JP6359936B2 - 箱形容器及び箱形容器詰め商品 - Google Patents

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Description

本発明は、箱形容器及び箱形容器詰め商品に関する。
粉末洗剤等の収容に用いられる容器として、紙製等の箱形容器が使用されている。そのような箱形容器としては、上面が開口した直方体形状に形成された紙製の容器本体と、容器本体の開口を塞ぐ扁平な形状に形成された紙製の蓋体と、容器本体の両側面に両端がそれぞれ固定されたプラスチック製の帯状の吊り手と、を備えるものがある。
しかしながら、プラスチック製の吊り手を備える場合、その分、箱形容器の製造コストが高くなり、また、箱形容器の廃棄時には紙製の容器本体及び蓋体と、プラスチック製の吊り手との分別が必要となる場合がある。
このため、箱形容器の一部分を取っ手として利用できるような構造の箱形容器が望まれている。
容器の取っ手の構造としては、例えば、特許文献1または2に記載のものがある。
特許文献1には、合成樹脂製の瓶(壜)の口頸部を除く部分を格納する角形の紙箱について記載されている。この紙箱の胴部の稜線を挟む両側には、それぞれ縦方向の長孔状のミシン目が形成されている。一対のミシン目を破断して長孔を形成することにより、一対の長孔に挟まれた紙箱の角部が取っ手となるようになっている。
特許文献2には、プラスチック製の瓶の胴部を包囲する角筒状のカバーケースを有するカバーケース付き収容瓶について記載されている。カバーケースの稜線を挟む両側には、それぞれカバーケースの内方に向けて揺動可能な揺動片(同文献の切出片部、又は、支片部)が形成されている。瓶は、揺動片の揺動を許容できるように、一隅部が切り欠かれた形状をなしている。一対の揺動片をカバーケースの内方に向けて揺動させることにより、カバーケースにおいて一対の揺動片に挟まれた部分、又は、カバーケースにおいて一対の揺動片に挟まれた部分と一対の揺動片とからなる部分が、取っ手となるようになっている。
実開昭59−141024号公報 実開平5−26836号公報
特許文献1、2に記載の容器は、合成樹脂製などの瓶の周囲に紙箱又はカバーケースを設けた構造であるため、多くの材料や製造工程を要するためコストが高くなる。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、低コストで且つ持ちやすい構造の箱形容器及び箱形容器詰め商品に関する。
本発明は、
上面が開口した容器本体を備える箱形容器であって、
前記容器本体は、
側周壁と、
前記側周壁の内部領域を、平面視において、少なくとも第1領域と第2領域とを含む複数の領域に区画している仕切り壁と、
を有し、
前記側周壁には、前記側周壁の外部領域と前記第2領域の内部領域とを相互に連通させる開口部を形成するための開口予定部が形成されているか、又は、前記開口部が予め形成されており、
前記開口部を介して前記第2領域へ手指を差し込み可能であり、
少なくとも前記側周壁と前記仕切り壁とが1枚のシート材の一部分ずつにより構成されている箱形容器を提供する。
また、本発明は、
本発明の箱形容器と、
前記箱形容器に収容された内容物と、
を備える箱形容器詰め商品を提供する。
本発明によれば、低コストで且つ持ちやすい構造の箱形容器及び箱形容器詰め商品を提供することができる。
第1の実施形態に係る箱形容器詰め商品を正面壁の斜め前方から見た斜視図である。 第1の実施形態に係る箱形容器詰め商品を背面壁の斜め後方から見た斜視図である。 第1の実施形態に係る箱形容器の斜視図である。 第1の実施形態に係る箱形容器の上面からの俯瞰図である。 第1の実施形態に係る箱形容器の上面からの俯瞰図であり、箱形容器を把持した状態を示している。 第1の実施形態に係る箱形容器の上面からの俯瞰図であり、一使用例を示している。 第1の実施形態に係る箱形容器を構成するシート材の一例を示す平面図である。 第2の実施形態に係る箱形容器の上面からの俯瞰図である。 第2の実施形態に係る箱形容器を把持した状態を上面から俯瞰した図である。 第2の実施形態に係る箱形容器を把持した状態を上面から俯瞰した図である。 第2の実施形態に係る箱形容器を構成するシート材の一例を示す平面図である。 第3の実施形態に係る箱形容器の上面からの俯瞰図である。 第4の実施形態に係る箱形容器の上面からの俯瞰図である。 第5の実施形態に係る箱形容器の上面からの俯瞰図である。 変形例に係る箱形容器の上面からの俯瞰図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
〔第1の実施形態〕
図1及び図2は第1の実施形態に係る箱形容器詰め商品100の斜視図であり、このうち図1は箱形容器詰め商品100を正面壁11の斜め前方から見た図、図2は箱形容器詰め商品100を背面壁12の斜め後方から見た図である。
図3は第1の実施形態に係る箱形容器1Aの斜視図であり、蓋体30を開けた状態を示す。
図4は第1の実施形態に係る箱形容器1Aの上面からの俯瞰図であり、第2領域62に計量用スプーン40を収容した状態を示している。
図5は第1の実施形態に係る箱形容器1Aの上面からの俯瞰図であり、箱形容器1Aを把持した状態を示している。
図6は第1の実施形態に係る箱形容器1Aの上面からの俯瞰図であり、一使用例を示している。
なお、俯瞰図は、一般的な意味の通り、対象物(ここでは箱形容器1A)を上方の一点から見たときの形状を示す図である。
なお、図4乃至図6では蓋体30の図示を省略している。
図7は第1の実施形態に係る箱形容器1Aを構成するブランクシート(シート材)2の一例を示す平面図である。
本実施形態に係る箱形容器1Aは、上面が開口した容器本体10を備えている。
図3乃至図6に示すように、容器本体10は、側周壁と、側周壁の内部領域を少なくとも第1領域61と第2領域62とを含む複数の領域に区画している仕切り壁17と、を有している。なお、側周壁は、例えば、正面壁11と、背面壁12と、一対の側面壁13、14と、を含む角筒状に形成されている。なお、正面壁および背面壁等は、本実施形態の説明をわかり易くするための表現である。これらの表現にかかわらず、箱形容器1Aの使用時の向きは制限されず、正面壁を背面、側面壁を正面として使用してもよい。
仕切り壁17は、側周壁の内部領域を平面視において第1領域61と第2領域62とを含む複数の領域に区画している。ここで、平面視とは、一般的な意味の通り、対象物(ここでは箱形容器1A)の平面形状を把握できる方向に、対象物を見ることを意味する。このため、例えば、仕切り壁17が鉛直に配置されている場合、俯瞰図におけるのとは異なり、平面視においては(つまり平面図においては)、仕切り壁17の両面の何れも視認されない。
側周壁には、側周壁の外部領域と第2領域62の内部領域とを相互に連通させる開口部71を形成するための開口予定部が形成されているか、又は、開口部71が予め形成されている。本実施形態の場合、例えば、側周壁には、開口予定部としての破断予定線16Aが形成されている。
箱形容器1Aは、開口部71を介して第2領域62へ手指を差し込み可能に構成されている。
ここで、少なくとも側周壁と仕切り壁17とが1枚のシート材(ブランクシート2(図7))の一部分ずつにより構成されている。すなわち、側周壁と仕切り壁17とは、1枚のシート材の互いに異なる部分によりそれぞれ構成されている。
また、本実施形態に係る箱形容器詰め商品100は、図1及び図2に示すように、本実施形態に係る箱形容器1Aと、箱形容器1Aに収容された内容物150と、を備えている。
以下、詳細に説明する。
図1乃至図3に示すように、箱形容器1Aは、例えば、容器本体10と、容器本体10の上面の開口部を塞ぐことが可能な蓋体30と、を備えている。
詳細は後述するように、容器本体10は、1枚のブランクシート2により構成されている。
