螺旋状に巻き付けることが極めて有効であることを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、
芯材に肉質材が螺旋状に巻き付いた棒状ペットフードであって、
前記芯材は、少なくとも蛋白質及び澱粉を栄養成分として含有する素材を混合・混練した後、棒状に成形して乾燥させたものであり、
前記肉質材は、肉のミンチを型に入れて成形した略長方形状のミンチ成形シートを乾燥させたものであり、
前記肉質材は、乾燥させた前記ミンチ成形シートが2枚以上長手方向に接続(換言すると連結)して構成されること、
を特徴とする棒状ペットフードを提供する。
より具体的には、本発明は、
芯材に肉質材が螺旋状に巻き付いた棒状ペットフードであって、
前記芯材は、蛋白質、カルシウム、澱粉、及びその他を栄養成分として含有する素材を所定の調合割合で混合・混練した後、棒状に成形して乾燥させたものであり、
前記肉質材は、畜肉及び/又は魚肉(他の家禽肉であってもよい。)のミンチを型に入れて成形した略長方形状のミンチ成形シートを乾燥させたものであり、
前記肉質材は、乾燥させた前記ミンチ成形シートが2枚以上長手方向に接続して構成されること、
を特徴とする棒状ペットフードを提供する。
本発明の棒状ペットフードは肉質材が螺旋状となっており、肉質材と芯材との接触面積が増加することから、良好な接合強度を発現することができる。加えて、2枚以上のミンチ成形シートの連結によって肉質材が構成されていることから、製造工程におけるハンドリングが容易であり、製造工程の自動化が容易である(製造コストを抑制することができる)。
したがって、本発明は、
少なくとも蛋白質及び澱粉を栄養成分として含有する素材を混合・混練することにより、棒状芯材を成形する棒状芯材成形工程と、
前記棒状芯材を乾燥させて硬化させる棒状芯材乾燥工程と、
前記棒状芯材成形工程及び前記棒状芯材乾燥工程と同時に又は前後して、肉をミンチにする、ミンチ形成工程と、
前記ミンチ形成工程にて得られた前記ミンチを型に入れて、略長方形状のミンチ成形シートを形成する、ミンチ成形シート形成工程と、
2枚以上の前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材の外周に巻回させて、前記ミンチ成形シート同士の長手方向端部を接続させると共に、前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材に螺旋状に巻き付ける、ミンチ成形シート巻回工程と、
前記ミンチ成形シート巻回工程で前記棒状芯材に巻き付けた前記ミンチ成形シートを乾燥させ、前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材の外周面に結着させると共に硬化させるミンチ成形シート乾燥工程と、を含むこと、
を特徴とする棒状ペットフードの製造方法をも提供する。
本発明の棒状ペットフードの製造方法は、より具体的には、
蛋白質、カルシウム、澱粉、及びその他を栄養成分として含有する素材を所定の調合割合で混合・混練することにより、棒状芯材を成形する棒状芯材成形工程と、
前記棒状芯材を、その水分含有率が約5〜50%となるように乾燥させ、硬さを保持させる、棒状芯材乾燥工程と、
前記棒状芯材成形工程及び前記棒状芯材乾燥工程と同時に又は前後して、畜肉及び/又は魚肉をミンチにする、ミンチ形成工程と、
前記ミンチ形成工程にて得られた前記ミンチを型に入れて、略長方形状のミンチ成形シートを形成する、ミンチ成形シート形成工程と、
2枚以上の前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材の外周に巻回させて、前記ミンチ成形シート同士の長手方向端部を接続(換言すると力がかかった状態で接続乃至は連結)させると共に、前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材に螺旋状に巻き付ける、ミンチ成形シート巻回工程と、
前記ミンチ成形シート巻回工程で前記棒状芯材に巻き付けた前記ミンチ成形シートを、その水分含有率が約5〜50%となるように乾燥させ、前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材の外周面に強く密着(又は結着)させると共に、前記ミンチ成形シートに硬さを保持させる、ミンチ成形シート乾燥工程と、を含むこと、
を特徴とする棒状ペットフードの製造方法である。
本発明の棒状ペットフードの製造方法においては、
前記ミンチ成形シート巻回工程において、
前記棒状芯材と交差するように2枚以上の前記ミンチ成形シートを配置し、
前記ミンチ成形シートの配置位置を前記棒状芯材の長手方向に略並進対称とし、
前記ミンチ成形シート同士の間隔を略一定とし、
