JP7009530B2 - 機械式駐車装置の安全装置、機械式駐車装置の安全確認方法、及び機械式駐車装置 - Google Patents

機械式駐車装置の安全装置、機械式駐車装置の安全確認方法、及び機械式駐車装置 Download PDF

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Description

本発明は、機械式駐車装置の安全装置、機械式駐車装置、並びに機械式駐車装置の安全確認方法及び機械式駐車装置の非常停止方法に関するものである。
機械式駐車装置として、格納棚へ搬送されるパレットに車両が載置され、車両の運転者が車両に乗降可能な乗降室を備えるものが普及している。
このような乗降室内の安全性を確保するために、特許文献1には、乗降室内における安全確認の実施位置の近辺に設置され、人による安全確認の実施状態が入力される安全確認ボタンと、安全確認ボタンへの入力が行われ、かつ乗降室から人が退室した後に、パレットの搬送を実行する機械式駐車装置が開示されている。
このような安全確認ボタンは、乗降室内に設けられた複数の退避スペースに設置される。
特開2015-48595号公報
ここで、上記退避スペースには、安全確認ボタンと共に機械式駐車装置の非常停止ボタンが設置される場合がある。
退避スペースに安全確認ボタンと非常停止ボタンとが設置されていると、これらのボタンが間違って押される可能性がある。安全確認ボタンと間違って非常停止ボタンが押されると、機械式駐車装置が故障したとみなされ、また、非常停止ボタンと間違って安全確認ボタンが押されると非常停止が遅れる可能性がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、乗降室内の退避スペースにおいて、ボタンの誤操作を生じさせることなく乗降室内の安全確認を可能とする、機械式駐車装置の安全装置、機械式駐車装置、並びに機械式駐車装置の安全確認方法及び機械式駐車装置の非常停止方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の機械式駐車装置の安全装置、機械式駐車装置、並びに機械式駐車装置の安全確認方法及び機械式駐車装置の非常停止方法は以下の手段を採用する。
本発明の第一態様に係る機械式駐車装置の安全装置は、格納棚へ搬送されるパレットに車両が載置され、前記車両の運転者が前記車両に乗降可能な乗降室と、前記乗降室内に設けられる複数の退避スペースと、を有し、利用者が所持し、利用者の認証情報を信号化したID信号を送信する携帯型認証媒体によって、利用者の認証を行う機械式駐車装置の安全装置であって、前記退避スペース毎に設けられ、前記携帯型認証媒体に対して前記ID信号の送信を要求するリモコン照合信号を送信する送信手段と、前記乗降室内に設置され、前記携帯型認証媒体から送信される前記ID信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記ID信号と、前記乗降室への入庫車両の乗り入れが行われる前に実施されたユーザー認証に係る利用者のID信号とが同じであるか否かに基づいて、前記乗降室内における前記退避スペース毎に安全確認の実施の有無を判定し、全ての前記退避スペースにおいて安全確認が実施された場合に前記乗降室内の安全確認が終了したと判定する判定手段と、前記乗降室内の安全確認が終了したと判定された後に、前記携帯型認証媒体から送信された前記ID信号と、前記ユーザー認証に係る利用者のID信号とが同じである場合に、前記入庫車両の前記格納棚への搬送を開始する制御手段とを備える。
本構成に係る機械式駐車装置は、格納棚へ搬送されるパレットに車両が載置され、運転者がパレットに載置された車両に乗降可能な乗降室と、乗降室内に設けられる複数の退避スペースと、を有する。この機械式駐車装置は、利用者が所持する携帯型認証媒体によって利用者の認証を行う。携帯型認証媒体は、利用者の認証情報を信号化したID信号を送信するものである。なお、機械式駐車装置の利用者には、例えば、車両の運転者の他にも、機械式駐車装置の管理者等も含まれる。
そして、機械式駐車装置の安全装置は、携帯型認証媒体に対してID信号の送信を要求するリモコン照合信号を送信する送信手段が退避スペース毎に設けられる。送信手段が送信するリモコン照合信号の送信距離は、各退避スペース内程度である。また、乗降室内には、携帯型認証媒体から送信されるID信号を受信する受信手段が設置される。
すなわち、携帯型認証媒体を所持した利用者が退避スペース内に入ると、携帯型認証媒体は送信手段が送信したリモコン照合信号を受信し、これに応じてID信号を送信する。このID信号は、乗降室内に設置された受信手段によって受信される。そして、受信手段によって受信されたID信号に基づいて、乗降室内の安全確認の実施の有無を判定手段が判定する。
このように、本構成によれば、退避スペース内に携帯型認証媒体を所持した利用者が入ることで、その退避スペースからの安全確認が行われたと判定する。従って、退避スペースに安全確認用のボタンを設置する必要が無いので、本構成は、乗降室内の退避スペースにおいて、ボタンの誤操作を生じさせることなく利用者による乗降室内の安全確認が可能となる。
上記第一態様では、前記送信手段が、設置されている前記退避スペースを示す識別信号を、前記リモコン照合信号と共に送信し、前記携帯型認証媒体が、前記リモコン照合信号及び前記識別信号を受信すると、前記ID信号と共に受信した前記識別信号を送信し、前記判定手段が、全ての前記退避スペースに対応する前記識別信号が前記受信手段によって受信された場合に、前記乗降室内の安全確認が終了したと判定してもよい。
本構成によれば、利用者が全ての退避スペース内へ入らなければ、乗降室内の安全確認が終了したと判定されないので、利用者による乗降室内の安全確認がより確実に行われる。
上記第一態様では、前記退避スペース毎に設置され、前記退避スペースへの進入を検知する検知手段を備え、前記送信手段が、前記検知手段が検知信号を出力した場合に、前記リモコン照合信号を送信してもよい。
本構成によれば、退避スペースへ利用者が入るだけで携帯型認証媒体からID信号が送信され、退避スペースでの安全確認の有無が判定されるので、利用者にとって乗降室内の安全確認が簡便となる。
上記第一態様では、前記送信手段が、前記検知手段による利用者の検知後、所定時間経過後に前記リモコン照合信号を送信してもよい。
本構成によれば、利用者が退避スペースに所定時間留まることを要するので、利用者による乗降室内の安全確認がより確実に行われる。
上記第一態様では、前記送信手段が、前記退避スペースにおいて前記携帯型認証媒体の所定ボタンを操作することで送信される操作信号を前記受信手段が受信した場合に、前記リモコン照合信号を送信してもよい。
本構成によれば、利用者は退避スペースにおいて安全確認が完了したという意図をもって、携帯型認証媒体の所定ボタンを操作することになるので、利用者による乗降室内の安全確認がより確実に行われる。
上記第一態様では、利用者に前記乗降室内における安全確認の手順を報知する報知手段を備えてもよい。
本構成によれば、利用者が安全確認の手順を容易に理解することができる。
