JP6360452B2 - 防草シート並びにその製造方法及び使用方法 - Google Patents

防草シート並びにその製造方法及び使用方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6360452B2
JP6360452B2 JP2015048258A JP2015048258A JP6360452B2 JP 6360452 B2 JP6360452 B2 JP 6360452B2 JP 2015048258 A JP2015048258 A JP 2015048258A JP 2015048258 A JP2015048258 A JP 2015048258A JP 6360452 B2 JP6360452 B2 JP 6360452B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
layer
herbicidal
nonwoven fabric
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015048258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015192659A (ja
Inventor
宮家 登
登 宮家
和浩 熊谷
和浩 熊谷
金泥 秀紀
秀紀 金泥
和嵩 野口
和嵩 野口
Original Assignee
七王工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 七王工業株式会社 filed Critical 七王工業株式会社
Priority to JP2015048258A priority Critical patent/JP6360452B2/ja
Publication of JP2015192659A publication Critical patent/JP2015192659A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6360452B2 publication Critical patent/JP6360452B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Protection Of Plants (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、地面(特に通水性を要求される道路や法面など)に雑草などの植物が生育するのを抑制するための防草シート並びにその製造方法及び使用方法に関する。
道路(車道や歩道など)、線路、公園、農園、造林園又はこれらの周辺や、河川敷などにおいて、地面から雑草などの植物が生育するのを抑制する方法として、地面に防草シートを敷設する方法が知られている。防草シートは物理的(機械的)に植物の貫通を抑制するために敷設される側面も有しているが、雑草の生育力は特に強力であり、取り扱い性や施工性に優れた軟質な材料では雑草の生育を完全に抑制するのは困難である。そこで、防草シートには、植物の生育のメカニズムに基づいて生育を阻止する機能が付加されており、通常、遮光性が軸となる機能として付加され、さらに遮水性を付加をすることにより雑草の生育を抑制する方法が知られている。
特開2009−138486号公報(特許文献1)には、遮光性、耐候性、機械的特性、不透水性、貫通防止性に優れた防草シートとして、両面が改質アスファルトで被覆された不織布などの基材層に対して、スレートチップなどの無機粒子を含む表面層と、二軸延伸ポリプロピレンシートで形成された裏面層とを備えた防草シートが開示されている。この文献には、シートの厚みは、1〜10mm(特に好ましくは3〜5mm)の範囲が記載され、実施例では3〜4.5mmの範囲である。
しかし、この防草シートは不透水性であるため、通水性が要求される用途、例えば、水溜まりを避ける必要がある法面や歩道などの用途では使用できない。また、シート厚みが3〜5mmでは、単位面積当たりの重量が5kg/m程度となるため、施工性や経済性が低い。さらに、層構造が複雑で生産性が低い上に、厚みが大きく、可撓性も低いため、下地の形状に対する追随性も低く、不均一な表面形状を有する下地に対しては施工性が低下する。
なお、この文献には、具体的な施工性は記載されていないが、防草シートの施工方法としては、防草シートをピンなどの固定具を用いてシートを貫通させることにより地面に固定する方法が一般的である。しかし、この防草シートでは、固定具とシートの隙間から雑草が生育することもある。
通水性を有する防草シートとしては、特開2009−100670号公報(特許文献2)には、2枚の短繊維不織布と、これらの短繊維不織布間に介在させた合成樹脂層とで形成され、前記短繊維不織布の短繊維の端部を合成樹脂層に貫入させて微細な隙間を形成することにより、合成樹脂層内に水を浸透させ、透水性を付与した防草シートが開示されている。この文献には、不織布の厚みは1〜5mm、合成樹脂層の厚みは50〜300μmと記載され、実施例では、合計厚み2.64〜3.14mmの防草シートが製造されている。さらに、この文献の実施例では、目付200g/mの短繊維不織布が調製されており、短繊維不織布の見掛密度を目付と厚みから求めると、0.13〜0.17g/cmとなる。