前記棒状芯材を回転させることで、前記ミンチ成形シート同士の長手方向端部を接続させると共に、前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材に螺旋状に巻き付けること、が好ましい。
上記態様により、ミンチ形成工程の自動化が容易となり、例えば、ローラー等を用いてミンチ成形シートを棒状芯材に巻き付けることができる。
更に、本発明の棒状ペットフードの製造方法においては、前記ミンチ形成工程によって得られる前記ミンチの水分含有量が55〜80%であること、が好ましい。水分含有量を55〜80%とすることでミンチの成形性と形状維持性を両立することができ、ミンチ成形シートの成形及びその後の工程における当該ミンチ成形シートの取扱いが容易となる。
本発明によれば、肉質材が芯材から剥がれ難い、安価かつ高品質な棒状ペットフード及びその効率的な製造方法を提供することができる。
本発明のペットフードの概略斜視図である。 ミンチ成形シートの配置図である。 ミンチ成形シート6の上に芯材2を配置した状態を示す概略図である。 実施例で使用した抜き型の外観写真である。 実施例で得られたミンチ成形シートの外観写真である。 ミンチ成形シート上に芯材を配置した状態の外観写真である。 ミンチ成形シートを巻き付ける途中の状態の外観写真である。 芯材にミンチ成形シートを巻き付けた状態の外観写真である。
以下、図面を参照しながら本発明のペットフード及びその製造方法の代表的な実施形態について詳細に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。なお、以下の説明では、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する場合がある。また、図面は、本発明を概念的に説明するためのものであるから、表された各構成要素の寸法やそれらの比は実際のものとは異なる場合もある。
(1)ペットフード
本発明のペットフードは、芯材に肉質材が螺旋状に巻き付いた棒状ペットフードである。図1に本発明のペットフードの概略斜視図を示す。ペットフード1は、芯材2と肉質材4とを有しており、肉質材4は芯材2に対して螺旋状に巻き付いている。
芯材2には、ペットが食するペットの歯又は歯茎等の強化、口臭など口中ケアの効果を持たせるために、さまざまな硬さ、弾力性、形状や口中のケアに良いとされる機能性素材やカルシウム、野菜などの栄養に配慮した素材を混合し練りこみ成形した棒状のスナックや、従来からペットに与えられている牛皮、豚皮などの棒状ペット用ガムなどを使用することができる。また、芯材2には、樹脂製及びステンレス鋼等の棒状の芯材を使用してもよい。本発明の効果を損なわない範囲において、芯材2の形状は特に限定されないが、太さ数mm、長さ数十mm程度の棒状に成形したものを好適に用いることができる。
肉質材4は、棒状の芯材2に帯状の生地を螺旋状に巻回した後に乾燥させたものである。生地は混合して練りこんで作るため、ペットが好んで食する鶏肉、牛肉、豚肉その他の畜肉又は魚肉などをミンチ状にして単独または、混合して使用することができる。また、それらに結着性を持たせるためのでんぷん類を含むコーンスターチなどの穀類、リン酸塩など結着性に効果の有る食品添加物、保湿性を持たせて柔らかく仕上げる効果の有るグリセリンなどの保湿剤、野菜、チーズ、グルコサミン、ミルクなど栄養強化目的として練り込むことができ、また、それらを粒状に加工して練りこむこともできる。
(2)ペットフードの製造方法
本実施形態のペットフードの製造方法は、棒状芯材成形工程と、棒状芯材乾燥工程と、ミンチ形成工程と、ミンチ成形シート形成工程と、ミンチ成形シート巻回工程と、ミンチ成形シート乾燥工程と、を含んでいることを特徴とするものである。以下、各工程について詳細に説明する。
(A)棒状芯材成形工程
少なくとも蛋白質及び澱粉、その他カルシウム等を栄養成分として含有する素材を所定の調合割合で混合・混練することにより、棒状の芯材2を成形する工程である。
芯材2は、牛の皮の破砕物、粉乳、カルシウム、澱粉、及び、小麦粉などの栄養成分を所定の調合割合で混合・混練したものを成形機で棒状に押し出し成形し、この押し出し成形したものを切断機で所定寸法でカットすることにより、製造することができる。また、芯材2 には、前記の栄養成分だけでなく、虫歯予防効果を有する成分等を少量含有させてもよい。
芯材2の形状は特に限定されず、太さ数mm、長さ数十mm程度の棒状とすることができ、例えば、直径を約6mm、長さを約105mmとすることができる。
(B)棒状芯材乾燥工程
芯材2を、その水分含有率が約5〜50%となるように乾燥させ、その結果、棒状の芯材2に犬が数十分から数時間をかけて噛み続けることにより、ついには噛み砕かれて犬に食されるような硬さを保持させることを目的とする工程である。
(C)ミンチ形成工程
