JP6359353B2 - 機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法 - Google Patents
機械式駐車装置の制御装置、機械式駐車装置、及び機械式駐車装置の制御方法 Download PDFInfo
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Description
特許文献2には、非常釦、安全確認釦、スタート釦、ドア閉釦、及び3個の予備釦が設けられたリモコン送信機が開示されている。
一方、特許文献2に開示されているリモコン送信機は、予備釦を含めて釦が7つ設けられているため、特許文献1に開示されている遠隔監視装置に比べて汎用性はある。しかし、予備釦にはその機能を示したプレート等を別途設ける必要もあり、予備釦が3つであるため、それ以上の機能に用いることができない。また、特許文献2に開示されているリモコン送信機は釦が7つもあるので、利用者は釦の選択に戸惑う可能性もある。
このように、機械式駐車装置の運転状態に基づいた、必要な機能が携帯型認証媒体の操作部に割り振られることとなる。
機械式駐車装置の運転状態とは、例えば、利用者の車両の入庫又は出庫等の状態、該車両の入庫予約又は出庫予約の状態、利用者による携帯型認証媒体の操作場所等である。また、機能とは、例えば、入庫予約、出庫予約、扉の開、選択した機能の取り消し、及びパレット格納の延長等である。
このように、利用者による機械式駐車装置の運転状態に応じて必要な機能が携帯型認証媒体の操作部に割り振られることとなる。
そして、機械式駐車装置の制御装置は、携帯型認証媒体の操作部に対する操作に応じた機能を実行する。
機械式駐車装置の運転状態とは、例えば、パレットの呼び出しの有無やパレットの乗入部への到着の有無等である。また、機能とは、例えば、車種に応じたパレットの呼び出し、パレットの呼び出しの取り消し、及び乗入部の扉を開く等である。
このように、誘導者による機械式駐車装置の運転状態に応じて必要な機能が携帯型認証媒体の操作部に割り振られることとなる。
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
さらに、本第1実施形態に係る機械式駐車場設備100は、機械式駐車場設備100の操作者によって携帯されるリモコン送信機50(図7等参照)への操作に応じて動作する。そして、機械式駐車装置1の運転状態に基づいて、リモコン送信機50の操作部と機能との関係が決定される。なお、機械式駐車装置1の運転状態は、機械式駐車装置1の利用状態ともいう。
さらに、入出庫口4に向かって右側に操作盤22が設けられている。
利用者検知部47は、例えば人感センサであり、利用者や車両2が操作盤22の正面に停止したことを検知し、後述するようにLF送信アンテナ46にリモコン照合信号SDを送信させるトリガー信号を発信する。
リモコン送信機50には、その本体ケース51の片面に、第1釦52と、第2釦53と、第3釦54と、送信ランプ55とが設けられると共に、操作盤22の蓋34の施錠を解錠可能な機械式キー56が付属している。機械式キー56は、例えば本体ケース51の内部に抜き差し可能に内蔵され、図示しないロック釦を押すことによって本体ケース51から抜き取ることができる。この機械式キー56を操作盤22のキーシリンダ38aに差し込んで捻ることにより、施錠部38の施錠を手動で解錠し、操作盤22の蓋34を開けることができる。
以下の説明において、第1釦52、第2釦53、及び第3釦54は操作部であり、を総称して「釦」という。また、第1釦52は○釦ともいい、第2釦53は△釦ともいい、第3釦54は□釦ともいう。
主制御装置70は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記録媒体等に記録されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等である。
本第1実施形態では、立駐制御装置30が2基、出庫順番表示器49、出庫予約盤22B、入庫予約盤22Cを各々1台としているが、この数量に限定されるものではない。
これら、車両状態及び予約状態は、利用者による機械式駐車場設備100の利用状態を示し、利用者のIDと関連付けて記憶されている。
また、記憶部72は、機械式駐車装置1の状態として、パレット状態や扉状態も記憶している。パレット状態は、パレット18が乗入階7へ呼び出し中の状態、乗入階7に到着した状態、及びこの何れでも無い状態である。扉状態は、入出庫扉4aが開状態又は閉状態である。