容器本体10は、側周壁と、側周壁の下面側の開口部を閉塞している底面部81(図4参照)と、を有している。
容器本体10は、例えば、直方体形状に形成されており、側周壁は、角筒状に形成されている。すなわち、側周壁は、それぞれ矩形状の平板状に形成されて起立している正面壁11、背面壁12、及び一対の側面壁13、14を有している。正面壁11と背面壁12とは互いに平行に対向しており、側面壁13と側面壁14とは互いに平行に対向しており、且つ、正面壁11及び背面壁12に対して側面壁13及び側面壁14は直交している。
底面部81は、平面視矩形状の平板状に形成され、正面壁11、背面壁12、側面壁13及び側面壁14に対して直交している。
より具体的には、例えば、正面壁11及び背面壁12は、側面壁13及び側面壁14よりも幅広に形成されている。ただし、正面壁11及び背面壁12の幅は、側面壁13及び側面壁14の幅と等しくても良い。
蓋体30は、例えば、容器本体10の上端部の周囲に被せられる扁平な直方体形状の箱形に形成されている。蓋体30は、例えば、それぞれ平板状に形成されている正面壁31、背面壁32、一対の側面壁33A、33B、及び天面壁34を有している。正面壁31と背面壁32とは互いに平行に対向しており、側面壁33Aと側面壁33Bとは互いに平行に対向しており、且つ、正面壁31及び背面壁32に対して側面壁33A及び側面壁33Bは直交している。天面壁34は、正面壁31、背面壁32、側面壁33A及び側面壁33Bに対して直交している。
図1及び図3に示すように、蓋体30の正面壁31の下辺は、その中央部が下方に突出し、突出部の基部には、切込み部35が形成されている。これにより、正面壁31の下部には、蓋体30を容器本体10に係止するための係止片が形成されている。
一方、容器本体10の正面壁11には、蓋体30の係止片35を挿入して係止させるための係止用穴20と一対の切込み部21とが形成されており、これら係止用穴20及び切込み部21により、蓋体30の係止片が係止される被係止部が構成されている。
なお、後述する折り返し片22(図4等)によって、係止用穴20は容器本体10の内側(正面壁11の内面側)から塞がれている。このため、商品を開封する前の(第1領域61の)密閉性が保たれるようになっている。また、係止用穴20の周囲に隣接する部位(後述する領域22X(図7))では折り返し片22が正面壁11に対して接着されておらず、正面壁11の内面と折り返し片22との隙間に係止片35を挿入できるようになっている。更に、後述する領域22Xでは、折り返し片22における正面壁11側の面(折り返された状態で正面側を向く面)は例えばエンボス加工により窪まされている。このため、一対の切込み部21の間において、正面壁11の内面と折り返し片22との隙間に係止片35を容易に挿入できるようになっている。
図2に示すように、蓋体30の背面壁32の下部には貼着片36が形成され、この貼着片36が、容器本体10の背面壁12に接着されている。これにより、蓋体30は、容器本体10とヒンジで結合したように、貼着片36と背面壁32との間の折線37を回転中心にして回動し、容器本体10の上面の開口部を開閉可能となっている。
なお、蓋体30は、容器本体10を構成するブランクシート2とは別の、1枚のブランクシートにより構成されている。
図3及び図4に示すように、容器本体10は、仕切り壁17を有している。本実施形態の場合、仕切り壁17は、側周壁の内部領域を平面視において第1領域61と第2領域62との2つの領域に区画している。
本実施形態の場合、仕切り壁17は、内部領域を第1領域61と第2領域62とに区画するように、側面壁14の幅方向における両端間の部位から、背面壁12の幅方向における両端間の部位に亘って延在している。側周壁(背面壁12及び側面壁14)と仕切り壁17とに囲まれた領域が第2領域62である。より具体的には、例えば、第2領域62は、背面壁12の一部分と、側面壁14の一部分であって背面壁12に連なる部分(後述する破断予定線形成部14A)と、仕切り壁17と、に囲まれている。そして、本実施形態の場合、第2領域62は、平面視における容器本体10の一隅部(1つの角部)を含んでいる。
このように、容器本体10の側周壁は、側面壁(第1側面壁)14と、側面壁14に対して隣接しているとともに側面壁14に対して直交している背面壁(第2側面壁)12と、を含んでいる。そして、仕切り壁17は、側面壁14から背面壁12に亘って延びていることにより、側周壁の内部領域を平面視において複数(例えば2つ)の領域に区画している。
なお、第1領域61は、例えば、背面壁12の残りの部分と、仕切り壁17と、側面壁14の残りの部分(後述する把持部14B)と、正面壁11と、側面壁13と、に囲まれている。
仕切り壁17は、例えば、平面視においてL字状に形成されている。仕切り壁17は、それぞれ平板状に形成されているとともに起立しており、互いに直交しているとともに連接されている第1部分17Aと第2部分17Bとを有している。
例えば、第1部分17Aは、正面壁11及び背面壁12に対して平行に配置され、第2部分17Bは、側面壁13及び側面壁14に対して平行に配置されている。
このため、第2領域62は、例えば、平面視矩形状となっている。すなわち、第2領域62は、直方体形状となっている。
また、第1領域61は、容器本体10における第2領域62を除く部分からなり、平面視L字状に形成されている。
なお、例えば、第2領域62の平面寸法は第1領域61の平面寸法よりも小さく、第1領域61と第2領域62とは、高さ寸法が互いに等しい。つまり、第2領域62の容積は、第1領域61の容積よりも小さい。
ここで、容器本体10の第1領域61には、例えば、内容物150を収容することができる。内容物150は、例えば、粉末洗剤等の粉末状物質(顆粒ないし粉末)であることが挙げられる。なお、内容物150は、粉末状物質に限らず、例えば、液状のもの(ペースト状のものを含む)や、固形状(粒状、ブロック状など)のものであっても良い。内容物150の種類も、洗剤等に限らず、食品などであっても良い。
図4に示すように、第2領域62には、例えば、内容物150の計量を行うための計量用スプーン40を収容可能となっている。
すなわち、本実施形態に係る箱形容器詰め商品100は、第1領域61には内容物150が収容され、第2領域62には内容物150の計量用スプーン40が収容されている構成とすることができる。
なお、箱形容器詰め商品100は、容器本体10の上面の開口を塞いで密封する薄いシート(図示略)を有している。このシートの周縁部は、容器本体10の上面の開口の周囲縁部に接着固定されている。このシートにより、第1領域61及び第2領域62の上面が密閉されている。
より具体的には、計量用スプーン40は、柄を構成する第1部分41と、第1部分の一端に設けられて内容物150をすくい取る凹形状の第2部分42と、を有している。計量用スプーン40は、縦置き、すなわち、例えば、第1部分41が第2部分42の上に位置する配置で、第2領域62に収容可能となっている。
このため、計量用スプーン40は、第2領域62の上面の開口部から手指を差し入れて、柄を構成する第1部分41を掴むことにより、上方に取り出し可能である。
容器本体10の側周壁において、第2領域62に面する部位には、側周壁の外部領域と第2領域62の内部領域とを相互に連通させる開口部71(図5参照)を形成するための開口予定部として、破断予定線16Aが形成されている。
破断予定線16Aは、例えば、ミシン目又はハーフカット溝などとすることができる。
破断予定線16Aに沿って容器本体10の側周壁が破断されることにより、側周壁に開口部71が形成されるようになっている。
開口部71が形成されることにより、開口部71を介して使用者の少なくとも1本以上の手指を第2領域62に差し込み可能となり、容器本体10の一部分は、使用者により把持される取っ手となる。