棒状芯材成形工程及び棒状芯材乾燥工程と同時に又は前後して、畜肉及び/又は魚肉をミンチにし、肉質材4の原料を調整する工程である。
挽肉機を用い、ペットが好んで食する鶏肉、牛肉、豚肉その他の畜肉又は魚肉などを単独または混合してミンチ状にする。また、それらに結着性を持たせるためのでんぷん類を含むコーンスターチなどの穀類、リン酸塩など結着性に効果の有る食品添加物、保湿性を持たせて柔らかく仕上げる効果の有るグリセリンなどの保湿剤、野菜、チーズ、グルコサミン、ミルクなど栄養強化目的として練り込むことができ、また、それらを粒状に加工して練りこむこともできる。
ミンチ形成工程によって得られるミンチの水分含有量は、55〜80%とすること、が好ましい。水分含有量を55〜80%とすることで、ミンチの成形性と形状維持性を両立することができ、ミンチ成形シートの成形及びその後の工程における当該ミンチ成形シートの取扱いが容易となる。
(D)ミンチ成形シート形成工程
ミンチ形成工程にて得られたミンチを型に入れて、略長方形状のミンチ成形シートを形成する工程である。
ミンチ成形シートを芯材2に螺旋状に巻き付けることができれば、ミンチ成形シートの形状及びサイズは特に限定されないが、例えば、長さを約55〜65mm、幅を約10〜15mm、厚さを約2〜5mmとすることで、ミンチ成形シートを芯材2に容易に巻き付けることができ、最終的に得られる肉質材4がペットフードとして適当な大きさとなる。
(E)ミンチ成形シート巻回工程
2枚以上のミンチ成形シートを芯材2の外周に巻回させて、ミンチ成形シート同士の長手方向端部を圧着させると共に、ミンチ成形シートを芯材2に螺旋状に巻き付ける工程である。
図2に、ミンチ成形シートの配置図を示す。図2では3枚の帯状のミンチ成形シート6が配置されている。ミンチ成形シート6の配置位置は、芯材2の長手方向に略並進対称となっている。なお、破線ア、イは補助線である(破線アは芯材2の配置位置を示す仮想線である)。ミンチ成形シート6が2枚以上であれば、芯材2にミンチ成形シート6を螺旋状に巻くことが可能である。ここで、各ミンチ成形シート6の配列は、補助線に対して略同一角度であり、ミンチ成形シート6同士の間隔、ミンチ成形シート6の幅、長さ、及び厚みは略一定であることが好ましい。
ミンチ成形シート6と破線アのなす角度は、ミンチ成形シート6の枚数、長さ、幅、及び配置間隔によって適宜決定すればよく、ミンチ成形シート6の長さは、芯材2の直径によって適宜決定すればよい。ここで、破線アに芯材2を配置し、その外周に沿って折り返した時に図2の記号AとA−1、BとB−1が重なるように、ミンチ成形シート6を配列する必要がある。
図3に、並べたミンチ成形シート6の上に芯材2を配置した状態を示す概略図を示す。ミンチ成形シート6の端面を、棒状の芯材2に対して垂直の方向から芯材2を中心として、外周に沿って巻きつける態様で折り返し、図3のA面とA−1面、B面とB−1面を重ねて力がかかった状態で接続乃至は連結(換言すると圧着)させることにより、各々独立した帯状のミンチ成形シート6が芯材2を中心に螺旋状に巻かれた状態とすることができる。ここで、巻き付ける方向は、図3の左右どちらからでも同じ結果が得られる。また、ミンチ成形シート6が右下がり、左下がりのどちらの配列においても、同じ結果を得ることができる。
(F)ミンチ成形シート乾燥工程
ミンチ成形シート巻回工程で芯材2に巻き付けたミンチ成形シート6を、その水分含有率が約5〜50%となるように乾燥させ、その結果、ミンチ成形シート6を芯材2の外周面に強く密着または結着させると共に、ミンチ成形シート6に芯材2よりは柔らかいが犬が複数回以上噛み続けないと砕けないような硬さを保持させるための工程である。
水分含有率の高いミンチ成形シート6を棒状の芯材2に螺旋状に巻いた半製品の形状を安定させ保存性を持たせるため、熱風乾燥機、蒸し機、冷凍設備などで形状を安定させ、殺菌に要する所定の温度と時間(例えば、中心温度70度で10分以上)の加熱工程を加える。ここで、半製品の形状を安定させる工程と殺菌をするための加熱工程は、同時に行われてもよい。
以上、本発明のペットフード及びその製造方法の一実施形態について説明したが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。ペットフードの原料には種々のものを用いることができ、最終的なペットフードの乾燥状態等も任意に設定することができる。
鶏肉、穀類、グリセリン及びリン酸塩等の添加物を所定配合割合で混合してミンチ状にし、ミンチ成形シートを形成した。ミンチ成形シートを得るために使用した抜き型の外観写真を図4に示す。図中の矢印領域が凸部となっており、当該凸部でシート状のミンチを打ち抜くことで、効率的にミンチ成形シートを得ることができる。得られたミンチ成形シートの外観写真を図5に示した。略長方形状のミンチ成形シートが得られていることが分かる。