しかし、この防草シートでは、表面の短繊維不織布層の保水により、シートの表面で雑草が生育し易い。また、短繊維不織布や薄肉の合成樹脂層では、植物の貫通を防止する機械的特性も低い。さらに、遮光性の高いアスファルト層を含まないため、遮光性を付与するためには、厚肉化せざるを得ず、軽量性や形状追随性が低下して施工性が低下する。
特開2009−138486号公報(請求項1、段落[0012][0013][0074]、実施例) 特開2009−100670号公報(請求項1、段落[0008][0018][0022]、実施例)
従って、本発明の目的は、表面での水溜まりを防止でき、かつ雑草などの植物の生育も抑制できる防草シート並びにその製造方法及び使用方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、薄肉であっても、植物の生育を抑制できる防草シート並びにその製造方法及び使用方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、不均一な表面形状の地面であっても、高い追随性で施工できる防草シート並びにその製造方法及び使用方法を提供することにある。
本発明の別の目的は、軽量であり、生産性も高い防草シート並びにその製造方法及び使用方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ピンなどの固定具とシートとの間から植物が生育するのを抑制できる防草シート並びにその製造方法及び使用方法を提供することにある。
本発明者らは、前記課題を達成するため鋭意検討した結果、長繊維不織布を含む補強層、アスファルトを含む遮光層、短繊維不織布を含む保水層を地面側からのこの順序で順次積層することにより、表面での水溜まりを防止でき、かつ雑草などの植物の生育も抑制(防草)できることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち、本発明の防草シートは、植物の生育を抑制するための防草シートであって、表面側に積層され、かつ短繊維不織布を含む保水層と、地面と接触する側に積層され、かつ長繊維不織布を含む補強層と、前記保水層と前記補強層との間に介在し、かつアスファルトを含む遮光層とを備えていてもよい。前記短繊維不織布の見掛密度は0.04〜0.1g/cm程度であってもよい。前記短繊維不織布が有機繊維を含み、かつ平均繊維長が150mm以下であってもよい。前記短繊維不織布の目付は10〜300g/m程度であってもよい。前記遮光層はさらに植物忌避剤を含んでいてもよい。前記補強層は、JIS L1096の破裂試験のB法に準拠した破裂強度が150N以上であってもよい。前記アスファルトの針入度(1/10mm)が、JIS K2207−1996に準拠した方法において、10〜150程度であってもよい。前記遮光層がさらに有機系改質剤を含んでいてもよい。本発明の防草シートは、保水層の平均厚みに対して、遮光層及び補強層の平均厚みは、それぞれ0.1〜1倍程度であってもよい。防草シートの平均厚み(総厚み)は2.5mm以下であってもよい。
本発明には、補強層の上に、加熱溶融した遮光層を塗布する塗布工程、塗布した遮光層が固化する前に保水層を積層する積層工程を含む前記防草シートの製造方法も含まれる。
本発明には、前記防草シートを複数地面に敷設して植物の生育を抑制する防草シートの使用方法であって、隣接する防草シートの端部同士を積層する使用方法も含まれる。この使用方法において、地面は法面であってもよい。法面に対する使用方法では、法面の傾斜方向に略垂直な方向の端部同士を積層し、かつ法面の下側の端部の上に法面の上側の端部を積層してもよい。
本発明では、長繊維不織布を含む補強層、アスファルトを含む遮光層、短繊維不織布を含む保水層が地面側からのこの順序で順次積層されているため、表面での水溜まりを防止でき、かつ雑草などの植物の生育も抑制できる。特に、保水層は放水性にも優れるため、法面の傾斜方向に略垂直な方向の端部同士を積層し、かつ法面の下側の端部の上に法面の上側の端部を積層すれば、積層した端部間から容易に水を地面に流出できる。また、薄肉であっても、植物の生育を抑制できるとともに、薄肉であるため、可撓性にも優れ、不均一な表面形状の地面であっても、高い追随性で容易に施工できる。特に、保水層の短繊維の密度を低く調整すると、保水性及び放水性が向上する上に、乾燥し易いため、保水層での植物の生育を有効に抑制できるとともに、軽量性も向上できる。さらに、層構造も単純であり、アスファルトの接着能を利用できるため、生産性も高い。また、アスファルトを含む遮光層を有するため、ピンなどの固定具でシートを貫通させて固定しても、固定具とシートとの間から植物が生育するのも抑制できる。
本発明の防草シートは、表面側に積層され、かつ短繊維不織布を含む保水層と、地面と接触する側に積層され、かつ長繊維不織布を含む補強層と、前記保水層と前記補強層との間に介在し、かつアスファルトを含む遮光層とを含む。
(保水層)
保水層は、防草シートの表面に水溜まりが生じるのを抑制するために、防草シートの表面に積層される。保水層は、保水性に優れるため、水平面では、水を吸収して水溜まりの発生を抑制できるとともに、法面(傾斜面)では勾配を利用して端部間の隙間から水を逃すことにより、水溜まりの発生を更に効果的に抑制できる。
このような保水層は、短繊維不織布を含む。短繊維不織布は、有機繊維、無機繊維のいずれで形成されていてもよい。