ここで、一例として、取っ手は、例えば、片手の親指と、親指を除く4本の指とが、容器本体10の互いに異なる面壁を掴んで、容器本体10を把持することが可能な形状のものと考えることができる。
なお、開口部71を介して使用者の少なくとも1本以上の手指を第2領域62に差し込み可能であれば、開口部71の形状(すなわち破断予定線16Aの経路)は特に限定されない。例えば、矩形状であっても良いし、楕円状などであっても良い。
本実施形態の場合、例えば、片手の手50の親指を除く4本の指を上下に並べた状態でまとめて開口部71から第2領域62に差し込み可能なように、開口部71は上下に長い矩形状に形成されている(図5参照)。より具体的には、容器本体10の側周壁における開口部71の上側の縁が、上端に位置する指(人差し指)と干渉することを抑制できるように、開口部71の上縁は、上方に向けて凸のアーチ状に形成されている。
ここで、容器本体10の把持の仕方の例を説明する。
一例として、図5に示すように、左手の親指を除く4本の指を開口部71を介して第2領域62に差し込んで、これら4本の指によって仕切り壁17の第1部分17Aにおいて第2領域62に向かう面を掴む(なお、本実施形態では、後述するフラップ15Aが、指と第1部分17Aとの間に介在する。)とともに、左手の親指によって正面壁11の外面を掴むことによって、容器本体10を把持することができる。
すなわち、例えば、容器本体10において、少なくとも第1部分17Aと正面壁11とを含む部分が取っ手となる。
なお、右手の親指を開口部71を介して第2領域62に差し込んで、当該親指によって仕切り壁17の第1部分17Aにおける第2領域62側の面を掴み、右手の残りの4本の指によって正面壁11の外面を掴むことによって、容器本体10を把持することもできる。
このような把持の仕方により、開口部71が無い場合と比べて、手で掴む部分の幅を小さくできるため、容器本体10の把持が容易となる。
なお、容器本体10の把持の仕方のその他の一例として、側面壁14(具体的には後述する破断予定線形成部14A)における開口部71の上側の縁部を把持する方法が挙げられる。すなわち、人差し指から小指までの2〜4本の指を、開口部71を介して第2領域62に差し込んで、これら4本の指により側面壁14における開口部71の上側の縁部を把持したり、或いは、これら4本の指と側面壁14の上縁を掴む親指とにより側面壁14における開口部71の上側の縁部を把持したりすることができる。これらの場合、側面壁14における開口部71の上側の縁部が取っ手となる。
ここで、第1部分17Aと正面壁11とは、例えば、互いに平行に配置されている。すなわち、第1部分17Aと正面壁11とのなす角度は、0度である。
このように、仕切り壁17の少なくとも一部分からなる第1部分17A(第1対向部)と、側周壁において、第1領域61を間に挟んで第1部分17Aと対向している部分である正面壁11(第2対向部)と、のなす角度が、90度未満であり、容器本体10において、少なくとも第1部分17Aと正面壁11とを含む部分が取っ手となるため、取っ手の把持性が良好である。
なお、第1対向部と第2対向部とのなす角度は、90度未満の任意の角度とすることができ、例えば、60度以下であることが好ましく、45度以下であることがより好ましい。
破断予定線16Aの経路は、容器本体10の側周壁の何れか1つの面に収まっていても良いし、複数の面に亘っていても良い。
本実施形態の場合、破断予定線16Aは、側面壁14(側面壁14と背面壁12との境界を含む)に形成されている。
ここで、側面壁14において、第2領域62に面する部位は、破断予定線形成部14Aと称し、第1領域61に面する部位は、把持部14Bと称することとする。
本実施形態の場合、破断予定線16Aは、側面壁14の破断予定線形成部14Aに形成されている。
把持部14Bは、容器本体10が図5のように把持される際に、把持される部分である。
破断予定線16Aは、環状に形成されており、開口部71を形成することにより、容器本体10の側周壁において破断予定線16Aに囲まれた部位がくりぬかれるようになっていても良い。
ただし、本実施形態の場合、破断予定線16Aは、半環状に形成されている。そして、開口部71が形成されることにより、側周壁において破断予定線16Aに囲まれている部分が、側周壁における当該部分の周囲の部分に対して揺動可能なフラップ15Aとなる(図6参照)。
フラップ15Aと、側周壁におけるフラップ15Aの周囲の部分との連結部は、フラップ15Aの揺動軸となる。
ここで、フラップ15Aの揺動軸の位置は、特に限定されないが、当該揺動軸は、仕切り壁17と側周壁との交差部14C(より具体的には、第1部分17Aと側面壁14との交差部14C)に沿って延在していることが好ましい一例である。この場合、破断予定線16Aの一端と他端の各々は、交差部14Cに位置している。
このようにすることにより、フラップ15Aを第2領域62内に折り込んだ時に、フラップ15Aを仕切り壁17の第1部分17Aに重ねることができる。よって、図5に示すように、仕切り壁17の第1部分17Aと正面壁11とを把持する際に、フラップ15Aが邪魔にならないようにすることができる。
なお、フラップ15Aの揺動軸(フラップ15Aと、側周壁におけるフラップ15Aの周囲の部分との連結部)に沿って、罫線を形成することができ、このようにすることにより、容器本体10が当該揺動軸において容易に折れ曲がるようにできるため、フラップ15Aをより容易に揺動させることができる。
ここで、フラップ15Aの一使用例を説明する。例えば、図6に示すように、第2領域62に計量用スプーン40を収容した状態で、フラップ15Aを第2領域62内に押し込み、フラップ15Aの先端を計量用スプーン40に押し当てる。このとき、例えば、フラップ15Aが弓なりにしなるようにして、フラップ15Aを計量用スプーン40に押し当てる。これにより、フラップ15Aの弾性力によって、計量用スプーン40を第2領域62内で固定(動かないように保持)することができる。
このように計量用スプーン40を固定することは、出荷の輸送の際に有効である。このため、出荷前に予め開口部71を形成し、図6に示すようにフラップ15Aにより計量用スプーン40を固定しておくことも好ましい。また、このようにフラップ15Aにより計量用スプーン40を固定した状態で出荷する場合、使用者にとっては、予め計量用スプーン40が固定されていることから、最初の使用時から柄(第1部分41)を掴み易いというメリットがある。
次に、図7を参照して、容器本体10を構成するブランクシート2の一例について説明する。
容器本体10は、例えば、図7に示す1枚のブランクシート2により構成されている。
ブランクシート2としては、コートボール紙、カード紙、ラミネート紙等の紙製のシート材料や、オレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂等のプラスチック製のシート材料等を使用することができる。また、ブランクシート2は、単層のシートに限らず、複数層のシートからなるもの複合シートであっても良いし、その複合シートを構成する複数層のシートには、互いに異なる材料からなる2層以上のシートが含まれていても良い。また、ブランクシート2の表面には、エンボス加工、滑り止め塗料の塗布、滑り止めテープの貼着等により、滑り止め加工が施されていても良い。
また、ブランクシート2は、複数枚のシートを連結して1枚のシートとしたものであっても良い。
ブランクシート2は、正面壁11、背面壁12、側面壁13、破断予定線形成部14A、把持部14B、仕切り壁17の第1部分17A、及び、仕切り壁17の第2部分17Bを有しており、これら各部は、それぞれ矩形状に形成されている。これら各部の上下寸法は互いに等しく設定されている。図7において、これら各部の上辺及び下辺は、それぞれ一直線状に並んでいる。