なお、釦機能決定部78は、リモコン送信機50の認証情報に基づいて、操作者が機械式駐車装置1へ自身で車両2を入出庫させる利用者であることを認識し、リモコン送信機50が利用者によって操作されることを設定する。そして、本第1実施形態に係る釦機能決定部78は、利用者による機械式駐車設備100の利用状態(運転状態)に基づいて、釦機能割当処理を実行する。すなわち、換言すると、釦機能決定部78は、操作者の種別に応じて、リモコン送信機50の操作部と機能との関係を決定する。
また、表示指示部80は、釦機能決定部78によって決定された釦と機能との関係を示す画像(以下「釦メニュー」という。)を、利用者によるリモコン送信機50の操作場所に設置されている画像表示部に表示させる。
そして、立駐制御装置30は、操作盤22への利用者からのリモコン送信機50等を介した各種入力に応じて入出庫扉4aの開閉等の制御を行う。
主制御装置70は、操作盤22、出庫予約盤22B、及び入庫予約盤22Cの何れかによって認証情報が受信されると(S2)、記憶部72に記憶されている利用者DBと認証情報とを照合し、認証情報が利用者DB内のIDと一致するか否かを判定する認証を行う(S3)。
なお、認証操作は、各トランスポンダリーダー36,36B,36Cにリモコン送信機50を接触させ、認証情報を送信することで行ってもよいし、タッチパネルとされている操作画面35やディスプレイ画面41B,41Cに、認証情報を示す認証情報を入力することで行ってもよい。
上述したように、釦機能決定部78によって、リモコン送信機50の釦と機能との関係が、利用者による機械式駐車場設備100の利用状態に基づいて決定される。すなわち、リモコン送信機50の釦に与えられる機能は、固定されているのではなく、利用者による機械式駐車場設備100の利用状態に基づいて変化する。
なお、リモコン送信機50は、釦が操作される毎に、操作した釦を示す釦情報と共に認証情報を送信し、主制御装置70によって認証が行われる(S9)。すなわち、釦機能決定部78により決定される釦と機能との関係は利用者に応じたものであるため、釦を操作する毎に認証が行われることによって、実行される機能が他の利用者によって決定されることを防止できる。
また、利用者によるモコン送信機50の操作場所は、出庫予約盤22B、入庫予約盤22C、及び操作盤22といったように、複数設けられており、画像表示部は操作場所毎に設置されている。そして、画像表示部に表示され釦メニューは、操作場所に応じて異なる。
図11に示される「△」は第2釦53を示し、「□」が第3釦54を示し、その右横に各釦に割り当てられた機能が表示される。
充電設定は、予め設定した時間帯において車両2へ充電を行うための設定であり、通常は「充電無し」とされている設定が「充電要」に変更される。すなわち、パレット18に載置された車両2と充電装置が接続されると共に充電設定が行われると、予め設定した時間帯となった場合に車両2に対して充電が行われる。なお、充電設定がされないと、車両2と充電装置が接続されても、車両2に対して充電は行われない。
格納延長は、出庫予約が自動で取り消される所定時間(タイマー)を延長することである。例えば、出庫予約がされて実パレットが乗入階7に呼び出されても所定時間以内に出庫されない場合には実パレットが再び車両格納棚17に格納される。そして、乗入階7に呼び出された実パレットを格納するまでの所定時間を延長する機能が、「格納延長」である。
すなわち、釦機能決定部78は、利用者が出庫予約盤22Bに対して認証操作を行ったことで利用者によるリモコン送信機50の操作場所を特定し、記憶部72から利用者の車両状態を読み出すことで、△釦である第2釦53に出庫予約の機能を与え、□釦である第3釦54に充電要の機能を与える。
また、号機決定部74は、出庫号機と共に、受け付けた出庫予約の予約順番(以下「出庫順番」という。)を決定する。
すなわち、釦機能決定部78は、利用者が出庫予約盤22Bに対して認証操作を行ったことで利用者によるリモコン送信機50の操作場所を出庫予約盤22Bの前と特定し、記憶部72から利用者の車両状態が在棚車両であり、出庫予約が有ることを読み出すことで、△釦である第2釦53に出庫取消の機能を与え、□釦である第3釦54に格納延長の機能を与える。
出庫取消が受け付けられると、機械式駐車装置1は利用者の出庫を取り消す(S602)。また、出庫予約盤22Bは、記憶している該出庫予約を消去し(S209)、出庫順番表示器49も表示している出庫順番から該出庫予約を削除する(S303)。