有機繊維としては、例えば、天然繊維(綿、カボック、麻などのセルロース繊維、羊毛や絹などのタンパク繊維など)、再生繊維(レーヨン、ポリノジック、キュプラ、リヨセルなど)、半合成繊維(トリアセテート繊維などのアセテート繊維など)、合成繊維[ポリオレフィン繊維(ポリエチレン系繊維、ポリプロピレン系繊維など)、スチレン系繊維、テトラフルオロエチレン系繊維、アクリル繊維、ビニルアルコール系繊維(エチレンビニルアルコール系繊維など)、ポリ塩化ビニル系繊維、フッ素繊維、ポリエステル繊維(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリC2−4アルキレンアリレート繊維、液晶ポリエステル繊維などの全芳香族ポリエステル繊維など)、ポリアミド繊維(ポリアミド6、ポリアミド66などの脂肪族ポリアミド繊維、アラミド繊維などの全芳香族ポリアミド繊維など)、ポリウレタン繊維、ポリアセタール繊維、ベンゾエート繊維、ポリフェニレンスルフィド繊維、複素環高分子繊維など]などが挙げられる。これらの有機繊維は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
無機繊維としては、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、活性炭素繊維、アルミナ繊維、炭化ケイ素繊維、ボロン繊維、チラノ繊維、金属繊維(金繊維、銀繊維、銅繊維、スチール繊維、アルミニウム繊維、ステンレススチール繊維など)などが挙げられる。これらの無機繊維は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
さらに、有機繊維と無機繊維とを組み合わせてもよい。これらの短繊維のうち、軽量性や柔軟性などに優れる点から、有機繊維が好ましく、ポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの合成繊維などが汎用され、親水性や機械的特性などの点から、ポリエチレンテレフタレート繊維などのポリエステル繊維が特に好ましい。ポリエステル繊維は、耐久性に優れる上に、遮光層に対する補強効果も高い。
短繊維は、通常、紡績糸やモノフィラメントのカット糸であり、その横断面形状(繊維の長さ方向に垂直な断面形状)は、一般的な中実断面形状である丸型断面や異型断面[偏平状、楕円状、多角形状、3〜14葉状、T字状、H字状、V字状、ドッグボーン(I字状)など]に限定されず、中空断面状などであってもよいが、通常、丸型断面である。
短繊維の平均繊度は、例えば、0.1〜20dtex、好ましくは0.3〜10dtex、さらに好ましくは0.5〜5dtex程度であってもよい。繊度が小さすぎると、保水能が低下する虞があり、大きすぎても、保水能が低下するとともに、柔軟性が低下する虞がある。
短繊維の平均繊維長は150mm以下程度であればよく、例えば、10〜150mm、好ましくは15〜100mm(例えば、20〜80mm)、さらに好ましくは25〜70mm(特に30〜60mm)程度である。短繊維の繊維長が長すぎると、保水能や柔軟性が低下する虞があり、短すぎると、機械的特性が低下する虞がある。
短繊維不織布の見掛密度は、例えば、0.04〜0.1g/cm、好ましくは0.05〜0.09g/cm、さらに好ましくは0.06〜0.08g/cm程度である。密度が大きすぎると、保水能及び軽量性が低下するとともに、水の乾燥速度が低下して水溜まりが発生する虞がある。一方、密度が小さすぎても、保水能が低下するとともに、機械的特性が低下する虞がある。
短繊維不織布の目付は、例えば、10〜1000g/m(例えば、10〜300g/m)、好ましくは30〜500g/m(例えば、50〜180g/m)、さらに好ましくは100〜300g/m(特に100〜150g/m)程度である。目付が大きすぎると、水の乾燥速度が低下して蒸発が遅れるためか、防草性が低下する虞があり、小さすぎると、保水能が低下するとともに、機械的特性が低下する虞がある。
短繊維不織布(又は不織布を構成する繊維)は、染料や顔料などの着色剤を含んでいてもよく、用途に応じて、繊維内部に含有させたり、繊維表面に付着させることにより、所望の色彩を付与してもよい。
短繊維不織布(又は不織布を構成する繊維)は、さらに慣用の添加剤、例えば、安定剤(耐光安定剤、耐熱安定剤など)、充填剤、難燃剤、帯電防止剤、界面活性剤、防虫剤(防蟻剤など)、防腐剤(防カビ剤、抗菌剤など)などを含んでいてもよい。
短繊維不織布は、慣用の方法、例えば、前記繊維を含むウェブの形成工程と、ウェブの接着工程とを経て調製でき、具体的には、ステープル繊維などを用いたカード法、エアレイ法などの乾式法でウェブを形成した後、ケミカルボンド、サーマルボンド、スパンレース、ニードルパンチ、ステッチボンド法などによりウェブを接着してもよい。これらのうち、嵩高く、保水性や放水性に優れる不織布が得られる点から、ニードルパンチ法が好ましい。
保水層中の短繊維不織布の割合は50質量%以上であり、例えば、60質量%以上、好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上であり、通常、保水層は実質的に短繊維不織布のみ(100質量%)で形成されている。