図7において、把持部14Bの右辺に正面壁11が連接され、正面壁11の右辺に側面壁13が連接され、側面壁13の右辺に背面壁12が連接され、背面壁12の右辺に破断予定線形成部14Aが連接され、破断予定線形成部14Aの右辺に第1部分17Aが連接され、第1部分17Aの右辺に第2部分17Bが連接されている。これら各部の境界には、それぞれ折線が形成されている。
ブランクシート2は、更に、把持部14Bの上辺に連接された折り返し片25と、正面壁11の上辺に連接された折り返し片22と、側面壁13の上辺に連接された折り返し片24と、背面壁12の上辺に連接された折り返し片23A及び折り返し片23Bと、破断予定線形成部14Aの上辺に連接された折り返し片26と、を有する。各折り返し片と、各折り返し片が連接された部分との境界には、それぞれ折線が形成されている。
ブランクシート2は、更に、把持部14Bの下辺に連接された底面形成用フラップ210と、正面壁11の下辺に連接された底面形成用フラップ27と、側面壁13の下辺に連接された底面形成用フラップ29と、背面壁12の下辺に連接された底面形成用フラップ28と、破断予定線形成部14Aの下辺に連接された底面形成用フラップ211と、第1部分17Aの下辺に連接された底面形成用フラップ212Aと、第2部分17Bの下辺に連接された底面形成用フラップ212Bと、を有する。各底面形成用フラップと、各底面形成用フラップが連接された部分との境界には、それぞれ折線が形成されている。
ブランクシート2は、更に、把持部14Bの左辺に連接された貼着片18と、第2部分17Bの右辺に連接された貼着片19と、を有する。把持部14Bと貼着片18との境界、並びに、第2部分17Bと貼着片19との境界には、それぞれ折線が形成されている。
正面壁11には、係止用穴20と切込み部21とが形成されている。
破断予定線形成部14Aには、破断予定線16Aが形成されている。
次に、ブランクシート2から容器本体10を組み立てる方法の一例を説明する。
先ず、各折り返し片25、22、24、23A、23B、26を互いに同じ方向に折り返して(180度折り返して)、各折り返し片25、22、24、23A、23B、26が連接されている部分の一方の面に対し、各折り返し片25、22、24、23A、23B、26を接着する。ここで、各折り返し片25、22、24、23A、23B、26を折り返す向きは、ブランクシート2を後述する筒状体としたときに内側となる向きとする。そして、各折り返し片25、22、24、23A、23B、26は、各折り返し片25、22、24、23A、23B、26が連接されている部分において、ブランクシート2が筒状体となった状態で内側となる面(内面)に対して接着する。
ここで、蓋体30の係止片を正面壁11の係止用穴20から挿入可能とするため、正面壁11に連接されている折り返し片22は、図7に示される領域22Xを除く部分を、正面壁11の内面に接着する。なお、領域22Xは、予め上記のようなエンボス加工により窪まされている。
このように、容器本体10の上面の開口付近に、各折り返し片25、22、24、23A、23B、26を接着することにより、開口付近の強度を向上できる。
次に、貼着片18、把持部14B、正面壁11、側面壁13、背面壁12、破断予定線形成部14A、第1部分17A及び第2部分17Bの各境界の折線に沿ってそれぞれ直角に山折りし、第2部分17Bと貼着片19との境界の折線に沿って直角に谷折りし、貼着片19を背面壁12の内面に接着し(図4参照)、貼着片18を第1部分17Aにおける第1領域61側の面に接着する(図3参照)。これにより、ブランクシート2が筒状体になる。
なお、背面壁12には、2つの折り返し片23A、23Bが、背面壁12の幅方向に離間して形成されている。そして、図4に示すように、折り返し片23A、23Bの間の位置において、第2部分17Bの一端が背面壁12に突き当たっているとともに、貼着片18が背面壁12に接着されている。このため、第2部分17B及び貼着片18と、折り返し片23A及び23Bと、が干渉しないようになっている。
このようにして得られる筒状体は、扁平に折りたたむことができる。このため、ブランクシート2を流通過程で搬送したり、保管したりする上で、取り扱い性が良好となる。
一方、各底面形成用フラップ210、27、29、28、211、212A、212Bを、それぞれ筒状体の内側に向けて90度折り曲げ、これら底面形成用フラップを互いに重ね合わせるとともに、重なる部分を接着することにより相互に固定する。これにより、これら底面形成用フラップからなる底面部81が形成される。
ここで、より具体的には、例えば、先ず、第2領域62に対応する各底面形成用フラップ211、212A及び212Bを折り曲げ、次に、残りの底面形成用フラップ210、27、29、28を折り曲げて、それら互いに接着することができる。
なお、図4乃至図6の俯瞰図において、例えば、第2領域62中に、底面形成用フラップ28に貼着された底面形成用フラップ211、212A、212Bが存在している(図示省略)。
こうして、容器本体10が得られる。このように、ブランクシート2を用いることにより、容器本体10を容易に作製することができる。
なお、容器本体10とは別に蓋体30もブランクシートから組み立てて構成し、蓋体30の貼着片36を容器本体10の背面壁12に接着することにより、箱形容器1Aを製造することができる。
ここで、再び図7を参照して、ブランクシート2における各部の寸法の関係を説明する。
正面壁11の幅L1は、背面壁12の幅と等しい。
側面壁13の幅は、正面壁11の幅L1よりも小さい。
破断予定線形成部14Aと把持部14Bとは、互いに並設されて側面壁14を構成するものであり、破断予定線形成部14Aの幅W6と把持部14Bの幅とを合わせた幅は、側面壁13の幅と等しい。
フラップ15Aの幅W1と、破断予定線形成部14Aの幅W6との関係を、W6>W1とした場合は、容器本体10のより大きな圧縮強度を確保できる。一方、W6=W1とした場合は、開口部71が大きくなることにより手50の指を第2領域62に差し込みやすくなるので、容器本体10の把持性が向上する。
更に、フラップ15Aの高さH1と、破断予定線形成部14Aの高さH2との関係を、H1<H2とした場合は、容器本体10のより大きな圧縮強度を確保できるとともに、それにより容器本体10の組み立てが容易となる。
この場合に、特に、フラップ15Aの下端(つまり開口部71の下端)が破断予定線形成部14Aの下端(つまり側周壁の下端)よりも上方に位置していることにより、計量用スプーン40に付着した内容物150が開口部71から漏れ出ることを抑制できる。
一方、H1=H2とした場合は、開口部71が大きくなることにより手50の指を第2領域62に差し込みやすくなるので、容器本体10の把持性が向上する。
また、第2部分17Bの幅W3と、破断予定線形成部14Aの幅W6との関係は、W3=W6とすることが好ましく、このようにすることにより、容器本体10はサック貼り構造の箱とすることが可能となる。サック貼り構造とは、ブランクシート2を上記の筒状体にした状態で、扁平状に折りたたむことが可能となるような、箱の接着状態を指す。
また、第1部分17Aの幅W2と第2部分17Bの幅W3との関係は、任意の関係と知ることができる。本実施形態の場合、例えば、W2>W3となっており、第2領域62は、指を差し込む際の奥行き方向(容器本体10の幅方向)に長尺な直方体形状となっている。このため、指先と第2部分17Bとの干渉を抑制でき、容器本体10の把持性が向上する。
ただし、W2=W3としたり、W2<W3としたりしても良い。W2<W3とする場合、すなわち第2部分17Bの幅W3を大きくする場合、第2部分17Bの幅W3を大きくするとともに把持部14Bの幅を小さくすることができ、そのようにすることにより、容器本体10の把持性が向上する。
一方、W2=W3とする場合は、把持部14Bの幅と第2領域62の奥行き(容器本体10の幅方向における寸法)とのバランスを良好にできる。
また、側面壁14及び側面壁13の幅は、例えば、35mm以上100mm以下であることが好ましい一例である。