上記第一態様では、前記機械式駐車装置が運転状態の場合に非常停止モードとなり、前記受信手段が前記携帯型認証媒体から送信される前記ID信号を受信した場合に、前記運転状態を停止させてもよい。
機械式駐車装置が運転状態となる場合とは、乗降室の扉が閉まる、又はリフトの昇降が開始される場合であり、通常であれば乗降室内に人は居ないはずである。しかしながら、本構成によれば、非常停止モードの場合において乗降室内に人が居ても、退避スペースへ入ることで携帯型認証媒体からID信号が送信され、受信手段で受信されるので、迅速に機械式駐車装置が停止される。
上記第一態様では、前記退避スペース毎に設置され、前記退避スペースへの進入を検知する検知手段を備え、前記機械式駐車装置が運転状態の場合に非常停止モードとなり、前記検知手段が検知信号を出力した場合に、前記運転状態を停止させてもよい。
本構成によれば、非常停止モードの場合において乗降室内に人が居ても、人が退避スペースへ入ることで、迅速に機械式駐車装置が停止される。
本発明の参考例に係る機械式駐車装置の安全装置は、格納棚へ搬送されるパレットに車両が載置され、前記車両の運転者が前記車両に乗降可能な乗降室と、前記乗降室内に設けられる退避スペースと、前記退避スペースに設置され、前記退避スペースへの進入を検知する検知手段と、機械式駐車装置が運転状態となった場合に、前記検知手段が検知信号を出力すると該機械式駐車装置を停止させる制御手段と、を備える。
本構成によれば、機械式駐車装置が運転状態の場合において乗降室内に人が居ても、人が退避スペースへ入ることで、迅速に機械式駐車装置が停止される。
本発明の第態様に係る機械式駐車装置は、格納棚へ搬送されるパレットに車両が載置され、前記車両の運転者が前記車両に乗降可能な乗降室と、前記乗降室内に設けられる複数の退避スペースと、上記記載の安全装置と、を備える。
本発明の第三態様に係る機械式駐車装置の安全確認方法は、格納棚へ搬送されるパレットに車両が載置され、前記車両の運転者が前記車両に乗降可能な乗降室と、前記乗降室内に設けられる複数の退避スペースと、を有し、利用者が所持し、利用者の認証情報を信号化したID信号を送信する携帯型認証媒体によって、利用者の認証を行う機械式駐車装置の安全確認方法であって、前記退避スペースに利用者が入った場合に、前記携帯型認証媒体に対して前記ID信号の送信を要求するリモコン照合信号を、前記退避スペース毎に設けられた送信手段から送信し、前記携帯型認証媒体が前記リモコン照合信号を受信することで送信した前記ID信号を、前記乗降室内に設置された受信手段が受信し、前記受信手段によって受信された前記ID信号と、前記乗降室への入庫車両の乗り入れが行われる前に実施されたユーザー認証に係る利用者のID信号とが同じであるか否かに基づいて、前記乗降室内における前記退避スペース毎に安全確認の実施の有無を判定し、全ての前記退避スペースにおいて安全確認が実施された場合に前記乗降室内の安全確認が終了したと判定し、前記乗降室内の安全確認が終了したと判定された後に、前記携帯型認証媒体から送信された前記ID信号と、前記ユーザー認証に係る利用者のID信号とが同じである場合に、前記入庫車両の前記格納棚への搬送を開始する。
本発明の参考例に係る機械式駐車装置の非常停止方法は、格納棚へ搬送されるパレットに車両が載置され、前記車両の運転者が前記車両に乗降可能な乗降室と、前記乗降室内に設けられる退避スペースと、前記退避スペースに設置され、前記退避スペースへの進入を検知する検知手段と、を有する機械式駐車装置の非常停止方法であって、機械式駐車装置が運転状態となった場合に、前記検知手段が検知信号を出力すると該機械式駐車装置を停止させる。
本発明によれば、乗降室内の退避スペースにおいて、ボタンの誤操作を生じさせることなく乗降室内の安全確認を可能とする、という優れた効果を有する。
本発明の第1実施形態に係る立体駐車装置の縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係る乗降室、入出庫口、操作盤、主制御部等を示す斜視透視図である。 本発明の第1実施形態に係る操作盤及び蓋の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る蓋を開いた操作盤の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る入出庫口、操作盤、主制御部、リモコン信号受信部(RF受信アンテナ)等を示す縦断面図である。 本発明の第1実施形態に係るリモコン送信機の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るリモコン送信機から機械式キーが取り出された状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る立体駐車装置の主制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る乗降室の上面図である。 本発明の第1実施形態に係る安全確認部の外観図である。 本発明の第1実施形態に係る安全装置の電気的構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る立体駐車装置において、車両の入庫時における乗降室内の安全確認の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る立体駐車装置において、車両の入庫時における乗降室内の安全確認の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る立体駐車装置において、非常停止の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る立体駐車装置において、車両の入庫時における乗降室内の安全確認の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る立体駐車装置において、車両の入庫時における乗降室内の安全確認の流れを示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る乗降室の上面図である。
以下に、本発明に係る機械式駐車装置の安全装置、機械式駐車装置、並びに機械式駐車装置の安全確認方法及び機械式駐車装置の非常停止方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本第1実施形態に係る機械式駐車装置(以下「立体駐車装置」という。)1の縦断面図である。なお、本発明は、図1に示されるようなエレベータ式の立体駐車装置に限らず、複数の駐車スペースに搬送機で駐車車両を入出庫させる機械式駐車装置であれば、他の様々な形式のものにも幅広く適用することができる。
立体駐車装置1は、複数の車両2を収容可能なタワー型の駐車塔3を備えている。駐車塔3の一階部分には車両2を入出庫させる入出庫口4が開設されており、その外側上部に雨よけの庇5が設けられている。入出庫口4には上下スライド式の入出庫扉4aが設けられている。
駐車塔3の地上階は図2にも示す乗降室7(乗入階ともいう。)となっている。乗降室7では、車両格納棚17へ搬送されるパレット18に車両2が載置され、運転者がパレット18に載置された車両2に乗降可能とされる。乗降室7の床面には車両2の方向を転換させるターンテーブル8が設置されている。ターンテーブル8は、乗降室7の床面に形成された凹状のピット9内に旋回板10と旋回駆動部11が設けられた構成である。