保水層の平均厚みは、例えば、0.5〜3mm、好ましくは0.6〜2.5mm(例えば、0.7〜2.4mm)、さらに好ましくは0.8〜2.0mm(特に0.9〜1.8mm)程度である。保水層の厚みが薄すぎると、保水能が低下する虞があり、厚すぎると、軽量性や柔軟性が低下する虞がある。
(遮光層)
遮光層は、前記保水層と後述する補強層との間に介在し、アスファルトを含むことにより、遮光能だけでなく、遮水能も併せ持つことにより、植物の生育を阻害できる。さらに、遮光層は、アスファルトを含むため、防草シートをピンなどの固定具でシートを貫通して固定しても、その粘弾性により、固定具とシートとの隙間を埋めることができるため、固定具とシートとの間から植物が生育するのを抑制できる。
アスファルトとしては、例えば、天然アスファルト(レイクアスファルト、ロックアスファルト、オイルサンド、アスファルトタイトなど)、石油アスファルト(ストレートアスファルト、ブローンアスファルトなど)などが挙げられる。これらのアスファルトは、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらのうち、ストレートアスファルトなどの石油アスファルトなどが汎用される。
アスファルトの針入度(1/10mm)は、JIS K2207−1996に準拠した方法において、0〜300程度の範囲から選択でき、例えば、5〜200、好ましくは10〜150、さらに好ましくは30〜100(特に50〜90)程度である。針入度が小さすぎると、遮光層の柔軟性が低下して不均一な地面に対する追随性が低下し易い。一方、針入度が大きすぎると、保水層及び補強層に対する接着性が低下するとともに、弾性が低下するため、ピンなどの固定具とシートとの間から植物が生育する虞がある。
アスファルトは、改質剤と組み合わせることにより、改質アスファルトとして使用してもよい。改質剤には、有機系改質剤、無機系改質剤が含まれる。
有機系改質剤としては、例えば、ポリオレフィン、ビニル系重合体(ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体など)、ポリアミド、ポリエステル、合成ゴム又はエラストマー(ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体など)、天然ゴム、ロジン系樹脂(天然ロジン、変性ロジンなど)などが挙げられる。これらの有機系改質剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらの有機系改質剤のうち、熱可塑性エラストマー、特に、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体などのスチレン−ジエン系共重合体が好ましい。
無機系改質剤としては、例えば、鉄、銅、錫、亜鉛、ニッケル、ステンレス鋼などの金属粒子(粉末);酸化鉄、三二酸化鉄、四三酸化鉄、フェライト、酸化錫、酸化亜鉛、亜鉛華、酸化銅、酸化アルミニウムなどの金属酸化物粒子;硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸アルミニウム、亜硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、重炭酸カルシウム、炭酸バリウム、水酸化マグネシウムなどの金属塩粒子;製鋼スラグ、マイカ、クレー、タルク、ウォラストナイト、けい藻土、けい砂、軽石粉などの鉱物粒子;ガラス繊維や炭素繊維などの無機繊維などが挙げられる。これらの無機系改質剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらの無機系改質剤のうち、鉄粒子、各種酸化鉄粒子、製鋼スラグ粒子、(重)炭酸カルシウム粒子などの粒子状改質剤が好ましい。粒子状改質剤の平均粒径は0.01〜0.5mm(特に0.05〜0.2mm)程度である。
有機系改質剤と無機系改質剤とは、接着性及び遮光性を向上させるために、両者を組み合わせて用いてもよい。本発明では、保水層及び補強層に対する接着性を向上でき、防草シートを貫通させたピンなどの固定具との密着性を向上できる点から、少なくとも有機系改質剤を含むのが好ましい。
アスファルトと改質剤との割合は、例えば、アスファルト/改質剤=100/0〜30/70程度の範囲から選択でき、例えば、99/1〜40/60、好ましくは98/2〜50/50、さらに好ましくは95/5〜60/40程度の範囲から選択できる。改質剤が有機系改質剤の場合は、両者の割合は、例えば、アスファルト/有機系改質剤=100/0〜70/30、好ましくは99/1〜80/20、さらに好ましくは95/5〜85/15程度である。改質剤の割合が少なすぎると、改質効果が発現せず、多すぎると、遮光性及び遮水性が低下する虞がある。
遮光層は、植物の生育を阻害するために、さらに慣用の植物忌避剤(防根剤)を含んでいてもよい。慣用の植物忌避剤としては、例えば、フェノキシ系忌避剤、ウレア系忌避剤、有機リン系忌避剤、ジフェニルエーテル系忌避剤、トリアジン系忌避剤などが挙げられる。これらの忌避剤は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。これらの忌避剤のうち、クロロトリルオキシプロピオン酸ポリグリコールエステルなどのフェノキシ系忌避剤が汎用される。植物忌避剤の割合は、アスファルト100質量部に対して1〜20質量部、好ましくは2〜10質量部、さらに好ましくは3〜8質量部程度である。植物忌避剤の割合が少なすぎると、忌避効果が発現せず、多すぎると、機械的特性が低下する虞がある。