この場合に、第1部分17Aと第2部分17Bとを合わせた仕切り壁17の幅W4は、35mm以上300mm以下であることが好ましい一例である。
以上のような第1の実施形態によれば、容器本体10は、側周壁と、側周壁の内部領域を平面視において第1領域61と第2領域62との2つの領域に区画している仕切り壁17と、底面部81と、を有している。そして、側周壁には、側周壁の外部領域と第2領域62の内部領域とを相互に連通させる開口部71を形成するための開口予定部(破断予定線16A)が形成されており、開口部71を介して第2領域62へ手指を差し込み可能である。
このため、開口部71を介して第2領域62へ手指を差し込んで容器本体10を把持することにより、開口部71が無い場合と比べて、手で掴む部分の幅を小さくできるため、容器本体10の把持が容易となり、容器本体10、ひいては箱形容器詰め商品100を片手で容易に持ち上げることができる(図5参照)。このため、箱形容器詰め商品100を片手で把持しながら、もう一方の手で計量用スプーン40を用いて内容物150をすくい取り、内容物150の計量を行うことができる。よって、容器本体10、ひいては箱形容器詰め商品100の把持と、内容物150の計量とを同時に行う場合の良好な操作性が得られる。
ここで、少なくとも側周壁と仕切り壁17とが1枚のブランクシート2の一部分ずつにより構成されている。このため、容器本体10、ひいては箱形容器1Aを低コストに作製することができるとともに、箱形容器1Aを廃棄する際の分別が容易になる。
要するに、箱形容器1A、及び、箱形容器詰め商品100を、低コストで且つ持ちやすい構造のものとすることができる。
なお、第2領域62には、例えば、計量用スプーン40を収容することができるため、内容物150に計量用スプーン40が埋もれてしまうことや、計量用スプーン40の柄に内容物150が付着してしまうことを抑制することができる。
より具体的には、例えば、容器本体10は、1枚のシート材(ブランクシート2)により構成されている。これにより、容器本体10の材料(ブランクシート2)の製造工程、及び、その材料(ブランクシート2)から容器本体10を組み立てる工程をそれぞれ簡単にできるため、容器本体10の製造コストを低減できる。
また、仕切り壁17の少なくとも一部分からなる第1部分17A(第1対向部)と、側周壁において、第1領域61を間に挟んで第1部分17Aと対向している部分である正面壁11(第2対向部)と、のなす角度が、90度未満であり、容器本体10において、少なくとも第1部分17Aと正面壁11とを含む部分が取っ手となるため、取っ手の把持性が良好である。
また、容器本体10の側周壁には、開口予定部としての破断予定線16Aが形成されており、破断予定線16Aに沿って側周壁が破断されることにより、開口部71が形成されるので、開口部71を容易に形成することができる。また、販売時には、開口部71が塞がれた状態とすることができるため、第2領域62内に異物が入り込んでしまうことなどを抑制することができる。
また、開口部71が形成されることにより、側周壁において破断予定線16Aに囲まれている部分が、側周壁における当該部分の周囲の部分に対して揺動可能なフラップ15Aとなるので、把持時には、フラップ15Aを容易に揺動させることができ、また、使用後の保管時には、フラップ15Aにより開口部71を閉塞することもできる。よって、例えば、計量用スプーン40に付着した内容物150が開口部71を介して外部に漏れ出ることを抑制することができる。また、図6に示すように、フラップ15Aにより計量用スプーン40を固定することも可能である。
また、フラップ15Aの揺動軸は、仕切り壁17と側周壁との交差部14Cに沿って延在しているので、フラップ15Aを揺動させたときに、フラップ15Aを仕切り壁17(例えば第1部分17A)に対して重ねることが可能となる。よって、例えば図5のように容器本体10を把持する際に、フラップ15Aが邪魔になることを抑制することができる。
また、開口部71の下端が、側周壁の下端よりも上方に位置しているので、計量用スプーン40に付着した内容物150が開口部71から漏れ出ることを抑制できる。
また、箱形容器詰め商品100の第1領域61には内容物150が収容され、第2領域62には、計量用スプーン40が収容されているので、使用前の計量用スプーン40が内容物150に埋もれてしまうことや、使用前の計量用スプーン40に内容物150が付着してしまうことを抑制できる。
〔第2の実施形態〕
図8は第2の実施形態に係る箱形容器の上面からの俯瞰図であり、第2領域62に計量用スプーン40を収容した状態を示している。
図9及び図10は第2の実施形態に係る箱形容器を把持した状態を上面から俯瞰した図である。このうち図9は背面壁12及び側面壁14を把持した状態を示し、図10は仕切り壁17及び背面壁12を把持した状態を示す。
なお、図8乃至図10においては、蓋体30の図示を省略しているが、本実施形態に係る箱形容器も、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと同様に、蓋体30を有しているものとする。
また、図9及び図10においては、後述するフラップ15B及びフラップ15Cの図示を省略している。
図11は第2の実施形態に係る箱形容器を構成するブランクシート2の一例を示す平面図である。
本実施形態に係る箱形容器は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと同様に構成されている。
また、本実施形態に係る箱形容器詰め商品は、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aに代えて、本実施形態に係る箱形容器を備えている点で、上記の第1の実施形態に係る箱形容器詰め商品と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る箱形容器詰め商品100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、仕切り壁17は、1枚の平板状の部分からなり、容器本体10の側周壁の内部領域を斜めに区画している。
より具体的には、仕切り壁17は、例えば、側面壁14と正面壁11との交差部(角部)から、背面壁12の幅方向における両端間の部位に亘って直線状に延在している。
本実施形態の場合、仕切り壁17と、側面壁14と、背面壁12の一部分と、に囲まれた、平面視三角形状の領域が第2領域62である。また、第1領域61は、平面視台形状に形成されている。
なお、上記の第1の実施形態では、側面壁14が破断予定線形成部14Aと把持部14Bとからなるのに対し、本実施形態の場合、側面壁14は1枚の平板状の部分からなる。
また、本実施形態の場合、側面壁14と背面壁12に、それぞれ開口部71、72が形成されるようになっている。すなわち、側面壁14には開口部(第1の開口部)71を形成するための破断予定線16Bが形成され、背面壁12には(第2の開口部)開口部72を形成するための破断予定線16Cが形成されている。
破断予定線16Bに沿って側面壁14を破断することにより、開口部71が形成される。なお、開口部71が形成されることにより、フラップ15B(図8参照)が形成されても良いし、開口部71がくりぬかれても良い。一例として、フラップ15Bを内側に押し込んだ際に、フラップ15Bが仕切り壁17に重なるようになっている。
同様に、破断予定線16Cに沿って背面壁12を破断することにより、開口部72が形成される。開口部72が形成されることにより、フラップ15C(図8参照)が形成されても良いし、開口部72がくりぬかれても良い。
ここで、例えば、開口部71と開口部72の大きさが互いに異なっている。具体的には、例えば、開口部71の方が開口部72よりも大きい。一例として、開口部71と開口部72の高さは同じとし、開口部71の幅を開口部72の幅よりも大きくすることができる。ただし、高さについても、開口部72よりも開口部71の寸法を大きくしても良い。