駐車塔3の中心部には垂直な昇降通路13が形成されており、この中にリフト14(エレベータ状のパレット搬送機)が上下に昇降可能に設けられている。リフト14は、例えば駐車塔3の上部に設けられた図示しないウインチから下方に延びる4組のワイヤロープ15に四隅を吊持され、上記ウインチが起動することにより昇降通路13内を上下に昇降することができる。
一方、昇降通路13の両側には車両格納棚17が設けられている。この車両格納棚17は、昇降通路13を挟むようにして上下に多階層状に設けられており、それぞれの車両格納棚17には車両2を積載するためのパレット18が1枚ずつ収容されている。なお、車両格納棚17の支柱等は図示が省略されている。
リフト14と車両格納棚17の床面には、両者14,17の床面の高さが一致した時に、空荷のパレット18、または車両2が積載されたパレット18を、リフト14から車両格納棚17に、または車両格納棚17からリフト14に、スムーズに受け渡すことができる図示しない受渡機構が設けられている。
車両2の入庫時は、まず空のパレット18が収容されている車両格納棚17から、リフト14によって空のパレット18が乗降室7に降ろされ、このパレット18に車両2が乗り上げて、そのままパレット18ごとターンテーブル8によって90°方向転回された後、リフト14で昇降通路13を上昇し、車両格納棚17に収容される。
また、出庫時は、出庫する車両2が収容されている車両格納棚17の高さまでリフト14が上昇し、パレット18ごと出庫車両がリフト14に引き取られ、そのままパレット18はリフト14によって乗降室7に降ろされ、出庫車両が入出庫口4から出庫する。
図2は、乗降室7を示す斜視透視図である。外側から見て、入出庫口4に向かって左側に非常用出入口20があり、入出庫口4の上部に青と赤のランプを備えた入庫管制灯21が設けられている。また、図1、図2、及び図5に示すように、入出庫口4に向かって右側、且つ庇5の下に操作盤22(入出庫予約盤)が設けられている。
操作盤22は、利用者が各自で、利用者認証と、入出庫予約と、入出庫扉4aの開閉操作等を含む機械操作とを行う入力部であり、庇5の下に設置されることによって風雨から保護されている。さらに、操作盤22の上方の壁面等に、緑、黄、赤の3色を有する三色灯23が設置されている。
乗降室7の内部には、中央部にパレット18が設置されるスペースがあり、入出庫口4の正面の壁には車両2の位置をドライバーが確認するための鏡24と、「前進」、「停車」、「後退」の指示を行う電光式の停車位置指示灯25が設けられている。また、乗降室7の両側面の壁には、車両2の大きさや前後位置を検知するための人感・車両センサ26,27や、非常停止ボタン28等が設けられている。停車位置指示灯25は、人感・車両センサ26,27により検知される車両位置のデータに基づいて、車両2のドライバーに車両位置の指示を行う。
さらに、図1、図2及び図5に示すように、乗降室7の内部等に、この立体駐車装置1の全体の制御を行う主制御部(CPU)30が設置されている。主制御部30は、後述する制御装置60の主要部であり、入出庫口4、ターンテーブル8、リフト14等による一連の入出庫動作(機械操作)を実行する装置である。主制御部30には操作盤22が接続されており、操作盤22と情報を交換しながら入出庫操作を実行する。
図3に示すように、操作盤22は、手前側に開口する筐体33と、この筐体33の開口部を覆う開閉可能な蓋34とを備えており、筐体33の内部には、図4に示すように、例えばタッチパネル式の液晶画面である操作画面35(表示部35aと入力部35bとを備える)と、認証用のトランスポンダリーダー36(無電源認証信号受信部:利用者にはIDタッチパネルと説明されている)と、非常停止ボタン37等とが設置されている。操作画面35を使用しない時には、蓋34を閉じることで操作画面35を外部から覆い、部外者の悪戯や風雨等から保護することができる。
また、蓋34には、引き開けるための取手を兼ねるとともに、蓋34を施錠するための施錠部38が設けられている。施錠部38は、蓋34が閉められると同時に施錠されるオートロック形式であるが、主制御部30からの解錠信号を受けると、図示しないソレノイド等の駆動機構によって解錠されるように構成されている。さらに、施錠部38は、蓋34の開閉状態を主制御部30に出力することができる。
施錠部38は、そのキーシリンダ38aに、後述する携帯型認証媒体であるリモコン送信機50に内蔵された専用の機械式キー56を差し込んで捻ることにより、手動で解錠及び施錠することができるが、リモコン送信機50を用いれば、主制御部30から解錠司令を出力させて自動解錠させることができる。さらに、蓋34には、施錠部38の解錠時に緑色に点灯し、施錠時に赤色に点灯する施錠灯39と、ディスプレイ画面41(表示部)と、リモコン操作専用の3色(緑、黄、赤)を有する三色灯42等が設置されている。また、例えば筐体33の下面にLF送信アンテナ46(リモコン照合信号送信部)とユーザー検知部47とが設けられている。
LF送信アンテナ46は、LF信号であるリモコン照合信号SDを送信する。このリモコン照合信号SDは、リモコン送信機50に対して認証(ID)を問い合わせる信号であり、この信号の最大到達距離L1(図5参照)は、操作盤22の直近に居る利用者の位置まで、例えば0.5~1メートル程度に設定されている。
ユーザー検知部47は、例えば人感センサであり、利用者や車両2が操作盤22の正面に停止したことを検知し、後述するようにLF送信アンテナ46にリモコン照合信号SDを送信させるトリガー信号を発信する。
また、図2~図5に示すように、操作盤22にはRF受信アンテナ48(リモコン信号受信部)が設けられている。このRF受信アンテナ48は、例えば庇5の下部に設置されており、利用者が所持しているリモコン送信機50から発信される各種のリモコン信号SA,SB,SCを受信し、操作盤22に設けられた後述の操作盤制御部65に伝送するアンテナである。
一方、図5に示すように、この立体駐車装置1を利用する利用者には、当該利用者自身の固有の認証情報(ID)を記憶されたリモコン送信機50を貸与され、利用者が立体駐車装置1を利用する時に所持することが求められる。このリモコン送信機50は、例えばタグやキーホルダー状に形成され、車両2のキーと一緒に持ち歩いたり、鞄やバック等に入れたりして持ち運ぶものである。リモコン送信機50は、電池70(ボタン型電池等)を内蔵されており(図8参照)、この電池70から電力を供給されて、後述するように利用者認証や操作盤22の遠隔操作等を行う各種のリモコン信号SA,SB,SCを送信することができる。
図6,7に示すように、リモコン送信機50には、その本体ケース51の片面に、認証ボタン52と、起動ボタン(呼出ボタン)53と、扉開ボタン54と、送信ランプ55とが設けられるとともに、操作盤22の蓋34の施錠を解錠可能な機械式キー56が付属している。機械式キー56は、例えば本体ケース51の内部に抜き差し可能に内蔵され、図示しないロックボタンを押すことによって本体ケース51から抜き取ることができる。この機械式キー56を操作盤22のキーシリンダ38aに差し込んで捻ることにより、施錠部38の施錠を手動で解錠し、操作盤22の蓋34を開けることができる。