遮光層は、さらに慣用の添加剤、例えば、安定剤(耐光安定剤、耐熱安定剤など)、難燃剤、帯電防止剤、界面活性剤、可塑剤、発泡剤、消泡剤、防虫剤(防蟻剤など)、防腐剤(防カビ剤、抗菌剤など)などを含んでいてもよい。
遮光層の平均厚みは、例えば、0.1〜2mm、好ましくは0.2〜1mm(例えば、0.25〜0.8mm)、さらに好ましくは0.25〜0.6mm(特に0.3〜0.55mm)程度である。遮光層の厚みが薄すぎると、遮光能及び遮水能が低下する虞があり、厚すぎると、軽量性や柔軟性が低下する虞がある。
さらに、遮光層の平均厚みは、保水層の平均厚みに対して、0.05〜1倍程度であってもよく、例えば、0.1〜0.8倍、好ましくは0.12〜0.5倍、さらに好ましくは0.15〜0.3倍程度である。遮光層の厚み比が小さすぎると、遮光性及び遮水性が低下する虞があり、大きすぎると、軽量性や柔軟性が低下する虞がある。
(補強層)
補強層は、長繊維不織布を含むため、見掛密度が大きく、繊維間の隙間が小さいため、緻密であるとともに、繊維の絡合による網目構造が強固である。そのため、補強層は、防草シートの地面に接触する側に積層されることにより、植物の茎や根が防草シートと貫通するのを抑制できる。そのため、チガヤなどの突き上げる力の強い植物の防草に対しても有効である。さらに、補強層を積層することにより、防草シートの機械的強度も向上し、例えば、踏まれる機会の多い場所に設置されても、耐久性を向上できる。
長繊維不織布は、有機繊維、無機繊維のいずれで形成されていてもよく、有機繊維及び無機繊維としては、それぞれ、保水層の短繊維不織布の項で例示された有機繊維、無機繊維などが挙げられる。前記繊維のうち、有機繊維が好ましく、ポリオレフィン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維などの合成繊維などが汎用され、親水性や機械的特性などの点から、ポリエチレンテレフタレート繊維などのポリエステル繊維が特に好ましい。
長繊維は、繊維の種類に応じて、紡績糸、モノフィラメント、マルチフィラメントなどであってもよく、その横断面形状(マルチフィラメントの場合、モノフィラメントの断面形状)は、一般的な中実断面形状である丸型断面や異型断面[偏平状、楕円状、多角形状、3〜14葉状、T字状、H字状、V字状、ドッグボーン(I字状)など]に限定されず、中空断面状などであってもよいが、通常、丸型断面である。
長繊維の平均繊度(マルチフィラメントの場合、モノフィラメントの繊度)は、例えば、0.1〜20dtex、好ましくは0.3〜10dtex、さらに好ましくは0.5〜5dtex程度であってもよい。繊度が小さすぎると、繊維構造の強度が低下し、植物が貫通し易くなり、大きすぎても、繊維構造の隙間が大きくなるため、植物が貫通し易くなるとともに、柔軟性も低下する虞がある。
長繊維の平均繊維長は150mmを超えていればよく、例えば、200mm以上、好ましくは500mm以上、さらに好ましくは1000mm以上であり、無限長であってもよい。長繊維の繊維長が短すぎると、不織布の網目構造の強度(繊維間の結びつき)が低下し、植物が貫通し易くなるとともに、機械的特性が低下する虞がある。
長繊維不織布は、JIS L1096の破裂試験のB法に準拠した破裂強度が150N以上であってもよく、例えば、150〜500N、好ましくは160〜400N、さらに好ましくは180〜300N程度である。破裂強度強さが小さすぎると、植物が防草シートを貫通し易くなる虞がある。
長繊維不織布の見掛密度は、0.1g/cmを超えており、例えば、0.1〜0.6g/cm、好ましくは0.12〜0.5g/cm、さらに好ましくは0.15〜0.4g/cm程度である。密度が小さすぎると、繊維間の隙間が大きくなり、植物が貫通し易くなり、大きすぎると、軽量性が低下する虞がある。
長繊維不織布の目付は、例えば、10〜500g/m、好ましくは20〜300g/m、さらに好ましくは50〜150g/m程度である。
長繊維不織布(又は不織布を構成する繊維)も、染料や顔料などの着色剤を含んでいてもよく、用途に応じて、繊維内部に含有させたり、繊維表面に付着させることにより、所望の色彩を付与してもよい。長繊維不織布(又は不織布を構成する繊維)も、短繊維不織布の項で例示された慣用の添加剤を含んでいてもよい。
長繊維不織布は、慣用の方法、例えば、スパンボンド、メルトブロー、フラッシュ紡糸法などの直接紡糸法などにより製造できる。これらのうち、経済性などの点から、スパンボンド法で得られた不織布が汎用される。
補強層中の長繊維不織布の割合は50質量%以上であり、例えば、60質量%以上、好ましくは80質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上であり、通常、補強層は実質的に長繊維不織布のみ(100質量%)で形成されている。
補強層の平均厚みは、例えば、0.2〜2mm、好ましくは0.3〜1mm(例えば、0.35〜0.8mm)、さらに好ましくは0.4〜0.6mm(特に0.45〜0.55mm)程度である。補強層の厚みが薄すぎると、植物の貫通を抑制するのに必要な機械的特性が低下する虞があり、厚すぎると、軽量性や柔軟性が低下する虞がある。