次に、所定の配合規格に基づいた原料をフローズンチョッパーでミンチ加工し、ミキサーにて混合。規定形状のノズルを通り、約85〜90℃で約10分間蒸し加熱を施し、乾燥機にて乾燥後、規定サイズにカッティングする方法で芯材を製造した。上記で得たミンチ成形シートを3枚並べた上に、この芯材を配置し、ミンチ成形シートを当該芯材に巻き付けた。ミンチ成形シート上に芯材を配置した状態の外観写真を図6に、ミンチ成形シートを巻き付ける途中の状態における外観写真を図7に示す。また、芯材にミンチ成形シートを巻き付けた状態の外観写真を図8に示した。
芯材にミンチ成形シートを巻き付けた状態で、約75℃、約4時間という条件で乾燥及び殺菌のための加熱処理を施し、簡便な方法で本発明の棒状のペットフードを得た。当該ペットフードをと比較したところ、肉質材と芯材とは十分な接着強度を有していることが確認された。また、帯状の肉質材の間隔が略一定で芯材の質感を容易に確認することができた。
1・・・ペットフード、
2・・・芯材、
4・・・肉質材、
6・・・ミンチ成形シート。

Claims (4)

  1. 少なくとも蛋白質及び澱粉を栄養成分として含有する素材を混合・混練することにより、棒状芯材を成形する棒状芯材成形工程と、
    前記棒状芯材を乾燥させて硬化させる棒状芯材乾燥工程と、
    前記棒状芯材成形工程及び前記棒状芯材乾燥工程と同時に又は前後して、肉をミンチにする、ミンチ形成工程と、
    前記ミンチ形成工程にて得られた前記ミンチを型に入れて、略長方形状のミンチ成形シートを形成する、ミンチ成形シート形成工程と、
    2枚以上の前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材の外周に巻回させて、前記ミンチ成形シート同士の長手方向端部を接続させると共に、前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材に螺旋状に巻き付ける、ミンチ成形シート巻回工程と、
    前記ミンチ成形シート巻回工程で前記棒状芯材に巻き付けた前記ミンチ成形シートを乾燥させ、前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材の外周面に結着させると共に硬化させるミンチ成形シート乾燥工程と、を含むこと、
    を特徴とする棒状ペットフードの製造方法。
  2. 蛋白質、カルシウム、澱粉、及びその他を栄養成分として含有する素材を所定の調合割合で混合・混練することにより、棒状芯材を成形する棒状芯材成形工程と、
    前記棒状芯材を、その水分含有率が約5〜50%となるように乾燥させ、その結果、前記棒状芯材に硬さを保持させる、棒状芯材乾燥工程と、
    前記棒状芯材成形工程及び前記棒状芯材乾燥工程と同時に又は前後して、畜肉及び/又は魚肉をミンチにする、ミンチ形成工程と、
    前記ミンチ形成工程にて得られた前記ミンチを型に入れて、略長方形状のミンチ成形シートを形成する、ミンチ成形シート形成工程と、
    2枚以上の前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材の外周に巻回させて、前記ミンチ成形シート同士の長手方向端部を接続させると共に、前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材に螺旋状に巻き付ける、ミンチ成形シート巻回工程と、
    前記ミンチ成形シート巻回工程で前記棒状芯材に巻き付けた前記ミンチ成形シートを、その水分含有率が約5〜50%となるように乾燥させ、前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材の外周面に結着させると共に、前記ミンチ成形シートに硬さを保持させる、ミンチ成形シート乾燥工程と、を含むこと、
    を特徴とする棒状ペットフードの製造方法。
  3. 前記ミンチ成形シート巻回工程において、
    前記棒状芯材と交差するように2枚以上の前記ミンチ成形シートを配置し、
    前記ミンチ成形シートの配置位置を前記棒状芯材の長手方向に略並進対称とし、
    前記ミンチ成形シート同士の間隔を略一定とし、
    前記棒状芯材を回転させることで、前記ミンチ成形シート同士の長手方向端部を接続させると共に、前記ミンチ成形シートを前記棒状芯材に螺旋状に巻き付けること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載の棒状ペットフードの製造方法。
  4. 前記ミンチ形成工程によって得られる前記ミンチの水分含有量が55〜80%であること、
    を特徴とする請求項1〜3のうちのいずれかに記載の棒状ペットフードの製造方法。
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