操作盤22のRF受信アンテナ48がリモコン送信機50から送信されるリモコン信号SA,SB,SCを受信できる距離(検知範囲)は、例えば10m程度に設定されている。これにより、遠くに居る他の利用者のリモコン信号SA,SB,SCを無用に受信してしまうことが防止されるとともに、入出庫する利用者が車両2に乗車したままでもリモコン信号SA,SB,SCを送信できるようになっている。なお、RF受信アンテナ48を庇5の下部に設けることによって風雨や落雷等から保護することができる。
図8は、この立体駐車装置1の制御装置の全体概略構成を示すブロック図である。
この制御装置60は、乗降室7の内部に設置された主要部である主制御部30と、操作盤22と、利用者が所持するリモコン送信機50とを備えて構成されている。
まず、主制御部30には、データベース61、機械制御部62、施錠制御部63等が含まれている。データベース61には、立体駐車装置1内の在車状況、各契約車両に対応するパレット形状、EV(電動車両)の充電の必要の有無、利用者登録情報等の各データが記憶されている。機械制御部62は、旋回駆動部11、リフト14、入出庫扉4a等の制御を行う。施錠制御部63は、操作盤22の蓋34の施錠状態、開閉状態を把握するとともに、蓋34の施錠部38を解錠させる解錠信号を発信する。
一方、操作盤22には、操作盤制御部65が内蔵され(図5も参照)、この操作盤制御部65に、操作画面35を構成する表示部35aおよび入力部35bと、ディスプレイ画面41と、前述の非常停止ボタン37、施錠部38、キーシリンダ38a、RF受信アンテナ48、LF送信アンテナ46、トランスポンダリーダー36等が接続されている。トランスポンダリーダー36は電磁波EMWを発信している。
他方、リモコン送信機50には、リモコン制御部68が内蔵され、このリモコン制御部68に、前述の認証ボタン52、起動ボタン53、扉開ボタン54、送信ランプ55等が接続されている。また、リモコン送信機50には電源となる電池70が交換可能に内蔵され、リモコン制御部68に電力を供給している。さらに、リモコン制御部68には、電池残量センサ71、RF送信アンテナ72(リモコン信号送信部)、LF受信アンテナ73(リモコン照合信号受信部)、トランスポンダ74(無電源認証信号送信部)等が接続されている。
リモコン送信機50のRF送信アンテナ72は、操作盤22のRF受信アンテナ48に各種のリモコン信号SA,SB,SCを送信するアンテナである。ここで、SAはリモコンID信号であり、利用者がリモコン送信機50の認証ボタン52又は起動ボタン53を操作することにより発信される。また、SBは機械操作信号、SCは電池残量警告信号である。また、LF受信アンテナ73は、操作盤22のLF送信アンテナ46から送信されるリモコン照合信号SDを受信するアンテナである。
リモコン送信機50のトランスポンダ74は、利用者の認証情報を記憶しており、電池70の電力を使用することなく、操作盤22のトランスポンダリーダー36から発信される電磁波EMWを受信することにより自ら励磁電力を発生させて起動し、利用者の認証情報を無電源認証信号SEに変換して操作盤22に送信するように構成されている。
また、電池残量センサ71は、電池70の残量を監視する、所謂AD変換機であり、電池70の電圧のアナログ値を検出してデジタル値に変換し、その結果をリモコン制御部68に随時入力するようになっている。
操作盤22のトランスポンダリーダー36は、電磁波EMWを発信しながら、リモコン送信機50が所定の距離以内に接近した時に、リモコン送信機50のトランスポンダ74から送信される無電源認証信号SEを受信するようになっている。
そして、操作盤22は、後述するようにRF受信アンテナ48によるリモコン信号(リモコンID信号SA)の2度の受信、またはトランスポンダリーダー36による無電源認証信号SEの受信が行われることによって利用者の認証(以下「ユーザー認証」という。)を行うことができる。
トランスポンダリーダー36とトランスポンダ74とを設けたことにより、リモコン送信機50の電池70が切れてリモコン機能が失われたとしても、利用者は認証を受けて立体駐車装置1を利用することができる。即ち、リモコン送信機50に付属する機械式キー56で操作盤22の施錠を解錠して蓋34を開き、リモコン送信機50をトランスポンダリーダー36に近付ければ、電磁波EMWに応答して無電源認証信号SEが発信される。これによりID認証が行われ、操作画面35が起動し、この操作画面35を利用者が手動操作することによって入出庫操作を行うことができる。
なお、図5、図8に示すように、リモコン送信機50は、電池70の残量が所定値(例えば本来通常3Vの電圧がある電池なら2.5V程度)を下回った時に、リモコン信号の送信時に電池残量警告信号SCを同時に送信する。
一方、操作盤22(操作盤制御部65)は、この電池残量警告信号SCを受信した時に、電池70の残量が少ないことを利用者に警告する。具体的には、操作盤22の蓋34のディスプレイ画面41に「リモコンの電池を交換して下さい」と表示するとともに、音声でも警告する。同時に、例えば図2、図3、図5に示す三色灯23,42を点灯表示から点滅表示に切り替えるようにしてもよい。
このように、リモコン送信機50の電池70の残量が少なくなったことが利用者に警告されるため、利用者は、電池残量が少ないことを早目に認識することができ、早期に電池交換を行ってリモコン送信機50の動作不良を未然に防止することができる。
さて、操作盤22に内蔵されている操作盤制御部65は、利用者が認証を受ける際に、LF送信アンテナ46にリモコン照合信号SDを送信させる。具体的には、利用者や車両2が操作盤22の前に停止し、これをユーザー検知部47が検知してトリガー信号を発信し、このトリガー信号が発信されている間のみ、リモコン照合信号SDを送信させるようになっている。
一方、リモコン送信機50のリモコン制御部68は、上記のように操作盤22のLF送信アンテナ46から送信されたリモコン照合信号SDがLF受信アンテナ73に受信されると、それに応えてリモコン信号送信部72から自動的にリモコンID信号SAを返信させる。
そして、操作盤制御部65は、リモコン信号送信部72から自動的に返信されたリモコンID信号SAを受信することによりリモコン送信機50の照合を行う。具体的には、データベース61に記憶されているユーザー登録情報から、送信されたリモコンID信号SAに対応する利用者を特定する。これが第1のID照合となる。
この第1のID照合が行われると同時に、操作盤制御部65は、利用者に対し、リモコン送信機50の認証ボタン52を操作するように要請する認証要請表示をディスプレイ画面41に表示する。例えば、ディスプレイ画面41に、「リモコンの認証ボタンを押して下さい」と表示する。この表示の内容を同時に音声で案内してもよい。
このようにディスプレイ画面41に表示された認証要請表示を確認した利用者が認証ボタン52を操作してリモコンID信号SAが再度送信され、この再送信されたリモコンID信号SAが操作盤22のRF受信アンテナ48に受信されることにより、操作盤制御部65はリモコン送信機50のID照合を再び行う。これが第2のID照合となる。