次に、本実施形態に係る箱形容器の使用例を説明する。
図8に示すように、本実施形態の場合も、第2領域62に計量用スプーン40を収容することができる。従って、本実施形態に係る箱形容器詰め商品は、第2領域62に計量用スプーン40が収容された構成とすることができる。
本実施形態の場合の容器本体10の把持の仕方は、一例として、図9に示すように、開口部71、72のそれぞれを介して、第2領域62内に手指を差し入れて、容器本体10の角部(側面壁14と背面壁12との角部)を把持することにより、容器本体10を持つことができる。すなわち、この把持の仕方の場合、側面壁14と背面壁12との角部が取っ手となる。
また、他の一例として、図10に示すように、大きい方の開口部71を介して第2領域62に差し込んだ手指を、小さい方の開口部72を介して第2領域62の外部に突出させ、開口部71には手50を手首付近まで挿入する持ち方もできる。この場合、手で容器本体10を積極的に掴まなくても、容器本体10を持ち上げることができる。
また、図示はしないが、例えば、親指により正面壁11の外面を掴むとともに、残りの4本の指により仕切り壁17における第2領域62側の面を掴むことによっても、容器本体10を把持することができる。
この場合、仕切り壁17(第1対向部)と、側周壁において、第1領域61を間に挟んで仕切り壁17と対向している部分である正面壁11(第2対向部)と、のなす角度が、90度未満(図8の例では45度程度)であり、容器本体10において、少なくとも仕切り壁17と正面壁11とを含む部分が取っ手となるため、取っ手の把持性が良好である。
次に、図11を参照して、本実施形態の場合における容器本体10を構成するブランクシート2の一例について説明する。
ブランクシート2は、正面壁11、背面壁12、側面壁13、側面壁14及び仕切り壁17を有しており、これら各部は、それぞれ矩形状に形成されている。これら各部の上下寸法は互いに等しく設定されている。図11において、これら各部の上辺及び下辺は、それぞれ一直線状に並んでいる。
図11において、正面壁11の右辺に側面壁13が連接され、側面壁13の右辺に背面壁12が連接され、背面壁12の右辺に側面壁14が連接され、側面壁14の右辺に仕切り壁17が連接されている。これら各部の境界には、それぞれ折線が形成されている。
ブランクシート2は、更に、正面壁11の上辺に連接された折り返し片22と、側面壁13の上辺に連接された折り返し片24と、背面壁12の上辺に連接された折り返し片23Cと、側面壁14の上辺に連接された折り返し片255と、を有する。各折り返し片と、各折り返し片が連接された部分との境界には、それぞれ折線が形成されている。
ブランクシート2は、更に、正面壁11の下辺に連接された底面形成用フラップ27と、側面壁13の下辺に連接された底面形成用フラップ29と、背面壁12の下辺に連接された底面形成用フラップ28と、側面壁14の下辺に連接された底面形成用フラップ211と、仕切り壁17の下辺に連接された底面形成用フラップ212Cと、を有する。各底面形成用フラップと、各底面形成用フラップが連接された部分との境界には、それぞれ折線が形成されている。
ブランクシート2は、更に、正面壁11の左辺に連接された貼着片18と、仕切り壁17の右辺に連接された貼着片19と、を有する。正面壁11と貼着片18との境界、並びに、仕切り壁17と貼着片19との境界には、それぞれ折線が形成されている。
正面壁11には、係止用穴20と切込み部21とが形成されている。
背面壁12には、破断予定線16Cが形成されている。
側面壁14には、破断予定線16Bが形成されている。
次に、ブランクシート2から容器本体10を組み立てる方法の一例を説明する。
先ず、各折り返し片22、24、23C、255、26をを互いに同じ方向に折り返して(180度折り返して)、各折り返し片22、24、23C、255、26が連接されている部分の一方の面に対し、各折り返し片22、24、23C、255、26を接着する。ここで、各折り返し片22、24、23C、255、26を折り返す向きは、ブランクシート2を後述する筒状体としたときに内側となる向きとする。そして、各折り返し片22、24、23C、255、26は、各折り返し片22、24、23C、255、26が連接されている部分において、ブランクシート2が筒状体となった状態で内側となる面(内面)に対して接着する。
本実施形態の場合も、正面壁11に連接されている折り返し片22は、図11に示される領域22Xを除く部分を、正面壁11の内面に接着する。
このように、容器本体10の上面の開口付近に、各折り返し片22、24、23C、255、26を接着することにより、開口付近の強度を向上できる。
次に、貼着片18、正面壁11、側面壁13、背面壁12、側面壁14及び仕切り壁17の各境界の折線に沿ってそれぞれ山折りし、仕切り壁17と貼着片19との境界の折線に沿って谷折りし、貼着片19を背面壁12の内面に接着し(図8参照)、貼着片18を仕切り壁17における第1領域61側の面に接着する(図8参照)。これにより、ブランクシート2が筒状体になる。
一方、各底面形成用フラップ27、29、28、211、212C、212Bを、それぞれ筒状体の内側に向けて90度折り曲げ、これら底面形成用フラップを互いに重ね合わせるとともに、重なる部分を接着することにより相互に固定する。これにより、これら底面形成用フラップからなる底面部81が形成される。
こうして、ブランクシート2を用いることにより、容易に容器本体10を作製することができる。
なお、ブランクシート2は、第2領域62の上面の開口部を塞ぐことが可能な簡易蓋213を備えていても良い。この場合、図11に示すように、簡易蓋213は、仕切り壁17の上辺に連接された三角形状の部分である。簡易蓋213の一辺又は二辺には、差し込みフラップ214が連接された構成とすることができる。簡易蓋213により第2領域62の上面の開口部を塞ぐとともに、差し込みフラップ214を第2領域62内に差し込んむことにより、側面壁14の上縁、或いは、側面壁14及び背面壁12の上縁に対して差し込みフラップ214が形成されるので、簡易蓋213が第2領域62の上面の開口部に固定される。このように簡易蓋213を固定することにより、容器本体10の圧縮強度を向上することができる。
このような簡易蓋213を備えることにより、容器本体10の蓋体30を開けたときに計量用スプーン40がすぐには見えないようにできることから、箱形容器詰め商品100の意匠性が向上する。
また、簡易蓋213により第2領域62の上面の開口部を塞いだ状態で、第2領域62に手指を差し込んで容器本体10を把持することにより、計量用スプーン40により内容物150をすくい取って取り出した際に、内容物150が第2領域62内の手にこぼれ落ちることを抑制することができる。
以上の第2の実施形態によれば、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる他、以下のような効果が得られる。
すなわち、仕切り壁17は、側周壁の内部領域を平面視において複数(例えば2つ)の領域に区画しており、側周壁は、側面壁(第1側面壁)14と、側面壁14に対して隣接しているとともに側面壁14に対して直交している背面壁(第2側面壁)12とを含んでいる。第2領域62は、側面壁14の少なくとも一部分(例えば側面壁14の全体)と、背面壁12の少なくとも一部分(例えば背面壁12の一部分)と、仕切り壁17の少なくとも一部分(例えば仕切り壁17の全体)と、により囲まれている。そして、側面壁14には、開口部71が形成されるようになっており、背面壁12には開口部72が形成されるようになっている。
よって、例えば、図9、図10に示すような方法で容器本体10を把持することができる。また、図示は省略するが、仕切り壁17と正面壁11とを掴んで把持することもできる。