すなわち、釦機能決定部78は、利用者が出庫予約盤22Bに対して認証操作を行ったことで利用者によるリモコン送信機50の操作場所を出庫予約盤22Bの前と特定し、記憶部72から利用者の車両状態及びパレット状態を読み出すことで、△釦である第2釦53に出庫取消の機能を与え、□釦である第3釦54に格納延長の機能を与える。
出庫予約盤22Bのディスプレイ画面41Bには実パレットを格納するまでの時間が延長して表示される(S212)。利用者は、格納延長がされている間に入出庫口4へ移動する(S108)。
すなわち、釦機能決定部78は、利用者が操作盤22に対して認証操作を行ったことで利用者によるリモコン送信機50の操作場所を操作盤22の前と特定し、記憶部72から利用者の車両状態、パレット状態、及び扉状態を読み出すことで、△釦である第2釦53に出庫取消の機能を与え、□釦である第3釦54に扉開の機能を与える。
すなわち、釦機能決定部78は、利用者が入庫予約盤22Cに対して認証操作を行ったことで利用者によるリモコン送信機50の操作場所を特定し、記憶部72から利用者の車両状態を読み出すことで、△釦である第2釦53に入庫予約の機能を与え、□釦である第3釦54に入場ゲート90を開く機能を与える。
また、号機決定部74は、入庫号機と共に、受け付けた入庫予約の予約順番(以下「入庫順番」という。)を決定する。
これにより、本第1実施形態に係る主制御装置70は、釦の数が少ないリモコン送信機50であっても、より多い機能が利用者に選択可能とする。換言すると、主制御装置70は、リモコン送信機50の汎用性を高めることができる。
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
このように、使用頻度の低い機能とされる出庫取消は、○釦を操作することで釦メニューを切り替え、その後△釦を操作することで選択される。
なお、○釦の操作を繰り返すことで、図17(a1)に示される釦メニューと図17(a2)に示される釦メニューとが切り替えられる。
利用者による出庫予約盤22Bに対する認証(S102)が成功すると、釦機能決定部78は、リモコン送信機50の釦と機能との関係を決定し、出庫予約盤22Bのディスプレイ画面41B及び出庫順番表示器49は、図17(a1)に示される釦メニューを表示する(S220a1、S320a1)。
出庫取消が受け付けられると、機械式駐車装置1は乗入階7に到着した実パレットを再び格納し(S620)、出庫順番表示器49に表示される出庫順番の先頭が次の出庫予約に更新される(S322)。これにより、出庫予約盤22Bは出庫予約の取り消しが完了し(S224)、利用者は出庫予約盤22Bから立ち去る(S124)。
図20から図22に示されるように、リモコン送信機50の釦と機能との関係は、利用者による機械式駐車場設備100の利用状態に応じて変化する。
以下、本発明の第3実施形態について説明する。
図23は、本第3実施形態に係る乗入階7を示す斜視透視図である。図23における図2と同一の構成部分については図2と同一の符号を付して、その説明を省略するものの、本第3実施形態に係る乗入階7には、図2に示される利用者番号表示器60が設けられていない。
本第3実施形態に係る機械式駐車設備100は、道路102(公道)に面した待機場104の奥に1つの機械式駐車装置1を備える。管理者106は、機械式駐車装置1の前方である待機場104の道路側に位置(以下「道路側位置」という。)する。道路側位置の管理者106と操作盤22との距離は数m程度である。そして、利用者の車両2を入庫させる場合、管理者106は、入庫させる車両2(以下「入庫車両2A」という。)を待機場104及び機械式駐車装置1に誘導しつつ、機械式駐車装置1を操作する。
なお、本第3実施形態に係る機械式駐車場設備100の利用者(管理者によって誘導される利用者)は、リモコン送信機50を携帯していない。
立駐制御装置30は、記憶部72、入出庫指示部76、釦機能決定部78、及び表示指示部80を備える。
管理者106は、入庫車両2Aの車種を道路側位置で確認する(図26(a))。
次に管理者106は、操作盤22まで移動し、操作盤22を操作することで入庫車両2Aの車種に応じたパレット18を呼び出す(図26(b))。
次に管理者106は、道路側位置に戻り、道路102の通行者等を監視しながら、入庫車両2Aを待機場104へ誘導する(図26(c))。
次に管理者106は、操作盤22まで移動し、操作盤22を操作することで入出庫扉4aを開く(図26(d))。