さらに、補強層の平均厚みは、保水層の平均厚みに対して、0.1〜1倍程度であってもよく、例えば、0.2〜0.9倍、好ましくは0.3〜0.8倍、さらに好ましくは0.4〜0.6倍程度である。補強層の厚み比が小さすぎると、機械的特性が低下する虞があり、大きすぎると、軽量性や柔軟性が低下する虞がある。
(防草シートの特性、製造方法及び使用方法)
本発明の防草シートは、前記保水層、遮光層及び補強層を具えていればよいが、薄肉性を損なわない範囲で、慣用の機能層、例えば、接着層、粘着層、忌避層などを備えていてもよい。
本発明の防草シートの平均厚み(総厚み)は10mm以下であってもよく、例えば、1〜10mm、好ましくは1.2〜8mm、さらに好ましくは1.5〜5mm(特に1.8〜3mm)程度であってもよい。特に、本発明の防草シートの平均厚みは、前述のように、薄肉化しても植物の生育を抑制でき、例えば、2.5mm以下であってもよく、例えば、1〜2.5mm、好ましくは1.5〜2.3mm、さらに好ましくは1.8〜2.2mm(特に1.9〜2.1mm)程度であってもよい。
本発明の防草シートは、補強層の上に、加熱溶融した遮光層を塗布する塗布工程、塗布した遮光層が固化する前に保水層を積層する積層工程を経て得られる。
塗布工程において、遮光層のアスファルトを加熱溶融するための加熱温度は、例えば、80〜250℃、好ましくは150〜240℃、さらに好ましくは180〜200℃程度である。
塗布方法としては、慣用のコーティング法、例えば、バーコーティング法、スピンコーティング法、コンマコーティング法、ダイコーティング法、スプレーコーティング法などが挙げられる。
積層工程では、遮光層のアスファルトが冷却されて固化する前に、保水層を積層すればよい。積層後は、冷却して固化してもよいが、通常、放置して固化することにより防草シートが得られる。
得られた防草シートは、地面に敷設して使用され、単独で地面の上に敷設してもよいが、通常、複数の防草シートを組み合わせて地面に敷設される。複数の防草シートを組み合わせることにより、継ぎ目箇所から水を地面に流出できるため、防草シート表面での水溜まりの発生を防止できる。
さらに、複数の防草シートを組み合わせる場合、隣接する防草シート間の継ぎ目箇所からの植物の生育を防止するため、隣接する防草シートの端部同士を積層するのが好ましい。特に、地面が法面(傾斜面)である場合、法面の傾斜方向に略垂直な方向の端部同士を積層し、かつ法面の下側の端部の上に法面の上側の端部を積層するのが好ましい。このような態様で積層することにより、保水層に一時的に保水された水が水溜まりを形成することなく、効果的に地面に流出する。すなわち、保水層で保水された水は、保水層の優れた放水性により、重力に従って傾斜面に沿って流れ落ちるが、前記態様で積層することにより、水が端部間の隙間を通過して地面に吸収され易くなるためである。一方、法面の上側の端部の上に法面の下側の端部を積層すると、水分は端部同士の隙間を通過することなく、下側の防草シートに流れ落ち、最終的には、法面の下端から拡がる平坦部に水が流下する結果となる。なお、水平な地面であっても、施工段階で意図的に緩い勾配を形成することにより、効果的に水溜まりの発生を防止できる。
端部同士の積層幅(積層により重複する箇所の幅)は、例えば、30mm以上であればよく、例えば、40〜150mm、好ましくは60〜120mm、さらに好ましくは80〜100mm程度である。積層幅が小さすぎると、端部同士の継ぎ目から植物が生育し易くなる虞がある。
以下、実施例により、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。実施例で用いた材料、実施例における各物性値の測定方法を以下に示す。
[用いた材料]
ポリエステル短繊維不織布A:(株)ユニックス製「NAUSGフェルト」、見掛密度0.075g/cm、目付120g/m、平均厚み1.6mm
ポリエステル短繊維不織布B:(株)田中製「ニードフル防草シート」、見掛密度0.15g/cm、目付600g/m、平均厚み4mm、表面1mmが緑色で他の部分は黒色で通水性を有する不織布
ポリエステル長繊維不織布A:HANIL SYNTHETIC FIBER社製「TC3100NT1C」、見掛密度0.31g/cm、目付100g/m、平均厚み0.32mm、破裂強度207N
ポリエステル長繊維不織布B:東洋紡(株)製「7187P」、見掛密度0.21g/cm、目付180g/m、平均厚み0.86mm
アスファルト:ストレートアスファルト、針入度60〜80、比重1.0kg/m
SBS共重合体:スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、旭化成ケミカル(株)製「アサプレン432G」
忌避剤:クロロトリルオキシプロピオン酸ポリグリコールエステル、ランクセス(株)製「プリベントールB2」。
[平均厚み]
JIS K6250 10.1 A法に準拠して、直径5mm、質量20gの測定子を用いて測定した。
[遮光性]
JIS L1055に準拠した方法で測定した。
[施工性]
表面に凹凸形状を有する地面の上に、得られた防草シートを敷設し、重量感と下地に対するなじみを以下の基準で評価した。
(重量感)
○:軽くて作業し易い
×:重くて作業が困難である。
(なじみ)
○:下地の形状に追随して、なじみ易い
×:下地の形状に追随し難く、なじみ難い。
[防草性]
草刈りを行った区画に、得られた防草シート(1m×1m)を離れた箇所に2枚敷設した(試験数n=2)。防草シートは、ワッシャー及び杭を用いて、四つ角の隅、各辺の中央部及び防草シートの中心部の9か所を固定した。