また、開口部71と開口部72との大きさが互いに異なるので、例えば、図10に示すような把持の仕方を容易に行うことができる。
〔第3の実施形態〕
図12は第3の実施形態に係る箱形容器の上面からの俯瞰図である。なお、図12においては、蓋体30の図示を省略しているが、本実施形態に係る箱形容器も、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと同様に、蓋体30を有しているものとする。
本実施形態に係る箱形容器は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと同様に構成されている。
また、本実施形態に係る箱形容器詰め商品は、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aに代えて、本実施形態に係る箱形容器を備えている点で、上記の第1の実施形態に係る箱形容器詰め商品と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る箱形容器詰め商品100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、仕切り壁17は、側周壁の内部領域を、第1領域61、第2領域62および第3領域63の3つの領域に区画している。
仕切り壁17は、例えば、第1部分17A、第2部分17Bの他に、第3部分17C及び第4部分17Dを有している。
ブランクシートの状態では、例えば、第3部分17Cは、第2部分17Bにおける第1部分17A側とは反対側に連接されている。また、第4部分17Dは、例えば、第3部分17Cにおける第2部分17B側とは反対側に連接されている。更に、第4部分17Dにおける第3部分17C側とは反対側には貼着片19が連接されている。つまり、第1部分17A、第2部分17B、第3部分17C、第4部分17Dの順に連接されている。
第3部分17Cは、第2部分17Bに対して直角などの角度で折り曲げられて、背面壁12の内面に接着されている。
第4部分17Dは、第3部分17Cに対して直角などの角度で折り曲げられている。第4部分17Dは、側面壁14、背面壁12、第1部分17A及び第2部分17Bによって囲まれた領域を、第2領域62と第3領域63とに区画している。
貼着片19は、第1部分17Aにおける第1領域61側とは反対側の面(第2領域62側の面、又は、第3領域63側の面)に接着されている。
なお、図12において、例えば、第2領域62中に、底面形成用フラップ28に貼着された底面形成用フラップ211、212A、212B(図7参照)が存在している(図示略)。
また、第3部分17Cおよび第4部分17Dにも、それぞれ底面形成用フラップ(図示略)が設けられ、それら底面形成用フラップが、例えば、底面形成用フラップ28に貼着されて第3領域63中に存在している。
一例として、第3領域63には、漂白剤や柔軟剤などのように、洗剤の補助的な機能を担う補助材を収容することができる。
以上の第3の実施形態によれば、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる他、以下のような効果が得られる。
すなわち、本実施形態の場合、仕切り壁17は、側周壁の内部領域を、第1領域61、第2領域62および第3領域63の3つの領域に区画しているので、仕切り壁17により区画された領域の数が多い分、各領域の使い方に多様性及び自由度を持たせることができる。
〔第4の実施形態〕
図13は第4の実施形態に係る箱形容器の上面からの俯瞰図である。なお、図13においては、蓋体30の図示を省略しているが、本実施形態に係る箱形容器も、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと同様に、蓋体30を有しているものとする。
本実施形態に係る箱形容器は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと同様に構成されている。
また、本実施形態に係る箱形容器詰め商品は、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aに代えて、本実施形態に係る箱形容器を備えている点で、上記の第1の実施形態に係る箱形容器詰め商品と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る箱形容器詰め商品100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、仕切り壁17は、上記の第3の実施形態と同様に、側周壁の内部領域を、第1領域61、第2領域62および第3領域63の3つの領域に区画している。
仕切り壁17は、例えば、第1部分17A、第2部分17Bの他に、第3部分17Cを有している。
ブランクシートの状態では、例えば、第3部分17Cは、第2部分17Bにおける第1部分17A側とは反対側に連接されている。また、第3部分17Cにおける第2部分17B側とは反対側には貼着片19が連接されている。
第3部分17Cは、例えば、第2部分17Bに対して180度折り返されて、第2部分17Bにおける第2領域62側とは反対側の面に接着されている。つまり、第3部分17Cは、側面壁14の幅と同等の幅を有するものとして形成されている。第3部分17Cは、背面壁12における両端間の部位から正面壁11における両端間の部位に亘って延在しており、側周壁の内部領域における第2領域62以外の領域を第1領域61と第3領域63とに区画している。
なお、図13において、例えば、第2領域62中に、底面形成用フラップ28又は210に貼着された底面形成用フラップ211、212A、212B(図7参照)が存在している(図示略)。
また、第3部分17Cにも、底面形成用フラップ(図示略)が設けられ、この底面形成用フラップが、例えば底面形成用フラップ28及び27に貼着されて第1領域61中に存在している。
本実施形態の場合も、第3の実施形態と同様に、一例として、第3領域63には、漂白剤などのように、洗剤の補助的な機能を担う補助材を収容することができる。
以上の第4の実施形態によれば、上記の第3の実施形態と同様の効果が得られる。
〔第5の実施形態〕
図14は第5の実施形態に係る箱形容器の上面からの俯瞰図である。なお、図14においては、蓋体30の図示を省略しているが、本実施形態に係る箱形容器も、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと同様に、蓋体30を有しているものとする。
本実施形態に係る箱形容器は、以下に説明する点で、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aと同様に構成されている。
また、本実施形態に係る箱形容器詰め商品は、上記の第1の実施形態に係る箱形容器1Aに代えて、本実施形態に係る箱形容器を備えている点で、上記の第1の実施形態に係る箱形容器詰め商品と相違し、その他の点では、上記の第1の実施形態に係る箱形容器詰め商品100と同様に構成されている。
本実施形態の場合、仕切り壁17は、1枚の平板状の部分からなる。仕切り壁17は、側面壁14における両端間の部位から、側面壁13における両端間の部位に亘って延在している。より具体的には、例えば、仕切り壁17は、正面壁11及び背面壁12に対して平行に配置されている。
なお、仕切り壁17には、貼着片19が連接され、貼着片19は、側面壁13の内面に接着されている。
なお、仕切り壁17には、底面形成用フラップ(図示略)が設けられ、この底面形成用フラップが、例えば底面形成用フラップ210、28及び29及びに貼着されて第2領域62中に存在している。
本実施形態の場合、側面壁13において、側面壁14の破断予定線16Aと対向する部位には、破断予定線16Aと同様の形状の破断予定線16Bが形成されている。