次に管理者106は、待機場104に位置する入庫車両2Aを機械式駐車装置1の乗入階7内へ誘導する(図26(e))。
次に管理者106は、乗入階7内に人が居ないこと等の安全確認を行い、操作盤22を操作することで入出庫扉4aを閉じ、その後道路側位置へ戻る(図26(f))。
なお、S904における○釦の操作がなされない限り、安全性が確認されたと立駐制御装置30は認識しないため、図28(a)に示される釦メニューは表示されず、管理者106はリモコン送信機50を用いてパレット18を呼び出すこともできない。
なお、S910における○釦の操作がなされない限り、安全性が確認されたと立駐制御装置30は認識しないため、図28(b)に示される釦メニューは表示されず、管理者106はリモコン送信機50を用いて入出庫扉4aを開くことはできない。一方、入庫パレットを呼び出した後であれば、図28(b)に示される釦メニューが表示されなくても、リモコン送信機50には、△釦を操作することでパレット18の呼び出しを取り消す機能が与えられてもよい。
入出庫扉4aが開かれると管理者106は、機械式駐車装置1の前まで移動し、入庫車両2Aを乗入階7へ誘導する(S914)。入庫車両2Aの入庫が完了(S804)すると、管理者106は、操作盤22の前へ移動しつつ、運転者である利用者の乗入階7からの退場を確認する(S916)。そして、管理者106は、操作盤22のディスプレイ画面41に表示される安全確認釦を操作した後に、ディスプレイ画面41に表示される入出庫扉4aの閉釦を操作する(S918)。これにより、機械式駐車装置1は、入出庫扉4aを閉め(S638)、一連の入庫操作が完了する。
管理者106は、入庫車両2Aの車種を道路側位置で確認する(図29(a))。
次に管理者106は、道路側位置においてリモコン送信機50を操作することで、入庫車両2Aの車種に応じたパレット18を呼び出す(図29(b))。
次に管理者106は、道路側位置において道路102の通行者等を監視しながら、入庫車両2Aを待機場104へ誘導する(図29(c))。
次に管理者106は、道路側位置においてリモコン送信機50を操作することで、入出庫扉4aを開く(図29(d))。
次に管理者106は、待機場104に位置する入庫車両2Aを機械式駐車装置1の乗入階7内へ誘導する(図29(e))。
次に管理者106は、乗入階7内に人が居ないこと等の安全確認を行い、操作盤22を操作することで入出庫扉4aを閉じ、その後道路側位置へ戻る(図29(f))。
管理者106は、出庫させる車両2(以下「出庫車両2B」という。)の運転者である出庫利用者108のパレット番号を確認する(図30(a))。
次に管理者106は、操作盤22まで移動し、操作盤22を操作することでパレット番号に対応する実パレットを呼び出す(図30(b))。
実パレットを乗入階7へ呼び出している間、管理者106は、道路側位置に戻り、入庫車両2Aの待機を依頼する(図30(c))。
実パレットが乗入階7へ到着すると管理者106は、操作盤22の前へ戻り、操作盤22を操作することで入出庫扉4aを開く。これにより、出庫利用者108は、乗入階7に入り、入庫車両2Bに搭乗する(図30(d))。
次に管理者106は、出庫車両2Bを出庫させるための誘導を行い、乗入階7内の安全確認を行った後に、操作盤22を操作することで入出庫扉4aを閉じる(図30(e))。
次に管理者106は、道路側位置に戻り、出庫車両2Bを待機場104から道路102へ移動するように誘導する(図30(f))。
機械式駐車装置1は、実パレットの呼び出し操作に基づいて、出庫させる実パレット(以下「出庫パレット」ともいう。)を決定する(S650)。操作盤22及びディスプレイ61には、現在の機械式駐車装置1の運転状態を示す表示として、「出庫呼び出し」が表示される(S550)。そして、入庫管制灯21は赤点灯する(S1150)。
入出庫扉4aが開かれると管理者106は、機械式駐車装置1の前まで移動し、出庫利用者108を乗入階7内へ誘導する(S958)。そして、出庫利用者108は、乗入階7内の出庫車両2Bへ搭乗し(S854)、出庫車両2Bを出庫させる(S856)。管理者106は、操作盤22の前で出庫車両2Bの出庫を確認すると(S960)、操作盤22のディスプレイ画面41に表示される安全確認釦を操作した後に、ディスプレイ画面41に表示される入出庫扉4aの閉釦を操作する(S962)。これにより、機械式駐車装置1は、入出庫扉4aを閉め(S658)、一連の出庫操作が完了する。