試験開始前の土壌物理環境の状態を調査した結果を表1に示す。
Figure 0006360452
さらに、シートの敷設を行っていない草刈区及び掘削・埋戻区画(1m×1m)を対称区とした。2014年5月21日に防草シートの敷設を行い、2014年12月24日に施工した防草シートの様子を観察し、以下の基準で防草性を評価した。
〇:雑草がシート上に生えず、防草効果が高い
×:雑草がシート上に生え、防草効果が低い。
実施例1
ポリエステル長繊維不織布Aの上に、アスファルト90質量部及びSBS共重合体10質量部を180℃で加熱混合した溶融混合物をロールコーターを用いて塗布し、アスファルトが固化する前に、その上にさらにポリエステル短繊維不織布Aを貼り合わせて、アスファルトを固化させ、防草シート(保水層1.6mm、遮光層0.3mm、補強層0.32mm)を得た。
実施例2
アスファルトの割合を85重量部に変更し、アスファルト及びSBS共重合体に対してさらに忌避剤5質量部を配合する以外は実施例1と同様にして防草シート(保水層1.6mm、遮光層0.3mm、補強層0.32mm)を得た。
比較例1
ポリエステル短繊維不織布Bを防草シートとして用いた。
比較例2
ポリエステル長繊維不織布Bにアスファルト180g/mを浸透させ、さらにアスファルト90質量部及びSBS共重合体10質量部を180℃で加熱混合した溶融混合物で両面を被覆し、一方の面に砕砂1600g/m、他方の面に珪砂1200g/mを撒着し、防草シートを得た。
比較例3
ポリエステル短繊維不織布Aと樹脂ネット(東京インキ(株)製「ネトロンZ18」)とを、スペーサー3mmを介し170℃で60秒プレスした。その後、スペーサー2mmを介して120秒間冷却プレスし、防草シートを得た。
実施例及び比較例で得られた防草シートを評価した結果を表2に示す。
Figure 0006360452
表1の結果から、実施例1〜2の防草シートは、遮光性及び施工性が高かった。一方、比較例1〜2の防草シートは、厚肉であるため、施工性が低く、比較例3の防草シートは裏側のネット部分が固く、なじみが低かった。
防草性について、実施例1の防草シートは、シート上に雑草が生えておらず、防草効果が高かった。一方、比較例1の防草シートは、シート上に3本の雑草が生えており、そのうち2本が杭とシートの隙間から生えていた。また、藻やコケなども生えていることから、実施例1と比較して防草効果は低い結果となった。比較例3の防草シートは、シート上に11本の雑草が場所を問わずに生えており、実施例1と比較して防草効果は低かった。
本発明の防草シートは、道路(車道や歩道など)、線路、公園、農園、造林園又はこれらの周辺や、河川敷などにおいて、地面から雑草などの植物が生育するのを抑制するための防草シートとして利用できる。

Claims (14)

  1. 植物の生育を抑制するための防草シートであって、表面側に積層され、かつ短繊維不織布を含む保水層と、地面と接触する側に積層され、かつ長繊維不織布を含む補強層と、前記保水層と前記補強層との間に介在し、かつアスファルトを含む遮光層とを備えた防草シート。
  2. 短繊維不織布の見掛密度が0.04〜0.1g/cmである請求項1記載の防草シート。
  3. 短繊維不織布が有機繊維を含み、かつ平均繊維長が150mm以下である請求項1又は2記載の防草シート。
  4. 短繊維不織布の目付が10〜300g/mである請求項1〜3のいずれかに記載の防草シート。
  5. 遮光層がさらに植物忌避剤を含む請求項1〜4のいずれかに記載の防草シート。
  6. 補強層が、JIS L1096の破裂試験のB法に準拠した破裂強さが150N以上である請求項1〜5のいずれかに記載の防草シート。
  7. アスファルトの針入度(1/10mm)が、JIS K2207−1996に準拠した方法において、10〜150である請求項1〜6のいずれかに記載の防草シート。
  8. 遮光層がさらに有機系改質剤を含む請求項1〜7のいずれかに記載の防草シート。
  9. 保水層の平均厚みに対して、遮光層及び補強層の平均厚みが、それぞれ0.1〜1倍である請求項1〜8のいずれかに記載の防草シート。
  10. 平均厚みが2.5mm以下である請求項1〜9のいずれかに記載の防草シート。
  11. 補強層の上に、加熱溶融した遮光層を塗布する塗布工程、塗布した遮光層が固化する前に保水層を積層する積層工程を含む請求項1〜10のいずれかに記載の防草シートの製造方法。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載の防草シートを複数地面に敷設して植物の生育を抑制する防草シートの使用方法であって、隣接する防草シートの端部同士を積層する使用方法。
  13. 地面が法面である請求項12記載の使用方法。
  14. 法面の傾斜方向に略垂直な方向の端部同士を積層し、かつ法面の下側の端部の上に法面の上側の端部を積層する請求項13記載の使用方法。
JP2015048258A 2014-03-26 2015-03-11 防草シート並びにその製造方法及び使用方法 Active JP6360452B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015048258A JP6360452B2 (ja) 2014-03-26 2015-03-11 防草シート並びにその製造方法及び使用方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014063619 2014-03-26