そして、操作盤制御部65は、第1のID照合における照合結果(ユーザーID)と第2のID照合における照合結果(ユーザーID)とが合致したら、当該利用者のID認証を成立させ、入出庫動作を開始する。具体的には、例えばリモコン送信機50の起動ボタン53を有効化し、利用者に起動ボタン53を操作するように表示する。あるいは、よりダイレクトに、入庫時には空荷のパレット18の呼び出しを開始し、出庫時には出庫車両が搭載されたパレット18の呼び出しを開始することも考えられる。
このように、本第1実施形態に係る立体駐車装置1は、利用者が所持し、利用者の認証情報を信号化したリモコンID信号を送信するリモコン送信機50によって、利用者の認証を行う。なお、立体駐車装置1の利用者には、例えば、車両2の運転者の他にも、立体駐車装置1の管理者等も含まれる。
図9は、本第1実施形態に係る乗降室7の上面図である。乗降室7には、退避スペース75(退避場所)が設けられている。退避スペース75は、ターンテーブル8等の可動装置が設置されている場所を避け、可動装置から離れた安全な領域に設けられている。なお、図9では、図2に示される構成の一部を省略している。
図10は、退避スペース75に設置される安全確認部78の外観図である。
本第1実施形態に係る乗降室7内には、複数の退避スペース75が設けられ、図9の例では、乗降室7の四隅に設けられている(退避スペース75_1~75_4)。しかし、これに限らず、退避スペース75は、例えば、対向する2隅のみや乗降室7の4辺の中央等、複数であれば他の領域に設けられてもよい。また、各退避スペース75には、利用者が退避スペース75の場所を認識しやすいように、退避スペース75の識別番号(文字又は数字等)を示した表記79(図10参照)がされている。
一方、図9における円状ライン76内は、立体駐車装置1が運転状態の場合に、パレット18が搬送され、ターンテーブル8が回転する領域であるため、危険エリアとされている。
退避スペース75は、ライン(以下「退避ライン」という。)77によって、退避スペース75の内外が区切られる。退避ライン77は、例えば白線であるが、退避ライン77に沿って例えば発光手段(蛍光灯や複数のLED)が床面に設置されてもよい。この発光手段が例えば明滅することによって、利用者は退避スペース75の場所を容易に認識できる。
また、図10に示されるように、非常停止ボタン80、退避スペースLFアンテナ81、及びユーザー検知部82を備えた安全確認部78が退避スペース75毎に設置される。安全確認部78は、例えば退避スペース75が設けられている壁面に設置される。
非常停止ボタン80は、立体駐車装置1を非常停止させるためのボタンである。
退避スペースLFアンテナ81は、リモコン送信機50に対してリモコンID信号の送信を要求するリモコン照合信号を送信する。すなわち、退避スペースLFアンテナ81は、上述したLF送信アンテナ46と同様のアンテナであり、退避スペースLFアンテナ81から送信されるリモコン照合信号の到達距離は、自身が設置されている退避スペース75内とされている。
また、退避スペースLFアンテナ81は、自身が設置されている退避スペース75を示す識別信号(以下「退避スペースID信号」という。)を、リモコン照合信号と共に送信する。識別信号は、一例として、上述した表記79が示す番号と同じである。
なお、リモコン送信機50は、リモコン照合信号及び退避スペースID信号を受信すると、自身のリモコンID信号と共に受信した退避スペースID信号を送信する。
ユーザー検知部82は、利用者等が退避スペース75へ進入したことを検知する検知手段、所謂、人感センサである。
さらに、乗降室7内には、リモコン送信機50から送信されるリモコンID信号及び退避スペースID信号を受信する場内RFアンテナ83が設けられている(図2も参照)。場内RFアンテナ83は、上述したRF受信アンテナ48と同様のアンテナである。
図11は、本第1実施形態に係る安全装置85の電気的構成を示すブロック図である。なお、安全装置85は、主として、安全確認部78、場内RFアンテナ83、及び場内制御部86により構成される。なお、図11では、主制御部30と場内制御部86は異なるものとして図示されているが、主制御部30に場内制御部86が組み込まれてもよい。
場内制御部86は、場内RFアンテナ83によって受信されたリモコンID信号及び退避スペースID信号に基づいて、乗降室7内の安全確認の実施の有無を判定する判定手段としての機能を有している。
さらに、場内制御部86は、退避スペースLFアンテナ81_1~81_4にリモコン照合信号を送信させ、ユーザー検知部82_1~82_4による検知信号が入力される。
次に、安全装置85における処理内容について説明する。
利用者が退避スペース75内に入ると、ユーザー検知部82が利用者を検知して検知信号を場内制御部86へ出力する。場内制御部86は、ユーザー検知部82からの検知信号が入力されると、利用者を検知したユーザー検知部82と同じ退避スペース75に設置されている退避スペースLFアンテナ81にリモコン照合信号及び退避スペースID信号を送信させる。
すなわち、リモコン送信機50を所持した利用者が退避スペース75内に入ると、リモコン送信機50は退避スペースLFアンテナ81が送信したリモコン照合信号を受信し、これに応じてリモコンID信号及び退避スペースID信号を送信する。このリモコンID信号及び退避スペースID信号は、乗降室7内に設置された場内RFアンテナ83によって受信される。このように、場内RFアンテナ83によってリモコンID信号が受信されることで、利用者が退避スペース75へ移動して、利用者が退避スペース75で乗降室7内の安全確認を行ったと見なされる。
そして、場内制御部86は、全ての退避スペース75に対応する退避スペースID信号が場内RFアンテナ83によって受信された場合に、乗降室7内の安全確認が終了したと判定する。その後、場内制御部86は、安全確認の終了を示す安全確認終了信号を主制御部30へ送信する。主制御部30は、安全確認終了信号を受信すると、操作盤22の操作を可能とする。
このように、本第1実施形態に係る安全装置85によれば、退避スペース75内にリモコン送信機50を所持した利用者が入ることで、その退避スペース75からの安全確認が行われたと判定する。従って、退避スペース75に安全確認用のボタンを設置する必要が無いので、安全装置85は、乗降室7内の退避スペース75において、ボタンの誤操作を生じさせることなく利用者による乗降室7内の安全確認を可能する。また、退避スペース75へ利用者が入るだけでリモコン送信機50からリモコンID信号が送信され、退避スペース75での安全確認の有無が判定されるので、利用者にとって乗降室7内の安全確認が簡便となる。
さらに、本第1実施形態に係る安全装置85は、利用者に乗降室7内における安全確認の手順を報知する報知手段を備えてもよい。報知手段は、例えば、スピーカーであり、利用者に対して乗降室7の4隅に設置されている退避スペース75に順次移動することを音声により報知(以下「音声案内」という。)する。