管理者106は、出庫車両2Bの運転者である出庫利用者108のパレット番号を確認する(図32(a))。
次に管理者106は、操作盤22まで移動し、操作盤22を操作することでパレット番号に対応する実パレットを呼び出す(図32(b))。
実パレットを乗入階7へ呼び出している間、管理者106は、道路側位置に戻り、入庫車両2Aの待機を依頼する(図32(c))。
実パレットが乗入階7へ到着すると管理者106は、道路側位置においてリモコン送信機50を操作することで、入出庫扉4aを開く。これにより、出庫利用者108は、乗入階7に入り、入庫車両2Bに搭乗する(図32(d))。
次に管理者106は、出庫車両2Bを出庫させるための誘導を行い、乗入階7内の安全確認を行った後に、操作盤22を操作することで入出庫扉4aを閉じる(図32(e))。
次に管理者106は、道路側位置に戻り、出庫車両2Bを待機場104から道路102へ移動するように誘導する(図32(f))。
これにより、本第3実施形態に係る立駐制御装置30は、釦の数が少ないリモコン送信機50であっても、より多い機能が管理者106に選択可能とする。
また、管理者106がリモコン送信機50を携帯し、遠隔地から機械式駐車装置1を操作するので、管理者106が操作盤22へ移動する回数を抑制し、パレット18の呼び出しに要する時間を短縮できる。
また、管理者106がリモコン送信機50を携帯し、機械式駐車装置1を操作するので、機械式駐車装置1の操作に不慣れな者が機械式駐車装置1を操作する可能性を抑制でき、安全性が向上する。
図33に示される機械式駐車設備100は、複数の機械式駐車設備100が横並びで配置され、管理者106は1名である。この変形例の場合、管理者106は、各々の機械式駐車装置1に応じた複数のリモコン送信機50を携帯する。すなわち、図33の例では、管理者106は、2つの機械式駐車装置1に応じた2つのリモコン送信機50を携帯する。このように、管理者106は、機械式駐車装置1が複数配置されていても、各々の機械式駐車装置1に対応するリモコン送信機50を用いて機械式駐車装置1を操作するので、操作盤22までの移動が少なくなり、管理者106の負担及び負担増に伴う誤操作が抑制される。
図34に示される機械式駐車装置1は、車両2の入口と出口が別々とされている。
図34に示される機械式駐車装置1の車両2の入庫側には、入庫扉4Bと入庫操作盤22Dが設けられる一方、車両2の出庫側には、出庫扉4Cと出庫操作盤22Eが設けられる。そして、入庫側には入庫側管理者106Aが配置され、出庫側には出庫側管理者106Bが配置されている。また、図34に示される機械式駐車設備100は、2つの機械式駐車装置1が横並びで配置されているので、入庫側管理者106Aと出庫側管理者106Bは、各々2つずつリモコン送信機50を携帯している。入庫側管理者106Aが携帯するリモコン送信機50は、入庫操作のみ可能とされ、出庫側管理者106Bが携帯するリモコン送信機50は、出庫操作のみ可能とされる。
図35に示される機械式駐車設備100は、料金精算機を兼ねた遠隔出庫操作盤22Fを備えている。機械式駐車設備100の出庫利用者108は、出庫する場合、遠隔出庫操作盤22Fで料金精算を行うことで記憶部72がパレット番号を判断して、実パレットを呼び出す。このため、管理者106は、図30で説明したように、出庫利用者108のパレット番号を操作盤22に入力する必要が無い。すなわち、管理者106は、道路側位置と操作盤22との間を最低1往復するだけで済む。なお、図34の例でも、管理者106は、2つの機械式駐車装置1に応じた2つのリモコン送信機50を携帯する。
図24,33,34に示されるように、遠隔出庫操作盤22Fを備えず操作盤22のみを備える場合、入庫操作ではリモコン送信機50によって、No1からNo2(入庫予約)、No2からNo1(入庫取り消し)、No3からNo1(入庫取り消し)、No4からNo5(入出庫扉4aの開)、No4からNo1(入庫取り消し)という遷移が可能である。また、入庫操作では操作盤22によって、No5からNo6(入出庫扉4aの閉)という遷移が可能である。出庫操作では操作盤22によって、No6からNo7(出庫予約)、No7からNo6(出庫取り消し)、No8からNo6(出庫取り消し)、No10からNo1(入出庫扉4aの閉)という遷移が可能であり、リモコン送信機50によって、No9からNo6(出庫取り消し)、No9からNo10(入出庫扉4aの開)という遷移が可能である。