JP2014063619 2014-03-26
JP2015048258A JP6360452B2 (ja) 2014-03-26 2015-03-11 防草シート並びにその製造方法及び使用方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015192659A JP2015192659A (ja) 2015-11-05
JP6360452B2 true JP6360452B2 (ja) 2018-07-18

Family

ID=54432317

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015048258A Active JP6360452B2 (ja) 2014-03-26 2015-03-11 防草シート並びにその製造方法及び使用方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6360452B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6381485B2 (ja) * 2015-05-29 2018-08-29 七王工業株式会社 通水性防草シート並びに防草構造及びその施工方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129472A (ja) * 2000-08-18 2002-05-09 Toyobo Co Ltd 耐候性不織布
JP2005133534A (ja) * 2003-10-06 2005-05-26 Chizaiko:Kk 防草シート
JP2006034216A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Toray Ind Inc 柔軟性防草シート
JP4755917B2 (ja) * 2006-02-22 2011-08-24 前田工繊株式会社 耐根シート及びその製造方法
JP2007247079A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Toyobo Co Ltd 積層不織布及びそれを用いた合成皮革
JP2009100670A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Tanaka:Kk 防草シート
JP5125934B2 (ja) * 2008-09-22 2013-01-23 宇部興産株式会社 防草構造体及びその施工方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015192659A (ja) 2015-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6482335B2 (ja) 防草シート及びその使用方法
JP2017074017A (ja) 防草ボード及びその使用方法
KR100870900B1 (ko) 방초매트 및 그 제조방법
JP2009100670A (ja) 防草シート
JP2002272348A (ja) 防草シート
KR101317628B1 (ko) 친환경 방초매트 및 그 제조방법
JP6360452B2 (ja) 防草シート並びにその製造方法及び使用方法
JP2006057444A (ja) コンクリート防水処理用透湿性複合シート
JP6381485B2 (ja) 通水性防草シート並びに防草構造及びその施工方法
US10844528B2 (en) Anti-weed sheet
JP4985372B2 (ja) 防草シート
JP4584772B2 (ja) 防草シート
JP2012217363A (ja) 線材及び該線材よりなる製品
JP4390016B2 (ja) 防草構造体およびその施工方法
JP6974675B2 (ja) 堤防用保護シート
JP2021090415A (ja) 防草シートおよびその使用方法
JP5387473B2 (ja) 防草用防草構造体及びその施工方法
JP4931410B2 (ja) 緑化用マット構造体
JP4485765B2 (ja) 防草シート
JP6472316B2 (ja) 土壌流出防止シート
JP2000170107A (ja) 防草構造体
JP4256111B2 (ja) 土木用不織シート
JP4868817B2 (ja) 覆土代替材料
JP2018096054A (ja) 堤防用保護シート
JP2019000030A (ja) 防草テープ及びその使用方法並びに防草用キット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180525

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180619

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6360452

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250