また、報知手段として退避ライン77に沿った発光手段を明滅させてもよい。具体的には、車両2が右ハンドルの場合、車両右側前方の退避スペース75に対応する発光手段を明滅させて利用者の移動を促す。この退避スペース75に利用者が移動してリモコン送信機50からリモコン照合信号を送信させた後、車両右側後方の退避スペース75に対応する発光手段を明滅させる。さらに、その後、車両左側後方、車両左側前方というように、順次退避ライン77に沿った発光手段を明滅させる。このとき、音声案内が同時に行われてもよい。
一方、車両2が左ハンドルの場合は、例えば、車両左側前方、車両左側後方、車両右側後方、車両右側前方の順に発光手段が明滅する。
なお、車両2のハンドル位置は、場内制御部86が人感・車両センサ26,27の検知信号に基づいて判断する。すなわち、車両2が右ハンドルの場合は、運転者が右側から降りるので、車両右側の人感・車両センサ26,27が検知信号を出力する。一方、車両2が左ハンドルの場合は、運転者が左側から降りるので、車両左側の人感・車両センサ26,27が検知信号を出力する。
以上のような報知手段によって、立体駐車装置1の利用に慣れていない利用者であっても、乗降室7内の安全確認の手順を容易に理解することができる。
図12,13は、本第1実施形態に係る立体駐車装置1において、車両2の入庫時における乗降室7内の安全確認の流れを示したフローチャートである。図12,13では、左端から入出庫口4前の状況、乗降室7の状況、主制御部30の処理状態、立体駐車装置1(立駐)の動作状態を示している。
なお、図12,13の例では、ユーザー検知部82が検知信号を出力した場合に、退避スペースLFアンテナ81がリモコン照合信号を送信する。これによれば、退避スペース75へ利用者が侵入すると共に所持するリモコン送信機50からより確実にID信号を送信されるので、退避スペース75での安全確認の有無がより明確に判定される。
立体駐車装置1に入庫させる車両2が入出庫口4前に到着すると(S100)、車両2の運転者である利用者はリモコン送信機50の認証ボタン52を押す(S102)。このとき、認証ボタン52は、入出庫口4前が安全であることを確認した場合に押される安全確認ボタンとして機能する。次に、利用者はリモコン送信機50の起動ボタン53を押す(S104)。起動ボタン53が押されることで、リモコン送信機50はリモコンID信号を送信する。操作盤22のRF受信アンテナ48がリモコンID信号を受信すると、主制御部30は、受信したリモコンID信号によってユーザー認証を行う(S300)。
ユーザー認証が完了すると、立体駐車装置1は、車両格納棚17から車両2が載置されていないパレット18(以下「空パレット」という。)を取り出して乗降室7へ搬送する(S400)。乗降室7に空パレットが到着すると、入出庫扉4aが開かれる(S402)。
入出庫扉4aが開かれると、利用者は空パレットに車両2を停車させ(S200)、車両2から降りる(S202)。人感・車両センサ26,27が利用者の降車を検知すると、主制御部30は、音声案内として「退避スペース1に移動してください」と報知する(S302)。この音声案内によって、利用者は退避スペース75_1へ移動する(S204)。利用者が退避スペース75_1へ移動すると、ユーザー検知部82_1が利用者を検知する(S206)。この検知信号の出力を受けて、主制御部30は、音声案内として「無人を確認してください」と報知する(S304)。これにより、利用者は、退避スペース75_1から乗降室7内の無人を確認する。
主制御部30は、ユーザー検知部82_1による利用者の検知後からカウントを開始し、一定時間(例えば10秒)が経過すると(S306)、リモコンIDの確認を行う(S308)。そして、退避スペース75_1に設置されている退避スペースLFアンテナ81_1から、リモコン照合信号及び退避スペースID信号が送信される(S208)。
退避スペース75_1内の利用者が所持するリモコン送信機50がリモコン照合信号を受信すると、リモコン送信機50は、リモコンID信号及び退避スペースID信号を返信する(S210)。
このように、ユーザー検知部82による利用者の検知後、所定時間経過後に退避スペースLFアンテナ81がリモコン照合信号を送信することで、利用者が退避スペース75に所定時間留まることを要するので、利用者による乗降室7内の安全確認がより確実に行われる。
場内RFアンテナ83がリモコンID信号及び退避スペースID信号を受信すると、主制御部30は、受信したリモコンID信号が現在の利用者のリモコンIDと同じであるか否かを確認(判定)する。主制御部30は、受信したリモコンID信号が現在の利用者のリモコンIDと同じであることを確認すると、退避スペース75_1における無人確認(安全確認)の実施が完了されたと判定する(S310)。そして、主制御部30は、音声案内として「無人確認が完了しました、退避スペース2に移動してください」と報知する(S312)。
次に利用者は、音声案内に従って退避スペース75_2へ移動する(S212)。利用者が退避スペース75_2へ移動すると、ユーザー検知部82_2が利用者を検知する(S214)。この検知信号の出力を受けて、主制御部30は、音声案内として「無人を確認してください」と報知する(S314)。これにより、利用者は、退避スペース75_2から乗降室7内の無人を確認する。
主制御部30は、ユーザー検知部82_2による利用者の検知後からカウントを開始し、一定時間(例えば10秒)が経過すると(S316)、リモコンIDの確認を行う(S318)。そして、退避スペース75_2に設置されている退避スペースLFアンテナ81_2から、リモコン照合信号及び退避スペースID信号が送信される(S216)。
退避スペース75_2内の利用者が所持するリモコン送信機50がリモコン照合信号を受信すると、リモコン送信機50は、リモコンID信号及び退避スペースID信号を返信する(S218)。
場内RFアンテナ83がリモコンID信号及び退避スペースID信号を受信すると、主制御部30は、受信したリモコンID信号が現在の利用者のリモコンIDと同じであるか否かを確認(判定)する。主制御部30は、受信したリモコンID信号が現在の利用者のリモコンIDと同じであることを確認すると、退避スペース75_2における無人確認(安全確認)の実施が完了されたと判定する(S320)。そして、主制御部30は、音声案内として「無人確認が完了しました、退避スペース3に移動してください」と報知する(S322)。
そして、利用者は、音声案内に従って退避スペース75_3へ移動し、上述と同様に退避スペース75_3で無人確認を行い、その後、退避スペース75_4へ移動して無人確認を行う。
安全装置85は、利用者が全ての退避スペース75内へ入らなければ、乗降室7内の安全確認が終了したと判定しない。このため、本第1実施形態に係る安全装置85によれば、利用者による乗降室7内の安全確認がより確実に行われることとなる。
利用者が安全確認を行わずに乗降室7から退出した場合は、退避スペース75で安全確認を行うべきことが音声案内によって報知される。なお、乗降室7からの利用者の退出は、入出庫扉4aに設置される入退室センサ(人感センサ)によって検知される。
利用者は、退避スペース75_4での無人確認を完了すると、乗降室7から退出し(S220)、操作盤22へ移動する(S222)。そして、利用者は、操作盤22の操作画面35に表示される安全確認ボタンを押す(S106)。主制御部30は、リモコンIDの確認を行うため(S324)、操作盤22に設置されているLF送信アンテナ46からリモコン照合信号を送信させる(S108)。