一方、図35に示されるように遠隔出庫操作盤22Fを備える場合、入庫操作は、遠隔出庫操作盤22Fを備えない場合と同じであるが、出庫操作では、遠隔出庫操作盤22Fでも、No6からNo7(出庫予約)という遷移が可能である。
2 車両
4a 入出庫扉
7 乗入階
17 車両格納棚
18 パレット
22 操作盤
22B 出庫予約盤
22C 入庫予約盤
50 リモコン送信機
70 主制御装置
78 釦機能決定部
80 表示指示部
100 機械式駐車場設備
Claims (13)
- 機械式駐車装置の操作者によって携帯される携帯型認証媒体への操作に応じて動作する機械式駐車装置の制御装置であって、
前記機械式駐車装置の運転状態に基づいて、前記携帯型認証媒体の操作部と機能との関係を決定する機能決定手段を備える機械式駐車装置の制御装置。 - 前記操作者は、前記機械式駐車装置へ自身で車両を入出庫させる利用者であり、
前記機能決定手段は、前記利用者による前記機械式駐車装置の運転状態に基づいて、前記携帯型認証媒体の前記操作部と機能との関係を決定し、
前記機能決定手段によって決定された前記操作部と前記機能との関係を示す画像を、前記利用者による前記携帯型認証媒体の操作場所に設置されている表示手段に表示させる表示指示手段を備える請求項1記載の機械式駐車装置の制御装置。 - 前記携帯型認証媒体から発信される前記利用者固有の認証情報に基づいた認証が行われた後に、前記機能決定手段は、前記操作部と前記機能との関係を決定し、前記操作部が操作される毎に前記認証が行われる請求項2記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 使用頻度の低い前記機能は、前記操作部に対する複数回の操作によって選択される請求項2又は請求項3記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 前記利用者による前記携帯型認証媒体の操作場所は複数設けられており、前記表示手段は前記操作場所毎に設置され、
前記表示手段に表示される前記画像は、前記操作場所に応じて異なる請求項2から請求項4の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。 - 前記機能決定手段は、前記操作場所が車両の入庫予約を行うための場所である場合、前記機能として前記車両の入庫に応じた機能を決定し、前記操作場所が車両の出庫予約を行うための場所である場合、前記機能として前記車両の出庫に応じた機能を決定する請求項5記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 前記操作者は、前記機械式駐車装置へ他者の車両の入出庫を誘導しながら、前記機械式駐車装置を操作する誘導者であり、
前記機能決定手段は、前記誘導者による前記機械式駐車装置の運転状態に基づいて、前記携帯型認証媒体の前記操作部と機能との関係を決定する請求項1記載の機械式駐車装置の制御装置。 - 前記機能決定手段は、前記操作部と、入庫させる車種に応じたパレットの呼び出し機能との関係を決定する請求項7記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 前記機能決定手段は、前記パレットを呼び出した後に、前記操作部にパレットの呼び出しを取り消す機能を与える請求項8記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 前記機能決定手段は、前記パレットが乗入部に到着した後に、前記操作部に該乗入部の扉を開く機能を与える請求項8又は請求項9記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 前記機能決定手段によって決定された前記操作部と前記機能との関係を示す画像を、前記誘導者が視認できる場所に設置されている表示手段に表示させる表示指示手段を備える請求項8から請求項10の何れか1項記載の機械式駐車装置の制御装置。
- 操作者によって携帯され、操作部が操作されることで機械式駐車装置へ信号を発信する携帯認証媒体と、
請求項1から請求項11の何れか1項に記載の制御装置と、
を備える機械式駐車装置。 - 機械式駐車装置の操作者によって携帯される携帯型認証媒体への操作に応じて動作する機械式駐車装置の制御方法であって、
前記機械式駐車装置の運転状態に基づいて、前記携帯型認証媒体の操作部と機能との関係を決定する機械式駐車装置の制御方法。
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