そして、側面壁13を破断予定線16Bに沿って破断することにより、開口部71と同様の開口部を形成することができるようになっている。なお、破断予定線16Bを破断して開口部を形成することにより、フラップ15Aと同様のフラップ15Bが形成されても良いし、破断予定線16Bの内側の部分はくりぬかれても良い。
本実施形態の場合、容器本体10が左右対称な構造をなしている。このため、右手でも左手でも同様の把持の仕方で容器本体10を把持することが可能となる。従って、使用者は、破断予定線16Aと破断予定線16Bとのうち一方を選択して破断することにより1つの開口部71を形成してもよく、或いは、両方を破断して2つの開口部71を形成してもよい。
なお、仕切り壁17は、平板状に限らず、曲面状に形成されていても良い。すなわち、仕切り壁17の延長長さは、正面壁11及び背面壁12の幅よりも長くても良い。このよにすることにより、容器本体10の圧縮強度の向上が期待できる。また、図14において、仕切り壁17が手前側(正面壁11側)に凸の曲面状に湾曲していることにより、把持性の向上が期待できる。
以上の第5の実施形態によれば、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる他、容器本体10が左右対称な構造をなしているので、左右何れの手でも同様の把持の仕方で容器本体10を把持することが可能となる。
なお、上記の各形態は、内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。
また、上記の各形態では、開口部を形成するための開口予定部(破断予定線等)が容器本体10の側周壁に形成されている例を説明したが、開口部は、予め容器本体10の側周壁に形成されていても良い。
また、上記の各形態において、仕切り壁17の全体もしくは一部分が、曲面状に形成されていても良い。第5の実施形態で説明したように、仕切り壁17を曲面状に形成することにより、容器本体10の把持性の向上が期待できる場合がある。
また、上記の各形態では、第2領域62が容器本体10の一隅部を含む例を説明したが、例えば図15に示す変形例のように、第2領域62は、例えば、側周壁の何れか1つの面壁の幅方向における両端間の部位に沿って配置されており、容器本体10の一隅部を含んでいなくても良い。なお、図15の例は、第1部分17A、第2部分17B及び第3部分17Cに、それぞれ底面形成用フラップ(図示略)が設けられ、それら底面形成用フラップが、例えば、底面形成用フラップ28に貼着されて第2領域62中に存在している。
また、上記の各形態では、容器本体10の全体が1枚のシート材(ブランクシート2)により構成されている例を説明したが、容器本体10における側周壁及び仕切り壁17以外の部分は、側周壁及び仕切り壁17を構成するシート材以外の材料により構成されていても良い。
例えば、容器本体10の底面部81は、蓋体30と同様の構造体により構成されていても良い。この場合、ブランクシート2は、各底面構成用フラップを有していないものとする。そして、蓋体30と同様の構造体を蓋体30とは天地を反転した配置で、ブランクシート2により構成された筒状体の底面側に接着等により取り付ける。これにより、蓋体30と同様の構造体により筒状体の底面側の開口を閉塞し、容器本体10を構成することができる。
このように、容器本体10は、複数枚のシート材により構成することもできる。
1A 箱形容器
2 ブランクシート(シート材)
10 容器本体
11 正面壁
12 背面壁
13 側面壁
14 側面壁
14A 破断予定線形成部
14B 把持部
14C 交差部
15A フラップ
15B フラップ
15C フラップ
16A 破断予定線(開口予定部)
16B 破断予定線(開口予定部)
16C 破断予定線(開口予定部)
17 仕切り壁
17A 第1部分
17B 第2部分
17C 第3部分
17D 第4部分
18、19 貼着片
20 係止用穴
21 切込み
22、23A、23B、23C、24、25、26、255 折り返し片
22X 領域
27、28、29、210、211、212A、212B、212C 底面形成用フラップ
30 蓋体
31 正面壁
32 背面壁
33A、33B 側面壁
34 天面壁
35 切込み部
36 貼着片
37 折線
40 計量用スプーン
41 第1部分
42 第2部分
50 手
61 第1領域
62 第2領域
63 第3領域
71 開口部(第1の開口部)
72 開口部(第2の開口部)
81 底面部
100 箱形容器詰め商品
150 内容物
213 簡易蓋
214 差し込みフラップ

Claims (10)

  1. 上面が開口した容器本体を備える箱形容器であって、
    前記容器本体は、
    側周壁と、
    前記側周壁の内部領域を、平面視において、少なくとも第1領域と第2領域とを含む複数の領域に区画している仕切り壁と、
    底面部と、
    を有し、
    前記第1領域は、内容物が収容されるように構成されており、
    前記第2領域は、少なくとも前記第2領域に対応する底面形成用フラップに囲まれ、前記底面形成用フラップと、前記底面部とが接着しており、
    前記側周壁には、前記側周壁の外部領域と前記第2領域の内部領域とを相互に連通させる開口部を形成するための開口予定部が形成されているか、又は、前記開口部が予め形成されており、
    前記開口部を介して前記第2領域へ手指を差し込み可能であり、
    少なくとも前記側周壁と前記仕切り壁とが1枚のシート材の一部分ずつにより構成されている箱形容器。
  2. 前記容器本体は、前記1枚のシート材により構成されている請求項1に記載の箱形容器。
  3. 前記側周壁には、前記開口予定部としての破断予定線が形成されており、
    前記破断予定線に沿って前記側周壁が破断されることにより、前記開口部が形成される請求項1又は2に記載の箱形容器。
  4. 前記開口部が形成されることにより、前記側周壁において前記破断予定線に囲まれている部分が、前記側周壁における当該部分の周囲の部分に対して揺動可能なフラップとなる請求項3に記載の箱形容器。
  5. 前記開口部の下端が、前記側周壁の下端よりも上方に位置している請求項1乃至4の何れか一項に記載の箱形容器。
  6. 前記側周壁は、第1側面壁と、前記第1側面壁に対して隣接しているとともに当該第1側面壁に対して直交している第2側面壁とを含み、
    前記仕切り壁は、前記第1側面壁から前記第2側面壁に亘って延びていることにより、前記側周壁の内部領域を平面視において前記複数の領域に区画している請求項1乃至5の何れか一項に記載の箱形容器。
  7. 前記側周壁は、第1側面壁と、前記第1側面壁に対して隣接しているとともに当該第1側面壁に対して直交している第2側面壁とを含み、
    前記第2領域は、前記第1側面壁の少なくとも一部分と、前記第2側面壁の少なくとも一部分と、前記仕切り壁の少なくとも一部分と、により囲まれており、
    前記第1側面壁には、第1の前記開口部が形成されるようになっているか又は形成されており、
    前記第2側面壁には、第2の前記開口部が形成されるようになっているか又は形成されている請求項1乃至6の何れか一項に記載の箱形容器。
  8. 前記仕切り壁は、前記内部領域を、前記第1領域、前記第2領域および第3領域の3つの領域に区画している請求項1乃至7の何れか一項に記載の箱形容器。
  9. 請求項1乃至8の何れか一項に記載の箱形容器と、
    前記箱形容器に収容された内容物と、
    を備える箱形容器詰め商品。
  10. 前記第1領域には前記内容物が収容され、
    前記第2領域には内容物の計量用スプーンが収容されている請求項9に記載の箱形容器詰め商品。
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