操作盤22前の利用者が所持するリモコン送信機50がリモコン照合信号を受信すると、リモコン送信機50は、リモコンID信号を返信する(S110)。主制御部30は、受信したリモコンID信号が現在の利用者のリモコンIDと同じであること確認すると、操作盤22における無人確認(安全確認)の実施が完了されたと判定する(S326)。そして、立体駐車装置1は、入出庫扉4aを閉じて(S404)、車両2が載置されたパレット18を車両格納棚17へ格納する。
次に、本第1実施形態に係る立体駐車装置1の非常停止について説明する。
安全装置85は、立体駐車装置1が運転状態の場合に非常停止モードとなる。立体駐車装置1が運転状態の場合とは、入出庫扉4aが閉まる、ターンテーブル8の回転開始、又はリフト14の昇降が開始する等した場合である。すなわち、入出庫扉4aが開いている場合は、立体駐車装置1は少なくとも運転状態ではない。
そして、非常停止モードにおいて、場内RFアンテナ83がリモコン送信機50から送信されるリモコンID信号を受信した場合に、立体駐車装置1の運転状態を停止状態とする。
立体駐車装置1が運転状態となる場合とは、通常であれば乗降室7内に人は居ないはずである。しかしながら、安全装置85では、非常停止モードの場合において乗降室7内に人が居ても、リモコン送信機50を所持した人が退避スペース75へ入ることでリモコン送信機50からID信号が送信され、場内RFアンテナ83で受信されるので、迅速に立体駐車装置1が停止される。
図14は、本第1実施形態に係る立体駐車装置1において、非常停止の流れを示すフローチャートである。
入出庫扉4aが閉まり(S406)、車両2が載置されたパレット18が格納待ちの状態(S408)の場合において、乗降室7内に他の利用者が残っている(S224)。
このような場合、他の利用者は、退避スペース75_1~75_4の何れかへ移動することとなる(S226)。具体的には、入出庫扉4aが閉まると全ての退避ライン77の発光手段が明滅することで、乗降室7内に取り残された利用者は退避スペース75への移動が促される。
利用者が退避スペース75の何れかへ移動すると、移動先のユーザー検知部82が利用者を検知する(S228)。この検知信号の出力を受けて、主制御部30からの信号に基づいて立体駐車装置1は、運転を停止する非常停止を作動させる(S410)。なお、非常停止とは、一例として、ターンテーブル8の回転を停止させる、又はリフト14の昇降を停止させる等である。
移動先のユーザー検知部82が利用者を検知すると(S228)、主制御部30は、リモコンIDの確認を行う(S328)。このため、利用者が移動した退避スペース75に設置されている退避スペースLFアンテナ81から、リモコン照合信号及び退避スペースID信号が送信される(S230)。
退避スペース75内の利用者が所持するリモコン送信機50がリモコン照合信号を受信すると、リモコン送信機50は、リモコンID信号及び退避スペースID信号を返信する(S232)。
退避スペース75内の利用者が所持するリモコン送信機50がリモコン照合信号を受信すると、リモコン送信機50は、リモコンID信号及び退避スペースID信号を返信し、場内RFアンテナ83がリモコンID信号及び退避スペースID信号を受信する。
これにより、主制御部30は、退避スペース75に人(利用者)が居ることを確認し(S330)、利用者が居る退避スペース75と利用者のIDとを操作盤22の操作画面35に表示させる(S112)。これにより、入出庫扉4aの外に居る人も、乗降室7内に人が居残っていることを認識できる。なお、S410の非常停止作動において、入出庫扉4aが開かれてもよい。
なお、図14の例では、ユーザー検知部82が利用者を検知した場合に、立体駐車装置1の非常停止が行われるが、これに限らず、場内RFアンテナ83がリモコンID信号を受信した場合に、立体駐車装置1の非常停止が行われてもよい。
以上説明したように、本第1実施形態に係る立体駐車装置1は、乗降室7内に設置される複数の退避スペース75を有し、利用者が所持するリモコン送信機50によって、利用者の認証を行う。
立体駐車装置1の安全装置85は、退避スペース75に利用者が侵入した場合、リモコン送信機50に対してリモコン照合信号を退避スペースLFアンテナ81に送信させる。リモコン送信機50がリモコン照合信号を受信することで送信したリモコンID信号を、乗降室7内に設置された場内RFアンテナ83が受信する。そして、受信したリモコンID信号に基づいて、乗降室7内の安全確認の実施の有無が判定される。
これにより、本第1実施形態に係る安全装置85は、退避スペース75に安全確認用のボタンを設置する必要が無くなるので、乗降室7内の退避スペース75において、ボタンの誤操作を生じさせることなく利用者による乗降室7内の安全確認が可能となる。
また、本第1実施形態に係る安全装置85は、立体駐車装置1が運転状態の場合に非常停止モードとなり、ユーザー検知部82が検知信号を出力すると立体駐車装置1を停止させる。これによれば、非常停止モードの場合において乗降室7内に人が居ても、人が退避スペース75へ入ることで、迅速に立体駐車装置1が停止される。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本第2実施形態に係る立体駐車装置1の構成は、図1~11に示す第1実施形態に係る立体駐車装置1の構成と同様であるので説明を省略する。
図15,16は、本第2実施形態に係る立体駐車装置1において乗降室7内の安全確認の流れを示すフローチャートである。図15,16における図12,13と同一のステップについては図12,13と同一の符号を付して、その説明を一部又は全部省略する。
なお、図15,16の例では、利用者が退避スペース75においてリモコン送信機50の所定ボタンを操作することで送信される操作信号(リモコン信号)を場内RFアンテナ83が受信した場合に、退避スペースLFアンテナ81がリモコン照合信号を送信する。これによれば、利用者は退避スペース75において安全確認が完了したという意図をもって、リモコン送信機50の所定ボタンを操作することになるので、利用者による乗降室7内のより確実な安全確認が可能となる。なお、所定ボタンは、本第2実施形態では、一例として認証ボタン52とするが、他のボタンでもよい。また、操作信号は、一例として、リモコンID信号であるが、押したボタンに応じた他の信号でもよい。
S204において利用者が退避スペース75_1へ移動すると、利用者は、乗降室7の無人確認を行った後に、リモコン送信機50の安全確認ボタン(認証ボタン52)を押す(S207)。これにより、リモコン送信機50から操作信号(リモコンID信号)が送信される。操作信号を場内RFアンテナ83が受信すると、リモコンIDの確認を行うために(S308)、退避スペースLFアンテナ81_1から、リモコン照合信号及び退避スペースID信号が送信される(S208)。
なお、ユーザー検知部82_1が利用者を検知した場合に、主制御部30が音声案内として「無人を確認し、リモコン送信機のボタンを押してください」と報知してもよい。
また、S212において利用者が退避スペース75_2へ移動すると、利用者は、乗降室7の無人確認を行った後に、同様に、リモコン送信機50の安全確認ボタン(認証ボタン52)を押し、操作信号が送信される。操作信号を場内RFアンテナ83が受信すると、リモコンIDの確認を行うために(S318)、退避スペースLFアンテナ81_2から、リモコン照合信号及び退避スペースID信号が送信される(S216)。
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
例えば、上記各実施形態では、乗降室7で1台のパレット18が昇降する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、乗降室7で複数のパレット18が昇降する形態としてもよい。この形態の場合、図17に示されるように、退避スペース75が乗降室7の4隅の他に、長辺の中央部にも設けられる。
また、上記各実施形態では、安全確認部78がユーザー検知部82を備え、ユーザー検知部82が検知信号を出力した場合に、退避スペースLFアンテナ81がリモコン照合信号及び退避スペースID信号を送信する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、安全確認部78がユーザー検知部82を備えない形態としてもよい。
この形態の場合、車両2が乗降室7に進入すると、退避スペースLFアンテナ81が所定間隔(例えば1秒間隔)でのリモコン照合信号及び退避スペースID信号の送信を開始する。これにより、安全確認部78がユーザー検知部82を備えなくても、利用者が退避スペース75に進入することで、リモコン送信機50がリモコンID信号を送信することとなる。
また、上記各実施形態で説明した安全確認又は非常停止の処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
1 立体駐車装置
2 車両
7 乗降室
17 車両格納棚(格納棚)
18 パレット
30 主制御部(制御手段)
50 リモコン送信機(携帯型認証媒体)
75 退避スペース
81 退避スペースLFアンテナ(送信手段)
82 ユーザー検知部(検知手段)
83 場内RFアンテナ(受信手段)
85 安全装置
86 場内制御部(判定手段)

Claims (10)

  1. 格納棚へ搬送されるパレットに車両が載置され、前記車両の運転者が前記車両に乗降可能な乗降室と、前記乗降室内に設けられる複数の退避スペースと、を有し、利用者が所持し、利用者の認証情報を信号化したID信号を送信する携帯型認証媒体によって、利用者の認証を行う機械式駐車装置の安全装置であって、
    前記退避スペース毎に設けられ、前記携帯型認証媒体に対して前記ID信号の送信を要求するリモコン照合信号を送信する送信手段と、
    前記乗降室内に設置され、前記携帯型認証媒体から送信される前記ID信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記ID信号と、前記乗降室への入庫車両の乗り入れが行われる前に実施されたユーザー認証に係る利用者のID信号とが同じであるか否かに基づいて、前記乗降室内における前記退避スペース毎に安全確認の実施の有無を判定し、全ての前記退避スペースにおいて安全確認が実施された場合に前記乗降室内の安全確認が終了したと判定する判定手段と、
    前記乗降室内の安全確認が終了したと判定された後に、前記携帯型認証媒体から送信された前記ID信号と、前記ユーザー認証に係る利用者のID信号とが同じである場合に、前記入庫車両の前記格納棚への搬送を開始する制御手段と
    を備える機械式駐車装置の安全装置。
  2. 前記送信手段は、設置されている前記退避スペースを示す識別信号を、前記リモコン照合信号と共に送信し、
    前記携帯型認証媒体は、前記リモコン照合信号及び前記識別信号を受信すると、前記ID信号と共に受信した前記識別信号を送信し、
    前記判定手段は、全ての前記退避スペースに対応する前記識別信号が前記受信手段によって受信された場合に、前記乗降室内の安全確認が終了したと判定する請求項1記載の機械式駐車装置の安全装置。
  3. 前記退避スペース毎に設置され、前記退避スペースへの進入を検知する検知手段を備え、
    前記送信手段は、前記検知手段が検知信号を出力した場合に、前記リモコン照合信号を送信する請求項1又は請求項2記載の機械式駐車装置の安全装置。
  4. 前記送信手段は、前記検知手段による利用者の検知後、所定時間経過後に前記リモコン照合信号を送信する請求項3記載の機械式駐車装置の安全装置。
  5. 前記送信手段は、前記退避スペースにおいて前記携帯型認証媒体の所定ボタンを操作することで送信される操作信号を前記受信手段が受信した場合に、前記リモコン照合信号を送信する請求項1又は請求項2記載の機械式駐車装置の安全装置。
  6. 利用者に前記乗降室内における安全確認の手順を報知する報知手段を備える請求項1から請求項5の何れか1項記載の機械式駐車装置の安全装置。
  7. 前記機械式駐車装置が運転状態の場合に非常停止モードとなり、
    前記受信手段が前記携帯型認証媒体から送信される前記ID信号を受信した場合に、前記運転状態を停止させる請求項1から請求項6の何れか1項記載の機械式駐車装置の安全装置。
  8. 前記退避スペース毎に設置され、前記退避スペースへの進入を検知する検知手段を備え、
    前記機械式駐車装置が運転状態の場合に非常停止モードとなり、前記検知手段が検知信号を出力した場合に、前記運転状態を停止させる請求項1から請求項7の何れか1項記載の機械式駐車装置の安全装置。
  9. 格納棚へ搬送されるパレットに車両が載置され、前記車両の運転者が前記車両に乗降可能な乗降室と、
    前記乗降室内に設けられる複数の退避スペースと、
    請求項1から請求項8の何れか1項記載の安全装置と、
    を備える機械式駐車装置。
  10. 格納棚へ搬送されるパレットに車両が載置され、前記車両の運転者が前記車両に乗降可能な乗降室と、前記乗降室内に設けられる複数の退避スペースと、を有し、利用者が所持し、利用者の認証情報を信号化したID信号を送信する携帯型認証媒体によって、利用者の認証を行う機械式駐車装置の安全確認方法であって、
    前記退避スペースに利用者が入った場合に、前記携帯型認証媒体に対して前記ID信号の送信を要求するリモコン照合信号を、前記退避スペース毎に設けられた送信手段から送信し、
    前記携帯型認証媒体が前記リモコン照合信号を受信することで送信した前記ID信号を、前記乗降室内に設置された受信手段が受信し、
    前記受信手段によって受信された前記ID信号と、前記乗降室への入庫車両の乗り入れが行われる前に実施されたユーザー認証に係る利用者のID信号とが同じであるか否かに基づいて、前記乗降室内における前記退避スペース毎に安全確認の実施の有無を判定し、全ての前記退避スペースにおいて安全確認が実施された場合に前記乗降室内の安全確認が終了したと判定し、
    前記乗降室内の安全確認が終了したと判定された後に、前記携帯型認証媒体から送信された前記ID信号と、前記ユーザー認証に係る利用者のID信号とが同じである場合に、前記入庫車両の前記格納棚への搬送を開始する機械式駐車装置の安全確認方法。
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